JPS6314037Y2 - - Google Patents

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JPS6314037Y2
JPS6314037Y2 JP1985139339U JP13933985U JPS6314037Y2 JP S6314037 Y2 JPS6314037 Y2 JP S6314037Y2 JP 1985139339 U JP1985139339 U JP 1985139339U JP 13933985 U JP13933985 U JP 13933985U JP S6314037 Y2 JPS6314037 Y2 JP S6314037Y2
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valve
passage
negative pressure
intake
pressure chamber
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はエンジン構造に関するものである。
一般に、吸気通路に設けられた絞りにより燃焼
室内に供給される混合気の量を調節して出力を制
御するエンジンにおいては、混合気流量の少ない
低速低負荷運転時には燃焼室内に生じる比較的強
力な渦流によつて、燃焼速度が増大し、安定した
燃焼を得、このため、排気ガス中未燃焼成分が低
減するとともに燃費が向上する傾向を有してい
る。しかしながら、上記渦流を得るために吸気ポ
ートを螺旋形状とし、又は吸気弁にシユラウドを
設け若しくは燃焼室内に吸気弁開口部を一部覆う
遮蔽部材を設けた構造によれば、混合気流量の多
い高速高負荷運転時に吸気抵抗を生じ混合気流量
を制限するため、エンジンの最高出力を低下せし
め、燃費を悪化せしめる不具合を生じる。
又、一般に低速低負荷運転時には、燃焼室内に
残留する排気ガスが増大する傾向を有している。
本考案は上記に鑑み提案されたもので、混合気供
給装置とエンジンの燃焼室を連通するとともに第
1吸気弁により開閉される第1吸気通路と第2吸
気弁により開閉される第2吸気通路から成る吸気
通路、上記第2吸気弁を運転状態に応じて開閉し
又は閉位置に保持する弁作動停止機構を有した第
2吸気弁駆動装置、上記第1吸気弁を常時開閉作
動する第1吸気弁駆動装置、エンジンの排気ガス
を排出する排気通路と上記吸気通路を連通する排
気ガス還流通路、上記吸気通路の負圧が供給され
る負圧室と同負圧室の負圧に応動するダイヤフラ
ムと同ダイヤフラムに連結されるとともに上記排
気ガス還流通路に介装された弁体を有した排気ガ
ス還流装置、上記排気ガス還流通路の上記弁体よ
り上流側に設けられたオリフイス、同オリフイス
で検出された圧力が供給される圧力室と同圧力室
の圧力に応動するダイヤフラムと同ダイヤフラム
に連結されるとともに上記負圧室に連通する圧力
通路に設けられて同圧力通路を大気開放する大気
開放弁を有した制御装置、少なくともエンジン回
転速度を検出し所定のエンジン回転速度以上のと
きに上記弁作動停止機構を第2吸気弁駆動状態に
制御する運転状態検出装置、及び上記制御装置に
設けられ吸気通路に介装されたスロツトル弁下流
負圧が第1の絞りと第2の絞りを介して大気開放
されて供給される補助負圧室と同補助負圧室の負
圧に応動するとともに上記制御装置のダイヤフラ
ムに連結された補助ダイヤフラムと上記運転状態
検出装置により上記所定のエンジン回転速度以上
のときに第1の絞りを閉じて第2の絞りのみを介
して補助負圧室を大気開放する補助弁とを有した
補助制御装置を備え、上記第1吸気弁駆動装置に
より第2吸気弁が開閉駆動される範囲において、
スロツトル弁下流負圧が大であるときに制御装置
の大気開放弁を開方向に付勢して排気ガス還流量
を減少作動するよう構成したことを特徴とするエ
ンジン構造を要旨とするものである。
以下本発明の第1実施例を第1図〜第8図に沿
つて説明する。
2はシリンダヘツド4とシリンダブロツク6を
有しピストン8が配設され燃焼室10が形成され
たエンジンである。同燃焼室10には互いに独立
した小径の第1吸気ポート12と大径の第2吸気
ポート14が連通され、それぞれの燃焼室10側
開口は第1吸気弁16と第2吸気弁18とにより
