JPH0515929Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0515929Y2
JPH0515929Y2 JP1987067157U JP6715787U JPH0515929Y2 JP H0515929 Y2 JPH0515929 Y2 JP H0515929Y2 JP 1987067157 U JP1987067157 U JP 1987067157U JP 6715787 U JP6715787 U JP 6715787U JP H0515929 Y2 JPH0515929 Y2 JP H0515929Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
float
case
drain
valve
piston
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987067157U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63173322U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987067157U priority Critical patent/JPH0515929Y2/ja
Publication of JPS63173322U publication Critical patent/JPS63173322U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0515929Y2 publication Critical patent/JPH0515929Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compressor (AREA)
  • Drying Of Gases (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はフイルタ装置に関し、一層詳細には、
ケース内に貯溜されたドレンを外部に排出させる
ための弁がフロートの変位に伴つて自動的に開閉
するオートドレン弁を設けたフイルタ装置におい
て、このオートドレン弁に収装されるピストン部
材の上下端にコイルスプリングを係合させて、フ
ロートの変位に伴つて導入される空気圧により前
記ピストン部材を変位させてドレンを自動的に排
出させることを可能とする構成が簡単で且つ小型
化を一層促進することの出来るフイルタ装置に関
する。
[考案の背景] 一般に、エアフイルタ等の流体圧補助機器にお
いては、空気中に混入した水滴、油滴や微小な塵
埃は当該圧力流体から分離されドレンとしてケー
ス内に貯溜される。このようにして圧力流体を浄
化することにより、例えば、エアモータ等の空圧
機器が塵埃等によつて破損することを未然に防止
し、常時、所望の作用を得ている。
このような目的に沿うため、前記ケースの底部
にはドレンを外部に排出するためのドレン抜き用
弁を設けている。このようなフイルタ装置では、
ドレン抜き用弁として種々の形式のものが従来か
ら採用されている。例えば、最も簡略な構成のド
レン抜き用弁として、手動により弁体を開閉動す
るものがある。この場合、前記弁体に連結するロ
ツド部材等を手指等により摺動変位させて当該弁
を外部から作動させ、ケース内部に溜まつたドレ
ンを外部に排出させる。
このような形式のドレン抜き用弁では、フイル
タケース内に貯溜されたドレンの量をその都度点
検し、その量に応じてドレンを排出させる作業が
必要となる。すなわち、ドレン量の点検およびそ
の排出作業が煩雑であるという欠点が存在するこ
とが指摘されている。
そこで、所定量ケース内にドレンが貯溜される
と、自動的にそのドレンを外部に排出させる機能
を有する、所謂、オートドレンタイプのドレン抜
き用弁が採用されつつある。このようなオートド
レン型の弁を有するフイルタ装置の一般的な構成
を第1図に例示する。
第1図において、参照符号10はフイルタ装置
を構成するケース部を示す。この場合、前記ケー
ス部10はケース12と、このケース12を囲繞
しこれを保護するケースガード14、およびケー
ス12内に装着されてドレンを自動的に排出する
オートドレン弁16とから基本的に構成される。
前記ケース12内には貯溜されるドレンにより生
起する浮力で上下方向に変位し、弁部18を開閉
動作するフロート20が配設される。弁部18は
通路22を介してオートドレン弁16を構成する
ボデイ23内に画成された室24に連通し、この
室24内にはダイヤフラム26が設けられてい
る。この場合、ダイヤフラム26に連設されたロ
ツド27に弁本体28が配設される。
一方、ケース12の底部は通路30を介して室
32に連通し、この室32内には膨出して弁座3
4が形成され、前記弁本体28がコイルスプリン
