JPS63151415A - 表皮材の製造方法 - Google Patents

表皮材の製造方法

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JPS63151415A
JPS63151415A JP29818486A JP29818486A JPS63151415A JP S63151415 A JPS63151415 A JP S63151415A JP 29818486 A JP29818486 A JP 29818486A JP 29818486 A JP29818486 A JP 29818486A JP S63151415 A JPS63151415 A JP S63151415A
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JP
Japan
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film
vinyl chloride
chloride resin
mold
transparent
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Pending
Application number
JP29818486A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuaki Suzuki
光明 鈴木
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Inoac Corp
Original Assignee
Inoue MTP KK
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Publication date
Application filed by Inoue MTP KK filed Critical Inoue MTP KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は自動車の内装部品等の表皮材およびソファ−
等の家具用表皮材の製造方法に関する。
(従来の技術) 近年自動車のインストルメントパッド等の一部の表皮材
は、粉状塩化ビニル樹脂を所望のキャビティを有する型
内に投入し、該型を加熱することにより前記粉状原料を
溶融ゲル化し、皮膜を形成した後冷却脱型するという、
所謂パウダースラッシュ成形法により!!造されている
このパウダースラッシュ成形法は従来の液状原料を使用
するスラヅシ5成形法と同じく型面に施されたシボ模様
等の転写性が良く、また原料中の可塑剤量等を調節する
ことにより高剛性の自己保形性を有する表皮材(皮膜)
を得やすいことから最近注目されている。
一方、この種表皮材の車両等の高級化指向によってより
高級感のあるものが求められており、その例として視覚
的に深み(重厚)感のあるものが求められている。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、パウダースラッシュ成形法においても成形さ
れる表皮材の色調は使用する原料によって決定されるも
のであり、しかも表皮材の一側(通常凹側)には通常ポ
リウレタン発泡体等の弾性体が充填されるものであるか
ら、原料に顔料を混合し表皮材を不透明とすることが行
われている。
しかしながら、このような不透明表皮材にあっては視覚
的に単調なものとしかなりえず、その改善が望まれてい
る。
(問題点を解決するための手段) よって本発明は前記の問題点を解決した深み(重厚)感
のある表皮材の製造方法を提供しようとするものである
そしてその要旨とするところは、透明若しくは半透明の
粉状塩化ビニル樹脂を所望のキャビティを有する型内に
投入し、該原料を溶融ゲル化して透明若しくは半透明の
第一の皮膜を形成し、次いで第一の皮膜を有する型内に
不透明の粉状塩化ビニル樹脂を投入して前記第一の皮膜
上に該不透明樹脂を堆積し、前記第一の皮膜と共に該不
透明樹脂を溶融ゲル化することにより不i明樹脂からな
る第二の皮膜を前記第一の皮膜と一体化する表皮材の製
造方法にある。
(作用) 本発明においては透明若しくは半透明の塩化ビニル樹脂
□によりキャビテイ面に沿った透明または半透明の第一
の皮膜が形成され、その−側に一体となった不透明の塩
化ビニル樹脂からなる第二の皮膜が形成されることとな
る。このとき、第一の皮膜の成形時、型キャビティ面と
接しない反対面は開放されていることからその表面は微
小な凹凸の連続したものとなっている。そして、その上
に第2の皮膜用不透明原料が堆積され、前記第一の皮膜
と溶融ゲル化されるため、その溶着接合面は透明若しく
は半透明の樹脂と不透明の樹脂とが互いに入り組んだ接
合面を形成することとなる。そのため製造された表皮材
は、視覚的に透明若しくは半透明表皮材表面にて反射さ
れる光と該皮膜を透過して不透明皮膜との接合面で反射
される光とが混合して映するのに加え、前記両皮膜の接
合面にて反射される光が乱反射して映するため極めて深
み(重厚)感のある表皮材となる。更に表面皮膜が半透
明である場合には該皮膜の中間で反射される光も同様に
乱反射して映するため同じく深み感を看者に与えること
となる。
〈実施例) 本発明実施例を図に基いて説明するに、第1図は本発明
に使用する型と原料容器の縦断面図、第2図は成形され
た表皮材の一部拡大断面図である。
型IOは表面に所望のシボ模様等を有する凹形キャビテ
ィ11を有し、その外面には熱媒を通すパイプ12を設
けである。原料容器20はその開口部が型10のキャビ
ティ開口部と略−に設けてなると共に矢印Aで示す如(
上下動可能としてあり、上昇して型10に当接したとき
、その開口縁部と型10のフランジ13が密接するよう
にしである。また型IOおよび原料容器20は密接した
状態で夫々の位置を交換しうる様軸支されている。すな
わち図とは逆に原料容器20が下向に開口し、型10が
上方に開口する如くである。なお原料容器は第1の容器
20と第2の容器20a(第1の容器と形状が−である
