JPS63134407A - 物品の補給方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、傾斜コンベヤに対して物品の初期補給な能率
良く且つ安全に行うことのできる物品の補給方法に関す
るもので、特に複数個の傾斜コンベヤにより、複数列複
数段の間口を有する流動棚が構成されている場合に好適
に使用なし得るものである。

（従来の技術） 傾斜コンベヤは、通常、載荷（載置）された物品を重力
を利用して下流側に移送するようになしてあり、物品の
自重により移送される物品に加速度が付く。従って、搬
送速度が必要以上に大きくなるのを防止するため、実公
昭６１−１１３０号公報、特開昭６０−２４８５０３号
公報に記載の如ぎブレーキ装置を設けることが知られて
いる。

即ち、実公昭６１−１１３０号公報には、軸線を搬送方
向に対して傾斜させたローラによって、物品とローラと
の間に摩擦力を発生させ、これによって、物品の搬送速
度をコントロールするブレーキ装置が記載されており、
又、特開昭６０−２４８５０３号公報には、ブレーキン
ー−ブロックをローラ上に上昇させ、該ブロックのブレ
ーキ／ニー上に物品を乗り上げさせて制動するようにし
たブレーキ装置が記載されている。

また、ブレーキ装置を具備しない傾斜コンベヤにおいて
は、特開昭６０−１８８２０７号公報に記載の如（、傾
斜コンベヤの下流端に少数個の物品を残すように制御し
、下流端に設けられたストッパに加速された物品が直接
衝突しないようにして、物品の転倒、脱落を防止し得る
ようになすことが知られている。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、上記の従来の技術は、以下のような問題
点を有していた。

即ち、実公昭６１−１１３０号公報及び特開昭６０−２
４８５０３号公報に記載されている装置は、傾斜コンベ
ヤを複数列複数段の間口を有する流動棚として使用する
場合等にも適応し得るが、総ての間口に対してブレーキ
装置をそれぞれ配設しなければ有効でなく、このように
配設することは＼その設備費用が莫大になるだけでなく
、ブレーキ装置の作動状態を常時管理し、一定の搬送状
態を保つ必要があるため、その保守にも莫大な費用を要
する。

また、特開昭６０−１８８２０７号公報に記載されてい
る方法は、少なくとも１個の物品が傾斜フンベヤ上に保
管されている状態で物品が補給されるので、補給される
物品が転倒、脱落することはないが、物品が１個も傾斜
コンベヤ上に保管されていないときには、補給された物
品が下流端から転倒、脱落することが、しばしば発生し
ていた。

従って、本発明の目的は、ブレーキ装置等を備えること
なくして、傾斜コンベヤに対し、物品の初期補給を能率
良く且つ安全に行うことのできる物品の補給方法を提供
することにある。

（問題点を解決するための手段） 本発明は物品を重力により移送させ、下流端近傍に設け
たストッパで停止させるようになしてある傾斜コンベヤ
に対する物品の補給方法において、上記傾斜コンベヤ上
に物品を初期補給するとき、少なくとも１個のダミー物
品を上記傾斜コンベヤ上に供給した後、所望の物品を上
記傾斜コンベヤ上に補給することを特徴とする物品の補
給方法を提供することによって上記の目的を達成したも
のである。

（実施例） 以下、先ず、本発明の物品の補給方法を使用なし得る流
動棚、物品の補給装置及び物品の取り出し装置を図面に
示す一実施例について説明する。

図中、（１）は複数列複数段の間口を有する流動棚（Ａ
）を構成する傾斜コンベヤ、（２）は傾斜コンベヤ（＋
１の下流端に設けられたストッパ、（３）〜（９３）は
物品の補給装置（補給手段）としての走行体（Ｂ）に関
するもので、（３）、（３）′は走行体（Ｂ）の走行レ
ール、（３）は走行モータ、（４）はマスト、（５）は
昇降台、（６）は昇降台（５）に装置さ九た入庫用コン
ベヤ、（６□）は入庫用コンベヤ（６）の駆動ローラ、
（６□）は駆動ローラ（６□）の駆動用モータ、（７）
は走行体（Ｂ）の走行基台、（８）は垂直循環コンベヤ
、（８，）は」形状をした荷受アーム、（８゜）は荷受
はアーム（８、）の櫛歯状フォークからなる荷受は部、
（８３）は荷受アーム（８１）を駆動する無端チェーン
、（８４）は荷受アーム（８＋）のガイド、（８５）は
巻上モータ、（９）は取込装置、（９□）は物品を取り
込むためのＬ型フレーム、（９□）はＬ型フレーム（９
□）と連結し、物品を取り込むため進退させるチェーン
、（９３）はＬ型フレーム（９、）に設けられた物品の
ストッパ面である。ここで垂直循環コンベヤ（８）の櫛
歯状フォークからなる荷受部（８□）と入庫用コンベヤ
（６）の櫛歯状に並設された駆動ローラ（６１）とは互
いに櫛歯の空間を通過しえる様ケこなっていて、交差す
る際に荷受部（８□）上の荷が入庫用コンベヤ（６）の
駆動ｐ−ラ（６，）上に取り残されて駆動ローラ（６、
）によって直交する方向に運ばれて傾斜コンベヤ（１）
方向に供給されるものである。

