JPH0627122Y2 - 内視鏡の送気送水操作装置 - Google Patents

内視鏡の送気送水操作装置

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JPH0627122Y2
JPH0627122Y2 JP16204888U JP16204888U JPH0627122Y2 JP H0627122 Y2 JPH0627122 Y2 JP H0627122Y2 JP 16204888 U JP16204888 U JP 16204888U JP 16204888 U JP16204888 U JP 16204888U JP H0627122 Y2 JPH0627122 Y2 JP H0627122Y2
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慶時 伊藤
洋志 岩田
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旭光学工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、内視鏡の送気送水操作装置の改良に関す
る。
[従来の技術] 内視鏡の送気送水操作装置は、一般に、ピストン状の操
作弁体をシリンダ内に嵌挿して切換弁装置を形成してい
る。そして、従来の内視鏡の送気送水操作装置は、操作
弁体にリーク孔を形成して、待機状態においてはそのリ
ーク孔から空気が大気中にリークされ、送気状態にする
ときには、リーク孔を指先で単に塞いで空気のリークを
とめることによって、空気が挿入部の先端の噴出口に送
り出されるようになっていた。つまり、待機状態におい
ては、切換弁装置は送気状態と同じ状態になっていて、
リーク孔を単に塞ぐか塞がないかの相違だけで、待機状
態と送気状態とを切変えていた。
しかし、上述のような構造では、待機時にも挿入部の先
端に送気が行われるいわゆる自然送気が発生して、患者
の体腔内に必要以上の空気が送気されてしまうことがあ
った。また、体腔内圧が上昇すると、体腔内の汚液等が
逆流してくるため、送気管路の途中に逆止弁を設けなけ
ればならなかった。ところがこの逆止弁は、送気管路中
の空気圧だけで開かなければならないため、いわゆる貼
り付き現象によってしばしば開かなくなって、送気不能
となる故障の原因となっていた。
そこで近年は、シリンダから挿入部先端の噴出口へ空気
を送り出すようにシリンダに形成された送気口を、待機
状態のときに操作弁体で閉塞し、待機状態から送気状態
にするときには、操作弁体を移動させて、送気口をシリ
ンダ内と連通させることによって送気が行われるように
したものも考えられている。
[考案が解決しようとする課題] しかし、シリンダに開口する送気口を完全に閉塞するた
めには、例えば第5図に示されるように、送気口51を
挟んでその両側において操作弁体52の外周部にOリン
グ53などのシール手段を設ける必要がある。54はシ
リンダである。したがって、待機状態から送気状態にす
るためには、第6図に示されるように、Oリング53が
送気口51を越えた位置まで移動する必要があり、大き
な操作ストロークを必要とする。内視鏡の送気送水操作
装置はもともと、送水状態にするためにこれと同様の操
作ストロークを必要としているから、送気操作まで大き
なストロークを必要とすると、操作性が著しく低下して
しまう。
そこで、送気操作時のストロークを大きくしないよう
に、次善の策として、例えば第7図に示されるように、
Oリングを設けずに、ピストン状の操作弁体62の壁部
だけで送気口61を塞いだものも用いられている。しか
し、この場合には、確かに送気操作時の操作ストローク
は小さくなるが、待機状態における送気口61の閉塞が
不完全となる。そのため、結局自然送気が発生して、不
必要な空気が患者の体腔内に送り込まれてしまう。ま
た、送気管路の途中に逆止弁を設けないと、体腔内の汚
物がシリンダ64まで逆流して、リーク孔から外に飛び
散ってしまうこともある。
本考案は、このような事情を解決するためになされたも
ので、自然送気を完全に止めることができて、逆止弁を
設けなくても体腔内からの汚物の逆流をとめることがで
き、しかも送気時の操作ストロークの短い内視鏡の送気
送水操作装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本考案の内視鏡の送気送
水操作装置は、内視鏡内に送気送水管路を配管して、内
視鏡の挿入部の先端に開口形成された噴出口と内視鏡の
外部に設けられた送気送水手段との間を上記送気送水管
路で連通接続すると共に、シリンダ内に操作弁体を進退
自在に嵌挿してなる切換弁装置を上記送気送水管路の途
中に介装して、上記噴出口から空気が噴出する送気状態
と、上記噴出口から水が噴出する送水状態と、上記切換
弁装置から大気に直接空気がリークされる待機状態と
を、上記切換弁装置の操作によって切換えることができ
るようにした内視鏡の送気送水操作装置において、上記
