JP6808171B2 - 石鹸液供給装置 - Google Patents

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Description

本発明の態様は、一般的に、石鹸液供給装置に関する。
石鹸液と空気とを混合して、石鹸液を泡状にして吐出する石鹸液供給装置が、従来から用いられている。例えば、特許文献1には、液シリンダ、液ピストン、エアシリンダ及びエアピストンによって、水石けん液とエアを混合し、水石けん液をムース状となして吐出するソープディスペンサーが開示されている。
特許第4979602号公報
駅や商業施設などの所謂パブリック空間で利用される石鹸液供給装置は、家庭での使用に比べて使用回数が多いこと、乱雑に扱われる可能性が高いこと等から、故障が発生する可能性が高く、求められる耐久性のハードルが高い。このような環境での使用にあたって、従来は特許文献1などに示されているように、ソープディスペンサーを、金属を中心とした材料で構成することが一般的であった。
一方で、ピストン及びシリンダを有し、石鹸液と空気とを混合するポンプユニットの材料には、例えば、樹脂を用いることで、複雑な構成でも安価で簡単に製造ができるようになる。しかし、ポンプユニットの材料に樹脂を用いた場合は、金属を用いた場合に比べて、ポンプユニットの耐久性が低くなる傾向にある。また、パブリック空間で利用される石鹸液供給装置はカウンタに固定されているため、強い力が作用した場合に、カウンタの上に単純におかれるボトルタイプの石鹸液のように転倒して力を逃がすことができない。このため、強い力で操作された場合に、ポンプが破壊されてしまう恐れがある。
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、ポンプが壊れることを抑制できる石鹸液供給装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、カウンタを貫く取付管と、前記カウンタの下方に設けられ、前記取付管と接続された石鹸液タンクであって、石鹸液が前記カウンタの上方から前記取付管を介して補充される石鹸液タンクと、少なくとも一部が前記カウンタの上方に設けられ、前記取付管と着脱可能に接続された本体部と、を備え、前記本体部は、樹脂で構成されたシリンダ及び樹脂で構成されたピストンを有するポンプと、前記ポンプの少なくとも一部を内部に収納する外郭部材と、押し込まれることで前記ポンプを駆動するハンドル部と、を有し、前記シリンダ及びピストンは、前記石鹸液タンク内の石鹸液を送る液ポンプと、空気を送るエアポンプと、を形成し、前記ハンドル部がもっとも押し込まれたときに、前記ピストンは、前記ハンドル部が押し込まれる方向において前記シリンダに当接せず、前記外郭部材は、前記ハンドル部がもっとも押し込まれたときに、前記ハンドル部を押し込む力を受ける受力部を有し、前記外郭部材及び前記ハンドル部のそれぞれは、金属で構成され、前記外郭部材と前記ハンドル部との間に設けられた緩衝部材をさらに備えたことを特徴とする石鹸液供給装置である。
この石鹸液供給装置によれば、ハンドル部に操作力が加えられたときにピストンとシリンダとが当接してポンプに負荷がかかることを抑制し、ポンプが壊れることを抑制できる。
この石鹸液供給装置によれば、ハンドル部に加えられた操作力を、径の大きい外郭部材で受けることができるため、本体部の耐久性を向上させることができる。また、この石鹸液供給装置によれば、外郭部材及びハンドル部に金属を用いることで、耐久性を向上させることができる。また、この石鹸液供給装置によれば、ハンドル部が押し込まれたときに、外郭部材の金属とハンドル部の金属とが当接することを、緩衝部材により防げる。これにより、金属同士の接触音を低減できる。
第2の発明は、第1の発明において、前記受力部は、前記外郭部材及び/又は前記ハンドル部の内部に設けられることを特徴とする石鹸液供給装置である。
