JPS63154781A - 感熱性粘着材料 - Google Patents

感熱性粘着材料

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JPS63154781A
JPS63154781A JP61300852A JP30085286A JPS63154781A JP S63154781 A JPS63154781 A JP S63154781A JP 61300852 A JP61300852 A JP 61300852A JP 30085286 A JP30085286 A JP 30085286A JP S63154781 A JPS63154781 A JP S63154781A
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heat
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Takayoshi Kimimura
君村 享美
Takayasu Hirano
隆康 平野
Masato Kaji
加持 真人
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Hoechst Gosei KK
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Hoechst Gosei KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、紙、布、フィルムなどを支持体としだ粘着ラ
ベル・シート製品に関する。さらに詳しくは、剥離紙の
要らない粘着材料に係るものである。
[従来技術とその欠点] 従来、粘着ラベル・シート製品としては、紙、布、フィ
ルムなどの基材の上に粘着剤層を設け、その表面を離型
紙でカバーされているものが一般的である。カバーに用
いる離型紙は離型性のあるシリコーン樹脂などで表面処
理した紙であるが、この離型紙が粘着ラベル・シート製
品のコストに占める割合は大きくて無視できないもので
あるばかりでなく、使用時における剥離作業、使用後に
おける廃棄処分にも多くの手数を要するものであり、剥
離紙を使用しない粘着ラベル・シート製品の出現が望ま
れていた。
離型紙を使用しない粘着ラベル・シート製品の一例とし
て、感圧性接着剤層の代りに、感熱ディレイドタック型
帖管剤層を設けたものがある。感熱ディレイドタック型
粘着剤とは、固型可塑剤をビニル系、アクリル系、エチ
レン−酢酸ビニル系などの重合性水性エマルジョンやス
チレンブタジェンゴムなどの合成ゴムラテックス中に微
粒化分散したもので、これを基材に塗布乾燥すると、固
型可塑剤がブロッキング防止剤として作用し、特別の離
型紙の貼合せなどは不要の粘着ラベル・シート製品とな
る。使用に当っては、固型可塑剤の融点以上に加熱する
ことにより、溶融した可塑剤が共存するポリマーを可塑
化して粘着性が発現するものである。
しかし乍ら、これにはつぎのごとき欠点がある。すなわ
ち、加熱によって活性化された粘着性の持続期間に制約
があり、粘着後、時間の経過とともに非粘希化していく
ことである。
これらの欠点の主たる原因は、用いた固型可塑剤が一旦
溶融してポリマーを可塑化したのちに、徐々に再結晶し
ていくためであるとして、共存するポリマーと固型可塑
剤の相溶性を高める方法や、各種添加剤の添加による結
晶化防止の方法が試みられたが、表面のブロッキング性
との関連において、半永久的な粘着活性状態を持続する
ことおよび時間の経過とともに起る非粘着化を防止する
ことができなかった。しかも、In体としては紙、布、
ガラス、木材、ポリアミド、ポリエステル、ABS樹脂
などには十分接着するが、ポリエチレン、ポリプロピレ
ンなどのポリオレフィン系プラスチックスに対して実用
的な接着状態を求めることは著しく困難であるという欠
点があった。
[課題解決の手段] 本発明者らはかかる問題点に鑑み、鋭意゛研究を重ねた
結果、紙、布、フィルムなどの基材の上に粘着付与剤を
特定量含有する組成物の層を設け、その上にこの粘着付
与剤と相溶性のよい固型可塑剤の微粉末を主成分とする
組成物の層を設け、粘着付与剤と固型可塑剤との重量割
合を特定の範囲にすることにより、室温においては離型
紙を使用しなくてもブロッキングを起さず、しかも加熱
によって上層が速やかに溶融するとともに下層に混溶し
、半永久的な粘着活性の表面を形成することを見出し、
本発明を完成した。
すなわち本発明は、A基材と、Bその上に設けた粘着付
与剤30重回%以上と残部結合剤からなる下層と、C下
層の上に設けた微粉末状の固型可塑剤と所望により結合
剤からなり、固型可塑剤は下層の粘着付与剤と互いに相
溶性があり、かつ下層の粘着付与剤の重量に対して0.
