JP2000272719A - 物品保管設備 - Google Patents

物品保管設備

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JP2000272719A JP8286999A JP8286999A JP2000272719A JP 2000272719 A JP2000272719 A JP 2000272719A JP 8286999 A JP8286999 A JP 8286999A JP 8286999 A JP8286999 A JP 8286999A JP 2000272719 A JP2000272719 A JP 2000272719A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】搬送手段により多数の物品を搬送して収納作業
を実行でき、しかも、搬送手段の待機時間を短くして他
の作業に備えることのできる物品保管設備。 【解決手段】複数の収納部1が設けられた収納棚2に対
して収納すべき物品Aを複数載置自在な物品載置部10
と、物品載置部10から設定最大数以下の物品を受け取
って収納部1に収納する搬送手段5とが設けられた物品
保管設備で、搬送手段5の作動を制御する制御手段H
が、物品載置部10にある物品Aの数が設定最大数以下
で且つ2以上に設定された判別設定数以上の場合には、
直ちに搬送手段5による搬入作業を実行し、判別設定数
未満の場合には待機し、設定時間が経過するまでに判別
設定数になると搬入作業を実行し、設定時間が経過して
も判別設定数にならないと、その時点で搬入作業を実行
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品を収納する複
数の収納部が設けられた収納棚と、前記収納棚に対して
収納すべき物品を複数載置自在な物品載置部と、前記物
品載置部に対応する位置に移動して設定最大数以下の物
品を受け取り自在で、且つ、受け取った物品を保持して
前記収納部のうちの収納すべき対象収納部に対応する位
置に移動して物品を収納する搬送手段とが設けられた物
品保管設備に関する。
【0002】
【従来の技術】このような構成の物品保管設備では、前
記搬送手段が、物品載置部から複数の物品を受け取り、
その受け取った複数の物品を保持して搬送し、且つ、対
象収納部に収納することができるので、常に、搬送手段
により保持できる設定最大数の物品を保持して搬送する
ように構成するのが、作業効率の面で望ましい。そこ
で、従来、前記搬送手段が、物品載置部に前記設定最大
数の物品が供給されるのを待って搬入作業を実行し、常
に、搬送手段によって設定最大数の物品を保持して搬送
するように構成したものが提案された(例えば、特開平
7−97011号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
設備では、前記搬送手段が、物品載置部に前記設定最大
数の物品が供給されるまで待機することになるので、物
品載置部に対して連続して物品が供給されずに、断続的
且つ不規則に供給される場合には、搬送手段の待機時間
が長くなり、反って作業効率面で好ましくない現象が生
じる。特に、その搬送手段の待機中に、搬送手段に対し
て搬出作業などの他の作業が指令されると、搬出作業な
どの他の作業は、物品載置部に設定最大数の物品が供給
され、且つ、その物品が対象収納部に収納されるまで待
たされることになり、実際の運用面において不都合が生
じるという欠点があった。
【0004】本発明は、このような従来の欠点を解消す
るもので、その目的は、搬送手段によって極力多数の物
品を一度に搬送して収納作業を実行できるようにしなが
らも、搬送手段の待機時間を短くして、他の作業の実行
に備えることのできる物品保管設備の提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明によれば、物品を収納する複
数の収納部が設けられた収納棚と、前記収納棚に対して
収納すべき物品を複数載置自在な物品載置部と、前記物
品載置部に対応する位置に移動して設定最大数以下の物
品を受け取り自在で、且つ、受け取った物品を保持して
