JP3742911B2 - ディスペンサー洗浄用タンク - Google Patents

ディスペンサー洗浄用タンク Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ディスペンサー洗浄用タンクに関するもので、更に詳細には、例えば、生ビールディスペンサーの配管経路の洗浄時に用いるディスペンサー洗浄用タンクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、生ビールディスペンサーの配管経路を洗浄する場合、ディスペンスヘッドをビール樽から取外し、洗浄液(水)を収容した洗浄用タンクに装着し、その後、ディスペンスヘッドを介して洗浄用タンク内に圧送ガス例えば炭酸ガスを注入(供給)して、炭酸ガスをタンク内の洗浄液(水)に加圧し、加圧された洗浄液(水)をディスペンスヘッドを介してディスペンサーの配管経路に流して洗浄作業を行っている。
【0003】
この種のディスペンサー洗浄用タンクでは、ディスペンサーの洗浄後の洗浄用タンクに残留する炭酸ガスを、ディスペンサーのタップの弁を開いた状態にすることにより抜き出すことができ、炭酸ガスを抜き出した後にディスペンスヘッドを洗浄用タンクから取り外すことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のディスペンス洗浄用タンクにおいては、作業ミスなどにより、洗浄用タンク内に炭酸ガスが残留した状態でディスペンスヘッドを洗浄用タンクから取り外したときに、洗浄用タンク内の炭酸ガスの圧力によってディスペンスヘッドが跳ね飛ばされることがあり、これにより、爆音が生じたり、作業者がケガをする危険性があった。
【0005】
この発明は上記事情に鑑みなされたもので、洗浄用タンク内に炭酸ガスが残留した状態で、ディスペンスヘッドを洗浄用タンクから取り外すときに、洗浄用タンク内の炭酸ガスの圧力を逃してディスペンスヘッドを安全に取り外せるようにしたディスペンサー洗浄用タンクを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、洗浄液を収容するタンク本体と、このタンク本体の口部に取り付けられ、ディスペンスヘッドを着脱可能に装着する装着体と、を具備し、上記ディスペンスヘッドを介して供給される圧送ガスをタンク本体内の洗浄液に加圧し、加圧された洗浄液をディスペンスヘッドを介してディスペンサー側に供給する、ディスペンサーの洗浄に用いられるディスペンサー洗浄用タンクにおいて、 上記装着体に、この装着体の側部を貫通する残圧逃し孔と、装着体内に装着される上記ディスペンスヘッドに係合すると共に、ディスペンスヘッドの装着状態において、上記残圧逃し孔を閉塞する可動子とを具備する残圧逃し機構を設け、上記可動子は、上記ディスペンスヘッドの圧送ガス通路の開閉動作に伴って上記残圧逃し孔を開閉し得るように形成され、 上記残圧逃し機構は、上記装着体の側部に貫通状に設けられた上記残圧逃し通路と、この残圧逃し通路の開口部に被着される残圧逃し孔を有するキャップと、上記残圧逃し通路に摺動可能に配設される上記可動子と、上記残圧逃し孔の周辺における上記キャップと可動子の当接面のいずれか一方に装着されるシール部材と、上記可動子を常時上記キャップ側から離反する方向に弾性力を付勢するばね部材と、上記可動子から上記装着体のディスペンスヘッド装着部内に突入すると共に、ディスペンスヘッドに係脱に係合する係合突起と、を具備してなり、 上記係合用突起の上面に、先端に向かって下り勾配のディスペンスヘッドの案内面を形成してなる、ことを特徴とする
【0007】
このように構成することにより、ディスペンサーを洗浄する場合に、ディスペンスヘッドを装着体に装着した状態において、ディスペンスヘッドを残圧逃し機構の可動子と係合することにより、可動子が移動して残圧逃し孔が閉塞されるので、洗浄用タンク内が密封される。この状態で、ディスペンスヘッドを介して圧送ガスを洗浄用タンク内に供給すると、洗浄用タンク内の洗浄液が加圧され、ディスペンスヘッドを介してディスペンサー側に流れて洗浄に供される。
【0008】
また、ディスペンサーを洗浄する場合に、ディスペンスヘッドを装着体に装着した場合において、ディスペンスヘッドの圧送ガス通路の開放動作に伴って、ディスペンスヘッドを残圧逃し機構の可動子と係合することにより、可動子が移動して残圧逃し孔を閉塞することができるので、洗浄用タンク内が密封される。この状態で、ディスペンスヘッドを介して圧送ガスを洗浄用タンク内に供給すると、洗浄用タンク内の洗浄液が加圧され、ディスペンスヘッドを介してディスペンサー側に流れて洗浄に供される。また、ディスペンサーの洗浄後に、ディスペンスヘッドの圧送ガス通路の閉塞動作に伴って、ディスペンスヘッドと可動子との係合を解くことにより、可動子が移動して残圧逃がし孔を開放し、タンク本体内に残留した圧送ガスを外部に逃してからディスペンスヘッドを装着体から取り外すことができる。
【0009】
