JP3399757B2 - 物品収納設備 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、収納棚に対して物
品の出し入れを行うための複数の作業通路を走行自在
で、かつ、前記収納棚に対して物品を出し入れする作業
車と、前記作業通路の端部に隣接して停止した状態にお
いて前記作業車を載せ降ろし自在で、かつ、複数の前記
作業通路夫々の端部に走行自在に構成されるとともに、
前記作業車との間で物品の移載を行う物品中継装置を備
えた移送台車とが設けられている物品収納設備に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】冒記物品収納設備は、作業車を所望の作
業通路で走行させるべく移送できるように、その作業車
を作業通路の端部で載せ降ろし自在な移送台車を設ける
とともに、収納棚に収納するべき物品や取り出した物品
を作業車と移送台車との間で受渡しできるように、その
移送台車に物品中継装置を備えさせたものであるが、作
業車と物品中継装置との間で受け渡しする物品を、更
に、物品中継装置と地上側との間で受け渡しする必要が
ある。この場合、物品中継装置と地上側との間で物品の
受渡しをする為に設けた受渡し作業部に移送台車を走行
させて、受け渡しするように構成すると、移送台車が受
渡し作業部に走行している間は、作業車と移送台車との
間での物品の受渡しができず、作業車を作業通路の端部
に待たせておかなければならない等、作業車による出し
入れ作業が中断されて、その作業能率が低下する問題が
ある。この為、上記物品収納設備では、従来、地上側に
設けた物品の仮置き部と移送台車とに亘って物品を搬送
するチェーンコンベアやローラコンベア等のコンベア装
置を移送台車の走行路と略平行に設け、仮置き部からコ
ンベア装置で搬送してきた物品或いは仮置き部にコンベ
ア装置で搬送すべき物品のコンベア装置と物品中継装置
との間での受け渡しを、作業車による収納棚に対する物
品の出し入れ作業中において行い、収納棚に収納すべき
物品又は収納部から取り出した物品の作業車と物品中継
装置との間での受け渡しを、作業車による出し入れ作業
の進行状況に応じた所望のタイミングで随時行うように
して、作業車による出し入れ作業の能率を低下させない
状態で、物品中継装置と地上側との間での物品の受渡し
を行うようにしている（例えば、実開昭５０−１１５３
８３号公報参照）。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、物品を
コンベア装置で仮置き部と移送台車とに亘って搬送する
ので、物品を所望の位置に待機している移送台車の物品
中継装置との間で、かつ、各々の物品に応じた所望のタ
イミングで受渡しできる状態で搬送したい場合、コンベ
ア装置の搬送速度を随時適正に調節する必要があり、物
品を仮置き部と移送台車とに亘って適正に搬送するため
の構成が煩雑化する欠点がある。つまり、複数の物品を
コンベア装置で同時に搬送している場合に、そのうちの
特定の物品に対応して搬送速度を調節すると、残りの物
品の搬送速度も同様に調節されることになるので、コン
ベア装置の搬送速度を随時適正に調節しなければ、物品
中継装置に受け渡すべき物品が受け渡したいタイミング
において物品中継装置との受け渡し位置に存在していな
かったり、物品中継装置から受け渡された物品が先行し
て搬送されてくる物品と衝突したりするおそれがあるか
らである。また、単一の物品を搬送する場合でもコンベ
ア装置をその搬送路の全長に亘って駆動する必要がある
ので、搬送コストが高くつく欠点があり、この欠点を解
決する為に、例えば、駆動状態を各別に調節可能な複数
のコンベア装置を互いに物品を受渡しできるように設け
て、現に物品を搬送中のコンベア装置について、その物
品を所望の位置に待機している移送台車の物品中継装置
との間で、かつ、その物品に応じた所望のタイミングで
受渡しできるように駆動状態を調節することが考えられ
るが、この場合は、複数のコンベア装置を所定の相対位
置で精度良く据え付ける必要があり、その据え付け作業
が煩雑化する欠点があるとともに、複数のコンベア装置
の各々について、その駆動状態を調節する必要があり、
物品を仮置き部と移送台車とに亘って適正に搬送するた
めの構成が一層煩雑化する欠点がある。本発明は上記実
情に鑑みてなされたものであって、作業車による出し入
れ作業の能率を低下させない状態で、物品中継装置と地
上側との間での物品の受渡しを行えるようにするにあた
って、物品を仮置き部と移送台車とに亘って適正に搬送
するための構成を簡略化でき、しかも、搬送コストの低
減を図ることができるようにすることを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】請求項１記載の物品収納
設備は、前記移送台車の走行路と略平行に設けた物品搬
送路を前記移送台車とは別に走行可能な物品搬送車が、
物品を前記収納棚以外の場所に仮置きするための仮置き
部に隣接している状態において、その仮置き部との間で
物品を受渡し、かつ、前記移送台車に隣接している状態
において、その移送台車の前記物品中継装置との間で物
品を受渡しするように構成されているので、物品搬送車
を必要に応じて走行させて、物品を所望の位置に待機し
ている移送台車の物品中継装置との間で、かつ、各々の
物品に応じた所望のタイミングで受渡しできる状態で搬
送できる。従って、作業車による出し入れ作業の能率を
低下させない状態で、物品中継装置と地上側との間での
物品の受渡しを行えるようにするにあたって、物品を仮
置き部と移送台車とに亘って適正に搬送するための構成
を簡略化でき、しかも、搬送コストの低減を図ることが
できる。

