JPS63162610A - シ−ト状パツク材 - Google Patents

シ−ト状パツク材

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JPS63162610A
JPS63162610A JP31407686A JP31407686A JPS63162610A JP S63162610 A JPS63162610 A JP S63162610A JP 31407686 A JP31407686 A JP 31407686A JP 31407686 A JP31407686 A JP 31407686A JP S63162610 A JPS63162610 A JP S63162610A
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sheet
cosmetic
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Shigeo Yasugi
八杉 重雄
Tetsuya Fujioka
徹也 藤岡
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Nitta Gelatin Inc
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、皮膚用化粧品として用いられるシート状パ
ック材に関する。
〔背景技術〕
皮膚に適度な緊張を与えるとともに皮膚表面の汚れを吸
着除去す′るため、パック材が用いられる。これらのパ
ック材には、保水性を高め起り柔軟化したりすることで
皮膚に潤いを与える、いわゆる、化粧効果を有する各種
の成分(化粧成分)が配合されるのが一般的である。
以上のようなパック材は、ゼリー状、ペースト状、粉末
状等で供給され、あるものは、皮膜を形成して皮膚に緊
張を与え、その皮膜を剥がすことで皮膚表面の汚れを除
去するようになっている。
また、皮膜を形成せず、収斂剤等、含まれる成分の作用
によって、そのような効果を得るものもある。
近時、上記のような、ゼリー状、ペースト状、あるいは
、粉末状等の状態ではなく、あらかじめ、シート状に形
成されたパック材が作られるようになってきた。
しかし、シート状パック材の市販品は、いずれも、粘着
性を有しないため、皮膚表面の汚れを除去する効果を有
しなかった。
特開昭60−165902号公報にもフィルム伏のパッ
ク材が示されている。このものは、柔軟なフィルムの表
面に、糊料の乾燥した薄層あるいは糊料微粉末の分散し
た薄層が設けられている。
しかし、このものも、糊料層が粘着性を有しないため、
この糊料層を濡らして顔面に密着させるか、洗顔後の濡
れた顔面に当てることで密着させるか、基礎化粧料を施
した顔面に当てることで密着させて、皮膚表面の汚れを
除去するようにしていた。他方、特開昭60−1116
03号公報にしめされた化粧用具は、粘着性を有する感
圧接着剤を使用しているンしかし、このものにおいては
、ハイドロゲル生成高分子体層にのみ化粧料が混入2塗
布されており、感圧接着剤そのものは化粧効果を有さず
、かつ、化粧成分を含まないものであり、感圧接着剤か
らは化粧効果の全く期待できないものであった9 そもそも、このようなシート状のバック材では、皮膚に
シートを貼り付けるための粘着剤に、その粘着性を維持
させつつ、前記化粧成分を配合することは非常に難しい
ことであった。すなわち、化粧効果を発揮させるに必要
なだけ化粧成分を添加すると粘着性の維持に問題が生じ
ることがあるからであり、また、従来より用いられてい
る化粧成分は、そのような粘着剤中に配合されたときに
も同様な効果を発揮できるとは限らないし、粘着剤と混
合可能な化粧成分は限られたものしかないからでもある
このように、従来品あるいは従来技術では、そのもの自
体が粘着性を有し、なおかつ化粧効果を発揮するような
バック材は存在せず、実現も困難であった。
〔発明の目的〕
この発明は、以上の事情に鑑みてなされたものであって
、汚れを除去したりする効果と化粧効果とをともに高い
効率で得ることができるシート状のバック材を提供する
ことを目的としている。
〔発明の開示〕
以上の目的を達成するため、この発明は、コラーゲン加
水分解物と、保水剤と、化粧効果を有する液化剤を少な
くとも主成分として含むバック剤組成物が層状に形成さ