4〜1.6倍の量である上層とからなる感熱性粘着材料
である。
本発明の感熱性粘着材料とは、室温ではブロッキングせ
ず、加熱によって半永久的な活管表面を呈する粘着シー
ト、粘着テープ、粘着プレートなどの粘着材料を総称す
る。
本発明の感熱性粘着材料が室温ではブロッキングしない
のは、固型可塑剤の微粒子が表面に密に並んでいるため
であり、加熱によって半永久的な粘着活性を発現するの
は、加熱によって微粉末状の固型可塑剤がきわめて速や
かに溶融して下層に溶は込み、下層中の粘着付与剤と混
溶して強い粘着性の層を形成し、しかも特定の割合で粘
5付与剤と混溶した固型可塑剤は、長期間に亙って殆ん
ど再結晶せず、析出してこないため粘希力が持続される
のである。
本発明で用いる基材としては紙、布、木、合板、不織布
、金属フォイル、プラスチックフィルム、合成紙などが
ある。ことに合成紙はプラスチックフィルムに比べると
ハジキがなくて均一に塗工でき、紙に比べると吸水によ
るしわの発生がないのでダイレクト塗工ができるなど、
きわめて何列である。
本発明で用いる粘着付与剤としては、融点が50〜10
0℃の変性ロジン系化合物、たとえば部分水添ロジン、
完全水添ロジン、重合ロジンなど、およびフェノール樹
脂系化合物、たとえばテルペンフェノール、アルキルフ
ェノール、変性フェノールなどであって、後記する固型
可塑剤と互いに相溶性のものが適当である。融点が50
℃未満のものは、これを用いて作った感熱性粘着材料の
耐ブロッキング性が不良となり、また融点が100℃を
超えるものを用いると、えられた感熱性粘着材料は加熱
による粘着活性が不良となり、タックが発現しにくくな
る。
下層中に粘着付与剤を少なくとも30重量%含付きせる
のは、30重ご%未満では後述する上層中の固型可塑剤
が加熱によって溶融して下層の粘着付与剤と混合しても
、十分な粘着力が出ないので、とくに対オレフィンフィ
ルム接着力がなく、又、えられた粘着活性も半永久的に
持続することがきわめて困難となるからである。下層中
の粘着付与剤の量は、理論的には100%であってもよ
いが、粘着付与剤自体単独では室温で固体であるものが
多く、脆ろくでかつ基材に対する接着性も乏しいので、
結合剤として70重量%以下の合成樹脂を配合した組成
物で下層を形成する必要がある。
粘着付与剤の結合剤として用いる合成樹脂としては、ア
クリル酸エステル樹脂、スチレン−アクリル酸エステル
樹脂、スチレン−ブタジェンゴム、酢酸ビニル樹脂、酢
酸ビニル−アクリル酸エステル樹脂、エチレン−酢酸ビ
ニル樹脂、エチレン−塩化ビニル−酢酸ビニル樹脂、エ
チレン−塩化ビニル樹脂、エチレン−アクリル酸エステ
ル樹脂、エチレン−アクリル酸樹脂、ポリブタジェン、
ブチルゴム、ウレタン樹脂、スチレン−イソプレンブロ
ックポリマーなどがあり、これらの水性エマルジョン又
はa機溶剤溶液が適当である。結合剤として水性エマル
ジョン系を用いるときは、粘着付与剤を予め微粉砕して
おくか、又は水性分散液状にしておく必要がある。
本発明でいう固型可塑剤としては、室温において固体の
可塑剤であり、例えば 融点(’C) フタル酸ジシクロヘキシル<DCIIP)     6
4トリ安息香酸グリセロール(GTI3)     7
1トリ安息香酸トリメチルプロパン(GMTB)  8
1ジメチルイソフタレート(DMIP)    68〜
67N−シクロへキシル−p−トルエン スルホンアミド             860−お
よびp−トルエンスルホンアミド   105フタル酸
ジフエニル(DPP)        65フタル酸ジ
メチルシクロへキシル   50以上テトラ安息香酸ペ
ンタエリトリット (PETB)                  “
トリシクロへキシルシトレート      /lサック
ロースベンゾエート        //などである。
このうち、本発明で用いることのできる固型可塑剤は、
前記した粘着付与剤と互いに相溶性のものである。
