JPH06116596A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

洗浄剤組成物

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JPH06116596A
JPH06116596A JP4289666A JP28966692A JPH06116596A JP H06116596 A JPH06116596 A JP H06116596A JP 4289666 A JP4289666 A JP 4289666A JP 28966692 A JP28966692 A JP 28966692A JP H06116596 A JPH06116596 A JP H06116596A
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行範 東瀬
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篤志 太田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外観、起泡力、経日安定性(外観、色相、臭
気)の良好なアミノ酸型界面活性剤を含有した洗浄剤組
成物を提供する。 【構成】 両性界面活性剤(A)、およびヒドロキシカ
ルボン酸および/またはその塩(B)からなり、(A)
100重量部に対し(B)が2〜20重量部であること
を特徴とする洗浄剤組成物(I);ならびに(I)とア
ニオン性界面活性剤からなり、(I)とアニオン性界面
活性剤の重量比が10/1〜1/10である洗浄剤組成
物(II)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は洗浄剤組成物に関し、更
に詳しくはアミノ酸型両性界面活性剤を含有する刺激が
少なく、起泡力、経日安定性、外観の優れた洗浄剤組成
物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、両性界面活性剤は低刺激性シャン
プー基剤として知られている。さらに両性界面活性剤の
中でも、β−アラニンタイプ(特公昭52−30405
号公報)またはグリシンタイプのアミノ酸型両性界面活
性剤は低濃度溶液における石鹸の洗浄力向上のための改
質剤として知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アミノ
酸型両性界面活性剤は、特に中性領域ではにごりが生じ
るなど溶液安定性が悪いため、従来からプロピレングリ
コールなどを添加剤として使用していた(特公昭52−
30405号公報)。さらに経日的に着色が生じ、やは
り溶液安定性が悪いといった問題を有している。また中
和するため少量の酸を用いる例はあるが、多量に用いら
れることはなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは外観、起泡
力、経日安定性(外観、色相、臭気)の良好なアミノ酸
型両性界面活性剤を含有した洗浄剤組成物を得るべく鋭
意検討した結果、特定の有機酸、すなわちヒドロキシカ
ルボン酸を特定の量添加することにより上記問題点が解
決することを見いだし、本発明に到達した。
【0005】すなわち本発明は両性界面活性剤(A)、
およびヒドロキシカルボン酸および/またはその塩
(B)からなり、(A)100重量部に対し(B)が2
〜20重量部であることを特徴とする洗浄剤組成物
(I);ならびに(I)とアニオン性界面活性剤からな
り、(I)とアニオン性界面活性剤の重量比が10/1
〜1/10である洗浄剤組成物(II)に関する。
【0006】 本発明の両性界面活性剤(A)としては
カルボキシベタイン型、スルホベタイン型、イミダゾリ
ン型、アミノ酸型、アミノ硫酸エステル型などがある。
【0007】さらに、本発明の洗浄剤組成物のアミノ酸
型両性界面活性剤(a)は、下記一般式 (式中、Rは炭素数6〜25のアルキル基またはアルケ
ニル基;Xは-(CH2)nCOOM、水素原子または炭
素数1〜3のアルキル基;Mは、各々独立に水素原子、
アルカリ金属,アルカリ土類金属、アンモニウムカチオ
ン、低級アルカノールアミンカチオンまたは塩基性アミ
ノ酸カチオン;m、nは1または2を表わす。)で表さ
れる。
【0008】一般式(1)において、Rとしては、通