れてなるシート状バック材を要旨としている。
以下に、この発明の詳細な説明する。
パック剤層を構成するコラーゲン加水分解物は、その名
のとおり、コラーゲンを加水分解することにより誘導さ
れる物質であって、たとえば、ゼラチン等が好ましいも
のとして挙げられる。このようなコラーゲン加水分解物
は、生体親和性および保水性に優れており、皮膚に潤い
を与える、いわゆる、化粧効果を有している。
保水剤は、水を保持することにより皮膚をしっとりさせ
るために働くとともに、その水によって、前記コラーゲ
ン加水分解物に対して可塑性を与える働きをも有してい
る。このような保水剤としては、たとえば、ソルビトー
ル、グルコース、砂糖等の糖類、グリセリン、ポリグリ
セリン2エチレングリコール、ポリエチレングリコール
、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール等
の多価アルコール類、ピロリドンカルボン酸ソーダ等の
湿潤剤等があげられる。
化粧効果を有する液化剤としては、尿素、酢酸やクエン
酸等の有機酸、および、塩化カルシウムが好ましい例と
して挙げられるが、これらに限られない、有機酸として
は、弱酸性のものが好ましい。皮膚に対する刺激が少な
いからである。これらの液化剤は、保水性、皮膚柔軟化
等の効果を有し、化粧成分として働くものである。この
液化剤は、また、前記コラーゲン加水分解物が常温また
は低温において水溶液中で水素結合しゼリー化しないよ
うにする働きを有する。
コラーゲン加水分解物、保水剤および液化剤は、これら
3者が組み合わされて始めて粘着性を発揮し、皮膚に密
着して適度な緊張を与えるとともに皮膚表面の汚れを吸
着除去する効果を有する。
上記3者のうちいずれが欠けても、このような効果は期
待できない。
上記3者の具体的、な組み舎わせを選定するにあたって
は、3者を混ぜ合わせたときに反応する等して不安定に
ならないような組み合わせを選ぶようにする必要がある
以上の各成分の配合比率は、この発明では特に限定され
ないが、一般的には、コラーゲン加水分解物20〜.9
4重量部(以下、「部」と記す)に対し、保水剤5〜7
0部、液化剤1〜30部の範囲内で配合することが好ま
しい。なぜなら、保水剤が5部未満であうたり、液化剤
が1部未満である場合には、粘着力が不足する傾向があ
り、採水剤が70部を超えたり、液化剤が30部を超え
る場合には、粘着性が極度に高(なってベタベタしたも
のとなり、パック材の保管条件によっては剥離紙を剥が
すときにパック剤層が凝集破壊を起こしてうまく剥離し
なかったり、パック剤層のハミ出し等の問題が起こる恐
れがある。また、コラーゲン加水分解物が20部未満で
は、パック剤層の凝集力が低下して、やはりベタベタし
たものとなり、94部を超えたものでは、凝集力は上昇
するが、粘着性(タック)が低下する恐れがあるからで
ある。
したがって、上記各成分は、上述した範囲内で適宜その
配合比を調整し、使用目的に応じた物性、たとえば、ベ
タツキ、表面タック、粘着力等を有するようにコントロ
ールしてやることが好ましいのである。
また、上記各成分の配合比率が、コラーゲン加水分解物
55〜95部、保水剤5〜30部、液化剤1〜15部の
範囲内にあるものでは、通常の状態では粘着性を発揮し
ないが、皮膚と接触して体温程度に暖められたり、皮膚
から蒸散する水分によって水分含量が上昇したりすると
、粘着性を発揮するようなバンク剤層を得ることもでき
るようになる。
以上のような各成分を含むパック剤層が基材シート表面
に形成させたり、または各成分そのものだけによるシー
トを形成させることで、この発明のシート状パック材は
構成されるのであるが、その製造方法は、たとえば、以
下のようにして行えばよい。
バンク剤層を基材表面に形成する場合には、まず、基材
シートを用意する。基材シートの材料は、この発明では
特に限定されないが、皮膚表面に柔軟に密着させるため
には、厚み0.O1〜2鶴程度の薄く柔軟な多孔性高分
子フィルム、不織布。
繊布9紙等が好ましい。
つぎに、この基材の表面に、前記各成分からなるバック
剤層を形成する。バンク剤層は、上記各成分の混合物を
基材表面に塗布したあと乾燥させて平衡水分状態にする
ことで形成してやればよい各成分そのものだけによるシ
ートを形成させる場合には、たとえば、離型性を有する
プラスチックフィルムや紙に前記成分からなるパック剤
組成物をドクターブレード、ロールコータ、ナイフコー