互いに相溶性であるか否かは、つぎの如くすれば簡単に
判明する。すなわち、同量の固型可塑剤と粘着付与剤を
採取し、互いに溶融して混合したのち室温に放置し、経
時での固型可塑剤の結晶化を観察すればよい。
粘着付与剤と固型可塑剤の好適な組合せの例を挙げると
つぎのごとし。
DCHP/水添ロジンエステル、DCHP/テンベンフ
ェノール、DPP /水添ロジンエステル、DPP /
テルペンフェノール 下層の上に設ける微粉末状の固型可塑剤を主成分とする
上層としては、先ず、固型可塑剤が十分に微粉末状でな
ければならない。それは加熱によって速やかに溶融し、
下層の粘着付与剤に相溶しなければならないからである
。その粒径は約0.5〜10ρが好ましい。又、理論的
には固型可塑剤単独で上層を形成してもよいが、室温で
は粉末のため下層に対する接着性も粉末同士の接着性も
ないので、30〜50重−%以下の結合剤を配合して下
層の上に塗工する必要がある。
固型可塑剤の結合剤としては、下層の粘着付与剤の結合
剤に用いたものと同じ合成樹脂の水性エマルジョンのほ
か、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピル
セルロースなどの水溶性樹脂の水溶液が用いられる。有
機溶剤系の結合剤を用いると、微粉末状の固型可塑剤が
溶解してしまうばかりでなく、これを塗工すると下層中
の粘着付与剤を溶解して粘着性の表面を形成し、ブロッ
キング防止層が形成されなくなる。
つぎに、下層中の粘着付与剤の固形分重量に対する上層
中の固型可塑剤の固形分重量は0.4〜1.6倍の範囲
内にある事が必須の要件である。
1.6倍を超えるときは、加熱によって粘着活性となっ
たのち固型可塑剤の再結晶化が進み易く、半永久的な粘
着性を保持することはできない。
また0、4倍未満のときは、ブロッキングし易くなると
ともに、加熱によっても好適な粘着活性かえられにくく
なるので不適当である。
本発明の感熱性粘着材料を製造するには、先ず、粘着付
与剤の結合剤の有機溶剤溶液又は水性分散液を作り、こ
れに粘着付与剤又はその水性分散液を固形分換算°で3
0重量%以上加えて均一に混合して第1液を作る。別に
固型可塑剤の結合剤の水性分散液又は水溶液を作り、こ
れに微粉状の固型可塑剤を固形分換算で30〜50重量
%以上とポリオキシエチレンノニルフェノールエーテル
やポリオキシエチレンとポリオキシプロピレンのブロッ
ク共重合体のごとき固型可塑剤の分散剤の水溶液を加え
て、均一に混合して第2液を作る。このとき、微粉状の
固型可塑剤の代りに塊状の固型可塑剤を加えて、その混
合物をボールミルなどにかけて固型可塑剤を微粉砕して
もよい。
つぎに、基材として紙やポリエステルフィルムなどを用
い、その上に第1液を乾燥後の厚さが通常5〜20Jに
なるようにロールコータ−やエヤーナイフコーターなど
を用いて転写又は非転写で塗コニし、乾燥して下層を形
成する。ついで、第2液をエヤーナイフコーターやスプ
レーコーターなどで、下層中の粘着付与剤の0.4〜1
.6倍量の固型可塑剤が含まれるように塗工し、乾燥し
て上層を形成すればよい。
もし下層を形成する第1液として水性分散液を使用する
場合は、塗工した下層が部分乾燥の状態でその上に上層
を形成するための第2液の水性分散液又は水溶液をウェ
ットオンウェット方式で塗工することができる。
本発明の感熱性粘着材料は基材の種類や厚さによりテー
プ状、シート状、板状のものがあり、表面がブロッキン
グしないので、捲取ることも積み徂ねることも自由にで
きる。
使用に当っては、その表面を加熱することにより直ちに
固型可塑剤が溶融して下層の粘着付与剤を活性化し、半
永久的に粘着表面を形成するから、これを被着面に接触
させればよい。粘着後、長期間経過しても固型可塑剤が
再結晶化することがないので剥離することがない。又、
活性化した表面はきわめて粘着性が強いので、ポリエチ
レンやポリプロピレンなどのポリオレフィン類にも強固
