JPS63172642A - 吸音板用化粧材の製法 - Google Patents

吸音板用化粧材の製法

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JPS63172642A
JPS63172642A JP62002917A JP291787A JPS63172642A JP S63172642 A JPS63172642 A JP S63172642A JP 62002917 A JP62002917 A JP 62002917A JP 291787 A JP291787 A JP 291787A JP S63172642 A JPS63172642 A JP S63172642A
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JP
Japan
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board
frame
sound
cork
decorative material
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JP62002917A
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English (en)
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池谷 太一
知秀 尾形
大隅 久芳
毅 境
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Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Publication date
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  • Building Environments (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、音響スタジオ等において壁板などに使用さ
れる吸音板の表面材として用いられる化粧材の製法に関
する。
「従来の技術」 本出願人は、先に音響スタジオ等に使用するのに好適な
吸音板を提供した(実願昭61−132339号)。
この吸音板は、第7図に示すように吸音板本体11と、
この吸音板本体11の表面に取り付Sすられてこれを覆
う化粧材12とから構成されたしのである。吸音板本体
11は、基板13と、この基板13の一側に取り付けら
れた枠体14と、これら基Ellおよび枠体12により
形成された空間に充填収容されたグラスウール、樹脂フ
オーム等の吸音材15と、この吸音+415を押さえ込
むようにして枠体14に取り付けられた補強材I6とか
らなっている。化粧材12は、枠体I4および?iff
強Fi、16とからなる吸音板本体11の表面に接着剤
等により接合されたもので、第8図に示すように吸音板
の表面材となる通気性コルク層!7と、この通気性コル
ク層17を補強しかつ上記吸音板本体11との接合面と
なるバックアップ層I8と、通気性コルク層17および
バックアップ層18を接着一体化するための接着層19
とからなっている。
また、化粧材12としては、第9図および第10図に示
すようにコルク砕小片20.20・・・をハニカム材2
1のセル中に充填し、接着、固着したものらある。
ところで、上記の第8図に示した化粧材12を作製する
には、接骨剤を配合したコルク砕小片20.20・・・
を専用の型枠内に充填し、予備乾燥して水分を調整した
後、型枠内のコルク層表面にバックアップ材を積層して
接着し、熱圧処理する。次いで、型枠より取り出し、仕
様に合わせて所定の寸法に切断する。
一方、第9図に示した化粧材12を作製するには、接着
材を配合したコルク砕小片を所定の寸法形状を有するア
ルミニウム、紙等からなるハニカム材20のセル中に充
填し、予備乾燥して水分を調整した後、コルク層表面に
バックアップ材を積層して接着し、熱圧処理する。
「発明が解決しようとする問題点」 しかしながら、上記の第8図に示した化粧材の製法では
、型枠内にコルク砕小片を充填してコルク層を形成する
ため、形成されたコルク層の厚さを実際に吸音板本体に
接合されて用いられるときの必要厚さに一致させるのが
難しく、これにより化粧材の通気性を制御するのが困難
であることから、これを用いた吸音板の吸音性能の制御
も困難であるという問題がある。また、この製法により
得られた化粧材にあっては、軟質のコルク層およびバッ
クアップ層からなっているため強度が不十分であり、よ
って天井材等の剛性を必要とするものへ適用するのにや
や難がある。さらに、この化粧材にあっては、その表面
がコルクのみからなっているため外観的に見て意匠性に
乏しいという問題がある。また、この化粧材を用いた吸
音板に枠を取り付はパネルとして使用したい場合に、枠
とコルク層とを而−にしかつ見切り部分を隙間なくきれ
いに仕上げることが困難である。
一方、第9図に示した化粧材の製法では、その製法によ
り得られた化粧材が上述の第8図に示した化粧材と同様
に外観意匠性に乏しく、室内壁に使用された場合などハ
ニカム模様が室内の美観を損なう恐れもある。
