JPS597431Y2 - フラツシユバルブ - Google Patents
フラツシユバルブInfo
- Publication number
- JPS597431Y2 JPS597431Y2 JP15141779U JP15141779U JPS597431Y2 JP S597431 Y2 JPS597431 Y2 JP S597431Y2 JP 15141779 U JP15141779 U JP 15141779U JP 15141779 U JP15141779 U JP 15141779U JP S597431 Y2 JPS597431 Y2 JP S597431Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- relief valve
- valve body
- main
- relief
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はフラッシュバルブの改良に関する。
このフラッシュバルブについて従来種々の構造が知られ
ており、例えば実公昭52−50023号公報のものが
ある。
ており、例えば実公昭52−50023号公報のものが
ある。
上記実公昭52−50023号公報のものは、フラッシ
ュバルブ本体内に設けた主弁座に対応して主弁を構或す
る主弁体を有してフラッシュバルブ本体と共に主弁背後
に圧力室を形成する弁体に、圧力室に連絡するリリーフ
弁室、該リリーフ弁座に配備されリリーフ弁座と弁軸を
一体的に固着したリノーフ弁体とからなり圧力室内の水
を流出口側に排出して主弁を開弁せしめるリリーフ弁を
設け、弁体外周壁と本体内周面との間に圧力室と流入口
側とを連絡する間隙を設けると共に上記リリーフ弁の中
心軸の略直角方向に位置する押棒を本体内に備え、上記
押棒の前進により弁軸を傾動せしめて、リリーフ弁体を
傾けることによりリリーフ弁を開弁して主弁体を上昇さ
せて主弁を開弁ずるフラッシュバルブにおいて、上記リ
リーフ弁のリリーフ弁体が弁座着座面に硬質材よりなる
環状突条を有し、リリーフ弁座が弾性材よりなる平面状
の弁体着座面を有している。
ュバルブ本体内に設けた主弁座に対応して主弁を構或す
る主弁体を有してフラッシュバルブ本体と共に主弁背後
に圧力室を形成する弁体に、圧力室に連絡するリリーフ
弁室、該リリーフ弁座に配備されリリーフ弁座と弁軸を
一体的に固着したリノーフ弁体とからなり圧力室内の水
を流出口側に排出して主弁を開弁せしめるリリーフ弁を
設け、弁体外周壁と本体内周面との間に圧力室と流入口
側とを連絡する間隙を設けると共に上記リリーフ弁の中
心軸の略直角方向に位置する押棒を本体内に備え、上記
押棒の前進により弁軸を傾動せしめて、リリーフ弁体を
傾けることによりリリーフ弁を開弁して主弁体を上昇さ
せて主弁を開弁ずるフラッシュバルブにおいて、上記リ
リーフ弁のリリーフ弁体が弁座着座面に硬質材よりなる
環状突条を有し、リリーフ弁座が弾性材よりなる平面状
の弁体着座面を有している。
従ってこの従来のものは、リリーフ弁体の突条がリリー
フ弁座の弁体着座面に食い込むためリリーフ弁座が変形
し弁体着座面にリリーフ弁体の突条に対応する溝状のへ
こみができる。
フ弁座の弁体着座面に食い込むためリリーフ弁座が変形
し弁体着座面にリリーフ弁体の突条に対応する溝状のへ
こみができる。
一方、リリーフ弁体を押棒により傾動せしめてノリーフ
弁を開弁ずるものであるから、リリーフ弁体はリリーフ
弁座の一定の部分に着座するとは限らず、突条がへこみ
部以外の所に着座することがあり、この場合には漏水状
態となってリリーフ弁が確実に閉弁しないため主弁が閉
弁せず、水が流れ放しになる。
弁を開弁ずるものであるから、リリーフ弁体はリリーフ
弁座の一定の部分に着座するとは限らず、突条がへこみ
部以外の所に着座することがあり、この場合には漏水状
態となってリリーフ弁が確実に閉弁しないため主弁が閉
