JPH0738228Y2 - 液体充填容器用口金 - Google Patents

液体充填容器用口金

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JPH0738228Y2
JPH0738228Y2 JP1988164485U JP16448588U JPH0738228Y2 JP H0738228 Y2 JPH0738228 Y2 JP H0738228Y2 JP 1988164485 U JP1988164485 U JP 1988164485U JP 16448588 U JP16448588 U JP 16448588U JP H0738228 Y2 JPH0738228 Y2 JP H0738228Y2
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JP
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container
lock
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gas
mouthpiece
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JP1988164485U
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薫 松下
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Nitto Kohki Co Ltd
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Nitto Kohki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はビール、サイダー、コーラなどの液体を充填す
る液体充填容器内の残圧排出を可能にした液体充填容器
用口金に関するものである。
(従来の技術) 液体充填容器の特開昭62-64789号公報において提案され
ている公知の口金は、第5図に示すように口金1に炭酸
ガス送入口2と、容器3内にガスを流入するガス流入口
4と、容器3内から液体を流出する液体流出口5が取付
けられ、またガス送入口2と液体流出口5には夫々逆止
弁6,7が設けられていて、該逆止弁6,7は通常閉じられ、
外側から突起などによって押圧された場合のみ開くよう
になっている。またガス送入口2は外管9に連結され、
該外管9の中心には内管10が挿入されて固定されてお
り、該内管10には前記液体流出口5とパイプ8が上下位
置に固定されている。更に、外管9の下部にはシール材
11を介して容器3の口部に口金1を螺着する連結金具12
が回転可能に設けられており、前記ガス流入口4は外管
9と内管10の間の空間13を介してガス送入口2と連通
し、ガス流入口4はパイプ8の上部に設けられたフラン
ジ14の穴15を経て容器3内の高圧ガス室16に連通してい
る。
ここで逆止弁6が開くと、炭酸ガス供給源とガス流入口
4が連通し、流入する高圧の炭酸ガスにより容器3内の
液体の上面には圧力が加えられ、容器3内の液体中に挿
入されているパイプ8内に液体が押し上げられる。この
ように容器3内の液体上面に高いガス圧力がかかってい
る状態で、液体流出口5の逆止弁7が開くと、容器3内
の液体がパイプ8を経て液体流出口5より流出されると
いうものである。
(考案が解決しようとする課題) ところで容器3内の液体が全て排出された状態になった
場合には、再び容器内に液体を充填して再使用するか、
容器を廃棄する等のことが行われるが、容器内には高圧
のガスが充満しているので、この高圧ガスを大気中に放
出する必要があった。
しかしながら第5図に示す従来の口金1には、容器3内
のガスを抜き出す機構が設けられていないので、容器3
から口金1を取り外すために、容器3のネジ部に螺着さ
れている連結金具12を緩めると、その緩められた連結金
具12と容器3との間の隙間から内部の高圧ガスが勢いよ
く噴出して、危険であった。
本考案は従来の口金では取り外し操作時に危険を伴うこ
とがあったため、危険なく簡単に残圧を排出できるよう
にすることにより、前記従来の課題を解決しようとする
ものである。
(課題を解決するための手段) このため本考案は、容器内に送入されるガスの送入路
と、容器内に充填した液体を容器外に流出させる液体流
出管とがほぼ同心に設けられている容器の口に装着可能
な口金であって、同口金本体の外周には第1ロックボー
ルと係合するロック溝と、第2ロックボールと係合する
ロック溝と、第3ロックボールの逃げ面が形成されてお
り、さらに同口金本体下部外周には、前記第1、第2、
第3のロックボールを保持するソケットが摺動可能に嵌
装されており、同ソケットの外周には容器の口金の外端
面に押接されるロックスリーブが嵌装され、さらに同ロ
ックスリーブの外周には口金を容器に着脱するためのス
リーブを摺動自在に配置してなり、さらに同口金の液体
流出管の周囲には前記ガス送入路に連通した排気口を分
