JPS63153717A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPS63153717A
JPS63153717A JP30227686A JP30227686A JPS63153717A JP S63153717 A JPS63153717 A JP S63153717A JP 30227686 A JP30227686 A JP 30227686A JP 30227686 A JP30227686 A JP 30227686A JP S63153717 A JPS63153717 A JP S63153717A
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resin
binder
magnetic
recording medium
acid
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JP30227686A
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Yoshiaki Saito
斉藤 善明
Hiroshi Kawahara
博 河原
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ■ 発明の背景 技術分野 本発明は、磁気記録媒体に関し、さらに詳しくは、特に
ハードタイプの磁気ディスク、磁気ドラム等に用いるバ
インダーの改良に関するものである。
先行技術とその問題点 最近では、記録密度をさらに向上する目的で、Fe、C
o、Ni、Fe−Co、Co−Ni、Fe−Co−Ni
、Fe−Co−B、Fe−Co−Cr−B、Mn−B1
.Mn−Au、Fe−Co−V等の強磁性粉末とバイン
ダー等からなる塗布膜を磁性層とする磁気記録媒体が一
般に多く用いられている。
このような、いわゆる塗布型の磁気記録媒体においては
、基板上に塗設前のバインダーと強磁性粉末を含有する
磁性塗料の状態、特に分散性が、最終製品である媒体の
磁気特性に大きく影響をおよぼすことはよく知られてお
り、用いる磁性粉に対するバインダーの選定は十分慎重
に行なわなければならない。
塗布型の磁気記録媒体、特に磁気ディスクに用いるバイ
ンダーとしては、媒体特性として、きわめてすぐれた耐
久性が要求されるところから、例えば、エポキシ樹脂、
フェノール樹脂およびビニル樹脂(特開昭53−104
202号公報)、エポキシ樹脂と、フェノール樹脂と、
ポリビニルブチラール、ポリビニルホルマールおよびポ
リビニルアセテートの1種以上を含むもの(特公昭57
−44712号公報)等が挙げられる。
しかしながら、媒体の磁性粉として上記の強磁性粉末を
用いた場合には、このような公知のバインダーでは、磁
性粉の凝集も多く、分散性も十分なものとはいえず、さ
らには分散の安定性にも欠けるという不都合があり、そ
の結果、媒体特性も十分なものとはいえず、さらにこれ
らの改善が望まれている。
■ 発明の目的 本発明の目的は、バインダーの分散性等を改良し、電磁
変換特性の良好な磁気記録媒体を提  供することにあ
る。
■ 発明の開示 このような目的は、下記の本発明によって達成される。
すなわち、第1の発明は、非磁性基体上に、強磁性粉末
とバインターとを含有する磁性層を有する磁気記録媒体
において、 上記バインダーがブチラール樹脂および/またはホルマ
ール樹脂とポリビニルフェノール系樹脂とを含むことを
特徴とする磁気記録媒体である。
また第2の発明は、非磁性基体上に、強磁性粉末とバイ
ンダーとを含有する磁性層を有する磁気記録媒体におい
て、 上記バインダーがブチラール樹脂および/またはホルマ
ール樹脂と、ポリビニルフェノール系樹脂と、ウレタン
樹脂とを含むことを特徴とする磁気記録媒体である。
■ 発明の具体的構成。
以下、本発明の具体的構成について詳細に説明する。
本発明の磁気記録媒体は、非磁性基体上に強磁性粉末と
所定のバインダーとを含有する磁性層を有して構成され
ている。
本発明で用いるバインダーは、ブチラール樹脂および/
またはホルマール樹脂とポリビニルフェノール系樹脂と
を含んでいる。
ブチラール樹脂は、ポリビニルアルコール(以下、PV
Aという)をブチルアルデヒドでブチラール化したもの
であり、その構造式は一般に下記式(I)で表わされる
式(I) しかしながら、ブチラール化反応においては、原料であ
るPVAを完全にブチラール化することはできない。 
また原料PVAは酢酸ビニルのケン化によって得るが、
その際未ケン化による少量のアセチル基が残存しており
、その結果PVAと酢酸ビニル(以下PVAcという)