また、ディスペンサーを洗浄する場合に、ディスペンスヘッドを装着体に装着して、ディスペンスヘッドと係合突起とを係合することにより、ばね部材の弾性力に抗して可動子が残圧逃し孔側に移動してシール部材が残圧逃し孔の周辺に密接する。これにより、洗浄用タンク内を確実に密封することができ、洗浄用タンク内に供給される圧送ガスの漏洩を防止することができる。また、ディスペンサーの洗浄後に、ディスペンスヘッドと係合突起との係合を解くことにより、ばね部材の弾性力によって可動子が装着体側に移動して、シール部材の密接状態が解除されて残圧逃し孔が開き、洗浄用タンク内に残留する圧送ガスを外部へ逃すことができる。
【0010】
請求項記載の発明は、洗浄液を収容するタンク本体と、このタンク本体の口部に取り付けられ、ディスペンスヘッドを着脱可能に装着する装着体と、を具備し、上記ディスペンスヘッドを介して供給される圧送ガスをタンク本体内の洗浄液に加圧し、加圧された洗浄液をディスペンスヘッドを介してディスペンサー側に供給する、ディスペンサーの洗浄に用いられるディスペンサー洗浄用タンクにおいて、 上記装着体に、この装着体の側部を貫通する残圧逃し孔と、装着体内に装着される上記ディスペンスヘッドに係合すると共に、ディスペンスヘッドの装着状態において、上記残圧逃し孔を閉塞する可動子とを具備する残圧逃し機構を設け、 上記可動子は、上記ディスペンスヘッドの圧送ガス通路の開閉動作に伴って上記残圧逃し孔を開閉し得るように形成され、 上記残圧逃し機構は、上記装着体の側部に貫通状に設けられた上記残圧逃し通路と、この残圧逃し通路の閉口部に被着される残圧逃し孔を有するキャップと、上記残圧逃し通路に摺動可能に配設される可動子と、上記可動子における上記残圧逃し孔と対峙する先端面に装着されるシール部材と、上記可動子を常時上記キャップ側から離反する方向に弾性力を付勢するばね部材と、上記可動子から上記装着体のディスペンスヘッド装着部内に突入すると共に、ディスペンスヘッドに係脱に係合する係合突起と、を具備してなり、 上記係合用突起の上面に、先端に向かって下り勾配のディスペンスヘッドの案内面を形成してなる、ことを特徴とする
【0011】
このように構成することにより、ディスペンスヘッドを装着体に装着して、ディスペンスヘッドと係合突起とを係合することにより、ばね部材の弾性力に抗して可動子が残圧逃し孔側に移動してシール部材が残圧逃し孔を直接閉塞することができる。これにより、洗浄用タンク内を確実に密封することができ、洗浄用タンク内に供給される圧送ガスの漏洩を防止することができる。また、ディスペンサーの洗浄後に、ディスペンスヘッドと係合突起との係合を解くことにより、ばね部材の弾性力によって可動子が装着体側に移動して、シール部材の閉塞状態が解除されて残圧逃し孔が開き、洗浄用タンク内に残留する圧送ガスを外部へ逃すことができる。
【0012】
請求項記載の発明は、洗浄液を収容するタンク本体と、このタンク本体の口部に取り付けられ、ディスペンスヘッドを着脱可能に装着する装着体と、を具備し、上記ディスペンスヘッドを介して供給される圧送ガスをタンク本体内の洗浄液に加圧し、加圧された洗浄液をディスペンスヘッドを介してディスペンサー側に供給する、ディスペンサーの洗浄に用いられるディスペンサー洗浄用タンクにおいて、 上記装着体に、この装着体の側部を貫通する残圧逃し孔と、装着体内に装着される上記ディスペンスヘッドに係合すると共に、ディスペンスヘッドの装着状態において、上記残圧逃し孔を閉塞する可動子とを具備する残圧逃し機構を設け、 上記可動子は、上記ディスペンスヘッドの圧送ガス通路の開閉動作に伴って上記残圧逃し孔を開閉し得るように形成され、 上記残圧逃し機構は、上記装着体の側部に貫通状に設けられると共に、その周方向に1又は複数の残圧逃し孔を有する残圧逃し通路と、この残圧逃がし通路の開口部に被着されるキャップと、上記残圧逃し通路に摺動可能に配設される可動子と、上記可動子の外周面に装着され、上記可動子が装着体側に移動する際は、上記残圧逃し孔より装着体側に位置し、かつ、上記可動子がキャップ側に移動する際は、上記残圧逃し孔を装着体側及びキャップ側から密封する位置に装着されるシール部材と、上記可動子を常時上記キャップ側から離反する方向に弾性力を付勢するばね部材と、上記可動子から上記装着体のディスペンスヘッド装着部内に突入すると共に、ディスペンスヘッドに係脱に係合する係合突起と、上記可動子と係合突起を貫通する残圧排出路と、を具備してなり、 上記係合用突起の上面に、先端に向かって下り勾配のディスペンスヘッドの案内面を形成してなる、ことを特徴とする
【0013】