常、炭素数6〜25の直鎖または分岐鎖のアルキル基
(ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デ
シル基、ウンデシル基、2−エチルデシル基、ドデシル
基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、
ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノ
ナデシル基、エイコシル基、ヘキコシル基、ドコシル基
など)およびアルケニル基(ヘキセニル基、ヘプテニル
基、オクテニル基、デセニル基、2−エチルデセニル基
ウンデセニル基、ドデセニル基、トリデセニル基、テト
ラデセニル基、ペンタデセニル基、ヘキサデセニル基、
ヘプタデセニル基、オクタデセニル基、ノナデセニル基
など)が挙げられる。これらRで示される基のうち好ま
しいものは、炭素数8〜18の直鎖アルキル基である。
【0009】一般式(1)において、Mとしては、水素
原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム
カチオン、低級アルカノールアミンカチオンまたは塩基
性アミノ酸カチオンが挙げられる。アルカリ金属として
は、リチウム、カリウム、ナトリウムなど;アルカリ土
類金属としては、カルシウム、マグネシウムなど;低級
アルカノールアミンカチオンとしては、トリエタノール
アミン、ジエタノールアミン、モノエタノールアミンな
どのカチオン;塩基性アミノ酸カチオンとしては、リジ
ン、アルギニンなどのカチオンが挙げられる。好ましく
は、水素原子、アルカリ金属、アルカノールアミンカチ
オンであり、特に好ましくは、水素原子カリウム、ナト
リウム、トリエタノールアミンカチオンである。これら
は2種以上の混合物であってもよい。
【0010】一般式(1)で示されるアミノ酸型両性界
面活性剤(a)はモノカルボン酸類およびジカルボン酸
類から成り、モノカルボン酸類とジカルボン酸類との重
量比は通常100/0〜10/90であり、好ましくは
95/5〜15/85である。モノカルボン酸類の重量
比が10未満であると泡立ちが悪くなる。
【0011】一般式(1)で表わされるアミノ酸型両性
界面活性剤(a)は、アルキルアミンまたはアルケニル
アミンをアクリル酸もしくはその塩またはアクリル酸エ
ステルなどとマイケル付加反応させ、必要により得られ
た反応物を加水分解することにより製造することができ
る。このマイケル付加反応温度は通常0〜100℃、好
ましくは20〜90℃である。0℃以下では冷却にコス
トがかかり、100℃を越える場合、着色が著しくな
る。このマイケル付加反応の際使用するアクリル酸エス
テルとしては、コスト面からメチルエステルまたはエチ
ルエステルが好ましい。マイケル付加反応において使用
するアクリル酸またはその塩またはアクリル酸エステル
の使用量は、アルキルアミンまたはアルケニルアミンに
対して通常1.0〜5.0倍モルであり、好ましくは
1.05〜2.1倍モルである。1.0倍未満の場合、
未反応のアルキルアミンまたはアルケニルアミンが残り
泡立ちが悪くなる。未反応のアクリル酸またはアクリル
酸エステルは通常、減圧下除去することができる。減圧
度は通常0〜400mmHgであり、温度は40〜15
0℃である。 加水分解においては塩酸、硫酸などを用
いる酸加水分解;金属ナトリウム、液体メチラート、N
aOH、KOHなどを用いるアルカリ加水分解;水だけ
での加水分解などいずれも使用可能である。加水分解温
度は通常50〜150℃、好ましくは70〜110℃で
ある。50℃以下では時間がかかり、150℃を越える
場合、着色が著しくなる。
【0012】該ヒドロキシカルボン酸あるいはその塩
(B)としては通常、水酸基を1〜3個およびカルボキ
シル基を1〜3個含有する脂肪族カルボン酸あるいはそ
のアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウムカチ
オン、アルカノールアミンカチオン、塩基性アミノ酸カ
チオンの塩が挙げられる。好ましくは乳酸、リンゴ酸、
クエン酸、酒石酸あるいはこれらのナトリウム塩、カリ
ウム塩、トリエタノールアミンカチオン塩であり、特に
好ましいものは乳酸、クエン酸である。またこれらのヒ
ドロキシカルボン酸、およびその塩は2種以上併用して
もよい。酢酸やプロピオン酸等の低級モノカルボン酸で
