JPS6316613Y2 - - Google Patents

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JPS6316613Y2
JPS6316613Y2 JP1983071810U JP7181083U JPS6316613Y2 JP S6316613 Y2 JPS6316613 Y2 JP S6316613Y2 JP 1983071810 U JP1983071810 U JP 1983071810U JP 7181083 U JP7181083 U JP 7181083U JP S6316613 Y2 JPS6316613 Y2 JP S6316613Y2
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JP
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lower cover
engine
mounting frame
support
frame
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JP1983071810U
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JPS59176277U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、バス車体など大型自動車に適する着
脱自在な分割エンジン下部覆の構造に関する。
(従来の技術) バス車体においては、その床下に大型エンジン
が搭載されるが、この大型エンジンの防音、防塵
のためにエンジンルームに下部覆が設けられてい
る。また、バス車体に限らず、一般の乗用車にお
いても上記下部覆が設けられている。
上記下部覆の構造としては、この下部覆を複数
の矩形の覆板で構成し、各覆板の4辺を車体フレ
ームに固定のネジ座にボルトで結合するようにし
たものがある(例えば、実開昭57−12372号公報
参照)。また、上記下部覆に開口部を設け、この
開口部にヒンジで開閉蓋を設け、必要に応じて上
記開口部の開閉を行なうようにしたものも知られ
ている(実開昭54−527号公報参照)。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、上記下部覆が車体側にボルトで結合
されているのは、エンジンの点検、整備等を考慮
したものであるが、この下部覆の脱着作業は比較
的面倒である。すなわち、車体に対する取付けに
あたつては、下部覆を下から支えて車体に対する
ボルト孔の位置決めを行なう必要があり、車体下
の狭い場所での作業となるため上記位置決めが難
しく、特に下部覆が比較的重い場合はその車体に
対する取付けがより難しくなる。一方、下部覆を
車体から外すに際しても、複数箇所のボルトを外
した時点で下部覆が湾曲して部分的に垂れ下が
り、作業性の低下、下部覆の変形等を招く不具合
がある。
(問題点を解決するための手段) 本考案の着脱自在な分割エンジン下部覆の構造
は、車体左右のエンジンフレームに固定した車体
前後左右の各枠材よりなる取付枠に対して、エン
ジン下部覆を複数の止着具で着脱自在に設けるよ
うにしたものであつて、次のことを特徴とする。
すなわち、上記取付枠には上記エンジン下部覆
を支承する一対の支持板を互いに対向するように
固定している。上記エンジン下部覆は、上記両支
持板の各々の枠材長手方向における略中央部同士
を結ぶ境界線で分割し、この分割してなる各下部
覆は複数の覆板を上記境界線と交叉する方向に折
曲可能に連結して構成している。そして、上記両
支持板の各々の略中央部には、上記各下部覆の端
縁を上記枠材長手方向から当接させて各下部覆と
取付枠との止着位置の位置決めをなす当り止めを
設けている。
(作用) 上記エンジン下部覆の構造においては、各下部
覆はその端部を支持板に支承せしめて当り止めに
当接すると、取付枠に対してその止着位置が合致
し、その状態で止着具を適用することにより取付
枠に取り付けることができる。この取付けにおい
て、各下部覆はその一部が支持板で支承されてい
るから、作業者は下部覆の全体を自身が支える必
要がなく、また、下部覆は支持板から離れた箇所
を取付枠に止着すると、この止着と支持板による
支承のみで取付枠に支持させることができ、作業
者は自身が下部覆を支えることなく他の箇所の止
着を行なうことができる。
また、上記各下部覆は、複数の覆板で折曲可能
になされているから、一部の覆板を取付枠から外
して必要箇所のみを開口することができるととも
に、全体を取外す際も、上記支持板による支承を
利用してその垂れ下がりを防止しながら、取外し
作業を行なうことができる。
さらに、以上の取付け、取外しにおいて、各下
