JPH10310202A - 環状部材の搬送装置 - Google Patents

環状部材の搬送装置

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JPH10310202A
JPH10310202A JP11781997A JP11781997A JPH10310202A JP H10310202 A JPH10310202 A JP H10310202A JP 11781997 A JP11781997 A JP 11781997A JP 11781997 A JP11781997 A JP 11781997A JP H10310202 A JPH10310202 A JP H10310202A
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一誠 井坂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 円盤部材の搬送装置において、作業者にかか
る負担を軽減すると共に低コスト化及び搬送作業の効率
化を図る。 【解決手段】 異なるサイズのタイヤT(環状部材)を
サイズ情報に基づいて区分けして搬送する第1搬送装置
12と、タイヤTの各サイズごとの各ステーション
1 ,S2 ,S3 ,S4 ・・・に設けられて区分搬送さ
れたタイヤTを起立状態で一時的に仮保持するバッファ
装置13と、バッファ装置13によって保持されている
タイヤTを保持して所定位置に自走可能な第2搬送装置
14と、タイヤTの各サイズごとの各保管位置ステーシ
ョンS1 ,S2 ,S3 ,S4 ・・・に設けられて第2搬
送装置14によって搬送されたタイヤTを受け取って起
立状態で複数並設して保管するタイヤ保管台15とを設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイヤなどの環状
部材を製造する生産ラインの最終工程で、異なるサイズ
の環状部材を区分けして所定の保管場所へ搬送する環状
部材の搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、車両用のタイヤの製造ラインに
おいて、最終製造工程を経て搬送されてくるタイヤはそ
のサイズが混在して流れ出てくるが、これをサイズごと
に区分けして所定の保管場所へ搬送する必要がある。即
ち、従来のタイヤの搬送保管方法にあっては、タイヤの
サイズごとに設けられた振り分けコンベヤによって同サ
イズのタイヤが横になった状態で連続して搬送されてく
ると、作業者がこのタイヤを保管ラックに順次移載して
いき、この保管ラックに垂直に積み重ねていく。このよ
うに保管ラックにはタイヤを横にした状態で、垂直に積
み重ねて保管するのが一般的であった。
【0003】ところが、タイヤを横にして垂直に積み重
ねて保管すると、このタイヤ保管状態からタイヤを取り
出すのが面倒であるため、タイヤを起立状態で保管する
ことが考えられている。図17に従来のタイヤ搬送保管
システムを表す概略を示す。
【0004】図17に示すように、図示しないタイヤ製
造ラインから流れでてくるタイヤTはサイズごとのタイ
ヤTA ,TB ,TC に振り分けられて、例えば、3つの
振り分けコンベヤ001,002,003によって搬送されてく
る。即ち、タイヤTA はコンベヤ001によって搬出さ
れ、タイヤTB はコンベヤ002によって搬出され、タイ
ヤTC はコンベヤ003によって搬出される。そして、各
振り分けコンベヤ001,002,003の端部にはそれぞれフ
レーム枠で構成された保管ラック004A,004B,004Cが配
置されており、この各保管ラック004A,004B,004Cはフ
ォークリフト005によって搬送されるようになってい
る。また、コンベヤ002の端部には段積み装置006が配置
