JPS6314778A - シスエポキシコハク酸およびその塩の製造方法 - Google Patents

シスエポキシコハク酸およびその塩の製造方法

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JPS6314778A
JPS6314778A JP61160187A JP16018786A JPS6314778A JP S6314778 A JPS6314778 A JP S6314778A JP 61160187 A JP61160187 A JP 61160187A JP 16018786 A JP16018786 A JP 16018786A JP S6314778 A JPS6314778 A JP S6314778A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はマレイン酸塩を水性溶媒中においてへテロポリ
酸第4級アンモニウム塩触媒を用いて酸化し、シスエポ
キシコハク酸およびその塩を製造する方法に関する。更
に詳しくはへテロポリ酸の各種のアルキル鎖を存する第
四級アンモニウム塩触媒を用いて、マレイン酸塩を水性
溶媒中において酸化するシスエポキシコハク酸およびそ
の塩の製造方法である。
〔従来の技術〕
マレイン酸塩と過酸化水素をタングステン酸塩、モリブ
デン酸塩、およびタングステン、モリブデンをポリ原子
とするヘテロポリ酸塩等の触媒存在下、水溶液中でエポ
キシ化することによりシスエポキシコハク酸塩を製造す
ることは既に公知である。例えば、特開昭52−108
923号公報おヨヒ特1s[53−111013号公叩
jこはタングステン酸塩、もしくはモリブデン酸塩を触
媒とするシスエポキシコハク画”−塩の製造方法が開示
されている。
しかしこれらの反応に用いられる触媒は水性溶媒を用い
た場合には該溶媒中に溶解して存在している。このため
経済性の点から反応液を濃縮し、生成物の結晶を分離し
た後、母液を回収し循環して再使用することが要求され
る。さらに母液中にはンスエポキンコハク酸塩が加水分
解して生成する酒石酸が存在しており、それが母液中の
触媒の活性を著しく低下させる原因となるので、触媒を
活性化させる操作も必要きなる。
また、マレイン酸塩を過酸化水素を用いてエポキシ化す
る反応は急激な発熱反応であり、その反応熱の除去につ
いて工夫がなされてきている。例えば特開昭53−13
79’12号公報明細書において、マレイン酸塩と過酸
化水素とを減圧条件下反応させることにより、水の蒸発
潜熱を利用して反応熱を除去しつつンスエボキシコハク
酸塩苓製造する方法が提案されている。しかし、この反
応は酸化反応でありたとえ減圧系において反応を行な−
、でも、反応温度の制御は容易なものではない。
〔発明が解決しようとする問題点3 以上のように従来の方法では、水相中で反応を行いかつ
水に対し易溶なエポキシ化触媒を用いており、その結果
反応後の母液から触媒のみを分離回収するこ1とは極め
て困難であった。また触媒の再使用の際には活性化が必
須であり、例え活性化処理をしたとしても十分な活性が
得られるとは限らなかった。更に反応熱の除去に関して
も減圧度および温度制御の点で満足できるものではなか
った。
〔問題、つを解決するた必の手段〕
本発明者等はマレイン酸塩を酸化してシスエポキシコハ
ク酸およびその塩を製造する方法について鋭意研究を進
めた。その結果マレイン酸と酸化剤とをヘテロポリ酸第
4級アンモニウム塩触媒の存在下反応させれば、触媒は
固体であり、反応物および生成物は液体であることから
、反応後の生成物と触媒の分離が容易であり、且つ酸化
反応の際の反応温度の制御が容易であること、さらには
分離回収した触媒は何ら賦活することなく循環使用でき
ることを見出し本発明に到達した。
すなわち本発明は、マレイン酸塩と酸化剤とを一般式(
R,R2RJ、N) hXY12040  (但LR,
、R2、R3、R,は同種又は異種の炭素原子数1〜8
個のアルキル基又は水素であり、XはP、、As又はS
iを示し、YはW又はMoを示し、nはXがP又はAs
のときは3であり、Xが81のときは4である)で表わ
される触媒の存在下反応させることを特徴とするシスエ
ポキシコハク酸およびその塩の製造方法に関するもので
ある。
以下本発明について説明する。
本発明の一般式CR1R2R3R4NJ nXL2oa
o テ表わされる触媒の調製に用いられるヘテロポリ酸
およびその塩の具体例としては12−タングストリン酸
(’HsPW+2oa。)、12−タングストケイ酸(
H4SiW12040> 、12−モリブドリン酸(H
3PMo、□04o)、混合配位ヘテロポリ酸(例えば
H3,PlシロMo604o)などであり、さらにそれ
