JPS63135673A - 過流防止弁付取出弁 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 １産業上の利用分野」 本発明は、例えば、玉形の収出弁に於ける流体の大量放
出を防止する過流防止弁付取出弁に関する９ 「徒宋の技術」 従来より、有毒性、爆発性等の流体は人命にかかわる大
事故につながるため、流体が漏れて大量放出されるのを
防Ｉトするために、拙々の過流防止弁がバルブに付設さ
れていた。これをＬＰガス自動車の容器用の取出弁の一
従来例を第１３図を用いて説明する。

１１２は弁座に蓋をする玉形形式の専用の取出弁、１１
３は、内通する流路１１１ａを有するケース１１１の一
端に溝の均圧穴１１１ｄを設けると共に、該ケース１１
１に摺動自在に嵌入した座付き棒状の弁体１０７に、該
均圧穴１１１ｄのある面を小隙間の開弁状態に、圧縮コ
イルばねである付勢手段１０９を介在させてプレート１
０７ｃを固着した、過流防止弁である。そして、取出弁
１１２の導入路１０１ａ口にケース１１１の他端を螺着
している。従って、取出口路の破損等により所定以上の
大流量のＬＰガスが流出すると、弁内は減圧してプレー
ト１０７０部の小隙間で差圧が発生し、付勢手段１０９
の付勢力に逆らって流体に押上げられた該プレート１０
７Ｃは弁閉止作動する。そして、ハンドル１０６の回動
により弁閉止すると、プレート１０７Ｃの両側は均圧穴
１１１ｄにより均圧化し、短時間のうちに弁開状態に復
帰する。なお弁閏止作動時にも、ＬＰガスは均圧穴１１
１ｄより少量ずつの流出を続ける。

次に、主に外国で使用されるＬＰガス容容器用軸別の一
従来例を第１４図を用いて説明する。

玉形形式のアングル弁の弁ＭＩＯＩの導出路１０１ｂと
連通ずる導入路１０１ａ口に、一端に接続用ネジと、他
端に均圧穴１１３ｂを有して開１別自在に斜垂する舌状
の弁板１１３ａとと設けた、ゴム製である弾性筒状体の
過流防止弁１１３を螺着している。なお、このＬＰガス
容容器用軸安全弁を持たないものに限られている。そし
て、導出路１０１ｂからのＬＰガスの充填時には、弁板
１１３ａはさらに斜垂し、大流量のＬＰガスが流入する
。そして、取出回路の破損等により所定以上の大流量の
ＬＰガスが流出すると、弁内は減圧してプｒ板１１３ａ
は弁閉止作動する。そして、ハンドル１０６の回動によ
り弁開１１−すると、弁板１１３ａの両側は均圧穴１１
３ｂにより均圧化し、短時間のうちに弁開状態に復帰す
る。なお弁閏止作動時にも、Ｌ、　Ｐガスは均圧穴１１
３ｂより少量ずつの流出を続ける。

次に、国内で使用されるＬＰガス容容器用軸於ける更に
別の一従来例を第１５図を用いて説明する。

導入路１０１ａと導出路１０１ｂとの間の弁室１１４ａ
に、ボールである弁体１０７を収納したガス放出防止器
１１４を、ＬＰガス容器用弁１１５の充填口１１５ａに
接続して使用する。そして、収出回路の破損等により所
定以上の大流量のＬＰガスが流出すると、導出路１０１
１：）は減圧して弁体１０７は浮上すると共に、Ｌｌ）
ガスに吹飛ばされて、導出路１０１ｂ口を弁閉止作動す
る。そして、容器用弁１１５のハンドル１０６の回動に
より弁１′１１止し、弁体１０７の上方向からの復帰棒
１１４ｂを押下げてリセットする。

［発明が解決しようとする問題点」 ところでこの様な従来の過流防止弁付取出弁類は次の欠
点を持っていた。第１３図示の従来例に於いては、取出
弁専用の過流防止弁を有し、第１４図示の従来例に於い
ては、充填弁、兼、取出弁用の過流防止弁を有するが、
いずれも弁１１１止作動時、ＬＰガスは均圧穴より少欲
ずつの流出を続ける。そのため、完全弁閉止作動でなく
、依然、流体漏れの危険の大きいものであった。又、均
圧穴を小さくすれば漏れは少なくなるが、復帰時間が長
時間になってしまうといったことがあった。又、過流防
止弁の弁復帰の確認が出来ないといったこともあった。

