JP2845769B2 - チェーンホイスト - Google Patents

チェーンホイスト

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JP2845769B2
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和弘 梅澤
賢治 吉田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はチェーンホイストに関す
る。
【0002】
【従来の技術】駆動軸の中央部にロードシーブが回転可
能に取付けられ、駆動軸の一端部に駆動軸に対して駆動
力を付与する手動レバーとブレーキ装置とを配置し、駆
動軸の他端部に駆動軸からロードシーブに駆動力を伝達
する減速装置を配置し、ロードシーブのチェーン掛止め
部の両側に配置された一対の金属プレートによりロード
シーブを回転可能に支承するようにしたチェーンホイス
トが公知である。この種のチェーンホイストでは通常各
金属プレートにメタル軸受を固定し、このメタル軸受に
よりロードシーブを回転可能に支承するようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこれらの
メタル軸受は金属プレートの厚みよりも大きな軸方向巾
を有するのでこのようなメタル軸受を用いるとホイスト
が大型化してしまうという問題があるばかりでなく、重
量が重くなり、更にメタル軸受の組付け作業に時間を要
するという問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】1番目の発明では上記問
題点を解決するために、ロードシーブのチェーン掛止め
部の両側に配置された一対の金属プレートによりロード
シーブを回転可能に支承するようにしたチェーンホイス
トにおいて、各金属プレートに軸受孔を形成してこれら
軸受孔によりロードシーブを回転可能に直接支承し、各
金属プレートをチェーンの表面硬度よりも低い表面硬度
を有する材料から形成すると共に各金属プレートの軸受
孔をチェーンの表面硬度よりも高い表面硬度を有するよ
うに硬化させている。
【0005】2番目の発明では1番目の発明において、
ロードシーブ内において回転可能に支承された駆動軸の
一端部を一方の金属プレートから外方に突出させると共
にこの突出端部を金属製ケーシングにより覆い、ケーシ
ングに軸受孔を形成してこの軸受孔により駆動軸の一端
部を回転可能に支承し、ケーシング全体に硬化処理を施
こしている。
【0006】
【作用】1番目の発明ではロードシーブが金属プレート
の軸受孔内で回転し、2番目の発明では駆動軸の一端部
がケーシングの軸受孔内で回転する。
【0007】
【実施例】図1を参照すると、1は駆動軸、2は駆動軸
1の中央部に回転可能に取付けられたロードシーブ、3
は駆動軸1に駆動力を付与するための手動レバー、4は
ブレーキ装置、5は減速装置を夫々示す。ロードシーブ
2のチェーン掛止め部2aの両側には互いに間隔を隔て
て一対の金属プレート6,7が配置される。また、ブレ
ーキ装置4は金属製のケーシング8により覆われてお
り、減速装置5は金属製のケーシング9により覆われて
いる。一対の金属プレート6,7および各ケーシング
8,9は図示しない複数本のステーボルトにより互いに
強固に結合されており、従ってこれら金属プレート6,
7およびケーシング8,9はチェーンホイストのフレー
ムを構成している。図1に示されるように一対の金属プ
レート6,7間にはホイストを吊下するためのフック1
0が支持ピン11によって回動可能に取付けられてい
る。
【0008】ブレーキ装置4は駆動軸1の外ねじ山上に
螺着された駆動部材12と、駆動部材12上で回転可能
に支承された駆動歯車13と、駆動歯車13の両側に配
置された摩擦板14と、ばね部材15により押圧された
押圧板16と、駆動軸1に固定されたブレーキ受け17
と、爪車18と、爪車18の両側に配置された摩擦板1
9とを具備し、爪車18の外方には爪車18の外歯と係
合して爪車18を一方向にのみ回転可能とするラチェッ
ト爪20が配置されている。手動レバー3はケーシング
8により回動可能に支承され、手動レバー3には駆動歯
車13に係合する爪部材21が取付けられている。
【0009】次に図1に示すチェーンホイストの基本的
な作動について簡単に説明する。巻上げ作業を行うべく
手動レバー3を揺動させると駆動歯車13に回転力が与
えられ、このとき駆動部材12は爪車18を締付ける方
向に回転せしめられる。その結果、駆動部材12と一体
になって爪車18およびブレーキ受け17が回転せしめ
られ(このときラチェット爪20による爪車18の回転
阻止作用は行われない)、斯くして駆動軸1が回転せし
められる。駆動軸1の回転運動は駆動軸1の端部に形成
された歯車22、歯車23、減速軸24、歯車25を介
してロードシーブ2に固定された歯車26に伝達され、
斯くしてロードシーブ2が巻上げ方向に回転せしめられ
る。
【0010】一方、巻下げ作業を行うべく手動レバー3
を揺動させて駆動歯車13に対し巻上げ時と反対方向の
回転力を与えると駆動部材12は爪車18を解放する方
向に回転せしめられる。このときにはラチェット爪20
