JPH06322325A - 粘着テープ - Google Patents

粘着テープ

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JPH06322325A
JPH06322325A JP11455393A JP11455393A JPH06322325A JP H06322325 A JPH06322325 A JP H06322325A JP 11455393 A JP11455393 A JP 11455393A JP 11455393 A JP11455393 A JP 11455393A JP H06322325 A JPH06322325 A JP H06322325A
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JP
Japan
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layer
adhesive tape
adhesive
weight
parts
Prior art date
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Pending
Application number
JP11455393A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuaki Kitazaki
寧昭 北崎
Tsunetaka Sakurai
恒孝 桜井
Kinnosuke Hino
欣之輔 比野
Takeyuki Takahashi
健征 高橋
Hideyuki Nakajima
秀幸 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichiban Co Ltd
Original Assignee
Nichiban Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nichiban Co Ltd filed Critical Nichiban Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 紙、布、不織布又はプラスチックフィルムか
らなる支持体の片面又は両面に、粒径5〜150μm の
微小中空粒子を含む下塗り剤層を介し、粘着剤層を備え
た粘着テープ。 【効果】 柔軟性に富み、粘着剤の塗布量が少なくて
も、粘着性、初期接着性及び対粗面接着性が優れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粘着テープに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ダンボールケースや紙箱の封
緘用に、粘着テープが用いられているが、一般にその粘
着剤は天然ゴム、合成ポリイソプレン、或はSIS、S
BS等の熱可塑性樹脂をエラストマーにした、いわゆる
ゴム系粘着剤が使用されている。特に、SIS、SBS
等の熱可塑性エラストマーは、脱溶剤型の粘着剤用エラ
ストマーとして有効で、ホットメルト型粘着剤のエラス
トマーとして多用されている。
【0003】しかしながら、これらの熱可塑性エラスト
マーは高価であるため粘着剤中への配合量を低減するこ
とが望まれる。また、その一方で粘着剤へのエラストマ
ーの配合量を減少させると、粘着テープの粘着、接着特
性を良好に維持するのが困難になるという問題点があ
る。さらにまた、支持体として、特に布のように凹凸が
大きく、かつ浸透性が高いものを用いる場合には、粘着
剤の使用量が多くしなければ良好な粘接着性を維持する
ことができない。そのため、支持体上に、下塗り剤を厚
めに塗布するか、或は無機充填剤を多く含む下塗り剤を
塗布した後、粘着剤を塗布する方法も考えられるが、こ
のようにして得られた粘着テープでは、柔軟性、クッシ
ョン性が不十分になるという欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、粘着
剤に用いるエラストマーの量が少なくても、粘着特性、
接着特性及び柔軟性が優れた粘着テープを提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、紙、布、不織
布又はプラスチックフィルムからなる支持体の片面又は
両面に、粒径5〜150μm の微小中空粒子を含む下塗
り剤層を介し、粘着剤層を備えた粘着テープである。
【0006】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
用いる支持体は、図1に示すように、紙、布、不織布又
はプラスチックフィルムからなる。本発明に用いる下塗
り剤層は、粒径が5〜150μm の微小中空粒子を含有
する。微小中空粒子としては、例えばアルミナバルー
ン、シリカバルーン、ガラスバルーン、カーボンバルー
ン等のマイクロスフェアーを挙げることができ、市販品
はフィライト(日本フィライト(株)製)を用いること
ができる。
【0007】下塗り剤層中の微小中空粒子の含有率は、
10〜60容量%、好ましくは20〜40容量%であ
る。下塗り剤層は、図1又は図2に示すように、下記の
マトリックス成分に微小中空粒子2を配合した下塗り剤
を、上記支持体1の片面又は両面に、アンカーコート層
5等の第三層を介し又は介さず、塗布、乾燥することに
より形成することができる。
【0008】マトリックス成分としては、天然ゴム、天
然ゴムの無水マレイン酸、メチルメタクリレート等によ
る変性体;EVA系樹脂、塩素化ポリプロピレン樹脂、
又はこれらの混合物;モノビニル置換芳香族化合物の重
合体ブロックAと、共役ジエン化合物の重合体ブロック
BとからなるA−B−A型ブロック共重合体等を含有す
るのが好ましく、さらに必要に応じて、フェノール系樹
脂、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂、石油系樹脂、クマ
ロン・インデン樹脂等を混合することができる。
【0009】下塗り剤の支持体への塗布量は、乾燥状態
で1〜70g/m2、好ましくは、10〜50g/m2である。
本発明に用いる粘着剤層は、下塗り剤層上に粘着剤を塗
布して形成することができる。
【0010】粘着剤層の下塗り剤層に対する厚さの比
は、1:10〜10:1が好ましい。粘着剤としては、
公知のものを用いることができ、例えば、ゴム系粘着
剤、アクリル系粘着剤、シリコン系粘着剤等を挙げるこ
とができ、溶剤タイプ、エマルジョンタイプ、ホットメ
ルトタイプ等のいずれでもよい。また、粘着剤層の表面
には、図3に示すように、剥離紙6を設けてもよい。
【0011】
【実施例】
実施例1 図2に示すように、厚さ200μm の布を支持体1とし
て用い、この片面に微小中空粒子2を含む下記組成から
なる下塗り剤を180℃で加熱溶融し、40g/m2で塗布