「問題点を解決するための手段」 そこでこの発明では、板材に先塗装を施し、次にこの板
材を用いて枠体を形成し、次いでこの枠体内に接着剤を
配合したコルク粒を充填して予備乾燥を施し、その後バ
ックアップ材を積層して熱圧処理することにより吸音板
用化粧材を形成して上記の問題点を解決した。
以下、図面を参照してこの発明の詳細な説明する。
第1図ないし第6図はこの発明の製法の一例を示すもの
で、図中符号1は後述する枠体を形成するための板材で
ある。この板材lとしては、ウオールナツト、ローズウ
ッド、チーク、スブルース、ケヤキ、ナラなどの木目模
様の美しい化粧単板を表板とする合板が好適に用いられ
、他にフェノール樹脂板等の合成樹脂板なども用いられ
る。また、この板材Iの厚さは5〜12am程度が好ま
しいが、この範囲外の厚さでも差し支えない。
まず、第1図に示した板材lに先塗装を施す。
ここで、板Utへの塗装は、下塗りまででも、また上空
りまで行ってもよく、これらの選択は仕様に合わせて適
宜決定される。次に、板材lをカットして第2図に示す
ように枠材2.2・・を作り、さらにこれら枠材2.2
・・を組み立てて第3図に示ずような枠体3を形成する
。ここで、枠体3の組み立てには、タッカ−等の固定金
具あるいは接着剤などが適宜用いられる。次いで、第4
図に示すように金属板等からなる定盤4上にポリプロピ
レン樹脂、フッ化ビニル樹脂などからなる離型フィルム
5を載せ、その上に上記枠体3をその裏面が上になるよ
うにして載せ、さらに接着剤を予め配合したコルク粒6
.6・・・を枠体3内に充填する。
ここで、コルク粒6としては粒径0.2mm−10mr
a程度のらのが好適に用いられ、また接着剤としてはウ
レタン樹脂系接着剤などが用いられる。
次いで、上記枠体3を予備乾燥して充填したコルク粒6
.6・・・や接着剤などに含まれる水分を除去し、これ
らを適性な含水率に調整すると共に接着剤を固化してコ
ルク層7を形成する。次いで、第5図に示すように上記
枠体3およびコルク層7の裏面にバックアップ材8を積
層接着し、さらにその上に離型フィルム9を重ねる。こ
こで、バックアップ材8は、コルク層7を補強し、また
コルク粒6.6・・・等の剥離を防止するもので、通気
性の良好な目の粗い合成繊維不織布、織布、ガーゼ、編
布等が用いられる。また、このバックアップ材8の枠体
3およびコルク層7への接着に用いられる接着剤として
は、通気性の良好なナイロン樹脂やエヂレンー酢酸ビニ
ルコポリマー(EVA)などのホットメルト型で、秤量
10〜30g/m″の薄手の不織布状、ネット状の接着
剤か好適に用いられる。
その後、離型フィルム9の上にクッション材を重ね、さ
らにその上にホットプレス等で熱圧処理する。この場合
に熱圧処理条件は、板材1の材種や寸法、コルク粒6の
充填mなどによって適宜決定される。熱圧処理後、クッ
ション材を取り外し、離型フィルム9を剥離すれば、第
6図に示すような吸音板用の化粧材10が得られる。そ
してこの場合、さらに上塗り塗装等を施して加飾しても
よい。
このような化粧材10の製法にあっては、枠体3か従来
の製法における型枠の役目をするため、コルク粒6.6
・・・の充填量のコントロールが容易であり、したがっ
てコルク層7の厚さ精度が十分に得られ、よってこの化
粧板10を用いることにより吸音板の吸音性能を容易に
制御できろ。また、この製法によって得られた化粧材1
0にあっては、枠体3、コルク層7およびバックアップ
材8を一体に成形することにより十分な強度か得られ、
よってこれを用いた吸音板を天井材等の剛性を必要とす
る乙のにも適用することができる。さらに、この化粧材
lOにあっては、枠体3とコルク層7とを一体に成形す
ることによりこれらの間に隙間等のない見切り部分のき
れいな仕上がりのらのが得られ、また枠体3に木目模様
の美しい合板などを用いる二とができ、かつ上塗り塗装
などにより加飾を施すことができるため、化粧材として
の優れた外観を得ることができる。また、この化粧材l
Oでは、パネル化されていることからこれを用いた吸音
板も容易にパネルとすることができ、よってこれの取り
扱いを容易にすることができる。
「実施例」 以下、本発明を実施例により具体的に説明する。
(実施例! ) 寸法4尺×8尺、厚さ8IllInのRC合板に0.2
mmのナラツキ板を貼着してなる板材に、ウレタン系ワ
イピング剤(オーク色)を塗布して着色し、これを室温
にて16時間乾燥した後、ウレタンサンディングシーラ
ーを厚さ30μm程度に下塗りした。そして、これを再
度室温にて16時間乾燥した後、#320のサンディン
グペーパーにより研削した。次に、この板材をカットし
て第2図に示すような枠材を形成し、さらにこれらを 
α−オレフィン系接若剤で留め接着し、裏面にタッカ−
打ちをすることにより組み立てて第3図に示すような外
寸450m+eX 450mmの枠体を形成した。
次いで、厚さ2mmのジュラルミン板に厚さ20μmの
ポリプロピレン製a型フィルムを載せ、その上に上記の
枠体をその裏面が上になるようにして載せた。さらに、
外径8Il111程度のコルク粒とウレタンエマルジョ
ン(スーパーフレックス#200:第−工業製薬(株)
製)とを2対1の割合で混合し、これを上記の枠体内に
秤p 90087m2となるように充填し、その後50
