JP3843728B2 - 自動倉庫設備に於ける入庫方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、いろいろな種類の荷が搬入される自動倉庫設備に於いて、同一種類の荷を所定個数まとめて入庫する場合に好適な入庫方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
棚と入出庫用走行クレーンとの組み合わせから成る自動倉庫ユニットの前記入出庫用走行クレーンとして、昇降キャレッジ上に、それぞれ棚との間で荷を移載する複数の荷移載手段をクレーン走行方向に並設したものが知られている。このような入出庫用走行クレーンを備えた自動倉庫ユニットが複数並設されている自動倉庫設備に於いて、製造ラインや入荷ラインから送り込まれるいろいろな種類の荷を保管する場合、出来る限り同一種類の荷を前記入出庫用走行クレーンが同時に入出庫し得る数(荷移載手段の並設数)だけまとめて入庫した方が、同一種類の荷を複数づつ出庫する場合に前記入出庫用走行クレーンの機能を発揮させて能率良く出庫作業が行える。
【0003】
しかしながら、各自動倉庫ユニットに専用の入庫ラインを設けて、送り込まれる荷の種類毎に使用する入庫ライン(自動倉庫ユニット)を選択する方法では、種類によって取り扱う荷の数に大きなばらつきがある場合、全ての自動倉庫ユニットを効率良く使用することが出来ないし、入庫ラインの数も多くなって設備コストも高くつく。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記のような従来の問題点を解消し得る自動倉庫設備に於ける入庫方法を提供することを目的とするものであって、その手段を後述する実施形態の参照符号を付して示すと、棚4と入出庫用走行クレーン5との組み合わせから成る自動倉庫ユニット1A〜1Nが一つの入庫ライン2に対し複数並設され、前記入出庫用走行クレーン5には、昇降キャレッジ7上に複数の荷移載手段8a〜8dがクレーン走行方向に並設され、前記入庫ライン2には、複数の荷搬入ライン15A〜15Nが接続され、各荷搬入ライン15A〜15Nには、入庫ライン2へ送り出す荷を一時待機させるバッファコンベヤ16が設けられている自動倉庫設備に於いて、各荷搬入ライン15A〜15Nには、複数種類の荷を種類毎に分けて供給して、各荷搬入ライン15A〜15Nのバッファコンベヤ16上では同一種類の荷を一時待機させ、当該バッファコンベヤ16上の同一種類の荷の数が前記荷移載手段8a〜8dの並列数と同一数に達したとき、当該バッファコンベヤ16上の荷を入庫ライン2へ、当該入庫ライン2上で同一種類の荷が連続するように送り出し、当該入庫ライン2からは、各自動倉庫ユニット1A〜1Nへ同一種類の荷を連続させて仕分けすることを特徴とするものである
【0005】
上記構成の本発明方法を実施するについて、前記バッファコンベヤ16上に前記荷移載手段8a〜8dの並列数と同一数の荷がまとまるまでの待ち時間を設定しておき、当該待ち時間が経過したときは、バッファコンベヤ16上の荷の数に関係なく入庫ライン2へ荷を送り出すように実施することが出来る。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の好適実施形態を添付図に基づいて説明すると、図1に於いて、1A〜1Nは並設された複数の自動倉庫ユニットであり、一つの入庫ライン2にそれぞれ入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nを介して接続されている。各自動倉庫ユニット1A〜1Nは、棚4と入出庫用走行クレーン5との組み合わせから成る。
【0007】
各入出庫用走行クレーン5は、図2及び図3に示すように、昇降ガイド支柱6に沿って昇降する一つの昇降キャレッジ7上に、複数(図示例は4つ)の荷移載手段8a〜8dがクレーン走行方向に並設されたもので、図示のものは、床側に敷設された支持用ガイドレール9と天井側に架設された振れ止め用ガイドレール10とに案内されて、棚4に沿って走行することが出来る。図示される各荷移載手段8a〜8dは、図2B及び図2Cに示すように、昇降キャレッジ7の左右巾方向に荷を支持して搬送するベルトコンベヤやローラーコンベヤ等から成る荷移載用コンベヤ11と、当該荷移載用コンベヤ11の左右両側に配設されて互いに接近離間移動可能で且つ荷移載用コンベヤ11の搬送方向に出退移動自在な左右一対の荷挟持引き込み送り出し具12との組み合わせから構成されている。