前記収納部のうちの収納すべき対象収納部に対応する位
置に移動して物品を収納する搬送手段とが設けられた物
品保管設備であって、外部から供給される物品を前記物
品載置部に搬入する搬入手段と、前記搬送手段及び前記
搬入手段の作動を制御する制御手段とが設けられ、その
制御手段が、前記物品載置部に収納すべき物品が存在し
たときに、その存在数が前記設定最大数以下で且つ2以
上に設定された判別設定数以上の場合には、直ちに前記
搬送手段による搬入作業を実行し、且つ、前記物品載置
部に収納すべき物品が存在したときに、その存在数が前
記判別設定数未満の場合には、前記搬送手段による搬入
作業の実行を待機して、設定時間が経過するまでに前記
搬入手段にて前記物品載置部に物品を搬入して前記判別
設定数になることが予想される予想状態になったときに
は、前記物品載置部に判別設定数以上の物品が載置され
たときに前記搬送手段による搬入作業を実行し、前記設
定時間が経過しても前記予想状態にならないときには、
その時点で前記搬送装置による搬入作業を実行するよう
に構成されている。
【0006】すなわち、前記搬送手段及び搬入手段の作
動を制御する制御手段が、収納棚に収納すべき物品が前
記物品載置部に前記設定最大数以下で且つ2以上に設定
された判別設定数以上存在すると、直ちに搬送手段によ
る搬入作業を実行し、判別設定数未満であると、搬入作
業の実行を待機して、極力、前記判別設定数以上の物品
を搬送して収納作業を実行するようになるので、効率の
良い搬入作業が可能となる。例えば、搬送手段が保持し
得る設定最大数が2つの場合に、前記判別設定数を2つ
に設定したり、あるいは、設定最大数が5つの場合に、
判別設定数を4つに設定することにより、前記搬送手段
によってその設定最大数と同数か、それに近い数の物品
を搬送して、効率の良い搬入作業を実行することができ
る。
【0007】そして、前記判別設定数未満の場合には、
判別設定数以上になるまで待機するのではなく、予め設
定された時間だけ待機して、その設定時間が経過するま
でに判別設定数になることが予想される場合にのみ、物
品載置部に判別設定数以上の物品が載置されるのを待っ
て搬入作業を実行し、判別設定数になることが予想され
ない場合には、設定時間が経過した時点で搬入作業を実
行するので、たとえ物品載置部に対して断続的且つ不規
則に物品が供給される場合であっても、搬送手段の待機
時間が不必要に長くなることもなく、全体として効率の
良い運用が可能となる。
【0008】また、請求項2に記載の発明によれば、物
品を収納する複数の収納部が設けられた収納棚と、前記
収納棚に対して収納すべき物品を複数載置自在な物品載
置部と、前記物品載置部に対応する位置に移動して設定
最大数以下の物品を受け取り自在で、且つ、受け取った
物品を保持して前記収納部のうちの収納すべき対象収納
部に対応する位置に移動して物品を収納する搬送手段と
が設けられた物品保管設備であって、前記物品載置部に
外部より物品が供給可能に構成され、前記搬送手段の作
動を制御する制御手段が設けられ、その制御手段が、前
記物品載置部に収納すべき物品が存在したときに、その
存在数が前記設定最大数以下で且つ2以上に設定された
判別設定数以上の場合には、直ちに前記搬送手段による
搬入作業を実行し、且つ、前記物品載置部に収納すべき
物品が存在したときに、その存在数が前記判別設定数未
満の場合には、前記搬送手段による搬入作業の実行を待
機して、設定時間が経過するまでに前記判別設定数にな
ったときには、そのときに前記搬送手段による搬入作業
を実行し、前記設定時間が経過しても前記物品載置部の
物品数が判別設定数にならないときには、その時点で前
記搬送装置による搬入作業を実行するように構成されて
いる。
【0009】したがって、この場合にも、前記搬送手段
の作動を制御する制御手段が、収納棚に収納すべき物品
が前記物品載置部に前記設定最大数以下で且つ2以上に
設定された判別設定数以上存在すると、直ちに搬送手段
による搬入作業を実行し、判別設定数未満であると、搬
入作業の実行を待機して、極力、前記判別設定数以上の
物品を搬送して収納作業を実行することになり、効率の
良い搬入作業が可能となる。そして、前記判別設定数未