に接着することができる。
つぎに実施例と比較例をあげて本発明を説明する。
実施例1 (下層を形成するための第1液の調製)5096ポリア
クリル酸エステルエマルジヨン           
   3o重量部部分水添ロジン(融点60℃)   
  85  =/水                
         85  ・・を均一に混合して第1
液とする。
(上層を形成するための第2液の調製)50%スチレン
−アクリル酸エステル 共重合エマルジョン        30重量部平均粒
径2JAのDCIIP         85  //
水                        
  46  〃10%ポリオキシエチレンノニルフェ ノールエーテル水溶液       5 〃を均一に混
合して第2液とする。
(感熱性粘着材料の製造) 厚さ100μmのポリエステルフィルム(PET)に第
1液をロールコータ−で乾燥後の厚さが平均10、um
になるように直接塗工(ダイレクトコート)し、乾燥し
て下層を形成した。
つぎに第2液を下層の上にエヤーナイフコーターで乾燥
後の厚さが平均5Aaになるように塗エし、乾燥して上
層を形成し、感熱性粘着材料をえた。
上層中の固型可塑剤量は下層中の粘着付与剤量の0,5
倍(−固型可塑剤/粘着付与剤・重量比)に当る。
実施例2 (第1液) 50%ポリアクリル酸エステルエマル ジョン              80重量部テルペ
ンフェノール(融点90℃)60/l水       
                 60  〃を均一
に混合して第1液を作る。
(第2液) 50%スチレン−アクリル酸エステル 共重合エマルジョン        60重量部平均粒
径5 am (7) DCIIP         7
0  ”水                    
      31  〃10%ポリオキシエチレンとポ
リオキ シプロピレンのブロック共重合体水 溶液              5 〃を均一に混合
して第2液を作る。
(感熱性粘着材料の製造) 実施例1と同様にして上記第1液を用いて平均110A
1厚の下層を形成したのち、上記第2液を用いて平均8
.8 JA厚の上層を形成して感熱性粘着材料をえた。
上層中の固型可塑剤は下層中の粘着付与剤量と等量であ
る。
実施例3 (第1液) 50%ポリアクリル酸エステルエマル ジョン             100重量部部分水
添ロジン(融点60℃)50〃 水                        
  50  〃を均一に混合して第1液とする。
(第2液) 20%ヒドロキシエチルセルロース  50重量部平均
粒径5通のDPP90〃 水                        
 25  〃10%ポリオキシエチレンノニルフェ ノールエーテル水溶液       5 〃を均一に混
合して第2液とする。
(感熱性粘着材料の製造) 実施例1と同様にして上記第1液を用いて平均15左厚
の下層を形成したのち、上記第2液を用いて平均8.4
加厚の上層を形成して感熱性粘着材料をえた。
上層中の固型可塑剤量は下層中の粘着付与剤量と等量で
ある。
実施例4 (第1液) 50%エチレン−酢酸ビニル共重合 エマルジョン           140重量部テル
ペンフェノール(融点90’C)   30  〃水 
                         
30  〃を均一に混合して第1液を作る。
(第2液) 50%スチレン−アクリル酸エステル 共重合エマルジョン        100重量部平均
拉径8JJmのDMIP         50  〃
水                        
  20  ・・10%ポリオキシエチレンノニルフェ ノールエーテル水溶液       5 〃を均一に混
合して第2液を作る。
(感熱性粘着材料の製造) 実施例1と同様にして上記第1液を用いて平均10AI
T11厚の下層を形成したのち、上記第2液を用いて平