【0008】
棚4は、立体的に荷収納区画13を備えたものが入出庫用走行クレーン5の走行通路の左右両側に立設されており、各荷収納区画13は、荷の底面全体を支持するフラットな荷支持面を備えたもの(必要に応じて荷移載時の荷の滑動を円滑にする手段(滑動助長面材やフリーローラーコンベヤ等)を併設したものであっても良い)で、クレーン走行方向に昇降キャレッジ7上の荷移載手段8a〜8dの並設数及び間隔と同一条件で複数の荷を支持し得る長さを有する。
【0009】
入庫用バッファコンベヤ3A〜3N上(又は棚4上)の荷Wを左右一対の荷挟持引き込み送り出し具12により昇降キャレッジ7側へ移載するときは、図2B,Cに示すように、左右一対の荷挟持引き込み送り出し具12を入庫用バッファコンベヤ3A〜3N側(又は棚4側)へ一定距離だけ進出移動させた状態で互いに接近移動させることにより、当該左右一対の荷挟持引き込み送り出し具12の先端部分で荷Wの端部を左右両側から挟持させ、次に当該左右一対の荷挟持引き込み送り出し具12を昇降キャレッジ7上のホームポジションまで引き込み移動させることにより、荷Wの端部が荷移載用コンベヤ11上に移載される。このとき、荷移載用コンベヤ11を荷挟持引き込み送り出し具12の引き込み移動速度と同一速度で荷引き込み方向に駆動させておくと、ホームポジションに戻った左右一対の荷挟持引き込み送り出し具12を互いに離間移動させて荷Wを開放させると、端部が荷移載用コンベヤ11上に乗り移っている荷Wが当該コンベヤ11により昇降キャレッジ7上に完全に乗り移る所定位置まで搬入される。
【0010】
昇降キャレッジ7上の荷Wを出庫用コンベヤ26A〜26N(図3参照)(又は棚4側)へ移載するときは、上記と逆の手順で荷移載用コンベヤ11及び左右一対の荷挟持引き込み送り出し具12を作動させれば良い。前記出庫用コンベヤ26A〜26Nは、各自動倉庫ユニット1A〜1N毎に入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nの下側(又は上側)に配設され、入庫ライン2の下側(又は上側)の出庫ライン27に接続するものであるが、ホームポジションに於ける入出庫用走行クレーン5の左右両側に振り分け状に配設することも出来る。
【0011】
尚、上記の棚4及び入出庫用走行クレーン5の構成は、一例を示すもので、これに限定されるものでないことは勿論である。
【0012】
図1に示すように入庫ライン2には、これに直角に接続されている各入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nに対し荷を仕分けるための仕分け手段14A〜14Nが配設されている。又、入庫ライン2の上手側には、荷Wの種類毎に分けられた複数の荷搬入ライン15A〜15Nが接続され、各荷搬入ライン15A〜15Nには、入庫ライン2へ送り出す荷Wを一時待機させるバッファコンベヤ16が設けられている。各バッファコンベヤ16は、入庫ライン2に対し直角状に配設されたもので、図4に示すように、入出庫用走行クレーン5の荷移載手段8a〜8dの並列数と同一数の荷Wを順次停止させる出退自在なストッパー17a〜17dと、各ストッパー17a〜17dで停止せしめられる荷Wを検出する荷在席センサー18a〜18dとを備え、当該バッファコンベヤ16の上手側に連なるストレージコンベヤ19の出口には出退自在なストッパー20が配設されている。又、入庫ライン2には、各バッファコンベヤ16から送り込まれる荷Wを受け継いで入庫ライン2の送り方向に送り出す移載部21が設けられている。
【0013】
各荷搬入ライン15A〜15Nは、取り扱う荷の種類が予め決められており、製造ライン等から送り出される複数種類の荷Wは、その種類の荷を受け持つ荷搬入ライン15A〜15Nを利用して入庫ライン2に送り込まれる。具体的には、ストレージコンベヤ19からバッファコンベヤ16に送り込まれ、このバッファコンベヤ16の先頭のストッパー17aで受け止められる。この結果、先頭の荷在席センサー18aがオンすると、2番目のストッパー17bが作用位置に切り換えられ、次に送り込まれる荷Wを当該2番目のストッパー17bで受け止める。このようにして順次送り込まれてバッファコンベヤ16上で溜められる荷Wが所定個数(この例では4つ)に達する(全ての荷在席センサー18a〜18dがオンする)と、先頭のストッパー17aが非作用位置に切り換えられ、先頭の荷Wが移載部21に送り出される。
