JP3096290B1 - 過負荷防止装置付き巻上機 - Google Patents

過負荷防止装置付き巻上機

Info

Publication number
JP3096290B1
JP3096290B1 JP11160090A JP16009099A JP3096290B1 JP 3096290 B1 JP3096290 B1 JP 3096290B1 JP 11160090 A JP11160090 A JP 11160090A JP 16009099 A JP16009099 A JP 16009099A JP 3096290 B1 JP3096290 B1 JP 3096290B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drive member
pressing
driving member
locking teeth
rotation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP11160090A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000351584A (ja
Inventor
安広 鮫島
Original Assignee
バイタル工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by バイタル工業株式会社 filed Critical バイタル工業株式会社
Priority to JP11160090A priority Critical patent/JP3096290B1/ja
Priority to US09/563,993 priority patent/US6352243B1/en
Priority to TW089109713A priority patent/TW479051B/zh
Priority to KR1020000028693A priority patent/KR100636560B1/ko
Priority to DE10027504A priority patent/DE10027504A1/de
Priority to CN00117993A priority patent/CN1120126C/zh
Application granted granted Critical
Publication of JP3096290B1 publication Critical patent/JP3096290B1/ja
Publication of JP2000351584A publication Critical patent/JP2000351584A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66DCAPSTANS; WINCHES; TACKLES, e.g. PULLEY BLOCKS; HOISTS
    • B66D1/00Rope, cable, or chain winding mechanisms; Capstans
    • B66D1/54Safety gear
    • B66D1/58Safety gear responsive to excess of load
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66DCAPSTANS; WINCHES; TACKLES, e.g. PULLEY BLOCKS; HOISTS
    • B66D3/00Portable or mobile lifting or hauling appliances
    • B66D3/12Chain or like hand-operated tackles with or without power transmission gearing between operating member and lifting rope, chain or cable
    • B66D3/16Chain or like hand-operated tackles with or without power transmission gearing between operating member and lifting rope, chain or cable operated by an endless chain passing over a pulley or a sprocket