は臭気が悪く、塩酸や硫酸などの鉱酸、コハク酸などの
ジカルボン酸では泡立ちが悪くなる。
【0013】本発明の洗浄剤組成物は両性界面活性剤
(A)およびヒドロキシカルボン酸および/またはその
塩(B)からなり、(A)100重量部に対し(B)は
2〜20重量部であり、好ましいものは5〜15重量部
である。この洗浄剤組成物のpHは通常4.5〜9.0
である。
【0014】本発明のアミノ酸型両性界面活性剤(a)
およびヒドロキシカルボン酸および/またはその塩
(B)からなる洗浄剤組成物(I)には、さらに必要に
より、アミノ酸型両性界面活性剤以外の両性界面活性
剤、例えばカルボキシベタイン型(ヤシ油脂肪酸アミド
プロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウロイルアミ
ドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリルジメ
チルアミノ酢酸ベタインなど);スルホベタイン型(ラ
ウリルジメチルアミノスルホベタインなど);イミダゾ
リン型(2−ラウリル−N−カルボキシメチル−N−ヒ
ドロキシエチルイミダゾリニウムベタインなど);アミ
ノ硫酸エステル型(N−ラウリル−N,N−ビスポリオ
キシエチレン硫酸エステル塩など)を併用してもよい。
またこれらは2種以上(I)と併用してもよい。
【0015】さらに、本発明は両性界面活性剤(A)お
よびヒドロキシカルボン酸および/またはその塩(B)
からなる洗浄剤組成物(I)とアニオン界面活性剤から
なる洗浄剤組成物(II)に関する。すなわち本発明の
洗浄剤組成物(II)は、アニオン性界面活性剤を配合
することによりシャンプー基剤に適用でき、皮膚にマイ
ルドで毛髪への吸着感があり、洗髪後すべりの良い髪に
仕上げることができる。アニオン性界面活性剤としては
下記一般式(2)〜(10)で表わされる化合物からな
る群より選ばれる少なくとも一種以上のアニオン界面活
性剤を含有し、(I)とアニオン界面活性剤の重量比が
10/1〜1/10である洗浄剤組成物である。 (式中、R1は炭素数6〜22のアルキル基またはアル
ケニル基;Mは、各々独立に水素原子、アルカリ金属,
アルカリ土類金属、アンモニウムカチオン、低級アルカ
ノールアミンカチオンまたは塩基性アミノ酸カチオン;
2は水素原子、炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖のア
ルキル基;R3は水素またはメチル基;Yは−NH−、
−N(CH3)−または−N(C25)−で示される基
または酸素原子:Aは炭素数2〜3のアルキレン基;s
は0〜50;qは1または2;rは1〜3の整数であ
る。) 好ましくは(I)とアニオン界面活性剤の重量比が4/
1〜1/10であり、さらに好ましくは2/1〜1/1
0である。重量比が1/10未満の場合、髪に対するす
べりが悪くなる。この洗浄剤組成物のpHは通常4〜9
である。一般式(2)〜(10)で示されるアニオン界
面活性剤としては、具体的には表1のイ〜ルで示される
化合物が挙げられる。
【0016】
【表1】
【0017】本発明の両性界面活性剤(A)およびヒド
ロキシカルボン酸および/またはその塩からなる洗浄剤
組成物(I)、並びに(I)とアニオン界面活性剤から
なる洗浄剤組成物(II)には、さらに、一般式(2)
〜(10)に示したアニオン界面活性剤以外のアニオン
界面活性剤、非イオン界面活性剤、カチオン界面活性剤
を配合してもよい。また、さらに、保湿剤、高分子化合
物、キレート剤、低級アルコール類、香料、着色、防腐
剤、水など通常、シャンプー、ボディーシャンプー、リ
ンスなどの香粧品や化粧品に使用される成分を配合する
ことができる。具体的には、アニオン界面活性剤として
はポリオキシエチレン(2モル付加)ラウリルエーテル
硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(2モル付加)ラ
ウリルエーテル硫酸トリエタノールアミン、ラウリル硫
酸ナトリウム、ジラウリルリン酸ナトリウム、ラウリル
ベンゼンスルホン酸ナトリウム、石鹸など;非イオン界
面活性剤としては1:1型ヤシ油脂肪酸ジエタノールア
ミド、ラウリルジメチルアミンオキシド、モノステアリ
ン酸グリセリン、ポリオキシエチレン高級アルキルエー
テル、モノステアリン酸ポリエチレングリコール40
