JP2009165761A - ソープディスペンサー - Google Patents

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Abstract

【課題】水石けん液とエアとの混合室を広く確保し得て高品位の良質なムースを生成することができるとともに、そのための機構部を小型に構成可能なソープディスペンサーを提供する。
【解決手段】ソープディスペンサー26において、液シリンダ120,液ピストン126,エアシリンダ124及びエアピストン128を同軸状に配置するとともに、液ピストン126の外周面と本体部62の内周面との間に円筒状をなす混合室132を同軸状に設け、混合室132で水石けん液Lとエアとを混合してムース状化し、吐出管102から吐出するようになす。
【選択図】 図5

Description

この発明は、水石けん液とエアとを混合して水石けん液をムース状として吐出するソープディスペンサーに関する。
この種ソープディスペンサーは従来から広く用いられている。
図16はこの種ソープディスペンサーとして従来知られているものの一例を示している(下記特許文献1に開示)。
同図において200は内部に水石けん液Lを貯留する水石けん液のタンクで、204はタンク200にねじ結合されるキャップである。
キャップ204には水石けん液用の液シリンダ206とエアシリンダ208とが固定されており、そしてそれらに対して、水石けん液用の液ピストン210及びエアピストン212が図中上下に摺動可能に嵌合されている。
これら液ピストン210及びエアピストン212はスプリング214にて図中上向き、即ち各対応するシリンダから上向きに突き出す方向に付勢されている。
218は、液ピストン210及びエアピストン212を押込操作する操作部で、この操作部218に吐出管220が一体に構成されている。
このソープディスペンサーにおいては、操作部218を下向きに押し込むと、液シリンダ206内部に一時的に収容されている水石けん液Lが液ピストン210の図中下向きの押込みにより、液通路上に設けたボール弁から成る逆止弁222を押し上げて液通路上のスポンジ224を通過し、吐出管220へと送られる。
またこのとき、エアピストン212の図中下向きの押込みにより、エアシリンダ208内のエアが隙間226からスポンジ224を通って吐出管220側へと送られる。
そしてスポンジ224の個所で水石けん液Lとエアとが混合され、そしてムース状(泡状)化した水石けん液Lが吐出管220から外部に吐出される。
一方操作部218から手を離すと、操作部218及び吐出管220とともに液ピストン210及びエアピストン212が、スプリング214の付勢力で上向きに移動し、このとき液ピストン206内部に発生する負圧により、タンク200内の水石けん液Lがボール弁からなる逆止弁228を押し開いて吸い上げられ、そしてその吸い上げた水石けん液Lが液シリンダ206内部に一時的に収容される。
しかしながらこのソープディスペンサーの場合、水石けん液Lとエアとを混合する混合室といったものを特に有していないため、水石けん液Lに対してエアを十分に混合させることができず、従って泡立ちが良くて手触りが良く、柔らかで手に優しい良質な高品位の水石けん液Lのムースを良好に生成できない問題がある。
またこのソープディスペンサーは特定の個所に据え付けて使用することを予定したものではなく、これを使うにあたっては、全体を手に持ち、支えた状態で操作部218をノズルごと押込操作しなければならず、扱いづらいといった問題がある。
一方、カウンタ部等の取付基体に据付状態に設置されて使用されるソープディスペンサーも従来多く知られている。
例えば下記特許文献2にその一例が開示されている。
図17はその具体例を示している。
図17に示しているように、この例のソープディスペンサーはカウンタ部(取付基体)229に据付状態に設置されて使用されるもので、図中235は、水石けん液Lをタンク200から吸い上げ且つこれをエアと混合してムース状となした上、吐出管220へと押し出す、液ポンプ及びエアポンプとしての機能を有する機構部であり、230はその機構部235の要素をなすベローズである。
また231は水石けん液Lを一時的に貯留する液室である。
このソープディスペンサーでは、操作部218を下向きに押し込むと、ベローズ230が図中下向きに圧縮及び収縮せしめられて、液室231に一時的に溜められている水石けん液Lがベローズ230の収縮による圧力で、押上管232の下端の流入口233から押上管232内を上向きに押上げられる。
また液室231内のエアがベローズ230により加圧されて開口234から押上管232内に流入し、そしてそれらがボール弁から成る逆止弁222を押し上げて混合室236に到り、そこで混合されて泡生成し、ムース状化した水石けん液Lがカウンタ部229の上側に設けられている吐出管220から吐出される。
しかしながらこの図17に示すソープディスペンサーにおいても、水石けん液とエアとを混合する混合室236が狭小であるため、ムースが水っぽい泡となって、上記と同様に手触りが良好で泡立ちの良い柔らかな感触の高品位の水石けん液のムースを良好に生成できない問題がある他、混合室236がベローズ230の軸線即ち機構部235の径方向の中心から偏った位置に設けてあるため、機構部235が径方向に大型化してしまう問題がある。
そのためこのソープディスペンサーにおいては機構部235をカウンタ部229の下側の隠れた位置に配置し、機構部235が大型化しても据付状態で外観が損なわれないようにしている。
一方で、このように機構部235をカウンタ部229の下側の隠れた位置に配置しておくと、機構部235の掃除等のメンテナンス作業をしようとしたときに、カウンタ部229の下側に潜り込み、水石けん液Lのタンク200を外して作業をしなければならず、メンテナンス作業がしづらいものとなってしまう。