【０００５】請求項２記載の物品収納設備は、前記物品
搬送路が、前記走行路の横側に設けられているので、物
品を横方向に移動させて、物品搬送車と物品中継装置と
の間で受け渡すことができ、例えば走行路の上部に沿っ
て物品搬送路を設け、移送台車の上方に物品搬送車を停
止させて、物品を上下に昇降させて受け渡す場合に比べ
て、物品を落下させたり、その落下によって物品を破損
するようなおそれが少ない安全な状態で受け渡すことが
できる。

【０００６】請求項３記載の物品収納設備は、前記物品
搬送車には、前記移送台車に隣接している状態におい
て、前記物品中継装置との間で物品を受渡しするための
受渡し装置が設けられているので、物品搬送車で搬送さ
れてきた物品をその物品搬送車まで取りに行ったり、物
品中継装置に受け渡されている物品を物品搬送車に載せ
代えたりする為のフォーク装置等の移載装置を移送台車
側に設けることを要さず、移送台車の構造の簡略化を図
ることができる。

【０００７】請求項４記載の物品収納設備は、複数の小
物品を搬送用の収容具に一纏めに収容して前記物品が構
成され、前記仮置き部が、仮置きされている物品の収容
具に対して小物品を出し入れ可能に設けられているの
で、収納棚から取り出した物品を所望のタイミングで作
業車から物品中継装置に受け渡し、その物品を、作業車
による出し入れ作業の能率を低下させない状態で、物品
中継装置から物品搬送車に受け渡して仮置き部に搬送
し、その仮置き部において、物品の収容具に対する小物
品の取出しや補充等の小物品の出し入れを行った後、そ
の物品を物品搬送車で移送台車に搬送して、作業車によ
る出し入れ作業の能率を低下させない状態で、物品中継
装置に受け渡し、その物品を所望のタイミングで作業車
に受け渡して収納棚に収納できる。従って、仮置き部に
おける物品の収容具に対する小物品の出し入れ作業と作
業車による出し入れ作業との双方を、互いに干渉しあう
ことなく能率良く行うことができる。

【０００８】請求項５記載の物品収納設備は、前記仮置
き部には、物品を前記物品搬送車との間で受渡しする受
渡し部と、物品の収容具に対して小物品を出し入れする
出し入れ作業部と、物品を前記受渡し部から、前記出し
入れ作業部を経由して、前記受渡し部に戻すように循環
移動させる循環路とが設けられているので、収容具に対
する小物品の出し入れを終えた物品を出し入れ作業部か
ら受渡し部に戻しながら、同時に、後続する物品を受渡
し部から出し入れ作業部に移動させることができ、複数
の物品を循環路に沿って循環させる状態で、それらの収
容具に対する小物品の出し入れ作業を能率良く行うこと
ができる。