岐させて設け、該排気口には常態では圧縮スプリングの
付勢力で、該口を閉鎖する逆止弁を設け、該逆止弁に操
作釦を設けてなる構造を採用し、これを課題解決するた
めの手段とするものである。
(作用) 容器に充填された液体は同容器内に送入されたガスの圧
力により、液体流出管を経て流出口より流出する。容器
内が空になってから、口金を容器から取り外すことにな
るが、この場合には、先ずガス供給側のバルブを閉じる
か、もしくは口金のガス流入口に自動閉鎖式バルブを具
えた継手を有している形式にあっては、当該継手をガス
供給側の自動閉鎖式バルブ付継手から切り離すことによ
ってガスの供給を断つ。次いで口金の外部に突設した逆
止弁の操作釦を押し込む。操作釦が押されると排気口に
設けた逆止弁が開き、容器内と口金内に残留していた高
圧ガスは、開かれた逆止弁を経て排出口より大気中に放
出される。容器内のガスが全て放出された後に、口金を
容器より取り外す。
(実施例) 以下本考案を図面の実施例につてい説明する。
第1図において、21は本考案の口金で、ガス流入口には
自動閉鎖式バルブ22aを内蔵したプラグ22を具え、ガス
排気口にはプッシュ式のバルブ23が設けられている。
この口金はビール、サイダー、コーラ等の炭酸飲料が充
填された容器24に装着し、該容器24内に炭酸ガスを送入
することにより容器24内の飲料を常時新鮮に維持すると
共に、炭酸ガスの圧力で飲料を押し上げ、自動閉鎖式バ
ルブ26aを内蔵したプラグ26より外部に流出させるもの
である。26cはバルブ26aを閉鎖するためのスプリングで
ある。
また第2図において、27は前記プラグ26を上部に取付け
たアダプタ28を開口端部に連結してなる口金本体で、そ
の中央部にはパイプ25によってガス送入路39と液体流出
路39aとを隔離させて設け、このガス送入路39には前記
バルブ付のプラグ22とバルブ23が取付けられていて、こ
れらのバルブが開かれると、ガス送入路39は口金外部と
連通するようになっている。口金本体27の外周には第1
ロックボール29を係合させるロック溝と、第2ロックボ
ール30を係合させるロック溝31と、第3ロックボール32
の逃げ面33が形成されている。この口金本体27の下部外
周には、前記第1,第2,第3のロックボール29,30,32を保
持するテーパ孔を有するソケット34が摺動可能に嵌装さ
れており、該ソケット34の外周には容器24の口座の外端
面に押接されるロックスリーブ35が嵌装され、その外周
にはカラー36が、更にその外周には第1ロックボール29
を押し下げるスリーブ37が嵌装されている。なお、22b,
26bはシールリング、22cはスプリングである。
次にバルブ23の構造を第3図及び第4図に基づいて説明
する。
このバルブ23は、口金本体27の中心部に設けた前記パイ
プ25の周囲に同心に設けたガス送入路39に前述の如く連
通し、かつ容器24内の空間38に通じるように設けられた
分岐路43に逆止弁40を設けた構造で、この逆止弁40で排
出口41を常態では閉鎖する手動操作式弁機構であって、
逆止弁40を取囲むケーシング42と、該ケーシング42にね
じ固定され、かつ口金本体27に螺着されて、前記ガス送
入路39と連通する分岐路43を有するアダプタ44とにより
主体が形成されており、アダプタ44の弁室部45とケーシ
ング42の空間46の間には前記逆止弁40が設けられてい
る。即ち、この逆止弁40はケーシング42とアダプタ44と
の間に配設され、前記アダプタ44の端部が当接する弾性
体よりなる弁座47と、ケーシング42の空間46と該弁座47
とを貫通して弁室部45に至る移動可能なロッド48に固定
され、前記弁座47に対して弁室部45の側から当接する弁
部49と、アダプタ44の弁室部45の壁面に一端が当接し、
他端が弁部49に当接して該弁部49を弁座47に押圧する圧
縮スプリング50とにより構成されている。また前記ロッ
ド48のケーシング42から外部に突出した端部には、ロッ
ド48の押し込みを指先でも容易に出来るようにするため
に押し釦51が固定されている。また52は口金本体27とア
ダプタ44の間に介在させたシール部材である。なお、逆
止弁40は第3図の構造に限定されるものではなく、外部
から手動的に開く構造であればボールを用いた逆止弁、
或は他の構造のものであってもよい。
次に前記実施例の作用を説明する。
プラグ22に接続したガス供給ボンベから供給される炭酸
ガスは、ガス送入路39を経て容器24内の空間38に供給さ
れ、同容器内に充填された飲料はパイプ25を経て上昇
し、バルブ内蔵プラグ26のバルブ26aをこのとき開いて
おけば、容器24内の飲料は炭酸ガスの圧力により該プラ
グの内部を通って容器外に流出する。この炭酸ガスの送
入と、炭酸飲料の流出の繰り返しにより容器24内が空に
なったら、再使用のために以下の要領で口金21を容器24
より取り外す。
即ち、この口金21を容器24より取り外すに際して、先ず
容器24に対する炭酸ガスの供給を断つ。この場合、仮に
プラグ22,26を第2図に示すようにガス供給源側ソケッ
ト(図示せず)及び炭酸飲料消費側ソケット(図示せ
ず)から切り離すと、内蔵したチェックバルブ22a,26a