カウンタ部に据付状態に設置されるソープディスペンサーとして、ポンプ機能を備えた機構部235をカウンタ部の上側に設けたものも従来公知である。
例えばこの種のソープディスペンサーが下記特許文献3に開示されている。
図18はその具体例を示している。
図において238はカウンタ部229上に取り付けられた本体部で、この本体部238の内部に、ベローズ230を有する機構部235が設けられている。
この図18に示すソープディスペンサーにおいては、操作部218を図中下向きに押し込むと、ベローズ230が収縮することで、液室231に一時的に貯留されている水石けん液Lが、図17に示すのと同様の作用によって押上管232内を上向きに押し上げられ、またこのとき流出口234を通じてベローズ230内部のエアが押上管232内へと流出され、そして押上管232を上向きに押し上げられた水石けん液Lがエアとともに混合室236で混合され、ムース状化して吐出管220から吐出される。
しかしながらこの図18に示すソープディスペンサーにおいても、良質な高品位のムースを生成することが難しいことに加えて、図17に示したものと同様に混合室236が機構部235の中心の軸線から径方向に隔たった位置に設けてあるため、機構部235が径方向に大型化してしまう問題を有する。
図17に示すソープディスペンサーの場合、このような機構部235がカウンタ部229の下側の隠れた位置にあるため、かかる機構部235がソープディスペンサーの外観を損ねてしまうといった問題は特に生じないものの、図18に示すソープディスペンサーの場合、このような機構部235がカウンタ部229の上側において外部に露出した状態となるため、機構部235のメンテナンス作業は容易となるものの、一方で機構部235が径方向に大型化することによって、即ちカウンタ部229の上側の部分が大型化することによってソープディスペンサーの外観を悪化させてしまう。
また機構部235を含むカウンタ部229上側への露出部分が径方向に大型化することによって、カウンタ部229上のスペースを広く占めてしまい、これによりカウンタ部229上面のスペースが狭小化してしまう問題を生ずる。
実公昭63−2119号公報 特開平9−262184号公報 特開平9−103387号公報
本発明は以上のような事情を背景とし、水石けん液とエアとを混合する混合室の空間を広く確保し得て、高品位の良質なムースを生成することができ、且つそのような混合室を設けることによって水石けん液をムース状化して吐出管に供給する機構部が径方向に特に大型化してしまうことのないソープディスペンサーを提供することを目的としてなされたものである。
また本発明の他の目的は、ソープディスペンサーをカウンタ部等の取付基体に据付状態に設置した場合において、取付基体上への露出部分の外観を良好となし得るとともに、機構部のメンテンス作業も容易に行うことのできるソープディスペンサーを提供することを目的とする。
而して請求項1のものは、(イ)水石けん液のタンクと、(ロ)該タンク内の該水石けん液を上向きに供給する液チューブと、(ハ)該液チューブ及び液供給方向に開弁する逆止弁を介して該タンク内に連通した液室を内部に形成する液シリンダ、及び内部にエア室を形成するエアシリンダを有し、該タンクの上方に配置された本体部と、(ニ)前記液シリンダに摺動可能に嵌合された液ピストン、及び前記エアシリンダに摺動可能に嵌合されたエアピストンと、(ホ)前記本体部に対して相対移動する状態に設けられ、前記液ピストン及びエアピストンを押込操作する操作部と、を有し、該操作部により該液ピストン及びエアピストンを押し込むことにより、前記液室から前記水石けん液を、前記エア室から前記エアをそれぞれ押し出して混合し、該水石けん液をムース状となして前記本体部に固定してある吐出管から吐出させるソープディスペンサーであって、前記液シリンダ,液ピストン,エアシリンダ及びエアピストンが同軸状に配置されているとともに、(a)前記液ピストンの外周面と前記本体部の内周面との間に該液ピストンと同軸状に設けられた円筒状をなす混合室と、(b)前記液ピストンを貫通して前記液シリンダの内部の前記液室と前記混合室とを連通させ、前記液ピストンの押込みにより該液室の前記水石けん液を前記混合室に流出させる液流出通路と、(c)該液ピストンに且つ該液流出通路上に設けられ、前記水石けん液の前記混合室に向う流れを許容し逆方向の流れを阻止する逆止弁と、(d)前記エアシリンダ内部の前記エア室と前記混合室とを連通させ、前記エアピストンの押込みにより前記エアを前記混合室に流出させるエア流出通路と、(e)前記本体部に設けられ、該混合室に向うエアの流れを許容し逆方向の流れを阻止する逆止弁と、を更に有しており、前記混合室で前記水石けん液と前記エアとを混合してムース状化した水石けん液を、該混合室に連通して前記本体部に設けた前記吐出管から吐出するようになしたことを特徴とする。
請求項2のものは、請求項1において、前記混合室の下端と上端とをシールするシール部材が前記液ピストンと一体移動する状態に設けてあって、該混合室の全体が該液ピストンの押込みによる移動に連れて同じ上下方向長を保ちつつ移動するとともに、前記本体部の内周面で開口し、且つ位置が固定の前記エア流出通路の末端のエア流出口に対して前記混合室の全体が相対移動するものとなしてあることを特徴とする。
請求項3のものは、請求項1において、前記混合室の上端をシールするシール部材が前記液ピストンと一体移動する状態に、該混合室の下端をシールするシール部材が前記本体部に位置固定状態に設けてあって、前記液ピストンの押込みによる移動に連れて該混合室の上下方向長が漸減するようにしてあり、前記本体部の内周面で開口し、且つ位置が固定の前記エア流出通路の末端のエア流出口に対して前記混合室が相対移動するものとなしてあることを特徴とする。
