JPS63174319A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPS63174319A
JPS63174319A JP481287A JP481287A JPS63174319A JP S63174319 A JPS63174319 A JP S63174319A JP 481287 A JP481287 A JP 481287A JP 481287 A JP481287 A JP 481287A JP S63174319 A JPS63174319 A JP S63174319A
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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明は半導体装置の製造方法に係り、特に窒化チタン
膜とアルミニウム膜とを構成要素として含む積層膜から
なる配線を有する半導体装置を製造するのに好適な方法
に関する。
【従来の技術〕
アルミニウムを含む化合物として、例えば有機アルミニ
ウム化合物を原料とし、減圧化学気相成長法(LPCV
D法)によりアルミニウム薄膜を製造する方法によれば
、高純度でカバレッジの優れたアルミニウム薄膜の形成
が原理的に可能である。
そのため、微細化された半導体装置の配線アルミニウム
薄膜の形成に応用するためのLPCVD法ならびに装置
などの研究開発が盛んに進められている。従来の有機ア
ルミニウム化合物の一種であるトリイソブチルアルミニ
ウム(TIBA)を原料として、アルミニウム薄膜を形
成するLPCVD法ならびに装置については例えばソリ
ッド ステート テクノロジー12月号(1982年)
第62頁から第65頁(Solid 5tate Te
chnology。
December (1982) p p 62−65
)において論じられている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来のLPCVD法および装置によって形成されるアル
ミニウム薄膜はカバレッジが優れていて純度も極めて高
いとされているが、形成されたアルミニウム薄膜の表面
が粗く、微視的に見ると薄膜表面にはかなりの凹凸が生
じるという問題があった。また、この表面の凹凸は同一
装置を用いて同一条件でアルミニウム膜形成を繰返して
も必ずしも再現しないという問題もあった。アルミニウ
ム薄膜の平滑性が悪化する原因については不明ではある
が、アルミニウム膜形成前に試料に施される試料表面活
性化処理により膜表面の平滑性は大きく変化する。この
試料表面活性化処理は試料表面におけるアルミニウムの
核生成を促進することを目的として行われるもので、上
述した従来のLPCVD法の代表的なソリッド ステー
ト テクノロジー12月号(1982年)に記載の方法
においては、加熱した試料を四塩化チタンに晒すことを
以てこの活性化処理としている。(以下四塩化チタン処
理という。)発明者らはこの四塩化チタン処理が活性化
処理として必ずしも最善ではなく、試料の材質やその表
面状態のわずかな差異の影響を受けやすく、上記アルミ
ニウム膜表面の凹凸の発生もしくは再現性不足の原因と
なっていることを見出した。
またアルミニウムのLPCVD法を判導体装置の配線ア
ルミニウム薄膜の形成に応用する場合、微細化されたコ
ンタクトホール部におけるアルミニウム配線とシリコン
基板との接続部の熱的安定性を高める必要からアルミニ
ウム、シリコン間にバリア層を挿入することが不可欠と
なりつつある。
バリア層として例えば反応性スパッタ法によって形成さ
れた窒化チタン膜が提案されているが、反応性スパッタ
法ではカバレッジが不足するため垂直に加工された微小
スルーホール底部にバリア層として必要な厚さの窒化チ
タン膜を形成することは極めて困戴である。
また、反応性スパッタ法ではスルーホール上部に、底部
よりも厚く窒化チタン膜が形成されるため、その上にL
PCVD法でアルミニウム膜を形成し、スルーホールを
アルミニウムで埋込もうとすると、スルーホール内部に
空洞が発生するという問題もあった。
さらに、アルミニウムのLPCVD法は半導体素子に対
