JPH0535988Y2 - - Google Patents

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JPH0535988Y2
JPH0535988Y2 JP13818489U JP13818489U JPH0535988Y2 JP H0535988 Y2 JPH0535988 Y2 JP H0535988Y2 JP 13818489 U JP13818489 U JP 13818489U JP 13818489 U JP13818489 U JP 13818489U JP H0535988 Y2 JPH0535988 Y2 JP H0535988Y2
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ratchet
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、レバー式の小型牽引巻上機に関す
る。
〔従来の技術〕
従来、ラチエツトホイルの歯数は偶数であつ
て、2個のポールが同時に係止・離脱を行う構造
であつた。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来のこのような構造では、被牽引体(吊荷)
を微妙な位置に停止させることが困難であつた。
例えば、各種機械類を小型牽引巻上機にて横引き
して、ボルト孔を合致させる位置合わせ作業(据
付け作業)の時、ラチエツトホイルの歯の1ピツ
チ毎の横引きは可能であるが、さらに僅小ずつ移
動させたい場合には、不可能である。
本考案の目的は、このような横引きにて機械類
の据付け作業を行う時の微妙な位置決めを実現
し、また、吊荷を所望の位置に高精度に停止させ
ることが可能な小型牽引巻上機の提供にある。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するために、本考案に係る小
型牽引巻上機は、シヤフト軸心に関して180°対称
の位置に配設される同一寸法形状の一対の第1・
第2ポールと;歯数が奇数であつて、一方向への
回転により、第1ポールの完全係止状態にて第2
ポールが半係合状態となる第1停止状態と、第2
ポールの完全係止状態にて第1ポール14が半係
合状態となる第2停止状態とに、順位変位するラ
チエツトホイルと;を備えたものである。
〔作用〕
第1ポールがラチエツトホイルの一の歯に完全
係止状態であれば第2ポールはラチエツトホイル
の他の一の歯に半係合状態である。
この状態からラチエツトホイルが一方向(つま
り正回転方向)に回転して第2ポールが上記他の
一の歯に完全係止状態となれば、第1のポールは
上記一の歯に相隣位する歯に半係合状態となる。
しかして、第1ポールがラチエツトホイルの一
の歯に完全係止状態であれば、第2のポールがラ
チエツトホイルの他の一の歯に半係合状態であつ
ても、第1ポールにより、ラチエツトホイルは逆
方向の回転が規制される第1停止状態となる。
この状態からラチエツトホイルを一方向(正転
方向)へ回転させれば、第1ポールが次の歯に完
全係止状態となる前に、上述の他の一の歯に半係
合状態であつた第2ポールがこの他の一の歯に完
全係止状態となつて逆方向の回転が規制される第
2停止状態となる。
つまり、ラチエツトホイルの歯の半ピツチ毎に
第1ポールと第2ポールのどちらか一方が完全係
止状態となり、歯の半ピツチ毎の正転・停止が可
能となる。
〔実施例〕
以下、図示の実施例に基づき本考案を詳説す
る。
第3図に於て、ピニオンシヤフト1とロードシ
ーブ2とは、その間に歯車減速機構3を介して連
動連結され、また、サイドプレート4,5等から
成る機体6に、上記シヤフト1とロードシーブ2
とは同一軸心上に回動自在に枢着されている。7
はギヤカバー、8はブレーキカバー、9はトツプ
フツクであり、上記ロードシーブ2に懸架された
チエーン10が垂下してその下端にはテールフツ
ク11が付設されている。
第3図と第4図に於て、Bはブレーキ機構であ
つて、該ブレーキ機構Bは、サイドプレート5に
支軸12,13にて枢着された同一寸法形状の一
対の第1・第2ポール14,15−制動用爪片−