請求項4のものは、請求項1〜3の何れかにおいて、前記本体部がカウンタ部等の取付基体の上側で該取付基体に固定してあることを特徴とする。
発明の作用・効果
以上のように本発明は、水石けん液とエアとを混合し、水石けん液をムース状化して吐出管に供給する機構部を液シリンダ,液ピストン,エアシリンダ,エアピストン等を要素として構成し、そしてそれら液シリンダ,液ピストン,エアシリンダ,エアピストンを同軸状に配置するとともに、液ピストンの外周面と本体部の内周面との間に円筒状を成す混合室を同じく同軸状に形成配置したものである。
この請求項1によれば、混合室の空間を広く確保することができ、従ってその混合室で水石けん液に対してエアを十分な量で良好に混合撹拌させ得、そこで水石けん液のムース状化を十分に行うことができる。
従ってこの請求項1によれば泡立ちが良く、手触りが柔らかで水っぽさを感じさせない良質で高品位の水石けん液のムースを吐出管から吐出することができる。
一方でこの請求項1では、その混合室が液ピストンの外周面と本体部の内周面との間に円筒状に形成されているため、かかる混合室自体の占めるスペースは小さく(液ピストンの外周面と本体部の内周面との間の隙間の幅は小さくて良い)てすみ、またその円筒状の混合室は液シリンダ,液ピストン,エアシリンダ,エアピストンと同軸状に配置してあるため、このような混合室を機構部の中心軸線から径方向に偏って設けた場合のように、混合室の空間の大小に拘らず、混合室の存在自体によって機構部が径方向に大型化してしまうことがない。
従ってこの請求項1によれば、広い混合空間を有する混合室を設けたとしても、機構部をコンパクトに構成することが可能となる。
次に請求項2は、混合室の下端と上端とをシールするシール部材を液ピストンと一体移動する状態に設け、混合室の全体を液ピストンの押込みによる移動に連れて同じ上下方向長を保ちつつ移動するとともに、本体部の内周面で開口し、且つ位置が固定のエア通路の末端のエア流出口に対し混合室を相対移動させるようになしたものである。
この場合、混合室に対するエア流出口の位置が、混合室の移動に連れて相対的に軸方向に移動して行くため、即ち混合室へのエアの吹出位置を液ピストンの押込みに連れて軸方向に移動させて行くため、混合室内部にエアを満遍なく吹き出すことが可能となり、そしてこのことによって、水石けん液に対するエアの混合をより促進させ得て、より良質な泡立ちの良い柔らかいムースを生成させることが可能となる。
一方においてこのようになした場合、混合室内の水石けん液が全体的に液ピストンと一緒に下降して行くため、液ピストンの押込端近傍で混合室へのエアの吹込量が、水石けん液に対して相対的に過剰となり易く、吐出管からエアリッチの、過剰に泡立った水石けん液のムースが吐出されてしまうといった問題が生ずる。
ここにおいて請求項3のものは、液ピストンの押込みによる混合室上端の下降移動に伴って混合室の上下方向長が漸減するようになしたもので、この請求項3では、混合室内の水石けん液の量が少なくなるのに伴って、混合室内の水石けん液が混合室の上端側へと追い込まれて行くことから、液ピストンの押込端で、エア流出口からのエアの吹込量に対して混合室内の水石けん液の量の比率が過少となってしまうのを有効に防止でき、従ってこの請求項3によれば、吐出管からの水石けん液のムースの吐出末期にエアリッチの、泡が過剰となったムースが吐出されてしまう不具合を解消でき、吐出末期に到るまで水石けん液に対してエアが適正な比率で混合した、状態の良質なムースを吐出管から吐出することが可能となる。
本発明は、カウンタ部の取付基体に据付状態に設置されるソープディスペンサーに適用し、本体部を取付基体の上側で取付基体に固定しておくことができる(請求項4)。
この場合、取付基体の上側に位置する上部が径方向に小型でコンパクトであるため、取付基体上の外観が良好であり、また取付基体上に位置する上部が取付基体の上面の広いスペースを占有してしまうことがなく、取付基体上面の残ったスペースを広く有効に活用できる利点が得られる。
またポンプ作用によって水石けん液とエアとを混合し、水石けん液をムース状化する機構部を取付基体の上側に位置させておくことができるため、かかる機構部のメンテナンス作業を取付基体の上側で容易に行うことができる。
次に本発明の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図1において、10は壁12に接して設置された手洗器で、14はボウル部、16はその底部に設けられた排水口である。
この排水口16には、図1(B)に示しているように排水管17が接続され、排水口16からの排水が排水管17を通じて外部に排出されるようになっている。
手洗器10の奥部のカウンタ部(取付基体)20には、手洗水栓18が図中右側位置に設置されている。
この手洗水栓18には、図1(B)に示すように壁裏の配管に止水栓22を介して接続された給水管24の上端部が接続され、手洗水栓18に対し給水管24を通じて給水が行われるようになっている。
手洗器10のカウンタ部20にはまた、図中左側位置に本実施形態のソープディスペンサー26が取り付けられている。
図2に、このソープディスペンサー26の構成が示してある。
図2において、28は取付管でカウンタ部20に設けられた取付穴30に下向きに挿通されている。
取付管28は、カウンタ部20の上側において取付穴30への挿通部よりも大径をなす円形のカップ状部32を一体に有しており、また挿通部には外周面に雄ねじが設けられていて、図4にも示しているように、その雄ねじに対しカウンタ部20の下側で固定ナット34が螺合されている。