Abstract

【要約】 【課題】 荷重制限数値の調整が容易確実な過負荷防止
装置付き巻上機の提供。 【解決手段】 逆転防止輪11及び摩擦部材9,10を介し
て、受圧部材7を押圧回転させる押圧駆動部材8と、手
鎖車15の回転力を押圧駆動部材に伝達可能とされ、軸方
向移動可能な回転駆動部材14を備える。回転駆動部材
は、皿バネ24によって押圧駆動部材側に付勢されてお
り、押圧駆動部材と回転駆動部材とには、向かい合った
面に係止歯80,140が形成されている。係止歯80,140
は、巻下時押圧面80a,140aが急傾斜面とされ、巻上時押
圧面80b,140bが緩傾斜面に形成されている。回転駆動部
材14と皿バネ24との間には回転制限部材が介在され、過
負荷状態で回転駆動部材が緩傾斜面を乗り越えながら回
転しても回転駆動部材の回転力が皿バネ及びナット25に
伝達しない構造とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、チェーンブロッ
ク等の巻上機に関し、特に、過負荷防止装置付きの巻上
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】駆動軸上を進退可能に螺合された押圧駆
動部材に、手鎖車等による回転駆動力を伝達し、逆転防
止輪及びその両面に配置された一対の摩擦部材を介し
て、駆動軸に固定された受圧部材を前記押圧駆動部材で
押圧して回転させる巻上機がある。このような巻上機に
適用される過負荷防止装置として、従来、摩擦力を利用
したものがあり、過負荷が吊り上げられた場合に、部材
間に滑りを起こして、手鎖車などの回転力を押圧駆動部
材に伝達されないよう構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構成、例えば摩擦板方式では、摩擦板への押圧力を調整
する関係上、制限荷重設定のための押圧調整に時間がか
かるものであった。また、摩擦板の摩耗が避けられない
から、使用に伴って僅かの摩耗があった場合にも制限荷
重が変動するおそれがあった。これを防止するために、
押圧力を適宜調整する必要があった。この発明は、これ
らの事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的
は、最大吊下荷重の設定が容易な過負荷防止装置付き巻
上機を提供することにある。この発明の他の目的は、過
負荷状態での使用中に制限過重が変動するおそれのない
捲上機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本願の請求項1に記載の発明は、ロードシーブに回転力
を伝達する駆動軸と、この駆動軸に固定された受圧部材
と、前記駆動軸に対して一方向にのみ回転する逆転防止
輪と、前記駆動軸に進退可能に螺合され、前記逆転防止
輪を挟んで設けられた押圧駆動部材と、押圧駆動部材か
ら軸方向先端側に突出された大径ボス部と、大径ボス部
から軸方向先端側に突出され、周面にねじ溝が形成され
た小径ボス部と、押圧駆動部材の大径ボス部に回転可能
に嵌められて、押圧駆動部材と軸方向に対面して設けら
れた回転駆動部材と、押圧駆動部材及び回転駆動部材
の、互いに向かい合った面上に、それぞれ周方向に複数
個形成され、互いに係合される断面三角形状の係止歯
と、前記係止歯を構成する面であって、押圧駆動部材に
対して回転駆動部材を巻上方向に回転した時に押圧する
緩傾斜面と、前記係止歯を構成する面であって、押圧駆
動部材に対して回転駆動部材を巻下方向に回転した時に
押圧する急傾斜面と、前記回転駆動部材の外周に形成さ
れた駆動輪係止部と、前記回転駆動部材の外周上に嵌合
され、該回転駆動部材の駆動輪係止部に駆動輪被係止部
を係止させた駆動輪と、前記大径ボス部に回転駆動部材
を嵌めたとき、回転駆動部材より先端側に突出する大径
ボス部の突出部に形成した係合部と、駆動輪の内径より
大きい外径を有していて外周縁が駆動輪の軸方向先端側
への移動を規制する規制部とされるとともに、前記大径
ボス部先端の係合部に係合する被係合部を内周に有する
回転制限部材と、前記回転制限部材より軸先端側の小径
ボス部に嵌められ、巻下時に回転駆動部材を巻下方向に
回転したときには係止歯の急傾斜面を乗り越え不能であ
って、巻上時に回転駆動部材に過負荷がかかったときに
は、係止歯の緩傾斜面を乗り越え可能な付勢力を有する
付勢手段と、小径ボス部にねじ込まれ、押圧駆動部材に
対する付勢手段の位置決めを行うナットとを備えること
を特徴とする巻上機である。
【0005】また、請求項2に記載の発明は、ロードシ
ーブに回転力を伝達する駆動軸と、この駆動軸に固定さ
れた受圧部材と、前記駆動軸に対して一方向にのみ回転
する逆転防止輪と、前記駆動軸に進退可能に螺合され、
前記逆転防止輪を挟んで設けられた押圧駆動部材と、押
圧駆動部材から軸方向先端側に突出された大径ボス部
と、大径ボス部から軸方向先端側に突出され、周面にね
じ溝が形成された小径ボス部と、押圧駆動部材の大径ボ
ス部に回転可能に嵌められた回転駆動部材と、押圧駆動
部材の大径ボス部に、回転駆動部材の軸先端側に対面し
て嵌められ、軸方向可動で回転不能に取付けられた係止
歯形成部材と、係止歯形成部材及び回転駆動部材の、互
いに向かい合った面上に、それぞれ周方向に複数個形成
され、互いに係合される断面三角形状の係止歯と、前記
係止歯を構成する面であって、係止歯駆動部材に対して
回転駆動部材を巻上方向に回転した時に押圧する緩傾斜
面と、前記係止歯を構成する面であって、係止歯駆動部
材に対して回転駆動部材を巻下方向に回転した時に押圧
する急傾斜面と、前記回転駆動部材の外周に形成された
駆動輪係止部と、前記回転駆動部材の外周上に嵌合さ
れ、前記駆動輪係止部と押圧駆動部材との間に係合され
て、回転駆動部材に対して軸方向先端側及び周方向への
移動が規制された駆動輪と、係止歯形成部材の内径より
大きい外径を有していて外周縁が係止歯形成部材の軸方
