JPS6010596Y2 - 消火設備用容器弁のレバ−式開放装置 - Google Patents

消火設備用容器弁のレバ−式開放装置

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JPS6010596Y2
JPS6010596Y2 JP2770883U JP2770883U JPS6010596Y2 JP S6010596 Y2 JPS6010596 Y2 JP S6010596Y2 JP 2770883 U JP2770883 U JP 2770883U JP 2770883 U JP2770883 U JP 2770883U JP S6010596 Y2 JPS6010596 Y2 JP S6010596Y2
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JP
Japan
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valve
chamber
container
piston
fluid
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JP2770883U
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JPS59133248U (ja
Inventor
雄三 森
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高圧瓦斯工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は高圧流体を貯蔵する消火設備用高圧容器の容器
弁において、容器内の圧力が低下しても主杆の開口面積
をほべ゛最大に保持できるようにした容器弁の開放装置
に関するものである。
一般に二酸化炭素、ハロゲン化物、窒素ガス等を消火剤
として使用するがガス系消火設備において、従来の容器
弁は高圧容器内の圧力で主弁を開いて流体を放出するか
ら、放出に伴って高圧容器内の圧力が下ってゆくと主弁
の開口面積が次第に狭くなり、これと圧力低下の相乗作
用により流体の放出量が急激に減少するという欠点があ
る。
本考案者は先にガス系消火設備の容器弁において、主弁
に内蔵されるパイロット弁に逆止弁の機能をもたせた開
放装置(実公昭55−5452涛)を提案し、流体の放
出が終るまで主弁の開口面積をはマ最大に保つようにし
、又外部流体を利用して主弁を開放できるようにした。
この先行の容器弁開放装置はねじ棒式のスピンドルでパ
イロット弁ノ弁体を押下げるように構威しており、この
ためパイロット弁の開放に時間を要しかつそれが開放し
たかどうか判かりにくい。
本考案はこのような容器弁開放装置に備えるパイロット
弁を操作レバーによりプランジャを介して開くように構
成し、パイロット弁を迅速に開放すると共に開放したこ
とがはっきり判かるようにしたのである。
第1,2図に示す容器弁開放装置において、1は円筒状
の弁室2を縦方向に刺抜いた弁箱で、下半部に気密に螺
合した弁ソケット3の小径部を高圧容器(図示なし)の
口金4にねじ込み、弁ソケットの下端に挿着したサイフ
オン管5を高圧容器の底部に届かせる。
6は弁室2の左上部に設けた流出口で、これに供給管7
を挿着してナツト8で締付け、高圧容器4から放出され
る流体を供給管7により所要の場所へ送る。
弁室2の下半部2aを少し割拡げて弁体10と弁ばね1
1を納め、中腹の段状面に環状突起を下方へ突設して弁
座12を形威し、弁体10に円筒状のパツキン13を埋
めてその頂縁を露出させ、弁体10と弁座12をもって
主弁Mを構威し、弁ばね11の弾力で弁体10を押上げ
てパツキン13を弁座12に圧接させて主弁Mを閉塞す
る。
14は弁箱1の右上部に設けた安全弁で、通孔15によ
り弁室2aに通ずる側室16に薄銅板製の弁膜17を納
めてプラグ18で固定し、弁室2a内の圧力が過大にな
ると弁膜17が破れて内部流体をプラグの側孔19から
放出する。
弁箱1の上面に短いシリンダ20を突設して部厚い蓋板
21を袋ナツト22で締付け、上面に2段の浅い凹所2
4をもつピストン23を嵌合して小さな上室20aと太
き目の下室20bに分け、下室に装入したばね25で常
にピストン23を押上げる。
26はピストン23と一体のピストン杆で、弁箱1の上
面を気密に貫通して弁室2へ突入し、下端に接合した細
径のヘッド27を弁体10の上部の通孔29に嵌入させ
、このピストン杆にピストン23の上面からヘッド27
の下端に至る通孔28を穿つ。
30は弁体10の中心部に設けた小径の弁室で、合成樹
脂製の弁体31を室壁との間に細隙32を残して嵌込み
、弁体下部の空所に弁ばね33を納めて弁体31を押上
げ、通孔29が開口する頂面に環状突起の弁座34を形
威し、この弁体31と弁座34をもってパイロット弁P
を構成する。
35は弁室30の下部に螺合するプラグで、中心の通孔
36により弁室30をソケット内の空室3aに連通させ
る。
こ)に弁体31の下縁をその全周にわたってや)尖鋭に
縁取って逆止用弁座37を形威し、これに相対するガス