均9.Of厚の上層を形成して感熱性粘着材料をえた。
上層中の固型可塑剤口は下層中の粘着付与剤量の1.5
倍に当る。
実施例5 (第1液) 実施例1の第1液と同じ。
(T12液) 50%スチレン−アクリル酸エステル 共重合エマルジョン        30重量部塊状の
DCIIP             85 −7水 
                         
46  //1006ポリオキシエチレンノニルフエノ
ールエーテル水溶液       5  //をボール
ミルに仕込み、8時間ミルを回転して塊状のDCIIP
を平均粒径4JAの微粒状にして均一に混合し、第2液
をえた。
(感熱性粘着材料の製造) 実施例1と同様にして上記第1液を用いて平均12遍厚
の下層を形成したのち、上記第2液を用いて平均6.O
f厚の上層を形成して感熱性粘着材料をえた。
上層中の固型可塑剤口は下層中の粘着付与剤口の0.5
倍に当る。
実施例6 (第1 i(k ) 実施例3の第1液と同じ。
(第2液) 実施例1の第2液において、平均粒径5屡のDCIIP
を用いた以外は実施例1の第2液と同じ。
(感熱性粘着材料の製造) 基材を合成紙に変えて実施例1と同様にして第1液を用
いて平均15−厚の下層を形成したのち、1−化第2液
を用いて平均9,0μm厚の上層を形成して感熱性粘着
材料をえた。
I一層中の固型可塑剤量は下層中の粘着付与剤口と等量
である。
実施例7 (第1液) 実施例3の第1岐と同じ。
(第2液) 実施例6の第2液と同じ。
(感熱性粘着材料の製造) 合成紙の基材に第1液を乾燥後の厚さが平均7−になる
ように転写方式で塗工し、乾燥して下層を形成した。つ
ぎに、第2液を下層の上にスプレーコーターで乾燥後の
厚さが平均5.9AImになるように塗工し、乾燥して
」二層を形成し、感熱性粘着材料をえた。
−に層中の固型可塑剤口は下層中の粘着付与剤量の1.
4倍に当る。
実施例8 (第1液) 実施例3の第1液と同じ。
(第2液) 実施例6の第2液と同じ。
(感熱性粘着材料の製造) 基材を上質紙に変え、第1液を乾燥後の厚さが平均!O
fになるように転写方式で塗工し、乾燥して下層を形成
した。つぎに第2液を下層の上にスプレーコーターで乾
燥後の厚さが平均5.9左になるように塗工し、乾燥し
て上層を形成し、感熱性粘着材料をえた。
上層中の固型可塑剤;は下層中の粘着付与剤口と等量で
ある。
実施例9 (第1液) 実施例3の第1液と同じ。
(第2液) 実り直例6の第2液と同じ。
(感熱性粘着材料の製造) 上質紙をSBRでバリヤー加工した処理紙を基材とし、
実施例1と同様にして第1液を用いて平均lOμm厚の
下層を形成したのち、第2液を用いて平均5.9屡厚の
上層を形成して感熱性粘着材料をえた。
に層中の固型可塑剤量は下層中の粘着付与剤口と等mで
あった。
実施例IO (第1液) 実施例3の第1液と同じ。
(第2液) 実施例6の第2液と同じ。
(感熱性粘る“飼料の製造) 実施例9で用いたものと同様の処理紙を用い、実施例9
と同様にして同量の第1液を塗工後、半乾燥状態のまま
、その上に第2液を実施例9と同量塗工(ウェットオン
ウェット方式: WOW )して、下層平均10〃m厚
、上層平均5.9Am厚の感熱性粘着材料をえた。
−L層中の固型可塑剤量は下層中の粘着付与剤量と等量
である。
実施例11 (第1液) 25%ポリアクリル酸エステルの有機 溶剤溶液             200重量部部分
水添ロジン(融点60℃)5011を均一に混合して第
1液とする。
(第2液) 実施例6の第2液と同じ。
(感熱性粘着材料の製造) 実施例9で用いたものと同様の処理紙を用い、第1液を
乾燥後の厚さが平均10郁になるようにロールコータ−
でダイレクトコートシ、乾燥して宜機溶剤分を除去して
下層を形成したのち、第2液をエヤーナイフコーターで
乾燥後の厚さが平均5.9βmになるように塗工し、乾
燥して上層を形成し、感熱性粘着材料をえた。