0、ジステアリン酸ポリエチレングリコール6000、
モノラウリン酸ソルビタン、モノラウリン酸ポリオキシ
エチレンソルビタンなど;カチオン界面活性剤としては
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ジステア
リルジメチルアンモニウム、エチル硫酸ラノリン脂肪酸
アミノプロピルエチルジメチルアンモニウムなどが挙げ
られる。保湿剤としてはグリセリン、ジグリセリン、ピ
ロリドンカルボン酸ナトリウムなど;高分子化合物とし
てはカチオン化セルロース、ポリエチレングリコール、
ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロー
ス、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、
ヒドロキシプロピルメチルセルロース、キサンタンガ
ム、カチオン化グァーガムなど;キレート剤としてはエ
チレンジアミン四酢酸ナトリウム、コハク酸ナトリウ
ム、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸ナト
リウムなど;低級アルコール類としてはエタノール、プ
ロピレングリコール、ジプロピレングリコールなどが挙
げられる。
【0018】本発明の洗浄剤組成物(I)および(I
I)の形態は、通常、液体、ペースト、固体、粉末など
であるが、液体およびペーストが使いやすく好ましい。
液体およびペースト状のシャンプー組成物の場合、通
常、一般式(1)で表わされるアミノ酸型両性界面活性
剤が1〜40重量%、界面活性剤の合計量が15〜50
重量%、油性基剤0〜10重量%、ヒドロキシカルボン
酸が0.2〜10重量%、水が37〜85重量%用いら
れる。
【0019】本発明の洗浄剤組成物(I)および(I
I)は、ボディーシャンプー、洗顔料などの皮膚洗浄
剤、シャンプーなどの毛髪洗浄剤、皿洗い用洗剤などの
家庭用洗剤などとして有用である。
【0020】本発明の洗浄剤組成物(I)および(I
I)を毛髪洗浄剤に適用する場合、第4級アンモニウム
基を含有する化合物、シリコーンおよびタンパク誘導体
などを併用すると、毛髪に対するきしみがさらに少なく
なるなどのコンディショニング効果が期待できる。第4
級アンモニウム基を含有する化合物としては、「CTF
A Cosmetic Ingredient Dic
tionary(The Cosmetic Toil
etry and Fragrance Associ
ationInc. 1982年発行)」に記載のカチ
オン性界面活性剤およびカチオン性高分子があげられ
る。好ましくは塩化ステアリルトリメチルアンモニウ
ム、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジ
メチルアンモニウムおよびカチオン化セルロースであ
る。シリコーンとしてはジメチルポリシロキサン、ジメ
チルポリシロキサンのメチル基の一部に各種の有機基を
導入した変性シリコーン、環状ジメチルポリシロキサン
などがあげられる。変性シリコーンとしては、α−オレ
フィン基またはα−メチルスチレン基を導入したもの、
ポリエーテル基を導入したもの、アルコール変性したも
のなどがあげられる。好ましくは、ポリエーテル基を導
入したポリエーテル変性シリコンである。例えば、KF
351A、KF352A、KF353A、KF610
A、KF907、KF911(信越化学工業株式会社
製)などが該当する。タンパク誘導体としては、加水分
解動物タンパク質(加水分解カゼインナトリウム、加水
分解ケラチン、加水分解コラーゲンなど)があげられ
る。これらの化合物は、洗浄剤組成物中に通常0.01
〜3.0%、好ましくは0.1〜1.0%配合できる。
0.01%未満ではコンディショニング効果が不足し,
3.0%を超える配合は実質上必要が無い。
【0021】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。以下にお
いて、部および%はそれぞれ重量部および重量%を示
す。
【0022】実施例および比較例で得られた洗浄剤組成
物の起泡力、pH、外観、経日安定性(外観、色相、臭
気)使用性(泡質、風合い、泡立ち)、すべり感、皮膚
刺激性の試験方法は次の通りである。 試験法 (イ) 起泡力 5℃硬水(ドイツ式硬度)を用いて洗浄剤組成物の1.
