JPS63137974A - 固形ジンクリツチペイント - Google Patents

固形ジンクリツチペイント

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JPS63137974A
JPS63137974A JP28392786A JP28392786A JPS63137974A JP S63137974 A JPS63137974 A JP S63137974A JP 28392786 A JP28392786 A JP 28392786A JP 28392786 A JP28392786 A JP 28392786A JP S63137974 A JPS63137974 A JP S63137974A
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Japan
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wax
paint
zinc
fusing
zinc powder
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JP28392786A
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Takashi Ishizuki
石月 孝志
Yuichi Tanabe
祐一 田辺
Takashige Suzuki
鈴木 孝成
Yoshiyuki Nishikata
西形 嘉之
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Dai Nippon Toryo KK
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Dai Nippon Toryo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、固形ジンクリッチペイントに関するものであ
る。
さらに詳しくは、特に溶断、溶接等が施された鋼板ある
いは鋼管等の温度が上昇した部分に対して、有効な防錆
処理を施すための固形ジンクリッチペイントに係る。
(従来の技術) 従来、鉄に対し電気化学的な作用により優れた防錆効果
を発揮する亜鉛粉末塗料、いわゆるジンクリッチペイン
ト(以下ZRPと略記する)が知られており、かつ広く
使用されている。
例えば、合成樹脂を展色剤とし、亜鉛粉末を約60〜9
0重量%含有する有機溶剤希釈型ZRP。
前記有機溶剤を、水と高沸点溶剤で置換した水系ZRP
、溶剤類を全く使用しない無溶剤ZRPあるいは粉体Z
RP等が知られている。
これらのZRPが塗布される被塗物としては、鋼板や鋼
管類が挙げられる。
ところで最近、このような被塗物は、あらかじめ工場内
でもって塗装され、加工された後、搬出されることが多
くなっている。さらに具体的には、工場内において、一
定速度で自動的に被塗物が移動する加工ラインの一部に
、塗装工程が組込まれているのが一般的である。
しかして、被塗物を全面塗装する場合、塗膜の乾燥を早
めるhめ、素地調整後、被塗物の湯浴又は他の熱源によ
り60℃以上に加熱してからZRPをエアレス又はエア
ースプレー塗装している。又、部分的な補修塗装として
は、被塗物を溶接又は溶断加工後、素地調整を施し、溶
接、溶断箇所がまだ熱いうちに(通常60〜250℃)
、刷毛又はローラー等により部分的な補修塗装を施すの
が一般的である。
しかしながら、前述の有機溶剤希釈型ZRPは、塗装時
に多量の有機溶剤蒸気が発生し、防火上及び人体に対す
る安全衛生上好ましくない。
又、水系ZRPの場合は、被塗物温度が100℃以上に
なると水分が沸騰し、塗膜が巣孔状になり、そのため実
用に供し得ない状態になることが屡々である。
更に無溶剤型ZRPでは、作業時間(可使時間)が制約
されたり、刷毛が短時間で使用不能になったり、あるい
は塗装機器類の洗浄に有機溶剤が必要であるため、前記
有機溶剤希釈型ZRPの問題点を避けられない等の欠点
がある。
加うるに粉体ZRPに於ては、被塗物の大きさにおのず
から制限があること、ならびに設備コストが高いこと、
生産性が低いこと、部分的な補修塗装が困難であること
等の各種問題点のあることが、さけられなかった。
(発明の目的) 本発明は、消防法や労働安全衛生法上の規制を受けるこ
とがなく、かつ特別な塗装機器や塗装設備を必要とする
ことがなく、しかも塗装時において周辺の汚れ等がなく
、加えて極めて簡単に塗装可能な、固形ジンクリッチペ
イントを提供しようとするものである。
更に、本発明は特に熱を保有している部分の補修塗装に
好適な、固形ジンクリッチペイントを提供しようとする
ものである。
即ち、本発明は、 融点60〜160℃のワックス類と、亜鉛粉末とを溶融
混合して得られたものであり、かつ前記亜鉛粉末が全組
成物中に50〜90重量%含有されてなる固形ジンクリ
ッチペイントに関する。
(問題点を解決するための手段) 本発明のZRPに使用されるワックス類としては、常温
で固形であり、かつ融点60〜160℃のものが用いら
れる。例えば、動物、植物等から得られるミツロウ、カ
ルナウバワックス、シェラツクロウ等の天然ワックス’
 Cl88311〜C32866のパラフィンワックス
、Cs4Hto−C43Heθのマイクロクリスタリン
ワックス、C76〜CSX のパラフィン系及びオレフ
ィン系炭化水素の混合物等の石油系ワックス:セレシン
ワックス、オシケライト等の鉱物ワックス:ポリエチレ
ンワックス、塩素化パラフィンワックス、ポリプロピレ
ンワックス等の合成ワックス等が挙げられる。
本発明においては、特に次の観点、すなわち製造上、取
扱い上、塗装作業性上ならびに塗膜性能面の観点から、
パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス等
の石油系ワックス及びポリエチレンワックス、ポリプロ
ピレンワックス等の合成ワックスの使用が特に好ましい
前記ワックス類は、一種もしくは二種以上を混合して使
用することも可能である。
尚、前記ワックス類の重量平均分子量は、約300〜4
0.000程度のものが好ましい。
次に、本発明に使用される亜鉛粉末としては、従来一般
