JPH0711106Y2 - レバー式牽引巻上機におけるレバー支持装置 - Google Patents

レバー式牽引巻上機におけるレバー支持装置

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JPH0711106Y2
JPH0711106Y2 JP1993021795U JP2179593U JPH0711106Y2 JP H0711106 Y2 JPH0711106 Y2 JP H0711106Y2 JP 1993021795 U JP1993021795 U JP 1993021795U JP 2179593 U JP2179593 U JP 2179593U JP H0711106 Y2 JPH0711106 Y2 JP H0711106Y2
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lever
metal
outer peripheral
brake cover
diameter outer
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JPH0673074U (ja
Inventor
健太郎 橋上
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株式会社二葉製作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、レバー式牽引巻上機に
おけるレバー支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のレバー式牽引巻上機におけるレバ
ー支持装置に関連して、本考案者が従来考案した装置を
比較例として図6に示している。
【0003】この比較例において、側板5に固定された
ブレーキカバー4とレバー構成部材3の開口部には、メ
タル8が嵌設されており、該メタル8の軸方向移動を阻
止するためにストップリング9により固定されている。
メタル8とブレーキカバー4の結合は回動出来る構造と
され、メタル8とレバー構成部材3の結合は回動不能の
構造とされている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前記比較例に示すレバ
ー支持装置の場合、メタル8、ブレーキカバー4、レバ
ー構成部材3の全てについて加工寸法精度を極端に高く
しなければ、メタル8とレバー構成部材3は固定、メタ
ル8とブレーキカバー4は回動という前記構成を実現す
ることが困難であり、また、メタル8の軸方向移動を阻
止するストップリング9を止めるメタル8の溝部位置の
精度も良好でなければ、レバー2を正常に動作できない
という欠点がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の問題を
解決したレバー式牽引巻上機におけるレバー支持装置を
提供するものであり、その手段として構成したところ
は、ブレーキカバー4に対してメタル6を介してレバー
構成部材3を回動自在に結合せしめたレバー式牽引巻上
機において、前記メタル6は、ブレーキカバー4の開口
縁部4aを回動自在に支持するフランジ付きの大径外周
座面6aと、レバー構成部材3の軸孔縁部3aを回動不
能に支持する小径外周座面6bとを、該メタル6の軸方
向に段差部7を介して並設すると共に、該メタル6に前
記レバー構成部材3の軸孔縁部3aを越えて延びる外端
部10を具備して成り、前記レバー構成部材3は、軸孔
縁部3aの周方向に間隔をおいて切欠部11を形成して
成り、前記メタル6の大径外周座面6aの軸方向寸法R
と、前記ブレーキカバー4の開口縁部4aの軸方向寸法
rを、R>rに構成し、前記メタル6の外端部10を切
欠部11を含む軸孔縁部3aの側部に向けてプレスカシ
メすることにより形成さるた切欠部11に対する喰込部
10aを介して小径外周座面6b上でレバー構成部材3
を回動不能に一体化し、しかも、大径外周座面6a上の
ブレーキカバー4とレバー構成部材3との間に、回動及
び軸方向への移動を許容せしめる遊隙θを構成して成る
点にある。
【0006】
【実施例】以下図面に基づいて本考案の1実施例を詳述
する。
【0007】図1において、ピニオンシャフト1には、
一端にピニオン12が一体的に設けられている。ロード
シーブ13は、ピニオンシャフト1に回動自在に外挿さ
れており、該ロードシーブ13の両端部をメタル14、
14を介して側板5、5に軸支されている。ギヤ15
は、ロードシーブ13に固着され、減速歯車群16を介
して前記ピニオン12に常時連動連結されている。ギヤ
ケース17は、減速歯車群16等を全体的に包囲し、一
方の側板5に固着されている。ブレーキカバー4は、ブ
