JPS5826685Y2 - ガス消火用の選択弁 - Google Patents

ガス消火用の選択弁

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Publication number
JPS5826685Y2
JPS5826685Y2 JP1980145006U JP14500680U JPS5826685Y2 JP S5826685 Y2 JPS5826685 Y2 JP S5826685Y2 JP 1980145006 U JP1980145006 U JP 1980145006U JP 14500680 U JP14500680 U JP 14500680U JP S5826685 Y2 JPS5826685 Y2 JP S5826685Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
valve body
piston
gas
head
Prior art date
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Expired
Application number
JP1980145006U
Other languages
English (en)
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JPS5767760U (ja
Inventor
政延 久保
Original Assignee
五十鈴工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 五十鈴工業株式会社 filed Critical 五十鈴工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はガス消火用の選択弁さらに詳しくはガス消火区
画に応じて消火ガスを放出するための選択弁の改良に関
しその目的とするところは、流入側から吐出側への開口
部の閉塞をガス圧を利用して確実に行なうことができ且
つ弁体の開閉が極めてスムースに行なうことができ、し
かもピストンが小型でも十分な開閉ストロークを保証で
きる全く新規なガス消火用の選択弁を提供するにある。
すなわち本考案は、少なくとも弁頭部上周縁が弁軸部よ
り幅広に形成された弁体を常時はスプリングの弾圧力に
て弁座に着座され且つ該弁体直下にはスピンドルを介し
て弁体に連結されたピストンがシリンダ内を往復動自在
に設けられ、しかも該ピストンの面積が前記弁体の弁頭
部上周縁の面積より大としてなるにある。
以下その具体的構成について図面に示した一実施例に従
って説明する。
1は流入口2と吐出口3並びに両者の連通部に穿設され
た開口部4を有する選択弁本体、5は前記開口部4の弁
座6に常時はスプリング7の弾圧力によって密に着座す
るよう附勢された弁体で、弁頭部9の外径lより弁軸部
8の外径l′が小外径となるように弁軸部8が弁頭部9
上の内側に一体的に立設されて弁頭部9上周縁10に段
部が形成されてなる。
11は弁体5に螺着したインジケータで、選択弁本体1
に螺合してなるカバ一体12の孔13から出没自在に挿
入してなる。
14は前記開口部4直下の弁本体1に形成された凹部に
螺着されたキャップで゛、形成されたシリンダ25内に
は一端が前記弁体5の溝部5′に挿入されたスピンドル
15の他端を螺入せしめたピストン16が往復動自在に
内装着され且つ弁本体1の底部との間に隙間Aが形成さ
れてなる。
17は起動弁で前記ピストン16直下に形成された凹部
18に導圧管19を介して送気する構造となっている。
20はOリングを示す。
本考案は上記構成からなるため、第2図のように消火ガ
ス容器(図示せず)に連通した1次側すなわち流入側か
ら火災の発生により消火用ガスが流入すると弁体5の弁
頭部上周縁10が弁軸部8より幅広となるよう段部が形
成されているため、スプリング7の弾圧力と相伴なって
該上周縁10にガス圧が有効に働き弁体5を弁座6側に
押圧し弁座6に対し弁体5を密に着座せしめ1次側から
吐出側へのガスの漏洩を確実に防止し開口部4を閉塞し
てなる。
他方流入したガスの一部は取出孔21から起動弁17側
の孔22に流入した状態となっている。
次にこの選択弁の消火区画が火災で該選択弁を開放して
ガスを放出する場合には、まず起動弁17側の押しボタ
ン23をたたくと起動杆17を介して弁体26がスプリ
ング24の弾圧力に抗して矢印イ方向に摺動し、第4図
のようにガス流入側の孔22と導圧管孔27側とが連通
状態になり、よって1次側のガスは瞬時に導圧管19を
介し弁本体1下端の凹部18内に流入する。
流入後、起動弁17の押ボタン23の押圧を解除すると
スプリング24の弾圧力にて弁体26は矢印口方向に摺
動して元に戻ると同時に1次側のガスの導圧管19側へ
の流入が停止されて凹部18内に初期のガスが残留する
ガスが凹部18内に流入すると弁体5の弁頭部上周縁1
0より面積の大なるピストン16がガス圧によって押し
上げられ、キャップ14のシンダ25内を大気を放出し
ながら上昇すると同時にスピンドル15を介し弁体5が
スプリング7の弾圧力に抗して弁座6から上昇し、第5
図のように弁頭部上周縁10がカバ一体12の底面12
′に係止されるまで持ち上がる。
よって弁体5は弁座6から離れて開口部4を開放すると
1次側のガスは、弁体5の幅広な弁頭部9を押し上げな
がら開口部4を通過して吐出側に流入し、吐出口3から
大気中に放出されて消火が行なわれるのである。
しかもピストン16は初期のガス圧が残留する限り上昇
状態にあるため、1次側のガスを完全に吐出側(大気側
)に放出できるのである。
力スの放出後、1次側が大気化すると、次に起動弁17
の押ボタン23を再度たたき弁体26を下降せしめてガ
ス流入側の孔22と導圧管孔27とを連通せしめると、
前記凹部18内に残留するガスは導圧管19を介して孔
21から流入口2側に戻る。
よって、凹部18内の残留ガスがなくなるとスプリング
7の弾圧力により弁体5は押し戻されると同時にピスト
ン16も下降して第2図の状態に戻る。
これをインジケータ11の下降によって確認した後、起
動弁17の押ボタンの押圧を解除すると再び起動弁も元
