JPS6316714Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6316714Y2
JPS6316714Y2 JP1982105866U JP10586682U JPS6316714Y2 JP S6316714 Y2 JPS6316714 Y2 JP S6316714Y2 JP 1982105866 U JP1982105866 U JP 1982105866U JP 10586682 U JP10586682 U JP 10586682U JP S6316714 Y2 JPS6316714 Y2 JP S6316714Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
star
shaped member
drive shaft
locking
handle body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1982105866U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5911889U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP10586682U priority Critical patent/JPS5911889U/ja
Publication of JPS5911889U publication Critical patent/JPS5911889U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6316714Y2 publication Critical patent/JPS6316714Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は牽引巻上装置に関する。
従来、無負荷時にロードシーブを遊転させるた
めに、駆動軸を軸心方向に移動してピニオンギヤ
の噛合を離脱する構造の遊転機構は知られている
が、負荷時に不意に上記噛合が離脱すれば極めて
危険であるから、確実に駆動軸の軸心方向への移
動を制止せねばならず、かつ、無負荷時には必要
に応じて直ちに遊転状態に切換えなければならな
いという、矛盾する要望があり、従来の構造のも
のでは、この点で不十分であつた。例えば実開昭
49−42663号に開示の従来の牽引巻上装置では次
のような欠点を有していた。即ち、作業者の中
には巻上時に、駆動軸の外端に回転自在に枢着さ
れたハンドル体を片方の手で握り締めて操作杆の
揺動のために力を加え易いように身体のバランス
をとる人が時々存在するが、このような癖の人で
は、ハンドル体が不意に回転することがあり、こ
のハンドル体の回転に伴つて、カムとカム受けを
介して、駆動軸が軸心方向へスライドして、ピニ
オンギヤの噛合が離脱し、吊荷が落下する危険な
事故が時たま発生するという欠点、及び空荷の
ときにピニオンギヤの噛合を離脱して遊転状態に
切換えたい場合には、駆動軸の外端に枢着された
上記ハンドル体を180度以上も大きく回転させね
ばならないので瞬時に切換えが出来ないという欠
点、を有していた。
本考案は、従来のこのような相反する要望を共
に満足させて、不意の離脱が無くて安全性が高
く、かつ、遊転状態への切換えが確実に容易に出
来るようにすることを目的とする。
以下、図示の実施例に基き本考案を詳説する。
1は機体に対し軸心方向にスライド自在として
枢支された駆動軸であり、一端部にピニオンギヤ
2が固着されている。該ピニオンギヤ2は、一対
のギヤ3,3と噛合して、回転トルクが伝達さ
れ、図外の荷鎖用のロードシーブに連動連結され
る。
4はハンドル体であり、凹窪部5が外方開口状
に凹設されている。駆動軸1は軸受6,7により
回転自在かつ軸心方向にスライド自在に枢支され
るが、外端側の一部にはスプライン軸部8が設け
られ、これに噛合状に外嵌したデイスクハブ9が
設けられる。該デイスクハブ9には、ブレーキシ
ユ10・中間板11・ブレーキシユ12が外嵌さ
れると共に、ねじ機構13を介して螺進退可能
に、ラチエツト凹凸歯14付の押圧盤15が螺合
している。さらに、該押圧盤15の外端部と上記
ハンドル体4とは一体回転するように、ロールピ
ンやビスやボルト等で連結されると共に、該ハン
ドル体4の孔部16に、回転可能に、デイスクハ
ブ9の外嵌部が挿嵌され、止め輪17にて軸心方
向への抜止めとされる。このようにハンドル体4
はデイスクハブ9を介して駆動軸1の他端部に取
付けられている。
しかして、該ハンドル体4の凹窪部5の外周面
には内径放射状に複数の係止突片部18……が突
設されている。第8図と第4図に示すように係止
突片部18は略台形状であつて、隣り合う係止突
片部18の相互間には、所定間隔の空間部19が
形成される。また、係止突片部18の内面側に