開閉されるよう形成されている。
20は排気弁22を有した排気ポートで、排気
マニホルド24を介して図示しない排気管に連通
され、燃焼室10の排気ガスを排出する。
26は1次通路28と2次通路30を有した気
化器で、1次通路28は吸気マニホルド32の第
1混合気供給通路34を介して第1吸気ポート1
2に連通し、2次通路30は吸気マニホルド32
の第2混合気供給通路36を介して第2吸気ポー
ト14に分岐連通されている。
上記気化器の1次通路28には小ベンチユリ3
8、大ベンチユリ40、スロツトル弁42が設け
られ又、2次通路30にも同様に小ベンチユリ4
4、大ベンチユリ46、スロツトル弁48が設け
られており、1次通路28は小径で小流量の混合
気形成に都合良く、2次通路30は大径で大流量
の混合気形成に都合良く構成され、さらにスロツ
トル弁48は周知の手段によりスロツトル弁42
開作動後に開作動するよう構成されている。
又、両小ベンチユリ38、44及びスロツトル
弁42の上流端縁近傍上下には、周知の手段によ
り燃料又は空気と燃料の混合物が供給されてい
る。52は第1吸気弁16を開閉作動する第1吸
気弁駆動装置で、カム軸54に設けられた第1カ
ム55によりロツカ軸56を中心に揺動される第
1ロツカアーム58を有し、同第1ロツカアーム
58の揺動端60に設けられたアジヤストスクリ
ユウ62によつて、第1吸気弁16の弁棒端64
を押圧し、スプリング66の付勢力に抗して該第
1吸気弁16を開閉作動する。
68は第2吸気弁18を開閉作動する第2吸気
弁駆動装置で、カム軸54に設けられた第2カム
70によりロツカ軸56を中心に揺動される第2
ロツカアーム72を有し、同第2ロツカアーム7
2に設けられた弁作動停止機構76のプランジヤ
78によつて、第2吸気弁18の弁棒端80を押
圧し、スプリング82の付勢力に抗して該第2吸
気弁18を開閉作動し、又は閉位置に保持する。
上記第1吸気弁駆動装置52は、第1吸気弁16
を低速低負荷運転に適したように、弁リフトを小
さく、弁開期間を短かく且つ排気弁22の弁開期
間とのオーバラツプを少なくするように開閉作動
し、これに対し第2吸気弁駆動装置68は第2吸
気弁18を高速高負荷運転に適したように、弁リ
フトを大きく、返開期間を長く且つ排気弁22の
弁開期間とのオーバラツプを大きくするように開
閉作動する。
又、第1吸気ポート12は、低負荷低速運転時
のように混合気流量が少ないときに燃焼室10内
に強力なスワールを生じるように螺旋形に形成さ
れ且つ、燃焼室10の周壁に沿つた接線方向に指
向して形成され、さらには第1吸気弁16が開作
動したときに一方の開口部分を塞ぐように半環状
の突起17が燃焼室10内に形成されている。一
方第2吸気ポート14は大量の混合気を燃焼室1
0内に効率良く供給するように直線的に、且つ、
燃焼室10の中央方向に指向して形成される。
次に弁作動停止機構76を有した第2吸気弁駆
動装置68について第4図〜第6図に沿つて説明
する。
第2ロツカアーム72の一端には第2カム70
に当接するカム当接面84が形成され、他端には
吸気弁18の弁棒端80を押圧するプランジヤ7
8が摺動自在に内設されたシリンダ88が固着さ
れている。プランジヤ78はスプリング90によ
り突出方向に押圧されるとともにシリンダ88に
設けられたストツパ部材92によつてシリンダ8
8内に保持されている。
第2ロツカアーム72内にはロツカ軸56に設
けられた通路94と連通するピストン室96が形
成され、同ピストン室96内に摺動自在に配設さ
れたピストン98、同ピストン98に連結された
ロツド100を介してストツパプレート102を
摺動作動する。ロツド100の先端に形成された
係合部104は、ストツパプレート102の一端
に形成された係合溝106と摺動方向に隙間10
8を存して係合している。ストツパプレート10
2の他端110は2又に形成されており、シリン
ダ88の両側面に形成された開口112,112
に摺動自在に係合し、さらに先端部114は、プ
ランジヤ78の外径よりやや大きい半径で円弧状
に切欠き形成されている。116はピストン98
を図中左方に押圧するスプリングである。
118はピストン98のロツク機構を示し、第
2ロツカアーム72に枢支されたロツクプレート