このように構成することにより、ディスペンサーを洗浄する場合に、ディスペンスヘッドを装着体に装着して、ディスペンスヘッドと係合突起とを係合することにより、ばね部材の弾性力に抗して可動子がキャップ側に移動するので、可動子に装着されたシール部材がキャップ側に移動して、残圧逃し孔を装着体側及びキャップ側から密封する。これにより、洗浄用タンクを確実に密封することができ、タンク本体内に供給される圧送ガスの漏洩を防止することができる。また、ディスペンサーの洗浄後に、ディスペンスヘッドと係合突起との係合を解くことにより、ばね部材の弾性力によって可動子が装着体側に移動するので、可動子に装着されたシール部材が残圧逃し孔より装着体側に位置して残圧逃し孔の密封状態が解除され、可動子及び係合突起に形成された残圧排出路を通り、残圧逃し孔を介してタンク本体内に残留する圧送ガスを外部へ逃すことができる。
【0014】
また、請求項1〜3記載の発明によれば、ディスペンスヘッドと係合突起が案内面に沿って相対的に移動しつつ係合するので、可動子の移動を円滑にすることができ、残圧逃し孔の開閉を確実にすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明のディスペンサー洗浄用タンクの実施形態について、添付図面に基づいて詳細に説明する。
【0016】
◎ 第一実施形態
図1は、この発明のディスペンサー洗浄用タンクの使用状態を示す概略構成図、図2は、ディスペンサー洗浄用タンクにディスペンスヘッドを装着した状態を示す半部断面図、図3(a)は、この発明の第一実施形態における残圧逃し機構の閉塞状態を示す断面図、図3(b)は、残圧逃し機構の開放状態を示す断面図である。
【0017】
上記ディスペンサー洗浄用タンクT(以下に洗浄用タンクTという)は、図1及び図2に示すように、洗浄液を収容するタンク本体1と、このタンク本体1の口部10に取り付けられ、ディスペンスヘッド2を着脱可能に装着する装着体3と、この装着体3の側部に形成されタンク本体1内の残留する圧送ガス例えば炭酸ガスを排出する残圧逃し機構4とで主に構成されている。
【0018】
上記装着体3は、例えばプラスチィック製部材にて形成されている。この装着体3は、図2及び図4に示すように、略円筒状に形成されており、下端開口部30の内周面に形成された雌ねじ部31を、タンク本体1の口部10に設けられた雄ねじ部11にねじ結合することによってタンク本体1に一体に形成されている。
【0019】
また、装着体3の中間部の内周面には、内向きフランジ部32が形成されており、この内向きフランジ部32の下面には凹溝33が周設され、この凹溝33内にタンク本体1の口部10上面に密接し得るOリング34が装着されている(図3参照)。
【0020】
また、装着体3の上端側部には、ディスペンスヘッド2の取付部20が着脱可能に係合する取付鍔部36が形成されている。この場合、図4に示すように、取付鍔部36には、外方に向かって突出する三角形状の頂点を円弧状に形成する3つの取付片37が突設されており、これら取付片37にディスペンスヘッド2の取付部20が着脱可能に係合し得るようになっている。なお、この場合、ディスペンスヘッド2の取付部20は、図2及び図5に示すように、取付鍔部36を包囲する凹状部20aと、この凹状部20aの開口端から内方側に延在する取付片20bとを具備しており、取付片20bには、装着体3の取付片37よりやや大きい切欠20cが周方向の3箇所に設けられている。また、凹状部20aの中心部に設けられる後述する貫通路21aの周囲には、段部20dが設けられており、この段部20dに、同心円状に複数の環状突条を有するシール部材35が装着されている(図2、図3及び図5参照)。
【0021】
また、上記ディスペンスヘッド2は、下端に上記取付部20を有すると共に、上下に貫通する貫通路21aを有する胴部21と、この胴部21の貫通路21a内において洗浄水導出管22を移動するハンドル23とを具備している。
【0022】
この場合、胴部21の一側部には、炭酸ガス導入口24が設けられている。この炭酸ガス導入口24と炭酸ガスボンベ8とが炭酸ガス供給チューブ9を介して接続されている(図1参照)。この炭酸ガス導入口24は、上記ハンドル23の操作によって移動する洗浄水導出管22によって開閉可能になっている。
【0023】
また、洗浄水導出管22は、下端部の近傍位置に外向きフランジ部22aを具備しており、この外向きフランジ部22aの同心円上に適宜間隔をおいて複数(図面では12個の場合を示す)のガス連通孔22bが穿設されている(図5参照)。この洗浄用導出管22の下端部には洗浄用導出管22と同径のフランジ部25aを有する管状の継手部材25がOリング25bを介して連結されており、この継手部材25の下端部に、タンク本体1内の底部付近まで伸びる洗浄水案内チューブ26が接続されている(図2及び図3参照)。
【0024】