【０００９】

【発明の実施の形態】図１，図２は、複数の小物品Ｃ１
が搬送用の収納具としてのパレットＰに一纏めに載せら
れている物品Ｃを収納する物品収納設備を示し、複数の
物品収納部１ａが上下多段でかつ左右に備えられている
固定式の収納棚１の複数と、収納棚１に対して物品Ｃを
出し入れする作業車としてのスタッカークレーンＥと、
スタッカークレーンＥを所望の作業通路Ｄに移送するク
レーン移送台車Ｆと、収納棚１に収納すべき物品Ｃ或い
は収納棚１から取り出した物品Ｃを収納棚１以外の場所
に仮置きするための仮置き部Ｂと、仮置き部Ｂとクレー
ン移送台車Ｆとに亘って物品Ｃを搬送する物品搬送車Ａ
とが設けられている。

【００１０】前記収納棚１の複数は、物品収納部１ａに
対する物品出し入れ口を互いに対向させて並設され、そ
れらの収納棚１の対向間の各々に、収納棚１に対して物
品Ｃの出し入れを行うための作業通路Ｄが設けられ、そ
れらの作業通路Ｄのうちの択一的に選択した一つの作業
通路Ｄにおいて、スタッカークレーンＥが単一の走行レ
ールＥ１に沿って走行自在に設けられている。

【００１１】前記スタッカークレーンＥは、図３〜図５
にも示すように、走行レールＥ１上を走行する走行機体
Ｅ２に、物品収納部１ａ側とスタッカークレーンＥ側と
に亘って物品Ｃを移載するフォーク装置Ｅ３と、フォー
ク装置Ｅ３を前後二本のクレーン支柱Ｅ４に沿って駆動
昇降自在に支持する昇降台Ｅ５と、作業通路Ｄ及びクレ
ーン移送台車Ｆ上における現在位置を検出するためのフ
ォトインタラプタ型のフォトセンサＳ１を備えたサイド
アームＥ６とを設けて構成され、フォトセンサＳ１を、
スタッカークレーンＥの走行にともなって作業通路Ｄ側
及びクレーン移送台車Ｆ側に設けた遮光板でオン・オフ
させて、スタッカークレーンＥの現在位置を検出するよ
うに構成されている。

【００１２】そして、二本のクレーン支柱Ｅ４の上端部
どうしを矩形枠体Ｅ７で連結し、その矩形枠体Ｅ７に支
承した上部ガイドローラＥ８を、収納棚１の作業通路側
上部に設けたガイドレール１ｂに沿って転動させて、ス
タッカークレーンＥが倒れ止め状態で作業通路Ｄを走行
できるように設けられ、フォーク装置Ｅ３を駆動昇降さ
せて、物品Ｃを所望の物品収納部１ａに対して出し入れ
できるように構成されている。

【００１３】前記クレーン移送台車Ｆが走行自在な走行
路Ｇを、収納棚１及び作業通路Ｄの一端側に沿って設け
て、クレーン移送台車Ｆが作業通路Ｄの端部に隣接して
停止した状態においてスタッカークレーンＥを載せ降ろ
し自在に構成され、走行路Ｇの横側には、その走行路Ｇ
と略平行に物品搬送路Ｈが設けられ、物品搬送車Ａは、
この物品搬送路Ｈをクレーン移送台車Ｆとは別に走行し
て、仮置き部Ｂとクレーン移送台車Ｆとに亘って物品Ｃ
を搬送するように構成されている。

【００１４】前記クレーン移送台車Ｆは、図３〜図６に
示すように、左右の走行レールＦ１の各々を走行する二
つの走行フレームＦ２に亘って、スタッカークレーンＥ
が乗り降りする搬送車搭載部Ｆ３と、その搬送車搭載部
Ｆ３に載せたスタッカークレーンＥとの間、及び、物品
搬送車Ａとの間で物品Ｃを受渡しする物品受渡し部Ｆ４
とを設けて構成され、搬送車搭載部Ｆ３に載せたスタッ
カークレーンＥを倒れ止め状態に支持する倒れ止めフレ
ームＦ５が走行方向前後端に亘って設けられている。

【００１５】前記搬送車搭載部Ｆ３にはスタッカークレ
ーンＥが乗り移る乗り移りレールＦ６が設けられ、物品
受渡し部Ｆ４には、物品Ｃを走行方向と直交する方向に
載置搬送するチェーンコンベア装置Ｆ７と、スタッカー
クレーンＥのフォーク装置Ｅ３とチェーンコンベア装置
Ｆ７との間で物品Ｃを受渡しするためのリフターＦ８と
が設けられ、物品搬送車Ａはチェーンコンベア装置Ｆ７
との間で物品Ｃを受け渡しするように構成され、これら
チェーンコンベア装置Ｆ７とリフターＦ８とが物品中継
装置２に構成されている。