されると共に、段積み装置006と保管ラック004Bとの間
には移載装置007が配置されている。
【0005】従って、各振り分けコンベヤ001,002,00
3によってタイヤTA ,TB ,TCがサイズごとに振り分
けられて搬出されてくると、振り分けコンベヤ001では
作業者MA がタイヤTA を保管ラック004Aに積み込んで
いき、また、振り分けコンベヤ002では段積み装置006に
よってタイヤTB が複数段積みされ、移載装置007が複
数段積みされたタイヤTB を90度回転して起立状態と
してから保管ラック004Bに積み込んでいく。更に、振り
分けコンベヤ003では作業者MC がタイヤTC を保管ラッ
ク004Cに積み込んでいく。そして、各保管ラック004A,
004B,004C内に所定数のタイヤTA ,TB ,TC が積み
込まれると、作業者がフォークリフト005を運転してこ
の各保管ラック004A,004B,004Cを横にずらすと共に、
空の保管ラック004A,004B,004Cを所定位置に配置す
る。その後、各タイヤTA ,T B ,TC が積み込まれた
保管ラック004A,004B,004Cを、フォークリフト005を
用いて所定の保管場所008まで搬送する。その後、各タ
イヤTA ,TB ,TC は出荷要請に応じて取り出され、
トラックなどに積み込まれて出荷される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のタイ
ヤ搬送保管システムにあって、各タイヤTA ,TB ,T
C はそのサイズごとに設けられた振り分けコンベヤ00
1,002,003によって搬送されるため、この振り分けコ
ンベヤがタイヤのサイズの数だけ必要となり、占有面積
が大きくなると共に、コスト高となってしまうという問
題がある。また、振り分けコンベヤ001,003では、作業
者MA ,MC が手作業で重量物であるタイヤTA ,TC
を保管ラック004Aに積み込んでおり、作業者MA ,MC
にかかる負担が大きいという問題がある。一方、振り分
けコンベヤ002では機械によるタイヤTB の積み込みを
行っているものの、段積み装置006や移載装置007が別途
必要となり、高コスト化を招いてしまう。
【0007】そして、各保管ラック004A,004B,004Cは
フレーム枠で構成されており、起立状態のタイヤTA
B ,TC を複数段重ねて保管できるようになってい
る。そのため、タイヤTA ,TB ,TC の積込みや取出
しが面倒となって作業能率がよくない。また、保管ラッ
ク004A,004B,004Cをフォークリフト005によって搬送
しており、作業者はこのフォークリフト005を常時運転
操作することとなり、作業者にかかる負担が大きいとい
う問題があった。
【0008】本発明はこのような問題を解決するもので
あって、作業者にかかる負担を軽減すると共に低コスト
化及び搬送作業の効率化を図った環状部材の搬送装置を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの請求項1の発明の環状部材の搬送装置は、複数の環
状部材を連続して搬送する搬送手段と、複数の保管ステ
ーションに設けられて前記搬送手段によって搬送された
前記環状部材を起立状態で且つ複数並べて一時的に保持
する仮保持手段と、該仮保持手段によって保持されてい
る前記環状部材を保持して所定位置に自走可能な移送手
段と、前記各保管ステーションに設けられて前記移送手
段によって移送された前記環状部材を受け取って起立状
態で且つ複数平面状に並べて保管可能な保管手段とを具
えたことを特徴とするものである。
【0010】従って、搬送手段によって連続して搬送さ
れる複数の環状部材は各保管ステーションに設けられた
仮保持手段に搬送され、ここで各環状部材は起立状態で
並んで一時的に保持され、移送手段はこの仮保持手段に