ケット38をプラグ35の上面に添着してプラグに固定
し、弁体31が圧下されたとき弁座37をガスケット3
8に圧接させてパイロット弁Pを閉塞する。
40と41はシリンダの蓋体21に螺着した2本の接手
管で、それぞれの内端に通ずる通孔42,43をピスト
ンの凹所24に臨ませ、一方の接手管40より通孔42
を経て外部流体を送込んでこれの圧力でピストン23を
降下させ、他方の通孔43を経て接手管41から流出す
る外部流体を隣位の高圧容器の容器弁へ供給し、多数の
容器弁を外部流体で一斉に操作する。
以上の構成は先行の容器弁開放装置(実公昭55545
22−号)と同じである。
本実施例はこのような容器弁開放装置において、第1図
に示す如く二股状のブラケット45を一体に有する肉厚
のスリーブ44を、シリンダの蓋板24に気密に螺合し
て上方へ長く突出させ、プランジャ46を気密に嵌合し
てその下端をピストンの上面の凹所24へ覗込ませ、プ
ランジャの円弧状に縁取った頭片47をブラケット45
の下部に納める。
48は操作レバーで、基端をブラケット45の頂部に嵌
めてピン49により枢着し、この基端にプランジャの頭
片47を押下げるカム面50とその終端にストップ用の
突起51を設ける。
52は銘板53を有する保護リングで、スリーブ44と
これに添わせた操作レバー48にかぶせ、操作レバーを
この位置に係止してむやみに動かないようにする。
操作レバーを使用する際は保護リング52をはずし、こ
れを鎖線に示す上方位置48′に起こしたのち鎖線48
#に示す横向き位置へ回動させる。
操作レバーが起上ったとき基端のカム面50が鎖線位置
50′へ移動してプランジャの頭片47に接触し、操作
レバーのその後の回動によりカム面50′が頭片47を
押下げてプランジャ46を降下させ、これが所定量を降
下したとき突起51が頭片47に当たって操作レバーが
回りすぎないようにし、プランジャの下端がピストン2
3を押下げてピストン杆26とヘッド27を降下させる
本考案装置の一実施例は以上の構成からなり、高圧容器
内の流体はガス化してサイフオン管5の中を上昇し、高
圧の流体が弁ソケット内の空室3a及び弁室2aに充満
し、主弁の弁体10は弁ばね11でパツキン13を弁座
12に圧接させ、パイロット弁の弁体31は弁ばね33
に押上げられて弁座34に圧接し、これで主弁M及びパ
イロット弁Pを閉塞して流体の流通を阻止している。
全保護リング51をはずして操作レバー48を上方位置
48′へ起こし、次にこれを一挙に横向き位置48′ま
で回動させると、カム面50′が頭片47を押下げてプ
ランジャ46の下端をピストン23に当て、ばね25に
抗してこのピストンを押下げる。
ピストン23が降下するとピストン杆26及びヘッド2
7も降下し、ヘッド27は主弁の弁体10に穿った通孔
29の中を降下して先端をパイロット弁Pの弁体31に
当て、ヘッド27は弁ばね33に抗して弁体31を押下
げ、これを弁座34から離してパイロット弁Pを開く。
こ)にパイロット弁は小さいから僅かな力でも開くこと
ができる。
パイロット弁の弁室30にはプラグの通孔36から高圧
の流体が流入腰この流体は弁体31と室壁との細隙32
を通って弁座34の周辺にまで到達しているので、弁体
31が降下して弁座34を開くと高圧の流体はピストン
杆26に穿った通孔28を流れてシリンダの上室20a
へ流入し、流入した流体の圧力によりピストン23がさ
らに降下し、ピストン杆26の先端が主弁の弁体10に
接触する。
こ)に弁室2aに充満している流体の圧力とシリンダの
上室20aに流入した流体の圧力は同じであり、シリン
ダ20の面積が弁座12の口径の面積よりも十分に大き
いように作っであるので、弁体10を弁座12に押付け
る力よりもピストン21を降下させる力の方が強くなり
、この結果弁体10は弁座12から離れて主弁Mを開口
するので、高圧容器内の流体は出口6から供給管7を通
って放出される。
なお主弁Mが一旦開放すると操作レバー48″を放して
も上方位置48′へ戻らない。
流体の放出が進むに従って容器内の圧力が低下すると弁
室2aに充満している流体の圧力も低下するが、シリン
ダの上室20aに充満している流体はパイロット弁の弁
体31と室壁との細隙32を流れにくいから圧力の低下
が遅い。
この結果弁室2aの内部圧力がシリンダ上室20aの内
部圧力よりも速かに低くなるので、パイロット弁Pの弁
体31に加わる流体の圧力は下面よりも上面の方が急激
に強くなり、弁体31は上下の圧力差によりばね35に
打勝って押下げられる。
弁体31が押下げられると下端の弁座37がガスケット
38に圧接し、パイロット弁Pは逆止片の機能を果たし
て流体の流れを遮断する。
その後はシリンダ上室20aからの流体の流出が阻止さ
れ、シリンダ上室20aの流体は一定の圧力を維持する
ので、ピストン23はばね25に抗してはマ始めの降下
位置をとり続けてピストン杆26を押下げる。
この結果ピストン杆に押されて弁座12から離れた弁体
10は弁ばね11に抗してはマ始めの位置をとり続け、
従って主弁Mは高圧容器内の流体圧力が低下してもはS
゛全開位置を保持して所定量の流体を放出する。
なおパイロット弁Pが逆止機能をもたない従来の容器弁