そして固定ナット34の締付けにより、取付管28が、台座部を兼ねたカップ状部32をカウンタ部20に対し下向きに押し付ける状態に、ゴム製の三角パッキン36を介してカウンタ部20に固定されている。
38は円筒状をなす連結部材で、上端部の内周面に雌ねじが形成されており、この雌ねじにおいて取付管28の下端部にねじ結合にて接続されている。
そしてこの連結部材38を介して、内部に水石けん液Lを貯留するタンク40が脱着可能に連結されている。
詳しくは、タンク40は図3に示しているように上端部に細径の首部42を有しており、そしてその首部42の上端に外向きのフランジ部44が設けられている。
一方連結部材38には、図4に示しているように対応する外向きのフランジ部46が設けられており、それらフランジ部44,46を互いに重ね合せた状態で、弾性を有する結合クリップ48の係入溝50に係入させるようにして、タンク40が結合クリップ48にて連結部材38に連結されている。
52はタンク40を覆うカバーで、金属調の外観を有するものとされている。
図3に示しているようにカバー52は、タンク40の形状に対応して首部54と肩部56とを有しており、タンク40に対し図中上方から下向きに被せられて、その肩部56がタンク40の対応する肩部58にて支持されている。
このカバー52には、上下方向に長いスリット状の窓部60が設けられており、この窓部60を通じて、タンク40内部の水石けん液Lの残量が分るようになしてある。
図4に示しているように、この実施形態では、カウンタ部20の上側に位置する上部25の全体が取付管28から取外し可能とされている。
図5に上部25の構成が拡大して具体的に示してある。
図中62は上部25における本体部で、この本体部62は下端部に円筒形状をなす嵌合部64を有し、この嵌合部64が、取付管28のカップ状部32に外嵌状態に嵌合され、押ボタン式のストッパ66を有する連結機構68にて、取付管28に脱着可能に連結されている。
図8にこの連結機構68の構成が具体的に示してある。
図8において、70は押ボタン式のストッパ66の、断面L字状をなす取付部材で、ビス72にて取付管28のカップ状部32に固定されており、そしてこの取付部材70にてガイドピン74が嵌合状態に保持されている。
このガイドピン74には、ストッパ66を径方向外方に付勢する付勢部材としてのコイルスプリング76が外挿されている。
コイルスプリング76は、その一端(図中右端)を取付部材70に当接させ、また他端(図中左端)をストッパ66に当接させ、ストッパ66を径方向外方に押し出す向きに付勢している。
ストッパ66は円筒形状をなしていて、その底部にコイルスプリング76の一端を当接せしめている。
ストッパ66は、カップ状部32に形成された円形の嵌合孔78に図中左右方向に摺動可能に嵌合している。
ストッパ66は、図中右端に外向きのフランジ状の掛止部80を有しており、その掛止部80がカップ状部32の嵌合孔78周りの部分に掛止することで、カップ状部32から抜け防止されている。
押ボタン式のストッパ66は、コイルスプリング76の図中左向きの付勢力によって、通常時には掛止部80がカップ状部32に掛止する状態に図中左向きに突出した状態にある。
この状態でストッパ66は、本体部62の円筒部64に形成された嵌合孔82に対しても嵌合しており、そしてストッパ66と嵌合孔82との嵌合に基いて、本体部62が取付管28に対し抜止状態に連結されている。
一方でこのストッパ66を図中右向きに押し込むと、ストッパ66によるストッパ作用が解除され、ここにおいて本体部62が、即ち上部25が図中上方に取付管28から取外し可能となる。
図4にも示しているように本体部62には、その中心部に下向きに突出する円筒部84が一体に形成されており、そこに円筒状をなす接続部材86がねじ結合にて取り付けられている。
この接続部材86には、下向きに突出する細径の円筒形状の挿込口88が一体に構成されており、そしてそこに可撓性を有する水石けん液Lの吸上チューブ(液チューブ)90の上端部が挿込接続されている。
吸上チューブ90は、図2に示しているように下端をタンク40内部の水石けん液Lに浸漬させており、タンク40内の水石けん液Lは、この吸上チューブ90の内部を図中上向きに吸い上げられる。
尚この吸上チューブ90の下端には異物除去のためのストレーナ92が設けられている。
また一方上記の接続部材86には、図5にも示しているように水石けん液Lの吸上方向の流れのみを許容し、逆方向の流れを阻止するボール弁から成る逆止弁94が、水石けん液Lの液通路上に設けられている。
接続部材86にはまた、逆止弁94の上昇端を規定するストッパ96がねじ結合により取り付けられている。
このストッパ96は、ボール弁から成る逆止弁94が一定距離上昇したところで、これを当接させて更なる上昇を阻止するもので、このストッパ96には、図5に示しているようにこれを上下に貫通する複数の(ここでは3つの)貫通孔98が、ストッパ96の中心から径方向に離れた位置に且つ周方向に120°ごと隔たった3個所(図6(B)参照)に設けられている。
従って逆止弁94が上昇してストッパ96に当接しても貫通孔98は逆止弁94にて閉鎖されることはなく、吸上チューブ90を通じて上向きに吸い上げられた水石けん液Lは、この貫通孔98を通じて上方に流通可能である。
図2及び図4に示しているように、接続部材86と連結部材38とは玉鎖100にて互いに繋がれている。
本実施形態では、カウンタ部20の上側に位置する上部25の全体が、取付管28から取外し可能であることから、悪戯等により上部25の全体が持ち去られないように、この玉鎖100にて上部25と、カウンタ部20の下側の部分とが盗難防止用に互いに繋がれている。
