JPS63152435A - 糸条の交絡処理方法および装置 - Google Patents

糸条の交絡処理方法および装置

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JPS63152435A
JPS63152435A JP2981387A JP2981387A JPS63152435A JP S63152435 A JPS63152435 A JP S63152435A JP 2981387 A JP2981387 A JP 2981387A JP 2981387 A JP2981387 A JP 2981387A JP S63152435 A JPS63152435 A JP S63152435A
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hole
thread
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田尻 浩二
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は糸条に流体を噴射して糸条に交絡又は仮撚を付
与する装置に関する。
(従来技術) 従来、糸条に交絡又は仮撚を付与する装置として糸導孔
と、該糸導孔に開口する流体噴射孔とからなり、糸導孔
内を走行する糸条に流体噴射孔から流体を噴射して、交
絡又は仮撚を付与するようにした流体処理装置が知られ
ている。
例えば、特開昭57−95332号公報には流体処理装
置の先入側及び先出側に、それぞれ3〜13mmの間隔
をおいて糸条案内管を設は糸条の横方向の振動を拘束す
るようにした装置が示されている。
一方、近年になって、紡糸、延伸、加工の各工程を連続
化して生産の合理化を図ろうとする場合が多くなり、そ
の際に、糸条に交絡処理あるいは仮撚加工を施そうとす
ると、必然的に2,000m/分以上といった高速度で
走行する糸条に処理を施さなければならなくなる。かか
る高速度で走行している糸条に前述の流体処理装置で交
絡又は仮撚を付与しようとすると、どうしても3 Kg
 / crA以上の高圧の圧縮流体を糸条に噴射してや
らないと充分な処理効果をあげることができない。
ところが、前述の如き従来の流体処理装置において、3
 Kg / ci以上の高圧の圧縮流体を噴射させると
、圧縮流体が糸導孔を通過してその両端部から大気中に
噴出する際に、急激に膨張し、あらゆる方向に不規則に
噴出、拡散する。その結果、糸導孔の両端部において、
走行糸条が圧縮流体の強い乱流作用、特に、糸条走行方
向に対して直角方向の流体作用を受け、糸条を構成する
単lIMのうちのいくつかが、糸条から引き離されるた
めに、多数のループを誘発することになる。多数のルー
プを有する糸条は、製織時あるいは、パイル糸としてタ
フトする時などの後加工工程で、ループがガイド等にひ
っかかり、操業性を著しく低下させるという大きな問題
点を有している。
又、前述の特開昭57−95332号公報の装置では高
速の糸条処理を行うためには糸を通すことが非常に困難
で、低速でかつ不連続の糸条処理しか可能でないという
大きな問題がある。かつ先入側と先出側の糸条案内管と
流体処理装置が別々な為、そのセンターが合わせにくく
、高速で糸処理を行うと、この欠点が致命的な交絡低下
をまねく。
又近年異色性繊維を混繊交絡又は仮撚、交絡処理を別工
程で行うことが、特にカーペットにおいて増加している
。この場合前述の様な糸条処理装置では流体の消費量が
多く、コストアップにな、り大きな問題となっている。
又前述した糸条案内管と流体処理装置のセンターずれが
致命的な混繊斑(色柄の流れ)をひきおこし問題となっ
ている。
更に従来の流体処理装置では糸条が糸導孔の一方の壁面
に吹き寄せられるなどして噴射孔の位置する糸導孔の中
心部で開繊が良好にいかず、このためその部分に交絡抜
