JPH02267410A

JPH02267410A - 強制燃焼式の燃焼装置

Info

Publication number: JPH02267410A
Application number: JP8613289A
Authority: JP
Inventors: Shuji Ito; 修治伊藤; Hideo Okamoto; 英男岡本
Original assignee: Rinnai Corp
Current assignee: Rinnai Corp
Priority date: 1989-04-05
Filing date: 1989-04-05
Publication date: 1990-11-01

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、燃焼用の空気を強制的に燃焼部へ供給する強
制燃焼式の燃焼装置にかかり、特に燃焼音を低減する手
段に関する。

［従来の技術］強制燃焼式の燃焼装置は、高負荷燃焼を行うため、燃焼
通路内で大きな燃焼音が発生する。燃焼通路は、内部で
発生した燃焼ガスを排出するために、排気口を必要とす
る。このため、内部で発生した燃焼音が、排気口より外
部へ漏れてしまう。

そこで゛、従来より燃焼通路の燃焼ガスの排出部分に、
各種の消音手段を施して、燃焼音が燃焼通路の外部へ漏
れないように設けていた。この消音手段の一例としては
、燃焼通路を折り曲げて通路を蛇行させるもの、あるい
は、燃焼通路に吸音材を露出させるものなどがある。

［発明が解決しようとする課題］しかるに、燃焼音を発生する燃焼通路内と外部とが排気
口を介して連通される関係上、完全に消音することがで
きない問題点を備えていた。

本発明の目的は、燃焼通路の排気口より漏れ出る燃焼音
を、従来よりさらに低減できる強制燃焼式の燃焼装置の
提供にある。

［課題を解決するための手段］上記の目的を達成するために、本発明の強制燃焼式の燃
焼装置は、次の技術的手段を採用する。

強制燃焼式の燃焼装置は、排気口へ向かう通路を形成す
る燃焼通路と、該燃焼通路内に配設され、燃料の燃焼を
行う燃焼部と、該燃焼部へ燃焼用の空気を強制的に供給
する送風機とを具備する。

そして、前記燃焼通路は、燃焼ガスの排出部分に、平行
な壁面を備える平行通路を備える。互いに向かい合う面
が平行で、かつ狭い平行通路を備える。

また、前記平行通路の上流側と下流とは、前記平行通路
をバイパスする連通手段によって連通させると良い。

［作用］上記のように構成された強制燃焼式の燃焼装置は、次の
作用を奏する。

互いに向かい合う面が平行で、かつ狭い通路は、その通
路を通過する音を低減する効果がある。

また、連通手段によって、平行通路の上流側と下流とを
連通ずることによって、平行通路で発生する共振音の周
波数を、音源の無い（または小さな）高い周波数へ、ず
らすことができる。

［発明の効果］本発明は、以上の作用で説明したように、燃焼音は平行
通路を通過する際に低減されるため、排気口より外部へ
出る燃焼音を従来に比鮫して小さくすることができる。

また、平行通路における共握周波数を、音源のない、高
い周波数へずらすことができるため、平行通路における
共振音の発生を抑えることができる。

［実施例］次に、本発明の強制燃焼式の燃焼装置を図に示す一実施
例に基づき説明する。

第１図に本発明を適用したガス給湯器の断面図を示す。

ガス給湯器１は、燃焼通路２を備える。この燃焼通路２
は、送風機３の吹出口と接続される燃焼用空気の流入口
（図示しない）と、ガスの燃焼によって発生した燃焼ガ
スを排出する排気口４とを備えた通路である。燃焼通路
２の内部には、ガス〈燃料）の燃焼を行う燃焼部５を備
える。

燃焼部５は、複数のバーナ６を備え、ガス供給マニホー
ルド７のノズル８から供給されたガスと、送風機３から
強制的に送られてきた燃焼用の空気とを混合し、強制燃
焼するものである。

また、燃焼通路２の周囲および内部には、燃焼部５で発
生した熱によって、内部を流れる水を加熱する熱交換器
９が設けられている。この熱交換器９の上流側は水源に
接続され、他端は使用者によって操作されるカランに接
続される。

