JPS63161092A - 中性液体洗浄剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は中性液体洗浄剤に関し、更に詳細には、自動食
器洗浄機用の洗浄剤などの硬表面洗浄剤として有用な、
低泡性の中性液体洗浄剤に関する。

〔従来の技術及びその問題点〕

近年、自動食器用洗浄機は急速に普及し、業務用ばかシ
でなく一般家庭にも盛んに用いられるようになった。し
かし自動食器用洗浄機は洗浄剤水溶液をスプレーして洗
浄し、洗浄剤水溶液は循環使用しているため、洗浄剤が
従来の中性の洗剤では発泡により洗浄槽から洗浄剤水溶
液が溢れたり、？ンゾが空回転して洗浄機自体の？ンゾ
運転が不可能となるような欠点がちった。従って、自動
食器用洗浄剤には洗浄剤の洗浄力はもとより低泡性であ
ることが所望され、今までに幾つかの洗浄剤が考案され
てきた。

また、食器の汚れは複雑で油質による汚れの他澱粉質、
例えば米飯の付着による汚れなどが一緒になっているこ
とが多い。従って、この様な汚れの洗浄においては発泡
性を懸念する場合は界面活性剤を極力少量もしくは全く
含まない強アルカリ性の洗浄剤が用いられてきたが矢張
シ油に対する洗浄力は不十分であシ、更にはアルミ食器
、ガラス食器などの光沢を失わしめるという欠点をもつ
。この為現在は油汚れに対しては）　！Ｊ　？’Ｊ　＋
）ン酸塩に代表されるビルダー類とＨＬＢが１０以下の
非常に少量の非イオン性界面活性剤（洗浄剤水溶液に対
して０．００８重量倦程度）と造粒した澱粉分解酵素あ
るいは蛋白質分解酵素を含有した弱アルカリ性の粉末洗
浄剤が用いられてきた。しかしこの様な洗浄剤において
も油の量の多い汚れに対する洗浄力は未だに十分でない
こと、多くの洗浄剤について無シん洗剤が主流である現
在、環境問題の点からリン酸塩含有洗剤は社会的な問題
になりかねないこと、更には粉末である為洗剤の投入が
面倒であり、粉末が飛散し人体に吸入される恐れがある
ことなど種々問題があった。そこで、自動食器用洗剤の
基本性能である低泡性で油、澱粉質に対する充分な洗浄
力を有すると同時に無りんで、安定な液体であシ、その
液性が中性でアルミ食器、ガラス食器などを損傷するこ
とのない洗浄剤が強く要望されていた。

〔問題点を解決するための手段〕

斯かる実状だおいて、本発明者らは鋭意検討した結果、
ジカルボン酸系アニオン性界面活性剤と非イオン性界面
活性剤との混合系を用いれば、上記目的にかなった洗浄
剤が得られることを見い出し、本発明を完成した。

すなわち本発明は、次の成分（ａ）、（ｂ）、（Ｃ）及
び（ｄ）、 （ａ）　　一般式（Ｉ）、（ＩＩ）又は（ＩＩＩ）で表
わされる化合物から選ばれる１種又は２種以上のゾヵル
ボしり（ＪＭ　　（、：ＵＯＭ 鳥−ＣＯＯＭ Ｒ，−ＣＯＮ　　　　　　　　　　　　＠鳥−ＣＯＯＭ Ｒ１−Ｎ　　　　　　　　　　　ＱｇｌＲｓ−ＣＯＯＭ （式中、Ｒ１は直鎖または分岐鎖を有する炭素数８〜１
６のアルキル基またはアルケニル基を表し、Ｒ２、Ｒ３
、Ｒ４、Ｒ６は分岐鎖を有してもよい−（ＣＨ，ＣＨ，
０）　ｎ（ＣＨ，）ｍ基（ｍ＝ｌ　〜５．ｎ＝０〜５）
を表し、Ｍは水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属、
アルカノールアミンを表す。）（ｂ）　　ＨＬＢが７以
上の非イオン性界面活性剤（Ｃ）有機酸もしくはその塩
、又は有機酸もしくはその塩と無機酸のアルカリ金属塩 ０．５〜２５重量％ （ｄ）酵　素 を含有し、（ａ）成分と（ｂ）成分の重量比が１〇二９
０〜７０　：　３０であシ、かつ組成物のｐＨが６．０
〜８．０であることを％徴とする中性液体洗浄剤を提供
するものである。

