JPS63134683A - 硝酸含有液からのNOxガス放出を低減する方法 - Google Patents

硝酸含有液からのNOxガス放出を低減する方法

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JPS63134683A
JPS63134683A JP62225435A JP22543587A JPS63134683A JP S63134683 A JPS63134683 A JP S63134683A JP 62225435 A JP62225435 A JP 62225435A JP 22543587 A JP22543587 A JP 22543587A JP S63134683 A JPS63134683 A JP S63134683A
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、過酸化水素を添加することによって、硝酸含
有液中で金属を処理する場合におけるNOxガスの放出
を低減する方法に関する。
多くの工業プロセスにおいて、いわゆる硝酸ヒユーム(
NOx )が生じる。そのようなプロセスにおいて、大
気中に放出されるガスの量を抑えることは望ましいこと
である。その理由の一つとしてこれらのガスは環境に対
して危険であり、また他の理由として、放出ガスが回収
され再利用できるならば実質的な倹約になるからである
作業環境へのガス放出量を低減するために、換気装置が
長い間使用されてきているが、その効率の悪さから、ガ
ス含量を作業環境の面で十分に低いレベルに低減するた
めには大きな設備が必要である。これらの換気装置はし
ばしば外界の環境問題をもたらす。換気空気は洗浄され
ねばならず、これは通常、洗浄塔いわゆるスフラッパー
の形の浄化設備で行なわれるが、これらのスフラッパー
の性能は低い。
ガスの大量放出に関する問題は、硝酸またはいわゆる混
酸(すなわち硝酸とフッ化水素酸)中におけるステンレ
ス鋼を酸洗いするプロセス、および硝酸または硝酸含有
液中における銅、真鍮等の表面処理プロセスにおいて特
に明らかとなる。
そのようなプロセス中で硝酸と金属が反応すると、硝酸
は還元されて亜硝酸(HNO2)となり、次いでこれは
生ずる種々の窒素酸化物と平衡状態になる。主としてそ
れらの窒素酸化物はNoとNO2の形で存在する。鉄を
硝酸とフッ化水素酸の混合液中で処理した場合に起こる
反応を例として挙げる。
4(’e + l0IINO3+ 811P十 −+  4PeP2  +  4NO3+6HNO2+
61(20[1]2HNO2==ゴ N2O3+H20
[2]N2O3,:ゴNO+ NO2[3] この明細書において、HNO2およびそれら窒素酸化物
は、酸洗い浴中に溶解している場合は“溶解NOx“7
4と定義され、気体状であれば“NOxガス”と定義さ
れる。
硝酸含有液からのNOxガス放出は、その液に過酸化水
素を添加することによって低減できる。
その結果、溶解NOxは次式にしたがって再酸化されて
硝酸となる。
11NO2+l+ 202−→llN03 +H20[
4]NOxの放出を低減するために、酸洗い浴または表
面処理浴に過酸化水素を添加することは公知である。西
独特許出願第2532773号(ダート工業、Dart
 1ndustr1es)は、硝酸浴からNOxの放出
を防ぐために、少なくともIg/、fの過剰過酸化窒素
を維持しておく方法を開示している。日本特許出願第5
8110682号の明細書(川崎製鋼)は、硝酸とフッ
化水素の混合液中での鋼の酸洗いにおいて過酸化水素を
用いてNOxを減じることを開示している。
“環境の進歩(E nvlronmental  P 
rogress ) ”volJ、  N o、L+ 
 1984.第40〜43頁は、混酸すなわち硝酸とフ
ッ化水素酸中でステンレス・ワイヤーと連続ステンレス
板を酸洗いするための酸洗い浴に、過酸化水素を添加し
てNOxを低減することを開示している。過酸化水素の
添加は、酸洗い浴からの排気系において、化学発光すな
