JPH0696438A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPH0696438A
JPH0696438A JP28521992A JP28521992A JPH0696438A JP H0696438 A JPH0696438 A JP H0696438A JP 28521992 A JP28521992 A JP 28521992A JP 28521992 A JP28521992 A JP 28521992A JP H0696438 A JPH0696438 A JP H0696438A
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JP
Japan
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polyurethane resin
weight
coat layer
binder
back coat
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Application number
JP28521992A
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English (en)
Inventor
Taro Omura
太郎 大村
Takao Takazawa
隆男 高澤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポリエステルポリウレタン樹脂またはポリカ
ーボネートポリウレタン樹脂とポリビニルアセタール樹
脂の相溶性を向上させ、分散性,耐久性の優れたバック
コート層を有する走行安定性,走行耐久性の優れた磁気
記録媒体を提供する。 【構成】 ウレタン基濃度が2.5mmol/g以上の
ポリエステルポリウレタン樹脂またはポリカーボネート
ポリウレタン樹脂とポリビニルアセタール樹脂をバック
コート層の結合剤として用いて磁気記録媒体を形成す
る。この時、結合剤中のポリエステルポリウレタン樹脂
またはポリカーボネートポリウレタン樹脂の割合を20
〜80wt%,ポリビニルアセタール樹脂の割合を80
〜20wt%としても良く、ポリエステルポリウレタン
樹脂またはポリカーボネートポリウレタン樹脂のウレタ
ン基濃度を2.5〜7.0mmol/gとしても良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録媒体に関し、
特にバックコート層を構成する結合剤の改良に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】磁気記録媒体、特にオーディオテープ、
ビデオテープ、カートリッジ用磁気テープにおいては走
行安定性、テープ間の摩擦抵抗低減あるいは帯電性の改
善の為に、非磁性支持体の磁性層形成面の背面に主とし
て無機顔料等の固体粒子と結合剤からなるバックコート
層を設けている。
【0003】このようなバックコート層に用いられる結
合剤としては、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体,塩化
ビニル・酢酸ビニル・ビニルアルコール共重合体,塩化
ビニル・塩化ビニリデン共重合体,ポリエーテルポリウ
レタン樹脂,ポリエステルポリウレタン樹脂,ポリカー
ボネートポリウレタン樹脂,アクリロニトリル・ブタジ
エン共重合体,ニトロセルロース,エポキシ樹脂,アク
リル樹脂等が単独あるいは組み合わせて使用されてお
り、これらの樹脂のうち、分散性,強靱性,耐摩耗性に
優れたポリエステルポリウレタン樹脂またはポリカーボ
ネートポリウレタン樹脂と、形成されるバックコート層
用塗料に塗膜強度を付与するニトロセルロース及びポリ
塩化ビニルを組み合わせた結合剤が一般的に用いられて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年では上記
磁気記録媒体に更なる走行安定性,走行耐久性が求めら
れており、上述のようにバックコート層の結合剤として
ニトロセルロース及びポリ塩化ビニルを用いた場合には
十分な特性を得られなかった。また、ポリ塩化ビニルを
使用した場合においては混練時等に有毒な塩素ガスを発
するため地球環境保護の面からも好ましくない。
【0005】そこで、ポリ塩化ビニルの代替品としてポ
リビニルアセタール樹脂が提案されている。上記ポリビ
ニルアセタール樹脂は、塗膜強度,分散性,電磁変換特
性の極めて優れた樹脂であり、ポリビニルアセタール樹
脂の添加により混練時の混練性が向上するという効果も