シリンダから上記噴出口に空気を送り出すようにシリン
ダに形成された送気口に対向する位置で、上記操作弁体
を軸方向に分割形成すると共に、上記送気口を挟んでそ
の両側の上記操作弁体の外周部と上記分割面とに各々シ
ール手段を設けて、待機状態においては上記分割面が上
記シール手段によって閉塞され、送気状態にしたときに
は、上記操作弁体の分割部が開かれて、その隙間を通っ
て、上記シリンダ内から上記送気口に空気が送り出され
るようにしたことを特徴とする。
[作用] 待機状態のときには、送気口は、操作弁体の外周部に設
けられたシール手段によって両側部が閉塞され、操作弁
体の分割面は、そこに設けられたシール手段によって閉
塞されている。つまり送気口は、複数のシール手段によ
って完全に閉塞されている。
送気状態にすると、操作弁体の分割部が開かれて、その
隙間を通って送気口に空気が送り出される。この時の送
気操作は、操作弁体の分割部に隙間ができるように、そ
の間を開くだけでよいから、僅かな操作ストロークで送
気状態にすることができる。
[実施例] 図面を参照して実施例を説明する。
第4図は、送気送水装置の全体構成を示している。図
中、1は内視鏡本体であり、操作部2に挿入部3と可撓
性連結管4とを連結して構成されている。可撓性連結管
4の先端にはコネクタ5が設けられており、このコネク
タ5は、光源装置6内に設けられた送気ポンプ7に対し
て着脱自在に接続できるようになっている。8は、送気
ポンプ7によって加圧されて、内部の水を送り出すこと
ができる送水タンクであり、これら送気ポンプ7と送水
タンク8などによって送気送水手段が形成されている。
内視鏡本体1内には送気送水管路9が配管されており、
操作部2に設けられた切換弁装置10が、送気送水管路
9の途中に介装されている。図において、9a及び9b
は、切換弁装置10に空気を供給する給気管と、水を供
給する給水管であり、給気管9aは送気ポンプ7に接続
され、給水管9bは送水タンク8中の水中に開口するチ
ューブに接続されている。また、9c,9dは、切換弁
装置10から空気を送り出す送気管と、水を送り出す送
水管であり、これら送気管9cと送水管9dは、挿入部
3の先端で1つのノズル(噴出口)11に接続されてい
る。このノズル11は、図示されていない対物レンズの
表面に向って開口している。
第1図は切換弁装置10を示している。20はシリンダ
であり、その側壁に、給気管9a、給水管9b、送気管
9c及び送水管9dが接続されており、シリンダ20の
底部は蓋体21によって密閉されている。22は、シリ
ンダ20を操作部2に固定するナットである。
シリンダ20内には、主弁体23と副弁体24とに分割
形成された操作弁体が軸方向に進退自在に嵌挿されてい
る。この操作弁体は、シリンダ20に開口する送気口2
5(送気管9cの入口)に対向する位置で主弁体23と
副弁体24とに分割されている。その主副両弁体23,
24の分割面は、45度程度の角度のテーパ状に形成さ
れており、シール用のOリング25がその分割面に装着
されていて、分割面を閉塞している。
主弁体23は、シリンダ20内に嵌合して、その外周に
3つのシール用Oリング27,28,29が装着されて
いる。その第1のOリング27は、送気口25と送水管
9dとの間。第2のOリング28は送水管9dと給水管
9bとの間。第3のOリング29は、主弁体23の外周
に形成された送水用の連通溝30の上方に装着されてい
る。そして、主弁体23の頭部は、シリンダ20の口元
から外方に突出している。
給気管9aは、シリンダ20の底部近くの側壁に開口し
ており、副弁体24は、送気口25と給気管9aとの間
においてシリンダ20に嵌合している。そして、副弁体
24の外周には、シール用のOリング31が装着されて
いる。24aは、副弁体24のOリング装着部である。
24bは、副弁体24の筒状部であり、主弁体23の内
側に摺動自在に嵌挿されていて、シリンダ20内で、O
リング装着部24aと螺合して一体化されている。ま
た、筒状部24bには、分割面に接してその外方(第1
図で上方)に、送気用の連通孔32が穿設されている。
また、主弁体23と副弁体24との間に、弱いバネ力の
第1の圧縮コイルバネ33が介挿されていて、副弁体2
4を主弁体23に対して、外方(第1図で上方)に付勢
している。34はシール用のOリングである。
35は、主弁体23の頭部に螺着されて、副弁体24が
抜け出すのを防止するストッパの役もしている受け金で
ある。36は、シリンダ20の頭部に螺着されて、主弁
体23がシリンダ20から抜け出すのを防止するストッ
パの役もしているカバー筒である。このカバー筒36と
受け金35との間には強いバネ力の第2の圧縮コイルバ
ネ37が装着されていて、主弁体23を外方(第1図で
上方)に付勢している。
また、受け金35には、カバー筒36から大きく突出し
て主操作釦38が螺着され、副弁体24の頭部には、副
操作釦39が、主操作釦38の頂部から僅かに(例えば
1〜2mm)突出するように螺着されている。そして、こ