レーキ部18を全体的に包囲し、他方の側板5に固着さ
れている。
【0008】上フック19は、側板5、5に回転揺動可
能に取付けられている。ロードチェーン20は、ロード
シーブ13に懸架されており、下端に下フック(図示せ
ず)を取付けており、負荷を掛けられる。ハブ21は、
ピニオンシャフト1にセレーション22を介して回動不
能に嵌合されている。ピニオンシャフト1のブレーキネ
ジ23には作動部材24が螺合されており、該作動部材
24の側部に位置してピニオンシャフト1の外端近傍に
は、早回し用グリップ25が回動自在且つ軸方向移動自
在に外嵌されている。更に、早回し用グリップ25の側
部に位置してピニオンシャフト1の外端部には、係止部
材26が外嵌されており、該係止部材26とピニオンシ
ャフト1の間にはゼンマイから成る弾性抵抗部材27が
介装されている。
【0009】ピニオンシャフト1の外端部の終端には螺
杆28が連設され、該螺杆28に螺合したナット29に
より前記係止部材26の抜止めを構成している。
【0010】前記作動部材24と早回し用グリップ25
の間には、スプリング30が圧縮状態で介装され、該ス
プリング30により早回し用グリップ25を常に係止部
材26に押し付けている。
【0011】ピニオンシャフト1に回動不能に外嵌され
た前記ハブ21は、該ハブの小円筒部31にラチェット
ホイール32及び一対のブレーキライニング33を外挿
しており、これらと作動部材24とによりブレーキ部1
8を構成している。制動用の爪34、34は、側板5に
植設固定された爪ピン35に軸支され、係合用スプリン
グ36により爪34をラチェットホイール32に係合せ
しめている。
【0012】作動部材24と早回しグリップ25の間に
は、ブレーキが作動している状態で間隙δが形成されて
いる。
【0013】図2に示すように、レバー操作部におい
て、側板5に固着されたブレーキカバー4の開口部に
は、メタル6がブレーキカバー4に対して回動自在に嵌
合され、該メタル6の段差部7にレバー2のレバー構成
部材3が嵌合され、該レバー構成部材3をメタル6に対
して回動不能ならしめるためプレスカシメにより固定し
ている。従って、レバー2は、作動部材24の外周上に
位置するが、該作動部材24に対して完全に縁切れの構
造とされている。
【0014】作動部材24の外周には、切換歯車部37
が設けられており、該切換歯車部37には切換爪金具3
8が係合せしめられる。この切換爪金具38は、把手3
9の軸部40にスプリングピン41で固定されている。
尚、把手39の軸部40はレバー2に軸支されている。
レバー2には、前記切換爪金具38を正転位置、逆転位
置、中立位置の何れかに選択的に保持せしめるための保
持シャフト42が設けられ、該保持シャフト42をスプ
リング43により切換爪金具38に圧接せしめている。
【0015】ブレーキカバー4の開口部寸法は、前記メ
タル6外径よりも大きめの寸法とし、図2に示すよう
に、該メタル6にレバー構成部材3を嵌合した際、ブレ
ーキカバー4とレバー構成部材3との間に、軸方向の遊
隙θが生じるように構成されている。
【0016】図3に詳細を示すように、メタル6は、ブ
レーキカバー4の開口縁部4aを回動自在に支持するた
めのフランジ付きの大径外周座面6aと、レバー構成部
材3の軸孔縁部3aを回動不能に支持するための小径外
周座面6bとを、該メタル6の軸方向に段差部7を介し
て並設すると共に、該メタル6に前記レバー構成部材3
の軸孔縁部3aを越えて延びる外端部10を具備してい
る。一方、レバー構成部材3は、軸孔縁部3aの周方向
に間隔をおいて、図5に示すような切欠部11を形成し
ている。図3(A)に示すように、前記メタル6の大径
外周座面6aの軸方向寸法Rは、前記ブレーキカバー4
の開口縁部4aの軸方向寸法rに対して、R>rに構成
されており、R−rの差に相当して前記遊隙θを形成す
るように構成している。また、小径外周座面6bの軸方
向寸法Rは、レバー構成部材3の軸孔縁部3aの軸方向
寸法tに対して、T>tに構成されており、T−tの差
により前記外端部10を形成するように構成している。
そこで、図3(B)に示すように、大径外周座面6aに
ブレーキカバー4の開口縁部4aを相対回動自在に外挿
せしめ、小径外周座面6bにレバー構成部材3の軸孔縁
部3aを外挿せしめた状態で、該軸孔縁部3aを越えて
延びる外端部10を、プレス工程により、切欠部11を
含む軸孔縁部3aの側部に向けてプレスカシメすること
により、小径外周座面6b上でレバー構成部材3を回動
不能に一体化する。このような外端部10のプレスカシ
メにより、メタル6には、カシメ作業で軸孔縁部3aの
切欠部11に食い込まされた喰込部10aが形成され、
メタル6とレバー構成部材3は、相互に完全に回動不能
に結合される。
【0017】因みに、図6に示した比較例においては、