と、これに係合するラチエツトホイル16と、こ
れを両面から挾着自在のブレーキライニング1
7,17と、デイスクハブ18と、該デイスクハ
ブ18の小径円筒部18aに回動自在に外嵌した
円筒型の連動リング19と、シヤフト1のネジ部
20に螺合すると共に制動時にデイスクハブ18
の外鍔部18bと共働してブレーキライニング1
7,17とラチエツトホイル16を挾圧するデイ
スクナツト21等から、構成される。
そして、第1図・第2図及び第4図に示すよう
に、連動リング19の外周に、ラチエツトホイル
16及びブレーキライニング17,17を、軸心
方向には可動でありかつ周方向に常に一体に回転
する軸心方向可動一体回動機構Mを介して、外嵌
する。図例(第1図・第2図)では、連動リング
19の外周面と軸心と平行な方向の凹条を形成
し、これに対応して、ラチエツトホイル16及び
ブレーキライニング17,17の貫孔に凸条を形
成して、相互に噛合させて、上記軸心方向可動一
体回動機構Mを構成する。勿論、この凹条と凸条
の代わりに、小さなスプラインとスプライン孔と
したセレーシヨン(小凹凸条)の噛合や滑りキー
結合とするも望ましい。
次に、第3図に於て、22は操作用レバーであ
り、その基部が回動自在にブレーキカバー8の孔
部に取付けられ、また、デイスクナツト21の外
周に設けた歯車部23に、係脱自在に係合する正
回転用と逆回転用の爪片を有する切換爪金具24
が、レバー22の基部の内部に設けられている。
25はこの切換爪金具24を正・逆・中立に夫々
切換えるための把手である。
26は、ネジ27……によつてデイスクナツト
21に固着されると共にシヤフト1に回転自在に
外嵌された空転ハンドルである。
さらに、空転用第1スプリング28と空転用第
2スプリング29が、相反する軸方向に空転ハン
ドル26を弾発的に押圧付勢するように設けられ
ている。
しかして、第1図と第2図で明らかなように、
ラチエツトホイル16の歯数を奇数に設定し、か
つ、第1・第2ポール14,15をシヤフト軸心
点Oに関して180°対称の位置に配設し、第2ポー
ル15が第1図のようにラチエツトホイル16の
一方向傾斜歯30aに完全係止状態にて第1ポー
ル14が一方向傾斜歯30eに半係合状態とな
り、その後、第3図のハンドル22を正転方向へ
僅かに回転させれば、矢印R方向へ微小角度回転
し、第2図に示すように、第2ポール15は歯3
0aに対して半噛状態(つまり、歯30bに半係
合状態)となり、第1ポール14は隣りの歯30
fと完全係止状態となる。
即ち、第1図に示すように、第2ポール15が
ラチエツトホイル16の一方向傾斜歯30aに完
全係止状態であれば、第1ポール14が一方向傾
斜歯30eに半係合状態であつても、ラチエツト
ホイル16は矢印R方向の逆方向の回転が規制さ
れる第2停止状態となる。
この状態から矢印R方向の正転方向へ回転させ
れば、第2ポール15が次の一方向傾斜歯30b
に完全係止状態となる前に、第2図に示すよう
に、第1ポール14が一方向傾斜歯30fに完全
係止状態となつて、第1停止状態となる。
つまり、ラチエツトホイル16の歯30の半ピ
ツチ毎に、第1ポール14と第2ポール15のど
ちらか一方が完全係止状態となり、歯30……の
半ピツチ毎の正転・停止が可能となる。
従つて、第3図中のテーブルフツク11に被牽
引物を掛けて、又は、吊下物を吊下げて、操作用
レバー22に手にて力を加えながら、僅かな角度
だけ揺動して後、手を離せば、自動的に、ラチエ
ツトホイル16の歯30……の半ピツチ毎の巻取
りが可能となる。
なお、第1図と第2図中の31,31は挾みば
ね等の弾発部材であつて、ポール14,15の爪
先が歯30……に確実に係止する方向へ常時弾発
的に付勢している。
第3図でも明らかなように、小型化を伴つて、
ラチエツトホイル16の板厚が例えば4mmと薄く
なり、かつ、第1図にベクトル線にて示す如く、
一個のポール15(又は14)から、外力、F0
を受けるために、その半径方向分力Faが板厚の
薄いラチエツトホイル16に作用し、仮に従来の
ように、ラチエツトホイル16が直接的にデイス
クハブ18の小径円筒部18a外周面と摺動すれ
ば、早期摩耗を発生することが予想される。しか