においては、容器内の圧力が低下するとシリンダ上室2
0aに充満している流体は自由に弁室2aに流入する。
このためピストン23を押下げる流体圧力が低下するの
で、ばね25によりピストン23がピストン杆26を伴
って次第に上昇し、主弁の弁体10はピストン杆26に
よる押下げ力が弱まるにつれて弁ばね11で押上げられ
、次第に弁座12に接近して主弁の開口面積を狭めるか
ら、高圧容器内の圧力低下と相まって流体の放出量が急
激に減少するのである。
外部流体を使用して容器弁を開放する場合は、容器内と
同程度の圧力を有する流体を接手管40から送込み、こ
の外部流体を通孔42によりシリンダ上室20aへ流入
させてピストン23を押下げ、前記と同様にしてピスト
ン杆26で弁体10を弁座12から離して主弁Mを開口
する。
接手管41には隣位の高圧容器に装着した容器弁の接手
管に導管を介して連結し、シリンダ上室20aへ入った
外部流体を通孔43により接手管41へ流出させ、これ
に連結した導管により隣位の高圧容器の容器弁へ送込み
、多数の容器弁を一斉に開放する。
こ)に本実施例においてはシリンダの上室20aへ送込
まれた外部流体が通孔28により弁体10の上部の通孔
29へ流入しても、外部流体の圧力が容器内圧力よりも
高い場合これの圧力でパイロット弁の弁体31が押下げ
られ、弁体31は弁座37をガスケット38に圧接させ
て流体の流れを阻止する。
この結果シリンダ上室内の外部流体は弁室2aへ流入し
ないから常に一定の圧力を維持することになり、高圧容
器内の流体圧力が低下してもピストン23は外部流体に
より始めの位置をとり続け、従って弁体10も始めの位
置をとって主弁Mを全開位置に保持する。
以上は本考案装置の一実施例を示すもので、本考案はこ
の実施例に限定されることなく考案の要旨内において設
計変更できる。
本考案によるときは主弁の弁体にパイロット弁を内蔵す
る消火設備用容器弁において、パイロット弁の弁室に室
壁との間に細隙を残す弁体を嵌込み、この弁体の下縁に
弁座を設けてパイロット弁に逆止機能をもたせ、パイロ
ット弁を操作レバーによりプランジャを介して開くよう
に構成したから、高圧容器内の流体圧力が低下しても主
弁の弁体を押下げる流体は一定の圧力を維持し、従って
流体の放出が終るまでの主弁の開口面積をはS゛最大保
持することができ、終始所定量の流体を放出して消火設
備の機能を確実に発揮できる効果があり、又外部流体の
主弁への流入もパイロット弁で阻止されるから外部流体
を使用して容器弁を開放できる効果があるほか、パイロ
ット弁を迅速に開放できると共に開放したことが判かり
やすい効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案装置の一実施例を示すもので、第1図は実
施例の縦断面図、第2図はパイロット弁の拡大断面図で
ある。 なお、1は弁箱、Mは主弁、2,2aはその弁室、10
は弁体、12は弁座、2oはシリンダ、20aはその上
室、21は蓋板、23はピストン、24は凹所、26は
ピストン杆、27はそのヘッド、Pはパイロット弁、3
0はその弁室、31は弁体、32は細隙、34と37は
弁座、44はスリーブ、45はブラケット、46はプラ
ンジャ、48は操作レバーである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弁箱に連設したシリンダ内のピストンと一体のピストン
    杆を弁室に挿入し、弁室内の弁座を開閉する主弁の弁体
    内にピストン杆のヘッドを嵌入腰主弁の弁体内にシリン
    ダの上室に連通ずるパイロット弁用の弁室を設け、この
    弁室内に頂面の弁座を開閉する弁体を室壁との間に細隙
    を残して嵌込み、この弁体の下縁にも弁座を設けてパイ
    ロット弁に逆止機能をもたせ、ブラケットを連設したス
    リーブを上記シリンダの蓋板に螺合して上方へ突出させ
    、このスリーブに嵌合するプランジャをシリンダ内のピ
    ストンの上面の凹所に覗込ませ、プランジャを介してピ
    ストンを降下させる操作レバーをブラケットに枢着した
    ことを特徴とする消火設備用容器弁のレバ一式開放装置
JP2770883U 1983-02-25 1983-02-25 消火設備用容器弁のレバ−式開放装置 Expired JPS6010596Y2 (ja)

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JPS59133248U JPS59133248U (ja) 1984-09-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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LU92383B1 (en) * 2014-02-27 2015-08-28 Luxembourg Patent Co Sa Pressure reducer with cap-shaped movable chamber

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