また、ハンドル23は、先端側に、洗浄水導出管22を跨ぐ二又部23aを具備しており、この二又部23aの先端部が、胴部21の上端部の一側に立設されたブラケット21bに枢軸23bをもって垂直方向に回転可能に枢着されている。また、ハンドル23の二又部23aの中間部は、係合突部23cをもって洗浄水導出管22と係合されている。したがって、枢軸23bを支点としてハンドル23を上、下方向に回転することにより、洗浄水導出管22が貫通路21a内を上、下移動される。更にまた、ハンドル23の基端側には、ハンドル23本体に対して摺動可能にグリップ23dが装着されており、このグリップ23dには、二又部23a内に位置する胴部21の上端部の他側に設けられた係止段部21cに係脱可能に係合するロックピン23eが一体に設けられている(図2参照)。この場合、グリップ23d及びロックピン23eは、図示しないばねの弾性力の付勢によって常時ロックピン23eが二又部23a内に突出するように、すなわちロックピン23eが係止段部21cに係合し得るようになっている。
【0025】
上記のように構成されるディスペンスヘッド2を、洗浄用タンクTに取り付けるには、予めタンク本体1の口部10に装着された装着体3の取付鍔部36の取付片37と、ディスペンスヘッド2の取付部20に設けられた切欠20cとを合致させて、取付部20の凹状部20a内に取付鍔部36を位置させる。そして、ディスペンスヘッド2又はタンク本体1の一方あるいは双方を水平方向に回転させることにより、取付部20の取付片20bと装着体3の取付片37とが係合する。このとき、シール部材35が装着体3の取付鍔部36の上面に密接し、ハンドル23の操作によって下方に移動される洗浄水導出管22の外向きフランジ22aがシール部材35を押圧するので、ディスペンスヘッド2は気水密性を維持した状態で洗浄用タンクTに取り付けられる。
【0026】
なお、ディスペンスヘッド2を取り外す場合は、上記操作と逆の操作によって取付部20の切欠20cを取付片37に合致させて取り外すことができる。
【0027】
上記残圧逃し機構4は、図2及び図3に示すように、装着体3の側部に水平方向に突設する断面円形状の残圧逃し通路40と、この残圧逃し通路40の開口部41に被着される残圧逃し孔43を有するキャップ42と、残圧逃し通路40内に摺動可能に配設される可動子5と、この可動子5を常時キャップ42側から離反する方向に弾性力を付勢するばね部材例えば圧縮ばね44と、キャップ42における可動子5の当接面に装着されるシール部材45とで主要部が構成されている。
【0028】
この場合、上記残圧逃し通路40は、装着体3の側部から水平方向に突設する断面円形状に形成されており、装着体3の側壁38を貫通する貫通孔39を介して装着体3の中空部内と連通されている。また、残圧逃し通路40の先端側の外周部40aには、雄ねじ部40bが形成されている。
【0029】
上記キャップ42には、残圧逃し通路40の雄ねじ部40bにねじ結合する雌ねじ部42bが形成されている。また、キャップ42の頂部42aの中心部には、タンク本体1内に残留した炭酸ガスを外部に逃す残圧逃し孔43が穿設されている。また、キャップ42の頂部42a内面の残圧逃し孔43の同心円上には、環状凹溝42cが周設されており、この環状凹溝42c内に、上記可動子5の先端面52と当接するシール部材例えばOリング45が装着されている。ここでは、キャップ42の頂部42aにOリング45を装着する場合について説明したが、キャップ42の頂部42aに当接する可動子5の先端面52にOリング45を装着してもよい。
【0030】
上記可動子5は、図2及び図3に示すように、円柱状の基部50と、この基部50の装着体3側に位置する方向に突設され、上記貫通孔39に嵌挿される係合突起51とを具備している。また、可動子5の基部50のキャップ42と対峙する先端面52には、凹所53が設けられている。この凹所53内の底部54とキャップ42の頂部42aとの間に、常時キャップ42と可動子5を離反する方向に弾性力を付勢するばね部材例えば圧縮ばね44が縮設されている。また、係合突起51の上面の角部には先端に向かって下り勾配のディスペンスヘッド2の案内面51aが形成されている。この案内面51aにディスペンスヘッド2の洗浄水導出管22(具体的には、洗浄水導出管22に連結される継手部材25のフランジ部25a)が接触し得るようになっている。なお、基部50の側面例えば上面には、基部50の側面を面取りして、タンク本体1からの炭酸ガスが通過するための通路55が形成されている(図3参照)。
【0031】
上記のように構成される洗浄用タンクTを用いてディスペンサー6を洗浄する場合は、まず、タンク本体1の口部10に、装着体3に形成される内向きフランジ部32の凹溝33に装着されるOリング46を介在して装着する。通常は、予めタンク本体1の口部10に装着体3を装着しておく。この装着された装着体3の上方からディスペンスヘッド2の取付部20の切欠20cを装着体3の取付片37に合致させて取付鍔部36を取付部20の凹状部20a内に位置させ、ディスペンスヘッド2とタンク本体1とを相対的に水平方向に回転して取付部20の取付片20bと取付鍔部36の取付片37とを係合させる。次に、ディスペンスヘッド2のハンドル23を下げると、ハンドル23に連結された洗浄水導出管22が下方に移動し、洗浄水導出管22に連結する継手部材25のフランジ部25aが可動子5の係合突起51に係合すると共に、案内面51aに接触しつつ可動子5を圧縮ばね44の弾性力に抗してキャップ42側に移動する。すると、可動子5の先端面がキャップ42に装着されたOリング45と密接して、キャップ42上に穿設された残圧逃し孔43が閉じられ、洗浄用タンクT内が密封される。
