JPS63170218A - フエライト粉末の製造方法 - Google Patents

フエライト粉末の製造方法

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JPS63170218A
JPS63170218A JP177287A JP177287A JPS63170218A JP S63170218 A JPS63170218 A JP S63170218A JP 177287 A JP177287 A JP 177287A JP 177287 A JP177287 A JP 177287A JP S63170218 A JPS63170218 A JP S63170218A
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JP
Japan
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ferrite powder
compd
iron
barium
flux
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JP177287A
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English (en)
Inventor
Kyoji Odan
恭二 大段
Hiroshi Miura
洋 三浦
Yoshitaka Ariki
有木 芳孝
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は六角板状マグネトプランバイト型BaまたはS
rフェライト扮末を経済的、実用的に製造する方法に関
するものである。
従来からDaまたはSr7エライト粉末は異方性フェラ
イト磁石用材料として、焼結磁石およびゴム、プラステ
ィック磁石に用いられており、最近では磁気カード、磁
気交通切符等にも使用されている。
磁気カードに用いられるフェライト粉末としては、保磁
力が適ツな値(500〜30000c)で。
飽和磁化ができるだけ高く、しかも各粒子の磁気特性が
均一で、また粒子が小さく均一で、粒子の凝集、焼結な
どがなく、分散性のよいものが望まれている。
(従来の技術およびその問題点) 現在、 、Bに工業的規模におい°C量産化され、多量
に使用されている異方性フェライト磁石用材料粉末は、
原料粉末を1100℃以上の温度で焼結し、それを粉砕
するものである。したがって形状は不定形で六角板状を
呈していない、しかも結晶中に歪みを有するBaまたは
Srフェライト粉末である。このため、これらのフェラ
イト粉末を用いて例えば優れた性能を有する異方性フェ
ライト磁石を作ることには限界があった。
また磁気カードに使用する場合、分散性が悪く、さらに
粒子形状が揃わないために保磁力の分布が大きいもので
あった。
この問題点を解決するなめに六角板状で、粒子が一個一
個バラバラであり、分散性、配向性の優れたBaまたは
S「フェライト粉末の製造法が提案されており、例えば
特公昭55−49030号公報、特開昭417−120
308号公報記載の方法がある。しがしながら、これら
の方法においても得られるBaまたはSrフェライト粉
末は、粒度分布が広く、粒子−個一個の磁気特性が均一
でないという間層があった。
(発明の目的) 本発明の目的は前記従来法の欠点を解決し、粒度分布が
狭く、分散性、配向性が良く、さらに粒径が0.5μm
以下でしかも粒径と厚みの比が3以上であるBaまたは
Srフェライト扮末の製造方法を提供することにある。
本発明の他の目的は磁気カード、磁気テープなどの塗膜
、インキ等を製造する場合の分散性、配向性に優れ、さ
らにゴム、プラスチック磁石の製造工程における樹脂へ
の分散性能および配向性能が優れたnaまたはSrフェ
ライト粉末を容易かつ経済的に製造することができる方
法を提供することにある。
(問題点を解決するための技術的手段)本発明は、マグ
ネトプランバイト型RaまたはSrフェライト粉末を製
造するに当り、比表面積50rrr/g以、Lの鉄化合
物とバリウムまたはストロンチウム化合物とからなる出
発I!A料および出発原料に対して1〜100重量%の
融剤を混合して、混合物を2速加熱して800〜950
℃の温度で焼成した後、焼成物を急速冷却し、次いで洗
浄することを特徴とするフェライト粉末の製法に関する
ものである。
本発明においては、まず出発原料の鉄化合物とバリウム
またはストロンチウム化合物に融剤を混合する。
鉄化合物としては水酸化銖、オキシ酸化鉄、酸化鉄等が
用いられる。また鉄化合物は比表面積が50rrr/g
以上の微粒子であることが必要である。
これにより生成するフェライト粉末は粒径が0.5Bm
以下の六角板状で、−個一個が分離したものとなる。比
表面積が50rrr/gより小さいと生成するフェライ
ト粉末の粒子が大きくなり、粒径と厚みの比が小さ、く