又、第１５図示の従来例に於いては、充填毎に充填口１
１５ａから過流防止弁１１３を取外す必要があり、しか
も大型で高価なものであった。

この発明は上記事情にかんがみて創案されたものである
。

「問題点を解決するための手段」 前記問題点を解決するための手段を実施例に対応する第
１〜第１２図を用いて以下に説明する９導入路１ａ奥部
の収納室１ｄから弁穴１ｅを経て、弁座１ｒから導出路
１ｂに至る流路を有する弁箱１の該弁座］ｆを、ステム
２のシー１へ３で押圧弁閉止する収出弁に於いて、該収
納室１ｄに、該弁穴１ｅの穴口ＩＣを所定の流星で弁１
′！１止作動する４１１動自在の弁体７を、該弁体７の
自重を含む付勢手段９で小開弁状態に押下げた状態で、
該−ｆｆ’体７を抜け止め支持すると共に、弁閑止伶動
時の該弁体７を、弁閉止する該シート３部で押下（つリ
セットする。

「作用」 弁箱１の導入路１ａ（！ｔｌを容器に接続し、導出路１
ｂ（ｉｌから流体を取出して使用する。この時、シート
３と弁ｆ＋１ｆとは弁開状態となっている。そして、通
常の流用に於いては、弁体７は弁穴ＩＣの穴口ＩＣを弁
閉止作動することはない。そして、収出回路の破損等に
より所定以上の大流量の流体が流出すると、弁穴１　ｅ
　Ｉ！ｔｌは減圧し、弁体７は流体により押上げられて
穴口ＩＣを弁閉止作動ずる９このとき、弁体７はシート
３部にはぶつからない状態である。そして、ハンドル６
の回動によりシート３部を下け′て弁Ｊｇ！１ｒを＃　
１ｆ−１，１ヒすると、弁体７はシート３部で強制的に
押下げ弁開させられ、導入路１ａと弁穴］ｅとが均圧化
し、該弁体７は自由落下し、リセットされる。この様に
、事故があった場合、ハンドル６の回動により弁閉止す
る時、同時に過流防止弁もリセツＩ・することが出来る
。

「実施例」 以下図面に基づいて本発明について更に詳しく説明する
。

第１〜第２図はＬＰガス自動車の容器用の収出弁である
本発明の一実施例を示す。

１は導入路１ａ奥部の収納室１ｄから弁穴ＩＣを経て、
弁座１ｆからＬ字形に導出路１ｂに至る流路を有する弁
箱である。なお収納室１ｄ（ｍの弁穴１ｅ開口を穴口Ｉ
Ｃとしている。そして、一端にハンドル６を取付けたス
ピンドル５を、外周にＯリング４を嵌装すると共に端部
に円板状のシート３を装着した棒状のステム２に枢着し
、該スピンドル５が往復螺合するグランドナツト５ｂで
弁箱１の弁座１ｒの対向上方から螺着している。

そして、第２図に詳細を示す様に、棒状の弁頭７２１の
下部に、穴口１ｃｌｆｆ（止作動用の拡径円錐状のシー
１〜面を設けるとともに、外周に刻設された複数個の？
ｆＬ路７ｂを設けている弁体７を、収納室１ｄに圧縮コ
イルばねである付勢手段９を介在させて摺動自在に押下
げ挿入している。そして、弁体７の背後の収納室１ｄ壁
の潮に挿着されたＣ形の止めリング８で抜け止め支持し
ている。なお、付勢手段９はり、　Ｐガスの所定の流量
時に、弁体７が穴口ＩＣを弁閉止作動する付勢力として
いる。