【0014】
先頭の荷在席センサー18aがオフすることにより、先頭のストッパー17aが作用位置に復帰すると共に2番目のストッパー17bが非作用位置に切り換えられ、2番目の荷Wが先頭のストッパー17aで受け止められる位置まで進む。以下同様にして、4つの荷Wが順次前に送られる。移載部21に送り出された荷Wは、当該移載部21の作用により入庫ライン2の送り方向へ直角横向きに送り出される。そして、移載部21が空くと、先頭のストッパー17aで受け止められている荷Wが移載部21に送り出される。上記作用の繰り返しにより、バッファコンベヤ16により所定個数にまとめられた同一種類の荷Wを順次連続的に入庫ライン2へ送り出させることが出来る。
【0015】
尚、バッファコンベヤ16上に所定個数の荷Wが溜められることにより、上手のストレージコンベヤ19の出口のストッパー20が作用位置に切り換えられ、バッファコンベヤ16が空になるまでストレージコンベヤ19上に溜められる。バッファコンベヤ16上の所定個数の荷Wが全て入庫ライン2に送り出されて、先頭のストッパー17aのみが作用位置に切り換えられている状態になったとき、ストッパー20が非作用位置へ切り換えられて一つづつバッファコンベヤ16へ送り込まれる。勿論、制御の方法によっては、最後尾の荷Wが前に進むに従って、ストレージコンベヤ19上の荷Wをバッファコンベヤ16に順次送り込むことも出来る。この場合、バッファコンベヤ16上に溜められていた所定個数の荷Wが全て送り出された後、ストレージコンベヤ19から送り込まれた後続の荷Wが引き続いて入庫ライン2に送り出されるのではなく、新たに所定個数の荷Wがバッファコンベヤ16上に溜められるまで待機することになる。
【0016】
各入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nには、図2Aに示すように、当該入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nから荷を受け取るためのホームポジションに停止している入出庫用走行クレーン5の昇降キャレッジ7上の各荷移載手段8a〜8dに対応する位置に荷Wを停止待機させるための固定ストッパー22a及び出退自在なストッパー22b〜22dと、各ストッパー22a〜22dで停止された荷Wの有無を検出する荷在席センサー23a〜23dとが配設されている。そして、この入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nに送り込まれる先頭の荷Wが固定ストッパー22aで受け止められ、荷在席センサー23aがオンすると2番目のストッパー22bが作用位置に切り換えられる。このようにして、ストッパー22a〜22dの間隔よりも広い間隔で入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nに送り込まれる所定個数(この例では4つ)の荷Wが順次ストッパー22a〜22dで受け止められ、全ての荷在席センサー23a〜23dがオンすると、ホームポジションで待機していた入出庫用走行クレーン5の昇降キャレッジ7上の荷移載手段8a〜8dが同時に作動し、入庫用バッファコンベヤ3A〜3N上の所定個数の荷Wが同時に昇降キャレッジ7上に移載される。荷移載完了後は、ストッパー22b〜22dは非作用位置に切り換えられ、次の荷Wの受入れ態勢となる。
【0017】
尚、入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nに、図2Aに示すように、所定個数の荷Wをストッパー22a〜22dで受け止める移載エリア24の上手側にストレージエリア25を設け、移載エリア24が満杯の入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nに対しても荷を送り込んでストレージエリア25で一時待機させ、移載エリア24が空になるとストレージエリア25から移載エリア24へ荷を一つづつ送り出すように構成しても良い。
【0018】
