JPS63279011A - 強制送風式燃焼装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、遠心式送風機の吸入口に遮蔽板を設けた強制
送風式燃焼装置に関する。

［従来の技術］ 本出願人は先に、遠心式送風機により燃焼部に空気を供
給する強制送風式燃焼装置において、燃料を供給するノ
ズルは、内圧の変化を少なくし安定した内圧を得るため
、スクロールケーシングにノズルホルダーを一体形成し
部品点数および加工工程を減少させムため、さらに燃焼
装置を小型にするために、ファンを駆動するモータ側の
空間を利用して、ファンが回転するスクロールケーシン
グ内に小突起部を設けているものを提案しな。

また、強制送風式燃焼装置においては、例えば、着火時
の通過抵抗と定常燃焼時の通過抵抗との変化が大きいこ
と、送風機の吸入口における騒音が大きいこと、着火時
と定常燃焼時における固有振動数の変化の割合いが燃焼
部と供給部とで違うことにより発生する騒音が大きいこ
と、騒音を減少するため、排気フードの開口を小さくし
たりすると、排気フード等の開口面積と供給側の相当断
面積とのバランスの変化により振動燃焼が発生する等の
強制送風式燃焼に伴うさまざまな問題点かあリ、こうし
た問題点を解決する手段として、送風機の吸入口に遮蔽
板を提案した。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、上述のスクロールケーシング内に小突起
部を設けたノズルでは、ファンが回転する際に供給され
る空気が乱れるため、供給部の通過抵抗に影響があり、
騒音源になる。

本発明は、遮蔽板を備えた強制送風式燃焼装置において
、供給空気の乱れをなくし、燃料を安定して供給し、空
気と円滑に混合することができる燃料供給部を備えた強
制送風式燃焼装置を提供す゛ることを目的とする。

［問題を解決するための手段］ 本発明は、高負荷燃焼を行う燃焼部と、該燃焼部に空気
を供給する送風機と、該送風機の吸入口の上流に設けら
れた遮蔽板と、該遮蔽板に設けられた吐出口を有し前記
送風機の吸入口に燃料を供給する燃料供給部とからなる
技術的手段を採用した。

［作用］ 上記構成により、本発明では、空気は送風機と遮蔽板の
間を通って送風機の吸入口に吸入され、送ｍ機により燃
焼部に供給される。また、燃料は、遮蔽板を貫通した燃
料供給部の吐出口から送風機の吸入口に吸入され、空気
とともに燃焼部に供給される。

［発明の効果］ 本発明は、空気と燃料がともに送風機の吸入口より吸入
され、スクロールケーシング内には小突起部がなく、ス
クロールケーシング内の空気の乱れがなくなるため、供
給部の通過抵抗の影響がなくなる。従って、安定した内
圧を得ることができるため、燃料を安定して供給し、空
気との混合を円滑に行うことができる。

［実施例］ 次に本発明を、図面に示す実施例に基づき説明する。

第１図は本発明の強制送風式燃焼装置をガス瞬間湯沸器
に適用した第１実施例を示す。

本実施例のガス瞬間湯沸器は、湯沸器ケース１０と、燃
焼部をなす燃焼ケース２０と、燃焼用空気を燃焼ケース
２０に供給する供給部３０と、ガス供給路４０と、制御
回路５０、水道路６０とから構成される。

湯沸器ケース１０の内部には、燃焼ケース２０と、供給
部３０と、ガス供給路４０と、制御回路５０と、水通路
６０とが収納されている。湯沸器ケース１０の上部には
、燃焼ケース２０と連通し燃焼した燃焼排ガスを排気す
るための排気口１１が設けられ、この排気口１１には図
示しない排気筒が接続されガス瞬間湯沸器の外部に連通
している。

燃焼ケース２０は、燃焼室２１を形成するもので、その
内部下方には取付は金具２２により固定されたセラミッ
ク製のバーナ２３が設けられている。バーナ２３には燃
焼の際の騒音を低下するために相互に異径をなす小火口
群２４が備えられている。また燃焼ケース２０の下方に
は、点火をするための点火装置２５と、点火装置２５の
作動を検知する検知装置２６が設けられているとともに
点火装置２５に対応して熱電対からなる怒温部材２７が
設けられている。

バーナ２３の上方には、熱交換器２８が設けられている
。熱交換器２８は水通路６０と接続されたバイブ２９で
あり、このパイプ２９には熱交換を促進させるプレート
フィン群２９ａが備えられている。

燃焼ケース２０の下端は開口しており、この開口部を塞
ぐようにして供給部３０が設けられ、燃焼用空気をバー
ナ２３に供給する。

供給部３０は、燃焼ケース２０を塞ぐようにして設けら
れた混合室３１と送風機３２とから構成され、混合室３
１はバーナ２３での燃焼を良好、円滑にするために送風
機３２からの空気および燃料ガスの混合を適度に行うも
のである。

送風機３２は、第２図および第３図に示すとおり渦巻き
形状を呈し吐出口が混合室３１と連通したスクロールケ
ーシング３３とファン３４と駆動用モータ３５とから構
成される。