5%水溶液200ccを調整し、30℃においてジュー
サーミキサー(東芝製MX-390GX)で30秒間攪拌し、そ
の時の泡高(mm)により起泡力を評価した。 (ロ) pH pHはガラス電極によるpH計を用い、調整した組成物
のpHをそのまま測定した。 (ハ) 外観 洗浄剤組成物を100mlのガラス製ボトルに入れ25
℃および0℃の恒温槽中に30日間放置した後、外観を
肉眼で観察し、作成直後の外観(透明液状)と比較し、
次の基準で評価した。 −評価基準− ○変化無し △若干かすみが有る ×著しく濁る (ニ) 色相 (ハ)と同じ試料を作り、25℃および50℃の恒温槽
中に30日間放置した後、着色の度合を肉眼で観察し次
の基準で評価した。 −評価基準− ○:着色無し △:若干着色する ×:著しく着色する (ホ) 臭気 (ハ)と同じ試料を作り、25℃および50℃の恒温槽
中に30日間放置した後、臭気の官能検査を行い次の基
準で評価した。 −評価基準− ○:臭気変化無し △:若干臭気が変化した ×:著しく臭気が変化した (ヘ) 使用性 使用性は、表5に示す組成のシャンプーを男女各10名
のパネルに実際に使用させ、使用時の「泡立ち」、「泡
質」、「風合い」につき次の基準で評価した。 −評価基準− 「泡立ち」および「風合い」 ○良好 △普通 ×劣っている 「泡質」 ○クリーミー △普通 ×荒い (ト) すべり感 約40℃の2%界面活性剤水溶液200mlの中に、約
1gの毛髪束を5分間浸漬させる。その後、200ml
のイオン交換水で十分すすぎ風乾させる。処理した毛髪
束を25℃、65%R.H.に約8時間放置後、レーダー式
摩擦測定器を用い毛髪移動速度0.9m/分での摩擦体
(硬質ウレタン)との動摩擦力を測定し、動摩擦係数を
下式より計算した。 動摩擦係数 = [2.303log(T1/T1−T)]/π T1:固定荷重(mg) T :動摩擦力(mg) 評価はイオン交換水を比較対照とし、次の基準で評価し
た。 −評価基準− ○イオン交換水より動摩擦係数が小さい △イオン交換水と同程度 ×イオン交換水より動摩擦係数が大きい (チ) 皮膚刺激性 表5に示す組成物の1.0%(有効)水溶液を調整し、
男女各5名によるクローズド・パッチテスト(48時間
後、上腕内側)を行い、次の基準で評価した。 −評価基準− 0:反応(紅斑)無し 1:ごく軽度の紅斑 2:明瞭な紅斑 3:中程度から強度の紅斑 4肉様の赤い紅斑
【0023】(実施例1)表2記載のアミノ酸型界面活
性剤(a−1)〜(a−11)およびヒドロキシカルボ
ン酸を表3記載の組成(重量部)で配合し、これに水
(残部)を加えて全量を100部にすることにより、本
発明の洗浄剤組成物(I)を調製した。
【0024】
【表2】
【0025】
【表3】
【0026】起泡力、pH、外観、色相、臭気を性能評
価した結果を表4に示す。
【0027】
【表4】
【0028】この結果から、ヒドロキシカルボン酸を添
加した洗浄剤組成物(I)は弱酸性〜中性において良好
な起泡力を保ち、かつ外観、色相、臭気の経日安定性が
いずれも優れている。
【0029】(実施例2)下記洗浄剤組成物(I−1)
〜(I−6)とアニオン界面活性剤、両性界面活性剤、
カチオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、添加剤を、
表5記載の組成(重量部)で配合し、さらに香料および
色素の適量を加え、さらに水(残量)を加えて全量を1
00部とすることにより洗浄剤組成物(II)を調製し
た。
【0030】洗浄剤組成物 (I−1):表3の実施例1-1の洗浄剤組成物 (I−2):表3の実施例1-2の洗浄剤組成物 (I−3):表3の実施例1-3の洗浄剤組成物 (I−4):表3の実施例1-4の洗浄剤組成物 (I−5):表3の比較例2の洗浄剤組成物 (I−6):表3の比較例4の洗浄剤組成物
【0031】表5で用いた活性剤および添加剤としては
以下に挙げるものを使用した。 活性剤A: 1:1型ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 活性剤B: ポリオキシエチレン(2モル付加)ラウリ
ル硫酸ナトリウム 活性剤C: ラウリルスルホコハク酸2ナトリウム 活性剤D: ポリオキシエチレン(2モル付加)ラウリ
ルスルホコハク酸2ナトリウム 活性剤E: カルボキシル化ポリオキシエチレン(3モ