120、第2ロツカアーム72内に摺動自在に配
設されて一端122がロツカ軸56のカム部12
4に当接し他端126がロツクプレート120の
作動面128に当接するロツクピン130、ロツ
クプレート120をロツクピン130側へ付勢す
るスプリング132を有し、ロツクプレート12
0の作動端134が第2ロツカアーム72の切欠
き溝136を介してピストン室96内に挿入し、
又は離脱するよう形成されている。ピストン98
は、図示右端位置にあるときにロツクプレート1
20の作動端134が係合する係合溝138が設
けられている。140はシリンダ88に設けられ
たストツパプレート102の位置決め用のナツト
である。
上記第2吸気弁駆動装置68の作動について説
明する。
通路94に油圧が作用していないときには、ピ
ストン98はスプリング116の付勢力により第
4図に示すように図中左方へ押圧されており、ス
トツパプレート102は第5図実線位置に保持さ
れる。このため、第2吸気カム70によつて第2
ロツカアーム72が揺動作動された場合、プラン
ジヤ78は第2吸気弁18のスプリング82の付
勢力によつてシリンダ88内に収納されて第2吸
気弁18を開方向に作動せず、閉位置に保持す
る。通路94に油圧が作用し始めると、先ずピス
トン98が図示右方向に押圧されるが、第2ロツ
カアーム72が第4図位置にあつて、ロツカ軸5
6に対して揺動していないときにはロツクプレー
ト120の作動端134がピストン98の端面に
係合し、両ピストン98の摺動を阻止するため、
ストツパプレート102は第5図実線位置に保持
される。このため、第2ロツカアーム72の揺動
によつてプランジヤ78はシリンダ88内に収納
され、第2吸気弁18は閉位置に保持される。
さらに第2ロツカアーム72が揺動されると、
第6図二点鎖線に示すようにロツクピン130が
ロツカ軸56のカム部124によつて押圧され、
第6図二点鎖線で示すようにロツクプレート12
0の作動端134を第2ロツカアーム72の切欠
き溝136に沿つて揺動し、ピストン98から離
脱するため、ピストン98はピストン室96の油
圧によつて図中右方向へ移動する。
さらに、第2ロツカアーム72が第2吸気弁1
8押圧状態から離脱状態となると、プランジヤ7
8はスプリング90の付勢力によつてシリンダ8
8から突出し、このためストツパプレート102
はピストン98に押圧されて図中右方向へ移動さ
れ、プランジヤ78の上端に係合して同プランジ
ヤ78のシリンダ88内への収納を阻止し、同時
にピストン98は、係合溝138にロツクプレー
ト120の作動端134が係合してピストン98
の移動も阻止される。このため、第2ロツカアー
ム72はカム軸54の第2カム70によつて揺動
されると、プランジヤ78を介して第2吸気弁1
8を開閉作動する。
上述の作動によつて、第2吸気弁駆動装置68
は第2吸気弁18を開閉作動し、又は閉位置に保
持する。
排気弁駆動装置142は排気弁ロツカ軸144
に枢支されたロツカアーム146が、カム軸54
に設けられた排気カム148によつて揺動される
ことにより、排気弁22を開閉制御するものであ
る。150は上記ロツカアーム146の揺動端1
52に設けられたアジヤストスクリユウである。
上記排気弁駆動装置142はカム軸54の回転
により常時排気弁22を開閉駆動する。
150は上記第2吸気弁駆動装置68の作動装
置で、ロツカ軸56に油圧を供給制御するもの
で、ハウジング152内に嵌装されたバルブ15
4、同バルブ154の摺動によつて連通制御され
る油圧孔156、大気孔158、及び供給孔16
0を有している。油圧孔156は油圧源である潤
滑油の供給ポンプ162に連通し、大気孔158
は大気開放され、すなわちエンジン2の図示しな
いオイルパンに連通し、供給孔160はロツカ軸
56に形成された通路94に連通する。
バルブ154はロツド164を介してソレノイ
ド166に付勢される駆動部材168に連結さ
れ、スプリング170によつて供給孔160を大
気孔158と連通するように付勢されている。
上記作動装置150のソレノイド166はエン
ジンの運転状態に応動する運転状態検出装置17
2によつて制御される。同制御装置172は、電
源174に接続されており、エンジン回転速度が
2000rpm以上で閉となり、又、エンジン回転速度