向先端側への移動を規制する規制部とされ、軸先端側の
小径ボス部に嵌められ、巻下時に回転駆動部材を巻下方
向に回転したときには係止歯の急傾斜面を乗り越え不能
であって、巻上時に駆動軸に過負荷がかかったときに
は、係止歯の緩傾斜面を乗り越え可能な付勢力を有する
付勢手段と、小径ボス部にねじ込まれ、押圧駆動部材に
対する付勢手段の位置決めを行うナットとを備えること
を特徴とする巻上機である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、この発明の巻上機につい
て、さらに詳細に説明する。図1は、この発明の巻上機
の第1実施例を示す断面図である。また、図2は、この
実施例の巻上機の過負荷防止装置の主要部を示す分解斜
視図である。図1及び図2に示す第1実施例の巻上機
は、手鎖車を備えたチェーンブロックとされている。
【0007】図1において、一定の間隔で平行に保持さ
れた一対の側板1,2の間には、ロードシーブ3が設け
られている。このロードシーブ3は、側板1,2に支持
された軸受4,5により回転可能に保持されている。ロ
ードシーブ3の中心部には軸孔3aが貫通して形成され
ており、この軸孔3aには駆動軸6が回転可能に挿通さ
れている。駆動軸6の両端は、前記ロードシーブ3の左
右両端から突出している。
【0008】駆動軸6の左側の突出部は、図示しない減
速歯車伝動系列を介してロードシーブ3に連結されてい
る。一方、駆動軸6の右側の突出部には、第1ネジ部6
aが形成され、その第1ネジ部6aには、ロードシーブ
3を駆動する手段が設けられている。すなわち、駆動軸
6の第1ネジ部6aには、側板2に近い方から、受圧部
材7と押圧駆動部材8とが螺合されており、受圧部材7
は第1ネジ部6aの最内部までねじ込まれて駆動軸6に
固定されている。
【0009】受圧部材7は、大径のディスク部7aと小
径のボス部7bとを同心に有しており、ディスク部7a
は側板2に近接し、ボス部7bはディスク部7aの中央
部から軸方向先端側(図1において右向き)に突出して
形成されている。受圧部材7のボス部7bには、一対の
摩擦部材9,10に挟まれて逆転防止輪11が外嵌され
ている。逆転防止輪11とその両側に配設された摩擦部
材9,10とは、押圧駆動部材8により受圧部材7のデ
ィスク部7aに押圧可能に構成されている。
【0010】逆転防止輪11は、その外周に円周方向の
一方へ傾斜する係止歯11aを備えており、その係止歯
11aが側板2に枢支されたラチェット爪12と係合す
ることにより、逆転防止輪11は逆転が防止され、駆動
軸に対して一方向、すなわち巻上方向にのみ回転可能と
されている。
【0011】押圧駆動部材8が駆動軸6に対して巻上方
向に回転すると、駆動軸6に沿って軸方向基端側(図1
において左向き)に移動し、摩擦部材9,10と逆転防
止輪11とを受圧部材7のディスク部7aに押圧して、
受圧部材7と一体に回転する。これにより、押圧駆動部
材8の回転を、受圧部材7、駆動軸6及び減速歯車伝動
系列を介してロードシーブ3に伝達し、ロードシーブ3
に巻き掛けられたリンクチェーン13に吊り下げられた
荷物を巻き上げることができる。
【0012】押圧駆動部材8は、受圧部材7側すなわち
軸方向基端側に、円形の押圧面8fが形成されたフラン
ジ部8aを有しており、そのフランジ部8aの軸方向先
端側の中央部に大径ボス部8bが突出して形成され、さ
らに大径ボス部8bの先端側に小径ボス部8cが突出し
て形成されている。なお、フランジ部8aの軸方向基端
側の中央部には、図1に示すように、受圧部材7のボス
部7bの軸方向先端部が僅かに差し込まれる差込穴8d
が形成されている。この差込穴8dの直径は、受圧部材
7のボス部7bの外径よりもやや大きく形成され、受圧
部材7のボス部7bが押圧駆動部材8に直接接触しない
ようにしている。押圧駆動部材8のフランジ部8aの前
記した円形の押圧面8eは、摩擦部材10に当接可能と
されている。
【0013】また、押圧駆動部材8のフランジ部8aの
軸方向先端面であって大径ボス部8bより外側の円盤面
部には係止歯80,80…が形成されている。各係止歯
80は、同一形状であり、周方向に繰り返して形成され
ている。押圧駆動部材8の前記各係止歯80は、図2及
び図3に示すように、略三角形状に軸方向先端側に突出
形成されている。
【0014】すなわち、各係止歯80は、巻下時に押圧
する面80a(以下、巻下時押圧面という)が急傾斜面
に形成されている。急傾斜面というのは、フランジ部8
aの軸方向先端面に対して略垂直に立ち上げられて軸方
向先端側に延びる略垂直面、ないしフランジ部8aの軸
方向先端面からの立ち上がり角度が大きい傾斜面に形成
されている。この傾斜角度は、例えば、押圧駆動部材8
のフランジ部8aの軸方向先端面からの立ち上がり角度
αが、90〜45度程度、好ましくは約70〜50度
(図示例では60度)の角度で巻下側に傾斜した傾斜面
に形成している。急傾斜面であることにより、後述する
回転駆動部材を巻下方向に回転したとき、係止歯が乗り
越え不能とする。なお、図示例のように、巻下時押圧面
80aを軸方向に延びる略垂直面とせずに、軸線に対し
僅かに傾斜した傾斜面とした場合には、後述する警告音
を程よい大きさに抑えることができる。
【0015】係止歯の巻上時に押圧する面80b(以
下、巻上時押圧面という)は、緩傾斜面に形成されてい
る。巻上時押圧面80bは、押圧駆動部材8のフランジ
部8aの軸方向先端面に対する傾斜角度βが、約10〜
30度(図示例では約20度)とされており、フランジ
部8aの軸方向先端面に対する傾斜が巻下時押圧面80
aよりも十分緩やかな傾斜に形成されている。緩傾斜面
の角度は、巻上時に回転駆動部材に過負荷がかかったと
きに、付勢手段による付勢力に抗して係止歯の緩傾斜面
を乗り越え可能な角度とする。
【0016】なお、係止歯80の頂部、つまり巻下時押
