JPS6315627Y2 - - Google Patents

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JPS6315627Y2
JPS6315627Y2 JP916182U JP916182U JPS6315627Y2 JP S6315627 Y2 JPS6315627 Y2 JP S6315627Y2 JP 916182 U JP916182 U JP 916182U JP 916182 U JP916182 U JP 916182U JP S6315627 Y2 JPS6315627 Y2 JP S6315627Y2
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JP
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balancer
engine
pump housing
shaft
attached
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JP916182U
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JPS58111457U (ja
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は多気筒エンジン2,3,4,5気筒の
バランサ装置に関し、ポンプハウジングを利用し
てその両端部にバランサ装置を配設することによ
り、エンジン本体へのバランサ装置の着脱作業を
ごく簡単に可能ならしめて、バランサ装置を用い
る場合と用いない場合との使い分けや気筒数の相
違に応じた各種バランサ装置の使い分けを容易に
し、バランサ装置の取付け駆動のための機械加工
を共通化して、生産性を大幅に高めたものであ
る。
一般に、エンジンの多様化と製造コスト低減の
要請から、エンジンの基本形態は変えることなく
気筒数を変えるだけでエンジンのワイドバリエイ
シヨン化を図つている。
ところが、このようなエンジンにおいて、エン
ジン振動をバランサ装置で除去しようとする場合
には、次の不具合がある。即ち、エンジン振動は
2気筒エンジンでは2次慣性力と1次慣性偶力、
3気筒エンジンでは1次慣性偶力、4気筒エンジ
ンでは2次慣性力、5気筒エンジンでは1次慣性
偶力が生じるというように、エンジンの主たる振
動源は気筒数によつてそれぞれ異なる。そこで、
これらエンジン振動を相殺する場合、1次慣性偶
力と2次慣性力はバランサ装置の構造が本質的に
異なるため、バランサ装置は気筒数の異なるエン
ジン毎に製造して組付けており、取付のためのシ
リンダブロツクの機械加工がそれぞれ異なり加工
設備の共通化ができなかつた。また、上記バラン
サ装置を取付けることが要求される場合とは別
に、エンジンの使用態様によつては、バランサ装
置を取付けることが要求されない場合があり、ど
ちらの場合にも容易に対応できるよう、エンジン
本体へのバランサ装置の取付け・取外しを簡単に
しておくことが望まれる。
本考案は、上述欠点を解消し、かつ要望に応え
るために提案されたもので、エンジン本体の左右
方向一側にポンプハウジングを突出状に固設し、
クランク軸に同期して回転する回転軸をポンプハ
ウジング内に回転自在に支持し、ポンプハウジン
グの前後両端部にそれぞれバランサ装置の取付部
を形成し、この取付部にそれぞれバランサ装置の
バランサケースを取付け可能にし、このバランサ
ケースを取付部に取付けた状態では、このバラン
サケース内に枢支したバランサ軸を回転軸の前後
端部に連動連結する状態となるように構成したも
のである。
これによりポンプハウジングの両端部に配設さ
れる両バランサ装置を適宜選択して、そのバラン
サ装置のバランサ軸をポンプハウジング内の回転
軸の前後端部に連動連結させるだけで、気筒数の
異なるエンジンのバランサ装置を簡単にエンジン
本体に装着可能にして生産性の向上を図るととも
に、エンジン本体へのバランサ装置の着脱作業を
ごく簡単に可能にするものである。
以下、本考案の実施例を図面に基き説明する。
第1図は、3気筒エンジンの概略構造を示す正
面図であり、このエンジンEは、クランクケース
1と、これの上方にシリンダブロツク2を一体形
成してエンジン本体Bを形成し、シリンダブロツ
ク2にはピストン3を上下摺動自在に収容したシ
リンダ4を装着してあり、シリンダブロツク2の
上方にシリンダヘツド5とヘツドカバー6とが順
に載置固定してある。
シリンダブロツク2の左右にはそれぞれ燃料噴
射ポンプハウジング7とタペツト室8とが形成さ
れ燃料噴射ポンプハウジング7には回転伝動軸で
ある燃料噴射カム軸9が、タペツト室8には動弁
カム軸10が回転自在に枢支され、両カム軸9,
10の軸端には燃料カムギヤ11と動弁カムギヤ
12がそれぞれ固着してあり、クランクギヤ13
で1/2減速され回転駆動される。
燃料噴射ポンプハウジング7の前後両端部7a.
7bには第2図に示すようにそれぞれ各バランサ
装置Bl1,Bl2の各バランサケース17,18
が取付けてある。
前端部7aに取付けられるバランサケース17
は、その内部にバランサ軸19を回転自在に枢支
するとともに、バランサ軸19には前から順にバ
ランサギア20、バランサウエイト21及び遠心
ボール式ガバナ装置22が設けてあり、ポンプハ
ウジング7の前端部7aはケース取付部7dとし
ても形成されており、このケース取付部7dにこ
うしたバランサケース17を取付けると、バラン
サ軸19は、バランサギヤ20と燃料噴射カム軸
16の前端部に設けた燃料カムギヤ11とで構成
される回転伝動装置23を介してエンジン回転と
同速に増速回転される。
一方、ポンプハウジング7の後端部7bに取付
けられるバランサケース18は、その内部にバラ