けが発生することが起り易い問題を有している。
(発明の目的) 本発明の目的は、上述の如き従来の流体処理装置の問題
点を解消し、高速走行時でも流体処理装置への糸通しを
簡素化し、糸導のセンターが確実に固定でき、走行糸条
に高圧の圧縮流体を噴射して処理する場合でも、均一な
交絡付与と糸条にループを発生させない操作性の良い流
体処理装置を提供することにある。
又、低速での使用にあたっては、流体の消費量の減少が
可能になる流体処理装置の提供にある。
このような目的は次に示す構成とすることによって達成
することができる。
(発明の構成) すなわち、本発明は糸導孔に流体噴射孔を開口せしめ該
糸導孔を走行する糸条に流体噴射孔から圧縮流体を噴射
するようにした装置において、糸導孔の両端部又はいず
れか一方の端部に糸条案内4一 孔および圧縮流体の放出孔を設けたことを特徴とする糸
条の流体処理装置である。
以下、本発明を図面に基いて説明する。図は本発明の具
体例を示す縦断面図である。
図において、1は本体で該本体1の中央部に糸導孔2が
穿設されると共に糸導孔2には圧縮流体の噴射孔3が開
口している。
本体1の両端部となる糸導孔2の両端部には糸導孔2よ
り断面積の小さい糸条案内孔4,5が中心線方向に設け
られ、それぞれ糸条の入口6.出ロアを形成している。
又本体1の両端部には圧縮流体を糸導孔2から導出する
放出孔8,9が設けられている。
流体噴射孔3の角度、開口位置、形状、開口数などは、
糸条の処理目的によって適宜変更することができる。
例えば、糸条Yに仮撚を付与する場合は、糸導孔2の中
心軸に対して、偏心した位置に流体噴射孔3を開口させ
、そ・の横断面形状は長方形とするのが望ましい。糸条
Yに送り効果を与える場合は、糸条Yの走行方向に流体
が噴射されるように、流体噴射孔3を傾斜させて配設す
る。また、流体噴射孔3の数は、必要に応じて複数個と
することができる。
一方、糸条案内孔4.5の断面積は糸条がその中を自由
に通過することができ、かつ糸条の横方向の振動を拘束
するために出来るだけ小さい方が好ましい。この場合、
案内孔の断面積は糸導孔2の断面積の少くとも1/3以
下、望ましくは1/4〜1150程度とするのが好まし
い。さらにループ発生防止のうえからは断面積SmIR
が糸条のデニール[)eとの間に次式を満足する範囲内
にあることが好ましい。すなわち、糸のデニールに応じ
て出来るだけ案内孔は細くする必要があり、下記の式は
その最適値を示す。このようにすることにより糸条案内
孔より噴射流体の流出が防げ、かつバルーンの抑制やル
ープの発生をおさえることができる。
De x (1/2000)≦S≦De x (1/ 
200)さらに最適にはDe/1500≦S≦De15
00の範囲にすることが望ましい。また糸条案内孔の長
さは5mm以上とするのが望ましく、この長さが短すぎ
るとループ発生を抑止する効果が低下すると共に、糸条
の振動、バルーンもおさえることが難しく、このような
バルーン、振動があると糸条が振動により張力変化を起
しインターレースのバラツキ、交絡抜けが生じ易くなる
傾向が強くなる。
ざらに最適には糸条案内孔の長さは30#〜150mm
程度あることが振動を規制し、インターレースのバラツ
キをなくする為に好ましい。
特に、糸導孔2の両端部に開口している流体放出孔8,
9の総断面積は少なくとも流体噴射孔3の断面積(噴射
孔が複数個ある場合はその総断面積)より、大であるこ
とが流体処理効果を低下させず、かつ糸導孔両端部の流
体放出孔8,9からの流体排出をスムーズに行なわせ、
糸条にループを形成させないようにするうえで望ましく
、又、糸条の交絡度や仮撚を均一にするうえで望ましい
流体放出孔は糸条゛案内孔に対し水平が望ましいが、こ
れに限定されることなく 0〜90度の範囲で適宜変更
することができる。
以上は本体両端部に糸条案内孔4,5および放出孔8.