この石鹸液供給装置によれば、使用者がハンドル部を押し込んだときに、ハンドル部と外郭部材との間に指を挟んでしまうことを防げる。
第3の発明は、カウンタを貫く取付管と、前記カウンタの下方に設けられ、前記取付管と接続された石鹸液タンクであって、石鹸液が前記カウンタの上方から前記取付管を介して補充される石鹸液タンクと、少なくとも一部が前記カウンタの上方に設けられ、前記取付管と着脱可能に接続された本体部と、を備え、前記本体部は、樹脂で構成されたシリンダ及び樹脂で構成されたピストンを有するポンプと、前記ポンプの少なくとも一部を内部に収納する外郭部材と、押し込まれることで前記ポンプを駆動するハンドル部と、を有し、前記シリンダ及び前記ピストンは、前記石鹸液タンク内の石鹸液を送る液ポンプと、空気を送るエアポンプと、を形成し、前記ハンドル部がもっとも押し込まれたときに、前記ピストンは、前記ハンドル部が押し込まれる方向において前記シリンダに当接せず、前記外郭部材は、前記ハンドル部がもっとも押し込まれたときに、前記ハンドル部を押し込む力を受ける受力部を有し、前記受力部は、前記外郭部材及び/又は前記ハンドル部の内部に設けられ、前記ハンドル部は、前記ハンドル部の上部から延びるノズルを有し、前記ハンドル部がもっとも押し込まれたときに、前記受力部と前記ノズルの下端部が当接することを特徴とする石鹸液供給装置である。
この石鹸液供給装置によれば、ハンドル部に操作力が加えられたときにピストンとシリンダとが当接してポンプに負荷がかかることを抑制し、ポンプが壊れることを抑制できる。また、この石鹸液供給装置によれば、ハンドル部に加えられた操作力を、径の大きい外郭部材で受けることができるため、本体部の耐久性を向上させることができる。また、この石鹸液供給装置によれば、使用者がハンドル部を押し込んだときに、ハンドル部と外郭部材との間に指を挟んでしまうことを防げる。また、この石鹸液供給装置によれば、ハンドル部のストロークを大きく取りながら、本体部の全高を低く抑えることができる。
の発明は、第の発明において、前記外郭部材及び前記ハンドル部のそれぞれは、金属で構成されることを特徴とする石鹸液供給装置である。
この石鹸液供給装置によれば、外郭部材及びハンドル部に金属を用いることで、耐久性を向上させることができる。
の発明は、第の発明において、前記外郭部材と前記ハンドル部との間に設けられた緩衝部材をさらに備えたことを特徴とする石鹸液供給装置である。
この石鹸液供給装置によれば、ハンドル部が押し込まれたときに、外郭部材の金属とハンドル部の金属とが当接することを、緩衝部材により防げる。これにより、金属同士の接触音を低減できる。
の発明は、第1、2及び5のいずれか1つにの発明において、前記緩衝部材は、前記ハンドル部の前記外郭部材に対する摺動をガイドするガイド部を有することを特徴とする石鹸液供給装置である。
この石鹸液供給装置によれば、ハンドル部が押し込まれたときに、外郭部材の金属とハンドル部の金属とが擦れ合うことを防げるため、摺動音を低減できる。
本発明の態様によれば、ポンプが壊れることを抑制できる石鹸液供給装置が提供される。
図1(a)及び図1(b)は、実施形態に係る石鹸液供給装置を例示する斜視図である。 図2(a)及び図2(b)は、実施形態に係る石鹸液供給装置を例示する斜視図及び側面図である。 実施形態に係る石鹸液供給装置を例示する断面図である。 図4(a)及び図4(b)は、実施形態に係る石鹸液供給装置を例示する分解図である。 実施形態に係る石鹸液供給装置を例示する断面図である。 実施形態に係る石鹸液供給装置を例示する断面図である。 実施形態に係る石鹸液供給装置を例示する断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1(a)及び図1(b)は、実施形態に係る石鹸液供給装置を例示する斜視図である。