わち化学ルミネセンスを測定する信号によって制御され
ることが示唆されている。さらに、過酸化水素溶液を供
給するポンプは、排気ガスのダクト系におけるNOx濃
度が所定の値を越えた時に始動する。
このタイプのシステムは大きな欠点を有している。
例えば、化学発光機器は、高価であるしまた湿った腐蝕
性のガス中で連続使用することが困難である。さらに、
各酸洗いタンクからの個別のガスダクトを有しない設備
もあるが、これらの酸洗いタンクは共通の排気系を備え
ている。このような場合、上記共通の排気ダクト中のN
Ox濃度に応じて、各酸洗いタンクへ個別に過酸化水素
の添加を調整することができない。
ステンレス鋼の酸洗い設備においては、大ていの場合溶
解NOxの形成時間はかなり変化する。
ある設備では、酸洗いはバッチ処理で行なわれる。
他の役儀では、種々の品質の金属を連続的に酸洗いする
。両方の場合において、溶解NOxの形成時間がかなり
変化することがわかる。すなわち、これは過酸化水素の
必要性が時間によって変化することを意味する。硝酸含
有液における高い温度や分解を触媒する金属の高い含量
等の化学的環境は、過酸化水素が、過剰量存在すれば、
例えばある時点での添加量が溶解NOxを硝酸に変換さ
せるに必要な全以上であれば、分解するような環境であ
る。
過酸化水素は高価な化学品なので、過酸化水素の添加を
制御できるようにして、いかなる時でも、NOxの形成
時間の変化および過酸化水素過剰分の分解傾向に対し過
酸化水素添加量が調節されるレベル(程度)にあるよう
にすることが望ましい。
本発明によって、特許請求の範囲に記載されるように、
過酸化水素を添加することによって、硝酸含有液におけ
るNOxガスの放出を低減する方法が提供される。
ある温度における硝酸含有液からのNOxガスの放出と
空気換気は、その液体中の溶解NOx含量と関係がある
。したがって、その液体中の溶解NOx含量を制御する
ことによって、NOxガスの放出を制御することが可能
となる。
硝酸含有液の酸化還元電位は、その液中の溶解NOxの
含量と、全溶解NOxが除去された時の過酸化水素過剰
分との関数である。全溶解NOxが除去された時には、
顕著なかつ有意の酸化還元電位低下が起こる。
酸化還元電位カーブにおいて最大値が現われるのて、こ
れを硝酸含有液中のNO!含量を制限するために利用で
き、それゆえに浴からのNOxガスの放出を制御するた
めに利用することができる。
以下、図面を参照して本発明をさらに詳しく説明する。
第1図はステンレス鋼の酸洗い浴の酸化還元電位カーブ
を示し、第2図は本発明の方法を実施する図式制御シス
テムを示す。
本発明によると、溶解NOxを含有する硝酸溶液は、過
酸化水素を滴定した時に非常に驚くべきかつ有用な酸化
還元電位カーブを示すことがわかった。このカーブを第
1図に示す。
以下、本発明をステンレス鋼の酸洗い浴からのNOxガ
スを低減する場合を参照して説明するが、NOxを含有
する他の硝酸溶液が本プロセスにしたがって処理できる
ことも本発明の範囲内である。
他の用途の例として、硝酸水溶液が、NOxの吸収溶液
として使用され、これらのNO!ガスは該溶液に溶解さ
れ次いで過酸化水素を該溶液に添加することにより酸化
されて硝酸になる場合が挙げられる。このような場合と
は、例えば、石炭、オイルまたは他の燃料を燃焼して生
じるNOxガス、硝酸を用いた有機化合物の硝化または
酸化のための設備から生じるNOxガスを吸収/酸化す
る場合である。
過酸化水素を添加すると、酸化還元電位が徐々に増加す
る(第1図において領域Iから領域■へ移動)。当量点
、すなわち全溶解NOxが除去された時点で、最大酸化
還元電位に達する。過酸化水素を少量過剰に添加すると
、酸化還元電位が急激に減少する(第1図において、領
域■と■に達する)。
酸化還元電位カーブの最大値の絶対レベルは、系の酸濃
度(水素イオン濃度)にいくらか依存するが、特徴的な
カーブ形状には有意の変化はない。
後述するように、酸化還元電位カーブの異常な形状は硝
