JPS5847347B2 - 化粧合板の製法 - Google Patents

化粧合板の製法

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Publication number
JPS5847347B2
JPS5847347B2 JP6729777A JP6729777A JPS5847347B2 JP S5847347 B2 JPS5847347 B2 JP S5847347B2 JP 6729777 A JP6729777 A JP 6729777A JP 6729777 A JP6729777 A JP 6729777A JP S5847347 B2 JPS5847347 B2 JP S5847347B2
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JP
Japan
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plywood
decorative
core material
veneer
wood
Prior art date
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Expired
Application number
JP6729777A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5320408A (en
Inventor
賢吉 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Gakki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Gakki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Gakki Co Ltd filed Critical Nippon Gakki Co Ltd
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Expired legal-status Critical Current

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  • Finished Plywoods (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はピアノ、オルガン、家具等に使用される生地塗
り塗装仕上げの化粧合板の製法に関するものであり、特
に高級ピアノに使用される天然銘木の木目のみえる生地
塗り塗装仕上げの化粧合板の製法に関する。
従来、この種の化粧合板は芯材に木材の化粧用単板を塗
装台板として接着し、その上に透明塗装を施して作って
いた。
高級ピアノその他高級家具用品に供する化粧合板には、
化粧用単板として天然の銘木を厚さ0.3〜1.5mm
程度にスライスしたものを芯材に接着して使用するが、
塗装表面を鏡のように平滑に仕上げるためにはポリエス
テル等の下塗り塗料を4回程度塗り、乾燥後表面を平滑
にするためサンデイングを行ない最後に上塗り塗料を塗
り更に研摩仕上げしているものであるが、このような従
来の工程、特に下塗り及びそれを平滑にサンデイング仕
上げするためには、多くの手数と費用及び工程日数を要
した。
しかも天然の銘木の木目の美しさを正確に保存するため
には、その塗装は注意深く、且つ充分に時間をかげて行
なわなけれはならなかった。
しかしそれにもかSわらず周囲の温度変化により芯板の
内部に伸縮等が起り、これが凹凸となって平滑に仕上げ
た塗装表面に現出し易すがった。
一万プリント合板またはメラミン樹脂含浸印刷紙合板の
ような印刷された凝似木目を有するものを化粧用材料と
して使用するのは、それら合板がどのように高級品であ
っても、それらは木目の美しさにおいて天然の銘木には
到底及ばない。
天然の銘木は高価であり且つ供給量も少ないので、合板
の内部までは使用しないのが普通である。
従って芯材にはラワン等他の樹脂の合板等が通常使用さ
れその芯材に銘木をスライス(厚さ0.3〜1.5間程
度)した化粧用単板を貼りつげて銘木合板とし、その表
面を塗装するわけである。
このように、化粧用単板が薄い天然木材のスライスでか
つ芯材が木材であるため、その表面塗装は前述の如く充
分に注意を払い、多くの塗装工程とその平滑化工程を加
えてもなお塗面の平滑さを長期間平滑に保つことは困難
であった。
従って本発明の第一の目的は、注意深い配慮と且つ多犬
の時間とを必要とした塗装工程を簡潔化し、然も塗装の
品質向上を計り、もって良好な塗装仕上面を有する木目
のみえる生地塗り塗装仕上げの化粧合板を得る方法を提
供することにある。
また、従来の化粧合板の製法として、化粧用単板と添芯
単板(1.5〜2n程度の木材板からなる)と芯材とを
接着重合して積層合板を作り、シーズニングして自然な
動きを出した後、表面をサンデイング等により平滑化し
て、次に透明塗装をする方法がある。
この方法によってえられた化粧合板は、透明塗装をする
ので化粧用単板は外界からの機械的外力や温湿度から保
護され、美観も保たれる。
しかし芯材の動き、特に温湿度の影響による又は接着時
に含まれる水分の移動拡散による伸縮等が表面に微小凹
凸となって現出し、塗膜の平滑性を劣化させる(塗膜に
うつる景色がゆがんでくる)。
その上、該化粧合板は全面が木材のため、芯材の動きを
遮蔽する力または強度が添芯単板にも化粧用単板にも不
足する。
従って本発明のもう一つの目的は、芯材の動きが合板表
面従って塗膜表面−まで伝導することを防ぎ、且つ塗装