がブチラール樹脂中に、それぞれ20〜40mo1%、
3〜6mo1%含まれる。
このようなPVA% PVAcを含むブチラール樹脂の
数平均分子量は15,000〜70.000程度である
このようなブチラール樹脂に代えて、あるいはこれに加
えてホルマール樹脂を使用することもできる。
ホルマール樹脂はPVAをホルムアルデヒドでホルマー
ル化したものであり、その構造式は一般に下記式(■)
で表わされる。
式(II) この場合も、上記ブチラール樹脂の場合と同様に、PV
A、PVAcが存在し、ホルマール樹脂中にそれぞれ2
0〜40mo1%、3〜6mo1%含まれる。
このようなPVA、PVAcを含むホルマール樹脂の数
平均分子量は10,000〜so、ooo程度である。
以上述べてきたブチラール樹脂とホルマール樹脂との総
含有量は、バインダーの全樹脂成分に対し、5〜50w
t%である。 この値が50wt%をこえると、分散性
が劣り均一な塗膜が形成されず、しかも耐久性が悪くな
るからであり、また、5wt%未満であると接着性が悪
くなり耐久性に影響するからである。
なお、ブチラール樹脂およびホルマール樹脂はそれぞれ
単独で用いても併用してもよく、併用する場合は任意の
量比とすることができる。
さらに本発明におけるバインダー中にはポリビニルフェ
ノール系樹脂が含有される。
本発明で用いるポリビニルフェノール系樹脂としては、
一般に下記式<III)で示される単位を有する置換ま
たは非置換のポリビニルフェノールが好ましい。
式(II[) この場合、2は0または1〜4の整数である。
またXとしては、メチロール基、ブチル基等の水酸基等
で置換された、あるいは非置換のアルキル基等が好まし
い。
またポリビニルフェノール系樹脂としては、ポリビニル
フェノールとメチルメタクリルレート(MMA)等との
共重合体であってもよい。
共重合体の場合、ビニルフェノールが60モル%程度以
上存在すればよい。
このようなポリビニルフェノール系樹脂を用いることに
より、分散性が向上し、しかも基板に対する接着性が良
いため、S/N、耐久性(CSS特性)等が向上する。
このようなポリビニルフェノール系樹脂の含有量は、バ
インダーの全樹脂成分に対し50〜95wL%である。
 この値が95wt%をこえると接着性が低下するから
であり、また、50wt%未満となると分散性が低下し
均一な塗膜か得られず、S/N、耐久性(CSS特性)
等が低下するからである。
なお、ポリビニルフェノール系樹脂の数平均分子量は3
,000〜20.000程度であることが好ましい。
さらにバインダー中にウレタン樹脂を含有させることも
有効である。 このウレタン樹脂を用いることによって
接着性が向上する。
ポリウレタン樹脂はポリヒドロキシ化合物とポリイソシ
アネートとの反応により得られるものである。 ポリヒ
ドロキシ化合物としてはポリエステルポリオールが好ま
しく、この場合カルボン酸成分としては、テレフタル酸
、イソフタル酸、オルソフタル酸、1,5−ナフタル酸
などの芳香族ジカルボン酸、p−オキシ安息香酸、p−
(ヒドロキシエトキシ)安息香酸などの芳香族オキシカ
ルボン酸、コハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバ
シン酸、ドデカンジカルボン酸などの脂肪族ジカルボン
酸、トリメリット酸、トリメシン酸、ピロメリット酸な
どのトリ・およびテトラカルボン酸などが挙げられる。
グリコール成分としては、エチレングリコール、プロピ
レングリコール、1.3−プロパンジオール、1.4−
ブタンジオール、1.5−ベンタンジオール、1.6−
ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、ジエチレ
ングリコール、ジプロピレングリコール、2,2゜4−
トリメチル−1,3−ベンタンジオール、1.4−シク
ロヘキサンジメタツール、ビスフェノールAのエチレン
オキシド付加物およびプロピレンオキシド付加物、水素
化ビスフェノールAのエチレンオキシド付加物およびプ
ロピレンオキシド付加物、ポリエチレングリコール、ポ
リプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコー
ルなどがある。 またトリメチロールエタン、トリメチ
ロールプロパン、グリセリン、ペンタエリスリトールな
どのトリおよびテトラオールを併用してもよい。
ポリウレタン樹脂に使用されるポリイソシアネートとし
ては、2.4−トリレンジイソシアネート、2.6−ト
リレンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネ
ート、ジフェニルメタンジイソシアネート、n−フェニ
レンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネー
ト、テトラメチレンジイソシアネート、3゜3′−ジメ
トキシ−4,4′−ビフェニレンジイソシアネート、2
,4−ナフタレンジイソシアネート、3.3′−ジメチ
ル−4,4′−ビフェニレンジイソシアネート、4,4
′−ジフェニレンジイソシアネート、4.4′−ジイソ
シアネート−ジフェニルエーテル、1.5−ナフタレン
ジイソシアネート、P−キシリレンジイソシアネート、
m−キシリレンジイソシアネート、1.3−シイソシア
ネートメチルシクμヘキサン、1.4−ジイソシアネー
トメチルシクロヘキサン、4.4′−ジイソシアネート
ジシクロヘキサン、4,4′−ジイソシアネートジシク
ロヘキシルメタン、インホロンジイソシアネート等が挙
げられるが、必要により2゜4.4′−1−リイソシア
ネートージフェニル、ヘンセントリイソシアネート等を
少量使用することもできる。
ポリウレタン樹脂は公知の方法によりポリヒドロキシ化
合物とポリイソシアネートを溶剤中、または無溶剤中で
反応させることにより得られるか、望ましい配合比率は
ポリイソシアネートのNCO基/ポリヒドロキシ化合物
のOHHI30〜3.0である。 得られるポリウレタ
ン樹脂の数平均分子量はs、ooo〜30.000であ
ることが望ましい。
なお、ポリウレタン樹脂にスルホン酸基またはその塩な
いしカルボン酸基またはその塩を含有させることも分散
性を向上させる意味においては、有効である。 スルホ
ン酸基、またはその塩を導入するには、例えばポリエス
テルポリオールの原料である2塩基酸またはポリオール
などにこれらの基を有するものを用いる方法や、ポリウ
レタンを変性する方法が挙げられる。
また、カルボン酸またはその塩を導入するには、ポリオ
ールに予めカルボン酸基等を導入したものを用いたり、
あるいはポリウレタンを変性する方法が挙げられる。
このようなウレタン樹脂は2種以上併用してもよい。
ウレタン樹脂の含fitは、全樹脂成分に対し30wt
%以下、特に10〜20wt%が好適である。
ウレタン樹脂の添加により、接着性が向上する。 ただ
し、30wL%をこえると分散性が劣り、しかも塗膜が
軟らかくなるため耐久性が悪化する。
バインダー成分には、この他、尿素樹脂、メラミン樹脂
、アルキッド樹脂、ポリエステル樹脂等の樹脂、エラス
トマー等を20wt%程度以下添加してもよい。
ただし、エポキシ樹脂は添加しないか、添加しても10
wt%以下とすることが好ましい。
エポキシ樹脂の添加により分散性が低下し、しかも塗膜
がもろくなるからである。
バインダー中には、各種硬化剤を添加してもよい。
本発明で用いる強磁性粉末としては、 1)  a −F e OOH(Goethite)、
β−F e OOH(Akaganije) 、  7
− F e OOH(Lepidocrocite)等
のオキシ水酸化鉄や;α−F  C203、y −Fe
2 03  、  F  C304、y−Fe203−
Fe304  (固溶体)等の酸化鉄:やCo、Mn、
Ni、Bi、B、Ag等の金属の1つまたは2つ以上が
ドープされ、その表面にアルミニウム化合物またはケイ
素化合物を吸着、被着したものを、還元性ガス気流中で
加熱還元して、鉄または鉄を主成分とする磁性粉末を製
造する方法、 2)金属塩水溶液よりNaBH4により液相還元して作
製する方法、 3) あるいは低圧力の不活性ガス雰囲気中で金属を蒸
発させて作成する方法等により得られる金属強磁性粉末
が好ましい。
金属強磁性粉末の組成としては、Fe、Co、Niの単
体および、これらの合金、またはこれらの単体および合
金に、Cr、Mn、C01Ni、さらにはZn、Cu、
Zr、A2、Ti、Bi、Ag、Pt等を添加した金属
が使用できる。
また、これらの金属にB、C,Si、P、Nなどの非金
属元素を少量添加したものでも本発明の効果は失われな
い。
あるいは、Fe4N等、一部室化あるいは炭化された金
属強磁性粉末であってもよい。
さらに1強磁性粉末は、粒子表面に酸化皮膜を有するも
のであってもよい。
このような酸化皮膜をもつ強磁性粉末を用いた磁気記録
媒体は、温度湿度等の外部環境による磁束密度の低下、
磁性層のサビの発生による特性劣化に有利であるが、磁
性層の電気抵抗が上昇し、使用時の帯電によるトラブル
を生じやすい。
強磁性粉末は針状形態あるいは粒状形態のものを使用し
、磁気記録媒体として用いる用途によって選択される。
 磁気ディスクに使用する場合は針状形態のものが好ま
しい。
針状形態の場合、長軸は0.2〜0.6戸、短軸は0.
