JPS63146859A - 新規ジイミドジカルボン酸またはその塩とその製法 - Google Patents

新規ジイミドジカルボン酸またはその塩とその製法

Info

Publication number
JPS63146859A
JPS63146859A JP61268755A JP26875586A JPS63146859A JP S63146859 A JPS63146859 A JP S63146859A JP 61268755 A JP61268755 A JP 61268755A JP 26875586 A JP26875586 A JP 26875586A JP S63146859 A JPS63146859 A JP S63146859A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
salt
compound shown
novel
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP61268755A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuro Takeya
竹矢 哲朗
Tatsuya Tomioka
富岡 達矢
Kenkichi Takahashi
高橋 堅吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idemitsu Kosan Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Kosan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Idemitsu Kosan Co Ltd filed Critical Idemitsu Kosan Co Ltd
Publication of JPS63146859A publication Critical patent/JPS63146859A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Indole Compounds (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はポリエステルイミド等の原料として有用な新規
ジイミドジカルボン酸またはその塩とその製法に関する
〔従来の技術〕
ポリエステルイミドの製造用の原料として、ジイミドジ
カルボン酸が用いられており、例えば、米国特許明細書
第4145351号には次式で表されるものが提案され
ている。
co      c。
ところが、このジイミドジカルボン酸は450℃におい
ても融点を示さず融解性に劣るため、溶融共重合に用い
るには不向きである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、従来のこのような難点を解消し、溶融共重合
に用い得る性質を有する新規なジイミドジカルボン酸ま
たはその塩とその製法を提供しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは前記目的を達成するために鋭意研究を重ね
た結果、前記イミドジカルボン酸にハロゲン基または炭
素数1〜4のアルキル基を導入することにより、融解性
が向上し溶融共重合に用い得ることを見い出し、この知
見に基づいて本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、 式 〔式中、Xはハロゲン原子または炭素数1〜4のアルキ
ル基で、Yは水素またはアルカリ金属である〕 で表されるジイミドジカルボン酸またはその塩とその製
法に関する0本発明のジイミドジカルボン酸は新規な化
合物で、公知のジイミドジカルボン酸に比べ、溶融重合
性がよく、ポリエステルイミド等の原料として有用であ
る。
本発明のジイミドジカルボン酸またはその塩は、例えば
本発明の方法に従い、トリメリット酸無水物と、 ン誘導体〔式中、Xはハロゲン原子または炭素数1〜4
のアルキル基である〕またはその塩、例えば硫酸塩や塩
酸塩を反応させることにより製造することができる。
前記ジアミノベンゼン誘導体としては、特に制限はされ
ないが、原料の入手の容易性から好ましくは、1,4−
ジアミノ−2−クロロベンゼン、1.4−ジアミノ−2
−メチルベンゼン・2塩酸塩が用いられる。
本発明方法においては、1.4−ジアミノベンゼン誘導
体に略2倍モルのトリメリット酸無水物を反応させる。
反応条件は特に制限されないが、温度150℃〜180
℃で、常圧または加圧下で、5〜10時間反応を行う。
溶媒としては、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルム
アミド、ジメチルスルホキシド、N−メチルホルムアミ
ド、N−メチル−2−ピロリドン、スルホラン、N、N
、N’、N’−テトラメチル尿素などの極性溶媒が用い
られる。
反応は好ましくは、窒素、アルゴンなどの不活性ガス気
流中で行うことが望ましい。
このようにして得られたジイミドジカルボン酸をリチウ
ム、カリウム、ナトリウム等のアルカリ金属塩の水溶液
で処理すると目的とする新規ジイミドジカルボン酸のア
ルカリ金属塩が得られる。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明の範囲
はこれら実施例によって限定されるものではない。
実施例1 攪拌装置、還流冷却装置、アルゴンガス吹き込み管を備
えた内容積IIlのフラスコに、トリメリット酸無水物
76.8g(0,4モル)と1.4−ジアミノ−2−ク
ロロベンゼン28.5g(0,2モル)、溶媒として、
ジメチルアセトアミド500n+1を入れ、アルゴンガ
スを吹き込みながら、均一溶液となるまで室温で攪拌し
た。つぎに170℃に昇温して攪拌下に8時間反応を行
った。得られた生成物は31の水中に注入して沈澱物を
濾別回収し、水およびメタノールでそれぞれ洗浄し、淡