図1(a)及び図1(b)に示すように、実施形態に係る石鹸液供給装置100は、カウンタ200に取り付けられる。この例では、カウンタ200は、ボウル210と一体に設けられている。カウンタ200とボウル210とは別々に設けられてもよい。カウンタ200の材料には、陶器、樹脂又は木材など任意の材料を用いることができる。
石鹸液供給装置100は、石鹸液を泡状に変換し、ボウル210へ向けて吐出する。石鹸液供給装置100は、例えば、駅や街の公共設備に設置されるパブリック用の装置である。
図1(a)及び図1(b)に示すように、カウンタ200には、水栓装置220が設けられていてもよい。水栓装置220は、ボウル210へ向けて水を吐出する。
図2(a)は、実施形態に係る石鹸液供給装置を例示する斜視図である。
図2(b)は、実施形態に係る石鹸液供給装置を例示する側面図である。
図3は、実施形態に係る石鹸液供給装置を例示する断面図である。
石鹸液供給装置100は、取付管12と、石鹸液タンク14と、本体部15と、を有する。
図3に示すように、取付管12は、カウンタ200を貫く。取付管12は、カウンタ200の下方のナット22によって、カウンタ200に固定される。ナット22とカウンタ200との間には、ワッシャやパッキン21が設けられる。
石鹸液タンク14は、カウンタ200の下方に設けられ、継手23により、取付管12に接続される。継手23と取付管12との間や、継手23と石鹸液タンク14との間には、適宜パッキン23a、23bなどが設けられる。石鹸液タンク14の内部には石鹸液が収容される。
本体部15の少なくとも一部は、カウンタ200よりも上方に設けられる。本体部15は、取付管12に着脱可能に接続されている。
本体部15の下端には、石鹸液タンク14の内部まで延びるホース部25が接続されている。ホース部25は、ホース25cと、ホース25cの先端に継手25bを介して接続されたフィルタ25aと、を有する。
図4(a)及び図4(b)は、実施形態に係る石鹸液供給装置を例示する分解図である。
図4(a)は、取付管12及び本体部15を分解した様子を示し、図4(b)は、図4(a)の断面を示す。
本体部15は、ハンドル部40と、樹脂部材42と、製泡部材44(フィルタ)と、外郭部材46と、パッキン48と、キャップ26と、ポンプユニット30と、カバー部材28と、Cリング29(抜け止め部材)と、を有する。
図4(b)に示すように、ポンプ(ポンプユニット30)は、液ポンプ31と、エアポンプ32と、を有する。液ポンプ31は、石鹸液タンク14内の石鹸液をホース部25を介して下方から取り込み、取り込んだ石鹸液を上方へ送る。エアポンプ32は、空気を取り込み、取り込んだ空気を上方へ送る。これにより、ポンプユニット30は、石鹸液と空気との混合物(混合液)を、上方のハンドル部40へ送る。液ポンプ31及びエアポンプ32(後述するピストンやシリンダ)は、それぞれ、樹脂で構成される。例えば、液ポンプ31の材料及びエアポンプ32の材料のそれぞれには、ポリプロピレン(polypropylene:PP)を用いることができる。なお、本明細書における「樹脂で構成されている」とはその大部分が樹脂によって構成されていればよく、内部などに金属製の部材、たとえば逆止弁などが設けられているものを含む。
カバー部材28は、筒状であり、ポンプユニット30の少なくとも一部を覆う。例えば、図4(b)に示すように、カバー部材28は、ポンプユニット30の下部を覆うように取り付けられる。ポンプユニット30の上部には、キャップ26が取り付けられる。
カバー部材28及びキャップ26は、樹脂で構成される。例えば、カバー部材28の材料には、ポリフェニレンスルファイド(polyphenylenesulfide:PPS)を用いることができる。
外郭部材46は、筒状であり、カバー部材28及びポンプユニット30の少なくとも一部を覆う(図3及び図4(b)参照)。換言すれば、ポンプユニット30の少なくとも一部は、外郭部材46の内部に収納される。外郭部材46の少なくとも表面は、金属で構成される。例えば、外郭部材46は、金属製であるが、プラスチック等の非金属に金属メッキが施されたものであってもよい。外郭部材46に用いられる金属は、例えば、銅を含む合金(銅系合金)である。