上層中の固型可塑剤量は下層中の粘着付与材量と等量で
ある。
比較例1 (第1液) 50%ポリアクリル酸エステルエマル ジョン             160重量部部分水
添ロジン(融点60°C)    20 〃水    
                        2
0  〃を均一に混合して第1液を作る。
(第2液) 実施例1の第2液と同じ (比較のための感熱性粘着材料の製造)実施例1と同様
にして上記第1液を用いて平均10論厚の下層を形成し
たのち、上記第2液を用いて平均2.4μm厚の上層を
形成して比較のための感熱性粘着材料をえた。
上層中の固型可塑剤量は下層中の粘着付与剤量と等量で
ある。
比較例2 (第1液) 実施例3の第1液と同じ。
(第2液) 実施例6の第2液と同じ。
(比較のための感熱性粘着材料の製造)実施例1と同様
にして上記第1液を用いて平均10.厚の下層を形成し
たのち、上記第2液を用いて平均10.0a+厚の上層
を形成して比較のための感熱性粘着材料をえた。
上層中の固型可塑剤量は下層中の粘着付与剤量の1.8
倍に当る。
比較例3 (第1液) 実施例3の第1液と同じ。
(第2液) 実施例1の第2液と同じ。
(比較のための感熱性粘着材料の製造)実施例1と同様
にして上記第1液を用いて平均15論厚の下層を形成し
たのち、上記第2液を用いて平均2.7.厚の上層を形
成して比較のための感熱性粘着材料をえた。
上層中の固型可塑剤量は下層中の粘着付与剤量の0.3
倍に当る。
比較例4 (第1液) 50%ポリアクリル酸エステルエマル ジョン             100重量部脂肪族
石油樹脂(融点70℃)     50  ”水   
                       50
11を均一に混合して第1液を作る。
(第2液) 実施例6の第2液と同じ。
上記において、脂肪族石油樹脂は粘着付与剤の1種であ
るが、DCIIPとは非相溶である。
(比較のための感熱性粘着材料の装造)実施例1と同様
にして上記第1夜を用いて平均[0加厚の下層を形成し
たのち、上記第2液を用いて平均5.9 Atm厚の上
層を形成して比較のための感熱性粘着材料をえた。
上層中の固型可塑剤量は下層中の粘着付与剤量と等量で
ある。
比較例5 (第1液) 実施例3の第1液と同じ。
(第2液) 50%スチレン−アクリル酸エステル 共重合エマルジョン        30重量部平均粒
径5論の0−およびp−トルエンスルホンアミド   
       8511水             
            48 710%ポリオキシエ
チレンノニルフェ ノールエーテル水溶液       5 〃を均一に混
合して第2液とする。
上記において、部分水添ロジンと0−およびp−トルエ
ンスルホンアミドとは非を1溶である。
(比較のための感熱性粘着材料の製造)実施例1と同様
にして上記第1液を用いて平均lO扉厚の下層を形成し
たのち、上記第2液を用いて平均5.9−厚の上層を形
成して比較のための感熱性粘着材料をえた。
上層中の固型可塑剤量は下層中の粘着付与剤量と等量で
ある。
比較例6 (第1液) 実施例3の第1液と同じ。
(第2液) 1596ポリアクリル酸エステルの有機溶剤溶液   
         100重二部平均拉径5ρのDCI
IP         85  l/有゛機溶剤   
         200  ”を混合したところ、D
CIIPが有機溶剤に溶解して均一な釘機溶剤の第2液
をえた。
(比較のための感熱性活管材料の製造)実施例1と同様
にして上記第1液を用いて平均10An厚の下層を形成
したのち、上記第2液を乾燥後の厚さが平均5.9−に
なるように塗布したところ、第2液が第1液を膨潤溶解
し、表面に半永久的な粘着層を形成した。
従って、耐ブロッキング性の表面はえられなかった。な
お、固型可塑剤と粘着付与剤の量は等量である。
比較試験 実施例1〜11比較例1〜6でえた感熱性粘着材料につ
いて、耐ブロッキング性、粘着力、対オレフィンフィル