て保持されている環状部材を保持して自走し、この環状
部材を保管手段に受け渡すと、この保管手段は受け取っ
た各環状部材を起立状態で順次並設して保管することと
なり、環状部材の搬送保管処理を連続して自動的に行う
こととなり、作業者にかかる負担が軽減されると共に、
各サイズごとの振り分けコンベヤや段積み装置やフォー
クリフトなどが不要となって低コスト化が図れ、また、
環状部材を複数平面状に保管することでこの環状部材の
受渡しと取出しが容易となる。
【0011】また、請求項2の発明の環状部材の搬送装
置において、前記搬送手段は、連続して搬出される異な
るサイズの複数の環状部材をサイズ情報に基づいて区分
けする区分手段を有することを特徴とするものである。
【0012】従って、連続して搬送される異なるサイズ
の複数の環状部材はこの区分手段によって事前にサイズ
ごとに区分けされ、環状部材の各サイズごとに設けられ
た各保管ステーションの仮保持手段に搬送されることと
なり、搬送される環状部材のサイズがばらばらであって
も、自動的に区分けされる。
【0013】また、請求項3の発明の環状部材の搬送装
置において、前記仮保持手段は、前記仮保持手段は、前
記搬送手段の環状部材搬送方向とほぼ平行な方向に移動
するベルトコンベヤと、該ベルトコンベヤに取付けられ
て前記環状部材を起立状態で保持する複数の保持片と、
受取位置と受渡位置にそれぞれ設けられて前記環状部材
の有無を検出する検出器とを有することを特徴とするも
のである。
【0014】従って、搬送手段によって搬送された環状
部材はベルトコンベヤ上に載置されることで、保持片に
よってこのベルトコンベヤ上に起立状態で一時的に保持
され、検出器が受取位置で環状部材を検出すると、この
ベルトコンベヤを作動し、検出器が受渡位置で環状部材
を検出すると、移送手段を作動してこの受渡位置にある
環状部材をこの移送手段に受け渡すこととなり、環状部
材の搬送処理を停止させずに連続して保管処理できる。
【0015】また、請求項4の発明の環状部材の搬送装
置において、前記ベルトコンベヤは、搬送方向に対して
平行な少なくとも2つの搬送面を有し、該各搬送面は互
いに向き合うように所定角度傾斜したことを特徴とする
ものである。
【0016】従って、ベルトコンベヤに所定角度傾斜し
た少なくとも2つの搬送面を設けたことで、環状部材の
外周部を確実に保持することで安定した仮保持や移動が
可能となる。
【0017】また、請求項5の発明の環状部材の搬送装
置において、前記保管手段は前記各保管ステーション内
に載置された複数の保管台であって、前記移送手段は前
記各保管ステーション内にほぼ水平に直交する2方向に
沿って移動自在に支持された1つの移動体であり、該移
動体が移動することで前記複数の保管台のうちの所定の
保管台に前記環状部材を移載することを特徴とするもの
である。
【0018】従って、保管手段を環状部材が起立保持す
る複数の保管台としたことで、構造の簡素化が図れ、1
つの移動体が仮保持手段に保持されている環状部材を保
持して自走し、所定の保管台に環状部材を移載すること
で、環状部材の積込みを自動的に行って作業者にかかる
負担が軽減されると共に、フォークリフトなどが不要と
なって低コスト化が図れる。
【0019】また、請求項6の発明の環状部材の搬送装
置において、前記保管手段は前記各保管ステーション内
に並設された複数のコンベヤであって、前記移送手段は
前記各保管ステーション内に該コンベヤの移動方向に直
交する方向に沿って移動自在に支持された1つの移動体
であり、該移動体が移動することで前記複数のコンベヤ
のうちの所定のコンベヤに前記環状部材を移載すること
を特徴とするものである。
【0020】従って、保管手段を複数のコンベヤとし、
移送手段をこのコンベヤの移動方向に直交する方向に沿