【0032】
この状態においては、炭酸ガスボンベ8のバルブ8aが開放されているので、炭酸ガスがディスペンスヘッド2の炭酸ガス導入口24を介してタンク本体1内に供給される。すると、タンク本体1内に貯留された洗浄水Lが加圧され、ディスペンスヘッド2の洗浄水案内チューブ26及び洗浄水導出管22を介してディスペンサー6側へ洗浄水Lが流れてディスペンサー6の洗浄に供される。したがって、洗浄用タンクT内の気水密性を維持した状態でディスペンサー6の洗浄作業を行うことができる。
【0033】
また、洗浄作業終了後に、炭酸ガス導入口24を閉じるために、ディスペンスヘッド2のハンドル23を上げることにより、ディスペンスヘッド2の洗浄水導出管22に連結する継手部材25のフランジ部25aと可動子5の係合突起51との係合が解かれる。これにより、キャップ42にOリング45を介して密接していた可動子5が、圧縮ばね44の弾性力によって押し戻されることにより、残圧逃し孔43が開放され、タンク本体1内に残留する炭酸ガスが残圧逃し孔43から外部へ排出される。
【0034】
このようにして、タンク本体1内に残留する炭酸ガスを残圧逃し孔43から外部へ排出した後、ディスペンスヘッド2を装着体3から取り外す場合には、上記取付操作と逆の操作によって取付部20の切欠(図示せず)を取付片37に合致させて、取付鍔部20と取付片37の係合を解くことにより、ディスペンスヘッド2を装着体3すなわちタンク本体1から取り外すことができる。したがって、タンク本体1内に残留する炭酸ガスを残圧逃し孔43から外部に逃がした後に、ディスペンスヘッド2をタンク本体1から取り外すことができるので、炭酸ガスの圧力によってディスペンスヘッド2が跳ね飛ばされたり、爆音を生じることがなく、安全にディスペンスヘッド2をタンク本体1から取り外すことができる。
【0035】
◎ 第二実施形態
図6(a)は、この発明の第二実施形態における残圧逃し機構の閉塞状態を示す断面図、図6(b)は、残圧逃し機構の開放状態を示す断面図である。
【0036】
第二実施形態は、上記第一実施形態における残圧逃し機構4のシール構造を代えた場合である。すなわち、第二実施形態における残圧逃し機構4Aは、残圧逃し通路40内に摺動可能に配設させる可動子5Aの先端面にシール部材46を装着して、このシール部材46によってキャップ42に穿設された残圧逃し孔43を閉塞可能に形成した場合である。
【0037】
この場合、上記可動子5Aは、円柱状の基部56と、この基部56の先端側に縮径して突出する小径部57と、基部56の基端側に突出する係合突起51とを具備している。また、小径部57の先端面には、外方に向かって開口する凹所53A内に、シール部材46が装着されている。
【0038】
上記シール部材46は、上記凹所53A内に嵌着される円柱状の胴部46aと、この胴部46aの先端に半球状の膨隆する頭部46bとを一体に形成した例えばシリコンゴム等の合成ゴムにて形成されている。
【0039】
また、可動子5Aの小径部57と残圧逃し通路40の内周面との間に形成される隙間には、一端がキャップ42の頂部42aの内面に係合し、他端が基部56の先端面に係合する圧縮ばね44A(ばね部材)が縮設されている。したがって、圧縮ばね44Aの弾性力によって常時可動子5Aがキャップ42側から離反されて残圧逃し孔43が開放されている。
【0040】
また、上記係合突起51の上面角部には、上記第一実施形態と同様に先端に向かって下り勾配の案内面51aが形成されている。また、この係合突起51の上面と基部56の上面には、直線状に連なる炭酸ガスの通路55Aが形成されている。
【0041】
なお、第二実施形態において、その他の部分は上記第一実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
【0042】
上記のように構成される第二実施形態のディスペンサー洗浄用タンクTを用いてディスペンサー6の洗浄を行う場合には、まず、上記第一実施形態と同様の手順でディスペンスヘッド2を装着体3に取り付ける。そして、ディスペンスヘッド2のハンドル23を下げると、洗浄水導出管22に接続される接続継手25のフランジ部25aが係合突起51の案内面51aに接触しつつ係合する。このようにディスペンスヘッド2の一部が可動子5Aに係合することにより、可動子5Aが圧縮ばね44Aの弾性力に抗してキャップ42側へ移動され、可動子5Aの先端面に装着されたシール部材46の半球状頭部46bが直接残圧逃し孔43を閉塞する。
【0043】
したがって、タンク本体1内は密封状態に維持される。この状態で、上記第一実施形態と同様の手順で、炭酸ガスボンベ8から炭酸ガスをタンク本体1内に供給すると、タンク本体1内に貯留された洗浄水Lが加圧され、ディスペンスヘッド2の洗浄案内チューブ26及び洗浄水導出管22を介してディスペンサー6側へ洗浄水Lが流れてディスペンサー6の洗浄に供される。したがって、洗浄用タンクT内の気水密性を維持した状態でディスペンサー6の洗浄作業を行うことができる。
