JPH10152411A - シート状パック料 - Google Patents
シート状パック料Info
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- JPH10152411A JPH10152411A JP8325974A JP32597496A JPH10152411A JP H10152411 A JPH10152411 A JP H10152411A JP 8325974 A JP8325974 A JP 8325974A JP 32597496 A JP32597496 A JP 32597496A JP H10152411 A JPH10152411 A JP H10152411A
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Abstract
き締め、肌にしっとり感を付与するとともに、速乾性、
利便性に優れたシート状パック料を提供する。 【解決手段】水溶性高分子とハマメリス抽出物とを含有
するシート状パック料とする。好ましくは、ポリアクリ
ル酸とポリビニルアルコールからなる水溶性高分子と、
ハマメリス抽出物を含有するシート状パック料とする。
Description
に関するものであり、特に、シート状パック料を皮膚か
ら剥離する際の刺激感を低減し、使用後に肌を引き締
め、肌にしっとり感を付与する効果に優れたシート状パ
ツク料に関する。
するポリビニルアルコールまたは酢酸ビニル樹脂等を使
用したピールオフ型パック料がある。最近は、これらパ
ック料自体を乾燥するか、または上記パック料を不織
布、フィルム等に塗布して乾燥することによって、パッ
ク料を薄膜状に加工したシート状パック料が、その速乾
性と利便性等から汎用されている。
は化粧水で濡らした皮膚に上記のシート状パック料を貼
付し、乾燥させた後、該シート状パック料を皮膚から剥
離することによって、角栓等の肌の汚れを除去すること
ができるが、上記シート状パック料を皮膚から剥離する
際に刺激や痛みを感じることがある。また、肌の汚れは
除かれるが、使用後に肌を引き締めたり肌にしっとり感
を付与する効果が得られない等の問題点があった。すな
わち、本発明は、剥離時の刺激や痛みを低減し、使用後
に肌を引き締め、肌にしっとり感を付与するとともに、
速乾性と利便性に優れたシート状パック料を提供するこ
とを目的とする。
情に鑑み、鋭意検討した結果、水溶性高分子と、特定の
植物抽出エキスを配合したシート状パック料が、上記目
的を達成することを見出した。すなわち、本発明は、水
溶性高分子とハマメリス抽出物とを含有するシート状パ
ック料にある。特に、上記目的を達成するためには、ポ
リアクリル酸とポリビニルアルコールからなる水溶性高
分子と、ハマメリス抽出物を含有するシート状パック料
が好ましい。
溶性高分子とハマメリス抽出物と水等の溶媒とを配合し
たパック料を直接シート状に乾燥するか、または不織
布、紙、合成樹脂フィルム等の保持体にパック料を塗布
した後、溶媒を除去してシート状の積層体に形成するこ
とによって得られる。
を高めるために使用される高分子物質であり、その具体
例としては、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸塩、ポリ
メタアクリル酸、ポリメタアクリル酸塩、ポリビニルア
ルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミ
ド、ポリアクリルアミド塩、ポリメタアクリルアミド、
ポリメタアクリルアミド塩、メタクリロイルオキシエチ
ルトリメチルアンモニウムクロライド、メタクリルアミ
ドプロピルトリメチルアンモニウムクロライド、N−n
−ブトキシメチルアクリルアミド、N−iso−ブトキ
シアクリルアミド、t−ブチルアクリルアミドスルホン
酸、t−ブチルアクリルアミドスルホン酸塩、ジメチル
アミノプロピルメタアクリルアミド、またはこれら重合
性モノマー原料と他の重合性モノマーとの共重合体、あ
るいはカルボキシメチルセルロース塩、アルギン酸塩、
カラキーナン、キサンタンガム等の水溶性高分子が挙げ
られる。上記水溶性高分子の配合量は、乾燥後のシート
状パック料の水分量が0.1〜20重量%の場合、不織
布等の保持体を除いたパック料中に1〜99.4重量%
になるように配合することが好ましい。
ル酸とポリビニルアルコールからなる水溶性高分子が、
肌の汚れを取る接着性、成膜性に優れるので好ましく、
特にハマメリス抽出物と併用することによって、剥離時
の刺激や痛みを低減し、使用後に肌を引き締め、肌にし
っとり感を付与する効果が顕著に発揮されるので好まし
い。ポリアクリル酸とポリビニルアルコールとの配合比
率は、重量比で、1.0〜5.0/1.0であること
が、接着性と成膜性の点から好ましい。なお、ポリアク
リル酸は、その一部を他の重合性モノマーと共重合した
水溶性ポリアクリル酸系高分子であつてもよく、またポ
リアクリル酸の一部を水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、トリエタノールアミン等で中和した水溶性ポリアク
リル酸塩にしてあってもよい。
は、ハマメリス(Hamamelis virgini
ana L.)の葉、樹皮から精製水、エタノール、
1,3−ブチレングリコール等で抽出したものであり、
該抽出液を濃縮したエキス、抽出液を乾燥し粉砕した粉
末を言う。一般にハマメリス抽出物は細菌性下痢の内服
液、収斂剤、止血剤、創傷治癒剤等として使われてい
る。該ハマメリス抽出物の配合量は乾燥後のシート状パ
ック料の水分量が0.1〜20重量%の場合、不織布等
の保持体を除いたパック料中に、ハマメリス抽出物の乾
燥残分換算で、0.001〜5.0重量%になるように
配合することが好ましい。
須成分の他に、本発明の効果を損なわない限りにおい
て、顔料、防腐剤、保湿剤、アルコール、分散剤、油分
等の各成分を配合することができる。その中で、酸化チ
タン、シリカ等の顔料、グリセリン、1,3−ブチレン
グリコール等の保湿剤を配合することが、肌からの汚れ
の除去効果と肌にしっとり感を付与する効果が増強され
るために好ましい。
上記の配合成分に水等の溶媒を加えて溶解または分散さ
せる。例えば加える水の量は混合液中に、30〜70重
量%とするのがよい。そしてこの混合溶液を樹脂や金属
等の基材上に均一に塗布し乾燥して得られたシート状パ
ック料を基材から剥離し所定形状に切断して製品とす
る。あるいは、ポリエステル、ナイロン、ポリプロピレ