そして、弁体７の弁開状態で、ハンドル６の回動により
弁座１ｒをシート３で弁閉止時、シート３は弁頭７ａに
ぶつからないようにしている。又、ハンドル６の回動に
より弁座１ｆからシート３を所定の位置まで弁開した使
用状態で、該シート３は、上昇して弁閉止作動した弁体
７の弁頭７ａにぶつからないようにしている。なお、通
常の使用状態に於いては、スピンドル５とグランドナツ
ト５ｂとの間に装着されたバックパツキン５ａを強押圧
して二重洩れ止めする様に、ハンドル６を強く全開回動
するために、上昇して弁ａ］止作動した弁体７の弁頭７
ａにぶつかる危険性はない。

第３〜第４図示の本発明の別の一実ｈ＆例に於いては、
棒状の弁頭７ａの下部に、穴口ＩＣ田土作動用の拡径円
錐状のシート面を設け、再度縮径した棒状の軸７ｄを設
けた弁体７の該＠７ｄを、外周に刻設された複数個の流
路１０ｂを有するガイド１０の中央部の軸穴１０ａに挿
入し、圧縮して外嵌した圧縮コイルばねである付勢手段
９を、該軸７ｄの端部を押開カールして抜け止め支持し
ている。そして、収納室１ｄの段部に嵌入したガイド１
０を、該収納室１ｄ壁の溝に挿着されたＣ形の止めリン
グ８で抜け止めしている９ 第５〜第６図示の本発明の更に別の一実施例に於いては
、山形の足を有するヒトデ状体の中央部に軸穴１０ａを
設けたバネ性を有するガイド１０としたもので、その他
の構成は上記実施例と同等である。なお、このガイド１
０は板材をプレス成形し、足を丹性縮径して収納室１ｄ
の講に装着している。

第７図示の本発明の史に別の一実ＪＪｆｐ、Ｍに於いて
は、棒状の弁ｊｌｌ　７　ａの下部に拡径円錐状のシー
Ｉ・面を設け、再度縮径した棒状の軸７ｄを設けた弁（
水７の該軸７ｄを、一端の段状穴の底壁にＥ１通する複
数個の流路Ｊｏｂを有する円筒状のプレス１１の中央部
の軸穴１０ａに挿入し、圧縮して外嵌した圧縮コイルば
ねである付勢手段９を、該軸７ｄの端部を押開カールし
て抜け止め支持している。そして、弁穴１ｅの穴「」Ｉ
Ｃを有する座金状のシートプレート１．１　ｂを介在さ
せてケース］１を収納室１ｄの奥部に螺着している。

第８図示の本発明の更に別の一実施例に於いては、第１
〜第２図示の実施例の弁体７、付勢手段９、止めリング
８の構成を、貫通段穴を有するケース１１に数域したも
のである。そして、ケース１１を収納室１ｄの奥部に螺
着している。

第９図示の本発明の更に別の一実施例に於いては、縮径
段部の穴口ＩＣと縮径穴の弁穴ＩＣと、該弁穴１ｅの底
壁に貫通ずる複数個の流路１０ｂとを有する円筒状のケ
ース１１の中央部の軸穴ｌＯａに、一端を弁頭７ａとす
る段付軸状の弁体７の軸７ｄを挿入し、圧縮して外嵌し
た圧縮コイルばねである付勢手段９を介在させて円板状
のプレート７ｃを該軸７ｄに固着している。そして、ケ
ース１１を収納室１ｄの奥部に螺着している。

以上、第３〜第９図示の実施例の様にしても、第１〜第
２図示の実施例と同等の作用効果があるなお、上記以外
に弁体７をシート３部で押下げる方式としては、次の様
なものもあげられる。

第１０図示の本発明の更に別の一実施例に於いては、棒
状突起の押部３ａを設けたシート３としている。そして
、弁体７の弁頭７ａは上記実施例の棒状体をなくしたも
のである。

第１１図示の本発明の更に別の一実施例に於いては、座
金状のシート３の穴にステム２の一部が突出して押部３
ａとしている。そして、圧縮コイルばねの付勢手段９の
代わりに弁体７の自重としている３ 第１２図示の本発明の更に別の一実施例に於いては、座
金状のシート３の穴に座付棒状体の押部３ａを装着して
いる９そして、圧縮コイルばねの付勢手段９の代わりに
ボールの弁体７の自重としている。なお、上記座付棒状
体にネジを設け、ステム２の底部に螺着してもよい。