は、径方向の凹溝部20が凹設されている。
また、駆動軸1の外端部には回転自在に星型部
材21が枢着され、該星型部材21はその外周部
から複数の係止腕22……が外径放射状に突設さ
れている。この係止腕22……は上記係止突片部
18……と同一個数とし、かつ、幅寸法Aは、前
記空間部19の間隔寸法よりも小さく設定して、
軸方向に通過可能となつている。さらに、星型部
材21の係止腕22……の外面側には、小突出部
23が夫々付設される。例えば丸頭付リベツトを
係止腕22に固着したり(第1図)、又は係止腕
22に一体的に小突出球頭部を形成したり、若し
くは鋼球を嵌込んで取付ける。
そして、該星型部材21はハンドル体4の凹窪
部5に、内有状態においては、第1図及び第8図
に示す如く、該小突出部23が、係止突片部18
の凹溝部20に係合する。このときの係合状態を
保持すべく、星型部材21とハンドル体4との間
に、弾発部材24を介装する。具体的には凹窪部
5の底面部と、星型部材21の内端面との間に、
円錐状コイルバネを介装している。勿論、デイス
クハブ9の外端面等と星型部材21の間に弾発部
材24を取付けてもよく、この場合には、間接的
に星型部材21とハンドル体4との間に弾発部材
24が介装されているといえる。いずれにせよ、
該弾発部材24により、星型部材21及び駆動軸
1を外側方Bに弾発付勢させている。
しかして、手で星型部材21を握つて、僅かに
回転させれば、第4図に示す如く、星型部材21
の係止腕22……が、ハンドル体4の空間部19
……に対応させることが可能で、このとき、弾発
部材24の弾発付勢力にて、星型部材21が矢印
Bのように駆動軸1と共に移動し、凹窪部5から
外側方に突出する。駆動軸1の外側方への摺動に
より、ピニオンギヤ2は、他のギヤ3,3との噛
合が離脱して、遊転状態とすることができる。
逆に、手動にて、第2図と第4図の状態から、
星型部材21を内側方へ押して、係止突片部18
……より奥内方へ係止腕22……を収納し、その
後、僅かり回転させて、手を離せば、小突出部2
3が凹溝部20に嵌込状に係止される。これによ
つて、駆動軸1は内方へ移動し、ピニオンギヤ2
が他のギヤ3,3と噛合状態となる。
なお、第5図のように凹溝部20を等辺三角
形断面とする外に、同図のように直角三角形断
面として、矢印C,D方向からの係脱のみを可能
とするも好ましい。また同図のような半円形等
の丸味のある断面とするも自由である。
なお、第1図において一対のギヤ3,3の回転
トルクは図外の1個のギヤに合流して伝達されて
後にロードシーブに伝わる。このようにすれば、
ギヤ面圧の臨界値が一定とすれば、ピニオンギヤ
2の幅寸法Eが半分で済み、その分だけ、係脱移
動量が小さくなつて好都合であると共に、全体の
左右長さ寸法も減少できる利点がある。
〔考案の効果〕
本考案は以下のような著大な効果を奏する。
作業者の中には巻上時に、操作杆を片方の手
で握つて大きな力を加えたいために、他方の手
でハンドル体4を握り締めて反力受けとする癖
の人が時々存在するが、本考案では該ハンドル
体4にピニオンギヤ2の離脱には直接的に関係
がないので、不意にピニオンギヤ2の噛合が離
脱する心配は無い。即ち、該ハンドル体4の内
部に内有状態として設けられた星型部材21の
回転操作によつてピニオンギヤ2の噛合の離脱
が行われる構成であり、巻上時にこのような内
有状態の星型部材21に作業者がわざわざ触れ
る虞が無いから、巻上時に吊荷が落下する危険
な事故を防止出来る。
遊転状態に切換えたい場合、星型部材21の
係止腕22を、ハンドル体4内の空間部19
に、僅かに回転−通常45度未満の角度のみの回
転−にて、対応させればよく、従つてワンタツ
チにて迅速に遊転状態に切換えることが出来
る。
しかも、安全面から見ると、星型部材21の
係止腕22には小突出部23が設けられ、ハン
ドル体4の内部の係止突片部18には凹溝部2
0が凹設され、かつ弾発部材24は、該小突出
部23と凹溝部20との係止を保持すべく外側
方Bへの弾発付勢している構成であるから、負
荷時(巻上時・巻下時)に不意に離脱する虞が
なく、安全性は極めて高い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面正面図、
第2図は遊転状態の同正面図、第3図は第1図の
右側面図、第4図は第2図の右側面図、第5図は
第3図のG−G断面図である。 1……駆動軸、2……ピニオンギヤ、4……ハ
ンドル体、5……凹窪部、18……係止突片部、
19……空間部、20……凹溝部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端部にピニオンギヤ2が固着された駆動軸1
    の他端部のハンドル体4には、凹窪部5が外方開
    口状に凹設され、かつ該凹窪部5の内周面には内
    径放射状に複数の係止突片部18……が突設さ
    れ、かつ該係止突片部18……の内面側には凹溝