圧面80aと巻上時押圧面80bとの交差部80cは、
図3に示すように、円弧状に面取りされている。また、
図2において、矢符Uは、巻上方向を示している。さら
に、図示例では、隣接する係止歯80の間に形成された
谷部は、係止歯80と逆向き略同一形状とされている。
【0017】駆動軸6の軸方向先端側の端部には、ナッ
ト21が螺合され、駆動軸6に差し込まれた抜止ピン2
2により緩みが生じないようにされている。このナット
21により、押圧駆動部材8の軸方向先端側への必要以
上の移動が阻止される。なお、ナット21の一部は、図
1に示すように、押圧駆動部材8の軸方向先端側の端面
に開口して形成された穴に収容されている。
【0018】押圧駆動部材8のボス部は先端方向に2段
に形成されており、基端側に大径ボス部8bが形成さ
れ、先端側に、ネジが切られた小径ボス部8cが形成さ
れている。押圧駆動部材8の大径ボス部8bには、回転
駆動部材14が外嵌されて設けられる。この回転駆動部
材14の外径は、押圧駆動部材8のフランジ部8aに形
成された係止歯列80,80…の外径と略同一に形成さ
れている。
【0019】回転駆動部材14の軸方向基端面には、押
圧駆動部材8の係止歯80と係合可能な係止歯140,
140…が軸方向基端側に突出して形成されている。回
転駆動部材14の各係止歯140は、押圧駆動部材8の
係止歯80,80間に形成された凹溝と略適合した形状
に形成されている。図示例では、回転駆動部材14の各
係止歯140は、押圧駆動部材8の係止歯80と逆向き
略同一形状の略三角形状に形成されている。
【0020】具体的には、回転駆動部材14の各係止歯
140は、巻下時押圧面140aが急傾斜面に形成され
ている。急傾斜面の傾斜角度は、押圧駆動部材の巻下時
押圧面80aに対応して形成される。一方、巻上時押圧
面140bは、押圧駆動部材8の巻上時押圧面80bと
同様に緩傾斜面に形成されている。なお、押圧駆動部材
8及び回転駆動部材14の各係止歯80,140の部分
は、焼き入れ処理されている。
【0021】回転駆動部材14の外周部には、手鎖車1
5が外嵌されて設けられる。この手鎖車15には、手鎖
20が巻き掛けられており、その手鎖20を引っ張り操
作することにより、手鎖車15に正転又は逆転の回転力
が与えられる。回転駆動部材14の外周部には、係合部
が形成されている。係合部は、図示例では径方向外側に
略矩形状に突出して係合凸部14aが形成され、1乃至
複数個(図示例では3個)設けられている。手鎖車15
の内周部には係合部に対応する被係合部が形成されてい
る。被係合部は、例えば係合凸部に対応して形成された
係合凹部15aに形成され、係合凸部14aに係合凹部
15aを係合して取り付けられる。従って、回転駆動部
材14と手鎖車15とは、周方向の相対移動を規制され
た状態で取り付けられ、しかも、手鎖車と回転駆動部材
が別部品を構成していることにより回転駆動部材への熱
処理が容易であるとともに摩耗し易い回転駆動部材の交
換が容易になる。
【0022】回転駆動部材14の押圧駆動部材8に対す
る位置決めは、押圧駆動部材8の先端側の小径ボス部8
cのねじ部に、円板状の回転制限部材23及び付勢手段
である皿バネ24を介して、ナット25をねじ込むこと
により行われる。回転制限部材23の内周部には、略矩
形状の係合凸部23aが径方向内側に1乃至複数個(図
示例では3個)突出形成されている。この係合凸部23
aに対応して、押圧駆動部材8の大径ボス部8bの外周
の対応する位置に係合凹部8eが形成されている。係合
凸部23aは係合凹部8eに係合される。係合凸部23
aが係合部を構成し、係合凹部8eが被係合部を構成す
る。これにより、回転制限部材23は、押圧駆動部材8
に対し周方向への相対移動が規制されるが、軸方向移動
は可能とされている。このような構成の回転制限部材2
3を、回転駆動部材14と皿バネ24との間に介在させ
ている。回転制限部材23を介在させることにより、皿
バネ24が回転駆動部材14と一緒に回るのを防止し、
ひいては皿バネ24の周方向の回転を阻止することで、
ナット25の過重な締りを防止する。これによって付勢
手段である皿バネの付勢力が、使用中に変動するのを防
止する。
【0023】皿バネ24は、回転制限部材23を介し
て、回転駆動部材14を軸方向基端方向(押圧駆動部材
8の側)に押圧するよう付勢力を作用させる。ところ
で、各部材間の位置決め剛性が高いので、皿バネ24の
径と厚さとを決めておき、ナット25を同じだけねじ込
めば所定の制限荷重に対応したものを構成することがで
きる。つまり、制限荷重の調整を必要なくして、調整能
率を向上させることができる。
【0024】次に、この実施例の巻上機の使用について
説明する。上記構成の巻上機では、ナット25がねじ込
まれ、付勢手段である皿バネ24が回転制限部材23を
軸方向基端側に押す。回転制限部材23は回転駆動部材
14に接触しているから、回転駆動部材14を押圧駆動
部材8の側に付勢する。このとき、押圧駆動部材8の係
止歯80と回転駆動部材14の係止歯140とが互いに
係合している。ロードシーブ3に巻き掛けられたロード
チェーン13に、制限荷重以下の負荷が吊り下げられて
いる場合には、手鎖車15を操作して回転駆動部材14
を回転させると、その回転力は係止歯140,80を介
して押圧駆動部材8に伝達され、押圧駆動部材8で受圧
部材7を押圧して回転させ、荷重を巻き上げることがで
きる。
【0025】これに対し、過負荷が吊り上げられている
場合に、手鎖車15で回転駆動部材14を回転させる
と、回転駆動部材14は、皿バネ24の付勢力に抗して
軸方向先端側に押し戻されつつ、その係止歯140の巻
上時押圧面140bが押圧駆動部材8の係止歯80の巻
上時押圧面80bに沿って押し上げられる。そして、つ
いには、回転駆動部材14の係止歯140は、押圧駆動
部材8の係止歯80を乗り越え、皿バネ24の付勢力に
より、押圧駆動部材8の係止歯80,80間の次の溝に