の副操作釦39には軸部にリーク孔40が貫通形成され
ており、このリーク孔40は、副弁体23の筒状部23
b内部を通じて、シリンダ20の底部と連通している。
本実施例の切換弁装置10はこのように構成されてお
り、第1図は、送気も送水も行わない待機状態に示して
いる。この状態においては、給水管9bと送水管9d
は、主弁体23の第1ないし第3のOリング27,2
8,29によって、完全に閉塞されている。給水管9a
は、シリンダ20内からリーク孔40に連通している。
一方、送気口25は、主弁体23の第1のOリング27
と副弁体24のOリング31によって両側が閉塞され、
両弁体23,24間の分割面もOリング26によって完
全に閉塞されている。このOリング26は、待機状態の
ときには、第1の圧縮コイルバネ33のバネ力によって
押し潰されている。
次に操作釦38,39を指先で軽く押すと、第2図に示
されるように、第1の圧縮コイルバネ33が圧縮され
て、副操作釦39だけが押し込まれる。すると、副弁体
24がシリンダ20の奥方向に押し込まれて、主弁体2
3との間の隙間41が開く。そして、リーク孔40は指
先で閉塞されるので、給気管9aからシリンダ20内に
入った空気は連通孔32から隙間41を通って、送気口
25から送気管9cに送り出される。
さらに操作釦38,39を指先で強く押し込むと、第3
図に示されるように、第2の圧縮コイルバネ37が圧縮
されて、主操作釦38が押し込まれ、送気口25は主弁
体23の第1と第2のOリング27,28によって完全
に閉塞される。そして、給水管9bと送水管9dとが連
通溝30を介して連通し、送水管9dへ水が送り出され
る。
なお、上記実施例においては、ノズル(噴出口)11
は、送気管9cと送水管9dとを合流して1つのノズル
11から空気と水とが噴出するようになっているが、本
考案はこれに限定されるものではなく、送気管9cと送
水管9dとの先端に各々独立してノズル(噴出口)を設
けてもよく、ノズルの形態はどのようなものであっても
本考案の範囲に含まれるものである。
[考案の効果] 本考案の内視鏡の送気送水操作装置によれば、待機状態
においては送気口が完全に閉塞されるので、いわゆる自
然送気が無くて患者の体腔内に無用の空気が送気されな
くなり、また、体腔内からの汚物の逆流も、逆止弁など
を設けるまでもなく防止される。しかも、待機状態から
送気状態にする際の操作には、操作弁体の分割部に隙間
を作るだけの僅かな操作ストロークがあれば足りるの
で、一つの切換弁装置で送気と送水の両方の操作を行っ
ても優れた操作性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は一実施例の切換操作弁の断面図、 第4図はその実施例の送気送水装置の全体略示図、 第5図ないし第7図は従来の切換操作弁の部分断面図で
ある。 1……内視鏡本体、7……送気ポンプ、8……送水タン
ク、9……送気送水管路、10……切換操作弁、11…
…ノズル(噴出口)、9a……給気管、9c……送気
管、20……シリンダ、23……主弁体、24……副弁
体、25……送気口、26……Oリング、27,28,
29……Oリング、31……Oリング、32……連通
孔、38……主操作釦、39……副操作釦、40……リ
ーク孔、41……隙間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内視鏡内に送気送水管路を配管して、内視
    鏡の挿入部の先端に開口形成された噴出口と内視鏡の外
    部に設けられた送気送水手段との間を上記送気送水管路
    で連通接続すると共に、シリンダ内に操作弁体を進退自
    在に嵌挿してなる切換弁装置を上記送気送水管路の途中
    に介装して、上記噴出口から空気が噴出する送気状態
    と、上記噴出口から水が噴出する送水状態と、上記切換
    弁装置から大気に直接空気がリークされる待機状態と
    を、上記切換弁装置の操作によって切換えることができ
    るようにした内視鏡の送気送水操作装置において、 上記シリンダから上記噴出口に空気を送り出すようにシ
    リンダに形成された送気口に対向する位置で、上記操作
    弁体を軸方向に分割形成すると共に、上記送気口を挟ん
    でその両側の上記操作弁体の外周部と上記分割面とに各
    々シール手段を設けて、待機状態においては上記分割面
    が上記シール手段によって閉塞され、送気状態にしたと
    きには、上記操作弁体の分割部が開かれて、その隙間を
    通って、上記シリンダ内から上記送気口に空気が送り出
    されるようにしたことを特徴とする内視鏡の送気送水操
    作装置。
JP16204888U 1988-12-14 1988-12-14 内視鏡の送気送水操作装置 Expired - Fee Related JPH0627122Y2 (ja)

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