してプラズマ放電に起因する損傷を与えないという大き
な特長を有するが、バリア層の形成に反応性スパッタ法
を用いることにより素子が損傷を受けるとアルミニウム
のLPCVD法の利点が生かされないことも問題であっ
た。
LPCVD法によるアルミニウム膜に匹敵するカバレッ
ジの得られるバリア層の形成方法を確立することがアル
ミニウムのLPCVD法を実用化する上で不可欠である
従来のLPCVD法および装置はこの点について配慮さ
れていなかったため半導体装置への応用は大きく制約さ
れていた。
本発明の目的は試料上にカバレッジが優れたバリア層を
形成し、しかも特別な活性化処理を施すことなく、上記
バリア層上にLPCVD法により良質のアルミニウム膜
を再現性よく形成することのできる半導体装置の製造方
法及びその装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的はアルミニウム膜形成にさきたち、LPCVD
法を用いて試料上に窒化チタン膜を形成し、しかる後望
ましくは試料を大気に晒すことなく該窒化チタン膜上に
LPCVD法によってアルミニウム膜を形成することに
より達成される。
なお必要に応じてアルミニウム膜形成にさきだって、例
えば水素や窒素ガス雰囲気中で熱処理を施してもよい。
ただし大気、特に酸素や水分に試料を晒さないことが望
ましい。窒化チタン膜の原料として四塩化チタン及びア
ンモニアを用い、アルミニウム膜の原料としてトリイソ
ブチルアルミニウムを用いる場合に最も好ましい結果が
得られるが、他の原料例えば窒化チタン膜の原料として
四塩化チタン及び窒素等、アルミニウム膜の原料として
トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム等を
用いてもよい、また窒化チタン膜の形成方法としてはL
PCVD法の代りにプラズマ化学気相成長法(PC:V
D法)を用いることもできる。
さらに真空紫外光を放射する光源を用いた光CVD法を
用いてもよい。光CVD法では光エネルギーにより化学
反応が促進されるため通常のLPCVD法よりも低温で
高速の窒化チタン膜形成が可能となる。
〔作用〕
化学気相成長法(CVD法)による窒化チタン膜はアル
ミニウム、シリコン間のバリア層として機能する。また
、CVD法で形成された窒化チタン膜はカバレッジが優
れており、スルーホール底部に形成される膜の厚さとス
ルーホール上部に形成される膜の厚さはほぼ等しいこと
がわかった。
このため、該窒化チタン膜上にLPCVD法でアルミニ
ウム膜を形成すると、内部に空洞を生じさせることなく
スルーホールを完全にアルミニウムで埋込むことが可能
であることを見出した。また発明者らの検討によればそ
の表面はアルミニウムの核生成を促進する作用を有する
ので、該窒化チタン膜上に特別な表面活性化処理を施す
ことなくLPCVD法によって良質のアルミニウム膜を
形成できることがわかった。まず従来の四塩化チタン処
理によると、アルミニウムの核生成を促す働きを有する
と考えられる試料表面に吸着されたチタン原子の面密度
は試料の材質やその表面状態に著しく依存し、従って局
所的な密度分布も大であった。よってこの上にLPCV
D法で形成されるアルミニウム膜も密度分布に対応して
、局所的に表面状態が大きく変化した。さらにチタンが
密に吸着されていると思われる部分であってもその密度
がなお不足であるために、その上のアルミニウム膜表面
の平滑性は従来のスパッタ法や真空蒸着法による膜表面
の平滑性に比して著しく劣るという問題があった。
また発明者らはある種の材料、例えば電子ビーム蒸着し
たパラジウムや反応性スパッタ法により形成した窒化チ
タン等の表面に対しては上記の四塩化チタン処理を行わ
なくてもLPCVD法によりアルミニウムを堆積させら
れることを見呂した。
その場合試料上におけるアルミニウム膜表面の均一性は
四塩化チタン処理を行った場合よりも良好となったが、
平滑性そのものはなお不十分であった。
これに対し本発明のCVD法による窒化チタン膜表面に
は以上に述べた方法に比して著しく平滑性の優れたアル
ミニウム膜を形成できることがわかった。この原因は明
らかではないが、以下の理由によるものと推測される。
CVD法によって形成された窒化チタン膜表面にはチタ