上記傾斜コンベヤ＋１１について詳述すると、第４図に
も示す如く、多数のローラを有し、これらローラを出庫
口側に向けて下り勾配をもつように配設することにより
、ローラに載置された物品を重力により入庫口側から出
庫口側に移動できるように構成しである。そして、傾斜
コンベヤ（１）の出庫口側端部には、出庫口側に移動し
てぎな物品を停止し保持するためのストノ・り（２）を
設けである。

尚、多数のローラを有する複数のフレームな並設し、物
品す並設された複数のフレームで受止するようシこ傾斜
コンベヤをなすこともできる。又、ローラに代えてホイ
ール等を用いても良い。又、ストッパ（２）は必ずしも
傾斜コンベヤの下端部に設けられな（ても良く、下端部
から所望の距離の位置に配設しても良い。

また、（１１〜（国は物品の取り出し装置としての走行
体（Ｄ）に関するもので（！１、（則は走行体（Ｄ）の
走行レール、（１１は走行モータ、（ＩＩ）はマスｌ−
、Ｔｌａは昇降台、（１４は昇降台（１４に装置され、
傾斜コンベヤＧｌ）から垂直循環コンベヤ（１埼の荷受
台へ物品を移動するための出車用コンベヤ、（１９は走
行体（Ｄ）の走行基台、（１５１）は垂直循環コンベヤ
の」形状をした荷受アーム、（１５２）は荷受アーム（
１５，）の荷受は部、（ｔＳａ）は荷受アーム（１５，
）を駆動する無端チェーン、（１５４）は荷受アーム（
１５，）のガイド、（１５５）は巻上モータ、（１０は
垂直循環コンベヤ（Ｉｓの下方位置の水平経路に配置さ
れ、荷受は部（１５□）上の物品を強制的に搬出コンベ
ヤ（Ｅ）に移載する移載手段となる仕切板である。

次に、本発明の物品の補給方法を、上述の流動棚、物品
の補給装置及び物品の取り出し装置に利用した一実施態
様に基づいて説明する。

本発明の物品の補給方法の実施に際しては、供給コンベ
ヤ（Ｃ）によってカートン、段ポール箱等の形態からな
る物品を所望の配列で搬送させる。供給コンベヤ（Ｃ）
によって送られた物品が所望の列の棚番地に待ちかまえ
た走行体（Ｂ）の所まで運ばれると走行体（Ｂ）の取込
装置（９＞が作動して物品を垂直循環コンベヤ（８）の
荷受は部（８□）上に移載し、垂直循環コンベヤ（８）
によって上昇して垂直循環コンベヤ（８）の最上部で折
り返して下降してくる。所望の段の棚番地に待ちかまえ
た昇降台（５）の上の入組用コンベヤ（６）と交差して
物品を入庫用コンペ、ヤ（６）に授ける。入庫用コンベ
ヤ（６）は常時駆動されていて傾斜コンベヤ（１）に物
品を供給する。傾斜コンベヤ（１）に移送された物品は
その自重によって下方の出庫口側へ滑動していき、物品
は傾斜コンベヤ（１）のストッパ（２）或いはその物品
の下流側にある物品によって停止させられる様になって
いるが重心の位置が比較的に高い物品を傾斜コンベヤ上
に初期補給するとき（物品が１個も傾斜フンベヤ上に載
置されていない状態で物品を補給するとき）には、先ず
、重心の位置が低く安定したダミー物品（ストッパ（２
）ｔこ衝突しても転倒、脱落しない安定形状のもの）を
少なくとも１個傾斜コンベヤ（１）上に供給した後、所
望の物品を補給する様になしである。従って、ダミー物
品及びそれに続いて補給される所望の物品が転倒、脱落
することはない。尚、この場合において、初期補給専用
のダミー物品を使用しても良いが、所望の物品を、例え
ば、先頭から１〜３個安定方向に転倒させた状態で補給
することにより、この先頭から１〜３個の物品をダミー
物品として機能させることもできる。