って移動自在な1つの移動体としたことで、この移動体
が移動して所定のコンベヤに保持した環状部材を移載す
ると、環状部材を受け取ったコンベヤが作動して環状部
材を保管位置に移動し、次の環状部材の受け取りを可能
となり、移送手段の簡素化が図れると共に、移送手段が
搬送した環状部材をコンベヤが連続して受け取ることが
でき、環状部材の搬送処理を停止させることがない。
【0021】また、請求項7の発明の環状部材の搬送装
置において、前記各保管ステーション内に並設された各
コンベヤは、搬送方向に対して平行な少なくとも2つの
搬送面を有し、該各搬送面は互いに向き合うように所定
角度傾斜することを特徴とするものである。
【0022】従って、保管手段としてのコンベヤに所定
角度傾斜した少なくとも2つの搬送面を設けたことで、
環状部材の外周部を確実に保持することで安定して移動
できる。
【0023】また、請求項8の発明の環状部材の搬送装
置において、前記移送手段は、前記各保管ステーション
内を移動自在に支持された移動体と、該移動体に軸方向
移動自在に取付けられて前記環状部材の孔に挿脱自在な
保持ポールと、該保持ポールを昇降するポール昇降手段
とを有することを特徴とするものである。
【0024】従って、移動体が移動するかまたは保持ポ
ールが軸方向に移動することで、仮保持手段に保持され
ている環状部材の孔にこの保持ポールを挿入し、この保
持ポールを昇降手段によって上昇することで、保持ポー
ルが環状部材を保持することができ、一方、移動体が保
管手段の近傍まで移動して保持ポールを昇降手段によっ
て下降することで、環状部材を保管手段に載置し、移動
体が移動するかまたは保持ポールが軸方向に移動して環
状部材の孔から保持ポールを抜き取ることで、環状部材
を保管手段に受け渡すことができ、複数の環状部材を容
易に搬送して保管できる。
【0025】また、請求項9の発明の環状部材の搬送装
置において、前記保持ポールは水平方向に沿って旋回自
在に支持されたことを特徴とするものである。
【0026】従って、移動体の移動方向の一側に仮保持
手段が配置され、他側に保管手段が配置されている場合
であっても、保持ポールが仮保持手段の環状部材を保持
してからこの保持ポールを水平旋回させて向きを変える
ことで、保持した環状部材を容易に保管手段に搬送でき
る。
【0027】また、請求項10の発明の環状部材の搬送
装置において、前記保管手段は前記各保管ステーション
内に載置された複数の保管台であって、該保管台は前記
環状部材を起立状態で複数並べて保持するほぼ平行な少
なくとも2つの支持軸を有し、該支持軸は前記移送手段
からの前記環状部材の受取位置前方が下方に傾斜してい
ることを特徴とするものである。
【0028】従って、保管台にほぼ平行な2つの支持軸
を設けたことで、構造の簡素化が図れると共に、この支
持軸を環状部材の受取位置前方を下方に傾斜させたこと
で、複数の環状部材を安定して保持できる。
【0029】また、請求項11の発明の環状部材の搬送
装置は、所定の保管ステーション内を移動自在に支持さ
れた移動体と、該移動体に軸方向に沿って移動自在に支
持された環状部材を保持可能な保持ポールと、該保持ポ
ールを移動するポール移動手段と、前記保持ポール昇降
するポール昇降手段とを具えたことを特徴とするもので
ある。
【0030】従って、移動体がステーション内の所定位
置に停止しているとき、保持ポールをポール移動手段に
よって軸方向に移動して環状部材の孔にこの保持ポール
が挿入してから、この保持ポールをポール昇降手段によ
って上昇することで、保持ポールががこの環状部材を保
持することができ、一方、移動体が所定の位置まで移動
して保持ポールをポール昇降手段によって下降すると、
保持した環状部材を所定位置に載置し、この保持ポール
をポール移動手段によって軸方向に移動することで、環
状部材の孔から保持ポールを抜き取って移載することが