の状態に戻る。
尚、弁軸部8の外径l′より弁頭部上周縁11が突出し
てなるため、閉鎖時には該弁頭部上周縁の段部に1次圧
が働くため、スプリング7の弾圧力と相伴なって弁体5
を弁座6に強力に押しつけ該部分を完全にシールし1次
側から吐出側へのガス洩れを防止するとともに、開放時
には流入したガスが弁体5を押し上げる働きを行ない、
よって弁体5の開閉を非常にスムースに行なうことがで
きるのである。
さらに弁頭部上周縁の面積に対しピストン16の面積を
大きくすることにより、ピストン16を非常に小型化で
きる実益があるとともにピストン16を小型化してもガ
ス圧により上昇なるため、低圧でも十二分にピストンの
正常な動作を確保できるのである。
尚、該実施例では1次側を起動弁17から導圧管19を
介して弁本体1側のピストン16直下の凹部に流入せし
めてピストン16を上昇させるものであるが、決して1
次側のガス圧を利用する場合に限らず別途地から導入し
たガス圧を利用してもよいものである。
また弁頭部上周縁の形状は決して該実施例に限定される
ものではない。
さらに該実施例では、シリンダを弁本体に形成された凹
部にキャップを螺着せしめて形成してなるが、これとは
逆に外側から弁本体に螺着して形成してもよい。
また弁体のスピンドルとは挿入方式なるが、螺合方式で
もよい。
その他、カバ一体内の大気は外部に孔を介して放出して
もあるいは放出しなくてもよいものである。
斜上のように本考案は、弁体を弁軸部より幅広な弁頭部
上周縁を有するよう形成してなるため、閉塞時には弁頭
部上周縁にガス圧が働き自閉作用により弁座に弁体を密
に押圧着座せしめる作用効果がある他、開口時には幅広
な弁頭部をガス圧によって押し上げる等の作用効果があ
る。
よって弁体の開閉は極めてスムースで、特に閉鎖時には
スプリングの弾圧力と前記弁体のガス圧によって開口部
を完全に閉塞し流入側のガスを吐出側に漏洩することが
ない。
従ってこの選択弁の採用により消火を適確に行なえる格
別な効果がある。
次に弁体に対応したキャップ内には弁体より面積が大き
いピストンを往復動自在に設は且つガス圧によってピス
トンを可動させるため、ピストンが小型、軽量化でき、
しかもピストンの動作は確実に行なえる等の効果がある
しかもガス圧が低圧でも十二分に開閉できるため、選択
弁本体を従来のようにその強度を大ならしめる必要がな
くなり安価に製作できる利点がある。
その他、全体の構造が簡単で安価に製作できる等その実
用的効果は大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る選択弁の平面図。 第2図は同縦断面図。 第3図は一部切欠側面図。第4図は起動弁の断面図でイ
はたたく前、口はたたいた時を示す。 第5図はガス放出時の選択弁の要部断面図。 1・・・・・・選択弁本体、5・・・・・・弁体、6・
・・・・・弁座、7・・・・・・スプリング、8・・・
・・・弁軸部、9・・・・・・弁頭部、14・・・・・
・複空キャップ、15・・・・・・スピンドル、16・
・・・・・ピストン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 傾斜した弁座6に接離自在な傾斜面28を有する弁頭部
    9上に該弁頭部9の外径より内側に段部としての上周縁
    10を残して小外径の筒状の弁軸部8を立設して弁体5
    が形成され、該弁体5は常時は前記弁軸部8内に一部が
    嵌装されたスプリング7とガス圧にて弁座6側に密に着
    座されてなり、しかも該弁体5に対面して弁体5の直下
    にはスピンドル15を介して弁体5に連動されるピスト
    ン16がシリンダ内に往復動自在に設けられ、且つ該ピ
    ストン16の面積が前記弁頭部上周縁10の面積より大
    としてなることを特徴とするガス消火用の選択弁。
JP1980145006U 1980-10-11 1980-10-11 ガス消火用の選択弁 Expired JPS5826685Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980145006U JPS5826685Y2 (ja) 1980-10-11 1980-10-11 ガス消火用の選択弁

Applications Claiming Priority (1)

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JP1980145006U JPS5826685Y2 (ja) 1980-10-11 1980-10-11 ガス消火用の選択弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5767760U JPS5767760U (ja) 1982-04-23
JPS5826685Y2 true JPS5826685Y2 (ja) 1983-06-09

Family

ID=29504686

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980145006U Expired JPS5826685Y2 (ja) 1980-10-11 1980-10-11 ガス消火用の選択弁

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5526625U (ja) * 1978-08-03 1980-02-21

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5650215Y2 (ja) * 1972-10-09 1981-11-24

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5526625U (ja) * 1978-08-03 1980-02-21

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JPS5767760U (ja) 1982-04-23

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