部覆は必要に応じて折曲することにより、狭い場
所で作業することも可能となる。
(考案の効果) 従つて、本考案によれば、エンジン下部覆を分
割し且つ折曲可能とするとともに、取付枠に各下
部覆を支承する支持板と位置決め用の当り止めを
設けたから、作業者は取付枠に対し下部覆を簡単
に位置決めし、簡単な支えでもつて取り付けるこ
とができるとともに、その取外しの際も下部覆の
部分的な垂れ下がりによる変形を防止することが
でき、しかも、下部覆の脱着の際に適宜折曲する
ことができ、結局、狭い場所でも下部覆の脱着作
業を円滑に行なうことができるようになる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
第1図において、1はバス車体で、2はこのバ
ス車体1の後部下側の左右に設けられたエンジン
フレームである。このエンジンフレーム2に対し
エンジンが支持されているとともに、エンジンル
ームを下から覆う前部下部覆6と後部下部覆14
が設けられている。
上記下部覆の具体的構造は第2図ないし第6図
に示されている。
すなわち、上記エンジンフレーム2には、第2
図に示す如す、車体左右を車体前後方向に延びる
枠材3,3′と、この左右の枠材3,3′の前端部
同士と後端部同士を連結する前後の枠材4,4′
とにより矩形状に構成された取付枠5が固定され
ている。この場合、取付枠5は、第4図に示す如
く、左右の枠材3,3′が左右のエンジンフレー
ム2,2′に固定されている。
上記取付枠5の前後の枠材4,4′には、各々
の中央部に前部下部覆を支承する断面L字状の支
持板10,10が互いに対向するように固定され
ている。つまり、上記枠材4,4′の下面と支持
板10,10とにより、取付枠5の内方へ向けて
開口した断面コ字状の支承部が形成されている。
そして、第5図に示す如く、各支持板10の枠材
長手方向における略中央部に上記前部下部覆を取
付枠5に対して位置決めするための当り止め12
が固定されている。
すなわち、前部下部覆は、第2図に示す如く、
上記両支持板10,10の各々の略中央部同士を
結ぶ境界線で左下部覆6と右下部覆6′とに分割
されている。そして、左右の下部覆6,6′は、
第6図にも示す如く2枚の覆板7,7′を蝶番8
で上記境界線と交叉する方向に折曲可能に連結し
て構成され、四隅には取付枠5に止着具(蝶ね
じ)13で固定するためのねじ孔が設けられてい
る。また、上記両覆板7,7′の連結部にはその
隙間を覆うゴム、プラスチツク材等による遮音材
9が設けられている。
そうして、上記左右の下部覆6,6′は枠材4,
4′の長手方向から支持板10,10による支承
部に差し込んで当り止め12に端縁を当接する
と、四隅のねじ孔が取付枠5のねじ孔に合致する
ようになつている。
一方、後部の下部覆14は、第2図に示されて
いる如く、蝶番8を用いて折曲可能にした2枚の
覆板で構成されていて、その折曲方向は前部の下
部覆6,6′のものとは直交する方向になつてい
る。また、この下部覆14の両覆板はその両端に
上方へ延びて側方へ張り出したフランジを備え、
このフランジにおいて車体側に止着具13で着脱
可能になされている。
従つて、この実施例においては、取付枠5によ
るエンジンルームの開口は、左右に分割された前
部の下部覆6,6′で覆われ、取付枠5の後方の
開口が後部の下部覆14で覆われることになる。
そして、前部の下部覆6,6′は、枠材4,4′の
長手方向から断面コ字状の支承部に差し込んで支
持板10,10に支承せしめるとともに、当り止
め12に当接すれば、そのねじ孔が取付孔5のね
じ孔に合致する。よつて、作業者は下部覆6,6
の上記支持板10,10とは反対側の部分(車体
外側に位置する部分を片手で支え、止着具13に
より別途位置合わせ作業をすることなく下部覆
6,6′を取付枠5に簡単に取り付けることがで
きる。
作業者による上記支えは、前部の下部覆が分割
されて軽量になつていることと、支持板10,1
0による支承で下部覆6,6′が安定しているこ
ととにより、容易な作業となる。また、下部覆
6,6′は支持板10,10から離れた位置を先
に止着すれば、この止着と支持板10,10によ
る支承とにより、作業者による支えが不要とな
り、以後の止着作業がさらに容易となる。
逆に、下部覆6,6′を取り外す際は、支持板
10,10に近い側の止着位置からその止着を解
いていけば、作業者は上記支持板10,10によ
る支承を有効に利用して下部覆6,6′の垂れ下
がりを防止しながら、この下部覆6,6′の取外
し作業を円滑に行なうことができる。
また、前部の各下部覆6,6′は、それぞれ折
曲可能であるから、支持板10,10から離れた
位置の覆板のみを取付枠5から外して下方へ折り
曲げることにより、下部覆6,6′による覆いを
部分的に解除して、エンジンの点検等を行なうこ
ともできる。さらに、下部覆6,6′の脱着にお