でき、複数の環状部材の搬送を容易に短時間で行うこと
ができる。
【0031】また、請求項12の発明の環状部材の搬送
装置において、前記保持ポールは水平方向に沿って旋回
可能に支持されたことを特徴とするものである。
【0032】従って、移動体の移動方向の一側から他側
に環状部材を搬送する場合であっても、環状部材を保持
した保持ポールを水平旋回させて保持ポールの向きを変
えることで、容易に環状部材の搬送が可能となる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0034】本実施形態では、本発明の環状部材の搬送
装置を、製造されたタイヤをそのサイズごとに区分け
し、この区分けされた各環状部材を各サイズごとに設け
られた保管ステーションまで搬送するタイヤ搬送システ
ムに適用して説明する。
【0035】図1に本発明の第1実施形態に係る環状部
材の搬送装置としてのタイヤ搬送システムの平面概略、
図2にタイヤ搬送システムにおけるタイヤ保管ステーシ
ョンの平面概略、図3に第1タイヤ搬送装置の正面視、
図4に第1タイヤ搬送装置の側面視、図5に第2タイヤ
搬送装置の正面視、図6に第2タイヤ搬送装置の平面
視、図7にタイヤ保管台の概略、図8にタイヤ搬送シス
テムの制御ブロック、図9に第1タイヤ搬送装置の動作
を表すフローチャート、図10に第2タイヤ搬送装置の
動作を表すフローチャートを示す。
【0036】本実施形態のタイヤ搬送システムは、図1
に示すように、タイヤTを図示しないタイヤ製造ライン
から搬出するタイヤ搬出コンベヤ11と、タイヤ搬出コ
ンベヤ11の下流端部にこの搬出コンベヤ11の搬送方
向と直交する方向にタイヤTを搬送可能に設けられてサ
イズ情報に基づいてタイヤTを区分けして搬送する搬送
手段あるいは区分手段としての第1タイヤ搬送装置12
と、複数のタイヤTを同サイズごとに区分けして保管す
るタイヤ保管ステーションS1 ,S2 ,S3 ,S4 ・・
・とから構成されている。
【0037】そして、各タイヤ保管ステーションS1
2 ,S3 ,S4 ・・・には、同サイズのタイヤTを起
立状態で複数並設して一時的に仮保持する仮保持手段と
してのバッファ装置13と、バッファ装置13にて仮保
持されているタイヤTを保持してから自走して搬送する
移送手段としての第2タイヤ搬送装置14と、第2タイ
ヤ搬送装置14によって搬送された同サイズのタイヤT
を受け取って起立状態で複数並べて保管する保管手段と
しての複数のタイヤ保管台15とが配設されている。な
お、タイヤ搬出コンベヤ11の端部にはタイヤTの有無
を検出するタイヤ検出器16が設けられている。
【0038】ここで、第1タイヤ搬送装置12及び各タ
イヤ保管ステーションS1 ,S2 ,S3 ,S4 ・・・に
ついて詳細に説明するが、各タイヤ保管ステーションS
1 ,S2 ,S3 ,S4 ・・・はほぼ同様の構成となって
おり、以下では、タイヤ保管ステーションS1 について
詳細に説明する。
【0039】図2乃至図4に示すように、第1タイヤ搬
送装置12において、第1ガイドレール21は複数の支
持脚22によって支持されている。この第1ガイドレー
ル21には移動フレーム23が移動自在に支持され、移
動フレーム23に搭載された走行用モータ24の図示し
ない駆動ギヤが第1ガイドレール21に付設されたラッ
ク25に噛み合っている。また、移動フレーム23には
フレームガイド26によって昇降フレーム27が上下移
動自在に支持され、移動フレーム23に搭載された昇降
用エアシリンダ28の駆動ロッドの先端部がこの昇降フ
レーム27に連結されている。そして、この昇降フレー
ム27の下端部には旋回用モータ29が搭載され、この
旋回用モータ29によって旋回駆動する旋回軸30には
タイヤ保持具31が装着されている。このタイヤ保持具
