JPS63176916A - 強制送風式燃焼装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、運転時に騒音を低減すべく排気部を小ざく
することに起因して圧力損失が生じ易い強制送風式燃焼
装置に係り、特にｔよ圧力損失によりｊＦｉ１動燃焼が
発生することを抑制するように改良した強制送風式燃焼
装置に関する。

［従来の技術１ 最近の強制送風式燃焼装置、例えば瞬間湯沸器にあって
は、空気と燃料ガスを送風別により強制的に供給し、燃
焼室で高負荷燃焼させ熱交換器を介して水を加熱して給
湯できるようにしている。

そして、燃焼室の燃焼ガスは熱交換器を通過した後に排
気ガスとして排気部から外部に放出される。

この場合、燃焼室で高負荷燃焼を行なっている関係上、
燃焼騒音が発生し易く、この燃焼騒音を低減するため、
排気部をエルボ状に曲げたり、その通路寸法を長寸にし
たり、あるいは刊気部に吸音部材を配設して消音効果を
得ようとしている。

［発明が解決しようとする問題点］ ところが、上記のような構成では、燃焼騒音は抑制でき
るものの、排気部における刊気流の流路抵抗が大きくな
り、下記の不都合があらたに生ずる。すなわち、燃焼室
での燃焼に伴い圧力撮動と燃焼反応とが共鳴するといっ
た振動燃焼が生じ、これに起因する騒音が発生する。

この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目
的は燃焼騒音の低下を妨げることなく撮動燃焼による騒
音の発生を効果的に抑制できる強制送風式燃焼装置を提
供するにある。

［問題点を解決するための手段］ 上記目的を達成するために、燃焼空気が強制的に供給さ
れて高負荷燃焼が行なわれる燃焼室を内部に形成した燃
焼ケースと、この燃焼ケースに連結され熱交換器を介し
て前記燃焼室からの初見を外部に導く排気部と、燃焼運
転に伴い生ずる排気流により前記熱交換器と前記排気部
との間に発生づる圧力を外部に解放する逃げ手段とを具
備して成る構成を採用した。

［作用および発明の効果］ この発明によれば、排気部に吸音部材などの手段を設け
て燃焼騒音の低下を図りながらも逃げ手段により排気部
内の圧力増加分が外部に解放されるようになるので、振
動燃焼の発生を効果的に抑制できるといった優れた強制
送風式燃焼装置を提供できる。

［実施例１ 以下この発明の一実施例を図面を参照して説明する。第
１図ないし第３図は本発明の強制送風式燃焼装置を適用
した瞬間ガス湯沸器を示す。

本実施例では、強制送風式燃焼装置を瞬面ガス潟沸器１
に適用した。瞬問ガス潟沸器１は、本体ケース１０に収
納されており、燃焼部２と、熱交換部３と、燃焼空気を
燃焼部２に供給する供給部である遠心式送風機１と、ガ
ス供給路８と、電子制御２１１装置９とを備える。本体
ケース１０は、燃焼空気を吸入する開口部１１および燃
焼初気を初出する開［１部１２を形成している。

燃焼部２は、上部に初見部４が設けられた燃焼ケース２
０と、該燃焼ケース２０に固定金具２１を介して取付け
られ、セラミック製板体に多数の噴出孔が設けられたセ
ラミック製の燃焼板式がスバーナ２２を備えた燃焼室２
３と、該燃焼室２３の下部に設けられた混合室２４とか
らなる。熱交換器３は、熱交換効率を高くするプレート
フィン群３１と給水管３２と給湯管３３とからなり、ガ
スバーナ２２と排気部４の間にＲ５されて給水管３２の
上流から送られてくる水を燃焼室２３内の燃焼排気と熱
交換する。排気部４は、第４図ないし第６図に示すごと
く、入口部４１ａ、折曲部４１ｂおよび外部に向って開
口する矩形状の拐気口４１ｃを有する排気通路４１を内
部に形成する排気パン４２と、排気フード６とからなる
。

排気パン４２は、第４図に丞すごとく、燃焼ケース２０
の上部に取付けられ、矩形状の穴４３ａが開口し、保護
用の襲撃の金網（ラスメタル）４３ｂを周設した吸音材
４３Ｇを下部４２ａに設けて成る。さらに排気パン４２
は、側面に開口した排気通路４１の排気口４１Ｃの開口
面積を小さくするように配設された吸音材４３ｄ、４３
ｅを保持する保持枠４４〜４６と、上部４２ｂに設けら
れた吸音材４３ｆを保持する天井板４１と、上板４８と
を有している。

この状態では、保持枠４５は排気通路４１内に突出し、
後に作用説明の項で述べるように、排気流の流れ方向と
略直交するように位置し、吸音材４３ｄの吸音ｎ用を効
果的にしている。

さらに、保持枠４４は、排気通路４１の排気口４１ｃを
形成するよう設けられた開口部４４ａ、該開口部４４ａ
の内周に設けられた内周縁４４ｂを有し、該内周縁４４
ｂの下縁４４Ｃより排気通路４１の排気口４１ｃの間口
面積を小さくする方向に延設されている。