ンサウエイト24を設けたバランサ軸25を回転
自在に枢支させてあり、こうしたバランサケース
18をポンプハウジング7の後端部7bに形成し
たケース取付部7cに取付けるとバランサ軸25
の前端部に設けたバランサギヤ26がこれと燃料
噴射カム軸9の後端部に設けたバランサ軸駆動用
ギヤ27とで構成される回転伝動装置23を介し
て増速駆動されるようになる。
従つて、両バランサ軸19,25は、クランク
軸28の回転から1/2減速回転する回転伝動軸で
ある燃料噴射カム軸9に対して回転伝動装置23
で2倍増速されるので、クランク軸28と同速で
同期回転するようになる。
尚、上記実施例ではエンジンEが3気筒である
場合について説明したが、エンジンが第3図に示
すように4気筒の場合には、エンジン振動のほと
んどが2次慣性力であるために、前方のバランサ
ケース17のバランサ軸19にはバランサウエイ
ト21を設けず、後方のバランサケース18を上
下方向に長く形成し、その内部に互いにエンジン
回転の2倍速で同期回転するバランサウエイト2
4,24′,24″を収容したものをポンプハウジ
ング7の後端部7bに形成したバランサケース取
付部7cに取り付けるようにすれば良い。
また、エンジンEが2気筒である場合、2次慣
性力と1次慣性偶力とが発生するため、いずれか
一方しか相殺できないが、有利な方を選定するこ
とができる。
本考案は、以上に述べたように構成され、作用
するので次の効果を奏する。
即ち、エンジン本体から側方に突出するポンプ
ハウジングを利用し、しかもこの小さなポンプハ
ウジングの両端部にバランサ装置を取付け可能と
したので、エンジンの気筒数が異なり、振動が
種々異なる場合でも、燃料噴射ポンプのポンプハ
ウジングの両端部にそれぞれ取付けるバランサ装
置を適宜選択して取付けるだけで済み、エンジン
の基本設計を変更することなくバランサ装置の取
付け駆動のための機械加工を共通化でき、生産性
を高められる。また、エンジン本体へのバランサ
装置の取付け・取外しがポンプハウジングの両端
部でごく簡単に行なえ、バランサ装置を用いる場
合と用いない場合との使い分けが容易になる。し
かも、ポンプハウジングを利用してバランサ装置
のバランサケースを取付けることができ、取付部
を新らしく作り直すことなく実施できる。
なお、上記実施例のように、両バランサ装置を
回転駆動する同期伝動用の前記回転軸を燃料噴射
カム軸で兼ねさせる場合には、同期伝動のための
構造が簡単になり、安価に実施する事ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は縦形デイーゼルエンジンの概略構造を
示す正面図、第2図は第1図−線断面図、第
3図は別の実施例を示す第2図相当図である。 B……エンジン本体、7……ポンプハウジン
グ、7a……7の一端部(前端部)、7b……7
の他端部(後端部)、7c,7d……取付部、9
……回転軸、17,18……バランサケース、1
9,25……バランサ軸、23……回転伝動装
置、Bl1,Bl2……バランサ装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジン本体Bの左右方向一側にポンプハウジ
    ング7を突出状に固設し、クランク軸28に同期
    して回転する回転軸9をポンプハウジング7内に
    回転自在に支持し、ポンプハウジング7の前後両
    端部7a,7bにそれぞれバランサ装置の取付部
    7d,7cを形成し、この取付部7d,7cにそ
    れぞれバランサ装置Bl1,Bl2のバランサケー
    ス17,18を取付け可能にし、このバランサケ
    ース17,18を取付部7d,7cに取付けた状
    態では、このバランサケース17,18内に枢支
    したバランサ軸19,25を回転軸9の前後端部
    に連動連結する状態となるように構成した事を特
    徴とする、多気筒エンジンのバランサ装置。
JP916182U 1982-01-25 1982-01-25 多気筒エンジンのバランサ装置 Granted JPS58111457U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP916182U JPS58111457U (ja) 1982-01-25 1982-01-25 多気筒エンジンのバランサ装置

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JP916182U JPS58111457U (ja) 1982-01-25 1982-01-25 多気筒エンジンのバランサ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58111457U JPS58111457U (ja) 1983-07-29
JPS6315627Y2 true JPS6315627Y2 (ja) 1988-05-02

Family

ID=30021819

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP916182U Granted JPS58111457U (ja) 1982-01-25 1982-01-25 多気筒エンジンのバランサ装置

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JP (1) JPS58111457U (ja)

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Publication number Publication date
JPS58111457U (ja) 1983-07-29

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