ここでは盗難防止用として玉鎖100を用いているが、通常のワイヤーその他強度を有する可撓性の線材にて上部25と下部とを互いに繋いでおくことも可能である。
図2に示しているように、本体部62には吐出管102が固定状態に取り付けてある。
この吐出管102は、ムース状の水石けん液Lを先端の吐出口104から吐出するもので、図5に示すようにその基端部には円筒状の嵌込部105が設けられており、その嵌込部105を、本体部62の嵌込穴106に嵌め込む状態に本体部62に脱着可能に取り付けてある。
ここで嵌込部105は止ねじ108にて本体部62に固定されており、従って止めねじ108を緩めることで、嵌込部105を本体部62の嵌込穴106から抜出可能である。
その嵌込部105の外周面には凹部110が形成されており、止ねじ108は、先端部をその凹部110に挿入させるようになっている。
この実施形態において、吐出管102は、本体部62を取付管28から図中上向きに切り離した後、止ねじ108を雌ねじ孔112の下端の開口を通じて緩めることで、本体部62から抜出可能である。
この嵌込部105の内周側には、円筒状のメッシュ部材114が保持されている。
メッシュ部材114は、軸方向の両端にメッシュ116を保持しており、水石けん液Lとエアとがここを通過する過程で、そのメッシュ116により水石けん液Lとエアとの混合が促進される。
図5に示しているように本体部62は、中心部に断面円形の上下方向の貫通穴を有しており、そしてその下部に、吸上チューブ90を通じて吸い上げられた水石けん液Lを所定量一時的に貯留する液室118を内部に形成する、水石けん液L用の液シリンダ120が一体に構成され、またその上部に、内部にエア室122を形成するエアシリンダ124が一体に構成されている。
そしてその液シリンダ120に、水石けん液L用の液ピストン126が上下に摺動可能に嵌合され、またエアシリンダ124に、逆カップ状をなすエアピストン128が上下に摺動可能に嵌合されている。
この液ピストン126の下端部の外周面には、液ピストン126と液シリンダ120との間をシールするシール部材としてのOリング130が、液ピストン126と一体移動する状態に保持されており、またその上側において、液ピストン126の外周面と本体部62の内周面との間には、図6(A)にも示しているように円筒状の隙間が形成されていて、その円筒状の隙間が水石けん液Lとエアとを混合する混合室132を成している。
そして液ピストン126には、上記の液室118とこの混合室132とを連通させ、液室118内の水石けん液Lを混合室132に流出させる液流出通路134が、液ピストン126を貫通して形成されている。
ここで液流出通路134は、図中上下方向の軸方向の通路と、その上端から径方向に直角に折れ曲った径方向の通路とからなっている。
この液流出通路134上には、液室118から混合室132に向う水石けん液Lの流れのみを許容し逆方向の流れを阻止する、ボール弁から成る一方向性の逆止弁136が設けられている。
ここで円筒状をなす混合室132は、本体部62に形成された連通路138を介して、上記の吐出管102の内部に連通せしめられている。
図5において、140は液ピストン126の駆動軸であって図中上下方向に延びており、下部に断面円形の大径部142を有している。
この大径部142の外周面にはシール部材としてのOリング144が保持されており、このOリング144を介して大径部142の外周面が本体部62の内周面に摺動可能に嵌合されている。
この駆動軸140の下端部は、液ピストン126の上部に下向きに嵌入されており、そしてその嵌入部分が、液ピストン126に対して結合ピン146にて結合され、液ピストン126と駆動軸140とが図中上下に一体移動するようになしてある。
この実施形態において、上記円筒状をなす混合室132は、この大径部142に保持されたOリング144と、液ピストン126の下端部に保持されたOリング130との間の位置に形成されている。
尚148は、本体部62の中心の貫通孔の上端を閉鎖するキャップで、本体部62に対して下向きにねじ結合され、取り付けられている。
150は、本体部62に対して図中上下方向に移動可能に設けられた押ボタン式の操作部で、円形の逆カップ状をなしている。
操作部150は、周壁部152と上壁部154とを有していて、その上壁部154に対し、上記の駆動軸140の上端部が固定ねじ156にて固定されている。
ここで駆動軸140の上端部には、周方向に沿って円形の環状溝158が形成されていて、そこに固定ねじ156の先端部が係入されている。
操作部150は、周壁部152と本体部62との間に円形の環状の隙間を形成しており、その隙間が、外部の空気を内部に吸入するための吸気部160とされている。
操作部150にはまた、上記のエアピストン128が図7に示しているように固定ねじ162にて固定されており、かかるエアピストン128が駆動軸140、即ち液ピストン126とともに操作部150と一体に図中上下方向に移動するようになしてある。
上記エアシリンダ124と、このエアピストン128との内側に形成されるエア室122には、付勢手段としてのコイルスプリング164が収容されている。
コイルスプリング164は、下端を本体部62に当接させ、また上端をエアピストン128に当接させて、その付勢力をエアピストン128を介して操作部150に上向きに及ぼしている。
従って操作部150は、通常時はそのコイルスプリング164の上向きの付勢力によって、上向きに押し上げられた状態にある。
エアピストン128は、下端部且つ外周側にシール部材としてのゴム製の断面U字形状をなすUパッキン166を保持しており、このUパッキン166を介して、エアピストン128がエアシリンダ124に図中上下方向に摺動可能に嵌合されている。