収まって係合されることになる。
【0026】このように、過負荷状態で手鎖車15を巻
上方向に回転させると、押圧駆動部材8が回転しないの
に回転駆動部材14のみが回転して、押圧駆動部材8を
正転させることができず、荷を巻き上げることはできな
い。つまり、過負荷の吊上げ(巻き上げ)が防止され
る。しかも、過負荷の状態で巻き上げが行われる場合に
は、回転駆動部材14の係止歯140が押圧駆動部材8
の係止歯80を乗り越えて次の係止歯に係合する構成に
なっているから、係止歯を乗り越える際に回転駆動部材
14が軸方向に瞬間的に微小距離移動して押圧駆動部材
8に当接し、パチッという音を発する。このパチッとい
う音が警告音として作用し、過負荷状態を知らせること
ができる。
【0027】一方、回転駆動部材14の係止歯140の
巻下時押圧面140aと、押圧駆動部材8の係止歯80
の巻下時押圧面80aとは、急傾斜面に形成されている
ので、回転駆動部材14の係止歯140が押圧駆動部材
8の係止歯80を巻下方向に乗り越えることはできな
い。つまり、過負荷状態でも回転駆動部材14の回転力
を巻下方向には押圧駆動部材8に伝達することができ
る。これによって、荷重の吊り上げ途中で重過重が加わ
り、万一過負荷状態になってしまった場合にも、押圧駆
動部材8を巻下方向に回転させることができるのでに、
荷を強制的に巻き降ろすことが可能となる。さらに、過
負荷状態で手鎖車15を巻上方向に回転させると、回転
駆動部材14は皿バネ24を圧縮変形させながら回転す
るため、皿バネ24及びナット25には大きな付勢力が
作用する。しかし、回転駆動部材14と皿バネ24との
間に、回転制限部材23が介在され、回転制限部材23
の係合凸部23aが、押圧駆動部材8の係合凹部8eに
係合されていることにより、回転駆動部材14の押圧駆
動部材8に対する回転力は皿バネ24及びナット25に
伝達されない。これによって過負荷状態において回転駆
動部材23を回転した場合にもナット25が締まったり
せず、制限荷重の設定が変動するおそれがない。また、
係止歯には、大きな摩擦が作用するため、焼入れ等の熱
処理を施す必要があるところ、係止歯を形成した回転駆
動部材14と手鎖車15とを別部材として、周方向に係
合する構成となっているので、手鎖車15は鋳造し、回
転駆動部材は鍛造によって製造することができ、高い強
度を有する部材の製造が可能である。
【0028】図4は、この発明の過負荷防止装置付き巻
上機の第2実施例を示す断面図である。また、図5は、
この実施例の巻上機の過負荷防止装置の主要部を示す分
解斜視図である。この実施例は請求項2に対応する。こ
の第2実施例の巻上機も、チェーンブロックからなり、
その全体的構成は、前記第1実施例と同様であるので、
以下の説明では、両者の異なる点を中心に説明する。
【0029】この実施例では、回転駆動部材26と別に
係止歯形成部材27を備えている。そして、前記第1実
施例では、押圧駆動部材8のフランジ部8aの軸方向先
端面と、回転駆動部材14の軸方向基端面とに、それぞ
れ係止歯80,140を形成したが、この第2実施例で
は、回転駆動部材26と係止歯形成部材27との互いに
向かい合った面に、それぞれ係止歯260,270を形
成している。以下、これらを具体的に説明する。
【0030】回転駆動部材26は、手鎖車15に対し周
方向移動を規制された状態で、押圧駆動部材8の大径ボ
ス部8bの基端側に外嵌されて取り付けられる。すなわ
ち、前記第1実施例の回転駆動部材14と同様、回転駆
動部材26の外周部には、径方向外側に突出して係合凸
部26aが形成されており、この係合凸部26aが手鎖
車15の内周部に形成された係合凹部15aに係合され
て、周方向の相対移動が阻止されている。
【0031】一方、係止歯形成部材27は、回転駆動部
材26より軸方向先端側に配置されて、押圧駆動部材8
の大径ボス部8bに外嵌されて設けられる。この係止歯
形成部材27は、内周部に径方向内側に突出して係合凸
部27aを形成されており、この係合凸部27aが押圧
駆動部材8の大径ボス部8bの外周部に形成された係合
凹部8eに係合されて取り付けられる。これにより、係
止歯形成部材27は、押圧駆動部材8に対し、周方向へ
の相対回転を規制されるが、軸方向へは移動可能とされ
ている。
【0032】回転駆動部材26及び係止歯形成部材27
の位置決めは、押圧駆動部材8の小径ボス部8cに、皿
バネ24を介してナット25をねじ込むことにより行わ
れる。これにより、皿バネ24の外周部が係止歯形成部
材27に当接し、係止歯形成部材を押圧駆動部材8に対
して軸方向基端側へ付勢することになる。
【0033】なお、回転駆動部材26の軸方向先端面
と、それに対向する係止歯形成部材27の軸方向基端面
には、それぞれ互いに係合される係止歯260,270
が形成されている。これら各係止歯260,270は、
第1実施例と同様に、略三角形状に突出形成されてい
る。
【0034】すなわち、回転駆動部材26の各係止歯2
60は、図5に示すように、巻下時押圧面260aが急
傾斜面に形成され、同じ係止歯260の巻上時押圧面2
60bは、緩傾斜面に形成されている。
【0035】一方、係止歯形成部材27の各係止歯27
0は、巻下時押圧面270aが急傾斜面とされ、巻上時
押圧面270bが緩傾斜面に形成されている。
【0036】この実施例の巻上機は、皿バネ24が係止
歯形成部材27を回転駆動部材26の側に常時付勢し
て、両係止歯260,270が係合されている。従っ
て、制限荷重以下の負荷が吊り下げられている場合に
は、手鎖車15を操作して回転駆動部材26を回転させ
ると、回転駆動部材26の回転力は係止歯260,27
0を介して係止歯形成部材27に伝達され、係止歯形成
部材27の係合凸部27aと押圧駆動部材8の係合凹部
8eとによって、係止歯形成部材27に対して周方向に
係止されている押圧駆動部材8を回転させることがで