有する樹脂である。また、混練時等に塩素ガスを発生し
ないことから地球環境保護の面においても好ましい。な
お、該ポリビニルアセタール樹脂はガラス転移点が比較
的高く、磁気記録媒体の使用環境下においては硬く脆い
ため、他の樹脂と組み合わせて使用することが好まし
い。しかしながら、上述のようにポリエステルポリウレ
タン樹脂またはポリカーボネートポリウレタン樹脂とポ
リ塩化ビニルの代替品として組み合わせた場合、相溶性
があまり良好ではなく、バックコート層に十分な分散性
と耐久性を付与することができず、十分な走行安定性,
走行耐久性を有する磁気記録媒体を得ることができな
い。
【0006】そこで本発明は、従来の実情に鑑みて提案
されたものであり、ポリエステルポリウレタン樹脂また
はポリカーボネートポリウレタン樹脂とポリビニルアセ
タール樹脂の相溶性を向上させ、分散性,耐久性に優れ
たバックコート層を有し、走行安定性,走行耐久性の優
れた磁気記録媒体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明は、結合剤としてポリエステルポリウレタン
樹脂またはポリカーボネートポリウレタン樹脂と、ポリ
ビニルアセタール樹脂を用いたバックコート層を有する
磁気記録媒体において、上記ポリエステルポリウレタン
樹脂またはポリカーボネートポリウレタン樹脂のウレタ
ン基濃度が2.5mmol/g以上であることを特徴と
するものである。
【0008】また、本発明の磁気記録媒体においては、
結合剤中のポリエステルポリウレタン樹脂またはポリカ
ーボネートポリウレタン樹脂の割合を20〜80重量
%,ポリビニルアセタール樹脂の割合を80〜20重量
%としても良く、ポリエステルポリウレタン樹脂または
ポリカーボネートポリウレタン樹脂のウレタン基濃度が
2.5〜7.0mmol/gであっても良い。
【0009】本発明の磁気記録媒体は、図1に示すよう
に、非磁性支持体1とその上に形成された磁性粉末と結
合剤を主体とした磁性層2及び非磁性支持体1の背面に
形成された結合剤と無機顔料等の固体粒子を主体とする
バックコート層3とからなる。
【0010】上記磁性層は、例えば磁性粉末を結合剤中
に分散させ、結合剤の種類に応じてエーテル類、エステ
ル類、ケトン類、芳香族炭化水素、脂肪族炭化水素、塩
素化炭化水素等から選択された有機溶剤と共に混練して
調製された磁性塗料を、非磁性支持体上に塗布すること
により形成することができる。
【0011】上記磁性層の磁性塗料を形成する磁性粉末
は、通常この種の磁気記録媒体の磁性粉末として用いら
れるものであれば何れも使用可能である。かかる磁性粉
末としては、γ−Fe2 3 ,コバルト被着γ−Fe2
3 等の強磁性酸化鉄系粒子、強磁性二酸化クロム系粒
子、Fe,Co,Ni等の金属やこれらを含んだ合金か
らなる強磁性金属系粒子、六角板状の六方晶フェライト
微粒子等が例示される。また、磁性塗料を形成する結合
剤としては、通常この種の磁気記録媒体の製造に使用さ
れるものであれば何れでも良い。なお、上記磁性塗料に
は、前記磁性粉末、結合剤の他、添加剤として分散剤、
研磨剤、帯電防止剤等が加えられても良い。
【0012】一方、上記バックコート層は、例えば無機
顔料等の固体粒子を結合剤中に分散させ、結合剤の種類
に応じて選択された有機溶剤と共に混練して調整された
バックコート層用塗料を非磁性支持体の背面に塗布する
ことにより形成され、上記固体粒子としては、帯電防止
効果、潤滑効果を与えるものであれば従来公知のものが
何れも使用可能で、例えばグラフアイト,カーボンブラ
ック,カーボンブラックグラフトポリマー,二硫化タン
グステン,二硫化モリブデン,酸化チタン等が挙げられ
る。
【0013】また、上記バックコート層用塗料を形成す
る結合剤はポリエステルポリウレタン樹脂またはポリカ
ーボネートポリウレタン樹脂と、化1に示されるような
ポリビニルアセタール樹脂よりなり、上記結合剤中のポ
リエステルポリウレタン樹脂またはポリカーボネートポ
リウレタン樹脂の割合を80〜20重量%,ポリビニル
アセタール樹脂の割合を20〜80重量%とすることが
好ましい。ポリビニルアセタール樹脂の配合比が20重
量%未満の場合には、バックコート層用塗料が軟らか過
ぎてしまい、得られる磁気記録媒体が走行時に走行系に
張り付いてしまう可能性が高く、80重量%よりも多い
とバックコート層用塗料が硬く脆くなり、得られる磁気
記録媒体の走行耐久性が不足する虞れがある。
【0014】
【化1】
【0015】上記ポリエステルポリウレタン樹脂は、ポ
リエステルポリオールとポリイソシアネートをウレタン