℃で60分間乾燥してこれらの水分を調整し、ウレタン
エマルジョンを固化して枠体内にコルク層を形成した。
次いで、このコルク層を形成した枠体の上にバックアッ
プ材として点状ホットメルトを配した裏打ら不織布(ク
ランボンC8−340)を貼着し、さらにその上に厚さ
20μmのポリプロピレン製盾型フィルム、シリコンゴ
ムからなるクッションを順次重ねた。その後、これらク
ッション等の上上り熱圧プレスにて温度110℃、圧力
0.3MPaで5分間熱圧処理した。そして、室温まで
冷却して解圧し取り出した後、さらにアクリルウレタン
30%グロスの塗料を塗膜厚20μmとなるように上塗
りすることにより、美麗な外表面を有し、かつ枠体とコ
ルク層とが而−に仕上がった吸音板用の化粧材を得た。
このようにして得られた化粧材を吸音板に取り付けてそ
の吸音性能を調べたところ、所望する吸音性能を有して
いることが分かった。また、この吸音板を音楽スタジオ
の天井材として用い、実用試験を行ったところ、設置2
年後においても全く異常は見られず、またその吸音性能
も所定の性能を推持していた。
(実施例2 ) 実施例1と同(pにして枠体を組み立て、この枠体を離
型フィルムを介してジュラルミン板に載せた。一方、外
径8m+n程度のコルク粒を、ポリウレックスボアオイ
ルP液およびD液(和信化学(妹)製)をそれぞれIk
gずつ、#9350シンナー(和信化学(昧)製)を8
 kg、スピロン旧ackMtls−Liquid (
保土谷化学(株))を0.5kgを配合してなる着色剤
中に浸漬し、液切りして室温で48時間乾燥した後、接
着剤(ウレタンエマルジョン)と混合した。
次いで、この接着剤と混合したコルク粒を上記枠体内に
充填した。
その後、実施例1と同様に処理して化粧材を形成したと
ころ、コルク層が着色されていることにより一層外観の
美麗な吸音板用の化粧板か得られた。
このようにして得られた化粧材を、実施例1で得られた
化粧材と同様に試験したところ、先のらのと同様に十分
な性能を有していることが確認できた。
(実施例3 ) 実施例1と同様にして板材を下塗りし、研削処理した後
、さらにポリウレックス#548−クフラットクリヤー
P液(和信化学(株)製)を4kg、同じ< I)液を
I kg、 # 9350シンナー(和信化学(株)製
)を1.5kg配合してなる塗料により上塗りした。
その後、実施例1と同様にして熱圧処理まで行い、上塗
り工程を省いて化粧材を形成したところ、実施例1の場
合と同様に美麗な外観を有する吸音板用の化粧ばか得ら
れた。
この化粧材にあっても、先のものと同様に十分な性能を
有していることが確認できた。
「発明の効果」 以上に説明したように、この発明は板けに先塗装を施し
、次にこの板材を用いて枠体を形成し、次いでこの枠体
内に接着剤を配合したコルク粒を充填して予備乾燥を施
し、その後バックアップ材を積層して熱圧処理すること
により吸音板用化粧材を形成するものであるから、コル
ク粒の充填量のコントロールが容易であり、したがって
コルク層の厚さが精度よく得られ、よってこの化粧材を
用いた吸音板の吸音性能を容易に制御できる。また、こ
の製法によって得られた化粧材にあっては、枠体とコル
ク層およびバックアップ1オとを一体に成形することに
より十分な強度が得られ、さらに枠体とコルク層との間
に隙間等がない見切り部分のきれいな仕上がりのものが
得られる。また、枠体に木目模様の美しい合板などを用
いることができ、かつ上塗り塗装などにより加飾を施す
ことができるため、化粧材としての優れた外観を得るこ
とができる。さらに、この化粧材では、パネル化されて
いることからこれを用いた吸音板をも容易にパネルとす
ることができ、よってこれの取り扱いを容易にすること
ができろ。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図はこの発明の製法の一例を工程順に
示す概略斜視図、 第7図は従来の製法によって形成された吸音板の側断面
図、 第8起部第7図に示した吸音板に用いられた化粧材の一
例を示す要部断面図、 第9図および第10図は第7図に示した吸音板に用いら
れた化粧材の池の例を示す図であって、第9図は部分正
面図、第1O図は概略断面図である。 ■・・・・・・板材、3・・・・・・枠体、6・・・・
・・コルク粒、7・・・・・・コルク層、8・・・・・
・バックアップ材、lO・・・・・・化粧材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 板材に先塗装を施し、次にこの板材を用いて枠体を形成
    し、次いでこの枠体内に接着剤を配合したコルク粒を充
    填して予備乾燥を施し、その後バックアップ材を積層し
    て熱圧処理することを特徴とする吸音板用化粧材の製法
JP62002917A 1987-01-09 1987-01-09 吸音板用化粧材の製法 Pending JPS63172642A (ja)

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JP62002917A Pending JPS63172642A (ja) 1987-01-09 1987-01-09 吸音板用化粧材の製法

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