JPH0439262Y2 - - Google Patents

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JPH0439262Y2
JPH0439262Y2 JP9212787U JP9212787U JPH0439262Y2 JP H0439262 Y2 JPH0439262 Y2 JP H0439262Y2 JP 9212787 U JP9212787 U JP 9212787U JP 9212787 U JP9212787 U JP 9212787U JP H0439262 Y2 JPH0439262 Y2 JP H0439262Y2
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roller
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  • Carriers, Traveling Bodies, And Overhead Traveling Cranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はベルトの牽引巻上機に関する。
(従来の技術) 一般にこの種の巻上機は、例えば実開昭59−
160165号公報に示されている如く、外枠部材に内
枠とベルトの巻取体とを同軸状で回転自在に支持
して、該巻取体にラチエツトホイールを固定する
と共に、前記内枠に、前記ラチエツトホイールに
噛合する逆転防止爪を、また前記外枠に送り爪を
それぞれ組付けて、これら両爪をスプリングによ
り常時前記ラチエツトホイールと噛合する方向に
付勢させ、前記外枠の前記内枠に対する揺動操作
により前記巻取体の外周面に順次前記ベルトを巻
き取るようにしている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、以上の巻上機にあつては、前記巻取
体の外周面にベルトを巻き取る構造としているの
で、前記ベルトの巻き上げ量を多くするために
は、前記外枠や内枠などを大型にして、前記巻取
体の外回りに前記ベルトの巻き取りスペーサを充
分確保する必要があり、そのため巻上機が大型に
なると云う不具合があるし、反面、巻上機を小型
にすると前記ベルトの巻上量が少なくなるのであ
る。
本考案は以上の実情に鑑みて開発したもので、
目的とするところは、前記ベルトを巻取ることな
く、該ベルトの巻き上げが確実に行なえる牽引巻
上機を提供するにある。
(問題点を解決するための手段) しかして本考案は、駆動部材42と該駆動部材
42に連動するロードローラ3とを備え、これら
駆動部材42及びロードローラ3を支持するフレ
ーム1に、一端側に引つ掛け具8を支持した支持
体7を揺動可能に支持して、この支持体7の他端
側に前記ロードローラー3に対向し、前記ロード
ローラ3に巻掛けるベルト6を前記ロードローラ
3の中心側に押圧する押えローラ9を支持し、前
記引つ掛け具8に作用する負荷に対応する押圧力
で前記ベルト6を挾持する如くしたことを特徴と
するものである。
(作用) 本考案によれば、例えば前記引つ掛け具8を梁
などに引つ掛けた上で、前記駆動部材42を介し
て前記ロードローラ3を回転させ、該ロードロー
ラ3により前記ベルト6を巻き上げるのであつ
て、該ベルト6の巻き上げ時、該ベルト6により
吊り上げる荷物の荷重が該ベルト6を介して前記
支持体7から前記引つ掛け具8に作用して、前記
支持体7が揺動し、前記押えローラ9が前記ロー
ドローラ3に圧接して、これら両ローラ3,9に
より前記ベルト6が挾持されるので、該ベルト6
が前記ロードローラ3に対して滑ることなく確実
に巻き上げ方向に送られるのである。
(実施例) 以下本考案にかゝるベルトの牽引巻上機を図に
示す実施例に従つて説明する。
図において符号1で示すフレームは、一対の相
対向する第1、第2側板11,12を複数本のス
テーボルト13,14,15により所定間隔開け
て対向状に組付けてなるものであつて、前記両側
板11,12間に駆動軸2を回転自由に支持し
て、該駆動軸2にロードローラ3をスプライン結
合すると共に、前記駆動軸2の一端を前記第2側
板12の外方に突出させ、この突出端部外周にメ
カニカルブレーキ4を構成するハブ銅41を組付
け、更にこのハブ銅41の外側方に駆動部材42
を螺着し、且つ前記駆動部材42と前記第2側板
12との間にメカニカルブレーキ4を覆うカバー