スクロールケーシング３３内にはファン３４が設けられ
、ファン３４は円ｆｉ３４ａと回転方向に対して凹形状
をなすように円盤の外周縁に垂直に固定された板３４ｂ
とからなる０円１３４ａの中心にはボス部３４ｃが設け
られ、スクロールケーシング３３を貫通して設られな駆
動用モータ３５の回転軸３５ａが固定されている。

スクロールケーシング３３の開口部は送風機の吸入口３
６となっており、本実施例ではこの吸入口３６は第３図
に示すようにベルマウス形状をなしている。

吸入口３６の上流には、供給部３０の通過抵抗の設定、
送風機３２による騒音の防止、供給部３０の固有振動数
の設定などのために、この吸入口３６を覆うようにして
遮蔽板３１が設けられている。遮蔽板３１は、第４図に
示す形状をしており、中央部分が吸入口３６内に突出し
た円錐形状の突出部３７ａをなしており、取付脚部３８
によりスクロールケーシング３３に固定されている。

本実施例では、この遮蔽板３１に複数のガス噴出孔３７
ｂが設けられ、燃料ガスを供給するためのガス供給路４
０の吐出口となっている。

ガス供給路４０は、上述の通り遮蔽板３１に燃料ガスの
吐出口を備えている。従って、遮蔽板３１にはガス管旧
を固定するために固定部材４２が取付けられている。

固定部材４２は、円盤状を呈しスポット溶接により遮蔽
板３１に取付けられ、その中央にはガス管４１を貫通さ
せるための貫通口４３を備えている。貫通口４３の周囲
にはガス管４１を固定するためのボス部４４が設けられ
、本実施例では固定部材４２にスポット溶接により固定
されている。ボス部４４の外周にはねじ山４４ａが設け
られ、このねじ山４４ａと整合するねじ山を設けた取付
金具４５が組合わせられる。

一方、ガス管４１には、ボス部４４に固定するためのフ
ランジ４１ａが設けられている。そして、ガス管４１の
先端部が挿入され上述のボス部４４に７ランジ４１ａが
支持された後に金具４５により固定される。

ガス管４１の上流側には、ガスの流量をその通電量に応
じて制御する比例制御弁４６と、ガスの供給と遮断とを
司る電磁弁４１とが設けられている。

制御回路５０は、検知装置２６、感温部材２７、図示し
ない送風量検知装置、使用者により設定される温度設定
手段などを入力信号とし、点火装置２５、駆動用モータ
３４、比例制御弁４６、電磁弁４１をそれぞれ通電し、
所望の空燃比を得るように制御している。

水通路６０は、熱交換器２８と接続されたバイブロ１で
、水が供給されると図示しない水流スイッチにより制御
回路５０の電源が入り、点火装置２５が作動を開始する
。

以上の構成により本実施例は、使用者が、温度設定手段
で温度を設定し水が供給されると制御回路５０の電源が
入る。すると送風機３２が作動を始め点火装置２５が作
動し、バーナ２３に点火される。

送風機３２が作動し吸入口３６に空気が吸入されるとき
、空気は遮蔽板３１とスクロールケーシング３３との間
を通過し、燃料ガスは遮蔽板３７に固定されたガス管４
１から供給され遮蔽板３７のガス噴出孔３７ｂから空気
とともに吸入される。

従って、スクロールケーシング３３内には空気の乱れを
発生する突起部がないため、空気は遮蔽板３７により円
滑に導かれて吸入される。

以上のとおり、本実施例では、燃料ガスは遮蔽板に導か
れた空気とともに吸入されるため、安定して供給され、
空気との混合も円滑に行われる。

また、ノズルが遮蔽板に固定されるため、新たにノズル
ホルダーを設ける必要がなくなる。

本実施例では、燃料の吐出口に遮蔽板の突出部に設けた
ガス噴出孔を使用したが、第５図に示すように遮蔽板の
突出部に代えてガス供給路のガス管を貫通させて固定し
、ガス管に多数のガス噴出孔を設けてもよい。

この実施例では、突出部のない遮蔽板３１が使用され、
その中央の貫通口にガス管４１が設けられている。この
ガス管４１は先端が閉じられ、先端部の周囲に複数のガ
ス噴出孔４１ｂが設けられている。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の強制送風式燃焼装置を適用したガス
瞬間湯沸器の第１実施例を示した概略正面図、第２図は
第１実施例のガス供給部を組込んだ送風機の正面図、第
３図は第１実施例のガス供給部を組込んだ送風機の平面
断面図、第４図は第１実施例の遮蔽板の斜視図、第５図
は本発明の第２実施例を示すガス供給部を組込んだ送風
機の正面図である。 図中、２０・・・燃焼ケース、３２・・・送風機、３７
・・−遮蔽板、３７ｂ・・・ガス噴出孔。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）高負荷燃焼を行う燃焼部と、該燃焼部に空気を供給
   する送風機と、該送風機の吸入口の上流に設けられた遮
   蔽板と、該遮蔽板に設けられた吐出口を有し前記送風機
   の吸入口に燃料を供給する燃料供給部とからなる強制送
   風式燃焼装置。 ２）前記燃料供給部の吐出口は、小孔群であることを特
   徴とする特許請求の範囲第１項記載の強制送風式燃焼装
   置。 ３）前記燃料供給部の吐出口は、前記遮蔽板に設けられ
   た小孔群であることを特徴とする特許請求の範囲第１項
   記載の強制送風式燃焼装置。