弁せず、水が流れ放しになる。
本考案は上記問題を解消し、リリーフ弁の閉弁時におけ
るシールを確実にすることを目的とするものである。
るシールを確実にすることを目的とするものである。
上記目的を達或するための本考案の基本的構或はリリー
フ弁座は、内周縁を上方に立上らせた断面略L型の環状
の座金を該座金の内周面を除いて弾性材で被覆し、該弾
性材の内周縁上面にリリーフ弁体が着座する環状突条を
設けると共に上記座金の内周縁上面は上記環状突条の上
端よりやや下方に位置せしめてなり、リリーフ弁体は、
硬質材で形或すると共に上記突条に対応する面を平面状
に形或することにより、リリーフ弁座の変形を防止する
ものである。
フ弁座は、内周縁を上方に立上らせた断面略L型の環状
の座金を該座金の内周面を除いて弾性材で被覆し、該弾
性材の内周縁上面にリリーフ弁体が着座する環状突条を
設けると共に上記座金の内周縁上面は上記環状突条の上
端よりやや下方に位置せしめてなり、リリーフ弁体は、
硬質材で形或すると共に上記突条に対応する面を平面状
に形或することにより、リリーフ弁座の変形を防止する
ものである。
図中、1はフラッシュバルブ本体、2はその流入口、3
は流出口であり、これら両口2,3は主弁座4を介して
連通ずる。
は流出口であり、これら両口2,3は主弁座4を介して
連通ずる。
主弁座4は本体流路内に突出形威され弁孔33を有する
弁座壁34上に配設された環状の弁座パッキン4aとそ
の内周面に嵌着され、内周面が弁{L33周面とほぼ面
一となる環状網体4bとよりなり、該環状網体4bはス
テンレス等で形威した芯体を網目材で被覆して構或する
。
弁座壁34上に配設された環状の弁座パッキン4aとそ
の内周面に嵌着され、内周面が弁{L33周面とほぼ面
一となる環状網体4bとよりなり、該環状網体4bはス
テンレス等で形威した芯体を網目材で被覆して構或する
。
また5は主弁座4に相対して開設された開口であり、こ
の開口5は蓋6により塞がれている。
の開口5は蓋6により塞がれている。
8は弁体であり、上部弁体8a、下部弁体8bとからな
り、両者を螺着する事により弁体8を形或し、この図示
例ではピストンの構造が用いられている。
り、両者を螺着する事により弁体8を形或し、この図示
例ではピストンの構造が用いられている。
下部弁体8bには主弁体9と案内羽根片10を有し、該
弁体8の上部弁体8aは上部が蓋6内周面に下部弁体8
bの案内羽根片10が主弁座4の環状網体4b内周面及
び弁孔33内周面に摺動自在となるように配置する。
弁体8の上部弁体8aは上部が蓋6内周面に下部弁体8
bの案内羽根片10が主弁座4の環状網体4b内周面及
び弁孔33内周面に摺動自在となるように配置する。
なお、上記案内羽根片10の摺動面31には軸方向に溝
29を設ける。
29を設ける。
また弁体8はその背後に、該弁体8の上部弁体8aと蓋
6とにより圧力室11を形或すると共に主弁体9を主弁
座4に対応せしめて主弁Aを構或する。
6とにより圧力室11を形或すると共に主弁体9を主弁
座4に対応せしめて主弁Aを構或する。
また弁体8の上部弁体8aには、制御弁座12を介して
圧力室11に連絡し、且つ底部に設けたバイパス路13
を介して流入口2側に連絡する制御弁室14と、通路1
5を介して圧力室11に連絡し且つリリーフ弁座16を
介して流出口3側に連絡するJIJ−フ弁室17及び直
接圧力室11を流入口2側に連絡せしめる小孔20を設
ける。
圧力室11に連絡し、且つ底部に設けたバイパス路13
を介して流入口2側に連絡する制御弁室14と、通路1
5を介して圧力室11に連絡し且つリリーフ弁座16を
介して流出口3側に連絡するJIJ−フ弁室17及び直
接圧力室11を流入口2側に連絡せしめる小孔20を設
ける。
なお30はストレーナーであり、金属網又は網部をエッ
チングにより形或した金属板等からなる。
チングにより形或した金属板等からなる。
上記制御弁室14には制御弁座12に対応して制御弁B