31はタイヤTの中央部の孔に先端部を挿入してこのタ
イヤTを保持するものである。なお、32はケーブルベ
アであって、走行用モータ24及び旋回用モータ29の
電送線や昇降用エアシリンダ28のエア給排チューブ等
を被覆しており、第1ガイドレール21の側部に固定さ
れたケーブルベアガイド33にガイドされている。
【0040】従って、走行用モータ24を駆動すること
で移動フレーム23を第1ガイドレール21に沿って移
動することができ、昇降用エアシリンダ28を駆動する
ことで昇降フレーム27を上下移動することができ、旋
回用モータ29を駆動することでタイヤ保持具31を水
平旋回することができる。
【0041】図2及び図3に示すように、タイヤ保管ス
テーションS1 のバッファ装置13において、支持フレ
ーム41は複数の支持脚42によって支持されている。
この支持フレーム41の各端部には駆動ローラ43と従
動ローラ44がそれぞれ回転自在に装着されると共に、
この駆動ローラ43と従動ローラ44との間には搬送ロ
ーラ45が回転自在に装着されており、駆動ローラ43
と従動ローラ44とに搬送ベルト46が掛け回されてい
る。この搬送ベルト46は無端であって、外周面に複数
の保持片47が取付けられており、隣接する保持片47
との間隔は保持するタイヤTの幅が同等かあるいは若干
大きくなっている。そして、支持フレーム41に搭載さ
れた駆動モータ48の駆動軸49と駆動ローラ43との
間にチェーン50が掛け回されている。また、搬送ベル
ト46が保持するタイヤTの前後端部、即ち、タイヤT
の受取位置と受渡位置に対応する支持フレーム41にタ
イヤTの有無を検出する検出器51,52が取付けられ
ている。
【0042】従って、駆動モータ48の駆動軸49を駆
動するとチェーン50を介して駆動ローラ43が回転駆
動し、この駆動ローラ43と従動ローラ44とに掛け回
された搬送ベルト46が図3にて矢印方向に移動するこ
とができる。即ち、搬送ベルト46の最上流位置(受取
位置)にタイヤTが載置されると、検出器51がこのタ
イヤTを検出して搬送ベルト46を1ピッチ作動し、最
下流位置(受渡位置)にタイヤTが移動して検出器52
がこのタイヤTを検出すると、第2搬送装置14を作動
してタイヤTを受け渡す。
【0043】図2及び図4、図5に示すように、タイヤ
保管ステーションS1 の第2タイヤ搬送装置14におい
て、一対の第2ガイドレール61はタイヤ保管ステーシ
ョンS1 の左右側端部に位置し、複数の支持脚62によ
って支持されている。この左右の第2ガイドレール61
には第3ガイドレール63が直交するように掛け渡さ
れ、ベース64によって移動自在に支持されている。そ
して、第3ガイドレール63の端部に取付けられた図示
しない駆動ギヤが第2ガイドレール61に付設されたラ
ック65に噛み合っていると共に、回転同期軸66によ
って連結され、一方の駆動ギヤは第3ガイドレール63
に搭載された走行用モータ67によって回転駆動するこ
とができる。
【0044】また、第3ガイドレール63には移動フレ
ーム68が移動自在に支持され、移動フレーム68に搭
載された走行用モータ69の図示しない駆動ギヤが第3
ガイドレール63に付設されたラック70に噛み合って
いる。この移動フレーム68にはフレームガイド71に
よって昇降フレーム72が上下移動自在に支持され、移
動フレーム68に搭載された昇降用エアシリンダ73の
駆動ロッドの先端部がこの昇降フレーム68に連結され
ている。そして、この昇降フレーム68の上端部には旋
回用モータ74が搭載され、この旋回用モータ74によ
って旋回駆動する旋回筒75にはタイヤ保持ポール76
が装着されている。このタイヤ保持ポール76はスライ
ド用モータ77によって軸方向に移動可能であり、タイ
ヤTの中央部の孔に挿入してこのタイヤTを保持するも
のである。なお、78,79はケーブルベアであって、