化して得られる樹脂であり、上記ポリカーボネートポリ
ウレタン樹脂は、ポリカーボネートポリオールとポリイ
ソシアネートをウレタン化して得られる樹脂であり、こ
れらのウレタン基濃度は2.5mmol/g以上、さら
には2.5〜7.0mmol/gであることが好まし
い。ウレタン基濃度が2.5mmol/g未満である
と、ポリビニルアセタール樹脂との相溶性が十分でな
く、7.0mmol/gより多いとウレタン基同士の凝
集が起こり、ポリエステルポリウレタン樹脂またはポリ
カーボネートポリウレタン樹脂への固体粒子の分散性が
低下する上、その製造は非常に困難なものである。
【0016】上記ポリエステルポリウレタン樹脂を形成
するポリエステルポリオールは、従来公知の多価アルコ
ールとして、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオー
ルまたはネオペンチルグリコール等が使用でき、多価カ
ルボン酸として、テレフタル酸、イソフタル酸、1,5
−ナフタル酸、アジピン酸、コハク酸等が使用できる。
また、上記ポリカーボネートポリウレタン樹脂を形成す
るポリカーボネートポリオールとしては、従来公知の多
価アルコールとジアリルカーボネートまたはジアルキル
カーボネートとの縮合によって得られる。なお、ポリイ
ソシアネートとしては、トリレンジイソシアネート(T
DI)、4−4’−ジフェニルメタンジイソシアネート
(MDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート(HD
I)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)等が挙
げられる。
【0017】ポリエステルポリオールとポリイソシアネ
ートからポリエステルポリウレタン樹脂を製造する、あ
るいはポリカーボネートポリオールとポリイソシアネー
トからポリカーボネートポリウレタン樹脂を製造するに
際しては、前記の多価アルコール、脂肪族ポリアミン、
脂環族ポリアミン、芳香族ポリアミン等の公知の鎖伸長
剤を適量使用することが好ましい。さらにこのようなポ
リエステルポリウレタン樹脂またはポリカーボネートポ
リウレタン樹脂には、顔料粉末への樹脂の吸着性の向上
および顔料粉末の分散性の向上のために、適当な割合の
スルホン酸金属塩基等の公知の極性基を含む成分を導入
することができる。
【0018】一方、化1に示されるポリビニルアセター
ル樹脂としては、化1に示されるポリビニルアセタール
系樹脂のうち重合度が200〜600、各モノマー成分
の構成比(モル%)k,l,m,pが、k+l+m+p
=100、65≦k≦85、1≦l≦20、5≦m≦3
0、0.1≦p≦2であるものが好ましい。すなわち、
第1のモノマー成分の構成比kが65未満である場合に
は硬さが不足してバックコート層に十分な耐久性を付与
することができず、kが85を越えるものは合成が困難
であり、実際には入手できない。また、第2のモノマー
成分の構成比lは他の樹脂との相溶性,耐久性,軟化性
に影響を与えるものであり、これらの特性を良好なもの
とするためには上記範囲が好ましい。さらに第3のモノ
マー成分の構成比mは、他の樹脂との相溶性、耐水性、
イソシアネートとの反応性の点から上記範囲が好まし
い。なお、第4のモノマー成分の構成比pは顔料粉末等
の分散性の点から上記範囲が好ましい。
【0019】さらに化1中の第1のモノマー成分を構成
するRは、Cn 2n+1(n=0,1,2,3,4,5,
6)の有機化合物であり、また化1中の第4のモノマー
成分を構成するXとしては、−SO3 Na,−SO
3 K,−SO3 H,−OSO3 Na,−OSO3 K,−
COOH,−OPO(OH)2 ,−OPO(OL
i)2 ,−OPO(ONa)2 ,−OPO(OK)2
−PO(OH)2 ,−PO(OLi)2 ,−PO(ON
a)2 ,−PO(OK)2 ,−NR2 ,−NR3 Br,
−NR3 I等が挙げられる。
【0020】なお、上記ポリビニルアセタール樹脂は、
ポリ酢酸ビニルをけん化してポリビニルアルコールと
し、このポリビニルアルコールとアルデヒドを反応させ
ることにより合成することができる。
【0021】また、上記磁気記録媒体の非磁性支持体
は、通常この種の磁気記録媒体の非磁性支持体として用
いられるものであれば何れも使用可能である。例示すれ
ば、ポリエステル類,ポリオレフィン類,セルロース誘
導体,ビニル系樹脂,ポリイミド類,ポリアミド類,ポ
リカーボネート等に代表される高分子支持体や、アルミ
ニウム合金,チタン合金等からなる金属板ガラス基板等
が挙げられる。その形態も何等限定されるものではな