らの金属塩を挙げることができる。また、第四級アンモ
ニウム塩を構成するR1、R2、R3、R4は炭素原子
数1〜8個のアルキル基又は水素である。アルキル基と
しては具体的にはメチル基、エチル基、プロピル基、ブ
チル基などである。また、R1、R2、R3、R4はそ
れぞれ炭素原子数の異なるアルキル基であっても同一の
アルキル基でも、または一部または全部が水素でもよい
本発明に使用する触媒の調製は次のように行なう。まず
少過剰当量の第四級アンモニウム塩Cβ”Br   の
如きノ\ロゲン化物イオン、水酸イ′ヒ物イオンおよび
硫酸水素イオンの如き無機アニオンである)の水溶液に
、ヘテロポIJ lit若しくはその塩の水溶液を加え
、通常は0〜80℃、好ましくは10〜50℃において
10分ないし5時間程度攪拌することにより調製する。
生成した塩は水に不溶の沈殿として得られ、反応は定量
的に進行する。従って、沈殿物を数回水で洗浄するだけ
で何ら精製を必要とすることなくエポキシ化反応に使用
できろ程度の触媒が得られる。
実際の反応には得られた沈殿物を乾燥することなく、水
の懸濁液として使用することが好ましい。
触媒を常に水に懸濁させた状態にしておくことによって
高いマレイン酸塩の反応率を示す傾向があるからである
本発明の実施に際しては原料のマレイン酸塩とシテは、
マレイン酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩およ
びそれらの水素金属塩等が使用される。代表例を挙げれ
ば、マレイン酸水素ナトリウム、マレイン酸水素カリウ
ム、マレイン酸水素1/2カルシウム、マレイン酸ジナ
トリウム、マレイン酸ジカリウム、マレイン酸カルシウ
ム、マレイン酸ナトリウム・カリウム等がある。また無
水マレイン酸またはマレイン酸のいずれかと対応する塩
基である水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カ
ルシウム等を水中反応系に供給してマレイン酸塩を形成
させ、そのまま反応に用いてもよい。
また、本発明における酸化剤としては過酸化水素が使わ
れる。過酸化水素は水溶液の状態で反応系に供給される
。反応の暴走や発熱の制御を容易にするという観点から
すれば、35重量%以下の濃度で供給するのが良い。ま
た、反応器には予め水、触媒および原料を懸濁、分散さ
せておき、次いて過酸化水素水を添加しても、あるいは
反応器に過酸化水素水と原料を仕込み次に触媒を添加し
でもよい。実質的な反応液中の過酸化水素濃度は反応液
に対して1〜20重量%、好ましくは3〜10重量%に
保つのが望ましい。尚、過酸化水素の供給は原料のマレ
イン酸塩に対して若干の過剰当量に相当する量を、反応
開始と同時に加えても、また反応の進行にあわせて段階
的に加えてもよい。
一般式CR’1R2R3R4N) nXL□0.o で
表わされる触媒は、一般に過酸化水素1モル当たり0.
01〜10モル%、好ましくは0.05〜0.5モル%
の範囲で用いられる。反応圧力は加圧から減圧いずれで
もよいが、一般的には常圧で行われる。反応温度は10
〜150℃、好ましくは50〜70℃である。
反応の際の反応液の水素イオン濃度は7以下が好適であ
る。反応時間は触媒の種類、原料の仕込み量等の条件に
よって適宜選ばれるが、1〜10時間程度である。  
  ′ 尚、反応用の媒体として水を含む溶媒を使用する二とが
適当である。
触媒回収後の反応ろ液から、シスエポキシコハク酸塩を
析出させる方法は公知の技術が適用される。また、シス
エポキシコハク酸塩をろ別した後のろ液中には、未反応
のマレイン酸塩、酒石酸、および過酸化水素が含まれて
いるが、酒石酸の除去については公知の方法が用いられ
、酒石酸除去後の母液は再度反応に使用することが可能
である。
:発明の効果〕 本発明において水に対し不溶性の触媒を用いてエポキシ
化反応を行うことによってまず、反応温度の制御が容易
になる。特に反応温度の制御は、本反応が酸化反応であ
るため工業化の際には重要な問題である。本発明の方法
においては不均一相で酸化反応を実施するため、エポキ
ン化活性種の形成速度を遅らせることができ、その結果
、酸化反応特有の激しい発熱を制御できる範囲内に抑え
る二とかでgる。
次に本発明に使用する触媒は水に対ずろ溶解性が極めて
小さいことから、反応終了時に触媒の懸濁している反応
液を遠心分離、またはろ過等の手段により、大部分の触
媒を反応液から容易に分離することができる。結果とし
て、反応液の濃縮以前にエポキン化触媒を分離回収して
しまうことにより、シスエポキシコハク酸塩と触媒が共
存している時間を減少させることができ、酒石酸の生成
を押さえることができるものである。さらに、分離回収
された触媒は何ら賦活処理を施すことなく循環使用する
ことができる。