のZRPに使用されている微粒子状の亜鉛粉末が好適に
使用される。その他に、約200メツシユフルイ通過程
度の大きさのものも使用可能である。
本発明においてはこれらの亜鉛粉末を固形ジンクリッチ
ペイント組成物中50〜90重量%の割合で使用する。
前記範囲において、亜鉛粉末が50重量%に満だない場
合には、鉄に対する有効な防錆効果を発揮し難い。一方
面鉛粉末の量が90重量%をこえる場合には、平滑な塗
面が得難くなり、したがっていずれの場合も好ましくな
い。
本発明の固形ジンクリッチペイント組成物には、さらに
通常ZRP用として使用されているアルミニウム粉末、
着色顔料、体質顔料、其の他の添加剤等を、本発明の目
的を損なわない程度に添加、混合することができる。
尚、本発明の固形ジンクリッチペイントの製法は、例え
ば前記ワックス類を、まずその融点以上に加熱溶融せし
めた後、亜鉛粉末及び必要により其の他の成分を混合し
て作る。ついで、必要により円柱形、直方体、その他種
々の形状をなした型枠中に流し込み成型し、ひき続いて
冷却することにより汎用性に富むものを得ることが出来
る。
前記成型体の形状としては、例えば第1図に示した如き
円柱状、直方体状のものがその具体例として挙げられる
。それらの固形ジンクリッチペイント2は、容器(例え
ばプラスチック製)1中に入れられ、かつダイヤル3に
よって上下させて使用すると、より一層、簡便かつ効果
的である。
(発明の効果) かくして得られた、本発明の固形ジンクリッチペイント
によって達成される効果を列挙すれば次の通りである。
(1)有機溶剤を全く含まないために、人体に対する安
全衛生、ならびに防火上の観点から極めて安全である。
(2)複雑な塗装装置、機具類を全く必要とせず、それ
故、非常に手軽に塗装できる。かつ周辺への汚れもない
(3)溶接、溶断後のまだ熱い部分に、補修塗装する場
合には、エネルギーの有効利用ができる。
(4)可使時間もなく、又短かくなったものには新しい
ものを融着すれば無駄なく使用でき、したがって優れた
防錆塗膜を形成できる。
以下本発明の詳細を実施例により説明する。
「部」又は「%」は「重量部」又は「重量%」を示す。
実施例1 融点65℃、重量平均分子量約300〜500のパラフ
ィンワックス〔日本石油■製140°パラフィンワック
ス〕 120部を金属容器中で融点以上に加熱して溶融
し、これに平均粒子径4μmの亜鉛粉末180部を加え
て均一になるまで混合した。
これを予め用意したプラスチック容器内に流し込み、徐
冷し、固形のジンクリッチペイントを得た。
実施例2〜7 前記実施例1と同様にして、第1表に示す配合により本
発明の固形ジンクリッチペイントを得た。
比較例1 フェノキシ樹脂         14.0部亜鉛粉末
(実施例1と同一)    85.0溶     剤 
                 47.0147、
0 ディスパーにより亜鉛末を除く成分を十分混合した後、
亜鉛末を加え練合し、加熱残分68%、亜鉛末含有量8
5%のジンクリッチペイントを得た。
比較例2 水溶性樹脂〔東亜合成化学工業a@製: 14.7部ア
ロロン5:不揮発分40%〕 ブチルセロソルブ           2.3蒸  
留  水                   12
.9増  粘  剤                
    0.1亜鉛末(実施例1と同一)      
70.0申 前記配合により、加熱残分76%、加熱残分中の亜鉛末
含有量92%のジンクリッチペイントを得比較実験 前記実施例1〜7及び比較例1〜2で得られてジンクリ
ッチペイントにつき以下の如き比較実験を行ない、その
結果を第2表に示した。
(1)塗装塗装性試験 200X100X5II1mの軟鋼板電気サングー処理
し、乾燥炉内で所定の温度に加熱した後取出し、ついで
該軟鋼板の下面に実施例の塗料は直接塗布し、又比較例
の塗料は刷毛で各々30〜40μmになるよう塗装した
。この時の臭気、塗料のタレ性及び塗料の可使時間を調
べた。
(2)塗膜の表面状態比較試験 前記(1)と同様にして作成した試験板の表面状態を目
視により評価した。
(3)屋外曝露試験 前記(2)で得られた試験板を屋外に水平に放置し、6
ケ月の錆の発生状況を調べた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の固形ジンクリッチペイントを簡便な容
器に充填した例を示すものである。 1・・・容器、 2・・・固形ジンクリッチペイント、 310.ハンドル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 融点60〜160℃のワックス類と、亜鉛粉末とを溶融
    混合してなり、かつ前記亜鉛粉末が組成物中に50〜9
    0重量%含有されている固形ジンクリッチペイント。
JP28392786A 1986-11-28 1986-11-28 固形ジンクリツチペイント Granted JPS63137974A (ja)

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JP28392786A JPS63137974A (ja) 1986-11-28 1986-11-28 固形ジンクリツチペイント

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JPH0123504B2 JPH0123504B2 (ja) 1989-05-02

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JP2006273972A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Furukawa Sky Kk 耐ビルドアップ性に優れた成形用アルミニウム塗装板
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JP2016069079A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 株式会社シーテック 塗装具、及び鉄塔の一部を塗装する塗装方法

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