タ等で塗布したあと、乾燥させて平衡水分状態にするこ
とで形成してやればよい。
この際、上記各成分に、他の化粧品成分、たとえば、香
料1色素等を配合してもよい。このようなバック剤層の
厚みも、この発明では特に限定されないが、0.5fi
前後であることが好ましい。
以上のようにして形成されたバック剤層は、その粘着性
の低下を防ぐため、表面を、紙、布等からなる離型シー
トで覆うこともできる。しかしながら、前述した、体温
により暖められたり皮膚からの水分により水分含量が上
昇したりすることで粘着性を発揮するようなバック剤層
では、離型シートで覆わなくても、実用上差し支えはな
い。
以上のような、この発明のシート状パック材においては
、上述したように、皮膚、に潤いを与える、いわゆる、
化粧効果を有する各成分からなるパック剤層が、それ自
体、粘着性を発揮するものであるため、汚れを除去した
りする効果と化粧効果とをともに高い効率で得ることが
可能となる。しかも、この発明のシート状パック材では
、皮膚から剥がして汚れを除去した際に、もし、皮膚表
面にパック剤が残ったとしても、それは、皮膚に潤いを
与える成分であるため、洗い落とす必要はなく、そのま
まにしておいても構わない、また、洗い落としたい場合
には、これらの成分は水溶性であるため、水で簡単に洗
い落とすこともできる。
つぎに、この発明の実施例について、比較例とあわせて
説明する。
゛(実施例1〜9) バック剤層を構成する各成分として、第1表に示した物
質を、同表に示した配合で混合して、混合物を作成した
。第1表中、「部」は重量部をあられす。得られた混合
物を、基材シートである発泡ポリブタジェンシート(厚
み1.Qm、タキロン■製カルソフト)の表面に塗布し
た後、乾燥させ、厚み約0.5 mのパック剤層を形成
し、シート状バック材を得た。
実施例で用いたゼラチンAは粘度44mP、ゼリー強度
279Bloos+  (JIS K 6503による
。以下同様)のアルカリ処理ゼラチン、ゼラチンBは前
記ゼラチンAを空気中で加熱することにより不溶化しな
い程度に重合させたもので、粘度70o+P、ゼリー強
度285 Btoom 、、ゼラチンCは平均分子料1
万、20重量%濃度の水溶液にしたときに5℃でもゲル
化しない水溶性のゼラチンである。
なお、実施例4は形成時には粘着性はなかったが、皮膚
にのせると、その湿度と熱で粘着性を発揮し、汚れを除
去する効果を得ることができた。
(実施例10’) 離型紙表面に、厚み1wmのPPシートからなる所定の
形状を有する型枠を取り付け、そこへ、第1表に示した
成分配合のバック剤組成物を流し込んだあと、前記型枠
からはみ出した分をガラス欅でかき取って、シート状に
成形した。この成形物を50℃、20%RHの恒温器中
で48時間乾燥し、室温で16時間放置したあと、前記
離型紙から剥がし、厚み0.52tlのシート状パック
剤を得た。
(評価試験) 剥離時における皮膚の緊張感およびバック後の皮膚の湿
潤感の2項目について、成人女子5名による官能試験を
行った。上記剥離時における皮膚の緊張感は、試料の粘
着性とこれにともなう清浄効果を見、また、バック後の
皮膚の湿潤感は、試料の化粧効果を見るために、それぞ
れ、行ったものである。
上記各項目が、「あり」としたものを2点、「ややあり
」としたものを1点、「なし」としたものを0点として
、各項目について合計点を求めた、合計点の満点は10
点である。結果を第1表下欄に示す。
〔発明の効果〕
この発明のシート状バンク材は、以上のようであり、コ
ラーゲン加水分解物と、保水剤と、化粧効果を有する液
化剤を少なくとも主成分として含んでいるものであって
、化粧効果を有する各成分からなるパック剤層が、それ
自体、粘着性を発揮するものであるため、汚れを除去し
たりする効果と化粧効果とをともに高い効率で得ること
ができるようになっている。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)コラーゲン加水分解物と、保水剤と、化粧効果を
    有する液化剤を少なくとも主成分として含むパック剤組
    成物が層状に形成されてなるシート状パック材。
  2. (2)パック剤組成物の層が基材シートで裏打ちされて
    いる特許請求の範囲第1項記載のシート状パック材。
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