次に本発明の実施例を示すが、本発明はこれに限定され
るものではない。
実施例1 還流冷却器、温度計および機械攪拌器を備えた常圧反応
装置に無水マレイン酸98g(1mol)、水酸化す)
 IJウム40g(1mol)、過酸化水素水(30w
t%)112ml(1,10moj )と水570m1
を加えた後ゆるやかに攪拌しながら60℃に加温した。
60”:S!ご加温したこの水溶液に、触媒として12
−タングストリン酸トリステトラプロピルアンモニウム L CCH3CCH2)2:i 4N :] 3Pi〜
12040  の水の懸濁液83mj2 (55mg/
rr+4!、4.57 g )を添加した。
若干の温度上昇を認めたが反応温度の制御は容易であっ
た。5時間反応させた後、触媒が懸濁してし)る反応液
を遠心分離およびろ過に付して該触媒を反応液かみ除去
した。この際、4.11 gの触媒が回収された。触媒
を除去した後の反応液は、減圧濃縮に付して、析出した
沈殿(シスエポキシコハク酸水素す) IJウム)をろ
別し少量の水で洗浄した。ろ別した沈殿を真空乾燥し、
マレイン酸塩および酒石酸塩を含まない純粋なンスエボ
キシコハク酸水素ナトリウムを126’ g ilた。
なお、高速液体クロマトグラフィーによりマレイン酸の
反応率を求めたところ97%であった。シスエポキシコ
ハク酸水素す)IJウムをろ別した後のる液中のWは原
子吸光光度法によって定量した結果、114mgであっ
た。
実施例2 1つ 実施例1に使用した触媒、12−タングストリン酸トリ
ステトラプロピルアンモニウムの代ワリに12−モリブ
ドリン酸トリステトラプロピルアンモニウムの水の懸濁
液70mj!(50mg/m#、3、50 g )を用
いて同様に反応を行った。4時間反応を行なった後に2
.97 gの触媒を回収した。
反応液を減圧濃縮して析出したシスエポキシコハク、酸
水素ナトリウムをろ別し、少量の水で洗浄した。ろ別し
た沈殿を真空乾燥し、マレイン酸塩および酒石酸塩を含
まない純粋なシスエポキシコハク酸水素ナトリウム12
4gを得た。高速液体クロマトグラフィーによりマレイ
ン酸の反応率を求めたところ98%であった。
実施例3 実施例1に使用した触媒、12−タングストリン酸トリ
ステトラプロピルアンモニウムの代ワリに12−タング
ストリン酸トリステトラエチルアンモニウムの水の懸濁
液90 m l (48mg/m!、4、32 g )
を用いて同様に反応を行なった。1.5時間反応を行な
った後に3.40 gの触媒を回収した。反応液を減圧
濃縮して析出したシスエポキシコハク酸水素す)IJウ
ムをろ別し、少量の水で洗浄した。ろ別した沈殿を真空
乾燥し、マレイン酸塩および酒石酸塩を含まない純粋な
シスエポキシコハク酸水素ナトリウム122gを得た。
高速液体クロマトグラフィーによりマレイン酸の反応率
を求めたところ99%であった。
比較例1 、実施例1と同一の反応装置を用いて無水マレイン酸9
8 g C1mol  )、水酸化ナトリ’7ム40 
g(1mol)とタングステン酸ナトリウム・工水塩5
、Ogを水450m4に溶解し、溶液を60℃に加温し
た。60℃に加温したこの水溶液に過酸化水素水112
mf(30wt%、1. I Qmol ”)を供給し
た。反応初期に、激しい発熱を生じたため、冷却を行な
ったが反応温度の制御は困難であった。
1.5時間反応させた後、25℃に冷却した。析出した
シスエポキシコハク酸水素ナトリウムをろ別し、少量の
水で沈殿を洗浄した。更にろ液を減圧a縮したのち、2
5℃まで冷却して再び析出したシスエポキシコノ\り酸
水素ナトリウムをろ別し、合計120g得た。ろ液中に
はタングステン酸ナトリウム5gを含んでおり、ろ渦状
によって触媒を回収することはできなかった。
実施例4 実施例1に使用した触媒、12−タンゲス) IJン酸
トリステトラプロピルアンモニウムの代わりに12−モ
リブドリン酸トリステトラブチルアンモニウムの水の懸
濁液76mA(45+ng/mβ、3、42 g )を
用いて同様に反応を行なった。表1に液体クロマトグラ
フィーにより求めた各時間毎のマレイン酸の反応率を示
した。反応終了時に触媒を回収したところ2.80 g
であった。
表1 反応時間と反応率 実施例5 還流冷却器、温度計および機械攪拌器を備えた常圧反応
装置に無水マレイン酸98 g (1mol)、水酸化
す) IJウム40g (1mol  >、過酸化水素
水(30wt%)112ml(1,10mol )と水
570 m Rを加えた後ゆるやかに攪拌しながら60
℃に加温した。60℃に加温したこの水溶液に、触媒と
して12−タングストリン酸トリステトラフロビルアン
モニウム )S CCCH3(CI+2)2) 4N ] sPW+□o
4o  の水の懸濁液83mjl! (55mg/mA