く、テープ状,シート状,ドラム状等如何なる形態であ
ってもよい。さらに該非磁性支持体においては、その表
面性をコントロールするために微細な凹凸が形成される
ような表面処理を施しても良い。
【0022】本発明の磁気記録媒体の形状としては、上
記の非磁性支持体上に磁性層が形成され、背面にはバッ
クコート層が形成されたものの他に、必要に応じて防錆
剤等よりなる図示しないトップコート層を設けた形状が
挙げられる。
【0023】
【作用】本発明は、結合剤としてポリエステルポリウレ
タン樹脂またはポリカーボネートポリウレタン樹脂と、
ポリビニルアセタール樹脂を用いたバックコート層を有
する磁気記録媒体において、上記ポリエステルポリウレ
タン樹脂またはポリカーボネートポリウレタン樹脂のウ
レタン基濃度が2.5mmol/g以上であるため、ポ
リエステルポリウレタン樹脂またはポリカーボネートポ
リウレタン樹脂とポリビニルアセタール樹脂の相溶性が
良好であり、分散性,耐久性の良好なバックコート層を
形成する。
【0024】また、本発明の磁気記録媒体においては、
結合剤中のポリエステルポリウレタン樹脂またはポリカ
ーボネートポリウレタン樹脂の割合を20〜80重量
%,ポリビニルアセタール樹脂の割合を80〜20重量
%としても良く、適度な硬度を有したバックコート層を
形成する。さらに本発明の磁気記録媒体においては、ポ
リエステルポリウレタン樹脂またはポリカーボネートポ
リウレタン樹脂のウレタン基濃度が2.5〜7.0mm
ol/gであっても良く、ポリビニルアセタール樹脂と
ポリエステルポリウレタン樹脂またはポリカーボネート
ポリウレタン樹脂の相溶性が良好であり、ウレタン基同
士で凝集することもなく、分散性,耐久性の良好なバッ
クコート層を形成する。
【0025】
【実施例】以下、本発明を適用した具体的な実施例につ
いて説明する。実施例1 本実施例においては、ポリエステルポリウレタン樹脂と
ポリビニルアセタール樹脂を結合剤として用いるバック
コート層を有する磁気記録媒体の走行安定性,走行耐久
性について調査した。
【0026】先ず、下記に示す材料を下記の配合比でボ
ールミルにて48時間混合し、バックコート層用塗料を
作製した。 〈バックコート層用塗料配合比〉 顔料:カーボンブラック 100重量部 (コロンビヤン社製RAVEN−1255) ポリエステルポリウレタン樹脂 50重量部 (分子量20,000 ウレタン基濃度1.5〜4.0mmol/g Tg=30℃ 官能基としてSO3 Na0.05モル%) ポリビニルアセタール樹脂 50重量部 メチルエチルケトン 220重量部 トルエン 220重量部 シクロヘキサノン 220重量部
【0027】この時、ポリエステルポリウレタン樹脂の
ウレタン基濃度が2.5mmol/gであるバックコー
ト層用塗料を実施サンプル1、3.0mmol/gであ
るバックコート層用塗料を実施サンプル2、3.5mm
ol/gであるバックコート層用塗料を実施サンプル
3、4.0mmol/gであるバックコート層用塗料を
実施サンプル4とし、比較のためにポリエステルポリウ
レタン樹脂のウレタン基濃度が1.5mmol/gであ
るバックコート層用塗料を比較サンプル1、2.0mm
ol/gであるバックコート層用塗料を比較サンプル2
とした。なお、ウレタン基濃度は、ポリエステルポリウ
レタン樹脂製造時の仕込み量より算出した。
【0028】次に磁性塗料の作製を行った。該磁性塗料
の作製は、下記に示す材料を下記の配合比でボールミル
にて48時間混合して行った。 〈磁性塗料配合比〉 Feメタル粉(比表面積52m2 /g) 100重量部 ポリエステルポリウレタン樹脂 10重量部 (分子量20,000 ウレタン基濃度2.5mmol/g Tg=30℃ 官能基としてSO3 Na0.05モル%) ポリ塩化ビニル共重合体 10重量部 (日本ゼオン社製 商品名 MR110) アルミナ(平均粒径 0.3μm) 5重量部 カーボン(平均粒径 0.15μm) 5重量部 ステアリン酸 1重量部 ステアリン酸ブチル 1重量部 メチルエチルケトン 100重量部 トルエン 100重量部 シクロヘキサノン 100重量部
【0029】上記のように作製されたバックコート層用
塗料及び磁性塗料に硬化剤コロネートL(日本ポリウレ
タン社製)をそれぞれ20重量部添加した後、厚さ7μ
mのポリエチレンテレフタレートフィルムに乾燥後のバ
ックコート層の厚さが0.7μmとなるようにバックコ
ート層用塗料を塗布し、その反対面に乾燥後の磁性層の
厚さが4μmになるように磁性塗料を塗布し、磁場配向
を行った後乾燥し巻き取った。これにカレンダー処理を
行い、1/2インチ幅に裁断し実施サンプルテープ1〜