02〜0.05−1軸比は7Ni2程度が好ましい。
このような強磁性粉末の保磁力は350〜6500e程
度である。
このような磁性粉末とバインダーとの混合比は、重量比
で3/I−1/I程度する。
磁性層中には、その他必要に応じて各種非磁性微粒子、
潤滑剤、帯電防止剤、などを用途に合わせて使用するこ
とが有効である。
非磁性微粒子としては、例えば、Al2O3、S i0
2 、TiO2、Cr203、S iC,Cab、Ca
Co3 、酸化亜鉛、ゲーサイト、タルク、カオリン、
C’a S’04 、窒化硼素、フッ化黒鉛、二硫化モ
リブデン、ZnS、ZrO2、Y203 、CeO2、
Fe304 、Fe203 、ZrS i 04、Sb
205.5n02等が挙げられる。
中でも特に、酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化ケイ
素等を用いることが好ましい。
このような非磁性微粒子の平均粒径は 0.8−未満、特に0.3〜0.6−程度であることが
好ましい。 そして、磁性層中の含有率は、前述の強磁
性粉末に対し3〜10wt%程度とする。
用いる潤滑剤としては、公知の種々の潤滑剤の中で、特
に脂肪酸および/または脂肪酸エステルを用いるのが好
ましい。 脂肪酸としては、カプリル酸、カプリン酸、
ラウリル酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン
酸、ベヘン酸、オレイン酸、エライジン酸、リノール酸
、リルン酸、ステアロール酸等の炭素数゛8以上の脂肪
酸(RCOOH,Rは炭素数11以上のアルキル基)で
あり、なかでも、オレイン酸、エライジン酸、リノール
酸、リルン酸、ステアロール酸等の不飽和脂肪酸が好適
である。 また、脂肪酸エステルとしては、炭素数10
〜22個の一塩基性の不飽和ないし飽和の不飽和のアル
コールとからなる脂肪酸エステル等が好ましい。
エステルにおける脂肪酸および/またはアルコールの脂
肪族鎖は飽和でも不飽和であってもよく、n一体、i一
体等種々のものであってよい。
なお、これらは2種以上、併用してもよい。
なお、その他のf!l滑剤として、面記脂肪酸のアルカ
リ金属またはアルカリ土類金属からなる金属石鹸、シリ
コーンオイル、フッ素オイル、パラフィン、流動パラフ
ィン、界面活性剤等も使用可能である。
用いる淵滑剤量は、強磁性粉末100重量部に対して総
計20重量部以下、特に0.1〜15重量部とする。
帯電防止剤としては、界面活性剤を用いることが好まし
い。
帯電防止剤としての界面活性剤は、アニオン型として、
脂肪酸セッケン、エーテルカルボン酸およびその塩(高
級)脂肪酸とアミノ酸の縮合物等のカルボン酸塩類、(
高級)アルコール硫酸エステル塩、アルキルおよびアル
キルアリルエーテル硫酸エステル塩、(高級)脂肪酸エ
ステルの硫酸エステル塩、(高級)脂肪酸アルキロール
アミドの硫酸エステル塩等の硫酸誘導体、りん酸アルキ
ル塩、(高級)アルコールよりなるアルキルりん酸エス
テル塩、りん酸アミド塩、(高級)アルコールよりなる
アルキルりん酸エステル、天然界面活性剤としてレシチ
ン、ケファリン等のりん酸誘導体、ペンタアルキルポリ
ホスフェート、ヘキサアルキルテトラポリホスフェート
、ジアルキルホスホン酸、(高級)アルキルスルホン酸
塩、α−オレフィンスルホン酸塩、(高級)脂肪酸エス
テルのスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、(
高級)脂肪酸アミドのスルホン酸塩、アルキルヘンゼン
スルホン酸塩等のスルホン酸類等である。
またカチオン型として、アルキルアミン塩、ポリアミン
およびアミノアルコール脂肪酸誘導体等のアミン類、ア
ルキル4級アンモニウム塩、アルキルトリメチルアンモ
ニウム塩、アルキルアミド4級アンモニウム塩、ジアル
キルジメチルアンモニウム塩、アルキルジメチルベン゛