走行用モータ67あるいは68、旋回用モータ74の電
送線や昇降用エアシリンダ73のエア給排チューブ等を
被覆しており、第2ガイドレール61と第3ガイドレー
ル63の側部に固定されたケーブルベアガイド80,8
1にガイドされている。
【0045】従って、走行用モータ67を駆動すること
で第3ガイドレール63を第2ガイドレール61に沿っ
て移動することができ、走行用モータ69を駆動するこ
とで移動フレーム68を第3ガイドレール63に沿って
移動することができる。また、昇降用エアシリンダ73
を駆動することで昇降フレーム72を上下移動すること
ができ、旋回用モータ74を駆動することでタイヤ保持
具76を水平旋回することができ、スライド用モータ7
7を駆動することでタイヤ保持具76を軸方向に移動す
ることができる。
【0046】図2及び図7に示すように、タイヤ保管ス
テーションS1 のタイヤ保管台15において、このタイ
ヤ保管台15はタイヤ保管ステーションS1 の中央部に
設けられた通路Pを挟んでその両側に複数並設されてい
る。タイヤ保管台15は、前述した第2ガイドレール6
1の外側に立設された支柱91に2本の水平な支持軸9
2の一端部が連結され、通路Pの両側に吊り下げられた
吊り支柱93に支持軸92の他端部が連結されている。
即ち、この2本の水平な支持軸92が各ガイドレール6
1,62の上方に位置し、この2本の支持軸92によっ
て複数のタイヤTを起立状態で保持することができる。
【0047】ここで、本実施形態のタイヤ搬送システム
における制御ブロックについて説明する。図1及び図
2、図8に示すように、第1タイヤ搬送装置12の近傍
にはこの第1タイヤ搬送装置12のコントローラ101が
設けられている。このコントローラ101にはタイヤサイ
ズ信号及びタイヤ検出器16からのタイヤ搬出信号が入
力される。そして、コントローラ101はこの各信号に基
づいて第1タイヤ搬送装置12の走行用モータ24と昇
降用エアシリンダ28と旋回用モータ29を駆動制御す
る。
【0048】また、バッファ装置13の近傍にはこのバ
ッファ装置13のコントローラ102が設けられている。
前述したコントローラ101にはバッファ装置13の検出
器51のタイヤ検出信号が入力されるようになってお
り、バッファ装置13の受取位置にタイヤTがないと
き、第1タイヤ搬送装置12はバッファ装置13へタイ
ヤTを受け渡し、コントローラ101はコントローラ102に
タイヤ受渡し信号を出力する。そして、コントローラ10
2はこの信号に基づいてバッファ装置13の駆動モータ
48を駆動制御し、搬送ベルト46を1ピッチ(隣接す
る保持片47の間隔)だけ駆動すると同時に、コントロ
ーラ101にタイヤ受取済み信号を出力する。
【0049】更に、第2タイヤ搬送装置14の近傍には
この第2タイヤ搬送装置14のコントローラ103が設け
られている。このコントローラ103にはバッファ装置1
3の検出器52のタイヤ検出信号及びコントローラ102
からの1ビッチ移動信号が入力されると共に、タイヤ保
管番地指示信号が入力される。そして、コントローラ10
3はこの各信号に基づいて第2タイヤ搬送装置14の走
行用モータ67,69と昇降用エアシリンダ73と旋回
用モータ74とスライド用モータ77を駆動制御する。
そして、コントローラ103からコントローラ102にはサイ
クル完了信号が出力される。
【0050】なお、他のタイヤ保管ステーションS2
3 ,S4 ・・・でも同様の制御が行われる。
【0051】以下、このように構成された本実施形態の
タイヤ搬送システムの作動をフローチャートを用いて説
明する。
【0052】まず、図1、図2、図9に基づいて第1タ
イヤ搬送装置12の動作について説明する。図9のフロ
ーチャートにおいて、ステップS1にて、第1タイヤ搬
送装置12の移動フレーム23は待機位置にあって、ス