【0044】
また、洗浄作業が終了した後に、ディスペンスヘッド2のハンドル23を上げることにより、ディスペンスヘッド2の一部すなわち継手部材25のフランジ部25aと可動子5Aの係合突起51との係合が解かれる。これにより、キャップ42の残圧逃し孔43を閉塞していたシール部材46が、圧縮ばね44Aの弾性力によって押し戻される可動子5Aと共にキャップ42側から離反されることにより、残圧逃し孔43が開放され、タンク本体1内に残留する炭酸ガスが残圧逃し孔43から外部へ排出される。
【0045】
このようにしてタンク本体1内に残留する炭酸ガスを外部へ排出した後、上記第一実施形態と同様の手順でディスペンスヘッド2を装着体3すなわちタンク本体1から取り外すことができる。
【0046】
◎ 第三実施形態
図7(a)は、この発明の第三実施形態における残圧逃し機構の閉塞状態を示す断面図、図7(b)は、残圧逃し機構の開放状態を示す断面図である。
【0047】
第三実施形態は、上記第一、第二実施形態における残圧逃し機構4,4Aのシール構造を代えた場合である。すなわち、第三実施形態における残圧逃し機構4Bは、残圧逃し通路40に残圧逃し孔48を形成し、残圧逃し通路40内に摺動可能に配設される可動子5Bにシール部材47を装着した場合である。
【0048】
この場合、上記残圧逃し通路40の周方向には、1又は複数(図面では2個の場合を示す)の残圧逃し孔48が設けられている。また、上記可動子5Bは、上記第一実施形態と同様に、凹所53を有する円柱状の基部50と、この基部50の基端部からディスペンスヘッド2の装着部内に向かって突出する係合突起51とを一体に形成してなる。この可動子5Bの基部50の外周面における残圧逃し孔48より広い間隔をおいた2箇所には凹溝58が周設されており、これら凹溝58内にはそれぞれシール部材であるOリング47が装着されている。また、可動子5Bの基部50と係合突起51には貫通状に残圧排出通路59が形成されている。
【0049】
上記のように構成される可動子5Bは、上記第一実施形態と同様に、凹所53内の底部54とキャップ42の頂部42aとの間に、常時キャップ42と可動子5Bを離反する方向に弾性力を付勢するばね部材例えば圧縮ばね44が縮設されている。また、係合突起51の上面の角部には先端に向かって下り勾配のディスペンスヘッド2の案内面51aが形成されている。
【0050】
なお、第三実施形態において、その他の部分は上記第一実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
【0051】
上記のように構成される第三実施形態のディスペンサー洗浄用タンクTを用いてディスペンサー6の洗浄を行う場合には、まず、上記第一,第二実施形態と同様の手順でディスペンスヘッド2を装着体3に取り付ける。そして、ディスペンスヘッド2のハンドル23を下げると、洗浄水導出管22に接続される接続継手25のフランジ部25aが係合突起51の案内面51aに接触しつつ係合する。このようにディスペンスヘッド2の一部が可動子5Bに係合することにより、可動子5Bが圧縮ばね44の弾性力に抗してキャップ42側へ移動され、可動子5Bの基部50の外周面に装着された2箇所のOリング47が、残圧逃し通路40の内周面と密接すると共に、キャップ42側及び装着体3側から残圧逃し孔48を閉じる。
【0052】
したがって、タンク本体1内は密封状態に維持される。この状態で、上記第一、第二実施形態と同様の手順で、炭酸ガスボンベ8から炭酸ガスをタンク本体1内に供給すると、タンク本体1内に貯留された洗浄水Lが加圧され、ディスペンスヘッド2の洗浄案内チューブ26及び洗浄水導出管22を介してディスペンサー6側へ洗浄水Lが流れてディスペンサー6の洗浄に供される。したがって、洗浄用タンクT内の気水密性を維持した状態でディスペンサー6の洗浄作業を行うことができる。
【0053】
また、洗浄作業が終了した後に、ディスペンスヘッド2のハンドル23を上げることにより、ディスペンスヘッド2の一部すなわち継手部材25のフランジ部25aと可動子5Bの係合突起51との係合が解かれる。これにより、残圧逃し通路40の残圧逃し孔48をキャップ42側及び装着体3側から閉じていたOリング47が、圧縮ばね44の弾性力によって押し戻される可動子5Bと共にキャップ42側から離反されることにより、間隔をおいて2箇所に装着されているOリング47の双方が、残圧逃し孔48より装着体3側に移動することによって、残圧逃し孔48が開放され、タンク本体1内に残留する炭酸ガスが、可動子5Bの基部50と係合突起51に貫通状に形成された残圧排出路59を通って残圧逃し孔48から外部へ排出される。
【0054】
このようにしてタンク本体1内に残留する炭酸ガスを外部へ排出した後、上記第一、第二実施形態と同様の手順でディスペンスヘッド2を装着体3すなわちタンク本体1から取り外すことができる。