Cリング29は、カバー部材28の外周と、外郭部材46の内周と、の間に取り付けられる(図3参照)。これにより、カバー部材28に覆われたポンプユニット30は、Cリング29によって外郭部材46から抜け止めされる。Cリング29を取り外すことにより、外郭部材46から、カバー部材28に覆われたポンプユニット30を抜き取ることができる。すなわち、ポンプユニット30は、外郭部材46に対して着脱可能である。
ハンドル部40は、ポンプユニット30に対して着脱可能に接続される。ハンドル部40を回転させながら上方に引っ張ることで、ハンドル部40を取り外すことができる。外郭部材46と同様に、ハンドル部40の少なくとも表面は、金属で構成される。
ハンドル部40は、下方に押し込まれることで、外郭部材46に対して摺動し、ポンプユニット30を駆動する。これにより、ポンプユニット30は、石鹸液と空気との混合物を上方へ送る。また、ハンドル部40は、ハンドル部40の上部から側方に延びるノズル41を有する。
樹脂部材42は、ハンドル部40の下方から、ハンドル部40の内側に嵌め込まれる。樹脂部材42は、ハンドル部40が押し込まれたときに、ハンドル部40と外郭部材46とが直接ぶつかることを防ぎ、摺動をスムーズにするガイド部材として機能する。
製泡部材44は、ポンプユニット30とハンドル部40との接続部に設けられる。製泡部材44は、複数の孔(例えば網)を有する。ポンプユニット30から送られた石鹸液及び空気の混合物は、製泡部材44を通ってハンドル部40内に導かれる。混合物は、製泡部材44を通ることにより、きめ細かい泡に変換される。その後、混合物(泡)は、ハンドル部40及びノズル41を通って、ノズル41の吐出口41eから吐出される。
本体部15は、取付管12と着脱可能に接続される。具体的には、図4(a)に示すように、ポンプユニット30の下部には凹凸30b(例えばスナップフィット)が設けられており、図4(b)に示すように、取付管12の上部の内側に凹凸12bが設けられている。凹凸30bと凹凸12bとが係合することで、本体部15は、取付管12に取り付けられる。本体部15を上方へ引っ張ることで、本体部15を取付管12から取り外すことができる。
本体部15を取り外した後、カウンタ200の上方に位置する取付管12の開口12aから、取付管12を介して、石鹸液タンク14に石鹸液が補充される。
図5は、実施形態に係る石鹸液供給装置を例示する断面図である。
図5は、ポンプユニット30近傍の一部の拡大図である。ポンプユニット30は、ピストン33及びシリンダ34を有する。ピストン33及びシリンダ34により、前述の液ポンプ31及びエアポンプ32が形成される。
シリンダ34は、カバー部材28に支持されている。
ピストン33は、エアピストン33aとリキッドピストン33bとを有する。エアピストン33a及びリキッドピストン33bは、それぞれ、シリンダ34に対して上下に摺動可能である。リキッドピストン33bとシリンダ34とによって、石鹸液を内部に貯留する液室RLが形成される。エアピストン33aとシリンダ34とによって、内部に空気を溜める空気室RAが形成される。また、液室RL及び空気室RAの上方には、混合室RMが形成されている。
液室RLの下端には、ボール39(逆止弁)が設けられる。液室RLは、取付管12を介して石鹸液タンク14に接続されているが、石鹸液供給装置100の待機時においては、液室RLの下端はボール39によって塞がれている。
液室RLの内部には、インナーロッド35、プラグ37及びスプリング38が設けられる。プラグ37は、インナーロッド35及びスプリング38を保持する。スプリング38は、その弾性力によって、ピストン33を上方に付勢する。インナーロッド35の上部は、混合室RMまで延びており、混合室逆止弁36cとなる。