9を設けた例であるが、第2図に示すように糸条入側(
又は出側)のみにこれらを設けてもよい。又第3図に示
す如く放出孔8.9を噴射孔3と平行する方向に設けて
もよい。
糸導孔2の横断面形状は円形(第1〜3図)。
楕円形、多角形等が用いられるが、より好ましくは楕円
形もしくは矩形の相対する1組の辺が半円状もしくは弧
状となった形状のもので(このような形状を総称して長
円状と略称する)、この場合放出孔8,9は糸条孔の長
径側の両端部に対称的に位置するように設けるのが効果
的である。このような具体例を第4〜11図に示す。
第4〜5図は両端部に放出孔8.9を設けた場合で第4
図は正面図、第5図は第4図のA−A’線矢視方向の側
面図である。図において、a、bはそれぞれ糸導孔の短
軸、長軸、  d+は噴射孔の直径、  d2は糸条案
内孔の直径、d3は放出孔の直径である。第6〜7図は
糸入口側に放出孔8を8一 般は糸出口側は糸条孔2をそのまま貫通させた場合であ
り。第6図は正面図、第7図は第6図のB−B’線矢視
方向の側面図である。又第8〜9図は放出孔8,9を糸
導孔2と直交する方向に設けた場合で、第8図は正面図
、第9図は第8図のC−C′線矢視方向の側面図である
。又、第10〜11図は糸条案内孔を中心として上下、
左右方向に各々放出孔8,9を設けたものであり、第1
0図は正面図、第11図は第10図のD−D’線矢視図
である。
第1〜11図の具体例において第4〜5図に2点鎖線1
0で示す如く中央水平面で分割可能な割型構造とし、糸
掛時(糸通し時)には開放して糸を中に入れ、運転時に
は別に設けた圧着装置等(図示せず)で本体1を圧着し
て閉じるようにすれば確実かつ容易に糸掛けを行うこと
が可能となって好ましい。
又第7図のように長手方向に糸導孔2および糸条案内孔
4に連結する糸導入用のスリット11を設けてもよい。
この場゛合糸掛後にスリット11からの流体放出を防ぐ
ために蓋12を必要に応じて取付けられるようにしても
よい。
尚、第2〜11図では便宜上第1図と同じ符号を用いた
。糸条案内孔4,5は後述のように糸導孔2のセンター
に糸条を位置させ固定することによりインターレースが
入り易くなると共に、糸条の単糸がバラクにくくなるた
めループになりにくく、更に糸条と流体との排出が分離
できるためループが発生し難くなる。又細い糸条案内孔
に、例えば5航以上望ましくは3omm以上拘束される
ことにより糸条のバルーン(流体噴射による劃1が制御
され、それによる張力変動がおさえられるため交絡抜け
が少くなり均一なインターレースがかかる等の効果を奏
する。糸条案内孔は円管又はU溝管を挿着することによ
っても形成されるが、この場合円管を交換することによ
って糸条銘柄、大きさに応じて最適な孔径とすることが
可能となる。
(作用) 次に本発明の詳細な説明する。
第1図において、交絡、仮撚等の流体処理を施すための
糸条Yは糸導孔2内を糸条入口6から糸条用ロアへと矢
印方向へ走行している。高圧圧縮流体は流体噴射孔3か
ら走行糸条Yへと噴射される。噴射された高圧流体は糸
条Yに交絡又は仮撚等を付与した後、糸導孔2の両端部
、即ち、流体放出孔8,9から外部へ排出される。この
際、本発明の装置では糸条案内孔4.5が糸導孔2に直
結されているため該糸条案内孔4,5によって流体放出
孔8.9から大気中へ噴出される圧縮流体から糸条Yを
保護することができ、更には糸条案内孔4,5から排出
される流体を糸条走行方向と平行な方向に整流し、ルー
プ発生原因となる乱流作用、特に糸条走行方向に対して
直角方向の流体作用を軽減させることができる。
その結果、流体処理による糸条のループ発生が大幅に抑
制される。
又、糸条案内孔4,5が、糸導孔2に直結されているた
め糸条の振動を糸導孔2内で固定することが可能となり
、センターをくるいない中心に固定できる為に糸条Y・
の交絡又は仮撚等の処理を均一になさしめることができ
る。
特に第4図又は第6図に示すような形状の場合は糸条孔
2と流体放出孔8,9のバランスがよく作動流体の排出
が効果的に行われると共に、糸条案内孔4,5により糸
条が固定され、このため第12〜13図に示す如く糸条
案内孔4,5が節となり、流体噴射孔のある中心部で単
糸が開繊して腹となり単糸が混合、交錯してインターレ
ースが均一にかかる。