が2000rpm以下で開となるよう形成されている。
上記運転状態検出装置172によれば、エンジン
回転速度が2000rpm以下のとき電流をソレノイド
166に供給せず、従つて潤滑油の供給ポンプ1
62の油圧はロツカ軸56の通路94に供給され
ないため、第2吸気弁駆動装置68は第2ロツカ
アーム72の揺動にも拘らずプランジヤ78がシ
リンダ88内に収納されることにより第2吸気弁
18は開閉作動されることなく閉位置に保持され
る。
又、エンジン回転速度が2000rpm以上のときに
は、電流をソレノイド166に供給し、従つて潤
滑油の供給ポンプ162の油圧はロツカ軸56の
通路94に供給されるため、第2吸気弁駆動装置
68は第2吸気弁18を開閉作動する。
次に、第3図に沿つて上記エンジン2の気化器
26に設けられた排気ガスの還流量制御装置を含
む排気ガス浄化装置180について説明する。1
82は吸気マニホルド32に設けられて第1混合
気供給通路34に連通する流体通路184が形成
されるとともに、排気ガスの還流量制御装置18
6と空気量制御装置188が一体的に設けられた
流体制御装置190の本体で、吸気マニホルド3
2に固着されている。上記流体通路184は2叉
に分岐し、一方は吸気マニホルド32内及びシリ
ンダブロツクを介し、又は独立した配管等を介し
て排気ガス還流通路192を形成し、他方は大気
に開放した空気投入通路194を形成する。19
6は上記排気ガス還流通路192に配設された還
流量コントロール弁で、上記還流量制御装置18
6により開閉制御され、同還流量制御装置186
は、1次通路28のスロツトル弁42全閉位置の
やや上流に開口198を有した連通路200を介
し負圧が供給される負圧室202と、同負圧室2
02に設けられたスプリング204と、上記負圧
室202の負圧とスプリング204の付勢力に応
じて作動するとともに上記還流量コントロール弁
196が固着されたダイヤフラム206とを有
し、該ダイヤフラム206は負圧室202と開口
208を介して大気に開放された大気開放室21
0とを限界している。212は上記排気ガス還流
通路192の還流量コントロール弁196の上流
に設けられたオリフイスで、上記本体182に圧
入され、又は本体182と一体に鋳込まれ、さら
に又は螺合されて上記排気ガス還流通路192の
一部を形成している。216は上記オリフイス2
12の下流側に形成された圧力検出孔である。
上記空気量制御装置188は上記1次通路28
のスロツトル弁42全閉位置のやや上流に開口2
18を有した連通路220を介し負圧が供給され
る負圧室222と、同負圧室222に設けられた
スプリング224と、上記負圧室222の負圧と
上記スプリング224の付勢力に応じて作動する
とともに空気量コントロール弁226が固着され
たダイヤフラム228とを有し、該ダイヤフラム
228は負圧室222と開口230を介して大気
に開放された大気開放室232とを限界してい
る。234は上記空気投入通路194のエアフイ
ルタ236と空気量コントロール弁226との間
に介装されたオリフイスで、上記本体182に圧
入され、又は本体182と一体に鋳込まれ、さら
に又は螺合されて上記空気投入通路194の一部
を形成している。239は上記オリフイス234
の下流側に設けられた圧力検出孔である。
240は制御装置で、エンジン2の振動から隔
離されて車体等に固着されており図示下側から第
1圧力室242、補助負圧室246、第2圧力室
248大気開放室250を有し、上記第1圧力室
242と補助負圧室246は第1ダイヤフラム2
52により限界され、補助負圧室246と第2圧
力室248は補助ダイヤフラム254により限界
され、第2圧力室248と大気開放室250は第
2ダイヤフラム256により限界されており、上
記第1ダイヤフラム252、補助ダイヤフラム2
54、第2ダイヤフラム256は実質的に一体の
ロツド258に固着され、同ロツド258にはバ
ルブ260が設けられている。
上記第1圧力室242は連通路262を介して
排気ガス還流通路192に設けられたオリフイス
212の圧力検出孔216に連通している。補助
負圧室246は、連通路264を介して吸気マニ
ホルド32の第1混合気供給通路34に連通され