ン原子が均一に分布し、またチタン原子の面密度はCV
D中の原料ガスの流量比を調整することにより最適な値
とできる。該窒化チタン膜上にLPCVD法でアルミニ
ウム膜を形成すると、表面が平滑で良質な膜が再現性よ
く得られる。CVD法によって形成した窒化チタン膜上
のアルミニウム膜表面の平滑性は反応性スパッタ法によ
る窒化チタン膜上よりも優れているが、この原因として
は次のようなことが考えられる。従来の反応性スパッタ
法ではスパッタガスとしてアルゴン、窒素を用いる。こ
のため形成された窒化チタン膜表面にはアルゴン。
窒素が吸着するが、かかるガス原子、もしくは分子の吸
着により、膜表面のチタン原子のアルミニウムの核生成
を促す働きが弱められると推測される。また、反応性ス
パッタ法では表面のチタン原子の密度を最適な値となる
ように制御することは極めて困難である。窒化チタン膜
の形成方法としてはLPCVD法が最適であるがPCV
D法の場合にもこれに準じる効果が得られる。LPCV
D法の方が適している理由はPCVD法ではプラズマ放
電によるイオン衝撃によって反応容器内壁等から水、酸
素等が脱離するため、これらにより窒化チタン膜表面が
汚染されチタン原子の面密度が減少したり、局所的な密
度分布が生じるためであると考えられる。また、プラズ
マ放電による素子損傷を皆無とするためには窒化チタン
膜の形成にPCVD法を用いないことが必要となる。
本発明の製造方法を実施する際に用いる装置は試料を大
気に晒すことなく窒化チタン膜とアルミニウム膜を連続
的に形成できることが望ましい。
試料を大気に晒すことにより窒化チタン膜表面のチタン
原子の面密度が減少し、局所的な密度分布が生じるため
と推測される。さらに窒化チタン膜を形成する反応容器
とアルミニウム膜を形成する反応容器とは別個である方
がより好ましい結果が得られる。これは反応容器内に四
塩化チタンが残留すると有機アルミニウム化合物と反応
して生成物がアルミニウム膜中に混入し、その結果アル
ミニウム膜の膜質劣化がもたらされるためである。
〔実施例〕
以下本発明を実施例を参照して詳細に説明する。
実施例1 第1図乃至第2図を用いて説明する。本実施例は本発明
をシリコン集積回路の配線形成に適用した例である。第
1図(、)はシリコン基板101上にCVD法でリンシ
リケートガラス(PSG)膜102を厚さ1μm形成し
た後間ロ部寸法0.7μm角のコンタクトホール103
を垂直に開孔した試料を示す、コンタクトホール103
底部のシリコン基板101表面には高濃度のリンが拡散
されている。表面キャリア濃度は2 X 10 ”cm
””である。かかる試料を第2図に示す本発明の製造装
置に設置する。第2図の装置は窒化チタン反応容器20
1とアルミニウム反応容器202とを別個に具えその間
は遮断バルブ203により遮断されている。各反応容器
201及び202はそれぞれ専用の排気系204及び2
05を備える。排気系204及び205はそれぞれ未反
応の四塩化チタン、トリイソブチルアルミニウムを吸着
するためのトラップを排気ポンプと反応容器201 、
202との間に具備している。はじめに試料207は窒
化チタン反応容器201内の試料台206上に設置され
る。反応容器201内を排気系204により5 X 1
0−7Torrまで排気後ヒータ一台209内のヒータ
ーにより試料台206を介して試料207を加熱し、そ
の表面温度を350℃に保つ。しかる後四塩化チタン導
入口211とアンモニア導入口212からそれぞれ四塩
化チタン、アンモニアを5mΩ/分子 20 rn Q
 /分の流量で導入した。
四塩化チタンを蓄えた容器は10℃に保たれているので
気化した四塩化チタンが導入口211に至るまでに凝縮
することはない。反応容器201内の圧力は排気系20
4に具えられたコンダクタンスバルブの調整により0 
、5 Torrに調整した。8分間この状態を保ったと
ころ試料207上には1100nの窒化チタン膜が形成
され試料は第1図(b)の如くなった。窒化チタン膜1
04はコンタクトホール103の底部や側壁にも平坦部
と同等の厚さ形成される。窒化チタン@104を分析し
たところチタンと窒素の組成比は1:1であり膜中に含
