JPS63174743A - リングギヤ−に分割面を有するドライブギヤ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明はリングギヤーの改良に関するもので、自動車用
自動変速機に使用されているドライブギヤーとして利用
されるものである。

（従来の技術） 本発明に係る従来技術としては、特開昭５２−１５６１
６６号の公報がある。

これは線材または板材を曲げ加工した後、切断してそれ
ぞれのリング素材に分離しフラッシュバット溶接などの
溶接を施してエンドレスの溶接リングを製造しリング表
面に歯切を行ってリングギヤーとして使用するものであ
る。

特に自動車用自動変速機のドライブギヤーは第７図に示
すように鋼材よりなる角材をコイル形状１５に巻き、ワ
ークを溶断又はカッターにて切断し１個のリング形状１
６とし、切断面が４〜５ｆｉ程度重ね合った切口１７を
突合せて抵抗溶接１８にて切口を溶接してリング状とし
、焼鈍を行い、プレス加工にてリングの形状寸法を修正
し、熱処理後、場合によっては内外側面を加工し、多数
のリングを中央ガイド軸に重ね合せて外周面に歯切を行
ってリングギヤー１９を製作し、プレス加工にて形成し
たドライブプレート２０を前記リングギヤーに溶接を行
なうことによりドライブギヤー２１を製造しているもの
である。

（発明が解決しようとする問題点） しかし前記リングギヤーの製造方法に於いてワークを切
断後、切口を突合せて抵抗溶接を行ってリング状にする
場合に、 （１１溶接部の金属組織が抵抗溶接によって荒れるため
、焼鈍工程が必要となり、 （２）抵抗溶接により溶は込み代として金属材料を余分
に使用することになり、 （３）溶接により発生するパリ取り作業が必要となり、 （４）　　１ｇ接及び焼鈍によりリングに歪が発生し、
そのためにプレス作業による歪取りが必要である。

という問題点がある。

本発明は線材又は板材を曲げ加工後、切断しリング素材
に分離し、リング形状とし、歯切を行ってリングギヤー
を製造する場合に、焼鈍工程、パリ取り作業がまったく
必要としないリングギヤーを提供することを技術的課題
とするものである。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段） 前記技術的課題を解決するための手段は、自動軍用自動
変速機に使用される、リングギヤーにドライブプレート
を溶接してなるドライブギヤーに於いて、鋼材を曲げ加
工し切断してリング状とし、切断面のスキマを切削する
山部の底部以下としたリングを形成し、前記外周面に歯
部を切削してリングギヤーとし、前記リングギヤーにド
ライブプレートを複数個所溶接にて固定した、リングギ
ヤーの一部に分割面を有するドライブギヤーである。

（作用） 前記技術的手段は次のように作用する。すなわち、鋼材
よりなる角材をリング形状に曲げ加工し、切断し、切口
を溶接することなく、歯部の底部より小さい分割面（ス
キマ）を設け、リングの外周面に歯部を切削しているた
めにリングギヤーを焼鈍、熱処理の必要がなく、またパ
リ及びリングの歪取り作業の必要もない。

更にリングギヤーに約３．２鶴の板厚のドライブプレー
トを炭酸ガス溶接により固着することにより溶接部が肉
盛りされて強固に固定されるためにドライブギヤーとし
ての強度を充分に有するものである。

（実施例） 以下実施例について説明する。

第１図〜第６図に於いて、断面矩形有する鋼材１を送り
ローラ２．切断ポンチ３．ダイ４９曲げローラ５ａ、５
ｂ、５ｃよりなる曲げ加工装置Ａによりリング形状に形
成し１個ずつ、切断ポンチ３にて切断しリング６を作る
。

リングの分割面である切口のスキマ７は歯切りの歯底の
寸法以下である０、　１〜０．５１■程度とする。

次に前記スキマを有するリング６ａ、６ｂ、　　・・・
を多数積層し中央ガイド軸８に挿入固定しリング外周面
に歯切り９を行い、リングギヤー１０を製造す・る、こ
の場合中央ガイド軸８の直径はリングギヤーの内径より
０．１〜０．２Ｎ大きくし中央ガイド軸とリングギヤー
のガタをなくして歯切を行なうものである。

次にドライブプレート１１をリングギヤー１０の内径に
挿入し、炭酸ガス溶接により円周上複数ケ所以上出来れ
ば４〜１２ケ所溶接１２３．１２ｂ、・・・により固着
し、ドライブギヤー１３を製造するものである。

リングギヤーの歯切に於いてはスキマＳは歯車の谷の部
分１４になるように歯切りを行なうものである。

〔発明の効果〕

本発明は次の効果を有する。すなわち、リングギヤーの
切断部に抵抗溶接を実施しないために、溶接に起因する
金属組織の荒れ、溶接によるパリの発生及び歪の発生も
な（、工程が大巾に短縮され従来工法に比較して１／３
以下となる。

また従来方法の切断面を溶接してリング状とし、焼きも
どし、熱処理を行いリングギヤーとし、ドライブプレー
トを溶接している場合に、リングギヤーの上面側のみを
ＣＯ２溶接しているためにリングギヤーの断面が逆台形
状に変形し易く、これに対して本発明方法によればりン
グギャーに分割面があるために前記の様な歪の発生もな
く正確な寸法精度を有するドライブギヤーの製造が出来
るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はリング製造工程の説明図、第２図は分割面を有
するリングの斜視図、第３図は積層して歯切を行なう説
明図、第４図は分割面を有するリングギヤーの斜視面、
第５図は本実施例の断面図、第６図は一部省略した第４
図の平面図、第７図の（イ）〜（ホ）は従来の製造方法
による各工程の説明図である。 ６・・・分割面を有するリング、７・・・スキマ、１０
・・・リングギヤー、１３・・・ドライブギヤー

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 自動車用自動変速機に使用される、リングギヤーにドラ
   イブプレートを溶接してなるドライブギヤーに於いて、
   鋼材を曲げ加工し切断、分割してリング形状とし、前記
   分割面のスキマを歯底の巾以下としたリングを形成し、
   前記リング外周面に歯部を切削してリングギヤーとし、
   前記リングギヤーにドライブプレートを溶接にて固着し
   てなる、リングギヤーに分割面を有するドライブギヤー
   。