本発明で用いられる成分（ａ）のジカルボン酸系界面活
性剤は、上記（Ｉ）、（６）又は（ＩＩＩ）で示される
化合物である。これらの炭素鎖の炭素数は８〜１６、特
に１０〜１４の範囲が好ましい。

炭素数が８未満であると洗浄性能が低く、また１６を超
えると、組成物の安定性・すすぎ性に悪影響を及ぼすの
で好ましくない。また式中のＲ１はアルキル基またはア
ルケニル基のどちらも使用可能であるが、低温での安定
性から、アルケニル基が特ＫｔＥましい。またＭはアル
カリ金属、水素、アルカノールアミン、アルカリ土類金
属であるが、安定性調整のしやすさからナトリウム、カ
リウム等のアルカリ金属が特に好ましい。

成分（ＪＬ）として用いられるジカルボン酸系界面活性
剤を具体的に例示すると以下の通りであり、（■）式で
示される化合物としては、２−デセニルコハク酸、２−
ドデセニルコハク酸、２−テトラデセニルコハク酸、２
−へキサデセニルコハク酸、２−オクタデセニルコハク
酸、デシル（直鎖又は分枝）コノ・り酸、ドデシル（直
鎖又は分校）コハク酸、テトラデシル（直鎖又は分枝）
コハク酸、ヘキサデシル（直鎖又は分枝）コハク酸、オ
クタデシル（直鎖又は分枝）コハク酸、オレイルコハク
酸等が、（６）式で示される化合物としては、Ｎ−ノナ
ノイル（直鎖又は分校）イミノシー酢酸２ナトリウム、
Ｎ−ドデカノイル（直鎖又は分枝）イミノシー（モノオ
キシエチレン）ゾロピオン酸２ナトリウム、Ｎ−オクタ
デカノイル（直鎖又は分枝）イミノシー（トリオキシエ
チレン）酢酸２ナトリウム等が、またに）式で示される
化合物としてはＮ−ドデセニルイミノジ酢酸２ナトリウ
ム、Ｎ−オクチル（直鎖又は分岐）イミノジ酢酸２ナト
リウム、Ｎ−ヘキサデシル（直鎖又は分岐）イミノシー
（トリオキシエチレン）酢酸２ナトリウム等が挙げられ
る。

成分（ａ）のジカルボン酸系界面活性剤とじては上記の
一般式（■）、（６）又は（ＩＩＩ）で表わされる化合
物の何れも使用できるが、組成物の安定性などの点から
一般式（Ｉ）の化合物が％に好ましい。

成分（ＩＬ）の本発明洗浄剤中の含有量は０．５重量％
〜１５重量％（以下単にチで示す）までの添加が可能で
あるが、起泡性・組成物の粘性から好ましい添加量は１
％〜６％である。

なお、成分（ａ）は、特開昭５５−１４２０９９に示さ
れるように１本発明洗浄剤の液性（ｐＨ６〜８）におい
ては部分中和され、疎水的になっている。その為に油汚
れに対し充分な洗浄力を示し、更には粘弾性を示すもの
も存在する。さらに成分（ａ）は非イオン性界面活性剤
の曇点を上昇させ、種々の組成物の安定性を良好にする
効果がある。