酸のNOx含量を制御するために用いることができる。
このことは、次に、NOxガスの放出を制御することに
なる。なぜならば、NOxガスの放出量はその硝酸中の
溶解NOxの含量に直接関連するからである。
第2図は本発明の方法を実施するための図式制御システ
ムを示す。このシステムは、硝酸を含有する酸洗い浴2
中でステンレス鋼を酸洗いするためのタンクから成って
いる。このタンクは、この液体を循環させるための循環
用導管3を備えている。この循環用導管においては、過
酸化水素を供給する投与地点Aと、浴中の酸化還元電位
を測定する測定点Bがある。過酸化水素の投与地点Aは
酸化還元電位測定点Bの上流に位置する。
この設備が運転される時は、その液体はポンプによって
循環用導管を介して循環され、その流速は、その液体が
酸洗い浴を通過する間に溶解NOx含ff1(酸洗いプ
ロセス中のNOxの新たな形成に起因する)が、その飽
和値よりもその10〜20%を越えて増加しないような
流速である。このようにして、NOxの放出を80〜9
0%低減することが可能となる。現在使われている設備
においては、これは0.1〜2時間、好ましくは0.2
〜1時間の循環時間に相当する。
調整器Rは、過酸化水素の供給を制御するために酸化還
元電位メータに接続され、B点において一定酸化還元電
位値(調整器のセットポイントに等しい)が得られるよ
うにする。いわゆるPID等の従来タイプの調整器を用
いることができる。
運転開始時に、酸化還元電位の最大値が最初に決定され
る。この決定は、溶解NOxを含有する酸の循環流に、
過酸化水素の流れを徐々に増加させ、電位が再び減少す
る前に到達する最高電位を記録することにより行なうこ
とができる。
酸化還元電位の最大値の決定は、この最大値が酸組成に
よっていくらか変化するので、定期的に行なわれる。ス
ティール酸洗い装置において、実施上は、4〜24時間
ごとにこの決定を行なえば十分と認められる。
上述した酸化還元電位の最大値の決定作業は手動または
プロセス・コンピュータによって制御できる。後者の場
合はコンピュータが適切な時間間隔で新たな決定を開始
することができる。
酸化還元電位の最大値が決定されるたびに、酸化還元電
位の設定値(セットポイント)が選択される。酸化還元
電位値は、過酸化水素過剰の区域において溶解NOxの
区域における値と部分的に同じになるけれど(第1図参
照)、酸化還元電位用の測定点Bにおいて、過酸化水素
が少量不足するように(第11図、区域■)または過酸
化水素が少量過剰となるように(第11図、区域■)自
動的に維持されるように、系を随意にセットできること
が知られている。
設定値は、少量の過酸化水素不足の領域(第1図、区域
■)または少量の過酸化水素過剰の領域(第1図、区域
m〜■)のいずれがの領域において選択することができ
る。不足区域■において適当な設定値は、酸化還元電位
の最大値より40m V未満、好ましくは最大値から5
〜3oImV低い値である。酸化還元電位の最大値と設
定値との差は、NOx放出二を低減する要求の度合に応
じて選択される。
過剰領域(第1図、■〜■)において適当な設定値は、
酸化還元電位の最大値から200a+V未満、好ましく
 ハ5〜90n+ V (0,005〜0.9  g/
)の過酸化水素に相当する)低い値である。
区域■における制御が区域■で制御した場合に比べてよ
り経済的である、すなわち、得られる浄化効果を勘案し
て過酸化水素の消費量が少ないという経済性もさらにわ
かっている。
区域Hにおける制御の場合は、非常に容易に定流状態が
得られることが分った。定流状態において、酸化還元値
は所定値の上下数mVの範囲で変化する。図示した例に
おいては、所定値は、酸化還元電位カーブ上で最大値よ
り10〜30raV低い値であり、この値では、安定し
た制御が可能で、満足できる程度の浄化が得られること
がわかっている。過酸化水素過剰区域に入らないように
するために、調整器は、酸化還元電位が1秒間に10m
Vを越えて上下、変動し始めたとき(過酸化水素過剰に