るとともに、補助制御手段266を介して大気開
放され補助制御装置268を構成する。上記第2
圧力室248は、連通路270を介して上記空気
投入通路194のオリフイス234の下流側に形
成された圧力検出孔239に連通している。上記
大気開放室250に開口272を有した連通路2
74は逆止弁装置276を介して連通路200に
連通し、又、逆止弁装置278を介して連通路2
20に連通している。
上記補助制御装置268を形成する補助制御手
段266は、ハウジング280、同ハウジング2
80内に配設された弁体282、同弁体282を
付勢するスプリング284及びソレノイド28
6、ハウジング280内に形成されるとともに補
助負圧室246に連通する大気開放室281、同
大気開放室281を大気開放する第1のオリフイ
ス288及び第2のオリフイス290を備え、弁
体266がスプリング284により図中右方に押
圧されているときに、補助負圧室246を第1の
オリフイス288及び第2のオリフイス290を
介して大気開放し、弁体282がソレノイド28
6により図中左方に押圧されているときには補助
負圧室246を第1のオリフイス288のみを介
して大気開放する。
上記ソレノイド286は上述の運転状態検出装
置172により弁作動停止機構76と同期して作
動される。
300は切換弁装置で、1次通路28のスロツ
トル弁42の全閉位置やや上流に開口302を有
した連通路304を介して負圧が供給される負圧
室306、同負圧室306に配設されたスプリン
グ308、上記負圧室306の負圧で作動される
ダイヤフラム310、同ダイヤフラム310に固
着されたロツド312を介して作動されるバルブ
314を有している。上記バルブ314は上記還
流量制御装置186の負圧室202に連通する連
通路200の分岐通路316と、上記空気量制御
装置188の負圧室222に連通する連通路22
0の分岐通路318とを切換えて一方のみを大気
開放通路320、エアフイルタ322を介して大
気に開放せしめるもので、スプリング324によ
り上記分岐通路316を大気開放通路320に連
通するように形成されている。326は上記連通
路304に設けられたオリフイス、328は上記
バルブ314の分岐通路316側に形成された環
状突起。330は上記バルブ314の分岐通路3
18側に形成された環状突起である。
上記構成による切換弁装置300は次の通り作
動する。切換弁装置300の負圧室306にオリ
フイス326を介して供給される負圧が小さい
時、上記ダイヤフラム310はスプリング308
の付勢力により図示の如く下方へ押圧され、ロツ
ド312を介してバルブ314を下方へ押圧し、
同バルブ314の環状突起328が図示の如く分
岐通路316を閉塞し、分岐通路318は大気開
放通路320に連通される。上記負圧室306の
負圧が大きい時、上記ダイヤフラム310はスプ
リング308の付勢力に抗して図示上方へ移動さ
れ、ロツド312が上方へ移動されるのでバルブ
314はスプリング324の付勢力により環状突
起330が分岐通路318を閉塞し、分岐通路3
16は大気開放通路320に連通される。このた
め、上記切換弁装置300によれば、上記負圧室
306の負圧によつて上記両分岐通路316及び
318の一方のみを大気に開放し、他方は閉塞す
るので、上記還流量制御装置186の負圧室20
2と空気量制御装置188の負圧室222との一
方のみを大気開放し他方は負圧が供給されるた
め、還流量コントロール弁と空気量コントロール
弁226の一方のみが排気ガス還流通路192を
開放し、又は空気投入通路194を開放する。こ
のため、上記第1混合気供給装置34に連通する
流体通路184には排気ガスが供給され、又は空
気が投入されるように制御される。
次に制御装置240の作動について以下説明す
る。
上記切換弁装置300によつて、空気量制御装
置188の負圧室222にのみ1次通路28の負
圧が供給され、還流量制御装置188の負圧室2
22は大気に開放されている場合には、上記還流
量コントロール弁196は排気ガス還流通路19
2を閉じ、空気量コントロール弁226は空気投
入通路194を開放して上記第1混合気供給通路
34には空気が投入される。
ここで、第1ダイヤフラム252の有効面積を
A1、補助ダイヤフラム254の有効面積をA2