まれる塩素、酸素はそれぞれ1原子%以下であった。ま
た膜の抵抗率は約100μΩ・C11であった。四塩化
チタンとアンモニアの導入を停止し、窒化チタン反応容
器201内を再び5×10”−7Torrまで排気した
後、排気系205によって5 X 10−7Torrま
で排気されたアンモニウム反応容器202との間の遮断
バルブ203を開く、しかる後転送棒208を用いて試
料207を試料台206と共にアルミニウム反応容器2
02に転送し、ヒータ一台210上に設置する。転送枠
208と試料台206との間はねじにより固定されてい
るので、これを切離し転送枠208を再び窒化チタン反
応容器201内に移動すれば遮断バルブ203を閉じる
ことができる。あらかじめ加熱されたヒータ一台210
からの熱により試料207の表面の温度が250℃に保
たれた後、TIBA導入口からTIBAを70rnQ/
分導入してアルミニウムの堆積を行った。アルミニウム
反応容器202内の圧力は排気系205に備えられたコ
ンダクタンスバルブの調整により0.5Torrとした
。堆積速度は150nm/分である。
5分間の堆積により第1図(c)に示すように厚さ75
0nmのアルミニウム膜105が窒化チタン膜104上
に形成された。アルミニウム膜105表面はほぼ平滑で
あり凸凹は±50nmに抑えられた。従来公知の方法、
装置では同一の膜厚に対し±200nmであった。また
コンタクトホール103内にもアルミニウムが埋め込ま
れた。なお。
微小なコンタクトホールへの埋込性はアルミニウム膜表
面の平滑性に強く依存し、平滑性が不足する膜の場合大
きなコンタクトホールにはカバレッジよく膜が形成され
るのに対し、微小なコンタクトホールでは空洞が生じた
りする0本発明の方法では窒化チタン膜のカバレッジが
優れており、コンタクトホール上部にも底部とほぼ同等
の膜厚の窒化チタン膜が形成され、しかもアルミニウム
膜の平滑性が大幅に向上したため、従来よりも微小なコ
ンタクトホールに対しても埋込みが可能となった。かか
るアルミニウム膜105に通常のホトリソグラフィ一工
程によってパターニングを施したところ第1図(d)の
ようになった、アルミニウム膜105の抵抗率は2.8
μΩcmであり窒化チタン膜104のバリア効果により
コンタク1−ホール103内のコンタクト部は550℃
3時間の窒素中熱処理を施しても劣化せず、0.7μm
角のコンタクトホール103のコンタクト抵抗は熱処理
前の値1.3 X 10″″7ΩC1をほぼ維持した。
なお、高濃度のボロンを拡散し表面キャリア濃度が5X
10”c票−8である0、7μm角のコンタクトホール
のコンタクト抵抗は前記熱処理の前後で共に2.9X1
0−’Ωcwi”であった。
実施例2 第3図乃至第4図を用いて説明する。本実施例は本発明
をシリコン集積回路の配線形成に適用した実施例である
0本実施例を実施するにあたっては実施例1と同様に第
2図の装置を用いた。第4図はシリコン基板401上に
ボロン・リンシリケ−トjf9ス(B P S G)膜
ヲCV D @ ニより1μm堆積した徐開ロ部寸法0
.7μm角の垂直なコンタクトホール406を開口した
試料上に窒化チタン膜403,404,405を形成し
た試料を示す、コンタクトホール406底部のシリコン
基板401表面には高濃度のリンが拡散されており、表
面キャリア濃度は2 X 10”cn+″″8である。
窒化チタン膜形成時のアンモニアの流量、四塩化チタン
の流量を第3図に示す、四塩化チタンの流量は12分間
の間常に5mM/分一定であるが、アンモニア流量はは
じめの2分間に一定の割合でOm n /分から20m
A/分へと増加させ8分間20mfi/分を保った後、
2分間一定の割合で20 m m /分から5 m n
 /分へと減少させた。ガス導入開始から12分後に両
ガスの導入を停止した。かかる窒化チタン膜403,4
04,405のうち403,405はチタンリッチな膜
となり。
組成は厚さ方向に沿って変化している。窒化チタン膜4
03,404,405の厚さはそれぞれ15 n m 
、 100 n m 、 20 n mであった。チタ
ンリッチな窒化チタン膜405表面に存在するチタン原
子の面密度は第3図のようにアンモニア流量を変化させ
たためにチタンと窒素の組成比が1:1の膜の表面より