ル付加)ラウリルエーテルナトリウム 活性剤F: カルボキシル化ポリオキシエチレン(3モ
ル付加)トリデシルエーテルナトリウム 活性剤G: ラウロイルザルコシンナトリウム 活性剤H: N-ラウロイルメチルタウリンナトリウム 活性剤I: N-ヤシ油脂肪酸アシル-L-グルタミン酸ナ
トリウム 活性剤J: スルホコハク酸ポリオキシエチレン(5モ
ル付加)ラウロイルエタノールアミドエステル二ナトリ
ウム 活性剤K: 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 活性剤L: エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピル
エチルジメチルアンモニウム 活性剤M: ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミ
ノ酢酸ベタイン 活性剤N: 2-ココイル-N-カルボキシメチル-N-ヒドロ
キシエチルイミダゾリニウムベタイン 活性剤O: N-ココイルペプチドナトリウム 活性剤P: ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 活性剤Q: ラウリルジメチルアミノスルホベタイン CC : カチオン化セルロース(レオガードG、
ライオン株式会社製) KG : カチオン化グアーガム(ラボールガムC
G−M、大日本製薬株式会社製) EF : ポリオキシエチレン(60モル付加)牛
脂アルキルエーテル GK : ポリオキシエチレン(120モル付加)
メチルグルコシドジオレート キレート剤: 1-ヒドロキシエタン-1,1-ジホスホン酸
ナトリウム SP : 加水分解シルク(シルクプロテイン、岩
瀬コスファ株式会社製) シリコーン: ジメチルポリシロキサン(KF352
A、信越化学工業株式会社製) POG : ポリグリセリン(分子量740)
【0032】
【表5】
【0033】起泡力、使用性、すべり感および皮膚刺激
性を性能評価した結果を表6に示す。
【0034】
【表6】
【0035】この結果から本発明のアミノ酸型両性界面
活性剤(a)およびヒドロキシカルボン酸(B)を含み
アニオン界面活性剤、両性界面活性剤、添加剤などから
なる洗浄剤組成物(II)は皮膚にマイルドで髪に対す
る風合いが良好でしかもすべり感が良好となることがわ
かる。
【発明の効果】従来、両性界面活性剤は皮膚等に刺激が
少なく良好な界面活性剤であるが経日安定性に問題があ
り、かつ中性付近では外観が悪かった。しかし、本発明
の組成物は、弱酸性〜中性の領域で起泡力、および外
観、色相、臭気などの経日安定性に優れ、しかも洗浄中
および洗浄後の感触が良好であるばかりでなく、皮膚に
温和な洗浄剤組成物を得ることができるものである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両性界面活性剤(A)、およびヒドロキ
    シカルボン酸および/またはその塩(B)からなり、
    (A)100重量部に対し(B)が2〜20重量部であ
    ることを特徴とする洗浄剤組成物。
  2. 【請求項2】 該両性界面活性剤(A)が下記一般式 (式中、Rは炭素数6〜25のアルキル基またはアルケ
    ニル基;Xは-(CH2)nCOOM、水素原子または炭
    素数1〜3のアルキル基;Mは、各々独立に水素原子、
    アルカリ金属,アルカリ土類金属、アンモニウムカチオ
    ン、低級アルカノールアミンカチオンまたは塩基性アミ
    ノ酸カチオン;m、nは1または2を表わす。)で表さ
    れるアミノ酸型両性界面活性剤(a)である請求項1記
    載の洗浄剤組成物。
  3. 【請求項3】 該ヒドロキシカルボン酸および/または
    その塩(B)が乳酸、リンゴ酸、クエン酸および酒石酸
    からなる群より選ばれる1種以上のヒドロキシカルボン
    酸(b)である請求項1または2記載の洗浄剤組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の洗浄剤組成物(I)とア
    ニオン性界面活性剤からなり、(I)とアニオン性界面
    活性剤の重量比が10/1〜1/10である洗浄剤組成
    物。
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