4及び比較サンプルテープ1,2を得た。
【0030】次に、バックコート層用塗料中の結合剤中
のポリエステルポリウレタン樹脂の割合を80重量部,
ポリビニルアセタール樹脂の割合を20重量部、ポリエ
ステルポリウレタン樹脂の割合を20重量部,ポリビニ
ルアセタール樹脂の割合を80重量部に変更して前記と
同様にバックコート層用塗料を作製し、これを用いて前
記のようにサンプルテープを作製し、前者のバックコー
ト層用塗料を用いたものを実施サンプルテープ5、後者
のバックコート層用塗料を用いたものを実施サンプルテ
ープ6とした。また、比較のためにバックコート層用塗
料中の結合剤中のポリエステルポリウレタン樹脂の割合
を95重量部,ポリビニルアセタール樹脂の割合を5重
量部、ポリエステルポリウレタン樹脂の割合を5重量
部,ポリビニルアセタール樹脂の割合を95重量部に変
更して前記と同様にバックコート層用塗料を作製し、こ
れを用いて前記のようにサンプルテープを作製し、前者
のバックコート層用塗料を用いたものを比較サンプルテ
ープ3、後者のバックコート層用塗料を用いたものを比
較サンプルテープ4とした。
【0031】さらに、バックコート層用塗料中の結合剤
として用いられるポリビニルアセタール樹脂の代わりに
ニトロセルロース1/8タイプ、あるいはポリ塩化ビニ
ル共重合体(日本ゼオン社製、商品名MR110)に変
更したバックコート層用塗料を作製し、これを用いて前
記のようにサンプルテープを作製し、前者のバックコー
ト層用塗料を用いたものを比較サンプルテープ5、後者
のバックコート層用塗料を用いたものを比較サンプルテ
ープ6とした。
【0032】このように作製された実施サンプルテープ
1〜6及び比較サンプルテープ1〜6について、走行安
定性と走行耐久性の評価を行った。走行安定性,走行耐
久性の評価は、表面粗度(Ra),摩擦係数,バックコ
ート層の傷の発生,RF出力を測定して行った。それぞ
れの測定方法は以下の通りである。
【0033】表面粗度(Ra) 走行安定性の評価として、バックコート層の表面粗度
(Ra)の測定を行った。測定は、小坂研究所(株)の
表面粗度計(SE−30H)を用い、倍率50,000
倍、測定長2mm、カットオフ値0.08mmで行っ
た。十分な走行安定性を得るには、表面粗度は20μm
以下であることが望ましい。
【0034】摩擦係数 走行耐久性の評価として摩擦係数の評価を行った。該摩
擦係数は、ステンレスガイドピンに対するバックコート
層の摩擦係数であり、テープのシャトル回数が10パス
の時と200パスの時に測定を行った。十分な走行耐久
性を得るためには、摩擦係数は0.18以下であること
が望ましい。
【0035】バックコート層の傷の発生 走行耐久性を評価するために、摩擦係数測定後(テープ
のシャトル回数:200パス)のバックコート層の傷の
発生の度合いを目視により観察した。評価は、A,B,
Cの3段階で行い、A:傷の発生が殆ど無い状態、B:
若干の傷が発生している状態(使用不可)、C:大きな
傷が発生している状態(使用不可能)とした。
【0036】RF出力 走行安定性,走行耐久性を総合的に評価するために、ソ
ニー社製の1/2インチビデオデッキを用い、6MHz
でのRF出力を測定した。実施サンプルテープ1の出力
を0dBとした場合のそれぞれのサンプルテープの相対
出力を測定した。
【0037】実施サンプルテープ1〜6、比較サンプル
テープ1〜6の測定結果を表1に示す。
【0038】
【表1】
【0039】表1の結果からウレタン基濃度が2.5m
mol/g以上であるポリエステルポリウレタン樹脂を
使用し、用いる結合剤中のポリエステルポリウレタン樹
脂の割合が50重量部,ポリビニルアセタール樹脂の割
合が50重量部である実施サンプルテープ1〜4、結合
剤中のポリエステルポリウレタン樹脂の割合が80重量
部,ポリビニルアセタール樹脂の割合が20重量部であ
る実施サンプルテープ5、結合剤中のポリエステルポリ
ウレタン樹脂の割合が20重量部,ポリビニルアセター
ル樹脂の割合が80重量部である実施サンプルテープ6
においては、バックコート層の表面粗度(Ra)が低
く、摩擦係数も1.8以下でかつテープシャトル回数に
よる上昇が僅かで、摩擦係数測定後のバックコート層の
表面状態も良好で、RF出力も高く、走行安定性,走行
耐久性共に良好であることがわかった。これは、ポリエ
ステルポリウレタン樹脂とポリビニルアセタール樹脂の
相溶性が良好でありバックコート層中に顔料粉末が良好
に分散し、かつバックコート層が適度な硬度を有してい
るためと思われる。
【0040】一方、ウレタン基濃度が2.5mmol/
gより小さいポリエステルポリウレタン樹脂を使用し、