によって爪車18の回転運動が阻止される。駆動部材1
2が爪車18に対する締付け力を弱めると荷重の重みに
よってブレーキ受け17が駆動軸1と共に巻下げ方向に
回転する。駆動軸1が巻下げ方向に回転すると駆動部材
12が再び爪車18を締付け、斯くして駆動軸1の巻下
げ方向への回転運動が停止する。このようにして手動レ
バー3を揺動する毎にロードシーブ2が少しずつ巻下げ
方向に回転せしめられる。なお、駆動歯車13を駆動部
材12に締付けるための各要素、即ち摩擦板14、ばね
部材15および押圧板16は過負荷時に駆動歯車13と
駆動部材12とを相対滑り回転させるための過負荷防止
装置を構成している。
【0011】図1には示していないがロードシーブ2の
チェーン掛止め部2aには荷重吊下げ用のチェーンが掛
けられており、図1に示される実施例では各金属プレー
ト6,7はこのチェーンの表面硬度よりも低い表面硬度
を有する金属材料から形成されている。即ち、各金属プ
レート6,7はロードシーブ2に掛けられたチェーンと
接触する場合があり、このとき各金属プレート6,7の
表面硬度をチェーンの表面硬度よりも高くしておくとチ
ェーンが傷付いてしまうことになる。そこでチェーンが
傷付き、それによってチェーンの強度が低下するのを阻
止するために本発明による実施例では各金属プレート
6,7の表面硬度をチェーンの表面硬度よりも低くして
いる。なお、各金属プレート6,7はその全体を例えば
浸炭硬化することもできるがこの場合でも各金属プレー
ト6,7の表面硬度はチェーンの表面硬度以下とされ
る。
【0012】一方、各金属プレート6,7は夫々ロード
シーブ2に対する軸受孔27,28を有し、ロードシー
ブ2はこれら軸受孔27,28により回転可能に直接支
承される。また、金属プレート7は減速装置5の減速軸
24に対する軸受孔29を有し、減速軸24はこの軸受
孔29により回転可能に直接支承される。これらの各金
属プレート6,7に形成された軸受孔27,28,29
は表面硬度がチェーンの表面硬度よりも高くなるように
高周波焼入れにより硬化処理が施こされている。図1に
示す実施例ではこれらの軸受孔27,28,29におけ
る硬化層の深さがほぼ0.5mmから2.0mm程度とされ
ている。
【0013】一方、減速装置5を覆っている金属製のケ
ーシング9には駆動軸1に対する軸受孔30と減速軸2
4に対する軸受孔31とが形成されている。駆動軸1の
端部は軸受孔30により回転可能に直接支承されてお
り、減速軸24の端部は軸受孔31により回転可能に支
承されている。このケーシング9は表面硬度を高くする
ために各軸受孔30,31を含めて全体に浸炭焼入れ処
理が施こされている。ホイストはケーシング9を下にし
て地面に置かれたり、地面上を引きずられることが多
く、従ってこのときできるだけ損傷を受けないようにす
るためにケーシング9はその全体に硬化処理が施こされ
ている。
【0014】
【発明の効果】チェーンに傷を付けることなくメタル軸
受を使用しないでロードシーブを回転可能に支承するこ
とができる。このようにメタル軸受を使用する必要がな
いのでホイスト全体を小型、軽量化できると共にホイス
トの組立て時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】チェーンホイストの側面断面図である。
【符号の説明】
1…駆動軸 2…ロードシーブ 5…減速装置 6,7…金属プレート 8,9…ケーシング 27,28,29,30,31…軸受孔
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−27159(JP,A) 特開 平5−24790(JP,A) 実開 昭55−147390(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66D 3/14 B66D 3/26 B66D 3/04 B66D 1/58 B66D 1/04 B66D 1/28

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロードシーブのチェーン掛止め部の両側
    に配置された一対の金属プレートによりロードシーブを
    回転可能に支承するようにしたチェーンホイストにおい
    て、各金属プレートに軸受孔を形成して該軸受孔により
    ロードシーブを回転可能に直接支承し、各金属プレート
    をチェーンの表面硬度よりも低い表面硬度を有する材料
    から形成すると共に各金属プレートの軸受孔をチェーン
    の表面硬度よりも高い表面硬度を有するように硬化させ
    たチェーンホイスト。
  2. 【請求項2】 ロードシーブ内において回転可能に支承
    された駆動軸の一端部を一方の金属プレートから外方に
    突出させると共にこの突出端部を金属製ケーシングによ
    り覆い、該ケーシングに軸受孔を形成してこの軸受孔に
    より駆動軸の一端部を回転可能に支承し、該ケーシング
    全体に硬化処理を施こした請求項1に記載のチェーンホ
    イスト。
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