グ35により押圧されてこの弁座34に着座す
る。さらに、この弁座34にはロツド27を遊嵌
する開口部36が形成される。この開口部36は
通路38を介して外部と連通状態にある。
そこで、このような従来技術に係るオートドレ
ン弁を有するフイルタ装置の構成において、先
ず、ケース12内にドレンが貯溜され、所定の量
に達すると、フロート20がその浮力によつて鉛
直上方向に変位し、弁部18が開成する。この結
果、ケース12内の圧力空気が通路22を経て室
24内に導入されてダイヤフラム26を矢印A方
向に変位させるべく作用する。すなわち、前記ダ
イヤフラム26は空気圧を受け、これに連結され
る弁本体28はコイルスプリング35の弾発力に
抗して矢印A方向に変位し、弁座34から離間す
るに至る。この結果、ケース12内に貯溜されて
いたドレンが通路38を介して外部に導出される
ことになる。
このようにケース12内に貯溜されたドレンの
排出が進行するにつれ、浮力が減少することによ
りフロート20は沈下し、最終的に弁部18を再
び閉塞するに至る。この結果、ダイヤフラム26
に作用する圧力空気の供給がなくなるため、弁本
体28はコイルスプリング35の弾発力により矢
印B方向に変位して弁座34に着座し、開口部3
6を閉塞する。ここにおいて、ドレンの排出が終
了することになる。
然しながら、このような構成のオートドレン弁
においては、フロートの変位に伴い圧力空気が導
入されて弁を開閉動作させる媒体としてダイヤフ
ラムを採用しているために、装置自体が必然的に
大きくならざるを得ないという欠点がある。特
に、現今のように、空間の有効な活用を図るべく
一層の小型化が要請されている時、その期待に沿
うことは出来ない。また、このダイヤフラムは、
実際上、ゴム等の材料で形成されることが一般で
あるため、長期間の継続使用により材質が劣化
し、この結果、ダイヤフラム自体が損傷し、ケー
ス内に貯溜されるドレンの排出を自動的に行うこ
とが不可能となるという虞も懸念されている。
[考案の目的] 本考案は前記の不都合を克服するためになされ
たものであつて、所定量ドレンが貯溜されると自
動的に排出されるオートドレン弁を有するフイル
タ装置において、フロートの作動により空気圧が
導入されて変位するピストン部材の上端部並びに
下端部にコイルスプリングを係合させると共に、
前記ピストン部材に圧力空気を通流させるオリフ
イスを設けて、前記オリフイスを圧力空気が通過
する際の背圧を利用することにより当該ピストン
部材を変位させてドレンを排出するよう構成し、
これによつてフイルタ装置におけるオートドレン
弁の一層の小型化を促進すると共に耐用性を一層
向上させることを可能とするフイルタ装置を提供
することを目的とする。
[目的を達成するための手段] 前記の目的を達成するために、本考案は、ドレ
ンを貯溜するケース内に変位自在に配設されたフ
ロートと、 該ケース内において前記フロートを変位自在に
保持するフロート保持部材と、 前記フロート保持部材に設けられフロートの変
位によつて開閉される弁体と、 前記フロート保持部材に設けられ第1の弾性体
と第2の弾性体によつて挟持されるピストン部材
と、 前記ピストン部材に係合するシール部材と、 からなり、前記フロート保持部材に画成された室
に連通してオリフイスを設け、前記弁体が開成さ
れることにより生ずる前記室内の圧力の上昇で前
記ピストン部材が前記シール部材から離脱してド
レン排出用通路を開成することを特徴とする。
[実施態様] 次に、本考案に係るフイルタ装置について好適
な実施態様を挙げ、添付の図面を参照しながら以
下詳細に説明する。
第2図において、参照符号40は本考案に係る
フイルタ装置を示し、このフイルタ装置40は、
基本的には、ボデイ42とケース部44とから構
成される。前記ボデイ42は、図から容易に諒解
されるように、入口ポート46と出口ポート48
とを有し、この入口ポート46と出口ポート48
との間は隔壁50によつてその連通状態が遮断さ
れている。前記ボデイ42の下方には周溝52が
画成され、この周溝52は室54を介して前記入
口ポート46と連通する。前記周溝52の内部に
は隔壁50の先端部とボデイ42を利用してデフ
レクタ56が固着される。前記デフレクタ50は
水平方向に延在するフランジ部58を有し、この
フランジ部58から一旦垂下し、周縁部には側方
を指向する開口部60が複数個形成される。次い
で、このデフレクタ56の内部からさらに下方に
指向してフイルタ62が装着される。フイルタ6
2は金属粉を焼結して形成された円筒体であつ
て、このフイルタ62の下部には下方に若干湾曲
して傾斜する面部65を有するバツフル64が装
着される。
この場合、ボデイ42内の上部に膨出形成され
た保持部66の螺孔にロツド68の一端を螺入
し、前記デフレクタ56とフイルタ62とをボデ
イ42に装着後、バツフル64を前記ロツド68
の他端に螺着させる。この結果、前記デフレクタ