【００１６】前記倒れ止めフレームＦ５は、平面視でコ
の字状に形成した倒れ止めガイドフレームＦ５ａを左右
の走行フレームＦ２に立設した支柱Ｆ５ｂに支持させて
構成され、クレーン支柱Ｅ４の各々に設けた支持アーム
Ｅ９の下部ガイドローラＥ１０を倒れ止めガイドフレー
ムＦ５ａに沿って転動させて、スタッカークレーンＥを
その倒れを阻止しながらクレーン移送台車Ｆに乗り降り
させるように構成されている。

【００１７】そして、スタッカークレーンＥと物品受渡
し部Ｆ４との間で物品Ｃを受渡しする場合や、別の作業
通路ＤにスタッカークレーンＥを移送する場合に、クレ
ーン移送台車Ｆを作業通路Ｄの端部に隣接位置させた状
態でスタッカークレーンＥを走行させて、作業通路Ｄ側
と搬送車搭載部Ｆ３側とに亘って乗り降りさせるように
構成されている。

【００１８】前記物品搬送車Ａは、搬送方向が走行方向
と直交する方向のチェーンコンベア装置Ａ１に物品Ｃを
載せて、物品搬送路Ｈに設けた左右の走行レールＡ２上
を走行するように構成され、このチェーンコンベア装置
Ａ１が、クレーン移送台車Ｆの物品受渡し部Ｆ４に隣接
している状態において、物品受渡し部Ｆ４側のチェーン
コンベア装置Ｆ７との間で物品Ｃを受け渡しするための
受け渡し装置に構成されている。

【００１９】前記仮置き部Ｂには、図７に示すように、
搬出入する物品Ｃをフォークリフト車との間で受け渡し
する搬出入部Ｂ１と、物品搬送車Ａが隣接している状態
において、その物品搬送車Ａとの間で物品Ｃを受け渡し
する受渡し部Ｂ２と、搬出入部Ｂ１又は受渡し部Ｂ２か
ら搬送されてきた物品ＣのパレットＰに対して小物品Ｃ
１の出し入れを行う出し入れ作業部としてのピッキング
作業部Ｂ３とが設けられている。

【００２０】前記受渡し部Ｂ２には、物品搬送車Ａとの
間で物品Ｃを受け渡しするチェーンコンベア装置３が設
けられ、ピッキング作業部Ｂ３には、２基のローラコン
ベア装置４ａ，４ｂと、これら２基のローラコンベア装
置４ａ，４ｂ間を接続する状態で設けられる２基のチェ
ーンコンベア装置５ａ，５ｂと、ローラコンベア装置４
ａ，４ｂとチェーンコンベア装置５ａ，５ｂとの間での
物品Ｃの受け渡しを行う為の昇降式チェーンコンベア装
置６ａ，６ｂ，６ｃ，６ｄと、ローラコンベア装置４ａ
の駆動にかかわらず物品Ｃの移動を阻止するべく、その
搬送面上に出退自在なストッパー８が設けられ、ローラ
コンベア装置４ａの一端が搬出入部Ｂ１に延設されてい
る。

【００２１】そして、ピッキング作業部Ｂ３は、昇降式
チェーンコンベア装置６ａにより、チェーンコンベア装
置３との間で物品Ｃの受け渡しを行うように構成され、
２基のローラコンベア５ａ，５ｂと２基のチェーンコン
ベア装置６ａ，６ｂ及び昇降式チェーンコンベア装置６
ａ，６ｂ，６ｃ，６ｄにより、受渡し部Ｂ２から搬送さ
れてきた物品Ｃを、ピッキング作業部Ｂ３を経由して、
受渡し部Ｂ２に戻すように循環移動させる循環路７が構
成されている。