又糸条案内孔により、このバルーンがノズルの両端に伝
播するのを抑制できるため、バルーンの変動による張力
変化が生じなく、従って交絡抜けのない良好な製品が安
定して得られる。
尚、高圧圧縮流体としては圧縮可能な気体が好ましく、
通常は空気が用いられる。
糸掛けは糸条案内孔が本体自体に形成されているため本
体への1回の糸通しで作業がすみ、特開昭57−953
32号公報の如く前側の案内管、インターレースノズル
、後側の案内管と3度も糸通し作業を行う必要がない。
この糸掛作業は前記のように半割構造、スリット構造等
にすれば更に容易に行える。又案内孔とノズル本体との
センターが中心に固定されている為、ノズル壁面と糸の
抵抗が少く、バルーン開繊が一定にかつ確実に出来る為
、均一なインターレースが可能となる。
(実施例) 以下、本発明装置について、実施例を挙げて説明する。
(実施例−1,比較例−1) 3.000m/分の速度で延伸したナイロン6からなる
1 、 300デニール、68フイラメントのマルチフ
ィラメント糸を190℃の加熱ローラで予熱し、引き続
き加熱流体乱流噴射ノズルに導いて、25%のオーバー
フィード状態に保ったマルチフィラメント糸に4.5K
g/cutの加熱スチームを噴射し、捲縮加工を行なっ
た。この捲縮加工したマルチフィラメント糸を連続して
2,400m/分で引き取り、引き続き第1図に示した
流体処理装置に2.0%の伸張状態で通し、これ゛に6
.OKg/ctiの圧縮空気を噴射して、交絡を付与し
た後、高速ワインダーにより巻取った。得られた糸条の
デニールは、1,600デニールであった。
ここで流体処理装置において、糸導孔2の直径は6#、
流体噴射孔3の直径は4 mm 、糸条案内孔4.5の
長さは30mm、その内径は1.3馴、流体放出孔8,
9の直径は3 mmで、糸導孔2の両端部に合計4孔開
口している。
流体噴射孔の断面積は12.6m、流体放出孔の総面積
は28.3mdで流体放出孔の面積が2倍強と十分大き
い。
糸条にお(プるループ発生状況の評価は高速ワインダー
で巻取中の糸条にストロボを照射し、長さが2 cm以
上でかつ高さがo 、s cm以上のループの数をカウ
ントして、10000m当りのループ数で表わすことに
より行った。
その結果は、ループ数2ヶ/io、ooomr、ループ
の発生は極めて少なく、カーペットのパイル糸としてタ
フトする際の操業性も良好であった(実施例1)。
一方、比較のために、糸条案内孔と流体放出孔を有しな
い、第14図のような従来の(糸導孔と流体噴射孔を含
んで構成される)装置で同様のテストを行ったところ、
この場合はループ数120ケ/io、ooomでループ
の発生が多く、カーペットのパイル糸としてタフトする
際に、ループがガイド等にひっかかり、操業性が著しく
悪かった。又交絡後けも多く、非常に不均一な糸であっ
た(比較例1)。
(実施例2) 2500m / minの延伸速度で延伸した2100
de/136filのナイロン−6マルチフイラメント
糸を実施例1と同じ加工条件で捲縮加工し、2000′
IrL/minで引き取り、第4〜5図に示すような装
置を使用して交絡処理を行った。得られた糸条のデニー
ルは2500de/ 136filだった。このときの
糸条孔2は両端部の半円の直径4.IMnφ、流体噴射
孔の直径りは5.2#φ、糸条案内孔4.5の長さ50
M。
その内径dは2.0.−φ、流体放出孔8,9の直径は
3.O++mφで糸導孔の両端部に4孔開口しており、
その両側総面積は28.26−である。流体噴射孔の断
面積は21.33m1である。この場合のループ発生数
は5ケ/ 10,000771であり、その他について
は実施例1と同様もしくは劣るところはなかった。
(実施例−3,比較例−2) 3000m /分の速度で、延伸したナイロン6からな
る1300デニール、68フイラメントのマルチフィラ
メント糸で、2種類の異染色性を有する糸を190℃の
加熱ローラで予熱し、引き続き熱流体乱流噴射ノズルに
導いて、25%のオーバーフィード状態に保ったマルフ
ィラメント糸に6.0に9/CIlの加熱スチームを噴
射し、捲縮加工を行い、3200デニール、136フイ
ラメントの糸条を連続して2400m/分で引き取り、
引き続き第1図に示した流体処理装置で糸導孔2の直径
が8#、流体噴射孔の直径が6 mm 、糸条案内管の