は自動的に閉鎖し、口金21内と容器24との間の流路が閉
じ、該流路内に炭酸ガスの圧力が残留することになる。
そこでバルブ23の押し釦51を圧縮スプリング50の弾発力
に抗して第4図の矢印方向に徐々に押し込むと、逆止弁
40の弁部49をガス送入路39方向に移動させて弁座47との
間に隙間53が徐々に出来るので、炭酸ガスはガス送入路
39の分岐路43に流入し、アダプタ44の弁室部45内等に充
満している残留ガスと共に、該弁室部45より隙間53、弁
座47の外周面及びロッド48の外周面とケーシング42との
間の空間46を経て、排出口41より外部に排出される。
このようにして炭酸ガスが排出口41より排出されたら、
押し釦51から手を離し、押圧力を除く。押圧力から解放
された押し釦51と一体のロッド48は圧縮スプリング50の
付勢力により原位置に復帰し、逆止弁40の弁部49は弁座
47に当接して再び排気口41を閉鎖する。なお、排出口41
はロッド48の移動方向と直交する方向に形成されている
が、押し釦51を押す操作員に排気が当らない方向であれ
ば、その他の方向を向いていても差し支えない。このよ
うにして、炭酸ガスの残圧を除いた後に、口金21を取外
す。
(考案の効果) 本考案は、以上詳細に説明した如く構成されているの
で、容器内に液体が無くなって口金を容器から取り外す
必要が生じた場合でも、操作釦を外部から押して逆止弁
を開くだけで、容器内の残留ガスを排出口を経て放出さ
せ、容器内の残圧を除くことが出来る。従って、従来の
口金を容器から取り外すときに見られたような残留ガス
の不意の噴出現象はなくなり、操作員が噴出したガスで
手や顔面に傷をつけられたりすることがなく、極めて安
全である。このように本考案の場合には、容器内の残圧
を抜いた後に口金を容器から取り外すことが出来るか
ら、口金を取り外す際の危険性は全くない。
また、この口金はロックボールとスリーブを使用した構
成からなる着脱構造を採用したために、従来の口金に比
べると迅速に装着取外しができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の実施例を示し、第1図は口金
を容器に装着した状態を示す4半分縦断側面図、第2図
は口金の4半分拡大縦断側面図、第3図及び第4図は夫
々残圧除去バルブの1例を示し、第3図は弁部閉鎖状
態、第4図は弁部開放状態を示す縦断面図、第5図は従
来の口金の1例を示す縦断面図である。 図の主要部分の説明 21……口金、22……プラグ 23……バルブ、24……容器 25……液体流出管(パイプ)、26……プラグ 27……口金本体、39……ガス送入路 40……逆止弁、41……排出口 42……ケーシング、43……分岐路 44……アダプタ、45……弁室部 46……空間、47……弁座 48……ロッド、49……弁体 50……圧縮スプリング 51……操作釦(押し釦)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器内に送入されるガスの送入路と、容器
    内に充填した液体を容器外に流出させる液体流出管とが
    ほぼ同心に設けられている容器の口に装着可能な口金で
    あって、同口金本体の外周には第1ロックボールと係合
    するロック溝と、第2ロックボールと係合するロック溝
    と、第3ロックボールの逃げ面が形成されており、さら
    に同口金本体下部外周には、前記第1、第2、第3のロ
    ックボールを保持するソケットが摺動可能に嵌装されて
    おり、同ソケットの外周には容器の口金の外端面に押接
    されるロックスリーブが嵌装され、さらに同ロックスリ
    ーブの外周には口金を容器に着脱するためのスリーブを
    摺動自在に配置してなり、さらに同口金の液体流出管の
    周囲には前記ガス送入路に連通した排気口を分岐させて
    設け、該排気口には常態では圧縮スプリングの付勢力
    で、該口を閉鎖する逆止弁を設け、該逆止弁に操作釦を
    設けてなることを特徴とする液体充填容器用口金。
JP1988164485U 1988-12-21 1988-12-21 液体充填容器用口金 Expired - Lifetime JPH0738228Y2 (ja)

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JPH0293297U JPH0293297U (ja) 1990-07-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59112799U (ja) * 1983-01-19 1984-07-30 株式会社オ−ケ−製作所 ガス抜き弁
JPH0645396B2 (ja) * 1985-09-04 1994-06-15 ザ・コカ−コ−ラ・カンパニ− 接続装置

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JPH0293297U (ja) 1990-07-24

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