赤色の結晶95.2 gを得た。
得られた化合物の融点は390℃であり、270〜39
0℃の範囲において液晶性を示した。
元素分析の結果は以下の通りであった。
(実測値)   (理論値) 炭素      58.6%   58.7%水素  
     2.2%    2.2%酸素      
26.2%   26.1%窒素       5.6
%    5.7%塩素       7.4%   
 7.3%また、この化合物の赤外線吸収スペクトル分
析により、1580cm−’と1490cm−’の位置
にベンゼン環による吸収、1650aa−’の位置にカ
ルボニル基による吸収、1780〜1680cn−’お
よび720a1−’の位置にイミド基による吸収が認め
られた。以上のことから、この化合物は、下記に示す構
造であることが判明した。
HOOCCOCI   COC0OH 実施例2 実施例1における1、4−ジアミノ−2−クロロベンゼ
ンに代えて、1.4−ジアミノ−2−メチルベンゼン・
2塩酸塩 39.0g(0,2モル)を用いたほかは、
実施例1と同様にして、白色の結晶 84.6gを得た
。得られた化合物の融点は410℃であった。元素分析
の結果は以下の通りであった。
(実測値)   (理論値) 炭素      63.9%   63.8%水素  
     2.9%    3.0%酸素      
27.0%   27.2%窒素       6.2
%    6.0%また、この化合物の赤外線吸収スペ
クトル分析により、1580cm−’と1490am−
’の位置にベンゼン環による吸収、1650cm−7の
位置にカルボニル基による吸収、1780〜1680c
m−’および720c111−’の位置にイミド基によ
る吸収が認められた。以上のことから、この化合物は、
下記に示す構造であることが判明した。
参考例1 攪拌装置とアルゴンガス吹き込み管を備えた反応器に、
実施例1で得た1、4−ビス〔(4−カルボキシ)フタ
ルイミドツー2−クロロベンゼン4.91 g (0,
01モル)および4.4′−ビフェノールジアセテー)
2.60 g (0,01モル)とp−アセトキシ安息
香酸9.0g(0,05モル)、ポリエチレンテレフタ
レート7.68g(モノマ一単位で0.04モルを入れ
、アルゴンガス気流下に280℃まで昇温し、1時間保
持し、生成した酢酸を留去した。ついで反応器内を1i
nHgまで減圧とし、280℃で2時間反応をおこない
重合体を得た。
ここで得られた重合体は、p−クロロフェノールを溶媒
とする0、2g/d1濃度の溶液の60℃における還元
粘度〔ηsp/c)が0.65dj!/gであった。ま
た、赤外線吸収スペクトル分析の結果、1580cm−
’と1490am−’の位置にベンゼン環による吸収、
1650aa−’の位置にカルボニル基による吸収、1
240aa−’の位置にエーテル結合による吸収、さら
に1780〜1680aa−1と720cm−’の位置
にイミド基による吸収が認められた。これらのことから
、この重合体は下記の繰り返し単位からなるものと認め
られた。
−+o−cu*cnz−oco@co+  (1)÷o
@co+     (n ) −+ o(X)o+−(I[[) さらにこの重合体は、偏光顕微鏡下、250℃以上で液
晶性を示すことが確認された。
つぎに、この重合体は繊維として優れた性能を示し、内
径1nの紡糸ノズルより300℃において紡糸した糸径
30μmの繊維につき、JIS−L−1069に準拠し
て測定した機械的強度は下記の通りであった。
引張強度  0.46  GPa 引張弾性率 45   GPa 参考例2 参考例1における1、4−ビス〔(4−カルボキシ)フ
タルイミド〕−2−クロロベンゼンに代え、実施例2で
得た1、4−ビス〔(4−カルボキシ)フタルイミド〕
−2−メチルベンゼン 4゜70g(0,01モル)を
用いたほかは、参考例1と同様にして重合体を得た。こ
の重合体の還元粘度(1? sp/c)は0.60dJ
/gであり、赤外線吸収スペクトル分析の結果は、参考
例1と同じであった。この重合体を300℃で紡糸して
得た糸径35μmの繊維を得た。得られた繊維の機械的
強度は下記の通りであった。
引張強度  0.25  GPa 引張弾性率 32   GPa 参考例3 参考例1で用いた1、4−ビス〔(4−カルボキシ)フ
タルイミド〕−2−クロロベンゼンに代え、公知のジイ
ミドジカルボン酸である1、4=ビス〔(4−カルボキ
シ)フタルイミド〕ベンゼンを用いて参考例1と同様の
操作をしたが、280℃においては熔融せず、コモノマ
ーと均一な液相を形成しなかった。そして、得られた生
成物は不均質なものであり、熱可塑性を示さな゛いため
成形困難であった。
〔発明の効果〕
本発明により得られたジイミドジカルボン酸またはその
塩は公知のジイミドジカルボン酸に比べ、溶融重合性に
優れ、ポリエステルイミド等の原料として、その工業的
価値は極めて大である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Xはハロゲン原子または炭素数1〜4のアルキ
    ル基で、Yは水素またはアルカリ金属である〕 で表される新規ジイミドジカルボン酸またはその塩。 2、トリメリット酸無水物と、 ▲数式、化学式、表等があります▼で表される1,4−
    ジアミノベ ンゼン誘導体を反応させることを特徴とする式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Xはハロゲン原子または炭素数1〜4のアルキ
    ル基で、Yは水素またはアルカリ金属である〕 で表される新規ジイミドジカルボン酸またはその塩の製
    法。
JP61268755A 1986-07-07 1986-11-13 新規ジイミドジカルボン酸またはその塩とその製法 Pending JPS63146859A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15796486 1986-07-07
JP61-157964 1986-07-07