第2ダイヤフラム256の有効面積をA3とし、
排気ガス圧力をPe、大気圧力をPa、第1混合気
供給通路34の圧力をPm、空気投入通路194
に設けられたオリフイス234の圧力検出孔23
9圧力をPvとする。上記A1〜A3は、A3>A2
A1の関係に設定されている。又、上記スロツト
ル弁42が所定開度開いており、開口218に発
生する負圧は、空気量制御装置188の負圧室2
22に供給されて空気量コントロール弁226を
全開作動するのに充分な負圧であるとする。
上記制御装置240のロツド258及びバルブ
260に作用する図中上向きの力Fは、 F=(Pe−Pm)A1+(Pm−Pv)A2 +(Pv−Pa)A3 ……(1) である。同(1)式はバルブ260が開口272を閉
塞し、又は大気開放する作用力を示しており、 F>0 ……(2) すなわち Pv>−A1/A3−A2Pe−A2−A1/A3−A2Pm −A3/A3−A2Pa ……(3) のときバルブ260は開口272を閉塞し、 Pv<−A1/A3−A2Pe−A2−A1/A3−A2Pm −A3/A3−A2Pa ……(4) のとき、バルブ260は開口272を大気開放す
ることにより、 Pv=−A1/A3−A2Pe−A2−A1/A3−A2Pm −A3/A3−A2Pa ……(5) となるよう制御される。
上記(5)式のようにPvが制御されているとき、
空気投入通路194を通過する空気流量Qaは、
上記オリフイス234の上流の圧力すなわち大気
圧Paと、オリフイス234下流の圧力検出孔2
39の圧力Pvとから、定数K1を用いて Qa=K1√− ……(6) で表わされる。
ここで、第1混合気供給通路34を通過する吸
気流量Q1は、実質的に排気ガス流量QGと比例し、
且つ排気ガス流量QGは排気ガス圧力Peと大気圧
Paとの差圧の平方根に比例するので、定数K2
用いて Q1∝QG=K2√− ……(7) である。
ここで上記、(5)、(6)及び(7)式より、Pm=0,
Pa=0(すなわち大気圧)を導入し、定数K3を用
いると、 となり、すなわち、空気流量Qaの吸気流量Q1
対する比率Rは一定となる。
上記(5)、(6)式において、PmにPm1及びPm2(但
し、Pm2<Pm1<0)を代入すると、 であり、且つ、 Qa2<Qa1<Qa ……(11) の関係となる。すなわち、(9)〜(11)式は、制御装置
240の補助負圧室246に、第1混合気供給通
路34の圧力Pmが補助制御手段266により制
御されてPm1、Pm2として供給されることによ
り、空気量制御装置188により供給される空気
量が変化することを示している。第7図に沿つて
Qa,Qa1,Qa2について説明すると、実線はPm
=0のときの空気流量率、破線はPm=Pm1のと
きの空気流量率、二点鎖線はPm=Pm2のときの
空気流量率を示しており、補助負圧室246に供
給される負圧が大であるときには空気流量率Rは
低下することを示している。
次に、上記切換弁装置300によつて、空気量
制御装置188の負圧室222が大気開放され、
還流量制御装置186の負圧室202にのみ1次
通路28の負圧が供給される場合には、空気量コ
ントロール弁226は空気投入通路194を閉
じ、還流量コントロール弁196は排気ガス還流
通路192を開放する。このときには、上記圧力
検出孔239には空気投入通路194を通過する
空気流量が0であるため大気圧Paが発生してお
り、上記圧力検出孔216には排気ガスの通過に
伴う圧力Pv′が発生している。
上記制御装置240における上記ロツド258
及びバルブ260に作用する図中上向きの力F1
は F′=(Pv′−Pm)A1+(Pm−Pa)A2 +(Pa−Pa)A3=(Pv′−Pm)A1 +(Pm−Pa)A2 ……(12) である。同(12)式はバルブ260が開口272を閉
塞し、又は大気開放する作用力を示しており、 F1>0 ……(13) のときバルブ260は開口272を閉塞し、 F′<0 ……(14) のときバルブ260は開口272を大気開放する
もので、 Pv′=−A2−A1/A1Pm+A2/A1Pa ……(15) となるように制御されている。
同(15)式のようにPv′が制御されていると
き、オリフイス212を通過する排気ガスの還流
量Qgは、オリフイス212の上流の圧力が排気