を構戒する制御弁体18を、またリリーフ弁室17には
リリーフ弁座16に対応してリリーフ弁Cを構或するリ
リーフ弁体19を夫々配備する。
を構戒する制御弁体18を、またリリーフ弁室17には
リリーフ弁座16に対応してリリーフ弁Cを構或するリ
リーフ弁体19を夫々配備する。
制御弁体18は上面に設けられた弁軸21を制御弁座1
2を挿通して圧力室11側に臨ませて制御弁室14内に
収容され、バイパス路13の開口部にある小室35上に
設けられた段部に乗るようになっており、制御弁体18
の周面と制御弁室14の壁面との間には隙間があり、水
が通過できるようになっている。
2を挿通して圧力室11側に臨ませて制御弁室14内に
収容され、バイパス路13の開口部にある小室35上に
設けられた段部に乗るようになっており、制御弁体18
の周面と制御弁室14の壁面との間には隙間があり、水
が通過できるようになっている。
尚、上記バイパス路13の直径は小孔20の直径の3倍
程度となすが、その通水面積が制御弁Bの開弁時の通水
面積より小となるようにする。
程度となすが、その通水面積が制御弁Bの開弁時の通水
面積より小となるようにする。
ノリーフ弁体19は金属(黄銅)等の硬質材にて形或さ
れ平面状の弁座着座面を有し、該面にはその中心部に円
筒状のロツドガイド22を一体に備えると共に、このロ
ツドガイド22にロツド23を摺動自在にして且つ脱落
不能に装着し、これらロツドガイド22、ロツド23が
リリーフ弁座16を遊嵌状に挿通して流出口3側に延び
るようにリリーフ弁室17に配備され、スプリング24
により常時リリーフ弁座16側に弾圧される。
れ平面状の弁座着座面を有し、該面にはその中心部に円
筒状のロツドガイド22を一体に備えると共に、このロ
ツドガイド22にロツド23を摺動自在にして且つ脱落
不能に装着し、これらロツドガイド22、ロツド23が
リリーフ弁座16を遊嵌状に挿通して流出口3側に延び
るようにリリーフ弁室17に配備され、スプリング24
により常時リリーフ弁座16側に弾圧される。
本実施例では上記ロットガイド22及びロツド23によ
りリリーフ弁体19の弁軸を構或するものであるが、ロ
ツド23は必らずしも必要ではなく、直接弁軸22を後
述する押棒により傾動せしめても良い。
りリリーフ弁体19の弁軸を構或するものであるが、ロ
ツド23は必らずしも必要ではなく、直接弁軸22を後
述する押棒により傾動せしめても良い。
リリーフ弁座16は、第2図に示す様に金属等の硬質材
よりなる環状の座金16aをその内周面を除いて合或ゴ
ム等の弾性材16bで被覆して形威し、リリーフ弁体1
9が着座する側の面には内周縁に沿って環状突条36を
突出形或する。
よりなる環状の座金16aをその内周面を除いて合或ゴ
ム等の弾性材16bで被覆して形威し、リリーフ弁体1
9が着座する側の面には内周縁に沿って環状突条36を
突出形或する。
環状突条36は実施例では1ヶであるが、2〜3ヶ設け
ても良い。
ても良い。
尚上記座金16 3は内周縁が環状突条36の中途部迄
延びる様に立上がり、環状突条36の過度の変形を防止
する様になっている。
延びる様に立上がり、環状突条36の過度の変形を防止
する様になっている。
またリリーフ弁座16には下面、即ちリリーフ弁体19
が着座する側とは反対側の面に2条の環状の小突条37
.37を同芯円状に、外周面には鰭状突部38を環状に
夫々弾性材16bにより形戊する。
が着座する側とは反対側の面に2条の環状の小突条37
.37を同芯円状に、外周面には鰭状突部38を環状に
夫々弾性材16bにより形戊する。
小突条37 .37はリリーフ弁Cの閉弁時リリーフ弁
座16の下面より水がもれるのを防止するものであり、
鰭状突部38はリリーフ弁座16の装着時の脱落防止用
である。
座16の下面より水がもれるのを防止するものであり、
鰭状突部38はリリーフ弁座16の装着時の脱落防止用
である。
39はリリーフ弁座16をリリーフ弁室17底部に締着