上記構成の自動倉庫設備には、各自動倉庫ユニット1A〜1Nの入出庫用走行クレーン5、入庫用バッファコンベヤ3A〜3N、入庫ライン2上の仕分け手段14A〜14N、各荷搬入ライン15A〜15Nのバッファコンベヤ16、移載部21等を自動制御するために、プログラマブルシーケンサーやコンピューター等から成る制御装置が併設される。
【0019】
前記制御装置によって実行される入庫プログラムを図5及び図6に示すフローチャートに基づいて説明すると、各荷搬入ライン15A〜15Nでは、先に説明したように各荷搬入ライン15A〜15N毎に種類分けされて自動倉庫設備に入庫すべき荷Wが搬送される。しかして、各荷搬入ライン15A〜15Nでは、ストレージコンベヤ19から一つの荷Wがバッファコンベヤ16に送り込まれてストッパー17aで停止せしめられることにより先頭の荷在席センサー18aがオンする(S1)と、当該センサー18aのオフ状態によりリセット(S2)されていたタイマーが作動し、先頭の荷Wがバッファコンベヤ16上で停止してからの待ち時間の計測が開始される(S3)。この待ち時間が予め設定された設定時間以内であることを条件に(S4)、バッファコンベヤ16上に所定個数(この例では4つ)の同一種類の荷Wが溜められ、全ての荷在席センサー18a〜18dがオンすると、当該バッファコンベヤ16から入庫ライン2への移載部21から入庫ライン2の上手側に最低4つの荷Wの移載スペースが有るか否かが検索される(S6)。
【0020】
荷搬入ライン15A〜15Nから自動倉庫ユニット1A〜1Nの棚4内までの設備内全域に於ける各荷Wの現在位置は、例えば、各荷搬入ライン15A〜15Nに送り込まれた時点で手動又は自動で取り込まれる各荷Wの種類等に関する属性データと対になる現在位置情報(搬送系では、その搬送速度に基づいて一定時間おきに自動的に書き換えられ、場合によっては、搬送系に併設されたセンサーの検知信号に基づいて書き換えられる各荷の現在位置情報)から判別されるので、各荷搬入ライン15A〜15N(バッファコンベヤ16)から入庫ライン2への移載部21から入庫ライン2の上手側に最低4つの荷Wの移載スペースが有るか否かは、入庫ライン2上での荷Wの現在位置情報から判別出来る。勿論、図4に示すように、入庫ライン2上の各移載部21から上手側へ4つ以上の荷載置スペースを隔てた位置に荷検知センサー28を配設し、このセンサー28が荷Wを検知する時間間隔を計測できるようにすると共に当該センサー28が検知した荷Wが移載部21を通過し終わるまでの時間より適当に長い時間を設定しておき、荷検知センサー28の荷検知時間間隔が前記設定時間より長いときは、移載部21から入庫ライン2の上手側に最低4つの荷Wの移載スペースが有ると判別させることも出来る。
【0021】
上記のような方法で、各荷搬入ライン15A〜15Nでは、そのバッファコンベヤ16上に4つの荷Wが溜められ(S5)且つ当該バッファコンベヤ16から入庫ライン2への移載部21から入庫ライン2の上手側に最低4つの荷Wの移載スペースが有るとき(S6)は、当該バッファコンベヤ16上で溜められている同一種類の4つの荷Wが順次連続的に移載部21を経由して入庫ライン2上に送り出される(S7)。若し、当該移載スペースが無いときは、当該移載スペースが確保されるまでそのまま待機する。
【0022】
従って、入庫ライン2上では、同一種類の荷Wが4つ1グループの状態で搬送されることになるが、このように各荷搬入ライン15A〜15Nから入庫ライン2に送り出される各グループの荷Wの入庫先、即ち、何番の自動倉庫ユニット1A〜1Nの棚4の何番の荷収納区画13に入庫するかは、予め設定される種々の条件に照らして自動的に決定される。この入庫先の決定に基づいて、各自動倉庫ユニット1A〜1Nに所属する仕分け手段14A〜14Nが入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nに仕分けるべき荷Wが割り当てられる。しかして、入庫ライン2上での各荷Wの種類等の属性データと現在位置情報とに基づき、各仕分け手段14A〜14Nが次のように自動制御される。
【0023】
即ち、各仕分け手段14A〜14Nは、仕分けるべきグループの先頭の荷Wが到着した(S9)ことにより駆動され(S10)、連続して当該仕分け手段14A〜14Nに到着する同一グループ(同一種類)の荷Wを順次入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nに仕分けることになる。そして、4つの同一種類の荷Wを仕分けし終わったならば(S11)、当該仕分け手段14A〜14Nが停止し(S12)、後続のグループの荷Wは下手側の仕分け手段14B〜14Nの方へ通過させる。