マニホールド７を介してバーナ６へ供給されるガスの断
続、ガス量の調節を行う弁機器、送風機３、図示しない
スパーカなど、燃焼に必要な機器は、図示しない制御装
置（図示しない）によって制御される。この制御装置は
、使用者によってカランが開かれ、熱交換器９に通ずる
水路に水流が生じると、送風機３を作動させるとともに
、マニホールド７を介してバーナ６にガスを供給し、ス
パーカを駆動してバーナ６に点火を行う。着火後は、使
用者の希望する湯温がカラン゛力・ら得られるように、
ガス量および送風量を制御するものである。

燃焼ガスの排出部分（排気口４の上流部分）には、排気
口４より外部へ漏れ出る燃焼音を低減させる消音手段１
Ｇが設けられている。

本実施例の消音手段１０は、吸音材１１による消音と、
平行通路１２による消音とが併用されている。

吸音材１１による消音とは、吸音材１１をバンチングメ
タル１３で覆い、パンチングメタル１３の穴を介して、
吸音材１１を燃料通路２内に露出させるものである。本
実施例における燃焼通路２の排出部分は、下方（図示下
側）より上昇してきた燃焼ガスを、正面（図示左側）に
設けられた排気口４より排出させるように、通路が曲折
して設けられている。そして、吸音材１１を保持するパ
ンチングメタル１３は、燃焼通路２の天井部分と、天井
部分との間に平行通路１２を形成する仕切壁１４とに適
用されている。

仕切壁１４は、２枚のパンチングメタル１３の間に吸音
材１１を挟むもので、吸音材１１は、仕切壁１４の上流
部分にのみに介在されている。つまり、この仕切壁１４
の下流側の２枚のパンチングメタル１３の間には、吸音
材１１は配されていない。この吸音材１１の配設されて
いない部分は、２枚のパンチングメタル１３が重なり合
わされることにより、パンチングメタル１３の穴の重な
る部分（合成開口）１５を備える。この合成開口１５は
、平行通路１２をバイパスして、平行通路１２の上流側
と下流とを連通させる本発明の連通手段として働く。

なお、連通手段として、パンチングメタル１３の穴の重
なりを利用したが、断熱材１１を挟む部分にのみ多数の
バンチング穴を形成し、吸音材１１の配されない部分に
、平行通路１２の上流側と下流とを連通さぜる連通穴を
設け、この連通穴を本発明の連通手段としても良い。具
体的な連通穴の位置は、吸音材１１の配されない部分の
うち、傾斜する部分１４ａであっても、直立する部分１
４ｂであっても、その両方にあっても良い。

パンチングメタル１３によって形成された平行通路１２
は、互いに向かい合うパンチングメタル１３の面が平行
とされ、かつその間隔が狭く設けられている。゛そして
、平行通路１２の通路長は、数■に亘って長く設けられ
ている。

本実施例の平行通路１２は、燃焼部５の内部圧力を上昇
させ、空気とガスとの混合率の向上、燃焼分布の均一化
、外圧の影響を受は難くするなど、絞りとしての効果も
果たす。

燃焼通路２の燃焼ガス排出部分には、雨水笠が燃焼通路
２の内部へ浸入するのを防ぐ防水板１６が設けられてい
る。この防水板１６は、仕切壁１４の直立する部分１４
ｂとの間に、浸入した水が溜る溜り部１６ａが形成され
ている。そして、溜り部１６ａは、溜った水を燃焼通路
２の外部へ排出する排出手段（図示しない）を備えてい
る。

次に、上記実施例の作動を簡単に説明する。

他用者によってカランが開かれると、発生した水流を制
御装置が検知し、制御装置が燃焼部５でガスの燃焼を開
始する。

燃焼部うでは、送風機３によって強制的に送られてきた
空気とガスとの強制燃焼が行われるため、大きな燃焼音
（共鳴音を含む場合もある）が発生する。発生した燃焼
音は、消音手段１０を介して排気口４より外部ｌ＼出る
。燃焼音は、消音手段１０を通過する際、吸音材１１に
よって吸音され、排出口４より漏れ出る燃焼音のレベル
を低下させる。また、平行通路１２は、互いに向かい合
う面が平行で、狭く、通路め長さが長いため、その通路
を通過する音のレベルを低下させる効果がある。このな
め、平行通路１２を通過する燃焼音のレベルは、平行通
路１２を通過する際に、低下する。