用いる結合剤中のポリエステルポリウレタン樹脂の割合
が50重量部,ポリビニルアセタール樹脂の割合が50
重量部である比較サンプルテープ1,2においては、各
特性共に良好な結果を得ることが出来ず、走行安定性,
走行耐久性ともに不十分であり、これはポリエステルポ
リウレタン樹脂中のウレタン基濃度が低く、ポリエステ
ルポリウレタン樹脂とポリビニルアセタール樹脂の相溶
性が良好ではなく、顔料粉末の分散性が良好ではないた
めと思われる。
【0041】したがって、このことからウレタン基濃度
が2.5mmol/g以上であるポリエステルポリウレ
タン樹脂とポリビニルアセタール樹脂を結合剤として用
いたバックコート層用塗料はポリエステルポリウレタン
樹脂とポリビニルアセタール樹脂の相溶性が良好である
ことから顔料粉末の結合剤中への分散性が良好で、該バ
ックコート層用塗料によってバックコート層の形成され
た磁気記録媒体は走行安定性,走行耐久性が良好である
ことが確認された。
【0042】また、ウレタン基濃度が2.5mmol/
g以上であるポリエステルポリウレタン樹脂を使用し、
用いる結合剤中のポリエステルポリウレタン樹脂の割合
が95重量部,ポリビニルアセタール樹脂の割合が5重
量部である比較サンプルテープ3、結合剤中のポリエス
テルポリウレタン樹脂の割合が5重量部,ポリビニルア
セタール樹脂の割合が95重量部である比較サンプルテ
ープ4においては、やはり各特性共に良好な結果を得る
ことができず、走行安定性,走行耐久性ともに不十分で
あり、上記ポリエステルポリウレタン樹脂とポリビニル
アセタール樹脂を結合剤として用いる場合においては、
その構成比が特性を左右することが確認された。従っ
て、ポリエステルポリウレタン樹脂の割合が20〜80
重量%であり、ポリビニルアセタール樹脂の割合が80
〜20重量%であるとき、適度な硬度を有するバックコ
ート層を形成することができ、走行安定性,走行耐久性
の良好な磁気記録媒体を形成することができる。
【0043】一方、結合剤中のポリビニルアセタール樹
脂をニトロセルロースに変更したバックコート層用塗料
を用いた比較サンプルテープ5、ポリビニルアセタール
樹脂をポリ塩化ビニル共重合体に変更したバックコート
層用塗料を用いた比較サンプルテープ6においても、各
特性共に良好な結果を得ることが出来ず、走行安定性,
走行耐久性が不十分であった。また、ポリ塩化ビニル共
重合体を用いた場合には、バックコート層用塗料の混練
時等に塩素ガスが発生することから地球環境保護の面か
らも好ましくない。
【0044】実施例2 本実施例においては、結合剤としてポリカーボネートポ
リウレタン樹脂とポリビニルアセタール樹脂を用いるバ
ックコート層を有する磁気記録媒体の走行安定性,走行
耐久性について調査した。先ず、実施例1と同様に下記
に示す材料を下記の配合比でボールミルにて48時間混
合し、バックコート層用塗料を作製した。
【0045】 〈バックコート層用塗料配合比〉 顔料:カーボンブラック 100重量部 (コロンビヤン社製RAVEN−1255) ポリカーボネートポリウレタン樹脂 50重量部 (分子量20,000 ウレタン基濃度1.5〜4.0mmol/g Tg=30℃ 官能基としてSO3 Na0.05モル%) ポリビニルアセタール樹脂 50重量部 メチルエチルケトン 220重量部 トルエン 220重量部 シクロヘキサノン 220重量部
【0046】この時、ポリカーボネートポリウレタン樹
脂のウレタン基濃度が2.5mmol/gであるバック
コート層用塗料を実施サンプル7、3.0mmol/g
であるバックコート層用塗料を実施サンプル8、3.5
mmol/gであるバックコート層用塗料を実施サンプ
ル9、4.0mmol/gであるバックコート層用塗料
を実施サンプル10とし、比較のためにポリカーボネー
トポリウレタン樹脂のウレタン基濃度が1.5mmol
/gであるバックコート層用塗料を比較サンプル7、
2.0mmol/gであるバックコート層用塗料を比較
サンプル8とした。なお、ウレタン基濃度は、ポリエス
テルポリウレタン樹脂製造時の仕込み量より算出した。
【0047】次に実施例1と同様に磁性塗料の作製を行
った。上記のように作製されたバックコート層用塗料実
施サンプル7〜10及び比較サンプル7,8と磁性塗料
を用いて実施例1と同様にサンプルテープを作製し、実
施サンプルテープ7〜10及び比較サンプルテープ7,
8を得た。
【0048】次に、バックコート層用塗料中の結合剤中
のポリカーボネートポリウレタン樹脂の割合を80重量
部,ポリビニルアセタール樹脂の割合を20重量部、ポ
リカーボネートポリウレタン樹脂の割合を20重量部,