  ジルアンモニウム塩、環式4 級アンモニウム塩、
エーテル結合を有する4級アンモニウム塩等の第4級ア
ンモニウム塩類、イミダシリン、ポリオキシエチレン付
加リン酸塩等のイミダシリン、ポリオキシエチレンアル
キルアミン、アルキルアミンオキシド等のアミン酸化エ
チレン付加体、フィチン酸第4級等である。
ノニオン型として、アルキルエーテル、ポリエチレング
リコール等の多価アルコール類、ポリオキソソルビタン
脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレンプロピレングリコール千
ノ脂肪酸エステル等の多価アルコールエステル類、ポリ
オキシエチレンアルキルフェニルエーテルアルキルフェ
ノールホルマリン縮合物の酸化エチレン誘導体等のアル
キルフェノール酸化エチレン付加体、ポリオキシエチレ
ン脂肪酸エステル、(高級)脂肪酸グリセソンエステル
、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、
ペンタエリスリトール脂肪酸エステル等の脂肪酸化エチ
レン付加体、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、等のア
ミド酸化エチレン付加体、トリエタノールアミン脂肪酸
部分エステル等のアミン酸化エチレン付加体、アルキロ
ールアミド等のアミド等である。
両性型として、アミノ酸型、ベタイン型等のカルボン酸
類、スルホン酸型等のスルホン酸類、アミド型金属塩等
の金属塩類、アルキルベタイン、アルキルアミドベタイ
ンイミダゾリウムベタイン等のアルキルベタイン類等で
ある。
界面活性剤の量としてはバインダーの樹脂100重量部
に対し3〜10重量部重量上程れる。
本発明における磁性層の厚さは0.4〜1.0−程度で
ある。 そして、この磁性層を基体上に設層するには、
通常スピンコーティング方法によるV#膜塗布が行われ
、その後磁性層表面を研磨し所定の膜厚とする。
磁性層が設層される非磁性基体の材質は、アルミニウム
、アルミニウム合金等の金属、ガラス、セラミックス、
エンジニアリングプラスチック等が挙げられる。
このような非磁性基体の厚さは1,2〜1.9−程度で
あり、その形状は通常ディスク状である。
本発明の磁気記録媒体、特に磁気ディスクは、一般的に
基体上に、強磁性粒子を高沸点溶媒(例えば、キシレン
、イソホロン、ブチロールアセトン、セルソルブアセテ
ート等)を用いてバインダー中に分散させ、ボールミル
によりa)混練した磁性塗料を、b)スピンコードによ
り塗布した後、C)配向、d)硬化、e)ポリッシュ、
f)潤滑剤塗布、g)バーニッシュの工程を施して製造
でされる。
なお硬化温度は150〜200℃程度、硬化時間は1〜
4時間程度が好適である。
■ 発明の具体的作用効果 本発明の磁気記録媒体は、磁性層中に強磁性粉末と所定
のバインダーとを有している。
そのため、磁性塗料中での、磁性粉末の分散性がきわめ
て良好となる。 その結果、媒体特性、特に、電磁変換
特性等が格段と向上する。
■ 発明の具体的実施例 以下、本発明の具体的実施例を挙げ、本発明の効果をさ
らに詳細に説明する。
〔実施例1〕 まず、磁性塗料を調製した。
組成は下記のとおりである。
強磁性粉末         100重量部溶    
 媒               500重量部(キ
シレン/イソホロン/ブチロール アセトン:重借比20150/30 ”)バインダー 
         50重量部(組成および配合比は表
1に示すとおり)非磁性微粒子(Aj22 o3、粒径
0.5−)8重量部 分散剤(大豆油レシチン)    2重量部たたし、上
記強磁性粉末としては、 Fe−Co(長!i0.5−1短11jO,04−5H
c = 6200 e )を用いた。
これらの混合物をボールミル中に36時間混練し、磁性
粉末をバインダー中に十分分散させた。
このようにして調製した磁性塗料をAIL基板上にスピ