56とフイルタ62は堅固にボデイ42に係着さ
れる。なお、円筒状のフイルタ62の内部には室
70が画成され、この室70は出口ポート48と
連通状態にある。
次に、ケース部44について説明する。このケ
ース部44はガラス若しくは合成樹脂等の透明な
材料からなるケース72と、このケース72を囲
繞して保護する金属製の材質からなるケースガー
ド74を含む。ケース72はその上方部分から下
方に指向して徐々に若干内径を狭くし、さらに底
部において収束するよう構成されている。そし
て、このケース72の上部周縁には周溝が形成さ
れて、これにシールリング76が嵌合されてボデ
イ42との気密状態が保持される。一方、前記ケ
ース72の底部には円状孔部78が画成されると
共に、周回する突部80が形成される。
実際、ケースガード74は、第2図に示すよう
に、ケース72の外側にこれを囲繞するように配
設される。前記ケースガード74は前記ケース7
2と略同一の形状を採用しているが、この場合、
前記ケースガード74には長溝82が複数個切り
欠き形成されている。ケース72内に貯溜される
ドレンを視認するためである。このケースガード
74の下部は半径方向中心を指向して湾曲しなが
ら終端し、その中央部分には前記ケース72の底
部に形成された前記突部80を受容するための孔
部84が画成される。
ここで、図示はしていないが、ケースガード7
4の周端縁に所定間隔離間して突縁を形成し、一
方、ボデイ42に前記突縁と係合する突部を設
け、前記突縁と突部とを係合させて、さらにケー
スガード74に配設されたロツク手段(図示せ
ず)を介して一体化すればよい。
次に、前記円状孔部78を利用して外方へと突
出するようにオートドレン弁90が装着される。
このオートドレン弁の詳細を第3図に示す。
オートドレン弁90はドレン弁本体部92と、
このドレン弁本体部92内に収装されて弁の開閉
動作を自動的に行わせるためのフロート機構部9
4とから構成される。
前記フロート機構部94は発泡性の合成樹脂材
料を所定の円筒形状に成形したフロート96を含
む。前記フロート96にはその中央部に第1の孔
部100が形成され、前記第1孔部100は下部
に画成された広径な第2の孔部102に連通す
る。前記第1孔部100並びに第2孔部102を
利用してフロート保持部材98が遊嵌配設され
る。すなわち、第2図および第3図に示すよう
に、フロート保持部材98を構成する狭径な円筒
部104が前記第1孔部100に遊嵌すると共
に、この円筒部104に連設された広径部106
が前記第2孔部102に遊嵌する。従つて、フロ
ート保持部材98に対しフロート96が上下方向
に変位自在なことが容易に諒解されよう。
前記円筒部104の頂部には円筒形状のバルブ
108が円筒部104の軸線と直交するように配
設され、前記バルブ108の貫通孔の内部には周
回する膨出部110が形成され、このバルブ10
8の貫通孔に挿通されるレバー112と係合する
よう構成されている。前記バルブ108の下部側
には前記円筒部104の軸線方向に延在するよう
に形成された開口部114を有する弁座116を
閉塞するためのシール部材118が取着される。
この場合、前記レバー112の一端部は屈曲する
支持部材120を介してフロート96に固着され
る一方、その他端部はフランジを形成し、このフ
ランジを円筒部104の外周側面に形成された凹
部122に係合させると共にこの凹部122を支
点として回動可能に支承しておく。すなわち、前
記凹部122に近接して円筒部104にはレバー
112が遊嵌する孔部124が画成され、一方、
当該円筒部104にあつて前記孔部124の反対
側にはスリツト状の開口部126が画成されてい
る。従つて、バルブ108は前記フロート96の
上方への変位に伴つて前記レバー112が矢印E
方向に揺動することにより弁座116から離間す
るように構成されている。
次いで、円筒部104の内部には弁座116に
形成された開口部114に通路130を介して連
通する室128が画成される。この室128は段
部132を経て若干広径に形成された室134に
連通する。前記室134には一端が前記段部13
2に係合し、他端部が後述するピストン158と
係合するコイルスプリング136を収装してお
く。
一方、フロート保持部材98の下方に形成され
た広径部106には図示しないリブ部材によりド
レンを受容するための室138が複数個画成さ
れ、この広径部106を構成する周壁140はそ
の端部が後述するハウジング150に係合し、こ
の周壁140に形成された通路142は前記室1
38と連通状態にある。また、前記周壁140の
外周にはこれを囲繞するように濾網144が配設
され、下方へと延在している。なお、前記広径部
106の上面部にはフロート96が下降する時着
座するための突部146を形成しておく。
ここで、ドレン弁本体部92について説明す
る。ハウジング150はケース72の底部に形成