成分中）として使用される非イオン性界面活性剤はＨＬ
Ｂが７以上のものであれば何れも使用できる。例えば？
リオキシエチレン（２〜１００モル）アルキル又ハアル
ケニル（Ｃａ〜Ｃｎ）エーテル、？リオキシエチレンア
ルキル（Ｃ＠〜Ｃｔｚ　）　　フェニルエーテル、？リ
オキシエチレン（３〜１００モル）脂肪Ｍ　（Ｃｓ−Ｃ
ｏ）エステル、テトラ脂肪酸（Ｃｓ　−Ｃｏ　）　’リ
オキシエチレン（２０〜１００モル）ソルビット、？リ
オキシエチレン（２０〜１００モル）硬化ヒマシ油など
が挙げられる。就中、？リオーＡ’ジエチレンアルキル
エーテル（エチレンオキシド平均付加モル数２〜５）ま
たはこれらにプロピレンオキシドを付加したものが好ま
しい。

成分Ｃｂ）の添加量は０．５％Ｔ−２０％まで添加−可
能であるが粘性等容器からの出し易さ等から１．０％〜
１３％の範囲が好ましい。

また、本発明洗浄剤中の成分（ａ）と成分（ｂ）の比率
は１０：９０〜７０　：　３０であ夛、成分（ａ）の比
率がこれより高いと洗浄力が不十分で、かつコスト面に
も問題がアシ、また成分中）の比率が高すぎる場合には
組成物の安定性の劣化やアルミ食器、ガラス食器などに
対する損傷性の問題が有るので好ましくない。特に好ま
しい比率は１５：８５〜５０：５０である。

成分（ｅ）として使用される有機酸もしくはその塩とし
ては、例えば炭素数１〜６の短鎖脂肪族カルボン酸、オ
キシ酸、酸性アミノ酸、芳香族カルボン酸、ニコチン酸
、カイニン酸、ソルビン酸、ベンゼンスルホン酸、トル
エンスルホン酸、及びピロリドンカルボン酸及びこれら
の塩が例示される。また、無機酸のアルカリ金属塩とし
ては、炭酸、硫酸、硝酸、ホウ酸のアルカリ金属塩が挙
げられる。これらの有機酸もしくはその塩及び無機酸の
アルカリ金属塩のうち特に好ましいものは、硫酸ナトリ
ウム、炭酸ナトリウム、ノ９ラドルエンスルホン酸もし
くはその塩である。

成分（Ｃ）は洗浄剤全量に対して０．５〜２５チ、特に
１〜１５％添加されるのが好ましい。

本発明において、成分（ａ）の部分中和物と成分中）を
特定の比率で混合したものに（ｅ）成分を特定量添加す
ることにより、従来のアニオン性界面活性剤／非イオン
性界面活性剤混合系では達成できなかった低泡性の洗浄
剤が得られる。

かくして、従来安定に液剤化不可能であった低ＨＬＢ　
（ＨＬＢ　＜　１１　）の非イオン性界面活性剤でも成
分０）として添加可能となシ、また一般には起泡性が高
いために使用されるのが懸念される傾向にあった？リオ
キシエチレンアルキルエーテル（エチレンオキシド平均
付加モル数７〜１５）なども（Ｃ）成分を適度に混合す
ることによって洗浄力を維持しながらも本発明である低
起泡性洗剤用に添加することが可能となった。

更に、成分（ｄ）として使用される酵素としては、澱粉
分解酵素、蛋白質分解酵素などが挙げられる。澱粉分解
酵素は洗浄剤工ｖ描たシの量が５０単位〜２０００単位
、特に６００単位以上とするのが好ましい。これは５０
単位以下では所定時間内での澱粉質汚れの付着した食器
の仕上り性が不十分であり、また、２０００単位以上で
はそれ以上の効果はなくて経済的に好ましくないためで
ある。蛋白質分解酵素は洗浄剤１ｆａたシの量が１００
０単位とするのが好ましい。