なるとともに保磁力も低下する。
バリウムまたはストロンチウムの化合物としては、それ
らの酸化物、さらにそれらの水酸化物、炭酸塩などの分
解により酸化物に転化しうる化合物が用いられる。バリ
ウムまたはストロンチウム化合物の粒径は5μm以下で
あることが望ましい。
5μmより大きいとBaまたはSrフェライト粉末の生
成に長時間を要する。
鉄化合物とバリウムまたはストロンチウム化合物の割合
は、原子比でFe 7M (MはBaまたはSr)がl
O/1〜14/1の範囲であることが好ましい、この範
囲をはずれるとマグネトプランバイト型の結晶が生成し
難くなる。
−mに、マグネトプランバイト型のBaまたはSrフェ
ライト粉末の保磁力は、2000〜40000eであり
、異方性フェライト磁石材料には適しているが、磁気カ
ード用には保磁力が500〜30000eであることが
好ましい、この範囲に保磁力をコントロールするために
、In、Cr、Zn十v、zn +Nb、Zn 十Ta
、Co +Ti、Co )V。
Co +7.n、Ni 十Zn、Cu +Zrの一種以
−Eの元素または元素の組合わせを、rk1グラム原子
に対し0.2グラム原子以下の量でそれぞれの元素の化
合物として添加することもできる。それぞれの元素の化
合物としては、酸化物、塩化物、炭酸塩、硝酸塩などが
用いられる。
融剤としては、一般に知られている塩化ナトリラム、塩
化バリウム、塩化ストロンチウム、塩化カリウム等が使
用される。
融剤の使用量は、出発原料に対して1〜100重量%で
ある。その量が少なすぎると目的とする粒子形態のもの
が得られない、また多すぎても多くしたことによる利点
はなく、経済的でない。
出発原料と融剤の混合はボールミル、ニーグー等分用い
た通常の混合方法で十分である。
得られた混合物は、粉末のままで焼成を行う。
本発明においては、焼成にあたって、2速に加熱昇温し
て800〜950℃で焼成した後、急速冷却し、粒子の
適度な成長ならびに結晶化度を促進させる。
均一な磁気特性を有するフェライト粉末を得るためには
焼成前の条件もさることながら焼成をすばやく行うのが
有効である。焼成に要する時間が余りにも長いと粒子の
成長が大きくなり各粒子間の成長度合いが相通し、また
、結晶化度も異なるので各粒子の形状が変わり、その結
果として各粒子の保磁力、飽和磁化等の磁気特性が異な
って保磁力分布が広くなる。したがって焼成する際は急
速に加熱して焼成温度にまで昇温し、焼成後は急速に降
温させて室温付近にまで冷却する必要がある。昇温およ
び降温速度は、それぞれ50℃/分以上にするのが好適
であり、50℃/分より遅い速度で昇降温させるとフェ
ライト粒子の粒度分布が広くなり保磁力分布が広くなり
易くなる。また焼成温度に保磁する時間は2時間以内に
するのが粒度、各粒子の保磁力等を均一にするうえで好
適である。
焼成温度は、これがあまり低すぎると飽和磁化が低くな
ったり、結晶化が進まなかったりし、また高ずざると粒
子の成長が大きく粒径が大きくなったり、粒子間の焼結
が生じるので800〜950℃、好ましくは830〜・
930℃がよい、焼成雰囲気は特に制限されないが、一
般には空気雰囲気が便利である。
焼成物は、これを洗浄し、適宜乾燥すると、目的とする
フェライト粉末が得られる。洗浄は焼成物中の不純物、
例えば融剤等の不純物を十分に除去できればどのような
方法で行ってもよい、洗浄液としては水や酢酸、給酸、
塩酸などを用いることもできる。十分に洗浄した焼成物
は次いで乾燥するが、乾燥方法は特に制限されない。
(実施例) 次に実施例ならびに比較例により、本発明を説明する。
実施例1 比表面積135rrr/gの水酸化鉄E F (!(O
II )3]と炭酸バリウム(Ba Co3)をモル比
でFe(OH)3: Ra Co、1= 11.6 :
 1となるように全量で100g取り、これに融剤とし
て塩化ナトリウム30gを加え、これらをボールミルを
用いて混合した。混合物を整粒してロータリーキルンに
よって空気雰囲気ドに870℃の温度にまで約3分間で
昇温(昇温速度240℃/分)し、30分間870℃に
保持して焼成した後、降温速度100”C/分で室温に
まで急冷した。焼成物を水および酢酸で洗浄した後、乾
燥してバリウムフェライト粉末をマ:シた。
このバリウムフェライト粉末について透過型電子顕微鏡
(TEM)で粒子形状(粒径、厚み、分布)を測定した
(粒子100個の平均値)、また振動試料式磁力計で磁
気特性を測定した。
TEMの結果、六角板状をしており、平均粒子径0.4
5μn1で粒径と厚みの比は3.8であった。
また磁気特性は保磁力263000、飽和磁化61、 
Oe m u / gであった。この粉を塩化ビニル−
酢酸ビニル系ポリマーなバインダーとしてインクを調製
し、ついで塗膜を形成した。塗膜の角形比は0.82で
あった。また光沢度は35%であった。
実施例2〜4 実施例1の焼成条件を、第1表の通りにかえたほかは、
実施例1と同様にしてバリウムフェライト粉末を製造し