40を組付けている。
また前記駆動部材42に、該駆動部材42の外
周に設けた歯と噛合する切換伝動爪51を備えた
レバー5を揺動可能に支持して、該レバー5の揺
動操作による動力を、前記駆動部材42を介して
前記駆動軸2に伝達するように成している。
前記メカニカルブレーキ4は、一端部外周にフ
ランジ41aを一体形成した前記ハブ胴41と、
このハブ胴41の他端部外周に回転自由に支持す
る二枚のライニング板43,44と、これらライ
ニング板43,44間に一方向のみ回転自由とし
て介装するラチエツトホイール45と、前記第2
側板2に支持され、且つ前記ホイール45のラチ
エツト歯部に噛合する逆転防止爪46と、前記駆
動部材42とから成り、この駆動部材42の正転
時、該駆動部材42を駆動軸2に対し前記ライニ
ング板43,44方向に螺進させて、この螺進に
よる推力で前記駆動部材42とライニング板4
3,44、ラチエツトホイール45及びフランジ
41aとを一体化して、前記駆動部材42の動力
を、前記駆動軸2に伝達し、また前記ロードロー
ラ3の逆転時、前記ラチエツトホイール45のラ
チエツト歯部と前記逆転防止爪46とを咬合させ
るように成している。
尚前記逆転防止爪46は、前記ステーボルトの
一つ14に揺動自由に枢着しているのであつて、
詳しくは第6図に示す如く、前記ステーボルト1
4の一端を軸方向に延長して、該ステーボルト1
4の軸方向に延長して、該ステーボルト14の軸
方向移動を規制する大径軸部14aと前記爪46
の支持軸部14bと螺子軸部14cとを一体形成
して、前記支持軸部14bに前記逆転防止爪46
を前記ラチエツトホイール45の歯に対する係合
位置と非係合位置とに位置変更可能に支持すると
共に、前記大径軸部14aに、前記逆転防止爪4
6を常時は前記ラチエツトホイール45の歯と係
合する方向に付勢させるスプリング46aを設け
る一方、前記螺子軸部14cを前記カバー40の
外方に突出させて、この螺子軸部14cにナツト
14dを螺着することで、前記カバー40を前記
第2側板12に固定している。
また前記ロードローラ3は、前記駆動軸2にス
プライン結合する筒状部31の一側に第1側壁板
32を一体形成したローラ組付体30と、このロ
ーラ組付体30における前記筒状体31の他側に
固定する第2側壁板33と、前記筒状部31の外
周で前記両側壁板32,33間に繰込むウレタン
ゴム製の弾性変形可能なローラ本体34とから成
り、前記ローラ本体34の外周に、合成繊維から
形成したベルト6を巻き掛けるようにしている。
しかして、図に示す実施例では、前記ロードロ
ーラ3の上方に位置するステーボルト13に引つ
掛け具8の支持体7を、その長さ方向中間部で枢
着しているのであつて、具体的には、第4図に示
す如く、前記支持体7を一組の支持板71,72
から形成して、これら両支持板71,72の長さ
方向中間部を、前記ステーボルト13における前
記両側板11,12の内側面に沿う位置で前記ス
テーボルト13に揺動自由に枢着する一方、これ
ら両支持板71,72の長さ方向一端部間に連結
ピン80を掛け渡して、該連結ピン80にフツク
から成る前記引つ掛け具8を揺動自由に支持して
いるのであつて、また前記両支持板71,72の
長さ方向他端部間に第5図に示す如く支持ピン9
0を架設して、該支持ピン90に、押えローラ9
を回転自由に支持している。
図に示す押えローラ9は、前記支持ピン90に
回転自由に挿通する筒状体91と、該筒状体91
の外周に挿嵌固定してウレタンゴム製のローラ本
体92とから成り、該ローラ本体92の外周面に
はローレツト溝を形成している。
また前記ロードローラ3の外周に巻き掛けるベ
ルト6の一端は、前記両側板11,12間に架設
した係止ピン14に係止する一方、該ベルト3の
他端には荷物を引つ掛けるフツク部材(図示せ
ず)を取付けている。
尚図中93は前記押えローラ9を常時前記ロー
ドローラ3と圧接する方向に付勢させるコイルス
プリングであつて、該スプリング93の一端を前
記支持板71に、他端を前記支持ピン90にそれ
ぞれ係止して、該スプリング93のばね力により
前記支持体7を第3図において時計方向に揺動さ
せるようにしている。
また52は前記レバー5に支持する伝動爪51
の正逆転切換レバーであつて、中立位置において
は前記伝動爪51と前記駆動部材42の歯との噛
合を解除するようにしている。
以上の構成からなる牽引巻上機を例えば食料品
等の荷物に運搬車への積み降ろしに使用するに