エアシリンダ124とエアピストン128との内側に形成される上記のエア室122は、断面L字状をなす形態で本体部62に設けられたエア流出通路168を介して、上記の円筒状をなす混合室132と連通せしめられている。
エア室122内のエアは、エアピストン128の押込みによりこのエア流出通路168を通じて混合室132へと流出せしめられる。
尚、図6(A)に示しているようにエア流出通路168の末端のエア流出口170は本体部62の内周面で開口しており、エア流出通路168を通じて押し出されたエアは、このエア流出口170から液ピストン126の外周面に突き当たった後、その液ピストン126の外周面に沿って周方向に向きを変化しながら混合室132へと流れ込む。
図5の部分拡大図に示すようにこのエア流出通路168上には、エア室122から混合室132へのエアの流通を許容し、逆方向の流れを阻止する逆止弁172が設けられている。
逆止弁172はダックビル弁と称するもので、くちばし形状の弁部174を有しており、エア室122から混合室132へとエアが流れるときにはくちばし状の弁部174を開いてエアの通過を許容し、また逆方向の流れに対しては、くちばし状の弁部174を閉じてその逆方向の流れを阻止する。
この逆止弁172は、取付部材176にて本体部62に取り付けられている。
ここで取付部材176は円筒状をなしていて、外周面の雄ねじにおいて本体部62の雌ねじにねじ結合されている。
上記エアピストン128には、図5の部分拡大図に示しているようにその上壁部にエア通路の一部をなす貫通孔178が形成されており、吸気口160から吸入されたエアが、この貫通孔178を通じてエア室122へと流入するようになしてある。
そしてこのエアピストン128の上壁部には、エア室122に向うエアの流れのみを許容し、逆方向の流れを阻止する逆止弁180が設けられている。
ここで逆止弁180はアンブレラ弁と称されるもので軸部184にてエアピストン128の上壁部に取り付けられ、エアがエア室122に向うときには傘状の弁部182を図5の部分拡大図に示すように下向きに開いてエアの流れを許容し、また逆方向の流れに対しては弁部182が貫通孔178を閉じてエアの流れを阻止する。
尚図5において、186は液シリンダ120,液ピストン126,エアシリンダ124,エアピストン128を要素として含み、ポンプ作用でタンク40内の水石けん液Lを吸い上げるとともに、ムース状化して吐出管102側へと押し出し、また同じくポンプ作用で外部の空気をエア室122に吸入し且つ吐出管102側へと押し出す機構部を表しており、かかる機構部186が上部25に組み込まれている。
次に本実施形態の作用を図9〜図11に基いて以下に説明する。
図9は、液シリンダ120の内側の液室118に所定量の水石けん液Lが一時的に貯留された状態を表しており、この状態で操作部150を下向きに押し込むと、図10に示しているように液ピストン126が駆動軸140を介して下向きに押し込まれ、これにより液室118内の水石けん液Lが、液ピストン126を貫通して形成された液流出通路134を通じ、逆止弁136を押し開いて混合室132へと流出する。
尚、液流出通路134の末端の液流出口135は、当初は図9(I)に示すように上記のエア流出通路168の末端及び連通路138よりも上方に位置している。
一方エアピストン128は、操作部材150の下向きの押込みにより、液ピストン126と一体に下向きに移動し、これによりエア室122内のエアが、エア流出通路168を通じて逆止弁172の弁部174を押し開きながら、混合室132へと勢い良く流出する。
このときエア流出通路168の末端のエア流出口170から混合室132へと勢い良く流出したエアは、先ず液ピストン126の外周面に突き当った後、その外周面に沿って周方向及び軸方向に流れ、そのときの流れの向きの変化によって混合室132内で不規則なエアの流れを生ぜしめ、そしてそのことによって、更には混合室132が広い混合空間を有していることによって、混合室132内で水石けん液Lに対してエアが十分に撹拌混合され、そこで水石けん液Lが良好にムース状化される。
この実施形態では、混合室132が同じ上下方向長を保ちながら、その全体が液ピストン126の移動に連れて下向きに移動する。即ち位置固定状態に設けられたエア流出口170が、混合室132に対して図中下側から上側に向って相対移動し、エアの流出位置を、混合室132に対し下端から上端に向って相対的に漸次変化させて行く。
そしてこのようにしてムース状化された水石けん液Lが吐出管102へと押し出され、更にその内部の吐出通路を通じ流通した上で、先端の吐出口104から手洗器10のボウル部14に向けて吐出される。
尚混合室132内部の水石けん液Lとエアとの混合体が吐出管102へと流れ込む際、その途中に設けられたメッシュ部材114のメッシュ116によって、即ちそこを水石けん液Lとエアとの混合体が通過することで気液混合、即ち水石けん液Lのムース状化がより一層促進される。
以上のようにして操作部150を押込端まで一杯に押し込み、所定量のムース状化した水石けん液Lを吐出した後、操作部150に加えていた力を除くと、ここにおいて操作部150がコイルスプリング164の付勢力によって図中上向きに押し上げられ、そしてこれと一体に液ピストン126及びエアピストン128が上昇せしめられる。
このとき、吸気口160から外部の空気が逆止弁180を押し開きながらエア室122へと流入し、新たな空気がエア室122に供給される。
また同時に、液ピストン126の上昇により発生した負圧によって、図11に示しているようにタンク40内の水石けん液Lが吸上チューブ90を通じ逆止弁94を押し開きながら、液シリンダ120の内側の液室118に吸い上げられ、そこに一時的に貯留される。