して下塗り剤層3を形成した。下塗り剤層形成後の厚さ
は240μm であった。
【0012】下塗り剤組成 エバフレックス410(三井デュポンケミカル(株)製)・・・100重量部 クイントンD100(日本ゼオン(株)製)・・・100重量部 シェルフレックス371N(シェル化学(株)製)・・・30重量部 フィライト200/7(日本フィライト(株)製)・・・50重量部 次に、下塗り剤層3上に、下記組成の粘着剤を180℃
で加熱溶融し、30g/m2で塗布して粘着剤層4を形成し
た。粘着剤層形成後の厚さは270μm であった。
【0013】粘着剤組成 カリフレックスTR1107(シェル化学(株)製)・・・100重量部 クイントンD100(日本ゼオン(株)製)・・・100重量部 シェルフレックス371N(シェル化学(株)製)・・・30重量部 ビスフェノール系老化防止剤・・・1重量部 得られた粘着テープを試料とし、下記の粘着力、23℃
雰囲気下でのボールタック値、5℃雰囲気下でのダンボ
ール紙むしり率を評価した。結果を表1に示す。
【0014】粘着力 JIS Z0237に従い、ステンレスパネルに25mm
幅の粘着テープを貼付し、2kgのロールで300mm/分
の速度で一往復圧着し、20分放置後の、剥離角度18
0度、剥離速度300mm/分の剥離力を測定した。
【0015】ボールタック値 J.DOW法に従い、傾斜角度30度のステンレス板上
に、長さ10cmの粘着テープを粘着剤面を上にして貼付
し、粘着テープの上端から10cmの位置から、直径3/
32〜1インチの30種類の鋼球を初速0で転がし、粘
着テープ上で停止する最大の鋼球の番号をボールタック
値とした。なおボールタック値が大きいほど、初期接着
性は高い。
【0016】ダンボール紙むしり率 Kライナーダンボール及び粘着テープを5℃の雰囲気に
1時間以上放置後、ダンボールに粘着テープを貼付し、
850g の荷重で一往復圧着し、直ちに180度の剥離
角度で急速に剥離し、ダンボール紙書面の紙むしり度合
いを粘着テープの貼付面積に対する割合(%)で示し
た。なおダンボール紙むしり率は、大きい程、粗面接着
性が良好である。
【0017】実施例2 実施例1と同様にして、厚さ200μm の布を支持体1
として用い、この片面に微小中空粒子2を含む下記組成
からなる下塗り剤を40g/m2(乾燥後)となるように塗
布、乾燥して下塗り剤層3を形成した。下塗り剤層形成
後の厚さは240μm であった。
【0018】下塗り剤組成 カリフレックスTR1107(シェル化学(株)製)・・・100重量部 天然ゴム・・・100重量部 クイントンD100(日本ゼオン(株)製)・・・200重量部 フィライト200/7(日本フィライト(株)製)・・・80重量部 トルエン・・・600重量部 次に、下塗り剤層3上に、実施例1と同様にして、塗布
量が30g/m2の粘着剤層4を形成した。粘着剤層形成後
の厚さは270μm であった。得られた粘着テープにつ
いて実施例1と同様に評価した。結果を表1に示す。
【0019】実施例3 実施例1と同様にして、厚さ200μm の布を支持体1
として用い、この片面に微小中空粒子2を含む下記組成
からなる下塗り剤を180℃で加熱溶融し、40g/m2
塗布して下塗り剤層3を形成した。下塗り剤層形成後の
厚さは240μm であった。
【0020】下塗り剤組成 カリフレックスTR1107(シェル化学(株)製)・・・100重量部 クイントンD100(日本ゼオン(株)製)・・・120重量部 シェルフレックス371N(シェル化学(株)製)・・・30重量部 ビスフェノール系老化防止剤・・・1重量部 フィライト200/7(日本フィライト(株)製)・・・50重量部 次に、下塗り剤層3上に、下記組成の粘着剤を180℃
で加熱溶融し、20g/m2で塗布して粘着剤層4を形成し
た。粘着剤層形成後の厚さは260μm であった。得ら
れた粘着テープについて実施例1と同様に評価した。結
果を表1に示す。
【0021】粘着剤組成 カリフレックスTR1107(シェル化学(株)製)・・・100重量部 クイントンD100(日本ゼオン(株)製)・・・80重量部 エスクロンN100(新日鉄化学)・・・30重量部 シェルフレックス371N(シェル化学(株)製)・・・30重量部 ビスフェノール系老化防止剤・・・1重量部
【0022】比較例1 実施例1と同様にして、厚さ200μm の布を支持体と
して用い、この片面に、実施例1に用いた粘着剤に微小
中空粒子を混合した下記組成からなる粘着剤を、180
℃で加熱溶融し、90g/m2で塗布して粘着剤層を形成し
た。粘着剤層形成後の厚さは280μm であった。得ら
れた粘着テープについて実施例1と同様に評価した。結
果を表1に示す。
【0023】粘着剤組成 カリフレックスTR1107(シェル化学(株)製)・・・100重量部 クイントンD100(日本ゼオン(株)製)・・・100重量部 シェルフレックス371N(シェル化学(株)製)・・・30重量部 ビスフェノール系老化防止剤・・・1重量部 フィライト200/7(日本フィライト(株)製)・・・50重量部
【0024】比較例2 実施例1と同様にして、厚さ200μm の布を支持体と
して用い、この片面に、実施例1に用いた下塗り剤組成
のうち、微小中空粒子を除いた下塗り剤を調製し、これ
を180℃で加熱溶融し、60g/m2で塗布して下塗り剤
層を形成した。下塗り剤層形成後の厚さは210μm で
あった。次に、下塗り剤層上に、実施例1と同様にし
て、塗布量が30g/m2の粘着剤層を形成した。粘着剤層
形成後の厚さは240μm であった。得られた粘着テー
プについて実施例1と同様に評価した。結果を表1に示
す。
【0025】
【表1】
【0026】
【発明の効果】本発明の粘着テープは、柔軟性に富み、
粘着剤の塗布量が少なくても、粘着性、初期接着性及び
対粗面接着性が優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の粘着テープを例示する断面図である。
【図2】本発明の粘着テープを例示する断面図である。
【図3】本発明の粘着テープを例示する断面図である。
【符号の説明】
1 支持体 2 微小中空粒子 3 下塗り剤層 4 粘着剤層 5 アンカーコート層 6 剥離紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 健征 東京都千代田区九段南2丁目2番4号 ニ チバン株式会社内 (72)発明者 中島 秀幸 東京都千代田区九段南2丁目2番4号 ニ チバン株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙、布、不織布又はプラスチックフィル
    ムからなる支持体の片面又は両面に、粒径5〜150μ
    m の微小中空粒子を含む下塗り剤層を介し、粘着剤層を
    備えた粘着テープ。
JP11455393A 1993-05-17 1993-05-17 粘着テープ Pending JPH06322325A (ja)