ン、アセテート等の不織布、各種樹脂フィルム等からな
る保持体上に上記混合液を塗布し乾燥して所定形状に切
断して保持体に密着し積層されたシート状パック料とす
ることもできる。そして、シート状パック料の水分率
は、0.1〜20重量%になるように乾燥することが、
製品の形態安定性、柔軟性、肌への接着性、速乾性等か
ら好ましい。このようにして得られたシート状パック料
の厚みは、製品の柔軟性、肌への貼付性等から、5〜5
00μmであることが好ましい。
皮膚の貼付部位に水、化粧水等を塗布した後にシート状
パック料を皮膚に貼付し、乾燥して皮膜を形成させた後
に皮膚から剥離すればよい。
明する。製品の官能評価試験は次のようにして実施し
た。 〔官能評価試験〕女性パネラー20名を使用し、洗顔
後、鼻に水を充分に塗布し濡らした後、シート状パック
料を鼻筋から小鼻に向かって貼り付け、約10分間で乾
燥後、シート状パック料を剥離する。そして「肌の汚れ
の除去効果」、「剥離時の刺激や痛みの程度」、使用後
の「肌の引き締め効果」、「肌にしっとり感の付与効
果」の各評価項目について、「良い」と答えた人数で評
価した。
ック料) 表1の配合成分からなる分散溶液を製造し、ポリプロピ
レン不織布(30g/cm2 )に均一に塗布する。次い
で、乾燥することによって水分が10重量%含み、パッ
ク料部の厚みが200μm前後のシート状パック料を調
製し、得られた本発明のシート状パック料はシリコーン
処理ポリエステルフイルム製の離型紙で覆い製品とし
た。製品の使用時には該離型紙をとって上記官能評価試
験を実施した。また、比較例として表2の配合成分で同
様にしてシート状パック料を製造した。なお、表1〜2
における配合成分である、フィテレンEGX−250
(商品名、一丸ファルコス社製)とは、常春ツタ、子ボ
タンツル、海藻、スギナ、シモツケの混合抽出エキスで
ある。上記実施例1〜3と比較例1〜3のシート状パッ
ク料について、前記の官能評価試験を実施し、表1〜2
の下欄のような評価結果を得た。
ック料は、剥離時の刺激や痛みが低減され、使用後に肌
を引き締め、肌にしっとり感を付与するとともに、速乾
性と利便性に優れたパック料であることは明らかであ
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 水溶性高分子とハマメリス抽出物とを含
有するシート状パック料。 - 【請求項2】 水溶性高分子がポリアクリル酸とポリビ
ニルアルコールとからなる請求項1記載のシート状パッ
ク料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32597496A JP3915935B2 (ja) | 1996-11-20 | 1996-11-20 | シート状パック料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP32597496A JP3915935B2 (ja) | 1996-11-20 | 1996-11-20 | シート状パック料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10152411A true JPH10152411A (ja) | 1998-06-09 |
JP3915935B2 JP3915935B2 (ja) | 2007-05-16 |
Family
ID=18182678
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32597496A Expired - Fee Related JP3915935B2 (ja) | 1996-11-20 | 1996-11-20 | シート状パック料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3915935B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001064146A (ja) * | 1999-08-24 | 2001-03-13 | Kanebo Ltd | シート状パック料 |
WO2003002075A1 (en) * | 2001-06-27 | 2003-01-09 | Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. | Sheet-type packs |
JP2019112350A (ja) * | 2017-12-25 | 2019-07-11 | 株式会社ダリヤ | 分離型シート状フェイスマスク |
JP2019112351A (ja) * | 2017-12-25 | 2019-07-11 | 株式会社ダリヤ | 分離型シート状フェイスマスク |
WO2021221214A1 (ko) * | 2020-04-27 | 2021-11-04 | 한국콜마주식회사 | 중금속 흡착 성능이 우수한 화장용 마스크팩 시트 및 전기방사를 이용한 이의 제조방법 |
-
1996
- 1996-11-20 JP JP32597496A patent/JP3915935B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2001064146A (ja) * | 1999-08-24 | 2001-03-13 | Kanebo Ltd | シート状パック料 |
WO2003002075A1 (en) * | 2001-06-27 | 2003-01-09 | Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. | Sheet-type packs |
JP2019112350A (ja) * | 2017-12-25 | 2019-07-11 | 株式会社ダリヤ | 分離型シート状フェイスマスク |
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WO2021221214A1 (ko) * | 2020-04-27 | 2021-11-04 | 한국콜마주식회사 | 중금속 흡착 성능이 우수한 화장용 마스크팩 시트 및 전기방사를 이용한 이의 제조방법 |
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---|---|
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