いても、下部覆6,6′をそれぞれ折曲状態で取
付枠5の下方へ入れて、支持板10,10側の覆
板から順に取付枠5に取り付けていき、また、こ
れと逆の順序で取り外していくことにより、上記
折曲を利用して比較的狭い場所でもこの脱着作業
を円滑に行なうことができる。
さらに、後部の下部覆14も折曲可能であるか
ら、エンジンルームの部分的な開口に利用するこ
とができるとともに、狭い場所での脱着が可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図はバス車
体の後部側面図、第2図は下部覆構造の平面図、
第3図は同側面図、第4図は第2図のA−A断面
図、第5図は支持板の取付状態を示す斜視図、第
6図は下部覆の斜視図である。 1……バス車体、2……エンジンフレーム、
3,3′,4,4′……枠材、5……取付枠、6,
6′……下部覆、7,7′……覆板、8……蝶番、
10……支持板、12……当り止め、13……止
着具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンを支持する車体左右のエンジンフレー
    ムに、車体左右の各枠材と車体前後の各枠材とで
    構成された取付枠が固定されていて、この取付枠
    に対してエンジン下部覆を複数の止着具で着脱自
    在に設ける構造であつて、上記取付枠には上記エ
    ンジン下部覆を支承する一対の支持板が互いに対
    向するように固定され、上記エンジン下部覆は上
    記両支持板の各々の枠材長手方向の略中央部同士
    を結ぶ境界線で分割され、この分割されてなる各
    下部覆は複数の覆板を上記境界線と交叉する方向
    に折曲可能に連結して構成され、上記両支持板の
    各々の略中央部には、上記各下部覆の端縁を上記
    枠材の長手方向から当接させて、各下部覆と取付
    枠との止着位置の位置決めをなす当り止めが設け
    られていることを特徴とする着脱自在な分割エン
    ジン下部覆の構造。
JP7181083U 1983-05-13 1983-05-13 着脱自在な分割エンジン下部覆の構造 Granted JPS59176277U (ja)

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JP7181083U JPS59176277U (ja) 1983-05-13 1983-05-13 着脱自在な分割エンジン下部覆の構造

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Publication Number Publication Date
JPS59176277U JPS59176277U (ja) 1984-11-26
JPS6316613Y2 true JPS6316613Y2 (ja) 1988-05-11

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ID=30201963

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JP7181083U Granted JPS59176277U (ja) 1983-05-13 1983-05-13 着脱自在な分割エンジン下部覆の構造

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012171401A (ja) * 2011-02-18 2012-09-10 Tcm Corp 産業車両用アンダーカバー構造

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54527B2 (ja) * 1974-02-28 1979-01-11
JPS5712372B2 (ja) * 1977-09-19 1982-03-10

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54527U (ja) * 1977-06-06 1979-01-05
JPS5712372U (ja) * 1980-06-25 1982-01-22

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54527B2 (ja) * 1974-02-28 1979-01-11
JPS5712372B2 (ja) * 1977-09-19 1982-03-10

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JPS59176277U (ja) 1984-11-26

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