固定する押え環で、上端をリリーフ弁室17の内周面に
螺着した締付具42の段部45に押圧されてIJ IJ
−フ弁座16の外周縁部を上方より押える。
固定する押え環で、上端をリリーフ弁室17の内周面に
螺着した締付具42の段部45に押圧されてIJ IJ
−フ弁座16の外周縁部を上方より押える。
41はバネ受でその背面中心部とリリーフ弁室17の天
井面中心部には互いに係合する凸部43、凹部40が設
けられ、これら凸部、凹部43 ,40のによりリリー
フ弁室17の天井面、即ち弁体8の上部弁体8aに当接
係合しており、上記スプリング24はこのバネ受41前
面とリリーフ弁体19背面との間に弾装されている。
井面中心部には互いに係合する凸部43、凹部40が設
けられ、これら凸部、凹部43 ,40のによりリリー
フ弁室17の天井面、即ち弁体8の上部弁体8aに当接
係合しており、上記スプリング24はこのバネ受41前
面とリリーフ弁体19背面との間に弾装されている。
尚、凹部40をバネ受41側に、凸部43を弁体8側に
設けても良い。
設けても良い。
25は押棒で支持部材26に往復動自在に支持されて先
端はロツド23の下部側面に近接状に臨み、基端はスプ
リング27に弾圧されてハンドル28に弾圧的に連絡し
、ハンドル28を押すとスプリング27に抗して前進し
、離すとスプリング27の弾発力で元の位置に復元する
。
端はロツド23の下部側面に近接状に臨み、基端はスプ
リング27に弾圧されてハンドル28に弾圧的に連絡し
、ハンドル28を押すとスプリング27に抗して前進し
、離すとスプリング27の弾発力で元の位置に復元する
。
また押棒25は先端より若干基端側に寄った位置にロツ
ド23との当接部44を、該部の径を先端の径より小径
に形或して設けているが、当接部44を押棒25周面に
その円周方向に沿って断面緩円弧状に形或しても良い。
ド23との当接部44を、該部の径を先端の径より小径
に形或して設けているが、当接部44を押棒25周面に
その円周方向に沿って断面緩円弧状に形或しても良い。
而して斯様に構戊した本考案フラッシュバルブは第3図
に示すように、通常、主弁体9が主弁座4に押圧されて
流入口2と流出口3とは遮断し、リノーフ弁体19がス
プリング24によりリリーフ弁座16に押圧されて圧力
室11と流出口3とは遮断し、制御弁体18が自重によ
り制御弁室14内に沈んでいる。
に示すように、通常、主弁体9が主弁座4に押圧されて
流入口2と流出口3とは遮断し、リノーフ弁体19がス
プリング24によりリリーフ弁座16に押圧されて圧力
室11と流出口3とは遮断し、制御弁体18が自重によ
り制御弁室14内に沈んでいる。
今、ハンドル28を操作して押棒25を押すと、押棒2
5は前進し、ロツド23及びロツドガイド22を介して
リリーフ弁体19をスプリング24に抗し、傾斜させて
リリーフ弁座16より離し、リリーフ弁Cを開弁ずる。
5は前進し、ロツド23及びロツドガイド22を介して
リリーフ弁体19をスプリング24に抗し、傾斜させて
リリーフ弁座16より離し、リリーフ弁Cを開弁ずる。
従って圧力室11,通路15、リリーフ弁室17内の水
が流出口3へ放出され、圧力室11の圧力が流入口2部
分の水の圧力よりも低くなるをもって弁体8が上昇し、
主弁体9が主弁座4より離れて主弁Aが開弁し、流入口
2から流出口3への水の流出が開始される。
が流出口3へ放出され、圧力室11の圧力が流入口2部
分の水の圧力よりも低くなるをもって弁体8が上昇し、
主弁体9が主弁座4より離れて主弁Aが開弁し、流入口
2から流出口3への水の流出が開始される。
このとき、水圧により制御弁体18が押し上げられて制
御弁座12に押圧され制御弁Bを閉弁する(第4図)。
御弁座12に押圧され制御弁Bを閉弁する(第4図)。
続いてピストン8が上昇していくに従い、ロツド23が
引き上げられて押棒25の上に乗り上げ(第4図に仮想
線で表わした状態)、ロツドガイド22とロツド23が