    部20が凹設されると共に隣り合う該係止突片部
    18,18の相互間には所定間隔の空間部19が
    形成され、さらに、上記駆動軸1の他端部には回
    転自在に星型部材21が枢着され、該星型部材2
    1の外周部に外径放射状に突設された複数の係止
    腕22……にはその外面側に小突出部23が設け
    られ、該星型部材21が上記ハンドル体4の凹窪
    部5に内有状態にて、該小突出部23が上記係止
    突片部18の凹窪部20に係合するように対応
    し、さらに、該星型部材21とハンドル体4との
    間に弾発部材24を介装して、該星型部材21及
    び駆動軸1を外側方に弾発付勢して、上記小突出
    部23と上記凹溝部20との係合を保持させると
    共に、手動にて上記星型部材21を僅かに回転さ
    せて、係止腕22……を上記空間部19……に対
    応させれば、該弾発部材24の弾発付勢力にて、
    星型部材21が上記凹窪部5から外側方に突出
    し、これに伴つて駆動軸1が外側方に摺動して、
    上記ピニオンギヤ2と他のギヤ3との噛合が離脱
    して、遊転状態となるように構成されたことを特
    徴とする牽引巻上装置。
JP10586682U 1982-07-12 1982-07-12 牽引巻上装置 Granted JPS5911889U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10586682U JPS5911889U (ja) 1982-07-12 1982-07-12 牽引巻上装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10586682U JPS5911889U (ja) 1982-07-12 1982-07-12 牽引巻上装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5911889U JPS5911889U (ja) 1984-01-25
JPS6316714Y2 true JPS6316714Y2 (ja) 1988-05-12

Family

ID=30247974

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10586682U Granted JPS5911889U (ja) 1982-07-12 1982-07-12 牽引巻上装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5911889U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4614792B2 (ja) * 2005-02-28 2011-01-19 株式会社キトー 巻上牽引装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4942663U (ja) * 1972-07-19 1974-04-15

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5911889U (ja) 1984-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4768754A (en) Manual hoist with overload preventer
US4664357A (en) Overload avoiding arrangement for a hoist
JPH0729754B2 (ja) レバー式捲上機
KR20130112726A (ko) 부하 감지 변속 장치 및 부하 감지 변속 장치를 구비한 권상기
JPS6316714Y2 (ja)
JP2615371B2 (ja) チェーンレバーホイスト
JP2782061B2 (ja) レバー式捲上機
US6059267A (en) Lever hoist
JP3673170B2 (ja) レバー式巻上機
JP2725230B2 (ja) チェーンレバーホイスト
JP2537251Y2 (ja) レバー式捲上機の操作状態の識別機構
JPH026666B2 (ja)
JPS6328809B2 (ja)
JPH0111676Y2 (ja)
JPH05132293A (ja) 小型牽引巻上機
JPH0535988Y2 (ja)
JPH0130760B2 (ja)
JPH0711106Y2 (ja) レバー式牽引巻上機におけるレバー支持装置
JPH026066Y2 (ja)
JPH0460915B2 (ja)
JPH0138150Y2 (ja)
JPH0358998B2 (ja)
JPS6341429Y2 (ja)
JPH0736951Y2 (ja) レバー式捲上牽引装置
JPH0470240B2 (ja)