き、荷重を巻き上げることができる。
【0037】一方、過負荷が吊り下げられている場合に
は、手鎖車15で回転駆動部材26を回転させても、回
転駆動部材26の係止歯260は巻上時押圧面260b
が、緩傾斜面に形成されているので、皿バネ24の付勢
力に対抗して係止歯形成部材27を軸方向先端側に押し
戻しつつ、係止歯形成部材27の係止歯270の巻上時
押圧面270bに沿って押し上げられる。そして、つい
には、回転駆動部材26の係止歯260は、係止歯形成
部材27の係止歯270を乗り越えて、皿バネ24の付
勢力によって係止歯270,270間の次の溝に収まっ
て係合されることになる。
【0038】よって、過負荷状態で手鎖車15を巻上方
向に回転させても、係止歯形成部材27に対して回転駆
動部材26が空回りし、係止歯形成部材27を正転させ
ることができず、荷を巻き上げることはできず、過負荷
の吊下げや巻上げが防止される。また、回転駆動部材2
6の係止歯260が係止歯形成部材27の係止歯270
を乗り越えて、次の溝に係合する際に、パチッという音
が出るので、このパチッという音が警告音として作用
し、過負荷状態を知ることができる。
【0039】さらに、回転駆動部材26の各係止歯26
0の巻下時押圧面260aと、係止歯形成部材27の各
係止歯270の巻下時押圧面270aとは、それぞれ急
傾斜面に形成されているので、回転駆動部材26の係止
歯260が係止歯形成部材27の係止歯270を巻下方
向に乗り越えることはできず、過負荷状態でも巻下方向
には、回転駆動部材26の回転力を係止歯形成部材27
に伝達することができる。よって、過負荷状態になって
しまった荷を強制的に巻き降ろすことができるのであ
る。その上、過負荷状態で手鎖車15を巻上方向に回転
させると、回転駆動部材26は皿バネ24を圧縮変形さ
せながら回転するため、皿バネ24及びナット25には
大きな付勢力が作用する。しかし、回転駆動部材26と
皿バネ24との間に、係止歯形成部材27が介在され、
係止歯形成部材27の係合凸部27aが、押圧駆動部材
8の係合凹部8eに係合されていることにより、回転駆
動部材26の押圧駆動部材8に対する回転力は皿バネ2
4及びナット25に伝達されない。これによって過負荷
状態において回転駆動部材26を回転した場合にもナッ
ト25は締まったり緩んだりせず、制限荷重の設定が変
動するおそれがない。また、係止歯には、大きな摩擦が
作用するため、焼入れ等の熱処理を施す必要があるとこ
ろ、係止歯を形成した回転駆動部材26と手鎖車15と
を別部材として、周方向に係合する構成となっているの
で、手鎖車15は鋳造し、回転駆動部材は鍛造によって
製造することができ、高い強度を有する部材の製造が可
能である。
【0040】なお、この発明の過負荷防止装置付き巻上
機は、上記各実施例の構成に限らず、適宜変更可能であ
る。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明の過負荷
防止装置付き巻上機は、制限荷重の調整が容易で、調整
能率を向上させることができる。また、過負荷状態で巻
き上げようとした場合には、係止歯が空回りする際に発
する音が警告音として作用する。しかも、万一、過負荷
状態になった場合、巻き降ろしを容易に行うことができ
る。さらに、過負荷状態で回転駆動部材を巻上方向に回
転させると、回転駆動部材は付勢部材を圧縮変形させな
がら回転するため、付勢部材及びナットには大きな付勢
力が作用する。しかし、回転駆動部材と皿バネとの間
に、回転制限部材が介在され、回転制限部材の係合部
が、押圧駆動部材の被係合部に係合されていることによ
り、回転駆動部材の押圧駆動部材に対する回転力は付勢
部材及びナットに伝達されない。これによって過負荷状
態において回転駆動部材を回転した場合にもナットが締
まったりせず、制限荷重の設定が変動するおそれがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の過負荷防止装置付き巻上機の第1実
施例を示す断面図である。
【図2】図1に示される第1実施例の巻上機の過負荷防
止装置の主要部を示す分解斜視図である。
【図3】図2に示される押圧駆動部材の係止歯を示す断
面図である。
【図4】この発明の過負荷防止装置付き巻上機の第2実
施例を示す断面図である。
【図5】図4に示される第2実施例の巻上機の過負荷防
止装置の主要部を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
3 ロードシーブ 6 駆動軸 7 受圧部材 8 押圧駆動部材 9 摩擦部材 10 摩擦部材 11 逆転防止輪 14 回転駆動部材 15 手鎖車 23 回転制限部材 24 皿バネ 26 回転駆動部材 27 係止歯形成部材 80 押圧駆動部材の係止歯 80a 押圧駆動部材の各係止歯の巻下時押圧面 80b 押圧駆動部材の各係止歯の巻上時押圧面 140 回転駆動部材14の係止歯 140a 回転駆動部材の係止歯の巻下時押圧面 140b 回転駆動部材の係止歯の巻上時押圧面 260 回転駆動部材の係止歯 260a 回転駆動部材の係止歯の巻下時押圧面 260b 回転駆動部材の係止歯の巻上時押圧面 270 係止歯形成部材の係止歯 270a 係止歯形成部材の係止歯の巻下時押圧面 270b 係止歯形成部材の係止歯の巻上時押圧面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66D 3/14,3/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロードシーブに回転力を伝達する駆動軸
    と、 この駆動軸に固定された受圧部材と、 前記駆動軸に対して一方向にのみ回転する逆転防止輪
    と、 前記駆動軸に進退可能に螺合され、前記逆転防止輪を挟
    んで設けられた押圧駆動部材と、 押圧駆動部材から軸方向先端側に突出された大径ボス部