満の場合には、判別設定数以上になるまで待機するので
はなく、予め設定された時間だけ待機して、その設定時
間が経過するまでに判別設定数になると、搬入作業を実
行し、判別設定数にならないと、設定時間が経過した時
点で搬入作業を実行するので、上述の場合と同様に、搬
送手段の待機時間が不必要に長くなることもなく、全体
として効率の良い運用が可能となる。
【0010】請求項3に記載の発明によれば、前記搬送
手段が、前記収納部から物品を受け取って外部に搬出す
る搬出作業を行うように構成され、前記制御手段が、前
記設定時間内に前記搬出作業が指令されると、前記搬入
作業に優先して前記搬出作業を実行するように構成され
ている。
【0011】すなわち、前記搬送手段が、収納部から外
部への物品の搬出作業をも行うものであるから、同じ搬
送手段によって物品の搬入と搬出との両作業を行うこと
ができる。そして、物品の搬出作業は、その搬出される
べき物品の必要性に基づいて実行されるものであるか
ら、通常、搬入作業に比べて緊急性が要求され、上述し
たように、搬送手段が待機している設定時間内に搬出作
業が指令されると、搬入作業に優先して緊急性の高い搬
出作業を実行するものであるから、搬出作業において
は、極力多数の物品を一度に搬送できるようにしながら
も、緊急を要する搬出作業を極力迅速に行うことができ
る。
【0012】請求項4に記載の発明によれば、前記搬送
手段が、前記収納棚の横幅方向に走行自在な走行台車
に、前記設定最大数と同じ数の物品移載装置を備えて構
成されている。
【0013】すなわち、搬送手段を構成する走行台車に
設定最大数未満の数の物品移載装置を設けることも可能
であるが、その場合には、物品載置部からの物品の受け
取り作業や収納部への収納作業に時間が掛かる虞があ
る。その点、走行台車に設定最大数と同じ数の物品移載
装置を設けることにより、複数の物品を物品載置部から
同時に受け取ったり、複数の物品を同時に収納すること
が可能となり、物品の搬入作業を迅速に実行して、その
他の作業に備えることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明による物品保管設備の実施
の形態を図面に基づいて説明する。この物品保管設備
は、図1および図2に示すように、上下方向および左右
方向に複数の物品収納用の収納部1を有する収納棚2
が、物品Aの出入口側を互いに対向させた状態で配設さ
れて構成されている。そして、その互いに対向する収納
棚2の間には、収納棚2の横幅方向に沿って上レール3
と下レール4とが配設され、その両レール3,4に沿っ
て移動するとともに、物品Aの移載を行う搬送手段とし
てのスタッカークレーン5が設けられている。
【0015】前記スタッカークレーン5は、下レール4
上を走行移動する走行台車6と、その走行台車6上に立
設された一対のガイド枠7と、その一対のガイド枠7に
沿って上下方向に昇降操作自在で、且つ、設定最大数で
ある2つの物品Aを横方向に並べて載置できる昇降台8
などで構成され、その昇降台8には、伸縮することによ
って物品Aの移載を行う物品移載装置としてのフォーク
装置9が、横方向に並んで前記設定最大数と同じ数の2
基設けられている。前記収納棚2の横幅方向の一端側に
は、走行台車6の走行径路を挟む状態で、物品搬入用の
物品載置部としての載置装置10と物品搬出用の載置装
置11とが設けられていて、これら両載置装置10,1
1には、走行台車6の走行径路に沿う状態で2つの物品
Aが載置可能に構成されている。なお、両載置装置1
0,11に対しては、3つ以上の物品Aを載置できるよ
うに構成することもできる。そして、前記スタッカーク
レーン5は、昇降台8に設定最大数である2つの物品A
を載置して、走行台車6の往復走行移動、昇降台8の上
下昇降、ならびに、フォーク装置9の伸縮操作によっ
て、両載置装置10,11と収納棚2の各収納部1との
間で物品AをパレットPごと搬送して移載するように構
成されている。
【0016】前記物品搬入用の載置装置10に対して
は、この載置装置10上に物品AをパレットPごと搬送
して供給する搬入手段としてのローラコンベヤからなる
搬入コンベヤ12が配設され、物品搬出用の載置装置1
1に対してもローラコンベヤからなる搬出コンベヤ13