直径が2.5m、流体放出孔直径が4Mの装置に2%の
伸張状態で通し、これに5.0に9/ctl圧縮空気を
噴射して混繊交絡を付与した後、高速ワインダーにより
巻取った。得られた糸条のデニールは3200デニール
であった。
この得られた糸条でカーペットとして評価した所、はど
良いコントラスト、混繊性が得られ、良好な風合のカー
ペットか得られた。一方、糸条案内孔のない第14図の
ような交絡付与装置で得られた糸条は交絡のぬけが多く
、カーペットとしても柄の流れが発生し、コントラスト
、混繊性の良くないカーペットとなった。
(実施例−4〜7、比較例−3,4) 第1図の流体処理装置を使用して、速度600m/分で
、2000デニールのナイロン糸を交絡処理を糸条案内
孔有り無しで実施したところ、糸条案内孔を有する流体
処理装置は〈実施例4,5)糸条案内孔を有しない流体
処理装置(比較例3.4)に比較して、インターレース
のバラツキ(CV値−σ/x x 100で比較)にお
いて第1表に示す如くきねだって良好な結果が得られた
又、第24,5図に示す流体処理装置を使用し同様のテ
ストを行った結果も同時に示す(実施例6゜7)。
(実施例−8〜10、比較例−5) 速度2oooya /分で2500デニールのナイロン
糸に交絡処理を、糸条案内孔を前後に有した装置(実施
例8.第1図)、(実施例9.第4図)、前(入口側)
のみ有した装置(実施例10.第2図)、使用しない装
置(比較例5)で比較したところ第1表の如〈実施例8
〜10は比較例5に比較して、1/L度についても、I
/L度のバラツキ度でも、良好な結果が得られた。
(実施例−8,9,11、比較例−6)第1図の流体処
理装置を使用して速度2500TrL/分、 2000
デニールのナイロン糸の交絡処理を行うにあたり糸条案
内孔の断面積を糸導孔面積の1/3以上(比較例6)と
、それ以下の装置(実施例g、ii)と比較を行ったと
ころ、糸条案内孔の断面積が糸導孔面積の1/3以下の
装置(実施例11)は、糸の振動の規制が十分に行われ
、交絡処理が十分実施でき、インターレースのバラツキ
について良好な結果が得られた。特に実施例9は糸条案
内孔の断面積が2500de/ 1500〜2500/
 500=  1.67〜5.0InIRの範囲に入っ
ている為、特にインターレースの抜けが少なく、均一な
インターレースとなっているのが分る。
(実施例−8,9,12、比較例−7)第1図又は第4
図の流体処理装置において、速度2500m /分で2
000デニールのナイロン糸を流体処理を行うに当って
、糸条案内孔の長さを比較した所、糸条案内孔の長さが
5mの装置は糸条案内孔の長さが3#の装置に比較して
、インターレースのバラツキが小さく良好な結果が得ら
れた。特に実施例8は糸条案内孔が30mmと長い為さ
らにインターレースの抜けが少くなった。又実施例9に
示すように糸条案内孔の長さが100馴と長いものは特
に高速下でバルーンが良く規制でき、きわめて均一な4
インターレースが付与できることが分る。
(実施例−8,13、比較例−8) 第1図の流体処理装置を使用して、速度2500711
/分で200Oデニールのナイロン糸の処理を行うに当
り、流体放出孔面積が流体噴射孔面積の1/3以上の装
置(実施例8.13)と1/3以下の装置(比較例)を
比較したところ、放出孔面積が流体噴射孔面積の1/3
以上の装置で、インターレース度及びインターレースの
バラツキにおいて良好な結果が得られた。特に放出孔が
噴射口の225%ある実施例8はこの点ですぐれている
ことが分る。
尚、実施例3,10〜13において第4図に示す装置を
使用した場合も同様もしくは更に良好な結果が得られた
ここでインターレース度の測定は次のようにして行った
糸条をチーズより解舒し、約120 cmの長さ切り取
り下端に10mg/deの荷重をかけ垂直につりさげる
。この糸条の上側より、フックのついた50mg/de
の荷重を、糸条をフックで約半分に割るようにして引掛
けてこの荷重が止まるまで下に落とし、止まった下の位
置に再び前記荷重付きのフックをひっかけ同様な作業を
くり返す。これより100cmあたりにフックが止まっ
た回数Xnを計算する。
これを50回くり返し、これより 50回測定中の最大値n maxと最小値n minよ
りR= nmaX −71m1n σ−(ΣXA−nX2)/ (TL−1)(実施例−1