【００２２】図８はスタッカークレーンＥとクレーン移
送台車Ｆと物品搬送車Ａの制御ブロック図を示し、物品
収納設備全体の稼働を制御するメインコントローラ９
と、クレーン移送台車Ｆの作動を制御する移送台車制御
装置１０と、スタッカークレーンＥの作動を制御するク
レーン制御装置１１と、物品搬送車Ａの作動を制御する
搬送車制御装置１２と、ピッキング作業部Ｂ３における
物品Ｃの搬送状態を制御するピッキング制御装置１３と
が設けられている。

【００２３】前記メインコントローラ９はクレーン移送
台車Ｆの走行路Ｇの一端側に設けられ、入出庫すべき物
品収納部１ａの位置等の入出庫作業データＪ１を光通信
方式で移送台車制御装置１０に入力するように構成され
ている。

【００２４】前記移送台車制御装置１０はクレーン移送
台車Ｆに設けられ、入力された入出庫作業データＪ１に
基づいて作成したスタッカークレーンＥの停止位置や物
品収納部１ａの上下方向位置、物品収納指令や物品取出
し指令等のクレーン作業データＪ２を光通信方式でクレ
ーン制御装置１１に入力するとともに、クレーン移送台
車Ｆと物品搬送車Ａとの間で受け渡すべき物品Ｃやその
受け渡し位置等の受渡しデータＪ３を光通信方式でピッ
キング制御装置１３に入力するように構成されている。

【００２５】そして、入庫の場合は、物品搬送車Ａから
受け取った物品Ｃをフォーク装置Ｅ３に受け渡すべく、
また、出庫の場合は、スタッカークレーンＥから受け取
った物品Ｃを物品搬送車Ａに受け渡すべく、チェーンコ
ンベア装置Ｆ７とリフターＦ８とを作動させるととも
に、次の入出庫作業を別の作業通路Ｄにおいて行うため
にスタッカークレーンＥを移送する必要がある場合は、
必要に応じてフォーク装置Ｅ３とリフターＦ８との間で
の物品Ｃの受渡しを行わせながら、同時に、スタッカー
クレーンＥをその作業通路Ｄの端部に移送するべく、ク
レーン移送台車Ｆを走行させるように構成されている。

【００２６】前記クレーン制御装置１１はスタッカーク
レーンＥに設けられ、入力されたクレーン作業データＪ
２に基づいて、入庫の場合は、リフターＦ８に載ってい
る物品Ｃをフォーク装置Ｅ３で受け取って所定の物品収
納部１ａに収納するべく、また、出庫の場合は、物品収
納部１ａから取り出した物品Ｃをフォーク装置Ｅ３でリ
フターＦ８に載せるべく、スタッカークレーンＥを作動
させるように構成されている。

【００２７】前記ピッキング制御装置１３はピッキング
作業部Ｂ３近くに設けられ、入力された受渡しデータＪ
３に基づいて、所定の物品Ｃが物品搬送車Ａと受渡し部
Ｂ２との間で受渡しできるように、仮置き部Ｂのチェー
ンコンベア装置３，５ａ，５ｂと、ローラコンベア装置
４ａ，４ｂ及び昇降式チェーンコンベア装置６ａ，６
ｂ，６ｃ，６ｄの作動を制御するとともに、物品搬送車
Ａが移動すべき位置や走行速度等の走行データＪ４を光
通信方式で搬送車制御装置１２に入力するように構成さ
れている。

【００２８】前記搬送車制御装置１２は物品搬送車Ａに
設けられ、入力された走行データＪ４に基づいて、所定
の物品Ｃが物品搬送車Ａと受渡し部Ｂ２との間、及び、
物品搬送車Ａとクレーン移送台車Ｆとの間で受け渡しで
きるように、物品搬送車Ａの走行とそのチェーンコンベ
ア装置Ａ１の駆動を制御するように構成されている。