なお、第１１〜第１２図示例では押部３ａを全屈等の硬
質材とすることが出来るなめ、軟化変形したり破損する
ことはない。

また以上の実施例に於いて、弁体７を押下げるシート３
部は、シート３そのものだけでなく、ステム２、又は、
別体の押部３ａ等を含むシート３部であればよい。又、
圧縮コイルばねの付勢手段９の代わりに弁体７の自重と
してもよい。又、弁体７のシート面は円錐状に限らず、
フラット面、球面等とすることも出来る。又、弁穴１ｅ
、穴口ＩＣは、弁箱１に限らず、ケース１１、シートプ
レート１１ｂ等に設けることも出来る。そして、弁体７
とそれの支持手段は、上記実施例のわｎ々の組合わせ以
外、任意の形状とすることが出来る。

なお、安全軸付の取出弁とする場合は、収納室ｌｄｍ部
に設ければよい。又、ＬＰガスに限らず有毒性、爆発性
等の流体用として「重用することが出来る。

「発明の効果」 本発明の利点とするところは次の通りである。

ハンドル６の回動により弁座１ｆをシート３で弁閉止す
る時、同時にシート３部で弁体７を押下げてリセット出
来るため、非常に確実なリセット方式である。そして余
計な作業もなく、リセット忘れもない、さらに従来の様
な均圧穴がないので、完全に弁を閉止してしまい、少量
の漏れもない。

又、過流防止弁は弁箱１内に完全に収納されてしまうた
め、ぶつかったり、不用意に落下させても、機能不良を
起こすこともない。又、弁Ｎ１の外観を変えずに、簡単
な加工と少ない部品とにより、従来の自動化された製造
工程に組込むことが容易で、安価に製造出来るために実
用価値が大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す断面図、第２図は本発
明の同実施例の弁体７部分を示す斜視図、第３図は本発
明の別の一実施例を示す部分断面図、第４図は本発明の
同実施例の弁体７部分を示す斜視図、第５図は本発明の
更に別の一実施例を示す部分断面図、第６図は本発明の
同実施例のガイド１０を示す斜視図、第７図は本発明の
更に別の一実施例を示す部分断面図、第８〜第９図は本
発明の更に別の実施例の弁体７部分を示す断面図、第１
０〜第１２図は本発明の更に別の実施例を示す部分断面
図、第１３〜第１４図は従来例を示す断面図、第１５図
は別の従来例を示す接続図である。 １．１０１　・・・弁箱、１ａ、１．０１　ミニ−導入
路、１ｂ、１０　ｌ　ｂ−・・導出路、’Ｌｃ−・穴口
、１ｄ・・・収納室、１ｅ・・・弁穴、１ｆ・・・弁座
、訃・・ステム、３−・・シート、３ａ・・・押部、４
・・・０リング、５・・・スピンドル、５ａ・・・バッ
クバ・ノキン、６・・・ハンドル、７・・・弁体、７ａ
・・・弁頭、７ｂ・・・流路、７Ｃ・・・プレート、８
・・・止めリング、９・・・付勢手段、１０−・・ガイ
ド、１０ａ・・・軸穴、１１・・・ケース、ｌ１ｂ・・
・シートプレート。 特許出願人　　　　　日笠技研株式会社代表者　日笠勝
弘 図面

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 導入路（１ａ）奥部の収納室（１ｄ）から弁穴（１ｅ）
   を経て、弁座（１ｆ）から導出路（１ｂ）に至る流路を
   有する弁箱（１）の該弁座（１ｆ）を、ステム（２）の
   シート（３）で押圧弁閉止する取出弁に於いて、該収納
   室（１ｄ）に、該弁穴（１ｅ）の穴口（１ｃ）を所定の
   流量で弁閉止作動する摺動自在の弁体（７）を、該弁体
   （７）の自重を含む付勢手段（９）で小開弁状態に押下
   げた状態で、該弁体（７）を抜け止め支持すると共に、
   弁閉止作動時の該弁体（７）を、弁閉止する該シート（
   ３）部で押下げリセットすることを特徴とする過流防止
   弁付取出弁。