ので省略する。)とが設けられており、第1の容器20
には透明若しくは半透明の粉状塩化ビニル樹脂が収容さ
れ、第2の容器20aには不透明の塩化ビニル樹脂が収
容されている。
ここに使用する透明塩化ビニル樹脂とは、通常ナチュラ
ルと呼ばれる塩化ビニル樹脂に安定剤、可塑剤等を適宜
配合吸収させたものであり、塩化ビニル樹脂の本質的な
透明性を損なわないようにしたものである。また半透明
塩化ビニル樹脂とは前記透明塩化ビニル樹脂に小量の顔
料を混合し、溶融成形したとき半透明となるように調製
したものである。更に、不透明塩化ビニル樹脂とは前記
透明塩化ビニル樹脂に所望の顔料を混合し不透明とした
ものである。なお可塑剤等は表皮材に望む硬軟(剛性)
に応じて適宜その1を決定するものである。
次に本発明を工程を追って説明する。
先ず、第1図に示すように所定の温度に加熱した型lO
が下方に開口し、第1の原料容器2oが上方に開口する
如く相対して位置させる。その位置で第一の原料容器2
0を上昇し、型10の開口部と原料容器20の開口部を
対接する。その状態にて型1oと第一の原料容器を矢印
Bで示す如く支軸(図示せず)を中心として転回して、
その位置を交換する。
すると第1の原料容器20中に収容されている透明又は
半透明の塩化ビニル樹脂が型10のキャビティ11中に
移行すると共に型が加熱されているため所定量の透明若
しくは半透明の塩化ビニル樹脂がキャビテイ面に付着す
る。次いで型10及び第1の原料容器20を前述と同様
にして転回し、型10が上方に位置する元の位置に復帰
させる。さすれば型キヤビテイ11中の余剰の塩化ビニ
ルが第1の原料容器′lO中に戻される。そして原料容
器20を下降させ型10から離隔する。しかる後必要な
らばパイプ12中に熱媒油を流して更に型10を加熱し
、キャビテイ面に付着した塩化ビニル樹脂を溶融ゲル化
し、透明若しくは半透明の第一の皮膜31を形成する。
このとき、該皮膜のキャビテイ面と接しない側は他物に
よる規制を受けていない為微小な凹凸を有する面となっ
ている。
次に、前記第一の皮膜31が未だ溶融状態にあるとき、
不透明の塩化ビニル樹脂を入れた第2の原料容器20a
を前記第一の皮膜31を有する型10に対接する。そし
て、以下前記と同様にして不透明な粉状塩化ビニル樹脂
を第一の皮膜上に所望の厚さに堆積し、第一の皮膜31
と共に該不透明塩化ビニル樹脂を溶融ゲル化して第二の
皮膜32を形成する。
従って第一の皮膜31と第2の皮膜32とは互いに溶着
し、一体化したものをなる。なお、このとき前記第一の
皮膜31の一側、すなわち型キャビティ面と接しない側
は前述の如く微小な凹凸を有し、かつその溶融状態時に
粉状の塩化ビニル樹脂をその上に堆積するものであるか
ら、その接合面は第2図に示す如く両皮膜を構成する樹
脂が互いに入り組んだ凹凸の境界を形成している。しか
る後、型IOを冷却して積層皮膜を固化し表皮材30を
得る。
この表皮材30の第一の皮膜31および第2の皮膜32
の厚さは型温および投入後の粉状原料の保持時間等によ
って任意に選択調節するものであり。また本発明による
表皮材の一例を挙げれば、第一の皮膜が0.2〜0.5
 mm 、第2の皮膜が0.3〜1.5 mmである1
、0〜2.0 mmのインストルメントパッド用表皮材
である。なお、前述においては型の加熱を型10の背面
に設けたパイプ12中に熱媒を通す例について説明した
がオーブンによる加熱、或いは流動床等に浸漬すること
により行ってもよいことは勿論である。
(効果) 本発明は以上の如く、透明若しくは半透明の塩化ビニル
樹脂の第一皮膜を溶融形成し、次いで該皮膜が未だ溶融
時に不透明の粉状塩化ビニル樹脂をその上に堆積し、前
記第一の皮膜共々該不透明樹脂を溶融ゲル化して一体化
するものであるから、その接合面である境界が微小な凹
凸をなしており、表皮材に入射する光が該境界で乱反射
され、表面反射波と複合されて看者に深み(重厚)感を
与える表皮材を提供できるものである。またその製造工
程も連続的であり、熱エネルギーの効率も良く、更には
原料ロス等を最小限に止めることができる等の利点を有
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に使用する型および原料容器の縦断面図
、第2図は表皮材の一部拡大断面図である。 第1図 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 透明若しくは半透明の粉状塩化ビニル樹脂を所望のキャ
    ビティを有する型内に投入し、該原料を溶融ゲル化する
    第一の皮膜の成形工程、次いで前記第一の皮膜を有する
    型内に不透明の粉状塩化ビニル樹脂を投入して前記第一
    の皮膜上に所望の厚さに堆積し、前記第一の皮膜と共に
    該不透明塩化ビニル樹脂を溶融ゲル化して第一の皮膜と
    一体化する第2の皮膜の成形工程からなることを特徴と
    する表皮材の製造方法。
JP29818486A 1986-12-15 1986-12-15 表皮材の製造方法 Pending JPS63151415A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59159309A (ja) * 1983-03-01 1984-09-08 Inoue Mtp Co Ltd 多色表皮材の成形方法
JPS59182707A (ja) * 1983-03-31 1984-10-17 Kobayashi:Kk メタリツク調プラスチゾル成形品の製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59159309A (ja) * 1983-03-01 1984-09-08 Inoue Mtp Co Ltd 多色表皮材の成形方法
JPS59182707A (ja) * 1983-03-31 1984-10-17 Kobayashi:Kk メタリツク調プラスチゾル成形品の製造方法

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