この結果、吸音材１１および平行通路１２を備えた消音
手段１０を通過した燃焼音は、吸音材１１のみの消音手
段１０に比較して、低減される。このため、排気口４よ
り外部へ出る燃焼音を小さく抑えることができる。

また、平行通路１２は、通路の長さや、組付精度の誤差
により、共鳴音が発生することがある。この共鳴音は、
比較的低い周波数で発生するため、使用者等に不快感を
与える場合が想定される。しかるに、平行通路１２をバ
イパスする合成開口１５を設けることにより、共振周波
数が高い方へずれる。

このため、合成開口１５によって平行通路１２による共
振音の周波数が高いほうへずれた結果、共振音が発生し
ない、あるいは発生しても発生音を小さく抑えることが
できる。

さらに、平行通路１２を有しない従来のものは、仕切壁
１４と天井のパンチングメタル１３との°間が傾いて（
平行でなく）設けられていた。その際、所定の消音効果
を得るために、仕切壁１４と天井のパンチングメタル１
３との間の最小寸法が必要以」−に小さく設けられてい
た。しかるに、本発明では、仕切壁１４と天井のパンチ
ングメタル１３との間の最小寸法を、従来の平行でない
場合に比較して大きくして、所定の消音効果を得ること
ができる。すると、仕切壁１４と天井のパンチングメタ
ル１３との間の通過抵抗が小さくなる。この結果、燃焼
部５内の圧力が下がり、送風機３の回転速度を低くする
ことができる。つまり、送風ｔｌ！Ａ３の回転騒音を、
小さくすることができる。

第２図に本発明の第２実施例を示す。

第２図はガス給湯器１の消音手段１Ｇの断面図を示す０
本実施例は、長さの異なった複数の平行通路１２を曲折
して溜り部１６ａを形成したものである。

また、本実施例では、排気口４の下部に、仕切壁１４を
形成する２つのプレート１７．１８と、排気口４を覆う
プレート１９とによって囲まれる室２０が形成されてい
る。この室２０は、溜り部１６ａを兼ねた平行通路１２
の両側面に形成された穴（図示しない）を介して、溜り
部１６ａ内と連通している。また、室２０は、仕切壁１
４の下面を構成するプレート１８に形成された穴２１を
介して、平行通路１２の上流と連通している。さらに、
室２０の下部は、プレート１９に設けられた穴２２を介
して燃焼通路２の外部と連通している。

この結果、溜り部１６ａへ浸入した水は、穴（図示しな
い）、室２０、穴２２を介して、燃焼通路２の外部へ排
出される。なお、穴２１は、室２０内へ侵入した水が燃
焼通路２内に浸入しないように、室２０の上方に開設さ
れている。

また、最上流の平行通路１２は、穴２１、室２０、穴（
図示しない）によって形成される通路（連通手段）ど、
穴２１、室２０、穴２２によって形成される通路（連通
手段）とによって、バイパスされる。

（変形例）平行通路を、幅の狭い１つの通路で構成したが、複数の
通路に分割しても良い。

給湯器に本発明を適用した例を示したが、暖房装置など
、他の強制燃焼式の燃焼装置に適用しても良い。

燃料にガスを用いた例を示したが、液体燃料を用いても
良い。

【図面の簡単な説明】

第１図は第１実施例の断面図、第２図は第２実施例の要
部断面図である。図中　２・・・燃焼通路　３・・・送風機４・・・排気
口　　５・・・燃焼部１２・・・平行通路　１５・・・合成開口（連通手段）
第２図

Claims

【特許請求の範囲】１）排気口へ向かう通路を形成する燃焼通路と、該燃焼
通路内に配設され、燃料の燃焼を行う燃焼部と、該燃焼部へ燃焼用の空気を強制的に供給する送風機とを具備する強制燃焼式の燃焼装置において、前記燃焼通
路は、燃焼ガスの排出部分に、平行な壁面によって囲まれる通
路面積の小さな平行通路を設けたことを特徴とする強制
燃焼式の燃焼装置。２）前記平行通路の上流側と下流とは、前記平行通路を
バイパスする連通手段によって連通されることを特徴と
する請求項１記載の強制燃焼式の燃焼装置。