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JP11455393A JPH06322325A (ja) 1993-05-17 1993-05-17 粘着テープ

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6217981B1 (en) 1997-10-13 2001-04-17 3M Innovative Properties Company Adhesive sheet and method for producing the same
US6746186B2 (en) 2001-05-08 2004-06-08 Wakai & Co., Ltd. Boring tool
KR100601117B1 (ko) * 1998-05-14 2006-07-19 미네소타 마이닝 앤드 매뉴팩춰링 캄파니 접착시트와 접착시트 부착 구조체
JP2013514398A (ja) * 2009-12-18 2013-04-25 コンパニー ゼネラール デ エタブリッスマン ミシュラン 氷上でのグリップが向上した冬季タイヤ
JP2017510696A (ja) * 2014-03-18 2017-04-13 エヌディーフォス シーオー., エルティーディー.Ndfos Co., Ltd. タッチスクリーンパネル用両面テープ及びその製造方法

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US6746186B2 (en) 2001-05-08 2004-06-08 Wakai & Co., Ltd. Boring tool
JP2013514398A (ja) * 2009-12-18 2013-04-25 コンパニー ゼネラール デ エタブリッスマン ミシュラン 氷上でのグリップが向上した冬季タイヤ
JP2017510696A (ja) * 2014-03-18 2017-04-13 エヌディーフォス シーオー., エルティーディー.Ndfos Co., Ltd. タッチスクリーンパネル用両面テープ及びその製造方法

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