【0024】
仕分け手段14A〜14Nによって入庫ライン2から一つの入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nに仕分けられた同一種類の4つの荷Wは、先に説明したように各ストッパー22a〜22dで順番に所定位置に位置決めされる。そして4つの荷Wが所定位置に位置決めされると、入出庫用走行クレーン5が、入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nの所定位置に対して昇降キャレッジ7が隣接する入庫作業待機状態にあるか又は当該入庫作業待機状態になったとき、昇降キャレッジ7上で並列する4つの荷移載手段8a〜8dが作動して、先に説明したように入庫用バッファコンベヤ3A〜3N上の所定位置にある4つの荷Wが同時に昇降キャレッジ7上に移載される。
【0025】
この後、入出庫用走行クレーン5の走行と昇降キャレッジ7の昇降運動とにより、棚4の荷収納区画13の内、予め決定された入庫対象の荷収納区画13に昇降キャレッジ7が隣接せしめられ、当該昇降キャレッジ7上の4つの荷移載手段8a〜8dが作動して、先に説明したように昇降キャレッジ7上の4つの荷Wが同時に一つの荷収納区画13に移載入庫される(S14)。この場合、原則的には、一つの荷収納区画13に4つの荷Wが並列するように移載入庫されるが、そのような空き状態の荷収納区画13がないときは、昇降キャレッジ7上の4つの荷Wは複数の荷収納区画13に分けて移載入庫される。この場合は、荷移載手段8a〜8dは、各別に作動することになる。この入庫作業が完了すると、入出庫用走行クレーン5は元のホームポジションまで復帰する。
【0026】
尚、入庫作業が完了したとき、入出庫用走行クレーン5をホームポジションまで復帰させないで、出庫作業を引き続いて行わせることも出来る。勿論、ホームポジションで待機している入出庫用走行クレーン5は、出庫作業指令に従って出庫作業も行う。
【0027】
尚、各荷搬入ライン15A〜15Nに於いて、先頭の荷Wがバッファコンベヤ16上で停止してからの待ち時間が設定時間を越えると(S4)、4つの荷Wが溜められるまで待つことなく、溜められている荷Wの個数分だけ入庫ライン2上に移載スペースが有ることを条件に(S8)、当該バッファコンベヤ16上の荷Wが入庫ライン2上に送り出される。従って、このようにして入庫ライン2に送り出された1〜3つ1グループの荷Wも、このグループ単位で上記のように予め決定された入庫先の自動倉庫ユニット1A〜1Nの一つに仕分け手段14A〜14Nで仕分けされ、入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nを経由して入出庫用走行クレーン5の昇降キャレッジ7上に積み込まれて棚4に入庫されることになるが、この場合、入出庫用走行クレーン5の4つの荷移載手段8a〜8dの内、荷Wに対応する1〜3つだけを作動させれば良い。
【0028】
各荷搬入ライン15A〜15Nに於けるバッファコンベヤ16は、図7に示すように、ストレージコンベヤ19から直角横向きで入庫ライン2と平行に荷Wを搬送すると共に入庫ライン2の送り方向に適当間隔おきに所定個数(この例では4つ)の荷Wを、前記ストッパー17a〜17d及び荷在席センサー18a〜18dを利用して、先頭のものから順番に位置決め停止するものであっても良い。この場合は、ストレージコンベヤ19とバッファコンベヤ16との間に荷Wを直角横向きに移載する移載部29が必要になるが、バッファコンベヤ16上に溜められた所定個数の荷Wを同時に入庫ライン2上に移載することが出来る。又、ストッパー17aは固定のもので良い。
【0029】
【発明の効果】