が、搬入コンベヤ12と平行に配設されている。前記搬
入コンベヤ12の搬送方向始端側、換言すると、搬出コ
ンベヤ13の搬送方向終端側には、レール14に沿って
自走可能に構成された自走台車15が配設されていて、
外部から供給される物品AをパレットPごと搬送して、
搬入コンベヤ12の搬送方向始端部に供給したり、搬出
コンベヤ13により搬送されてきた物品AをパレットP
ごと受け取って、図外の搬出箇所にまで搬送するように
構成されている。
【0017】そして、前記物品搬入用の載置装置10に
は、載置装置10上に載置される物品Aの存否と物品数
とを検出するために、2つの光電式の在荷検出器16
a,16bが設けられ、また、搬入コンベヤ12の搬送
方向の始端部にも、光電式の搬入用在荷検出器17が設
けられている。なお、特に図示はしないが、物品搬出用
の載置装置11や搬出コンベヤ13などにも適宜在荷検
出器が設けられていて、自走台車15のレール14の近
傍には、自走台車15の存否を検出する検出器などが設
けられている。
【0018】以上のような構成からなる収納棚2や搬出
入コンベヤ12,13などが、互いに平行する状態で複
数対配設され、各対に対して各スタッカークレーン5の
作動などを制御する制御手段としての搬送制御装置Hが
設けられ、各搬送制御装置Hが、物品保管設備全体の作
動を制御して管理する管理用制御装置H1に相互に通信
可能に接続されている。
【0019】つまり、図3に示すように、各搬送制御装
置Hは、スタッカークレーン5に設けられたスタッカー
クレーン用制御装置H2との間で相互に光通信可能に構
成され、且つ、物品搬出入用の載置装置10,11や搬
出入コンベヤ12,13などを制御して管理するように
構成されるとともに、在荷検出器16a,16b,17
などの各種センサ類からの信号が入力されるように構成
され、管理用制御装置H1からの指令に基づいて、スタ
ッカークレーン5、物品搬出入用の載置装置10,1
1、搬出入コンベヤ12,13などの作動を制御するよ
うに構成されている。そして、管理用制御装置H1は、
各搬送制御装置Hからの情報に基づいて、全収納棚2に
おける収納物品Aに関する情報を管理し、且つ、自走台
車15の作動を制御して管理するように構成されてい
る。
【0020】つぎに、管理用制御装置H1および搬送制
御装置Hによる物品保管設備の制御作動について説明す
る。物品Aを収納棚2に搬入する場合には、管理用制御
装置H1が、物品Aを収納するべき収納棚2と収納部1
とを選択するとともに自走台車15を選択して、その選
択した収納棚2に対応する搬送制御装置Hと自走台車1
5に対して物品Aの搬入を指令する。指令された自走台
車15は、図外の物品搬入箇所で物品AをパレットPご
と受け取って搬送し、指定された収納棚2に対応する搬
入コンベヤ12の搬送方向始端部上に載置する。その
後、物品Aは、搬入コンベヤ12によって搬送されて、
物品搬入用の載置装置10上に載置供給される。
【0021】この物品搬入用の載置装置10における物
品Aの存否と物品数とは、在荷検出器16a,16bに
より検出され、両在荷検出器16a,16bが共に物品
Aの存在を検出すると、その検出信号に基づいて、搬送
制御手段Hが、直ちにスタッカークレーン5による搬入
作業の作動を開始する。つまり、物品搬入用の載置装置
10における物品Aの存在数が、前記設定最大数である
2以下で且つ2以上に設定された判別設定数以上の場合
には、直ちに搬入作業の作動を開始する。より詳細に説
明すると、この実施形態においては、前記設定最大数が
2であるため、その設定最大数と判別設定数とが共に同
じ2となるが、例えば、設定最大数が5であれば、前記
判別設定数としては、5以下で且つ2以上の5〜2のい
ずれか、例えば4を設定することになる。
【0022】そして、その搬入作業においては、スタッ
カークレーン5が、走行台車6の走行によって物品搬入
用の載置装置10の側方にまで移動され、且つ、昇降台
8が物品Aの掬い取りに適した位置にまで下降される。
その後、2基のフォーク装置9が同時に伸長され、且
つ、昇降台8が上昇操作されて、2個の物品Aが両フォ
ーク装置9によりパレットPごと同時に掬い取られ、両