【００２９】〔その他の実施形態〕 １．複数の移動式の収納棚を物品取出し方向を互いに対
向させて設け、それらの収納棚を移動させて、所望の棚
間に作業通路を形成するように構成してある物品収納設
備であっても良い。 ２．移送台車の走行路上方に物品搬送路を設けて、この
物品搬送路を走行する物品搬送車と移送台車との間で物
品を受渡しするように構成されていても良い。 ３．複数の物品搬送路と、それらの物品搬送路の各々を
走行する物品搬送車とを設けて構成しても良い。 ４．複数の物品搬送車が共通の物品搬送路を各別に走行
するように設けられていても良い。 ５．仮置き部と移送台車とに亘って複数の物品を同時に
搬送する物品搬送車が設けられていても良い。 ６．仮置き部が物品搬送路の両端部に対応させて設けら
れていても良い。 ７．仮置き部は、フォークリフトなどで物品を単に搬出
入するためにのみ設けられているものであっても良い。 ８．物品搬送車が移送台車に隣接している状態におい
て、その物品搬送車と移送台車とを同一速度で走行させ
がら、物品を受渡しできるように構成されていても良
い。 ９．複数の小物品を搬送用の収容具としてのコンテナケ
ースに一纏めにして物品が構成されていても良い。 10．実施形態で示したクレーン移送台車Ｆに代え、搬送
車搭載部Ｆ３の走行方向前後両側に物品受渡し部Ｆ４を
備えたクレーン移送台車Ｆを設けて、いずれの物品受渡
し部Ｆ４においても、物品搬送車Ａとの間で物品Ｃを受
渡しできるように構成しても良い。

【図面の簡単な説明】

【図１】平面図

【図２】要部側面図

【図３】要部平面図

【図４】図３のIV-IV 線矢視図

【図５】図３のV-V 線矢視図

【図６】図３のVI-VI 線要部矢視図

【図７】要部平面図

【図８】ブロック図

【符号の説明】

１ 収納棚 ２ 物品中継装置 ７ 循環路 Ａ 物品搬送車 Ａ１ 受渡し装置 Ｂ 仮置き部 Ｂ２ 受渡し部 Ｂ３ 出し入れ作業部 Ｃ 物品 Ｃ１ 小物品 Ｄ 作業通路 Ｅ 作業車 Ｆ 移送台車 Ｇ 走行路 Ｈ 物品搬送路 Ｐ 収容具

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平６−48517（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−212605（ＪＰ，Ａ) 特開 昭52−99581（ＪＰ，Ａ) 特開 平７−281957（ＪＰ，Ａ) 実開 昭50−115383（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭54−180584（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) B65G 1/04 B65G 1/00

Claims (5)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 収納棚に対して物品の出し入れを行うた
   めの複数の作業通路を走行自在で、かつ、前記収納棚に
   対して物品を出し入れする作業車と、 前記作業通路の端部に隣接して停止した状態において前
   記作業車を載せ降ろし自在で、かつ、複数の前記作業通
   路夫々の端部に走行自在に構成されるとともに、前記作
   業車との間で物品の移載を行う物品中継装置を備えた移
   送台車とが設けられている物品収納設備であって、 前記移送台車の走行路と略平行に設けた物品搬送路を前
   記移送台車とは別に走行可能な物品搬送車が、物品を前
   記収納棚以外の場所に仮置きするための仮置き部に隣接
   している状態において、その仮置き部との間で物品を受
   渡し、かつ、前記移送台車に隣接している状態におい
   て、その移送台車の前記物品中継装置との間で物品を受
   渡しするように構成されている物品収納設備。
2. 【請求項２】 前記物品搬送路が、前記走行路の横側に
   設けられている請求項１記載の物品収納設備。
3. 【請求項３】 前記物品搬送車には、前記移送台車に隣
   接している状態において、前記物品中継装置との間で物
   品を受渡しするための受渡し装置が設けられている請求
   項１又は２記載の物品収納設備。
4. 【請求項４】 複数の小物品を搬送用の収容具に一纏め
   に収容して前記物品が構成され、 前記仮置き部が、仮置きされている物品の収容具に対し
   て小物品を出し入れ可能に設けられ、 前記作業車は、前記仮置き部にて小物品を出し入れする
   物品を前記収納棚から取り出し、かつ、前記仮置き部に
   て小物品を出し入れした後の物品を前記収納棚に収納す
   るように構成されている請求項１〜３のいずれか１項記
   載の物品収納設備。
5. 【請求項５】 前記仮置き部には、物品を前記物品搬送
   車との間で受渡しする受渡し部と、物品の収容具に対し
   て小物品を出し入れする出し入れ作業部と、物品を前記
   受渡し部から、前記出し入れ作業部を経由して、前記受
   渡し部に戻すように循環移動させる循環路とが設けられ
   ている請求項４記載の物品収納設備。