された円状の孔部78に嵌合する円筒状の突部1
51を有し、この突部151の外周には螺溝が形
成されている。前記ハウジング150の上部には
Oリング押え152の押圧作用下にOリング15
4が当該ハウジング150に形成された孔部15
6の側面の所定部位に嵌装される。
そこで、前記孔部156内にはピストン158
が収装される。ピストン158は上端部に周回す
るようにリツプタイプのシール部材160が嵌装
され、且つフロート保持部材98を構成する室1
34に変位自在に嵌合する。ピストン158はそ
の中央部に膨出部162を有する。当該膨出部1
62は前記Oリング154に摺接自在である。一
方、ピストン158の下端部にはコイルスプリン
グ164が巻装され、このコイルスプリング16
4は孔部156に嵌挿されるプツシユ部材172
(後述する)に着座する。この場合、第2図に示
すように、前記コイルスプリング136および1
64の弾発力は相等しく選択される。
なお、前記ピストン158の上端部には予め凹
部を形成し、この凹部に濾紙166と所定の径に
狭窄されたオリフイスを有するオリフイス板16
8を嵌合する。前記オリフイスはピストン158
に貫通形成された通路170と連通している。
ここで、前記の通り、プツシユ部材172が前
記ハウジング150に摺動自在に嵌合する。プツ
シユ部材172には軸線方向に延在する通路17
4が形成され且つこの通路174は孔部156と
連通状態にある。一方、ガイド部材176がハウ
ジング150の突部151と螺合して前記プツシ
ユ部材172を保持するよう構成し、当該ガイド
部材176はプツシユ部材172と係合し、さら
に、前記プツシユ部材172に取着されるハンド
ル178が摺動自在に嵌合される。
本考案に係るフイルタ装置は基本的には以上の
ように構成されるものであり、次にその作用並び
に効果について説明する。
先ず、フイルタ装置40に所定の空気が供給さ
れ、この圧力空気は入口ポート46から導入され
て室54を介して周溝52に至る。この時、前記
所定圧の空気はデフレクタ56に形成された開口
部60から勢いよくフイルタ62の周囲を螺旋状
に回り込むよう噴出され、前記フイルタ62の全
周壁からその内部に画成された室70内に導入さ
れる。この過程において、フイルタ62は前記空
気の内部に含まれている塵埃等を除去し、この結
果、ドレンとして余剰の水分あるいは油分はバツ
フル64からケース72の内部へと落下しケース
72の底部に貯溜される。以上のようにしてフイ
ルタ62によつて濾過された空気は室70から出
口ポート48を経て外部に導出される。
そこで、ケース72の内部に貯溜された塵埃、
水分、油分は次第に増加する。このドレンの増加
は浮力をフロート96に付与し、この浮力の作用
を受けてフロート96が上方に浮上する。前記フ
ロート96の鉛直上方への変位に伴い、支持部材
120も上昇し、これに支持されるレバー112
が凹部122を支点として矢印E方向に揺動す
る。このレバー112に外嵌されるバルブ108
はこのレバー112の揺動に伴つて弁座116か
ら乖離する。このため、バルブ108の底部に装
着されるシール部材118が前記弁座116より
離間し、ケース72内に導入されている圧力空気
が開口部114より室128内に導入される。さ
らに、この空気は室134を経てピストン158
の上端部に形成される開口部に挿着された濾紙1
66を通過してオリフイス板168に形成された
オリフイスを通り、通路170に至る。なお、こ
の濾紙166の作用によりオリフイスが目詰まり
することは効果的に阻止される。
この時、前記圧力空気は前記オリフイス板16
8に形成されたオリフイスにより絞られるため、
この結果生じる圧力損失に等しい背圧がピストン
158をコイルスプリング164の弾発力に抗し
て矢印D方向に変位させるべく作用する。この場
合、前記ピストン158の内部に形成された通路
170は通路174を介して外部と連通している
ため、大気圧に等しい状態にある。一方、前記背
圧がコイルスプリング164の弾発力に打ち勝つ
ためピストン158を矢印D方向に変位させるこ
とになる。
第3図に空気の背圧を受けてピストン158が
矢印D方向に変位した時の状態を示す。図から諒
解されるように、前記ピストン158が変位する
ことによつて当該ピストン158に形成された膨
出部162がOリング154に当接しなくなるた
め、孔部156内において前記膨出部162との
間に間隙が画成される。従つて、ケース72の底
部に貯溜されたドレンは通路142を経て孔部1
56へ導入され、さらに通路174を外部に導出
されることになる。
以上のようにして、ケース72に貯溜されるド
レンの排出が進行すると、フロート96はその浮
力の減少により下方に変位し、フロート保持部材
98に形成されている突部146に係合するに至
る。レバー112はこのフロート96の変位に追
従して矢印F方向に揺動するため、バルブ108