フォーク装置9の短縮操作によって昇降台8側に移載さ
れる。
【0023】このようにして2個の物品Aを受け取った
スタッカークレーン5は、走行台車6の走行移動と昇降
台8の上下昇降によって、指定された対象収納部1にま
で物品Aを搬送し、フォーク装置9の伸縮操作によっ
て、物品AをパレットPごと指定された収納部1に収納
する。その場合、2個の物品Aを収納すべき2つの収納
部1が互いに隣接していて、同時に収納可能であれば、
両フォーク装置9を同時に伸縮操作することにより、ま
た、2つの収納部1が離れている場合には、一方のフォ
ーク装置9を伸縮操作して物品Aをひとつ収納し、その
後、必要に応じて走行台車6を走行させたり昇降台8を
昇降させ、他方のフォーク装置9により残りの物品Aを
収納して、2個の物品Aの搬入作業が終了する。その
後、搬入作業の終了と収納した物品Aに関する情報が、
搬送制御装置Hを介して管理用制御装置H1に入力され
る。
【0024】管理用制御装置H1から物品Aの搬入を指
令されても、前記載置装置10に設けられた在荷検出器
16a,16bが、1個の物品Aの存在しか検出してい
ないと、つまり、判別設定数である2未満の個数である
と、搬送制御手段Hは、スタッカークレーン5による搬
入作業の作動を開始せずに、予め設定された設定時間が
経過するまで待機する。その待機している設定時間内
に、管理用制御装置H1から別の物品Aの搬出を指令さ
れると、搬送制御装置Hは、搬入作業に優先して、搬出
作業を実行する。つまり、スタッカークレーン5の作動
を制御して、先の搬入作業とは逆に、指定された収納部
1から物品AをパレットPごと掬い取って搬送し、物品
搬出用の載置装置11上に載置供給する。そして、載置
装置11に供給された物品Aは、搬出コンベヤ13によ
って搬出方向終端部にまで搬送され、そこで自走台車1
5上に移載され、自走台車15によって図外の物品搬出
箇所まで搬送され、搬出作業の終了と必要情報とが管理
用制御装置H1に入力される。
【0025】前記設定時間内に、管理用制御装置H1か
ら新たに別の物品Aの搬入を指令されて、物品搬入用の
載置装置10における物品Aの存在数が判別設定数であ
る2個以上になると予想される予想状態になると、搬送
制御装置Hは、搬入コンベヤ12に設けられた搬入用在
荷検出器17が新たな物品Aの存在を検出するのを待っ
て、スタッカークレーン5による搬入作業の作動を開始
し、両在荷検出器16a,16bが共に物品Aの存在を
検出すると、上述したように、2基のフォーク装置9を
伸長させて物品Aを掬い取って搬入作業を実行する。ま
た、前記設定時間内に、管理用制御装置H1から搬出の
指令も新たな搬入の指令もないと、搬送制御手段Hは、
前記設定時間が経過した時点で、スタッカークレーン5
による搬入作業を実行する。ただし、その場合には、物
品搬入用の載置装置10に1個の物品Aしか存在しない
ので、2基のフォーク装置9のいずれか一方で物品Aを
掬い取って搬送し、指定された収納部1に収納する。
【0026】〔別実施形態〕 (1)先の実施形態では、物品搬入用の載置装置10に
物品Aを搬入する搬入コンベヤ12と物品搬出用の載置
装置11から物品Aを搬出する搬出コンベヤ13を設
け、さらに、自走台車15を設けた例を示したが、これ
ら搬出入コンベヤ12,13と自走台車15をなくして
実施することもでき、その別の実施形態を図4に示す。
この別の実施形態では、収納棚2の横幅方向の一端側
に、走行台車6の走行径路を挟む状態で、それぞれ2個
の物品Aを載置できる物品搬入用の載置装置10と物品
搬出用の載置装置11とが設けられていて、これら両載
置装置10,11に対しては、例えば、フォークリフト
Fなどを用いて物品Aを外部から搬入したり、あるい
は、外部へ搬出するように構成されている。なお、その
他の構成については、先の実施形態と同じなので、同じ
符号を付すことで、その説明を省略する。
【0027】ただし、この別の実施形態による物品保管
設備では、各収納棚2に対応して設けられた搬送制御装
置Hに対して、図外の操作盤を操作して搬入作業の指令
や搬出作業の指令を直接指令することになる。つまり、
搬入作業を指令する場合には、フォークリフトFによっ
て搬入すべき物品Aを物品搬入用の載置装置10上に直