ガス圧力Peであるから、定数K4を用いて Qg=K4√−′ …(16) で表わされる。
ここで上記(15)、(16)及び(7)式より、Pm=
0、Pa=0(すなわち大気圧)を導入すると、 Qg=K4√∝Q1 ……(17) となり、すなわち排気ガスの還流量Qgの吸気流
量Q1に対する比率R1は一定となる。
上記(15)、(16)式において、上記(9)、(10)式同
様にPm1=Pm1及びPm2(Pm2<Pm1<0)を代
入すると、 であり、且つ Qg2<Qg1<Qg ……(20) の関係となる。すなわち、(18)〜(20)式は制
御装置240の補助負圧室246に、第1混合気
供給通路34の圧力Pmが補助制御手段266に
より制御されてPm1、Pm2として供給されること
により、還流量制御装置186により供給される
排気ガスの還流量が変化することを示している。
第8図に沿つてQg、Qg1、Qg2について説明する
と、実線はPm=0のときの還流量率、破線は
Pm=Pm1のときの還流量率、二点鎖線はPm=
Pm2のときの還流量率を示しており、補助負圧室
246に供給される負圧が大であるときには還流
量率R1は低下することを示している。
又、上記連通路274と連通路200に設けら
れた逆止弁装置276は、上記切換弁装置300
のバルブ314が分岐通路318を閉塞して分岐
通路316を大気開放している時、すなわち還流
量制御装置186の負圧室202を大気開放して
いる時に、上記空気量制御装置188の負圧室2
22に供給される負圧が連通路200、連通路2
74、連通路220を介して負圧室222に伝達
されて大気開放され上記空気量制御装置188の
作動を停止してしまうのを防止するもので、又、
逆止弁装置278は空気量制御装置188の負圧
室222が切換弁装置300により大気開放され
ている時に上記還流量制御装置186の負圧室2
02に供給されている負圧が各連通路を介して伝
達され、還流量制御装置186の作動を停止して
しまうのを防止するものである。
上記実施例の全体的な作動について以下説明す
る。
先ず、エンジン回転速度が2000rpm以下のとき
には、運転状態検出装置172は、作動装置15
0のソレノイド166に電流を供給せず、従つ
て、第2吸気弁駆動装置68に油圧が供給されな
いため、第2吸気弁18は閉位置に保持される。
このとき、第1吸気弁16は第1吸気弁駆動装
置52によつて常時開閉されている。
従つて、低速運転時には、燃焼室10に第1吸
気弁16により開閉される第1吸気ポート12の
みを介して混合気が供給され、且つ第1吸気ポー
ト12形状により強力な渦流を伴つて供給され
る。
又、運転状態検出装置172は補助制御手段2
66のソレノイド286に電流を供給せず、弁体
282はスプリング284に押圧され、補助負圧
室246を第1のオリフイス288及び第2のオ
リフイス290を介して大気開放し、同補助負圧
室246に供給される第1混合気供給通路34の
圧力PmをPm1に低下せしめる。
このため、還流量制御装置186により供給さ
れる排気ガスの還流量率R′、又は空気量制御装
置188により供給される空気の流量率Rは、上
記圧力Pmの減少により、すなわち低負荷運転時
に減少され、上記燃焼室10に残留排気ガスとの
和が、略一定の率となるように作動する。
従つて、エンジン回転速度が2000rpm以下の運
転状態においては、第1吸気ポート12のみを介
して強力な渦流を伴つて供給される混合気によ
り、燃費出力が向上するとともに、特に低負荷運
転時に燃焼室10内に残留する排気ガスが増大す
る傾向にあわせて、排気ガスの還流量制御装置1
86により供給される排気ガス量を低負荷時に減
少するように制御するため、負荷の大小に拘らず
略一定の排気ガス、又は排気ガスと空気との混合
物が燃焼室10内に存在し、NOxを有効に低減
し、且つドライバビリテイの悪化を防止する効果
を奏する。
次に、エンジン回転速度が2000rpm以上のとき
には、運転状態検出装置172は、作動装置15
0のソレノイド166に電流を供給し、従つて第
2吸気弁駆動装置68に油圧が供給されて第2吸
気弁18はカム軸54の回転により開閉駆動され
る。従つて、燃焼室10には第1吸気弁16によ
り開閉される第1吸気ポート12及び、第2吸気