使用者がハンドル部40を下方へ押し込むと、ハンドル部40を押し込む力(操作力)がピストン33に伝達される。これにより、エアピストン33a及びリキッドピストン33bは下方へ移動する。すると、液室RLの容積が減少するため、液室RL内の石鹸液は、混合室逆止弁36cを通って混合室RMに流入する。このとき、液室RLの下端は、ボール39によって閉じられた状態である。またスプリング38は縮まっている。
同時に、空気室RAの容積が減少するため、空気室RA内の空気は、エアピストン33aに設けられた逆止弁36aおよび混合室逆止弁36cを通って、混合室RMに流入する。このとき、エアピストン33aに設けられた逆止弁36bは、閉じている。
混合室RM内では、空気及び石鹸液が混合される。そして、混合物は、混合室RMの上部に設けられた小孔Pから、製泡部材44及びハンドル部40へ吐出される。以上により、ノズル41から石鹸の泡が吐出される。
その後、使用者がハンドル部40から手を放すと、縮んでいたスプリング38の弾性力によって、エアピストン33a及びリキッドピストン33bは、上方へ移動する。すると、液室RLの容積が増大し、液室RL内に負圧が生じる。このとき、混合室逆止弁36cは閉まり、ボール39が上昇する。これにより、下方の石鹸液タンク14から液室RL内に石鹸液が供給され、液室RL内は石鹸液で満たされる。
同時に、空気室RAの容積が増大し、空気室RA内に負圧が生じる。このとき、逆止弁36aは閉まり、逆止弁36bが開く。これにより、空気室RAには、外部から空気が供給される。以上により、石鹸液供給装置100は、待機状態に戻る。
図6及び図7は、実施形態に係る石鹸液供給装置を例示する断面図である。
図6は、待機時、すなわち、押し込む力(操作力)がハンドル部40に加えられていないときの本体部15を示す。図7は、ハンドル部40に操作力が加えられて、ハンドル部40が最も下方に押し込まれたときの本体部を示す。
図6に示すように、ハンドル部40は、下端部40bを有する。下端部40bは、ハンドル部40の上部に設けられたノズル41の下端(直下)に位置する。待機時においては、ハンドル部40の下端部40bと、外郭部材46の上端部46a(受力部)と、の間に隙間G1が設けられている。
樹脂部材42(緩衝部材)は、緩衝部42aを有する。緩衝部42aは、上下方向において、ハンドル部40の下端部40bと、外郭部材46の上端部46aと、の間に設けられる。
ピストン33とシリンダ34との間には、隙間G2が設けられる。隙間G2の幅は、ハンドル部40が押し込まれてピストン33が移動すると、ハンドル部40が押し込まれる方向(上下方向)において狭くなる。
ハンドル部40は、押し込まれると、外郭部材46に対して摺動する。そして、図7に示したように、ハンドル部40が最も押し込まれたときに、ハンドル部40の下端部40bは、緩衝部42aを介して、外郭部材46の上端部46aに当接する。つまり、ハンドル部40を押し込むことができる範囲は、外郭部材46により制限されている。図6に示した隙間G1の幅は、ハンドル部40が最も押し込まれたときに略ゼロとなり、下端部40bと上端部46aとの間の距離は、緩衝部42aの厚さと実質的に等しい。外郭部材46は、緩衝部42aを介してハンドル部40に加えられた操作力を受ける。
一方、ハンドル部40が最も押し込まれたときに、ピストン33は、ハンドル部40が押し込まれる方向においてシリンダ34に当接しない。すなわち、図7に示したように、ピストン33とシリンダ34との間の隙間G2は、ハンドル部40が最も押し込まれたときに、上下方向において幅W3を有する。
実施形態において、ハンドル部40の可動範囲は、待機時における隙間G1の上下方向の幅W1(図6参照)によって定められる。待機時において、隙間G1の上下方向の幅W1は、隙間G2の上下方向の幅W2よりも狭い。ハンドル部40が最も押し込まれたときに、ピストン33には、シリンダ34に対して幅W3だけ近接できる余裕が残されている。