本発明の洗浄剤のｐＩ（は６．０〜８．０の範囲に調整
されており、一般に存在する酵素はその活性が中性付近
であるので、本発明洗浄剤における成分（ｄ）の酵素は
安定に保たれ、洗浄時においても十分に効果を発揮する
ものである。

なお、本発明の組成物には、目的とする性能を損じない
範囲で通常の液体洗浄剤組成物に用いられている他の任
意成分、例えば多価アルコールなどのハイドロトローゾ
剤、香料、色素、防腐、防かび剤、または他の界面活性
剤などを、所望に応じて添加することができる。

〔発明の効果〕

本発明の中性液体洗浄剤は、自動食器用洗剤の基本性能
である低泡性を有し、油、蛋白質、澱粉質等の汚れに対
し十分な洗浄力を持つと同時に無リンで安定な液体であ
る。また、その液性が中性でアルミ食器、ガラス食器な
どの光沢を失わせることのない実用価値の高いものであ
る。

さらに、本発明により、従来使用することが困難であっ
た非イオン界面活性剤の使用も可能となった。

〔実施例〕

次に実施例によって本発明を更に具体的に説明するが、
本発明はこれらの実施例によって限定されるものではな
い。

実施例１ 下記第１表に示す組成の液体洗浄剤を製造し、それぞれ
について、洗浄力、金属損傷性、保存安定性および低泡
性を評価した。その結果を第１表に示す。

尚、洗浄条件、および洗浄力、金属損傷性、保存安定性
、低泡性の評価方法は以下の通りである。

洗浄条件 使用洗浄機；松下電器■製全自動食器洗い機（機種ＮＰ
　−６００） 洗浄剤水溶液が回転ノズルから噴射され、その噴射軌道
上面に設置された食器類を洗浄する形式のもの。

洗浄温度；５℃から５５℃まで徐々に昇温する。

洗浄用水；硬度３．５°ＤＨの水 洗浄濃度；液体組成物５ｆ／Ｚ５Ｊ（０，２％）洗浄時
間；洗浄２０分−すすぎ２０分 洗浄時の循環水量；λ５ｊ 洗浄力 ■油脂、蛋白質混合汚れの汚染皿及び評価方法 （汚染皿）牛脂５ｙ／卵１ｆを混合し磁性の皿（直径２
５　ｃａｔ　）に塗布し、１昼夜風乾したものを２枚供
した。

（油脂洗浄力評価方法） 洗浄後の皿にオイルレッド液をかけ、皿上の反応面積（
Ｓｌ）を写真判定によって測り、初期の汚染面積（Ｓｏ
）から洗浄率を下の式によって求めた。

洗浄率”　Ｃ（Ｓｏ　Ｓｔ）／５ｏ）Ｘ１００上の式に
よって求めた２枚の皿の平均洗浄率な下記の判定基準に
よって示す。

Ｑ−１０（１・Ｑ・完全に洗浄された △−８０〜９９％・φ・一部汚れが残った×−８０％未
満　・−・洗浄されなかった（蛋白質汚れ洗浄力評価方
法） 洗浄後の皿にアミドシュロニツ液１０８反応により、皿
上の紫色面積（Ｐｌ）を写真判定によって測り、以下油
脂汚れ同様初期の汚染面積（Ｓｏ）から洗浄率を下の式
によって求めた。

洗浄率＝　（（Ｓｏ　Ｐｔ）／Ｓｏ　］　Ｘ　１００上
の式によって求めた２枚の皿の平均洗浄率全下記の判定
基準によって示す。

０−１００％　　　・・・完全に洗浄されたΔ−８０〜
９９％−・・一部汚れが残った×−８０％未満　・・・
洗浄されなかった■米飯台れの汚染皿及び評価方法 （汚染皿）軟質の炊き上がり米飯を３０分間室温にて放
置し、３ｆｔ−磁性の 皿（直径２５譚）に引き伸ばし 塗布し、室温で１昼夜風乾した ものを６枚洗浄に供した。