摺動自在なるをもってリリーフ弁体19がスプリング2
4によりリリーフ弁座16に押圧され、リリーフ弁Cは
閉弁する。
引き上げられて押棒25の上に乗り上げ(第4図に仮想
線で表わした状態)、ロツドガイド22とロツド23が
摺動自在なるをもってリリーフ弁体19がスプリング2
4によりリリーフ弁座16に押圧され、リリーフ弁Cは
閉弁する。
このとき、押棒25にはロツド23との当接部44が押
棒25先端の径より若干小径に形威されているので、ロ
ツド23はこの分だけ落下するをもって、こじられるこ
ともなく確実に押棒25の上に乗り上げる事が出来、リ
リーフ弁Cが閉弁し易くなる。
棒25先端の径より若干小径に形威されているので、ロ
ツド23はこの分だけ落下するをもって、こじられるこ
ともなく確実に押棒25の上に乗り上げる事が出来、リ
リーフ弁Cが閉弁し易くなる。
一方、リリーフ弁Cが閉弁する直前に制御弁体18の弁
軸21が蓋6に当たり、制御弁Bが開き始める。
軸21が蓋6に当たり、制御弁Bが開き始める。
弁体8は慣性により上昇し続けようとするので、圧力室
11内に残留していた水は圧縮力を受け、制御弁Bを経
て制御弁室14、バイパス路13を通り、流出口3側へ
排水されて圧力降下している流入口2側の流水中に放出
されるので弁体8は上昇を続けロツド23は更に引き上
げられて押棒25から離れる(第5図)。
11内に残留していた水は圧縮力を受け、制御弁Bを経
て制御弁室14、バイパス路13を通り、流出口3側へ
排水されて圧力降下している流入口2側の流水中に放出
されるので弁体8は上昇を続けロツド23は更に引き上
げられて押棒25から離れる(第5図)。
弁体8は完全に上昇した後下降し始めるので、圧力室1
1内は負圧となり、制御弁Bが開いていることから該弁
を通って流入口2側の水が圧力室11に流入し、同時に
小孔20を通って流入口2からの水が極く少量ずつ圧力
室11内に流入する(第6図)。
1内は負圧となり、制御弁Bが開いていることから該弁
を通って流入口2側の水が圧力室11に流入し、同時に
小孔20を通って流入口2からの水が極く少量ずつ圧力
室11内に流入する(第6図)。
従って圧力室11は制御弁Bと小孔20から流入する水
により急激にその容積を増大し、弁体8は急速に下降す
る(第7図)。
により急激にその容積を増大し、弁体8は急速に下降す
る(第7図)。
そして弁体8が一定の位置まで下降し、制御弁体18の
弁軸21が蓋6への当接からはずれると制御弁体18は
水圧により押し上げられているので、制御弁Bを完全に
閉じ、これ以後は小孔20だけから圧力室11にはいっ
てくる小量の水に応じてゆっくりと弁体8が下降する。
弁軸21が蓋6への当接からはずれると制御弁体18は
水圧により押し上げられているので、制御弁Bを完全に
閉じ、これ以後は小孔20だけから圧力室11にはいっ
てくる小量の水に応じてゆっくりと弁体8が下降する。
一方、ロツド23は弁体8が下降するにつれ押棒25の
上に着座するが、ロツドガイド22はロツド23に摺動
するため、弁体8と共に下降しリリーフ弁Cを閉弁状態
に保つ(第8図)。
上に着座するが、ロツドガイド22はロツド23に摺動
するため、弁体8と共に下降しリリーフ弁Cを閉弁状態
に保つ(第8図)。
引き続き流入口2の水は、小孔20を通って少しずつ圧
力室11内へ流入し続けるので、弁体8はゆっくりと下
降を続け、ついには主弁Aが閉弁して水の流れを停止す
る。
力室11内へ流入し続けるので、弁体8はゆっくりと下
降を続け、ついには主弁Aが閉弁して水の流れを停止す
る。
そのとき制御弁体18は自重により制御弁室14に沈み
、押棒25が押されたままの状態であってもフラッシュ
バルブは完全に1回の作動を完了する。
、押棒25が押されたままの状態であってもフラッシュ
バルブは完全に1回の作動を完了する。
この後、押棒25を後退させてもロツド23が下降する
だけで作用上の変化はない。
だけで作用上の変化はない。