のシール部材118は弁座116に圧着してこれ
を閉塞することになる。この結果、室128およ
び室134にはケース72内の所定の圧力を有す
る空気が導入されなくなる。このため、前記室1
28,134内はオリフイス板168から徐々に
圧力空気が外部に導出されるに従つて減圧され、
最終的に大気圧と等しい状態になる。このため、
ピストン158はコイルスプリング164の弾発
力によりコイルスプリング136と均衡するまで
矢印C方向に変位し、膨出部162がOリング1
54と圧接して孔部156内の連通状態を遮断す
ることになる。
以上でケース72内に貯溜されるドレンの排出
作用は終了し、再び所定量にドレンが達すると上
述の過程が同様にして自動的に繰り返されること
になる。
なお、本考案ではハンドル178を上方に押す
ことにより、手動によるドレンの排出が可能であ
る。すなわち、前記ハンドル178を上方に押圧
すると、プツシユ部材172はガイド部材176
内を上方に摺動変位する。この結果、コイルスプ
リング164を介してコイルスプリング136に
抗してピストン158を矢印C方向に変位させる
ことになり、孔部156が開成されてドレンが排
出されることになる。
このようにしてドレン弁本体部92に収装され
てドレンを排出する弁作用を営むピストン部材1
58にオリフイス板168を設け、このオリフイ
ス板168に空気を導入して当該ピストン158
を変位させる構成を採用しているため、ダイヤフ
ラム等の空気圧を受圧する機構を採用することな
く、コンパクトな構成で確実にドレンの自動排出
作用を営ませることが出来るという効果が得られ
る。
[考案の効果] 以上のように、本考案によれば、フイルタ装置
において、ドレンを自動的に排出するオートドレ
ン弁に用いられるピストン部材は直接圧力空気が
前記ピストン部材に設けたオリフイス板に作用す
ることで、当該ピストン部材の上端および下端に
係合するコイルスプリングの弾発力による均衡を
破つて変位するよう構成している。このため、オ
ートドレン弁機構の構成が簡素化し、しかもその
大きさを可及的に小型化することが可能となると
いう利点が得られる。しかも、ダイヤフラム等を
使用しないために、耐久性も一層向上するという
利点がある。
以上、本考案について好適な実態態様を挙げて
説明したが、本考案はこの実施態様に限定される
ものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々の改良並びに設計の変更が可能なこと
は勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図はフイルタ装置に採用される従来のオー
トドレン弁機構の一部省略断面図、第2図は本考
案に係るフイルタ装置の縦断面図、第3図は本考
案に係るフイルタ装置においてオートドレン弁が
開弁した状態を説明する要部拡大縦断面図であ
る。 40……フイルタ装置、42……ボデイ、44
……ケース部、46……入口ポート、48……出
口ポート、56……デフレクタ、62……フイル
タ、64……バツフル、72……ケース、90…
…オートドレン弁、92……ドレン弁本体部、9
6……フロート、98……フロート保持部材、1
08……バルブ、112……レバー、116……
弁座、118……シール部材、136……コイル
スプリング、150……ハウジング、158……
ピストン、164……コイルスプリング、168
……オリフイス板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ドレンを貯溜するケース内に変位自在に配設さ
    れたフロートと、 該ケース内において前記フロートを変位自在に
    保持するフロート保持部材と、 前記フロート保持部材に設けられフロートの変
    位によつて開閉される弁体と、 前記フロート保持部材に設けられ第1の弾性体
    と第2の弾性体によつて挟持されるピストン部材
    と、 前記ピストン部材に係合するシール部材と、 からなり、前記フロート保持部材に画成された室
    に連通してオリフイスを設け、前記弁体が開成さ
    れることにより生ずる前記室内の圧力の上昇で前
    記ピストン部材が前記シール部材から離脱してド
    レン排出用通路を開成することを特徴とするフイ
    ルタ装置。
JP1987067157U 1987-05-01 1987-05-01 Expired - Lifetime JPH0515929Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987067157U JPH0515929Y2 (ja) 1987-05-01 1987-05-01