さらに、保持枠４５．４６、および天井板４１には、円
形状の多数の貫通穴が吸音材４３ｄ　、　４３ｅ、４３
ｆを排気通路４１に露出させるように穿設されている。

排気フード６は、排気通路４１の排気口４１ｃを蓋着す
るものであり、第５図および第６図にも示すごとく、保
持枠４４の外周縁４４ｈを挟み込むように取付けられ、
左右両側にはスリット状の排気口６５ａ、６５ｂおよび
同様の排気口６５ｃ、６５ｃｊを上下二段ずつ形成して
いる。また、排気フード６には均圧孔２００を排気口６
５ｂの下方に近接状態に形成し、他の排気口６５ａとと
もに上下に揃う配列にしている。

さて、保持枠４４の段部４４ｅには、透孔１００が保持
枠４５と熱交換器３との間の流路空間Ｓに連通するよう
に形成されている。１０１はクランク状に曲成された均
圧パイプで、これはこの発明の要旨としての逃げ手段と
して作用し、内部を導出路１０１ａとしている。このパ
イプ１０１は一端部を透孔１００に連通させ、他端部を
排気フード６における均圧孔２００に連通している。な
お、６７は取付用の穴で、この穴６１を介して排気フー
ド６は捩子などにより保持枠４４に締結される。

一方、遠心式送風機７は、スクロールケーシング７１と
、ファン７２と、該ファン７２の駆動用モータ７３とか
らなる。スクロールケーシング７１は、渦巻形状を呈し
、側面７４に締結する筒状体７５と、該筒状体１５と締
結する遮蔽板７６と、該遮蔽板７６を覆う防塵ネット７
７とからなる。

筒状体７５は、外側に開口したベルマウス状吸入ロア８
を形成するものであり、先端部７９が遠心式送ｆｆ１ｉ
　７の回転速度を考慮した所定寸法だけファン７２内に
嵌入している。

遮蔽板７６は、第７図に示すごとく、ベルマウス状吸入
ロア８の中心に尖端７６ａが位置した円錐状部７６ｂと
、該円錐状部７６ｂの他端７６Ｃより外周がわに延設さ
れた円板部７６ｄと、該円板部７６ｄより垂下された３
本のＬ字型取付脚部７６ｅと、円板部７６ｄより突設さ
れた３木のし字型防塵ネット取付部７６ｆとからなる。

し字型取付脚部７６ｅが３本の１字型防塵ネット取付部
７６ｆより外周がわに延設されているので、遮蔽板７６
と防塵ネット７７とを予じめ組付けた後に筒状体７５に
取付けることができる。

ガス供給路８は、スフ［ｌ−ルケーシング１１と共に一
体成型され、燃料ガスの吐出を行なうガス噴出ノズル８
１と、該ガス噴出ノズル８１に燃料ガスの供給を行なう
ガス供給配管８２と、ガス制御ユニット８３とからなる
。ガス制御ユニット８３は、ガス噴出ノズル８１とガス
供給配管８２との間に設けられ、通電、非通電により開
閉する？１ａ磁弐開聞弁８４と、該開閉弁８４の下流側
に設けられ、ガス流量の調節を行なうガバナ弁（図示せ
ず）、および該ガバナ弁の下流側に設けられ、通電役に
応じて開口比が可変する電磁式比例制御弁８５とを備え
ている。ガス噴出ノズル８１の他端部には、燃料ガスの
供給圧および流慢調節のためのオリフィス８６が取付け
られている。

電子制御装置９は、瞬間ガス湯沸器１が使用された時Ｏ
ｎする起動スイッチ（図示せず）、使用者により操作さ
れ、給湯管３３より流出する水温の設定を行なう温度調
節用の摘み（図示せず）、ガスバーナ２２の炎の酸素供
給状態を検出するサーモカップル９１等の入力に応じて
、点火時にガスバーナ２２の燃焼面で火花を飛ばすスパ
ーク電極９２、遠心式送風機７の駆動用モータ７３、お
よびガス制御ユニット８３等の通電、非通電の制御を行
なう。

つぎに、上記構成の作用を説明する。

瞬間ガス湯沸器１は、起動スイッチがＯｎされると遠心
式送風機１のファン７２が回転し、スクロールケーシン
グ７１より燃焼空気をガスバーナ２２に供給する。そし
て、電子１ｔｌＩｌｙＡ装置９は、ガス制御ユニット８
３の開閉弁８４および比例制御弁８５に出力して、ｒＭ
閉弁８４お゛よび比例制御弁８５を開弁する。また、ス
クロールケーシング７１の外に存在している燃焼空気は
、防塵ネット７７で塵やゴミを除去されて筒状体７５で
燃焼空気の流量を絞られながら吸い込まれる。

そして電子制ａｌｌ装置９によりスパーク電極９２にて
火花放電が行なわれがスバーナ２２が点火され燃焼を始
める。その後ガスバーナ２２の燃焼排気は、排気流とし
て熱交換器３を通過して、排気部４の入口部４１に至る
。この過程で給水管３２からの水は熱交換器３により排
気流と熱交換され湯として給湯管３３から供給される。