尚、上記実施例では制御弁体18に比較的重い材料を使
用した場合の説明であるので、主弁Aが閉止していると
き(第1図)は制御弁体18が下降して制御弁Bの部分
は開いた状態となるが、本考案はこれに限定されるもの
ではなく、制御弁体18が軽い物体であって主弁Aが閉
じているとき、制御弁体18が上昇して制御弁Bを閉じ
ている様になすことも可能である。
用した場合の説明であるので、主弁Aが閉止していると
き(第1図)は制御弁体18が下降して制御弁Bの部分
は開いた状態となるが、本考案はこれに限定されるもの
ではなく、制御弁体18が軽い物体であって主弁Aが閉
じているとき、制御弁体18が上昇して制御弁Bを閉じ
ている様になすことも可能である。
また制御弁B、制御弁室14、小室35、バイパス路1
3等は設けず、圧力室11と1次側とを小孔20のみに
よって連絡する様になすことも出来る。
3等は設けず、圧力室11と1次側とを小孔20のみに
よって連絡する様になすことも出来る。
更に第1図乃至第8図に示すものにおいては、弁体8を
2部材8 a ,8 bにて構或したが、必ずしも2部
材に分ける必要はなく、1部材で構或してもよい。
2部材8 a ,8 bにて構或したが、必ずしも2部
材に分ける必要はなく、1部材で構或してもよい。
本考案は上記の構或であるから以下の利点を有する。
(1) IJ IJ−フ弁体を硬質材で平面状に形或し
、リリーフ弁座に弾性材で形威した環状突条を設けたの
で、リリーフ弁座の環状突条が常にリリーフ弁体の平面
部分に当たるをもって、リリーフ弁閉弁時のシールを常
に確実にすることができ、主弁を確実に閉弁させること
ができる。
、リリーフ弁座に弾性材で形威した環状突条を設けたの
で、リリーフ弁座の環状突条が常にリリーフ弁体の平面
部分に当たるをもって、リリーフ弁閉弁時のシールを常
に確実にすることができ、主弁を確実に閉弁させること
ができる。
(2)リリーフ弁座は内周縁を上方に立上らせた環状の
座金の内周面を除いて弾性材で被覆し、該弾性材の内周
縁上面に環状突条を設けると共に上記座金の内周縁上端
を環状突条の上端より下方に位置せしめたので、リリー
フ弁体を傾動したとき、支点となる側の環状突条が中心
方向に倒れようとするが、座金内周縁の立上り部により
その変形を阻止されるをもって、リリーフ弁座特にその
環状突条が破損する恐れがない。
座金の内周面を除いて弾性材で被覆し、該弾性材の内周
縁上面に環状突条を設けると共に上記座金の内周縁上端
を環状突条の上端より下方に位置せしめたので、リリー
フ弁体を傾動したとき、支点となる側の環状突条が中心
方向に倒れようとするが、座金内周縁の立上り部により
その変形を阻止されるをもって、リリーフ弁座特にその
環状突条が破損する恐れがない。
(3)リリーフ弁座の内周縁に環状突条を設けたので、
環状突条がリリーフ弁座の中心軸側に位置することにな
り、リリーフ弁体の受圧面積が小さくなる。
環状突条がリリーフ弁座の中心軸側に位置することにな
り、リリーフ弁体の受圧面積が小さくなる。
従って小さな力でリリーフ弁体を傾動させることが可能
であり、押棒操作力を軽減させることができる。
であり、押棒操作力を軽減させることができる。
しかも、環状突条を弁座側に配置したので、従来の環状
突条を弁体の外周側に設けたもののように受圧面積を小
さくするためにリリーフ弁体の径を小さく必要がなく、
従ってリリーフ弁体をリリーフ弁座の整合が困難となる
等の問題がない。
突条を弁体の外周側に設けたもののように受圧面積を小
さくするためにリリーフ弁体の径を小さく必要がなく、
従ってリリーフ弁体をリリーフ弁座の整合が困難となる
等の問題がない。
第1図は本考案フラッシュバルブの縦断面図、第2図は
要部の拡大縦断面図、第3図乃至第8図は動作状態を順
を追って示す縦断面図である。 図中 1・・・・・・フラッシュバルブ本体、4・・・
・・・主弁座、8・・・・・・弁体、9・・・・・・主
弁体、11・・・・・・圧力室、16・・・・・・リリ