接供給して、搬送制御装置Hに対して物品Aの搬入を指
令する。
【0028】すると、先の実施形態と同様に、在荷検出
器16a,16bが、物品Aの存否と物品数とを検出
し、判別設定数以上である2個の物品Aが存在すれば、
直ちにスタッカークレーン5による搬入作業を実行す
る。しかし、判別設定数未満である1個の物品Aしか存
在しないと、搬送制御手段Hは、スタッカークレーン5
による搬入作業の作動を開始せずに、予め設定された設
定時間が経過するまで待機し、その設定時間内に、別の
物品Aの搬出を指令されると、搬入作業に優先して、搬
出作業を実行する。設定時間内に、前記載置装置10に
別の物品Aが供給されて、両在荷検出器16a,16b
が共に物品Aの存在を検出すると、その時点で搬入作業
を実行し、設定時間内に、搬出の指令もなく、また、両
在荷検出器16a,16bが共に物品Aの存在を検出し
ないと、前記設定時間が経過した時点で、搬入作業を実
行する。
【0029】(2)これまでの実施形態では、物品Aの
搬出入作業を行う搬送手段として、走行台車6や昇降台
8などを備えた、いわゆるスタッカークレーン5を使用
した例を示したが、スタッカークレーン5以外のもので
搬送手段を構成することもできる。例えば、収納棚2の
横幅方向の全幅を含んで物品搬出入用の載置装置10,
11の側方にまで延びるレールを収納棚2の上下方向の
全長にわたって昇降操作自在に構成し、かつ、そのレー
ルに沿って移動自在な移動体に物品移載装置の一例であ
るフォーク装置9を設けて搬送手段を構成することもで
きる。
【0030】(3)これまでの実施形態では、スタッカ
ークレーン5の昇降台8に2基のフォーク装置9を横方
向に並べて設けた例を示したが、2基のフォーク装置9
を上下方向に並べて設けることもできる。その場合、物
品搬出入用の載置装置10,11については、先の実施
形態のように、2つの物品Aを横方向に並べて載置する
ように構成し、上下いずれか一方のフォーク装置9でひ
とつの物品Aを移載し、その後、スタッカークレーン5
を横移動させて、他方のフォーク装置9で残る物品Aを
移載するように構成することも、また、物品搬出入用の
載置装置10,11においても、2つの物品Aを上下2
段に載置するように構成して、上下に位置する2基のフ
ォーク装置9によって、同時に2つの物品Aを移載する
ように構成することもできる。
【0031】(4)これまでの実施形態では、ひとつの
スタッカークレーン5によって、物品Aの搬入作業のみ
ならず、物品Aの搬出作業をも実行するように構成した
例を示したが、例えば、スタッカークレーン5によって
搬入作業のみを実行するように構成し、搬出作業につい
ては、別に設けた搬出専用の搬送装置によって実行する
ように構成することもでき、また、スタッカークレーン
5に対して前記設定最大数と同じ数のフォーク装置9を
設けた例を示したが、例えば、フォーク装置9を1基だ
け設けて、その1基のフォーク装置9によって物品搬入
用の載置装置10に載置された複数の物品Aをひとつず
つ昇降台8上に移載して、その移載した複数の物品Aを
一度に搬送するように構成することもできる。
【0032】(5)これまでの実施形態では、スタッカ
ークレーン5によって一度に搬送して収納できる物品A
の設定最大数を2つに設定し、且つ、判別設定数も同じ
2つに設定した例を示したが、この設定最大数と判別設
定数については種々の変更が可能である。例えば、上述
したように、設定最大数を5つに設定し、判別設定数を
4つに設定したり、また、設定最大数を4つに設定し、
判別設定数を3つに設定するなど、物品保管設備やスタ
ッカークレーン5の規模などに応じて種々変更すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】物品保管設備の斜視図
【図2】物品保管設備の要部の平面図
【図3】制御装置のブロック図
【図4】別の実施形態による要部の平面図
【符号の説明】
1 収納部 2 収納棚 5 搬送手段 6 走行台車 9 物品移載装置 10 物品載置部 12 搬入手段 A 物品 H 制御手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品を収納する複数の収納部が設けられ