弁18により開閉される第2吸気ポート14を介
し大量の混合気が供給される。
又、運転状態検出装置172は、補助制御手段
266のソレノイド286に電流を供給し、弁体
282はスプリング284の付勢力に抗して作動
され、補助負圧室246を第1のオリフイス28
8のみを介して大気開放し、同補助負圧室246
に供給される第1混合気供給通路34の圧力Pm
をPm2に低下せしめる。
このため、弁開期間が大である上記第2吸気弁
18の開閉駆動により、低負荷運転時に第1吸気
弁16のみが開閉駆動されているときより、残留
排気ガスが増大する傾向があるが、該傾向に合わ
せて、還流量制御装置186により供給される排
気ガス量をより減少するように制御するため、負
荷の大小に拘らず略一定の排気ガス、又は排気ガ
スと空気の混合物が燃焼室10内に存在し、
NOxを有効に低減し且つドライバビリテイの悪
化を防止する効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す概略説明図、
第2図は第1図の燃焼室部分拡大図、第3図は第
1図の−断面説明図、第4図は第2吸気弁駆
動装置の概略説明図、第5図は第4図の矢視説
明図、第6図は第4図の−断面説明図、第7
図は空気量率特性図、第8図は排気ガスの還流量
率特性図である。 2……エンジン、10……燃焼室、12……第
1吸気ポート、14……第2吸気ポート、16…
…第1吸気弁、18……第2吸気弁、52……第
1吸気弁駆動装置、68……第2吸気弁駆動装
置、76……弁作動停止機構、150……作動装
置、172……運転状態検出装置、180……排
気ガス浄化装置、186……還流量制御装置、1
92……排気ガス還流通路、212……オリフイ
ス、240……制御装置、266……補助制御手
段、268……補助制御装置、300……切換弁
装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 混合気供給装置とエンジンの燃焼室を連通する
    とともに第1吸気弁により開閉される第1吸気通
    路と第2吸気弁により開閉される第2吸気通路か
    ら成る吸気通路、上記第2吸気弁を運転状態に応
    じて開閉し又は閉位置に保持する弁作動停止機構
    を有した第2吸気弁駆動装置、上記第1吸気弁を
    常時開閉作動する第1吸気弁駆動装置、エンジン
    の排気ガスを排出する排気通路と上記吸気通路を
    連通する排気ガス還流通路、上記吸気通路の負圧
    が供給される負圧室と同負圧室の負圧に応動する
    ダイヤフラムと同ダイヤフラムに連結されるとと
    もに上記排気ガス還流通路に介装された弁体を有
    した排気ガス還流装置、上記排気ガス還流通路の
    上記弁体より上流側に設けられたオリフイス、同
    オリフイスで検出された圧力が供給される圧力室
    と同圧力室の圧力に応動するダイヤフラムと同ダ
    イヤフラムに連結されるとともに上記負圧室に連
    通する圧力通路に設けられて同圧力通路を大気開
    放する大気開放弁を有した制御装置、少なくとも
    エンジン回転速度を検出し所定のエンジン回転速
    度以上のときに上記弁作動停止機構を第2吸気弁
    駆動状態に制御する運転状態検出装置、及び上記
    制御装置に設けられ吸気通路に介装されたスロツ
    トル弁下流負圧が第1の絞りと第2の絞りを介し
    て大気開放されて供給される補助負圧室と同補助
    負圧室の負圧に応動するとともに上記制御装置の
    ダイヤフラムに連結された補助ダイヤフラムと上
    記運転状態検出装置により上記所定のエンジン回
    転速度以上のときに第1の絞りを閉じて第2の絞
    りのみを介して補助負圧室を大気開放する補助弁
    とを有した補助制御装置を備え、上記第2吸気弁
    駆動装置により第2吸気弁が開閉駆動される範囲
    において、スロツトル弁下流負圧が大であるとき
    に制御装置の大気開放弁を開方向に付勢して排気
    ガス還流量を減少作動するよう構成したことを特
    徴とするエンジン構造。
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