図2,図4,図5,図9〜図11に示しているように、この実施形態では液シリンダ120,液ピストン126,エアシリンダ124,エアピストン128,駆動軸140,吸上チューブ90,円筒状を成す混合室132,操作部150がすべて同軸状に配置されており、また駆動軸140,液ピストン126,接続部材86,吸上チューブ90がすべて上下の同一直線上に設けられ、そして更にその直線上において逆止弁136,94が設けられている。
以上のように本実施形態によれば、混合室132の空間を広く確保することができ、従ってその混合室132で水石けん液Lに対してエアを十分な量で良好に混合撹拌させ得、そこで水石けん液Lのムース状化を十分に行うことができる。
従って本実施形態によれば泡立ちが良く、手触りが柔らかで水っぽさを感じさせない良質で高品位の水石けん液Lのムースを吐出管102から吐出することができる。
一方で本実施形態では、その混合室132が液ピストン126の外周面と本体部62の内周面との間に円筒状に形成されているため、かかる混合室132自体の占めるスペースは小さく(液ピストン126の外周面と本体部62の内周面との間の隙間の幅は小さくて良い)てすみ、またその円筒状の混合室132は液シリンダ120,液ピストン126,エアシリンダ124,エアピストン128と同軸状に配置してあるため、このような混合室を機構部の中心軸線から径方向に偏って設けた場合のように、混合室の空間の大小に拘らず、混合室の存在自体によって機構部が径方向に大型化してしまうことがない。
従って本実施形態によれば、広い混合空間を有する混合室132を設けたとしても、機構部186をコンパクトに構成することができる。
また本実施形態では、混合室132の下端と上端とをシールするOリング130,144を液ピストン126と一体移動する状態に設け、混合室132の全体を、液ピストン126の押込みによる移動に連れて同じ上下方向長を保ちつつ本体部62の内周面で開口する、位置が固定のエア流出口170に対し相対移動させるようになしているため、即ち混合室132に対するエア流出口170の位置が、混合室132の移動に連れて相対的に軸方向に移動して行くため、混合室132内部にエアを満遍なく吹き出すことが可能となり、そしてこのことによって、水石けん液Lに対するエアの混合をより促進させ得て、より良質な泡立ちの良い柔らかいムースを生成させることができる。
また本実施形態ではカウンタ部20の上側に位置する、機構部186を含んだ上部25が径方向に小型でコンパクトであるため、カウンタ部20上の外観が良好であり、またカウンタ部20上に位置する上部25がカウンタ部20の上面の広いスペースを占有してしまうことがないため、カウンタ部20上面の残ったスペースを広く有効に活用できる利点が得られる。
更に本実施形態ではポンプ作用によって水石けん液Lとエアとを混合し、水石けん液Lをムース状化する機構部186がカウンタ部20の上側に位置しているため、かかる機構部186のメンテナンス作業をカウンタ部20の上側で容易に行うことができる。
本実施形態ではまた上記の作用の他、図15に示しているように上部25が吸上チューブ90とともに全体的に取外し可能であることから、同図に示しているように上部25を取り外した状態の下で、タンク40への水石けん液Lの補給をカウンタ部20の上側において容易に行うことができる。
次に図12は本発明の他の実施形態を示している。
上記実施形態では、液ピストン126の下端部に、混合室132をシールするためのOリング130を設けているが、この実施形態ではこれに代えて、底部に開口188を有する弾性材製の、ここではゴム製のカップ状のシール部材190を本体部62に固定状態に設け、そしてこのシール部材190に対して、液ピストン126を下向きに嵌入させるようになしている。
図13に拡大して示しているように、カップ状をなすシール部材190は、本体部62に形成した段付形状の嵌込凹部192に嵌め込まれ、その嵌込凹部192にて上下方向の移動が阻止されている。
またシール部材190は、内周側の部分を本体部62の内周面よりも僅かに径方向内向きに突出させる状態で本体部62に取り付けられている。
この実施形態では、操作部150を下向きに押し込んで液ピストン126を下降させる際、これに伴って混合室132の上下方向長が漸次短くなって行く。
詳しくは、混合室132を液密にシールする上側のOリング144が液ピストン126と一体に下向きに移動する一方で、混合室132をシールする下側のカップ状のシール部材190が位置固定であり、即ち混合室132の上端は液ピストン126の下向きの押込みに連れて一体に下向きに移動する一方で、混合室132の下端は位置が固定であり、そのため混合室132は液ピストン126の下向きの移動に連れて、その上下方向長を漸次短くして行く(図14参照)。
従ってこの実施形態では、混合室132内の水石けん液Lが、液ピストン126の下向きの移動に連れて漸次混合室132内で上向きに追い込まれて行く。
尚混合室132へとエアを流出させるエア流出口170は位置固定であり、且つ液ピストン126の押込端でこのエア流出口170が混合室132の上端に位置するようにエア流出口170の位置が予め定めてある(この点は上記第1の実施形態でも同様)。
上記第1の実施形態では、混合室132内の水石けん液Lの全体が液ピストン126と一体に下降して行くため、液ピストン126の押込みの末期に水石けん液Lに対してエアの比率が過大となり、操作部150の押込みの末期で吐出管102からエアリッチの水石けん液Lのムースが吐出してしまう問題を生ずる。
