JP3016187U - レバー式ホイスト - Google Patents

レバー式ホイスト

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JP3016187U
JP3016187U JP1995002314U JP231495U JP3016187U JP 3016187 U JP3016187 U JP 3016187U JP 1995002314 U JP1995002314 U JP 1995002314U JP 231495 U JP231495 U JP 231495U JP 3016187 U JP3016187 U JP 3016187U
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lever
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JP1995002314U
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和弘 梅澤
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Kito Corp
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Kito Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 荷重に対する十分な剛性を確保しつつ軽量化
を図る。 【構成】 互いに間隔を隔てた3枚の金属プレート6,
7,8により駆動軸1、ロードシーブ2および減速装置
5の減速軸24を回転可能に直接支承する。これら金属
プレート6,7,8は複数本のステーボルトにより互い
に強固に結合されている。ブレーキ装置4を覆うケーシ
ング9、減速装置5を覆うケーシング10および手動レ
バー3を合成樹脂材料から形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はレバー式ホイストに関する。
【0002】
【従来の技術】
駆動軸の中央部にロードシーブが回転可能に取付けられ、駆動軸の一端部に駆 動軸に対して駆動力を付与する手動レバーとブレーキ装置とを配置し、駆動軸の 他端部に駆動軸からロードシーブに駆動力を伝達する減速装置を配置したレバー 式ホイストが公知である。このようなレバー式ホイストは通常ほぼ全部品が金属 材料から形成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながらこのようにほぼ全部品が金属材料から形成されていると重量がか なり重くなる。この場合、重量を軽くするにはホイスト全体を合成樹脂材料から 形成すればよいがホイスト全体を合成樹脂材料から形成すると剛性が弱くなり、 荷重に耐えられなくなる。即ち、軽量化を図ると云っても常に剛性を考慮しなけ ればならない。
【0004】 本考案はこのような視点に立ってなされたものであり、その目的とするところ は十分な剛性を確保しつつ最も軽量化をしうるレバー式ホイストを提供すること にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば上記目的を達成するために、駆動軸の中央部にロードシーブが 回転可能に取付けられ、駆動軸の一端部に駆動軸に対して駆動力を付与する手動 レバーとブレーキ装置とを配置し、駆動軸の他端部に駆動軸からロードシーブに 駆動力を伝達する減速装置を配置したレバー式ホイストにおいて、ロードシーブ 本体の両側および駆動軸の他端部に夫々互いに平行をなす金属プレートを配置し てこれら3枚の金属プレートにより駆動軸に加わる全負荷を支承し、ブレーキ装 置を包囲するケーシングおよび減速装置を包囲するケーシングを合成樹脂材料か ら形成している。
【0006】
【作用】
駆動軸に作用する大きな負荷は全て金属プレートにより支承され、全く負荷が かからないか、負荷がかかったとしても小さな負荷しかかからないケーシングは 合成樹脂材料から形成されている。
【0007】
【実施例】
図1から図3を参照すると、1は駆動軸、2は駆動軸1の中央部に回転可能に 取付けられたロードシーブ、3は駆動軸1に駆動力を付与するための手動レバー 、4はブレーキ装置、5は減速装置を夫々示す。ロードシーブ本体2aの両側お よび駆動軸1の端部には互いに間隔を隔てて3枚の金属プレート6,7,8が配 置される。ブレーキ装置4は合成樹脂材料からなるケーシング9により覆われて おり、減速装置5は合成樹脂材料からなるケーシング10により覆われている。
【0008】 ブレーキ装置4は駆動軸1の外ねじ山上に螺着された駆動部材11と、駆動部 材11上で回転可能に支承された駆動歯車12と、駆動歯車12の両側に配置さ れた摩擦板13と、ばね部材14により押圧された押圧板15とを具備し、駆動 部材11と駆動歯車12間には駆動歯車12を一方向にのみ回転可能な一方向ク ラッチ16が配置されている。更にブレーキ装置4は駆動軸1に固定されたブレ ーキ受け17と、爪車18と、爪車18の両側に配置された摩擦板19とを具備 し、爪車18の外方には爪車18の外歯と係合して爪車18を一方向にのみ回転 可能とするラチェット爪20が配置されている。手動レバー3はケーシング9に より回動可能に支承され、手動レバー3には駆動歯車12に係合する爪部材21 が取付けられる。
【0009】 次に図1に示すホイストの基本的な作動について簡単に説明する。巻上げ作業 を行うべく手動レバー3を揺動させると駆動歯車12に回転力が与えられ、この とき駆動部材11は爪車18を締付ける方向に回転せしめられる。その結果、駆 動部材11と一体になって爪車18およびブレーキ受け17が回転せしめられ( このときラチェット爪20による爪車18の回転阻止作用は行われない)、斯く して駆動軸1が回転せしめられる。駆動軸1の回転運動は駆動軸1の端部に形成 された歯車22、歯車23、減速軸24、歯車25を介してロードシーブ2に固 定された歯車26に伝達され、斯くしてロードシーブ2が巻上げ方向に回転せし められる。
【0010】 一方、巻下げ作業を行うべく手動レバー3を揺動させて駆動歯車12に対し巻 上げ時と反対方向の回転力を与えると駆動部材11は爪車18を解放する方向に 回転せしめられる。このときにはラチェット爪20によって爪車18の回転運動 が阻止される。駆動部材11が爪車18に対する締付け力を弱めると荷重の重み によってブレーキ受け17が駆動軸1と共に巻下げ方向に回転する。駆動軸1が 巻下げ方向に回転すると駆動部材11が再び爪車18を締付け、斯くして駆動軸 1の巻下げ方向への回転運動が停止する。このようにして手動レバー3を揺動す る毎にロードシーブ2が少しずつ巻下げ方向に回転せしめられる。なお、駆動歯 車12を駆動部材11に締付けるための各要素、即ち摩擦板13、ばね部材14 、押圧板15と一方向クラッチ16とは過負荷時に駆動歯車12と駆動部材11 とを相対滑り回転させるための過負荷防止装置を構成している。
【0011】 図1において駆動軸1、ロードシーブ2、駆動部材11、駆動歯車12、ブレ ーキ受け17、爪車18および減速装置5の減速軸24並びに各歯車22,23 ,25,26は金属材料から形成されているが手動レバー3は爪部材21を除い て合成樹脂材料から形成されている。更に駆動部材11の外端部に取付けられた 遊転用ノブ27も合成樹脂材料から形成されている。更に、ロードシーブ本体2 aの両側に配置された金属プレート6,7間には合成樹脂材料からなる一対のチ ェーンガイド28,29が挿入されている。一方のチェーンガイド28はロード シーブ2の周囲に沿って延びており、他方のチェーンガイド29は断面十字形を した一対のチェーン挿通口30,31を有している。なお、図2において32は ホイストの吊下げ具を示している。
【0012】 図2に示されるようにチェーンガイド28,29内および金属プレート7上に は4つのステーボルト挿入孔33が形成されており、3つの金属プレート6,7 ,8はこれらステーボルト挿入孔33内に挿入された4つのステーボルトによっ て互いに強固に結合される。これら4つのステーボルトは同じ形状をなしており 、そのうちの一つが図3に示されている。
【0013】 図3に示されるようにステーボルト34は中間に位置する金属プレート7内を 貫通して両側に位置する一対の金属プレート6,8間を延びている。ステーボル ト7の中間部には環状段部35が形成されており、この環状段部35内に中間の 金属プレート7が嵌着されている。ステーボルト34の一端部はボルト36によ ってケーシング9と共に金属プレート6に固締され、ステーボルト34の他端部 はボルト37によってケーシング10と共に金属プレート8に固締されている。 なお、ステーボルト34の一端部は金属プレート6に溶接固定することもできる 。
【0014】 図1に示されるように駆動軸1の一端部は金属プレート8により回転可能に直 接支承され、ロードシーブ2の両端部は金属プレート6,7により回転可能に直 接支承され、減速装置5の減速軸24の両端部は金属プレート7,8により回転 可能に直接支承される。また図1に示されるように駆動軸1はロードシーブ2を 介して金属プレート6,7により支承されている。
【0015】 ロードシーブ2に荷重が作用したときの負荷はロードシーブ2、駆動軸1およ び減速装置5に作用するがロードシーブ2、駆動軸1および減速装置5の減速軸 24は全て金属プレート6,7,8により支承されており、従って荷重が作用し たときの全負荷は4つのステーボルト34により強固に結合された3つの金属プ レート6,7,8で受けることになる。これに対して荷重が作用したときに負荷 が加わらない部分は可能な限り合成樹脂材料から形成されている。従って軽量化 を図りつつ十分に高い剛性を確保することができることになる。
【0016】
【考案の効果】
荷重に対する十分な剛性を確保しつつホイストを軽量化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レバー式ホイストの側面断面図である。
【図2】図1のII−II線に沿ってみた断面図である。
【図3】図2のIII −III 線に沿ってみた断面図であ
る。
【符号の説明】
1…駆動軸 2…ロードシーブ 3…手動レバー 4…ブレーキ装置 5…減速装置 6,7,8…金属プレート 9,10…ケーシング