なお、隙間G2の幅とは、隙間G2のうち、上下方向に沿った幅が最も狭い部分の幅をいう。同様に、隙間G1の幅とは、隙間G1のうち、上下方向に沿った幅が最も狭い部分の幅をいう。
ポンプユニット30の材料に樹脂を用いることにより、例えば、製造コストを抑えることができる。一方、材料に樹脂を用いた場合は、材料に金属を用いた場合に比べて、ポンプユニットの耐久性が低くなりやすい。これに対して、実施形態においては、ハンドル部40が最も押し込まれたときでも、ピストン33とシリンダ34との間には隙間がある。これにより、ハンドル部40に操作力が加えられたときに、ピストン33とシリンダ34とが当接して、ポンプユニット30に負荷が掛かることを抑制できる。したがって、ポンプユニットが壊れることを抑制できる。
また、ハンドル部40がもっとも押し込まれたときには、径の大きい外郭部材46が、ハンドル部40を押し込む力を受けるため、本体部15の耐久性を向上させることができる。
また、操作力を受けるハンドル部40及び外郭部材46の材料に、金属を用いることにより、耐久性をさらに向上させることができる。このとき、樹脂部材42(緩衝部42a)を設けることにより、ハンドル部40が押し込まれたときに、外郭部材46の金属とハンドル部40との金属とが直接、当接することを防げる。これにより、金属同士の接触音を低減できる。
さらに、樹脂部材42は、ガイド部42bを有する。例えば、図7に示すように、ガイド部42bは、水平方向(ハンドル部40を押し込む方向に対して垂直な方向)において、外郭部材46とハンドル部40との間に位置する。ガイド部42bは、ハンドル部40の外郭部材46に対する摺動をガイドする。すなわち、ガイド部42bは、ハンドル部40と外郭部材46とが擦れ合うことを防ぐ。これにより、ハンドル部40の外郭部材46に対する摺動がスムーズになる。また、外郭部材46の金属とハンドル部40の金属とが擦れ合うことを防げるため、摺動音を低減できる。
また、樹脂部材42は、下方からハンドル部40の内側に嵌め込まれているため、外部から視認されない。これにより、本体部15の外観をすっきりとさせることができる。
また、ハンドル部40から操作力を受ける外郭部材46の上端部46aは、外郭部材46及び/又はハンドル部40の内部に設けられる。上端部46aは、例えば、上方からハンドル部40に覆われているため、外部に露出していない。このように、ハンドル部40が、樹脂部材42を介して外郭部材46と当接する箇所が隠蔽されているため、ハンドル部40と外郭部材46との間に使用者が指を挟んでしまうことを防げる。
また、実施形態においては、ノズル41をハンドル部40の上部に配置することで、ハンドル部40の下部に、ハンドル部40が摺動するためのスペース(隙間G1)を設けている。これにより、ハンドル部40のストローク(可動範囲)を大きく取りながら、本体部15の全高を低く抑えることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、取付管、石鹸液タンク及び本体部などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置、設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
12 取付管、 12a 開口、 12b 凹凸、 14 石鹸液タンク、 15 本体部、 21 パッキン、 22 ナット、 23 継手、 23a、23b 適宜パッキン、 25 ホース部、 25a フィルタ、 25b 継手、 25c ホース、 26 キャップ、 28 カバー部材、 29 Cリング、 30 ポンプユニット、 30b 凹凸、 31 液ポンプ、 32 エアポンプ、 33 ピストン、 33a エアピストン、 33b リキッドピストン、 34 シリンダ、 35 インナーロッド、 36a 逆止弁、 36b 逆止弁、 36c 混合室逆止弁、 37 プラグ、 38 スプリング、 39 ボール、 40 ハンドル部、 40b 下端部、 41 ノズル、 41e 吐出口、 42 樹脂部材(緩衝部材)、 42a 緩衝部、 42b ガイド部、 44 製泡部材、 46 外郭部材、 46a 上端部(受力部)、 48 パッキン、 100 石鹸液供給装置、 200 カウンタ、 210 ボウル、 220 水栓装置、 G1 隙間、 G2 隙間、 P 小孔、 RA 空気室、 RL 液室、 RM 混合室