    た収納棚と、 前記収納棚に対して収納すべき物品を複数載置自在な物
    品載置部と、 前記物品載置部に対応する位置に移動して設定最大数以
    下の物品を受け取り自在で、且つ、受け取った物品を保
    持して前記収納部のうちの収納すべき対象収納部に対応
    する位置に移動して物品を収納する搬送手段とが設けら
    れた物品保管設備であって、 外部から供給される物品を前記物品載置部に搬入する搬
    入手段と、 前記搬送手段及び前記搬入手段の作動を制御する制御手
    段とが設けられ、 その制御手段が、 前記物品載置部に収納すべき物品が存在したときに、そ
    の存在数が前記設定最大数以下で且つ2以上に設定され
    た判別設定数以上の場合には、直ちに前記搬送手段によ
    る搬入作業を実行し、且つ、 前記物品載置部に収納すべき物品が存在したときに、そ
    の存在数が前記判別設定数未満の場合には、前記搬送手
    段による搬入作業の実行を待機して、設定時間が経過す
    るまでに前記搬入手段にて前記物品載置部に物品を搬入
    して前記判別設定数になることが予想される予想状態に
    なったときには、前記物品載置部に判別設定数以上の物
    品が載置されたときに前記搬送手段による搬入作業を実
    行し、前記設定時間が経過しても前記予想状態にならな
    いときには、その時点で前記搬送装置による搬入作業を
    実行するように構成されている物品保管設備。
  2. 【請求項2】 物品を収納する複数の収納部が設けられ
    た収納棚と、 前記収納棚に対して収納すべき物品を複数載置自在な物
    品載置部と、 前記物品載置部に対応する位置に移動して設定最大数以
    下の物品を受け取り自在で、且つ、受け取った物品を保
    持して前記収納部のうちの収納すべき対象収納部に対応
    する位置に移動して物品を収納する搬送手段とが設けら
    れた物品保管設備であって、 前記物品載置部に外部より物品が供給可能に構成され、 前記搬送手段の作動を制御する制御手段が設けられ、 その制御手段が、 前記物品載置部に収納すべき物品が存在したときに、そ
    の存在数が前記設定最大数以下で且つ2以上に設定され
    た判別設定数以上の場合には、直ちに前記搬送手段によ
    る搬入作業を実行し、且つ、 前記物品載置部に収納すべき物品が存在したときに、そ
    の存在数が前記判別設定数未満の場合には、前記搬送手
    段による搬入作業の実行を待機して、設定時間が経過す
    るまでに前記判別設定数になったときには、そのときに
    前記搬送手段による搬入作業を実行し、前記設定時間が
    経過しても前記物品載置部の物品数が判別設定数になら
    ないときには、その時点で前記搬送装置による搬入作業
    を実行するように構成されている物品保管設備。
  3. 【請求項3】 前記搬送手段が、前記収納部から物品を
    受け取って外部に搬出する搬出作業を行うように構成さ
    れ、 前記制御手段が、前記設定時間内に前記搬出作業が指令
    されると、前記搬入作業に優先して前記搬出作業を実行
    するように構成されている請求項1または2に記載の物
    品保管設備。
  4. 【請求項4】 前記搬送手段が、前記収納棚の横幅方向
    に走行自在な走行台車に、前記設定最大数と同じ数の物
    品移載装置を備えて構成されている請求項1〜3のいず
    れか1項に記載の物品保管設備。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011162319A (ja) * 2010-02-10 2011-08-25 Daifuku Co Ltd 物品収納設備
JP2015182869A (ja) * 2014-03-25 2015-10-22 株式会社ダイフク 物品搬送設備
JP7501300B2 (ja) 2020-10-13 2024-06-18 村田機械株式会社 搬送システム、および搬送方法

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