よる酸化還元プロセスの特徴である)、過酸化水素の添
加を数秒妨げる制御機能を設けてもよい。このように過
酸化水素の供給を短時間妨害すると、酸化還元電位は過
酸化水素不足の値にすぐ戻り、そして制御システムは再
び運転を開始する。実際に実施する場合は、そのような
制御機能はめったに必要でないことがわかっている。
区域■(過酸化水素が少量過剰)において制御するとこ
とが望ましい場合は、最初に酸化還元値が所定値より高
い値に確保されるべきである。これは過酸化水素の手動
供給により、または上述したようにして過酸化水素不足
の場合の制御によって行なわれる。その後システムは、
区域■内に調整される。定流状態において、この場合で
は、測定点Bでの酸化還元値の変化は調整器の値の上下
約2011IVである。
酸化還元電位を測定する測定電極としては、酸浴に不活
性な材料(例えば白金、金またはロジウム)からなる電
極を用いることができる。標$電極として、例えば飽和
塩化第一水銀または塩化銀電極を用いることができる。
表面処理用の浴は通常50rIi以下の容量を有してい
る。小さい表面処理用の浴(約5rIl以下の容量)の
場合は、酸洗いタンク中で循環の代りに激しい攪拌を行
なうことができる。このような場合は、酸化還元電位の
4111定は、酸洗いタンク中で行なわれ、過酸化水素
の添加(調整器により制御)も酸洗いタンク中で行なわ
れる。容量が約5Tdを越える大きい酸洗いタンクにお
いては、実際上、循環の代わりに攪拌用のシステムを設
計することが困難である。
以下、実施例に基づいて本発明をより詳細に述べる。
実  施  例 焼きなましされたステンレス帯状プレートを、20%硝
酸、4%フッ化水素酸および溶解金属(鉄30〜40g
/J、クロム5〜lDg/J、ニッケル2〜4g/J)
を含有する容量13尻の酸洗い浴中で酸洗いした。浴温
度は60℃であった。酸洗い浴中の液は、酸化還元電位
メータ、酸化還元調整器および35%過酸化水素を供給
する手段を備えた循環用導管を介して、20rd/hの
流速で循環させた(第2図参照)。
過酸化水素の流速を手作業でOから55J/hへと徐々
に増加することによって、酸化還元電位の最大値を実際
の酸洗い用酸に対して855IIIVと決定した。
次表に、7つの異なる実験の条件と結果を示す。
実験1〜3はクロム−ニッケル鋼(S I S 233
3)、スティールグレードA (5teel grad
e A )の酸洗いに係るものである。実験4〜5は、
予期せずに運転停止した場合に係るものである。実験6
〜7は、実験1〜3の酸洗いより単位時間当りのNOx
形成が少ない場合であり、クロム−ニッケルーモリブデ
ン鋼(S I 52343) 、ステイールグレードB
の酸洗いに係るものである。
全ての場合において、結果は、定流状態の下、すなわち
システムが平衡状態に達したあとで示された。
NOxのM (kg)は、平均分子量が38(50モル
%のNo、50モル%のN02)と仮定して計算した。
結  果  と  考  察 実験1〜2 過酸化水素が少量過剰となるように制御(実験2)する
と、高くて均一な浄化度(参考実験に比較して87%)
が得られた。
実験2〜3 過酸化水素が少量不足となるように制御(実験3)する
と、実験3での浄化度は問題にならない程度低くなった
けれど(87%に対し84%)、過酸化水素過剰(実験
2)の制御のときと比べて過酸化水素の消費量はかなり
少なくなった(31%減)。
実験4〜5 酸洗い浴にシート金属を供給しないで一時的でかつ予期
せずに停止した点で、自動制御装置が接続されていた時
過酸化水素の供給は徐々にゼロまで低下した(実験4)
。供給が手動で、すなわち自動制御でなく行なわれた時
は(実験5)、過酸化水素の添加が、新たに形成される
NOxが存在しないにも拘らず、一定のレベルで続けら
れた。
実験1および3:6および7 あるスティールグレードから、浄化することなしに前記
のグレードより少ないN0xQを放出する他のグレード
へ変更した場合に(実験1の12.0kg / hに対