合板の表面から水分が合板内部まで微小ながら拡散伝達
(又は移動)するのを防ぎ、もって塗装表面の平滑性を
保護する化粧合板を得る方法を提供することにある。
本発明によれば、化粧用単板と熱硬性樹脂含浸硬化紙層
と芯材とを貼り合せて積層して合板を作る工程(1)、
および然る後に該工程(11で得られた合板の表面層た
る化粧用単板の表面に透明塗装を施す工程(2)から成
る化粧合板の製法が提供され、これによって前記の諸目
的が達成される。
本発明の第一の特徴は、上記工程(1)において化粧用
単板(天然の木材をスライスして作った化粧用単板)と
芯材との間に熱硬化性樹脂含浸硬化紙層を介在せしめた
点にある。
該工程(1)における各素材の接着順序は特に限定され
ない。
化粧用単板と熱硬化性樹脂含浸硬化紙層と芯材とを同時
に貼り合せてもよく、前2者を先に貼り合せてから芯材
をあとで貼り合せてもよく、また後2者を先に貼り合せ
てから化粧用単板をあとで貼り合せてもよい。
本発明の第二の特徴は、上記工程(1)においてまず3
種の層構造を有する合板を完成させ、然る後に上記工程
(2)においてその合板の化粧用単板層の表面に透明塗
装を施すこと、換言すれば工程(1)と工程(2)とは
時間的に間隔をおいてこの順序で実施することにある。
熱硬化性樹脂含浸硬化紙層としてはフェノール樹脂を含
浸・硬化させたものが最も代表的であるが、他にポリエ
ステル、メラミン、ジアリルフタレート等を含浸・硬化
させたものも使用できる。
芯材、化粧用単板および透明な表面塗膜層については従
来の技術で通常用いられていたものが適宜使用できる。
以下に、本発明の化粧合板の製法の具体例を添付の図面
を参照しつ〜説明する。
実施例 調整された,芯材1の両面に、約0,50〜1.80y
rtmの厚さのサンデイングされたフェノール樹脂含浸
硬化紙層2,2を重合密着し、その両者上に03〜1.
5關の厚さの天然木材スライス化粧単板3,3を貼り、
然る後に透明塗膜層を塗着して化粧合板をうる。
発明の方法によってえられる化粧合板の主な利点は次の
とおりである。
(−1′)仕上塗膜面上の品質向上 熱硬化性樹脂含浸硬化紙層(約0.50〜1.80間)
により温湿度変化によって芯材中に生ずる動きが規制さ
れ安定化されるので、最初の平滑性が保持される。
またこの厚膜層の存在によって塗装下地面として安定化
されるため塗装割れの危険性も極めて少なくなり、塗装
の品質が向上し製品価値を高める。
(口)芯材の安定化 化粧用単板と熱硬化性樹脂含浸硬化紙層と芯材とからな
る積層合板を塗膜形成に先がけて完成させるので、接着
剤中の水分が接着後拡散し合板の表面から飛散して合板
は乾燥し、合板中にとじ込められる水分が減少し、空気
中の水分と平衡状態を保ち、そのために芯材が安定化し
、化粧合板の表面の平滑化に与える悪影響が少くてすむ
【図面の簡単な説明】
図面は両表面を塗装仕上げした本発明方法によってえも
れた化粧合板の一実施形の断面図であり、1は芯材、2
は熱硬化性樹脂含浸硬化紙層、3は天然の木材をスライ
スして作った化粧用単板、4は透明な表面塗膜層を示す

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 化粧用単板と熱硬化性樹脂含浸硬化紙層と芯材とを
    貼り合せて積層して合板を作る工程(1)および然る後
    に該工程(1)で得られた合板の表面層たる化粧用単板
    の表面に透明塗装を施す工程(2)からなることを特徴
    とする化粧合板の製法。
JP6729777A 1977-06-09 1977-06-09 化粧合板の製法 Expired JPS5847347B2 (ja)

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JP6729777A JPS5847347B2 (ja) 1977-06-09 1977-06-09 化粧合板の製法

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JP6729777A JPS5847347B2 (ja) 1977-06-09 1977-06-09 化粧合板の製法

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Publication Number Publication Date
JPS5320408A JPS5320408A (en) 1978-02-24
JPS5847347B2 true JPS5847347B2 (ja) 1983-10-21

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ID=13340908

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JP6729777A Expired JPS5847347B2 (ja) 1977-06-09 1977-06-09 化粧合板の製法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5633291Y2 (ja) * 1974-07-10 1981-08-07
JPH02175101A (ja) * 1988-07-26 1990-07-06 Yamaha Corp 化粧材の製法

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Publication number Publication date
JPS5320408A (en) 1978-02-24

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