Claims (6)

  1. カウンタを貫く取付管と、
    前記カウンタの下方に設けられ、前記取付管と接続された石鹸液タンクであって、石鹸液が前記カウンタの上方から前記取付管を介して補充される石鹸液タンクと、
    少なくとも一部が前記カウンタの上方に設けられ、前記取付管と着脱可能に接続された本体部と、
    を備え、
    前記本体部は、
    樹脂で構成されたシリンダ及び樹脂で構成されたピストンを有するポンプと、
    前記ポンプの少なくとも一部を内部に収納する外郭部材と、
    押し込まれることで前記ポンプを駆動するハンドル部と、
    を有し、
    前記シリンダ及び前記ピストンは、前記石鹸液タンク内の石鹸液を送る液ポンプと、空気を送るエアポンプと、を形成し、
    前記ハンドル部がもっとも押し込まれたときに、前記ピストンは、前記ハンドル部が押し込まれる方向において前記シリンダに当接せず、
    前記外郭部材は、前記ハンドル部がもっとも押し込まれたときに、前記ハンドル部を押し込む力を受ける受力部を有し、
    前記外郭部材及び前記ハンドル部のそれぞれは、金属で構成され、
    前記外郭部材と前記ハンドル部との間に設けられた緩衝部材をさらに備えたことを特徴とする石鹸液供給装置。
  2. 前記受力部は、前記外郭部材及び/又は前記ハンドル部の内部に設けられることを特徴とする請求項に記載の石鹸液供給装置。
  3. カウンタを貫く取付管と、
    前記カウンタの下方に設けられ、前記取付管と接続された石鹸液タンクであって、石鹸液が前記カウンタの上方から前記取付管を介して補充される石鹸液タンクと、
    少なくとも一部が前記カウンタの上方に設けられ、前記取付管と着脱可能に接続された本体部と、
    を備え、
    前記本体部は、
    樹脂で構成されたシリンダ及び樹脂で構成されたピストンを有するポンプと、
    前記ポンプの少なくとも一部を内部に収納する外郭部材と、
    押し込まれることで前記ポンプを駆動するハンドル部と、
    を有し、
    前記シリンダ及び前記ピストンは、前記石鹸液タンク内の石鹸液を送る液ポンプと、空気を送るエアポンプと、を形成し、
    前記ハンドル部がもっとも押し込まれたときに、前記ピストンは、前記ハンドル部が押し込まれる方向において前記シリンダに当接せず、
    前記外郭部材は、前記ハンドル部がもっとも押し込まれたときに、前記ハンドル部を押し込む力を受ける受力部を有し、
    前記受力部は、前記外郭部材及び/又は前記ハンドル部の内部に設けられ、
    前記ハンドル部は、前記ハンドル部の上部から延びるノズルを有し、
    前記ハンドル部がもっとも押し込まれたときに、前記受力部と前記ノズルの下端部が当接することを特徴とする石鹸液供給装置。
  4. 前記外郭部材及び前記ハンドル部のそれぞれは、金属で構成されることを特徴とする請求項記載の石鹸液供給装置。
  5. 前記外郭部材と前記ハンドル部との間に設けられた緩衝部材をさらに備えたことを特徴とする請求項記載の石鹸液供給装置。
  6. 前記緩衝部材は、前記ハンドル部の前記外郭部材に対する摺動をガイドするガイド部を有することを特徴とする請求項1、2及び5のいずれか1つに記載の石鹸液供給装置。
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