しかるにこの実施形態によれば、混合室132内の水石けん液Lが、液ピストン126の下降に伴って混合室132の上端側へと追い込まれて行くため、液ピストン126の押込端でエア流出口170からのエアの吹込量に対し混合室132内の水石けん液Lの量の比率が過少となってしまうのを有効に防止でき、従って本実施形態によれば、吐出管104からの水石けん液Lのムースの吐出末期にエアリッチの、泡が過剰となったムースが吐出されてしまう不具合を解消でき、吐出末期に到るまで水石けん液Lに対してエアが適正な比率で混合した、状態の良質なムースを吐出管102から吐出することができる。
以上本発明の実施形態を詳述したがこれはあくまで一例示であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
本発明の一実施形態のソープディスペンサーを手洗器に取り付けた状態で示した図である。 同実施形態のソープディスペンサーの全体構成を示す断面図である。 同実施形態におけるタンク及びカバーの構成を示した図である。 同実施形態のソープディスペンサーを、取付管から本体部を取り外した状態で示した図である。 同実施形態におけるカウンタ部上側の上部の構成を拡大して示した断面図である。 (A):図5のアーア部の断面図である。(B):図5のイーイ部の断面図である。 同実施形態における上部の要部を示した断面図である。 同実施形態における連結機構の構成を示した図である。 同実施形態の作用説明図である。 図9に続く作用説明図である。 図10に続く作用説明図である。 本発明の他の実施形態のソープディスペンサーの図である。 図12の要部を拡大して示した図である。 同実施形態の作用説明図である。 各実施形態の利点の説明図である。 ソープディスペンサーの従来例を示した図である。 図16とは異なるソープディスペンサーの従来例を示した図である。 更に異なるソープディスペンサーの従来例を示した図である。
符号の説明
20 カウンタ部
26 ソープディスペンサー
40 タンク
62 本体部
90 吸上チューブ(液チューブ)
94,136,172 逆止弁
102 吐出管
118 液室
120 液シリンダ
122 エア室
124 エアシリンダ
126 液ピストン
128 エアピストン
130,144 Oリング
132 混合室
134 液流出通路
150 操作部
166 Uパッキン
168 エア流出通路
170 エア流出口
190 シール部材

Claims (4)

  1. (イ)水石けん液のタンクと、(ロ)該タンク内の該水石けん液を上向きに供給する液チューブと、(ハ)該液チューブ及び液供給方向に開弁する逆止弁を介して該タンク内に連通した液室を内部に形成する液シリンダ、及び内部にエア室を形成するエアシリンダを有し、該タンクの上方に配置された本体部と、(ニ)前記液シリンダに摺動可能に嵌合された液ピストン、及び前記エアシリンダに摺動可能に嵌合されたエアピストンと、(ホ)前記本体部に対して相対移動する状態に設けられ、前記液ピストン及びエアピストンを押込操作する操作部と、を有し、該操作部により該液ピストン及びエアピストンを押し込むことにより、前記液室から前記水石けん液を、前記エア室から前記エアをそれぞれ押し出して混合し、該水石けん液をムース状となして前記本体部に固定してある吐出管から吐出させるソープディスペンサーであって
    前記液シリンダ,液ピストン,エアシリンダ及びエアピストンが同軸状に配置されているとともに
    (a)前記液ピストンの外周面と前記本体部の内周面との間に該液ピストンと同軸状に設けられた円筒状をなす混合室と、
    (b)前記液ピストンを貫通して前記液シリンダの内部の前記液室と前記混合室とを連通させ、前記液ピストンの押込みにより該液室の前記水石けん液を前記混合室に流出させる液流出通路と、
    (c)該液ピストンに且つ該液流出通路上に設けられ、前記水石けん液の前記混合室に向う流れを許容し逆方向の流れを阻止する逆止弁と、
    (d)前記エアシリンダ内部の前記エア室と前記混合室とを連通させ、前記エアピストンの押込みにより前記エアを前記混合室に流出させるエア流出通路と、
    (e)前記本体部に設けられ、該混合室に向うエアの流れを許容し逆方向の流れを阻止する逆止弁と、
    を更に有しており、前記混合室で前記水石けん液と前記エアとを混合してムース状化した水石けん液を、該混合室に連通して前記本体部に設けた前記吐出管から吐出するようになしたことを特徴とするソープディスペンサー。
  2. 請求項1において、前記混合室の下端と上端とをシールするシール部材が前記液ピストンと一体移動する状態に設けてあって、該混合室の全体が該液ピストンの押込みによる移動に連れて同じ上下方向長を保ちつつ移動するとともに、前記本体部の内周面で開口し、且つ位置が固定の前記エア流出通路の末端のエア流出口に対して前記混合室の全体が相対移動するものとなしてあることを特徴とするソープディスペンサー。
  3. 請求項1において、前記混合室の上端をシールするシール部材が前記液ピストンと一体移動する状態に、該混合室の下端をシールするシール部材が前記本体部に位置固定状態に設けてあって、前記液ピストンの押込みによる移動に連れて該混合室の上下方向長が漸減するようにしてあり、前記本体部の内周面で開口し、且つ位置が固定の前記エア流出通路の末端のエア流出口に対して前記混合室が相対移動するものとなしてあることを特徴とするソープディスペンサー。
  4. 請求項1〜3の何れかにおいて、前記本体部がカウンタ部等の取付基体の上側で該取付基体に固定してあることを特徴とするソープディスペンサー。
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