尚、物品の初期補給が完了した後、ダミー物品を物品の
取り出し装置で取り出しておき、次に説明する物品の出
庫１こ備えることが好ましい。

また、物品を流動棚（Ａ）から出庫させる場合には所望
の物品のある棚の位置に走行体（Ｄ）が移動し、走行体
（Ｄ）の昇降台（１３が物品のある棚番地まで上昇し、
出庫用コンベヤ（１３が傾斜コンベヤ（１）方向に移動
して作動して、傾斜コンベヤ（１）の出庫側間口にスト
ッパ（２）によって停止している物品を垂直循環コンベ
ヤ（１，１９の荷受は部（１５□）へ移載し、垂直循環
コンベヤ（ｌ！９によって下方位置に移動させられると
同位置に於いて水平経路に設けた仕切板（１４９に当接
して、荷受は部（１５゜）上の物品を強制的に滑り落と
して搬出コンベヤ（Ｅ）上に移載し、搬出コンベヤ（Ｅ
）によって所定位置に輸送するものである。

尚、走行体（Ｂ）の走行、垂直循環コンベヤ（８）、取
込装置（９）、昇降台（５）、入庫用コンベヤ（６）、
及び走行体（Ｄ）の走行、昇降台（１２、垂直循環コン
ベヤ（１１、出庫コンベヤ（Ｉｎ　、並びに供給コンベ
ヤ（Ｃ）、搬出コンベヤ（Ｅ）は電気的に制御連動され
るものでこれらは流動棚（Ａ）の在庫管理と物品の入出
庫命令とによってコンビーータ等を使用して自動制御さ
れるものである。

また、物品の出庫にあたっては、特開昭６０−１８８２
０７号公報に記載の如く、傾斜コンベヤ（１）の下流端
に少数個の物品を残すように制御することにより、初期
補給の頻度を減らすことができる。

また、ストッパ（２）を大きく　（高く）すると物品の
転倒、脱落をより小さくすることができるが、下流端か
ら物品を取り除くとき障害となりやすくなるので、スト
ッパ（２）をあまり高くしないことが好ましい。

（発明の効果） 本発明の物品の補給方法によれば、上述の如く、初期補
給においてダミー物品を供給した後、所望の物品を補給
するようになしであるので傾斜コンベヤにブレーキ等を
設けなくても良く、且つ確実に入庫される物品を保持で
き、その結果として、初期補給のための入庫を能率良く
且つ安全に行うことができる等の効果が秦される。

【図面の簡単な説明】

第１図は流動棚、物品の補給装置及び物品の取り出し装
置を含む倉庫設備の一実施例を示す平面図、第２図は同
側面図、第３図は同実施例の入庫側走行体を示す正面図
、第４図は同側面図、第５図は同平面図、第６図は入庫
用コンベヤの駆動ローラ部分を示す説明図、第７図は同
実施例の出庫側走行体を示す正面図、第８図は同側面図
、第９図は同平面図である。 （１）：傾斜コンベヤ　　　（２）：　ストッパ（Ａ）
：流動棚　　　　（Ｂ）二人庫側走行体（Ｃ）：供給コ
ンベヤ （Ｄ）：出庫側走行体 （Ｅ）二搬出コンベヤ 特許出願人　　西部電機株式会社 代　　　理　　　人　　　　　戸　　島　　省　　四　
　部第７図 第８図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）物品を重力により移送させ、下流端近傍に設けたス
   トッパで停止させるようになしてある傾斜コンベヤに対
   する物品の補給方法において、上記傾斜コンベヤ上に物
   品を初期補給するとき、少なくとも１個のダミー物品を
   上記傾斜コンベヤ上に供給した後、所望の物品を上記傾
   斜コンベヤ上に補給することを特徴とする物品の補給方
   法。 ２）傾斜コンベヤが、ローラ又はホイールコンベヤであ
   る、特許請求の範囲第１項記載の物品の補給方法。 ３）複数個の傾斜コンベヤにより、複数列複数段の間口
   を有する流動棚を構成してあり、上記間口に沿って上下
   左右に移動可能な物品の補給手段が設けられている、特
   許請求の範囲第１項又は第２項記載の物品の補給方法。