ンコードを用いて、0.8〜1.2−厚に塗布し、永久
磁石で円周方向に配向させた。 なお、基板サイズは、
φ13cm、厚さ1.9mmのものを用いた。
その後、180℃でキュアを行い、表面をポリッシュし
て潤滑剤を塗布し、バーニッシュした。
そして、磁性層の厚さを0.6−に仕上げた。
このようにして作製した磁気ディスクについて、下記の
特性を測定し結果を表1に示した。
(1)接着 スコッチ製スプライシンクテープによつ強;L11剥離
テストを行い以下のように評価した。
◎・・・全く剥難なし ○・・・わずかに剥離 △・・・一部剥難 ×・・・完全に剥離 (2)光沢度(分散性) 村上色材研究所製グロスメータGM3DによりSTDを
93%とし入射光45°にて測定した。
(3)S/N 2F信号(2,5MHz)の出力と消去時の出力との比
(dB)て求めた。 こ の 場 合5.25”ディス
ク媒体をR40+nm、回転数3600 rpmにてヘ
ッド3370タイプのMn−Znモノリシックヘッドを
使用して測定した。
(4)角型比(B r / B m )Brは印加磁界
Oにおける磁束密度であり、Bmは最大磁束密度である
。10mmφに打ち抜き、東英工業製USMにて測定し
た。
なお、表1中用いた樹脂としては、 ブチラール樹脂 数平均分子量25,000、VAc4モル%、VOH3
0モル% ホルマール樹脂 数平均分子量32,000、V A c 4 モル%、
VOH25モル% ポリビニルフェノール樹脂工 数平均分子量s、ooo、1=0(無置換)ポリビニル
フェノール樹脂■ 数平均分子量7,000、x=CH2 (OH)−1!=1 ウレタン樹脂 平均分子量20,000、使用ポリオール;1,4−ブ
タンジオール、使用インシアネート;トリレンシイソシ
アネート エボキシ樹脂(エピコート1004) 数平均分子量700 フェノール樹脂< 5cando Form L9)数
平均分子量1,000 表1の結果より本発明の効果は明らかである。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)非磁性基体上に、強磁性粉末とバインダーとを含
    有する磁性層を有する磁気記録媒体において、 上記バインダーがブチラール樹脂および/またはホルマ
    ール樹脂とポリビニルフェノール系樹脂とを含むことを
    特徴とする磁気記録媒体。
  2. (2)ブチラール樹脂とホルマール樹脂との総含有量が
    、バインダーの全樹脂成分に対し5〜50wt%である
    特許請求の範囲第1項に記載の磁気記録媒体。
  3. (3)ポリビニルフェノール樹脂の含有量が、バインダ
    ーの全樹脂成分に対し50〜95wt%である特許請求
    の範囲第1項に記載の磁気記録媒体。
  4. (4)強磁性粉末が金属強磁性粉末である特許請求の範
    囲第1項ないし第3項のいずれかに記載の磁気記録媒体
  5. (5)非磁性基体が剛性である特許請求の範囲第1項な
    いし第4項のいずれかに記載の磁気記録媒体。
  6. (6)非磁性基体上に、強磁性粉末とバインダーとを含
    有する磁性層を有する磁気記録媒体において、 上記バインダーがブチラール樹脂および/またはホルマ
    ール樹脂と、ポリビニルフェノール系樹脂と、ウレタン
    樹脂とを含むことを特徴とする磁気記録媒体。
JP30227686A 1986-12-18 1986-12-18 磁気記録媒体 Pending JPS63153717A (ja)

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WO2020230711A1 (ja) * 2019-05-10 2020-11-19 積水化学工業株式会社 ビニルアルコール-アミノ酸エステル共重合体

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