    と、 大径ボス部から軸方向先端側に突出され、周面にねじ溝
    が形成された小径ボス部と、 押圧駆動部材の大径ボス部に回転可能に嵌められて、押
    圧駆動部材と軸方向に対面して設けられた回転駆動部材
    と、 押圧駆動部材及び回転駆動部材の、互いに向かい合った
    面上に、それぞれ周方向に複数個形成され、互いに係合
    される断面三角形状の係止歯と、 前記係止歯を構成する面であって、押圧駆動部材に対し
    て回転駆動部材を巻上方向に回転した時に押圧する緩傾
    斜面と、 前記係止歯を構成する面であって、押圧駆動部材に対し
    て回転駆動部材を巻下方向に回転した時に押圧する急傾
    斜面と、 前記回転駆動部材の外周に形成された駆動輪係止部と、 前記回転駆動部材の外周上に嵌合され、前記回転駆動部
    材の駆動輪係止部に駆動輪被係止部を係止させた駆動輪
    と、 前記大径ボス部に回転駆動部材を嵌めたとき、回転駆動
    部材より先端側に突出する大径ボス部の突出部に形成し
    た係合部と、 駆動輪の内径より大きい外径を有していて外周縁が駆動
    輪の軸方向先端側への移動を規制する規制部とされると
    ともに、内周に、前記大径ボス部先端の係合部に係合す
    る被係合部を有する回転制限部材と、 前記回転制限部材より軸先端側の小径ボス部に嵌めら
    れ、巻下時に回転駆動部材を巻下方向に回転したときに
    は係止歯の急傾斜面を乗り越え不能であって、巻上時に
    回転駆動部材に過負荷がかかったときには、係止歯の緩
    傾斜面を乗り越え可能な付勢力を有する付勢手段と、 小径ボス部にねじ込まれ、押圧駆動部材に対する付勢手
    段の位置決めを行うナットとを備えることを特徴とする
    巻上機。
  2. 【請求項2】 ロードシーブに回転力を伝達する駆動軸
    と、 この駆動軸に固定された受圧部材と、 前記駆動軸に対して一方向にのみ回転する逆転防止輪
    と、 前記駆動軸に進退可能に螺合され、前記逆転防止輪を挟
    んで設けられた押圧駆動部材と、 押圧駆動部材から軸方向先端側に突出された大径ボス部
    と、 大径ボス部から軸方向先端側に突出され、周面にねじ溝
    が形成された小径ボス部と、 押圧駆動部材の大径ボス部に回転可能に嵌められた回転
    駆動部材と、 押圧駆動部材の大径ボス部に、回転駆動部材の軸先端側
    に対面して嵌められ、軸方向可動で回転不能に取付けら
    れた係止歯形成部材と、 係止歯形成部材及び回転駆動部材の、互いに向かい合っ
    た面上に、それぞれ周方向に複数個形成され、互いに係
    合される断面三角形状の係止歯と、 前記係止歯を構成する面であって、係止歯駆動部材に対
    して回転駆動部材を巻上方向に回転した時に押圧する緩
    傾斜面と、 前記係止歯を構成する面であって、係止歯駆動部材に対
    して回転駆動部材を巻下方向に回転した時に押圧する急
    傾斜面と、 前記回転駆動部材の外周に形成された駆動輪係止部と、 前記回転駆動部材の外周上に嵌合され、前記駆動輪係止
    部と押圧駆動部材との間に係合されて、回転駆動部材に
    対して軸方向先端側及び周方向への移動が規制された駆
    動輪と、 係止歯形成部材の内径より大きい外径を有していて外周
    縁が係止歯形成部材の軸方向先端側への移動を規制する
    規制部とされ、軸先端側の小径ボス部に嵌められ、巻下
    時に回転駆動部材を巻下方向に回転したときには係止歯
    の急傾斜面を乗り越え不能であって、巻上時に駆動軸に
    過負荷がかかったときには、係止歯の緩傾斜面を乗り越
    え可能な付勢力を有する付勢手段と、 小径ボス部にねじ込まれ、押圧駆動部材に対する付勢手
    段の位置決めを行うナットとを備えることを特徴とする
    巻上機。
JP11160090A 1999-06-07 1999-06-07 過負荷防止装置付き巻上機 Expired - Lifetime JP3096290B1 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11160090A JP3096290B1 (ja) 1999-06-07 1999-06-07 過負荷防止装置付き巻上機
US09/563,993 US6352243B1 (en) 1999-06-07 2000-05-03 Chain hoist with overload prevent device
TW089109713A TW479051B (en) 1999-06-07 2000-05-19 Chain hoist with overload prevent device
KR1020000028693A KR100636560B1 (ko) 1999-06-07 2000-05-26 과부하 방지 장치가 구비된 체인 호이스트
DE10027504A DE10027504A1 (de) 1999-06-07 2000-06-06 Kettenhebezug mit Vorrichtung zur Überlastungsverhinderung
CN00117993A CN1120126C (zh) 1999-06-07 2000-06-07 具有过载保护装置的链式起重机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11160090A JP3096290B1 (ja) 1999-06-07 1999-06-07 過負荷防止装置付き巻上機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP3096290B1 true JP3096290B1 (ja) 2000-10-10
JP2000351584A JP2000351584A (ja) 2000-12-19