して実験6の8.5 kg/h ) 、過酸化水素を少
量不足に制御すると、過酸化水素の消費量はかなり低下
した(実験3の421/hから実験7の184/hへ)
。この時、浄化度は実質的に変わらなかった(実験3の
84%に対して実験7の82%)。
【図面の簡単な説明】
第1図はステンレス鋼の酸洗い用浴の酸化還元電位カー
ブを示す図、 第2図は本発明の方法を実施する制御システムの概略を
示す図である。 1:酸洗い浴、2:硝酸含有液 3:循環用導管、A:過酸化水素供給地点、B−酸化還
元電位測定地点、R−、調整器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、過酸化水素の添加によって硝酸含有液からのNOx
    ガスの放出を低減する方法において、硝酸含有液の酸化
    還元電位を測定し、その酸化還元電位に基づいて過酸化
    水素の添加量を調整することを特徴とする前記方法。 2、液浴中で処理を行ない、その液を該浴の外部循環用
    導管を介してポンプで循環させ、該循環路中で酸化還元
    電位を測定し、酸化還元電位の測定点より上流の地点で
    該循環用導管に過酸化水素を自動的に供給することを特
    徴とする、特許請求の範囲第1項に記載の方法。 3、前記浴の全液量を0.1〜2時間、好ましくは0.
    2〜1時間で循環することを特徴とする、特許請求の範
    囲第2項に記載の方法。 4、前記液は前記浴中で撹拌条件下に維持され、酸化還
    元電位は該液中で測定され、過酸化水素が該液に自動的
    に供給されることを特徴とする、特許請求の範囲第1項
    に記載の方法。 5、前記過酸化水素の量を、前記酸化還元電位がその最
    大値に近い値となるように調整することを特徴とする、
    特許請求の範囲第1項に記載の方法。 6、前記過酸化水素の量を、前記酸化還元電位がその最
    大値から200mV未満低い値となるように、かつ液中
    の溶解NOxに対して過剰に供給することを特徴とする
    、特許請求の範囲第1〜4項のいずれかに記載の方法。 7、前記過酸化水素を、前記液中の溶解NOxに対して
    過剰に供給しかつ前記酸化還元電位がその最大値から9
    0mV未満低い値となるように供給することを特徴とす
    る、特許請求の範囲第6項に記載の方法。 8、前記過酸化水素の量を、前記液中の溶解NOxに対
    して不足となるようにまた前記酸化還元電位がその最大
    値から40mV未満低い値となるように供給することを
    特徴とする、特許請求の範囲第5項に記載の方法。 9、前記過酸化水素の量を、前記液中の溶解NOxに対
    して不足となるようにまた前記酸化還元電位がその最大
    値から30mV未満低い値となるように供給することを
    特徴とする、特許請求の範囲第8項に記載の方法。 10、前記液浴が、ステンレス鋼用酸洗い浴または銅あ
    るいは真鍮の表面処理用液浴である、特許請求の範囲第
    1〜9項のいずれかに記載の方法。
JP62225435A 1986-09-11 1987-09-10 硝酸含有液からのNOxガス放出を低減する方法 Granted JPS63134683A (ja)

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EP86850302A EP0259533A1 (en) 1986-09-11 1986-09-11 Method of reducing the emission of nitrogen oxides from a liquid containing nitric acid
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EP (2) EP0259533A1 (ja)
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