し、本考案の図示の実施例では、連動リング19
を介設した構成であるため、板厚の薄いラチエツ
トホイル16の孔内周面は回転方向の摺動運動を
しないで、比較的受圧面積が大きい連動リング1
9の内周面と、シヤフト1外周面間にて、回転摺
動運動をすることとなり、早期(異常)摩耗を有
効に防止している。つまり、第1図のように、2
個のポール14,15が交互にラチエツトホイル
16の歯30……に係止して、半径方向に分力
Faを受けたとしても、肉薄としたラチエツトホ
イル16の孔内周面に、早期(異常)摩耗の問題
が発生しない。
また、第1図と第2図のように、サイドプレー
ト5の形状、及び孔位置も、180°対称に配設する
ことによつて、組立作業時に、上下いずれに組立
てるも問題がなく、組立作業能率の向上と組付間
違を防止している利点がある。
また、本考案は小型化が進むほど有効な考案で
ある。つまり、全体の小型化と共にラチエツトホ
イル16も小型化するが、歯30……の大きさは
略同じ大きさのため、歯数がしだいに減少し、そ
のため、歯の1ピツチの回転角度が大きくなり、
第1ピツチに対応するチエーン10の巻上量が増
加するためである。
〔考案の効果〕
本考案は上述の構成にて次のような著大な実用
的効果を奏する。
サイドプレート5の形状を2個のポール1
4,15と共に180°点対称とすることが容易で
あり、そのため組立作業の容易化を図り、組付
間違を防止できる。
機械類(被牽引物)の横引きにて孔合せ等の
据付作業時、微妙な半ピツチ毎の引寄せが可能
となる。
テールフツク11にて吊荷を巻上げて所望の
上下位置に停止させたい時、操作レバー22か
ら力を抜いた場合の吊荷の降下は、ラチエツト
ホイル16の歯の半ピツチであるから、微小で
ある。つまり、高精度に吊荷の上下位置の停止
ができる。
一般に、ラチエツトホイルの径を同一に保持
したまま微小の変化を行なわせるには、歯を小
さくして歯数を多くする必要があり、歯を小さ
くすれば、強度的に劣ることになる。ところ
が、本願考案では、歯を小さくして歯数を少な
くすることなく、微小の変化が可能となり、強
度的に劣ることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図は本考案の一実施例を示す要部
側面簡略図、第3図は全体の断面正面図、第4図
は要部拡大断面図である。 14……第1ポール、15……第2ポール、1
6……ラチエツトホイル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シヤフト軸心Oに関して180°対称の位置に配設
    される同一寸法形状の一対の第1・第2ポール1
    4,15と、 歯数が奇数であつて、一方向への回転により、
    第1ポール14の完全係止状態にて第2ポール1
    5が半係合状態となる第1停止状態と、第2ポー
    ル15の完全係止状態にて第1ポール14が半係
    合状態となる第2停止状態とに、順次変位するラ
    チエツトホイル16と、 を備えたことを特徴とする小型牽引巻上機。
JP13818489U 1989-11-28 1989-11-28 Expired - Lifetime JPH0535988Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP13818489U JPH0535988Y2 (ja) 1989-11-28 1989-11-28

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JP13818489U JPH0535988Y2 (ja) 1989-11-28 1989-11-28

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Publication Number Publication Date
JPH0376891U JPH0376891U (ja) 1991-08-01
JPH0535988Y2 true JPH0535988Y2 (ja) 1993-09-10

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