（澱粉汚れ洗浄力評価方法） 米飯の残存をヨウ度の呈色反応によって下記の基準によ
って肉眼判定した。

Ｑ−「完全に洗浄された」または「ス？ットが残る」Δ
−明らかに洗浄されない部分が残ったｘ−ｓｏｎ以下し
か洗浄されなかった 金属損傷性 所定の各組成物の０．２％水溶液を調整し、３　ｃｍ　
Ｘ　３　ｃｍの銅、アルミニウム及びガラスのプレート
を釣り下げ５０℃１０日間放置する。

１０日後にこれらの金属グレートの状態を下記の基準に
よって肉眼判定した。

〇−全く変色・変化がない或は試験前よシ光沢が増した
Δ−やや変色φ劣化が見られた ×一完全に変色・劣化した 保存安定性 各組成物１００−を内径４０ｖ１、高さ７０Ｕの１００
−ガラス瓶に採取し、密栓後所定の条件に一カ月保存し
たときの外観を肉眼観察する。この時の判定基準は以下
の通りとする。

〇−分離せず（安定） Δ−やや分離または濁りを生ずる ×一完全に分離する 低泡性 汚れのない状態にある洗浄様に液体組成物５？を投入し
く液体組成物濃度は０．２重量係）運転（洗浄動作）を
開始する。開始後、０，５．１０．１５．２０分くおけ
る洗浄機の回転ノズルの回転数を目視によって測定し、
発泡による洗浄機のノズル回転数（機械力）の低下の有
無を評価する。

このときの評価は以下のように行った。

（ＲＯ％　８５％　Ｒ１６ＸＲ１８％　ＲｌＯは運転開
始後０．５．１０．１５．２０分における回転数） また、判定規準は下記の通りである。

Ｑ−Ｒが３８以上・・―発泡が少く充分に機械力が作用
する Δ−Ｒが３０以上３８未満・・・発泡しやや機械力が低
下する Ｘ−Ｒが３０未満・・・発泡著しく機械力が殆んど作用
しない （＊１）日本触媒化学■製「ソフタノール１２０」（＄
２）　　　　　　　　　　　　ｒソフタノール　３０」
〃 （＊３）　Ｎｏｖｏ社製　　　ｊＴｅｒｍａｍｙｌ　３
００　ＬＪ（＊４）　　　ｚ　　　　　　　　　ｊＥｓ
ｐｅｒａａｅＪ以上

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、次の成分（ａ）、（ｂ）、（ｃ）及び（ｄ）、（ａ
   ）一般式（ I ）、（II）又は（III）で表わされる化合
   物から選ばれる１種又は２種以上のジカルボ ン酸系界面活性剤０．５〜１５重量％ ▲数式、化学式、表等があります▼（ I ） ▲数式、化学式、表等があります▼（II） ▲数式、化学式、表等があります▼（III） （式中、Ｒ＿１は直鎖または分岐鎖を有する炭素数８〜
   １６のアルキル基またはアルケニル基を表し、Ｒ＿２、
   Ｒ＿３、Ｒ＿４、Ｒ＿５は分岐鎖を有してもよい−（Ｃ
   Ｈ＿２ＣＨ＿２Ｏ）ｎ（ＣＨ＿２）ｍ基（ｍ＝１〜５，
   ｎ＝０〜５）を表し、Ｍは水素、アルカリ金属、アルカ
   リ土類金属、アルカノールアミンを表す。）（ｂ）ＨＬ
   Ｂが７以上の非イオン性界面活性剤（ｃ）有機酸もしく
   はその塩、又は有機酸もしくはその塩と無機酸のアルカ
   リ金属塩 ０．５〜２５重量％ （ｄ）酵素 を含有し、（ａ）成分と（ｂ）成分の重量比が１０：９
   ０〜７０：３０であり、かつ組成物のｐＨが６．０〜８
   ．０であることを特徴とする中性液体洗浄剤。