Family

ID=15707650

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11160090A Expired - Lifetime JP3096290B1 (ja) 1999-06-07 1999-06-07 過負荷防止装置付き巻上機

Country Status (6)

Country Link
US (1) US6352243B1 (ja)
JP (1) JP3096290B1 (ja)
KR (1) KR100636560B1 (ja)
CN (1) CN1120126C (ja)
DE (1) DE10027504A1 (ja)
TW (1) TW479051B (ja)

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3096290B1 (ja) * 1999-06-07 2000-10-10 バイタル工業株式会社 過負荷防止装置付き巻上機
US6517054B2 (en) * 2001-04-23 2003-02-11 Vital Kogyo Kabushiki Kaisha Lever hoist with overload preventing device
US6883784B1 (en) * 2002-10-11 2005-04-26 William L. Sloneker Boat lift using one-way clutch
KR100510205B1 (ko) * 2002-10-12 2005-08-31 김충열 이형 스트립의 제조방법 및 장치
FI114503B (fi) * 2003-01-22 2004-10-29 Kci Konecranes Oyj Momenttiohjatusti toimiva jarru
JP4573600B2 (ja) * 2004-08-20 2010-11-04 株式会社キトー 巻上機における過負荷防止装置
DE112006000681B4 (de) * 2005-03-29 2015-03-19 Kito Corp. Vorrichtung zum Verhindern einer Überlast eines Hebezugs
JP4698264B2 (ja) * 2005-03-29 2011-06-08 株式会社キトー 巻上機における過負荷防止装置
JP4698266B2 (ja) * 2005-03-29 2011-06-08 株式会社キトー 巻上機における過負荷防止装置
US7575223B2 (en) 2005-03-29 2009-08-18 Kito Corporation Overload preventing apparatus in hoist
JP4698265B2 (ja) * 2005-03-29 2011-06-08 株式会社キトー 巻上機における回転駆動装置
WO2007063607A1 (ja) * 2005-11-30 2007-06-07 Kito Corporation 巻上機における過負荷防止装置
US7682255B2 (en) * 2007-06-29 2010-03-23 Harley-Davidson Motor Company Group, LLC Compensator assembly for a motorcycle primary drive
US7861503B1 (en) * 2010-01-29 2011-01-04 Deere & Company Rotary cutting deck with hydraulic direct driven spindle
DE102011016577A1 (de) * 2010-04-14 2011-12-15 Schaeffler Technologies Gmbh & Co. Kg Riemenscheibendämpfer
CN102583180A (zh) * 2012-02-29 2012-07-18 王基业 一种塔式起重机用过载保护装置
DE112013006084A5 (de) * 2012-12-19 2015-08-27 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Entkoppler zur Dämpfung einer Drehmomentübertragung zwischen einer Antriebswelle eines Kraftfahrzeugs und einer Riemenscheibe
CN103935922A (zh) * 2013-09-06 2014-07-23 王德宇 一种有超载保护的环链葫芦
US9610884B1 (en) * 2016-01-11 2017-04-04 Cottrell, Inc. Vehicle and cargo ratcheting tie down apparatus and system
JP6645901B2 (ja) * 2016-04-25 2020-02-14 株式会社キトー チェーンブロック
JP6707063B2 (ja) * 2017-08-03 2020-06-10 本田技研工業株式会社 給油キャップおよび鞍乗り型車両
CN107720592B (zh) * 2017-11-24 2023-11-07 马志明 一种可以快速调节长度的倒链
US11548769B2 (en) 2018-07-30 2023-01-10 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Chain link adapter
CN112551412B (zh) * 2020-11-30 2022-03-18 江苏御科机械有限公司 一种稳定可靠型手拉葫芦系统

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1281507A (en) * 1916-10-31 1918-10-15 Decatur Pump And Mfg Company Clutch.
US2353562A (en) * 1941-08-15 1944-07-11 Stone J & Co Ltd Cable tensioning and releasing means
US3090601A (en) * 1960-11-29 1963-05-21 Columbus Mckinnon Corp Hoist brake
US3596446A (en) * 1969-03-06 1971-08-03 Sidney C Whiteheart Adapter for yieldably connecting the blade of a rotary lawn mower to the drive shaft
DE2351240C3 (de) * 1973-10-12 1981-06-19 Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart Überlastkupplung
US3942337A (en) * 1974-09-16 1976-03-09 Industrial Analytics Inc. Torque limiting device
JPS5939695A (ja) * 1982-08-25 1984-03-05 株式会社キト− 巻上兼牽引装置
JPS60202093A (ja) * 1984-03-22 1985-10-12 バイタル工業株式会社 捲上機の過負荷防止装置
JPS61197395A (ja) * 1985-02-27 1986-09-01 株式会社 キト− 電動チエ−ンブロツク
US5110003A (en) * 1990-06-28 1992-05-05 Stant Inc. Torque-override cap
US5314288A (en) * 1991-06-10 1994-05-24 Build-A-Mold Limited Wheel-lift mechanism
JPH0777958B2 (ja) * 1991-12-02 1995-08-23 象印チエンブロック株式会社 捲上牽引機
JPH0794318B2 (ja) * 1993-07-22 1995-10-11 株式会社二葉製作所 巻上兼牽引装置における過負荷防止装置
JPH10220491A (ja) * 1997-01-31 1998-08-21 Three H:Kk 荷役機械の過負荷制御機構
JP3065038B2 (ja) * 1998-10-23 2000-07-12 象印チエンブロック株式会社 チェーンブロック
JP3096290B1 (ja) * 1999-06-07 2000-10-10 バイタル工業株式会社 過負荷防止装置付き巻上機

Also Published As

Publication number Publication date
CN1276338A (zh) 2000-12-13
US6352243B1 (en) 2002-03-05
CN1120126C (zh) 2003-09-03
KR20010049431A (ko) 2001-06-15
TW479051B (en) 2002-03-11
KR100636560B1 (ko) 2006-10-19
JP2000351584A (ja) 2000-12-19
DE10027504A1 (de) 2001-06-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3096290B1 (ja) 過負荷防止装置付き巻上機
US4768754A (en) Manual hoist with overload preventer
JPH0117994B2 (ja)
JPH0729754B2 (ja) レバー式捲上機
US6517054B2 (en) Lever hoist with overload preventing device
JP3065038B2 (ja) チェーンブロック
JP3280315B2 (ja) レバー式捲上機
JPH0672697A (ja) 捲上牽引機における遊転制御装置
JP2782061B2 (ja) レバー式捲上機
US6406001B1 (en) Chain lever hoist
JP3111067B1 (ja) 過負荷防止装置付きレバーホイスト
JP4698264B2 (ja) 巻上機における過負荷防止装置
JP2004075241A (ja) 過負荷防止装置付き巻上機
JPH0111676Y2 (ja)
JP3673170B2 (ja) レバー式巻上機
JP4121883B2 (ja) 牽引装置
JPH04151022A (ja) クラッチ装置
JPH05132293A (ja) 小型牽引巻上機
JP4518813B2 (ja) 巻上牽引装置
JPH06191795A (ja) レバー式捲上牽引装置
JPH06239593A (ja) レバー式捲上機
JPH0794318B2 (ja) 巻上兼牽引装置における過負荷防止装置
JP2002249298A (ja) レバー式巻上機
JPS6374895A (ja) 牽引巻揚機の保安装置
WO2007063607A1 (ja) 巻上機における過負荷防止装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20000704

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3096290

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070804

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080804

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080804

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090804

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090804

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100804

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100804

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110804

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120804

Year of fee payment: 12

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130804

Year of fee payment: 13

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term