も大きく、チタン膜の表面よりは小さい、アンモニアの
流量の変化の仕方を種々検討した結果、第3図に示した
変化の場合に、1\窒化チタン膜405上に形成したア
ルミニウム膜表面が最も平滑となった。これは第3図に
示したようにアンモニア流量を変化させた場合に、チタ
ンリッチな窒化チタン膜405表面のチタン原子の面密
度が、表面が平滑なアルミニウム膜形成にとって最適と
なったためである。実施例1と同様な方法で窒化チタン
膜405上にアルミニウム膜を厚さ750nm形成した
ところ表面の凹凸は±15nmと実施例1の場合よりも
さらに抑制された。チタンリッチな窒化チタン膜403
はコンタクトホール403のコンタクト抵抗を低減させ
る働きを有する。0.7μm角のコンタクトホール40
3のコンタクト抵抗は1.OX 10−’Ωam”であ
り、この値は窒化チタン膜403,404,405のバ
リア効果により550℃3時間の窒素中熱処理によって
も変化しなかった。また、表面キャリア濃度が5 X 
10 ”c+o−’となるようにボロンを拡散した0、
7 μm角コンタクトホールのコンタクト抵抗は、前記
熱処理の前後で共に2.4X10−’ΩCl112−で
あった。
上記実施例中においては試料としてシリコン基板を用い
たが、他の試料例えばガリウム砒素基板等を用いても同
等の効果が得られる。特にアルミニウム膜表面の平滑性
向上の効果は金属、絶縁物等あらゆる試料を用いた場合
にももたらされる。
窒化チタン膜の原料としては上記実施例中の四塩化チタ
ンとアンモニアの他四塩化チタンと窒素等の他のガスを
用いてもよく、またLPCVD法の代りにPCVD法を
用いた場合にも相応の効果が得られる。また真空紫外光
を放射する光源からの光エネルギーを利用した光CVD
法で窒化チタン膜を形成した場合にも本発明は適用され
る。さらにアルミニウム膜の原料として実施例中で用い
たトレインブチルアルミニウム以外のトリメチルアルミ
ニウム、トリエチルアルミニウム等の有機アルミニウム
化合物を用いる場合、または塩化アルミニウム等の無機
アルミニウム化合物を用いる場合等も本発明に包含され
ることは言うまでもない。
実施例3 本実施例は本発明をシリコン集積回路の配線形成に適用
した例である。MOSトランジスタ、キャパシタ、抵抗
等を作製したシリコン基板上に実施例1と同様の装置を
用いて、実施例1と同様の方法で窒化チタン膜とアルミ
ニウム膜との積層膜からなる配線を作製した。窒化チタ
ン膜の厚さは1100n、アルミニウム膜の厚さは75
0nmである。(以下とれを試料Aという。)一方間様
のシリコン基板上に従来の方法、すなわち反応性スパッ
タ法で窒化チタン膜を形成した。窒化チタン膜の形成に
は平行平板型スパッタ装置を用い、アルゴン、窒素をそ
れぞれ20m12/分、10m Q /分導入して圧力
を1mTorrとした後、チタンターゲットに13.5
6kHz、10 W / c+m”の高周波電力を5分
間印加した。しかる後基板を大気に晒すことなく該窒化
チタン膜上にCVD法でアルミニウム膜を形成し窒化チ
タン膜とアルミニウム膜との積層膜からなる配線を作製
した。アルミニウム膜の形成に用いた装置、形成方法は
実施例1と同様である。窒化チタン膜の厚さは平坦な基
板上において1100nであり、アルミニウム膜の厚さ
は750nmである。(以下これを試料Bという。)ま
ず、試料A、Bの耐エレクトロマイグレーション性を加
速試験によって評価した。
試験に用いたパターンは平坦な基板上の幅1μm。
長さ2 m mの配線パターンと、開口部径1μmのコ
ンタクトホールを1000個直列に接続したコンタクト
ホールパターンである。コンタクトホール間は幅3μm
長さ3μmの配線で接続されている。またコンタクトホ
ール部の基板にばあらかじめ5X10”−”θcm−’
のボロンが拡散されている。
試験条件は1周囲温度250℃でI X 106A/c
m”の電流を各パターンに通電した。各パターンそれぞ
れ100個につい試験を行い50個が断線した時間を寿
命とした。試料Aの配線パターンの寿命は37時間、コ
ンタクトホールパターンの寿命は33時間であり、試料
Bの配線パターンの寿命は32時間、コンタクトホール
パターンの寿命は11時間であった。試料Aの配線パタ