ポリビニルアセタール樹脂の割合を80重量部に変更し
て実施例1と同様にバックコート層用塗料を作製し、こ
れを用いて実施例1のようにサンプルテープを作製し、
前者のバックコート層用塗料を用いたものを実施サンプ
ルテープ11、後者のバックコート層用塗料を用いたも
のを実施サンプルテープ12とした。また、比較のため
にバックコート層用塗料中の結合剤中のポリカーボネー
トポリウレタン樹脂の割合を95重量部,ポリビニルア
セタール樹脂の割合を5重量部、ポリカーボネートポリ
ウレタン樹脂の割合を5重量部,ポリビニルアセタール
樹脂の割合を95重量部に変更して実施例1と同様にバ
ックコート層用塗料を作製し、これを用いて実施例1の
ようにサンプルテープを作製し、前者のバックコート層
用塗料を用いたものを比較サンプルテープ9、後者のバ
ックコート層用塗料を用いたものを比較サンプルテープ
10とした。
【0049】さらに、バックコート層用塗料中の結合剤
として用いられるポリビニルアセタール樹脂の代わりに
ニトロセルロース1/8タイプ、あるいはポリ塩化ビニ
ル共重合体(日本ゼオン社製、商品名MR110)に変
更したバックコート層用塗料を作製し、これを用いて実
施例1のようにサンプルテープを作製し、前者のバック
コート層用塗料を用いたものを比較サンプルテープ1
1、後者のバックコート層用塗料を用いたものを比較サ
ンプルテープ12とした。
【0050】このように作製された実施サンプルテープ
7〜12及び比較サンプルテープ7〜12について、実
施例1と同様に走行安定性と走行耐久性の評価を行っ
た。なお、実施例1と同様に走行安定性,走行耐久性の
評価は、表面粗度(Ra),摩擦係数,バックコート層
の傷の発生,RF出力を測定して行った。結果を表2に
示す。
【0051】
【表2】
【0052】表2の結果からウレタン基濃度が2.5m
mol/g以上であるポリカーボネートポリウレタン樹
脂を使用し、用いる結合剤中のポリカーボネートポリウ
レタン樹脂の割合が50重量部,ポリビニルアセタール
樹脂の割合が50重量部である実施サンプルテープ7〜
10、結合剤中のポリカーボネートポリウレタン樹脂の
割合が80重量部,ポリビニルアセタール樹脂の割合が
20重量部である実施サンプルテープ11、結合剤中の
ポリカーボネートポリウレタン樹脂の割合が20重量
部,ポリビニルアセタール樹脂の割合が80重量部であ
る実施サンプルテープ12においては、バックコート層
の表面粗度(Ra)が低く、摩擦係数も1.8以下でか
つテープシャトル回数による上昇が僅かで、摩擦係数測
定後のバックコート層の表面状態も良好で、RF出力も
高く、走行安定性,走行耐久性共に良好であった。これ
は、ポリカーボネートポリウレタン樹脂とポリビニルア
セタール樹脂の相溶性が良好でありバックコート層中に
顔料粉末が良好に分散し、かつバックコート層が適度な
硬度を有しているためと思われる。
【0053】一方、ウレタン基濃度が2.5mmol/
gより小さいポリカーボネートポリウレタン樹脂を使用
し、用いる結合剤中のポリカーボネートポリウレタン樹
脂の割合が50重量部,ポリビニルアセタール樹脂の割
合が50重量部である比較サンプルテープ7,8におい
ては、各特性共に良好な結果が得られず、走行安定性,
走行耐久性ともに不十分であり、これはポリカーボネー
トポリウレタン樹脂中のウレタン基濃度が低く、ポリカ
ーボネートポリウレタン樹脂とポリビニルアセタール樹
脂の相溶性が良好ではなく、顔料粉末の分散性が良好で
はないためと思われる。
【0054】したがって、このことからウレタン基濃度
が2.5mmol/g以上であるポリカーボネートポリ
ウレタン樹脂とポリビニルアセタール樹脂を結合剤とし
て用いたバックコート層用塗料はポリカーボネートポリ
ウレタン樹脂とポリビニルアセタール樹脂の相溶性が良
好であることから顔料粉末の結合剤中への分散性が良好
で、該バックコート層用塗料によってバックコート層の
形成された磁気記録媒体は走行安定性,走行耐久性が良
好であることが確認された。
【0055】また、ウレタン基濃度が2.5mmol/
g以上であるポリカーボネートポリウレタン樹脂を使用
し、用いる結合剤中のポリカーボネートポリウレタン樹
脂の割合が95重量部,ポリビニルアセタール樹脂の割
合が5重量部である比較サンプルテープ9、結合剤中の
ポリカーボネートポリウレタン樹脂の割合が5重量部,
ポリビニルアセタール樹脂の割合が95重量部である比
較サンプルテープ10においても、各特性共に良好な結
果を得ることが出来ず、走行安定性,走行耐久性ともに
不十分であり、上記ポリカーボネートポリウレタン樹脂
とポリビニルアセタール樹脂を結合剤として用いる場合