は、まず前記引つ掛け具を建て屋の梁等に引つ掛
けた上で、前記ベルト6のフツク部材(図示せ
ず)に荷物を係止して、前記レバー5の往復揺動
操作により、前記駆動部材42を正転もしくは逆
転させるのであつて、該駆動部材42の正転によ
り、該駆動部材42が前記駆動軸2に対して螺進
して、その推力により前記駆動部材42と前記ラ
イニング板43,44と前記ラチエツトホイール
45とハブ胴41とを一体化して、前記駆動部材
42の動力を前記駆動部材2に伝達して、前記ロ
ードローラ3を回転駆動するのである。
そして、このロードローラ3の回転駆動によ
り、該ロードローラ3の外周に掛け渡している前
記ベルト6が巻き上げられて、前記荷物を吊り上
げるのである。
また吊り上げた荷物を降ろす場合には、前記駆
動部材42を逆転操作して、前記ベルト6に吊り
掛けた前記荷物の重量により、前記駆動軸2を前
記駆動部材42の逆転量だけ逆転させて、前記ベ
ルト6を巻き降ろし、荷物を除々に降下させるの
である。
しかして以上の如く前記ベルト6の巻き上げも
しくは巻き降ろし時、該ベルト6により吊られる
前記荷物の荷重が前記支持体7から前記引つ掛け
具8に作用して、前記支持体7が前記ステーボル
ト13を支点にして第3図時計方向に揺動し、前
記押えローラ9が、前記引つ掛け具8に作用する
負荷に対応した押圧力で前記ロードローラ3の外
周面に圧接しえ、これら両ローラ3,9で前記ベ
ルト6を挾持するので、前記ロードローラ3の回
転による前記ベルト6の巻き上げ及び巻き降ろし
時、該ベルト6が前記ロードローラ3に対して不
用意に滑ることなく、確実に巻き上げもしくは巻
き降ろすことが出来るのである。
尚、以上の実施例では、前記押えローラ9のロ
ーラ本体92及びロードローラ3のローラ本体3
4が何れもウレタンゴムから形成されていること
から、前記押えローラ9の前記ロードローラ3へ
の圧接に伴い、前記両ローラ本体92,34の圧
接部位が弾性変形して、これら両ローラ3,9の
接触面が大きくなつて、両ローラ3,9による前
記ベルト6の挾持力が高くなり、従つて前記ベル
ト6の前記ロードローラ3に対する滑りがより確
実に防止されるのである。
以上の説明では、荷物の積み降ろしを例にして
説明したが、荷物の横引きにも用いることが出来
る。
(考案の効果) 以上の如く本考案によれば、前記ベルト6の巻
き上げもしくは巻き降ろし時、該ベルト6に吊り
掛けた荷物などの荷重が、前記支持体7から前記
引つ掛け具8に作用して、前記支持体7が揺動
し、該支持体7に設けた前記押えローラ9が前記
ロードローラ3に圧接し、これら両ローラ3,9
により前記ベルト6が挾持されるので、該ベルト
6が前記ロードローラ3に対して不用意に滑るこ
となく確実に巻き上げ方向もしくは巻き降ろし方
向に送られるのであり、また本考案は、前記ロー
ドローラ3により前記ベルト6を巻き上げ方向に
送ることにより、該ベルト6の巻き上げを行なう
ようにしているので、前記ベルト6の巻き上げ量
を充分確保するも、牽引巻上機が大型になること
はないのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかゝる牽引巻上機の正面図、
第2図は同断面図、第3図は要部の一部切換正面
図、第4図と第5図及び第6図はそれぞれ要部の
拡大断面図である。 1……フレーム、3……ロードローラ、42…
…駆動部材、6……ベルト、8……引つ掛け具、
9……押えローラ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 駆動部材42と該駆動部材42に連動するロー
    ドローラ3とを備え、これら駆動部材42及びロ
    ードローラ3を支持するフレーム1に、一端側に
    引つ掛け具8を支持した支持体7を揺動可能に支
    持して、この支持体7の他端側に、前記ロードロ
    ーラ3に対向し前記ロードローラ3に巻掛けるベ
    ルト6を前記ロードローラ3の中心側に押圧する
    押えローラ9を支持し、前記引つ掛け具8に作用
    する負荷に対応する押圧力で前記ベルト6を挾持
    する如くしたことを特徴とするベルトの牽引巻上
    機。
JP9212787U 1987-06-16 1987-06-16 Expired JPH0439262Y2 (ja)

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