、実施例1と同様に各特性を測定した。その結果を第2
表に示す。
第1表 実施例5 BaCO3をSrCO3にかえたほかは、実施例1と同
様にしてSrフェライト粉末を得た。
得られたSrフェライト粉末は六角板状をしており、平
均粒子径0.43μmで、粒径と厚みの比は4.3であ
った。また磁気特性は保磁力2950oc、飽和磁化6
ZOemu/gであった。塗膜の角型比は0.81であ
った。光沢度36%であった。
実施例6 原料として比表面fa 156 rd、1gの水酸化鉄
から得られたα−Fe203、TiO2、COOおよび
SrCO3をモル比でa−Fe203:Ti O2:C
oO:5rC03=5.16:0.84:0.84=1
となるように混合したものを用いたほかは実施例1と同
様にしてSrフェライト粉末を得た。
得られたS「フェライト粉末は六角板状をしており、平
均粒子径0.40μmで1粒径と厚みの比は3.5であ
った。また磁気特性は保磁力17600C1飽和磁化6
0.5 e m u / gであった。塗膜の角型比は
0.84であった。光沢度35%であった。
比較例1 平均粒子径1ノjTnのα−Fe203 (比表面積2
0rrr/g)を出発原料として用いたほかは、実施例
1と同様にしてBaフェライト粉末を得た。
得られたBaフェライト粉末は六角板状をしており、平
均粒子径25 B mで、粒径と厚みの比は3.0であ
った。また、磁気特性は保磁力1200oe、飽和磁化
56. Oc m u 、/ gであった。塗膜の角型
比は0.70であった。光沢度11%であった。
比較例2 実施例】と同様にして得た乾燥物をルツボに入れ、マツ
フル炉を用いて昇温速度200℃/時で870℃に昇温
し、2時間保持した後、放冷し、焼成物を水および酢酸
で洗浄し、乾燥してバリウムフェライト粉末を得た。実
施例1と同様にして各特性を測定した結果を第2表に示
す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)マグネトプランバイト型BaまたはSrフェライ
    ト粉末を製造するに当り、比表面積50m^2/g以上
    の鉄化合物とバリウムまたはストロンチウム化合物とか
    らなる出発原料および出発原料に対して1〜100重量
    %の融剤を混合して、混合物を急速加熱して800〜9
    50℃の温度で焼成した後、焼成物を急速冷却し、次い
    で洗浄することを特徴とするフェライト粉末の製法。
  2. (2)急速加熱が50℃/分以上の昇温速度で、急速冷
    却が50℃/分以上の降温速度である特許請求の範囲第
    1項記載のフェライト粉末の製法。
  3. (3)出発原料にIn、Cr、Zn+V、Zn+Nb、
    Zn+Ta、Co+Ti、Co+V、Co+Zn、Ni
    +Zn、Cu+Zrの一種以上の元素または元素の組合
    わせを、鉄1グラム原子に対し0.2グラム原子以下の
    量でそれぞれの元素の化合物として添加する特許請求の
    範囲第1項記載のフェライト粉末の製法。
JP177287A 1987-01-09 1987-01-09 フエライト粉末の製造方法 Pending JPS63170218A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6427206A (en) * 1987-04-21 1989-01-30 Ishihara Mining & Chemical Co Ferromagnetic fine powder for magnetic recording and manufacture thereof
EP0638618A2 (de) * 1993-08-13 1995-02-15 BASF Aktiengesellschaft Magnetisches Tintenkonzentrat
CN101913855A (zh) * 2010-08-24 2010-12-15 中北大学 锶铁氧体磁性纳米粒子的制备方法及其磁性减震橡胶

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6427206A (en) * 1987-04-21 1989-01-30 Ishihara Mining & Chemical Co Ferromagnetic fine powder for magnetic recording and manufacture thereof
EP0638618A2 (de) * 1993-08-13 1995-02-15 BASF Aktiengesellschaft Magnetisches Tintenkonzentrat
CN101913855A (zh) * 2010-08-24 2010-12-15 中北大学 锶铁氧体磁性纳米粒子的制备方法及其磁性减震橡胶

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