においては、その構成比が特性を左右することが確認さ
れた。従って、ポリカーボネートポリウレタン樹脂の割
合が20〜80重量%であり、ポリビニルアセタール樹
脂の割合が80〜20重量%であるとき、適度な硬度を
有するバックコート層を形成することができ、走行耐久
性,走行安定性の良好な磁気記録媒体を形成することが
できる。
【0056】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明は、結合剤としてポリエステルポリウレタン樹脂また
はポリカーボネートポリウレタン樹脂と、ポリビニルア
セタール樹脂を用いたバックコート層を有する磁気記録
媒体において、上記ポリエステルポリウレタン樹脂また
はポリカーボネートポリウレタン樹脂のウレタン基濃度
が2.5mmol/g以上であるため、ポリエステルポ
リウレタン樹脂またはポリカーボネートポリウレタン樹
脂とポリビニルアセタール樹脂の相溶性が良好であり、
分散性,耐久性の良好なバックコート層を形成し、走行
安定性,走行耐久性の良好な磁気記録媒体を得ることが
できる。
【0057】また、本発明の磁気記録媒体においては、
結合剤中のポリエステルポリウレタン樹脂またはポリカ
ーボネートポリウレタン樹脂の割合を20〜80重量
%、ポリビニルアセタール樹脂の割合を80〜20重量
%としても良く、適度な硬度を有したバックコート層が
形成され、走行耐久性の良好な磁気記録媒体を得ること
ができる。さらに本発明の磁気記録媒体においては、ポ
リエステルポリウレタン樹脂またはポリカーボネートポ
リウレタン樹脂のウレタン基濃度が2.5〜7.0mm
ol/gであっても良く、ポリエステルポリウレタン樹
脂またはポリカーボネートポリウレタン樹脂とポリビニ
ルアセタール樹脂の相溶性が良好であり、ウレタン基同
士で凝集することもなく、分散性,耐久性の良好なバッ
クコート層を形成することができ、走行安定性,走行耐
久性の良好な磁気記録媒体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した磁気記録媒体の一構成例を示
す断面図である。
【符号の説明】
1・・・・非磁性支持体 2・・・磁性層 3・・・バックコート層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結合剤としてポリエステルポリウレタン
    樹脂とポリビニルアセタール樹脂を用いたバックコート
    層を有する磁気記録媒体において、 上記ポリエステルポリウレタン樹脂のウレタン基濃度が
    2.5mmol/g以上であることを特徴とする磁気記
    録媒体。
  2. 【請求項2】 結合剤中のポリエステルポリウレタン樹
    脂の割合が20〜80重量%であり、ポリビニルアセタ
    ール樹脂の割合が80〜20重量%であることを特徴と
    する請求項1記載の磁気記録媒体。
  3. 【請求項3】 ポリエステルポリウレタン樹脂のウレタ
    ン基濃度が2.5〜7.0mmol/gであることを特
    徴とする請求項1記載の磁気記録媒体。
  4. 【請求項4】 結合剤としてポリカーボネートポリウレ
    タン樹脂とポリビニルアセタール樹脂を用いたバックコ
    ート層を有する磁気記録媒体において、 上記ポリカーボネートポリウレタン樹脂のウレタン基濃
    度が2.5mmol/g以上であることを特徴とする磁
    気記録媒体。
  5. 【請求項5】 結合剤中のポリカーボネートポリウレタ
    ン樹脂の割合が20〜80重量%であり、ポリビニルア
    セタール樹脂の割合が80〜20重量%であることを特
    徴とする請求項4記載の磁気記録媒体。
  6. 【請求項6】 ポリカーボネートポリウレタン樹脂のウ
    レタン基濃度が2.5〜7.0mmol/gであること
    を特徴とする請求項4記載の磁気記録媒体。
JP28521992A 1992-07-31 1992-09-30 磁気記録媒体 Pending JPH0696438A (ja)

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JP22352692 1992-07-31
JP4-223526 1992-07-31
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06301957A (ja) * 1993-04-20 1994-10-28 Sony Corp 磁気記録媒体

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