その後に、排気流は吸音材４３の穴４３ａを介して排気
口４ｔｃから出て、ついで排気フード６の排気口６５ａ
　、　６５ｂ　、　６５ｃ　、　６５ｄより排出される
。

このとき、排気通路４１は吸音材４３ｆにより狭められ
たり、吸音材４３ｄの保持枠４５が突出する状態にあり
、排気流の大きな流路抵抗となるが、上記構成では、逃
げ手段として均圧パイプ１０１を設けたので、流路空間
Ｓは均圧パイプ１０１の導出路１０１ａを介して外部に
解放される。このため保持枠４５と熱交換Ｍ３の闇にお
ける流路空間Ｓ内の圧力がひとり高まってしまうことが
なくなり、燃焼振動の発生が効果的に抑制され、燃焼振
動に起因する共鳴音の発生がない。

以上、この発明によれば、上記から明らかなように燃焼
騒音を低減すべく排気部４に流路抵抗となる吸音材など
を設けながらも、圧力損失を防ぎ燃焼振動の発生が効果
的に抑制されるといった優れた効果を奏するものである
。

また、均圧孔２００を排気口６５ｂに近接させて設けた
ことに伴い均圧孔２００が本来的に存する排気口６５ｂ
と上下方向に揃って配列されるようになり、意匠上の外
観も損なわれることのないといった実施例上の効果も得
られる。

なお、上記実施例では、吸音材４３ｃを設けたが、これ
は必要に応じて設けるようにしてもよく、不要な場合に
は省いてもよい。

さらには、クランク状の均圧バイブ１０１に代わって直
線状の均圧バイブを用い、排気フード６に貫通状態に設
けてもよい。あるいは、透孔１００のみで均圧パイプ１
０１を省き、透孔１００を保持枠４４と排気フード６と
の間の空間を介して排気口６５ａないし６５ｄに連通さ
せるように構成してしよい。

次に本発明の他の実施例を第８図を参照して説明する。

この実施例では、前述の実施例の透孔１００及び均圧パ
イプ１０１の代わりに保持枠４４に左右両側に直径５＋
ａｍ程の透孔１００を形成するとともに、保持枠４４と
排気フード６との間に仕切板３００を設け、仕切板３０
０により開口部４４ａと透孔１００とを仕切っている。

透孔１００により吸音材４３と熱交換部３との間の流路
空間Ｓ゛と排気フード６の内部とが連通される。さらに
、排気フード６には、抜孔４００が形成され、この抜孔
４００により、流路空間Ｓ°が透孔１００及びフード６
の内部を介して外部と連通される。

この構成によれば、最初の実施例と同様の効果が得られ
る他に、流路空間Ｓ°、透孔１００及び抜孔４００が互
いに連通される通路が聞１］部４４ａを介する排気流に
より邪魔されることがないので、良好な低騒音効果が得
られる。

その伯、この本発明の強制送風式燃焼装置を暖房装置に
適用してもよいなど具体的な実施にあたっては、要旨を
逸脱しない範囲で種々変更できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の強制送風式燃焼装置の一実施例を適用
した瞬間ガス湯沸器を示した側面断面図、第２図は本発
明の強ｉ、ｌＪ送風式燃焼装置の一実施例を適用した瞬
間ガス湯沸器を示した正面断面図、第３図は本発明の強
制送風式燃焼装置の一実施例を適用した瞬間ガス湯沸器
を示した正面図、第４図は本発明の強制送風式燃焼装置
の一実施例を適用した瞬間ガス湯沸器に取付けられた排
気パンの斜視図、第５図は本発明の強制送風式燃焼装置
の一実施例を適用した瞬間ガス湯沸器に取付けられた排
気フードの正面図、第６図は第５図の側面断面図、第７
図は本発明の強制送風式燃焼装置の一実施例を適用した
瞬間ガス湯沸器に取付けられた遮蔽板の斜視図、第８図
は他の実施例における要部の縦断面図である。 図中　１・・・瞬間ガス１ｓＩＳ器　２・・・燃焼部　
４・・・排気部　５・・・プレート　６・・・排気フー
ド　２０・・・燃焼ケース　４１・・・排気通路　４１
ｃ・・・排気口　４２・・・排気パン　１００・・・透
孔（逃げ手段）　　１０１ａ・・・導出路Ｓ・・・流路
空間

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）燃焼空気が強制的に供給されて高負荷燃焼が行なわ
   れる燃焼室を内部に形成した燃焼ケースと、この燃焼ケ
   ースに連結され熱交換器を介して前記燃焼室からの排気
   を外部に導く排気部と、燃焼運転に伴い生ずる排気流に
   より前記熱交換器と前記排気部との間に発生する圧力を
   外部に解放する逃げ手段とを具備して成る強制送風式燃
   焼装置。 ２）前記逃げ手段は、前記排気部と外部とを連通させる
   導出路であることを特徴とする特許請求の範囲第１項記
   載の強制送風式燃焼装置。