、4.57g)を添加した。
5時間反応させた後、触媒が懸濁している反応液を遠心
分離およびろ過に付して該触媒を反応液から除去した。
この際、4、l1gの触媒が回収された。触媒を除去し
た後の反応液は、減圧濃縮に付して、析出した沈殿(シ
スエポキシコノ−り酸水素す) IJウム)をろ別し少
量の水で洗浄した。ろ別した沈殿を真空乾燥し、マレイ
ン酸塩および酒石酸塩を含まない純粋なシスエポキシコ
ノ\り酸水素ナトリウムを126g得た。なお、高速液
体クロマトグラフィーによりマレイン酸の反応率を求め
たところ97%であった。
2回目のエポキシ化反応を行うにあたり無水マレイン酸
98g(1mol)、水酸化ナトリウム40g(1mo
l)、過酸化水素水(30wt%)112mjl’ (
1,10mol  )と上記の1回目の操作において分
離回収した触媒4.11gを含む懸濁液7 Qmfと未
使用の12−タングストリン酸トリステトラプロピルア
ンモニウムのtJa液8.4ml!(55mg/me、
0.46 g )を合わせた触媒懸濁液を用いて同様に
反応をおこなった。5時間反応させた後、触媒が懸濁し
ている反応液を遠心分離およびろ過に付して該触媒を反
応液から除去した。この際、4.05 gの触媒が回収
された。触媒を除去した後の反応液は、減圧a縮に付し
て、析出した沈殿(シスエポキシコハク酸水素ナトリウ
ム)をろ別し少量の水で洗浄した。ろ別した沈殿を真空
乾燥し、マレイン酸塩および酒石酸塩を含まない純粋な
シスエポキシコハク酸水素ナトリウムを120g得た。
高速液体クロマトグラフィーによりマレイン酸の反応率
を求めたところ96%であった。
比較例2 実施例1と同一の反応装置を用いて無水マレイン酸98
g(1mol)、水酸化ナトリウム40g(1mol)
とタングステン酸ナトリウム・二水塩5.0gを水45
0mRに溶解し、溶液を60℃に加温した。60℃に加
温したこの水溶液に過酸化水素水112mj! (30
wt%、1.10mol  )を供給した。反応初期に
冷却を行ない、1.5時間反応させた後、25℃に冷却
した。析出したシスエポキシコハク酸水素ナトリウムを
ろ別し、少量の水で沈殿を洗浄した。更にろ液を減圧濃
縮したのち、25℃まで冷却して再び析出したシスエポ
キシコハク酸水素ナトリウムをろ別し、合計120 g
 f4た。ろ液は無水マレイン酸98g(1mol)、
水酸化す) IJウム40g(1mol>を加え全量を
水で400mnにした後に、溶液を60℃に加温した。
60℃に加温したこの水溶液に過酸化水素水112mf
f(30wt%、1. I Qmol  )を供給した
反応初期に冷却を行ない、1.5時間反応を行った。
高速液体クロマトクラフィーによりマレイン酸の反応率
を求めたところ55%であった。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)マレイン酸塩と酸化剤とを一般式 〔R_1R_2R_3R_4N〕_nXY_1_2O_
    4_0(但しR_1、R_2、R_3およびR_4は同
    種又は異種の炭素原子数1〜8個のアルキル基又は水素
    であり、XはP、As又はSiを示し、YはW又はMo
    を示し、nはXがP又はAsのときは3であり、XがS
    iのときは4である)で表わされる触媒の存在下反応さ
    せることを特徴とするシスエポキシコハク酸およびその
    塩の製造方法。
  2. (2)触媒が、触媒を調製した後乾燥させることなくシ
    スエポキシコハク酸およびその塩の製造に使用される特
    許請求の範囲第(1)項記載の方法。
  3. (3)触媒が、反応液から分離回収後乾燥させることな
    くシスエポキシコハク酸およびその塩の製造に使用され
    る特許請求の範囲第(1)項記載の方法。
  4. (4)酸化剤が過酸化水素である特許請求の範囲第(1
    )項記載の方法。
  5. (5)マレイン酸塩と酸化剤とが水性溶媒中に溶解され
    ている特許請求の範囲第(1)項記載の方法。
  6. (6)反応が不均一系で実施される特許請求の範囲第(
    1)項記載の方法。
JP61160187A 1986-07-08 1986-07-08 シスエポキシコハク酸およびその塩の製造方法 Expired - Lifetime JPH089604B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7204194B2 (en) 2002-11-01 2007-04-17 Happy Industrial Corporation Sewing machine

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