本発明の自動倉庫設備に於ける入庫方法は以上のように実施し得るものであって、係る本発明の入庫方法によれば、一つの入庫ラインに複数の自動倉庫ユニットが接続され、各自動倉庫ユニットの入出庫用走行クレーンが、その昇降キャレッジ上に複数の荷移載手段をクレーン走行方向に並設したものである自動倉庫設備に対し、複数種類の荷を入庫するについて、前記入庫ラインに接続された複数の荷搬入ラインに、各荷搬入ライン毎に取り扱う荷の種類が異なるように荷を供給して、各荷搬入ラインのバッファコンベヤ上では同一種類の荷を一時待機させ、当該バッファコンベヤ上の同一種類の荷の数が前記荷移載手段の並列数と同一数に達したとき、当該バッファコンベヤ上の荷を入庫ラインへ、当該入庫ライン上で同一種類の荷が連続するように送り出し、当該入庫ラインからは、各自動倉庫ユニットへ同一種類の荷を連続させて仕分けするのであるから、各自動倉庫ユニットに、原則として同一種類の荷を前記荷移載手段の並設数と同一数一まとめにして入庫することが出来る。
【0030】
従って、各自動倉庫ユニット側で入出庫用走行クレーンに積み込む際に、同一種類の荷が所定個数に達するまで入出庫用走行クレーンを待機させる必要はなく、入庫作業時に於ける入出庫用走行クレーンの稼働効率を高めることが出来ると共に、出庫時にも同一種類の荷を前記荷移載手段の並設数と同一数一まとめにして出庫することが出来るので、出庫作業時に於ける入出庫用走行クレーンの稼働効率も高めることが出来る。換言すれば、昇降キャレッジ上に複数の荷移載手段をクレーン走行方向に並設した入出庫用走行クレーンの機能を十分発揮させることが出来るのであるが、このために各自動倉庫ユニット毎に入庫ラインを併設し、各入庫ライン毎に種類分けして荷を送り込む必要がなく、設備コストも削減出来る。
【0031】
尚、請求項2に記載の構成によれば、数の少ない種類の荷を荷搬入ラインのバッファコンベヤで長時間待機させることによる弊害、例えば、全自動倉庫ユニットに於ける当該種類の荷の在庫量が減って出庫作業に支障を来すというような不都合が生じるのを回避出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自動倉庫設備全体の概略平面図である。
【図2】 A図は一つの自動倉庫ユニットの要部を示す平面図であり、B図及びC図は荷移載手段の荷移載作用を説明する平面図である。
【図3】 一つの自動倉庫ユニットの要部を示す立面図である。
【図4】 一つの荷搬入ラインから入庫ラインへの荷送り出し部分を説明する平面図である。
【図5】 荷搬入ラインから入庫ラインへの荷送り出し制御の流れを説明するフローチャートである。
【図6】 入庫ラインから各自動倉庫ユニットへの荷の仕分け制御の流れを説明するフローチャートである。
【図7】 荷搬入ラインから入庫ラインへの荷送り出し部分の別の実施形態を示す平面図である。
【符号の説明】
1A〜1N 自動倉庫ユニット
2 入庫ライン
3A〜3N 入庫用バッファコンベヤ
4 棚
5 入出庫用走行クレーン
7 昇降キャレッジ
8a〜8d 荷移載手段
11 荷移載用コンベヤ
12 左右一対の荷挟持引き込み送り出し具
13 棚の荷収納区画
14A〜14N 仕分け手段
15A〜15N 荷搬入ライン
16 荷搬入ラインのバッファコンベヤ
17a〜17d,22a〜22d ストッパー
18a〜18d,23a〜23d 荷在席センサー
19 荷搬入ラインのストレージコンベヤ
21 荷搬入ラインから入庫ラインへの荷移載部

Claims (2)

  1. 棚と入出庫用走行クレーンとの組み合わせから成る自動倉庫ユニットが一つの入庫ラインに対し複数並設され、前記入出庫用走行クレーンには、昇降キャレッジ上に複数の荷移載手段がクレーン走行方向に並設され、前記入庫ラインには、複数の荷搬入ラインが接続され、各荷搬入ラインには、入庫ラインへ送り出す荷を一時待機させるバッファコンベヤが設けられている自動倉庫設備に於いて、各荷搬入ラインには、各荷搬入ライン毎に取り扱う荷の種類が異なるように荷を供給して、各荷搬入ラインのバッファコンベヤ上では同一種類の荷を一時待機させ、当該バッファコンベヤ上の同一種類の荷の数が前記荷移載手段の並列数と同一数に達したとき、当該バッファコンベヤ上の荷を入庫ラインへ、当該入庫ライン上で同一種類の荷が連続するように送り出し、当該入庫ラインからは、各自動倉庫ユニットへ同一種類の荷を連続させて仕分けすることを特徴とする、自動倉庫設備に於ける入庫方法
  2. 前記バッファコンベヤ上に前記荷移載手段の並列数と同一数の荷がまとまるまでの待ち時間が設定され、当該待ち時間が経過したときは、バッファコンベヤ上の荷の数に関係なく入庫ラインへ荷を送り出すことを特徴とする、請求項1に記載の自動倉庫設備に於ける入庫方法
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