もしも、レバー式牽引巻上機の使用に際し、レバー2を
上向きとしたり、ピニオンシャフト1を縦向きになるよ
うな形態で使用したとすれば、レバー2の重量が全てブ
レーキカバー4に作用し、レバー操作が重くなりスムー
ズな操作を妨げることは勿論のこと、ブレーキカバー4
とレバー構成部材3が摩擦接触するので、後々において
徐々にガタツキを生じる虞れがあるのに対して、本考案
によれば、このような問題を一切生じることはない。
【0018】
【考案の効果】本考案によれば、メタル6の小径外周座
面6b上でレバー構成部材3の軸孔縁部3aを回動不能
に一体化するに際して、該メタル6にプレスカシメ用の
外端部10を設ける一方、レバー構成部材3の軸孔縁部
3aに周方向に間隔をおいて切欠部11を形成し、前記
外端部10を切欠部11を含む軸孔縁部3aの側部に向
けてプレスカシメすることにより切欠部11に対する喰
込部10aを形成せしめ、このような喰込部10aを介
して結合するものであるから、メタル6とレバー構成部
材3が相互に完全に回動不能に結合される。このため、
万一、カシメ部分が疲労するようなことがあっても、常
に喰込部10aと切欠部11の係合が保証されているの
で、レバー構成部材3がメタル6上で空回りすることは
なく、耐用性に優れ、長期間安全に使用することができ
る。更に、メタル6の大径外周座面6aの軸方向寸法R
と、前記ブレーキカバー4の開口縁部4aの軸方向寸法
rを、R>rに構成し、ブレーキカバー4とレバー構成
部材3との間に、回動及び軸方向への移動を許容せしめ
る遊隙θを設けた構成であるから、常時、ブレーキカバ
ー4とメタル6が円滑に回動せしめられ、常に一定のス
ムーズなレバー操作を保証することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例に係るレバー式牽引巻上機を
示す縦断側面図である。
【図2】前記レバー式牽引巻上機におけるレバー支持装
置の詳細を示す縦断側面図である。
【図3】 メタルとブレーキカバー及びレバー構成部材
との関係を示しており、(A)は分解状態を示す縦断面
図、(B)はカシメ工程前の状態を示す縦断面図、
(C)はカシメ工程後の状態を示す縦断面図である。
【図4】本考案の1実施例に用いるメタルを示す縦断側
面図である。
【図5】本考案の1実施例に用いるレバー構成部材を示
しており、(A)は要部の正面図、(B)は同縦断側面
図である。
【図6】本考案に対する比較例として例示したレバー式
牽引巻上機を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
1 ピニオンシャフト 2 レバー 3 レバー構成部材 4 ブレーキカバー 5 側板 6 メタル 7 メタルの段差部 10 メタルの外端部 11 レバー構成部材の切欠部 12 ピニオン 13 ロードシーブ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキカバー4に対してメタル6を介
    してレバー構成部材3を回動自在に結合せしめたレバー
    式牽引巻上機において、前記メタル6は、ブレーキカバ
    ー4の開口縁部4aを回動自在に支持するフランジ付き
    の大径外周座面6aと、レバー構成部材3の軸孔縁部3
    aを回動不能に支持する小径外周座面6bとを、該メタ
    ル6の軸方向に段差部7を介して並設すると共に、該メ
    タル6に前記レバー構成部材3の軸孔縁部3aを越えて
    延びる外端部10を具備して成り、 前記レバー構成部材
    3は、軸孔縁部3aの周方向に間隔をおいて切欠部11
    を形成して成り、 前記メタル6の大径外周座面6aの軸
    方向寸法Rと、前記ブレーキカバー4の開口縁部4aの
    軸方向寸法rを、R>rに構成し、 前記メタル6の外端
    部10を切欠部11を含む軸孔縁部3aの側部に向けて
    プレスカシメすることにより形成された切欠部11に対
    する喰込部10aを介して小径外周座面6b上でレバー
    構成部材3を回動不能に一体化し、しかも、大径外周座
    面6a上のブレーキカバー4とレバー構成部材3との間
    に、回動及び軸方向への移動を許容せしめる遊隙θを構
    成して成ることを特徴とするレバー式牽引巻上機におけ
    るレバー支持装置。
JP1993021795U 1993-03-17 1993-03-17 レバー式牽引巻上機におけるレバー支持装置 Expired - Lifetime JPH0711106Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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