ム接着力、経時粘着力を試験した。試験結果は第1表の
通りであった。
(試験方法) 耐ブロッキング性: 感熱性粘着材料の試験片2枚を採り、塗布面と非塗布面
を街ね合せて、50”Cで30分間、静荷重500 g
 / cm2をかけたのち、剥離状態を観察する。
○:パリ音なしに離れる △;バリ音を発して剥れる ×ニ一部分紙層剥離する 粘着カニ J、DOv法によりテストし、玉No、で表示する。
対オレフィンフィルム接着カニ 試験片の表面を120°Cで20秒間加熱して表面粘性
を活性化し、これを無処理のポリエチレンフィルムによ
り貼り合せ、直ちにその接芒力を観察する。
○: 500  g / 15m+n以上△: 100
  g / 15nm以上、500  g / 15m
m未満 X : 100  g/ 15am未満(但し、T字剥
離、引張速度200cm/+nln )経時枯簀カニ 上記と同様にして貼り合せた試験片を3個作り、室温で
6ケ月放置後の接着力を測定する。
0 : 500  g / 15n+m以上△: to
o  g / 15mm以上、500  g / 15
mm未満 x : 100 g / 15m+n未満(但し、T字
剥離、引張速度200cm/min )[以下余白] (評 価) 第1表から明らかなように、本発明の感熱性枯盾材料は
耐ブロッキング性がきわめてよいので、捲取りや積み重
ねる時も離型紙を必要とせず、表面を加熱するだけで半
永久的な粘着活性を示し、ポリエチレンやポリプロピレ
ンなどのポリオレフィンフィルムへの接着性がすぐれ、
接着後も゛ト永久的に剥離しない。
比較例1から明らかなように、下層中の粘管付′i剤の
含有割合が30重量%以下のときは、上層に微粒状の固
型可塑剤を等備付む層を形成しても、枯若力、耐オレフ
ィン接着力、経時粘11力はきわめて悪い。又、比較例
2〜3から明らかなように固型可塑剤量と粘着付与剤量
の比が本発明の範囲外の場合も不十分な結果となる。
比較例4〜5は、固型可塑剤と粘着付与剤が非相溶の場
合であるが、耐ブロツキング性以外はいずれも不満足で
ある。比較例5は、DCIIPの角゛Ill’f3剤溶
液を用いて上層上にDCIIPのフィルム形成しようと
したが、塗工と同時に下層の粘着付与剤を活性化し、粘
着表面を形成した。すなわち、耐ブロツキング層は形成
されなかった。
手続ネ市正番す(自発) 昭和62年1月27日 1jInの表示 昭和61年特訂願第300852号 2光明の名称 感熱性帖6材料 3補正をする者 串(′1との関係   特工]出願人 住 所  東京都港区赤坂4丁目10番33号4代狸人
 〒540 住 所  大阪市東区谷町2丁目37番地 NSビル1
:“へ。
氏 名  (6522)弁理士 朝 日 奈 宗 太 
:、r−・′l l”1、+1’、□1 電話(06) 943−8922 (代) ゛て1′:
15補正の対象 (1)明細店の1発明の詳細な説明」の欄6補正の内容 (11BJ1m内28頁11行(7) r 第1 Ml
 ヲr 下FiJ ト補正する。
以  上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 A基材と Bその上に設けた粘着付与剤30重量%以上と残部結合
    剤からなる下層と C下層の上に設けた微粉末状の固型可塑剤と所望により
    結合剤からなり、固型可塑剤は下層の粘着付与剤と互い
    に相溶性があり、かつ下層の粘着付与剤の重量に対して
    0.4〜1.6倍の量である上層 とからなる感熱性粘着材料。 2 粘着付与剤が融点50〜100℃の変性ロジン系化
    合物またはフェノール樹脂系化合物から選んだ1又は2
    以上である特許請求の範囲第1項記載の感熱性粘着材料
    。 3 基材が合成紙である特許請求の範囲第1項記載の感
    熱性粘着材料。
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