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63146859A true JPS63146859A (ja) 1988-06-18

Family

ID=15661293

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61268755A Pending JPS63146859A (ja) 1986-07-07 1986-11-13 新規ジイミドジカルボン酸またはその塩とその製法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63146859A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4129325A1 (de) * 1991-09-04 1993-03-11 Chemie Linz Deutschland Benzophenoniminodiimide und daraus abgeleitete thermostabile polymere
US5453515A (en) * 1991-08-13 1995-09-26 Chemie Linz Gesellschaft M.B.H. Benzophenone iminodiimides and heat-stable polymers derived therefrom

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5453515A (en) * 1991-08-13 1995-09-26 Chemie Linz Gesellschaft M.B.H. Benzophenone iminodiimides and heat-stable polymers derived therefrom
DE4129325A1 (de) * 1991-09-04 1993-03-11 Chemie Linz Deutschland Benzophenoniminodiimide und daraus abgeleitete thermostabile polymere

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU597279B2 (en) A process for the production of a liquid crystalline extendedchain polymer composition
JPH10195194A (ja) 安定したポリイミド前駆体及びその製造方法
CN101531758A (zh) 聚硫醚酰亚胺及其制备方法
KR19980085482A (ko) 액정 배향막용 신규 가용성 폴리이미드 수지
JPH08231719A (ja) ポリ(イミド−アミックエステル)及びその製造方法並びにそれを用いたポリイミド、ポリイミドフィルム、ポリイミドファイバー及びそれらの製造方法
US4749775A (en) Novel polyester polymers
JPS63146859A (ja) 新規ジイミドジカルボン酸またはその塩とその製法
JPS62270623A (ja) ビス(4−アミノフエニル)ピラジンおよびその製法、ならびにポリイミドおよびその製法
US5202410A (en) Polyimides from substituted benzidine
Ueda et al. Synthesis of polyenamines by vinylogous nucleophilic substitution polymerization of 2, 2′‐disubstituted bis (4‐ethoxymethylene‐5‐oxazolone) with diamines
JPH0215084A (ja) 含フツ素ピロメリット酸無水物及びその製造方法
JPS6128526A (ja) 有機溶媒可溶性ポリイミド化合物の製法
JP2524323B2 (ja) 新規ジイミドジカルボン酸とその製造法
JP2509252B2 (ja) 新規共重合体とその製造法
JP2524322B2 (ja) 新規ポリエステルおよびその製造方法
JPH0253825A (ja) 可溶性ポリイミドの製造法およびポリイミド樹脂ワニス
JPH01185324A (ja) 新規共重合体とその製造方法
JPS6357581A (ja) 線状ポリイミド樹脂及びその製造法
JPH01115930A (ja) ポリイミディンイミドコポリマー
JPS63120734A (ja) 可溶性および/または溶融性のポリアミドイミド‐ポリイミド‐ブロツク共重合体およびその製法
JPS6119634A (ja) 有機溶媒可溶性ポリイミド化合物の製法
JPH0413646A (ja) フェニルシクロヘキシルテトラカルボン酸化合物およびその無水物
JPS63174958A (ja) 線状ポリイミド樹脂及びその製造法
JPS63120735A (ja) ポリイミドチオエ−テルの製造方法
JPH0459334B2 (ja)