【0055】
【発明の効果】
以上に詳述したように、この発明のディスペンサー洗浄用タンクは、上記のように構成されているので、以下のような優れた効果が得られる。
【0056】
(1)ディスペンサーを洗浄する場合に、ディスペンスヘッドを装着体に装着した状態で、ディスペンスヘッドを残圧逃し機構の可動子に係合することにより、可動子が移動して残圧逃し孔が閉塞されるので、洗浄用タンク内を密封することができる。この状態で、ディスペンスヘッドを介して圧送ガスを洗浄用タンク内に供給することにより、洗浄用タンク内の洗浄液が加圧されて、ディスペンスヘッドを介してディスペンサーの洗浄に供される。したがって、圧送ガスが漏洩することなく、洗浄液の圧送に供されるので、洗浄作業を効率良く行うことができる。また、ディスペンサーの洗浄後に、ディスペンスヘッドと可動子との係合を解くことにより、可動子が移動して残圧逃し孔を開放し、タンク本体内に残留した圧送ガスを外部に逃がしてからディスペンスヘッドを装着体から取り外すことができるので、ディスペンスヘッドを装着体から取り外したとき、洗浄用タンク内に残留する圧送ガスの圧力によってディスペンスヘッドが跳ね飛ばされたり、爆音が生じることがない。したがって、ディスペンスヘッドを安全に取り外すことができる。
【0057】
(2)ディスペンサーを洗浄する場合に、ディスペンスヘッドを装着体に装着した状態で、ディスペンスヘッドの圧送ガス通路の開放動作に伴って、ディスペンスヘッドを残圧逃し機構の可動子に係合することにより、可動子が移動して残圧逃し孔が閉塞されるので、洗浄用タンク内を密封することができる。この状態で、ディスペンスヘッドを介して圧送ガスを洗浄用タンク内に供給することにより、洗浄用タンク内の洗浄液が加圧されて、ディスペンスヘッドを介してディスペンサーの洗浄に供される。したがって、圧送ガスが漏洩することなく、洗浄液の圧送に供されるので、洗浄作業を効率良く行うことができる。また、ディスペンサーの洗浄後に、ディスペンスヘッドの圧送ガス通路の閉塞動作に伴って、ディスペンスヘッドと可動子との係合を解くことにより、可動子が移動して残圧逃し孔を開放し、タンク本体内に残留した圧送ガスを外部に逃がしてからディスペンスヘッドを装着体から取り外すことができるので、ディスペンスヘッドを装着体から取り外したとき、洗浄用タンク内に残留する圧送ガスの圧力によってディスペンスヘッドが跳ね飛ばされたり、爆音が生じることがない。したがって、ディスペンスヘッドを安全に取り外すことができる。
【0058】
(3)ディスペンサーを洗浄する場合に、ディスペンスヘッドを装着体に装着して、ディスペンスヘッドと係合突起とを係合することにより、可動子が残圧逃し孔側に移動してシール部材が残圧逃し孔の周辺に密接又は残圧逃し孔を閉塞するので、上記(1)、(2)に加えて更に洗浄用タンク内を確実に密封することができ、洗浄用タンク内に供給される圧送ガスの漏洩を防止することができる。また、ディスペンサーの洗浄後にディスペンスヘッドと係合突起との係合を解くことにより、ばね部材の弾性力によって可動子が装着体側に移動して、シール部材の密接状態又は閉塞状態が解除されて残圧逃し孔が開くので、上記(1)、(2)に加えて更に洗浄用タンク内に残留する圧送ガスを迅速に外部へ排出することができる。
【0059】
(4)係合突起の上面に、先端に向かって下り勾配のディスペンスヘッドの案内面を形成することにより、ディスペンスヘッドと係合突起が案内面に沿って相対的に移動しつつ係合するので、上記(3)に加えて更に可動子の移動を円滑にすることができ、残圧逃し孔の開閉を確実にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のディスペンサー洗浄用タンクの使用状態を示す概略構成図である。
【図2】 この発明のディスペンサー洗浄用タンクの装着状態を示す半部断面図である。
【図3】 この発明の第一実施形態における残圧逃し機構の残圧逃し孔の閉塞状態を示す断面図(a)及び残圧逃し孔の開放状態を示す断面図(b)である。
【図4】 この発明における装着体を示す斜視図(a)及び(a)の平面図(b)である。
【図5】 ディスペンスヘッドの底面図である。
【図6】 この発明の第二実施形態における残圧逃し機構の閉塞状態を示す断面図(a)及び残圧逃し機構の開放状態を示す断面図(b)である。
【図7】 この発明の第三実施形態における残圧逃し機構の閉塞状態を示す断面図(a)及び残圧逃し機構の開放状態を示す断面図(b)である。
【符号の説明】
T ディスペンサー洗浄用タンク
1 タンク本体
2 ディスペンスヘッド
3 装着体
4 残圧逃し機構
5,5A,5B 可動子
10 口部
40 残圧逃し通路
42 キャップ
43 残圧逃し孔
44,44A 圧縮ばね(ばね部材)
45 Oリング(シール部材)
46 シール部材
47 Oリング(シール部材)
51 係合突起
51a 案内面