ーンの寿命が試料Bよりも長いのは、試料Aのアルミニ
ウム膜の方が平滑で緻密であるためと考えられる。
コンタクトホールパターンの寿命が試料Aの方が長いの
は上記理由に加え、試料Aにおいては、はぼ完全にコン
タクトホールがアルミニウムで埋込まれているのに対し
、試料Bでは空洞が生じている場合があるためと考えら
れる。特にコンタクトホールパターンにおいて本発明の
装置、方法による試料Aは従来の装置、方法による試料
Bに対し飛躍的に寿命が向上した。
次に試料A、B上のキャパシタの容量−電圧特性を測定
した。測定に用いたキャパシタは、ボロンを拡散した抵
抗率10Ωcmのシリコン基板上に厚さ30nmの熱酸
化膜を形成し、この熱酸化膜上に厚さ300nm、30
0μm角の多結晶シリコン電極が形成されてたものであ
る。かかる多結晶シリコン上に窒化チタンとアルミニウ
ムの積層膜を形成し、多結晶シリコン電極と同じくパタ
ーニングを施して300μm角とした。多結晶シリコン
電極形成後のフラットバンド電圧をIM Hzの高周波
電圧−容量特性から求めたところ試料A。
Bとも−0,92Vであったが、窒化チタンとアルミニ
ウムの積層膜を形成した後には試料Aのキャパシタのフ
ラットバンド電圧は一〇、93Vであり、試料Bは−1
,22Vであった。試料Bのフラットバンド電圧は大き
く変動した原因は反応性スパッタ法による窒化チタン膜
形成中にキャパシタの受けた損傷によると考えられる。
しかる後、試料A、Bに450℃、30分の水素雰囲気
中熱処理を放して再びフラットバンド電圧を測定した。
試料Aのキャパシタは一〇、92V、試料Bのキヤバシ
タは−1,13Vであった。水素雰囲気中熱処理によっ
ても試料Bのフラットバンド電圧は元のレベルまで回復
しなかった0通常、フラットバンド電圧を変動させる原
因となる。プラズマ放電によってキャパシタの受けた損
傷の大部分は450℃30分の水素雰囲気中熱処理によ
って回復可能とされているが、本実施例の試料Bではほ
とんど変化しなかった。原因は不明であるが、窒化チタ
ン膜が水素を通し難い物質であるため、水素雰囲気中熱
処理の効果が窒化チタン膜よりも下層に及ばないためと
考えられる。このように、従来の反応性スパッタ法を用
いた場合に基板上のトランジスタ、キャパシタ等の素子
の受けた損傷を通常の熱処理によって完全に回復させる
ことは困難であるが、本発明の装置、方法によれば素子
にほとんど損傷を与えることなく半導体装置の配線を形
成することが可能となる。
〔発明の効果〕
本発明によれば試料上にカバレッジが優れたバリア層を
形成し、しかる後特別な活性化処理を施すことなく、上
記バリア層上にLPCVD法により良質のアルミニウム
膜を再現性よく形成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本発明の詳細な説明するための図で
ある。 103・・・コンタクトホール、104・・・窒化チタ
ン膜、105・・・アルミニウム膜、201・・・窒化
チタン反応容器、202・・・アルミニウム反応容器。 203・・・遮断バルブ、403・・・チタンリッチな
窒化チタン膜、404・・・窒化チタン膜、405・・
・チタンリッチな窒化チタン膜。 代理人 弁理士 小川勝男 0、 第1 品    藁2 図 (ρ、) J3遮断バルブ 第 31Xl ’′fJa  図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、窒化チタン膜とアルミニウム膜とを構成要素として
    含む積層膜からなる配線を有する半導体装置の製造方法
    において、該窒化チタン膜及びアルミニウム膜の少なく
    とも一部を化学気相成長法によつて形成することを特徴
    とする半導体装置の製造方法。 2、窒化チタン膜の原料が四塩化チタン及びアンモニア
    であり、アルミニウム膜の原料がトリイソブチルアルミ
    ニウムであることを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    記載の半導体装置の製造方法。
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