4) 第10〜11図に示す装置を用いてナイロン6の捲縮加
工糸の繊度(デニール)を変えてコーミングル(イン、
ターレース)加工を行った。糸速は2000711/m
inで、コーミングルノズルに供給される圧空圧力は5
.5に9/ciであり、装置の主要寸法(#単位)は次
の通りである。
a(糸導孔の短軸)=4.1 糸導孔の断面積−30,0 b(糸導孔の長軸)−8,2 d+  (噴射孔の直径)−5,2 噴射孔の断面積[A]=21.2 dz  (糸条案内孔の直径)=2.0案内孔の断面積
[D]=3.14 d3(放出孔8.9)直径) −5,0放出孔(8ケ)
の総断面積[D]=157磨1 (糸入口側糸条案内孔
の長さ)−20交2 (糸出口側糸条案内孔の長さ)=
100塁3 (糸導孔の長さ)−30 その結果を第2表に示す。
第2表 第2表から明らかなように糸条案内孔の断面積3.14
mニ対して、D e / 1500≦S≦De1500
を満足するNα14−14−4. 5. 6. 7は、
糸の案内孔の通過性も良好で、糸の太さに対して最適な
径の為、案内孔を通っての噴射流体の流出も少く、従っ
てループの発生も少なく、バルーンも抑制、された為、
インターレースの抜け、バラツキも少く良好なコーミン
グル糸が得られた。
又次イテDe/200≦S≦De/200を満足するN
o、14−2. 3. 8. 9で同様に良好な結果が
得られた。No、 14−1は糸が案内孔径に対して太
すぎ通過不能であった。又No、14−10は糸がノズ
ルに対して細すぎ、生産量に対して流体を多く使い不経
済であると共に、糸条案内孔が太すぎる為、案内孔から
の流体の流出も多く、ループが多発すると共に、インタ
ーレースのバラツキも多くなり、所望の糸が得られなか
った。
(発唄の効果) 以上に、説明の如く本発明の流体処理装置によれば高速
で走行する糸条に高圧の圧縮流体を噴射し26一 て交絡、仮撚等の処理を施す場合でも、糸条にループが
発生せず、製織、タフト等の後工程における操業性に優
れた流体処理糸条を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の具体例を示す縦断面図、第2図と第3
図はそれぞれ他の具体例を示す縦断面図、第4図〜第5
図、第6図〜第7図、第8図〜第9図、第10図、第1
1図はそれぞれ更に別の具体例を示す正面図および側面
図、第12図〜第13図は第4図〜第5図に示す具体例
の作用説明図、第14図は従来の具体例を示す縦断面図
である。 1・・・本体、  2・・・糸導孔、  ・・・流体噴
射孔。 4.5・・・糸条案内孔、  8,9・・・放出孔? 第1図 第12図     第13図 第14図 手続補正書 昭和62年3月)</日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、糸導孔に流体噴射孔を開口せしめ該糸導孔を走行す
    る糸条に流体噴射孔から圧縮流体を噴射するようにした
    装置おいて、糸導孔の両端部又はいずれか一方の端部に
    糸条案内孔および圧縮流体の放出孔を設けたことを特徴
    とする糸条の流体処理装置。 2、放出孔の全断面積が流体噴射孔の全断面積の1/3
    より大である特許請求の範囲第1項記載の糸条の流体処
    理装置。 3、糸条案内孔の断面積Smm^2が糸条のデニールD
    eとの間に次式を満足する特許請求の範囲第1項および
    第2項記載の糸条の流体処理装置。 De×(1/2000)≦S≦De×(1/200)4
    、糸条案内孔の長さが5mm以上である特許請求の範囲
    第1項、第2項又は第3項記載の糸条の流体処理装置。 5、糸導孔の横断面形状が長円状でその長径側の両端部
    に糸条案内孔が設けられている特許請求の範囲第1項、
    第2項、第3項又は第4項記載の糸条の流体処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5921725A (ja) * 1982-07-21 1984-02-03 Toyoda Autom Loom Works Ltd 結束紡績用仮撚ノズル

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