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987067157U JPH0515929Y2 (ja) 1987-05-01 1987-05-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63173322U JPS63173322U (ja) 1988-11-10
JPH0515929Y2 true JPH0515929Y2 (ja) 1993-04-27

Family

ID=30905809

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987067157U Expired - Lifetime JPH0515929Y2 (ja) 1987-05-01 1987-05-01

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0515929Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USRE44424E1 (en) 2007-07-16 2013-08-13 Spx Flow Technology Usa, Inc. Filter assembly and method

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0531359Y2 (ja) * 1989-11-04 1993-08-11

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6239818A (ja) * 1985-08-15 1987-02-20 Toshiba Corp 三次元表示装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6239818A (ja) * 1985-08-15 1987-02-20 Toshiba Corp 三次元表示装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USRE44424E1 (en) 2007-07-16 2013-08-13 Spx Flow Technology Usa, Inc. Filter assembly and method

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63173322U (ja) 1988-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4657161A (en) A Dispensing container for cream-like fluids
CN107701910B (zh) 自动排水排出设备
US3418789A (en) Automatic liquid discharge mechanism
US5887848A (en) Flush valve bypass and filter
US4646945A (en) Vented discharge assembly for liquid soap dispenser
US4743366A (en) Control valve assembly for purified water supply system
GB1588788A (en) Liquid sprayer usable in both erect and inverted positions
US4723692A (en) Spray valve arrangement
HU198240B (en) Device for separating liquids e.g. condensate from pressurized gases particularly pressure air
US4029261A (en) Piston displacement liquid spray pumps
JPH0515929Y2 (ja)
KR200425999Y1 (ko) 다기능 에어벤트
US5927317A (en) Venting structure of a waterbed
US4176821A (en) Pilot-operated valve assembly
JP3595728B2 (ja) ドレン排出装置
JP2001193108A (ja) 空気弁付き消火栓
JPS6143592B2 (ja)
GB2261083A (en) Automatic drain valve
JP2002156095A (ja) ドレン排出装置
KR102679452B1 (ko) 용기용 펌프 디스펜서의 방수구조
CN217408499U (zh) 饮品供应器用排出单元
JPS5819437Y2 (ja) ジドウドレンハイシユツソウチツキ エアフイルタ
JP2704972B2 (ja) 空気弁
JP2005155727A (ja) フロート式オートドレン
JP2704973B2 (ja) 空気弁