Claims (3)

  1. 洗浄液を収容するタンク本体と、このタンク本体の口部に取り付けられ、ディスペンスヘッドを着脱可能に装着する装着体と、を具備し、上記ディスペンスヘッドを介して供給される圧送ガスをタンク本体内の洗浄液に加圧し、加圧された洗浄液をディスペンスヘッドを介してディスペンサー側に供給する、ディスペンサーの洗浄に用いられるディスペンサー洗浄用タンクにおいて、
    上記装着体に、この装着体の側部を貫通する残圧逃し孔と、装着体内に装着される上記ディスペンスヘッドに係合すると共に、ディスペンスヘッドの装着状態において、上記残圧逃し孔を閉塞する可動子とを具備する残圧逃し機構を設け、
    上記可動子は、上記ディスペンスヘッドの圧送ガス通路の開閉動作に伴って上記残圧逃し孔を開閉し得るように形成され、
    上記残圧逃し機構は、上記装着体の側部に貫通状に設けられた上記残圧逃し通路と、この残圧逃し通路の開口部に被着される残圧逃し孔を有するキャップと、上記残圧逃し通路に摺動可能に配設される上記可動子と、上記残圧逃し孔の周辺における上記キャップと可動子の当接面のいずれか一方に装着されるシール部材と、上記可動子を常時上記キャップ側から離反する方向に弾性力を付勢するばね部材と、上記可動子から上記装着体のディスペンスヘッド装着部内に突入すると共に、ディスペンスヘッドに係脱に係合する係合突起と、を具備してなり、
    上記係合用突起の上面に、先端に向かって下り勾配のディスペンスヘッドの案内面を形成してなる、ことを特徴とするディスペンサー洗浄用タンク。
  2. 洗浄液を収容するタンク本体と、このタンク本体の口部に取り付けられ、ディスペンスヘッドを着脱可能に装着する装着体と、を具備し、上記ディスペンスヘッドを介して供給される圧送ガスをタンク本体内の洗浄液に加圧し、加圧された洗浄液をディスペンスヘッドを介してディスペンサー側に供給する、ディスペンサーの洗浄に用いられるディスペンサー洗浄用タンクにおいて、
    上記装着体に、この装着体の側部を貫通する残圧逃し孔と、装着体内に装着される上記ディスペンスヘッドに係合すると共に、ディスペンスヘッドの装着状態において、上記残圧逃し孔を閉塞する可動子とを具備する残圧逃し機構を設け、
    上記可動子は、上記ディスペンスヘッドの圧送ガス通路の開閉動作に伴って上記残圧逃し孔を開閉し得るように形成され、
    上記残圧逃し機構は、上記装着体の側部に貫通状に設けられた上記残圧逃し通路と、この残圧逃し通路の閉口部に被着される残圧逃し孔を有するキャップと、上記残圧逃し通路に摺動可能に配設される可動子と、上記可動子における上記残圧逃し孔と対峙する先端面に装着されるシール部材と、上記可動子を常時上記キャップ側から離反する方向に弾性力を付勢するばね部材と、上記可動子から上記装着体のディスペンスヘッド装着部内に突入すると共に、ディスペンスヘッドに係脱に係合する係合突起と、を具備してなり、
    上記係合用突起の上面に、先端に向かって下り勾配のディスペンスヘッドの案内面を形成してなる、ことを特徴とするディスペンサー洗浄用タンク。
  3. 洗浄液を収容するタンク本体と、このタンク本体の口部に取り付けられ、ディスペンスヘッドを着脱可能に装着する装着体と、を具備し、上記ディスペンスヘッドを介して供給される圧送ガスをタンク本体内の洗浄液に加圧し、加圧された洗浄液をディスペンスヘッドを介してディスペンサー側に供給する、ディスペンサーの洗浄に用いられるディスペンサー洗浄用タンクにおいて、
    上記装着体に、この装着体の側部を貫通する残圧逃し孔と、装着体内に装着される上記ディスペンスヘッドに係合すると共に、ディスペンスヘッドの装着状態において、上記残圧逃し孔を閉塞する可動子とを具備する残圧逃し機構を設け、
    上記可動子は、上記ディスペンスヘッドの圧送ガス通路の開閉動作に伴って上記残圧逃し孔を開閉し得るように形成され、
    上記残圧逃し機構は、上記装着体の側部に貫通状に設けられると共に、その周方向に1又は複数の残圧逃し孔を有する残圧逃し通路と、この残圧逃がし通路の開口部に被着されるキャップと、上記残圧逃し通路に摺動可能に配設される可動子と、上記可動子の外周面に装着され、上記可動子が装着体側に移動する際は、上記残圧逃し孔より装着体側に位置し、かつ、上記可動子がキャップ側に移動する際は、上記残圧逃し孔を装着体側及びキャップ側から密封する位置に装着されるシール部材と、上記可動子を常時上記キャップ側から離反する方向に弾性力を付勢するばね部材と、上記可動子から上記装着体のディスペンスヘッド装着部内に突入すると共に、ディスペンスヘッドに係脱に係合する係合突起と、上記可動子と係合突起を貫通する残圧排出路と、を具備してなり、
    上記係合用突起の上面に、先端に向かって下り勾配のディスペンスヘッドの案内面を形成してなる、ことを特徴とするディスペンサー洗浄用タンク。
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