ーフ弁座、16 a・・・・・・座金、16 b・・・
・・・弾性材、17・・・・・・リリーフ弁室、19・
・・・・・リリーフ弁体、20・・・・・・小孔、22
.23・・・・・・弁軸(ロツドガイド、ロツド)、2
5・・・・・・押棒、36・・・・・・環状突条、A・
・・・・・主弁、C・・・・・・ノリーフ弁。
要部の拡大縦断面図、第3図乃至第8図は動作状態を順
を追って示す縦断面図である。 図中 1・・・・・・フラッシュバルブ本体、4・・・
・・・主弁座、8・・・・・・弁体、9・・・・・・主
弁体、11・・・・・・圧力室、16・・・・・・リリ
ーフ弁座、16 a・・・・・・座金、16 b・・・
・・・弾性材、17・・・・・・リリーフ弁室、19・
・・・・・リリーフ弁体、20・・・・・・小孔、22
.23・・・・・・弁軸(ロツドガイド、ロツド)、2
5・・・・・・押棒、36・・・・・・環状突条、A・
・・・・・主弁、C・・・・・・ノリーフ弁。
Claims (1)
- フラッシュバルブ本体内に設けた主弁座に対応して主弁
を構戊する主弁体を有してフラッシュバルブ本体と共に
主弁背後に圧力室を形戊する弁体に、圧力室に連絡する
リリーフ弁室、該リリーフ弁室に配備されリリーフ弁座
と、弁軸を一体的に固着したリリーフ弁体とからなり圧
力室内の水を流出口側に排出して主弁を開弁せしめるリ
リーフ弁、圧力室と流入口側とを連絡する小孔を設ける
と共に、上記リリーフ弁の中心軸と略直角方向に位置す
る押棒を本体内に備え、上記押棒の前進により弁軸を傾
動せしめてリリーフ弁体を傾けることによりリリーフ弁
を開弁じて主弁体を上昇させて主弁を開弁ずるフラッシ
ュバルブにおいて、上記リリーフ弁座は、内周縁を上方
に立上らせた断面略L型の環状の座金を該座金の内周面
を除いて弾性材で被覆し、該弾性材の内周縁上面にリリ
ーフ弁体が着座する環状突条を設けると共に上記座金の
内周縁上面は上記環状突条の上端よりやや下方に位置せ
しめてなり、上記リリーフ弁体は、硬質材で形戊すると
共に上記突条に対応する面を平面状に形威してなるフラ
ッシュバルブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15141779U JPS597431Y2 (ja) | 1979-10-31 | 1979-10-31 | フラツシユバルブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15141779U JPS597431Y2 (ja) | 1979-10-31 | 1979-10-31 | フラツシユバルブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5668081U JPS5668081U (ja) | 1981-06-05 |
JPS597431Y2 true JPS597431Y2 (ja) | 1984-03-07 |
Family
ID=29382386
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15141779U Expired JPS597431Y2 (ja) | 1979-10-31 | 1979-10-31 | フラツシユバルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS597431Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-10-31 JP JP15141779U patent/JPS597431Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5668081U (ja) | 1981-06-05 |
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