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動軸の中央部にロードシーブが回転可
    能に取付けられ、駆動軸の一端部に駆動軸に対して駆動
    力を付与する手動レバーとブレーキ装置とを配置し、駆
    動軸の他端部に駆動軸からロードシーブに駆動力を伝達
    する減速装置を配置したレバー式ホイストにおいて、ロ
    ードシーブ本体の両側および駆動軸の他端部に夫々互い
    に平行をなす金属プレートを配置してこれら3枚の金属
    プレートにより駆動軸に加わる全負荷を支承し、ブレー
    キ装置を包囲するケーシングおよび減速装置を包囲する
    ケーシングを合成樹脂材料から形成したレバー式ホイス
    ト。
  2. 【請求項2】 上記3枚の金属プレートを複数のステー
    ボルトによって互いに結合した請求項1に記載のレバー
    式ホイスト。
  3. 【請求項3】 各ステーボルトが中間に位置する金属プ
    レート内を貫通して両側に位置する一対の金属プレート
    間を延びている請求項2に記載のレバー式ホイスト。
  4. 【請求項4】 上記駆動軸、ロードシーブおよび減速装
    置の減速軸が金属プレートにより回転可能に直接支持さ
    れている請求項1に記載のレバー式ホイスト。
  5. 【請求項5】 ロードシーブ本体の周りに配置されたチ
    ェーンガイドおよび手動レバーが共に合成樹脂材料から
    なる請求項1に記載のレバー式ホイスト。
JP1995002314U 1995-03-24 1995-03-24 レバー式ホイスト Expired - Lifetime JP3016187U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005026037A1 (ja) * 2003-09-16 2005-03-24 Kito Corporation 巻上牽引機

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