テップS2では、タイヤ検出器16が搬出コンベヤ11
から搬出されるタイヤTの有無を検出している。そし
て、ステップS3にて、タイヤ検出器16が搬出コンベ
ヤ11の下流端部にてタイヤTを検出すると、ステップ
S4にて、第1タイヤ搬送装置12の移動フレーム23
が第1ガイドレール21に沿って搬出コンベヤ11の下
流端部まで移動する。そして、ステップS5にて、タイ
ヤ保持具31を下降してタイヤTとの位置合せを行った
後に微小前進移動してタイヤ保持具31がタイヤTの孔
内に入ると、今度はタイヤ保持具31を上昇させること
でタイヤ保持具31がタイヤTを保持する。
【0053】第1タイヤ搬送装置12のタイヤ保持具3
1がタイヤTを保持すると、ステップS6では、コント
ローラ101にはタイヤサイズ信号が入力され、ステップ
S7にて、保持したタイヤTを保管するステーションが
決定される。そして、ステップS8にて、第1タイヤ搬
送装置12の移動フレーム23が第1ガイドレール21
に沿って決定したタイヤ保管ステーションのバッファ装
置13へ移動する。一方、ステップ9では、バッファ装
置13の検出器51がタイヤ受取位置でのタイヤTの有
無を検出している。そして、ステップS10にて、この
検出器51が受取位置でタイヤTを検出すると、ステッ
プS11にて、第1タイヤ搬送装置12のタイヤ保持具
31が保持したタイヤTをバッファ装置13の受渡位置
に移載する。即ち、タイヤ保持具31を下降して搬送ベ
ルト46の保持片47の間にタイヤTを下ろしてから、
移動フレーム23を微小後退移動してタイヤ保持具31
をタイヤTの孔内から抜き取ることで、タイヤTをバッ
ファ装置13に移載し、その後、タイヤ保持具31を上
昇させる。
【0054】このように第1タイヤ搬送装置12からバ
ッファ装置13へのタイヤTの移載が完了すると、ステ
ップS12にて、移動フレーム23が第1ガイドレール
21に沿って移動し、第1タイヤ搬送装置12は待機位
置に復帰する。この繰り返しにより、搬出コンベヤ11
から搬出されたタイヤTを第1タイヤ搬送装置12が所
定サイズのタイヤ保管ステーションに配置されたバッフ
ァ装置13へ順次移載していく。そして、このバッファ
装置13の搬送コンベヤ46上に所定数のタイヤTが移
載されると、第2タイヤ搬送装置14が作動して搬送コ
ンベヤ46上のタイヤTを所定のタイヤ保管台15に移
動していく。
【0055】次に、図1、図2、図10に基づいて第2
タイヤ搬送装置12の動作について説明する。図10の
フローチャートにおいて、ステップS31にて、第2タ
イヤ搬送装置14の移動フレーム68は待機位置にあっ
て、ステップS32では、バッファ装置13の検出器5
2が受渡位置でのタイヤTの有無を検出している。そし
て、ステップS33にて、このタイヤ検出器52が受渡
位置でタイヤTを検出すると、ステップS34にて、第
2タイヤ搬送装置14の移動フレーム68が第2、第3
ガイドレール61,63に沿ってバッファ装置13の下
流端部まで移動する。そして、ステップS35にて、タ
イヤ保持ポール76を下降してタイヤTとの位置合せを
行った後に前進移動し、タイヤ保持ポール76が保持す
る複数のタイヤTの孔内に入ると、今度はタイヤ保持ポ
ール76を上昇させることでタイヤ保持ポール76が複
数(本実施形態では4つ)のタイヤTを保持する。
【0056】第2タイヤ搬送装置14のタイヤ保持ポー
ル76が複数のタイヤTを保持すると、ステップS36
では、コントローラ103にこのタイヤTを保管するため
のタイヤ保管番地信号が入力され、ステップS37に
て、第2タイヤ搬送装置14の移動フレーム68が第
2、第3ガイドレール61,63に沿って決定したタイ
ヤ保管番地のタイヤ保管台15へ移動する。そして、ス
テップS38にて、この第2タイヤ搬送装置14のタイ
ヤ保持ポール76が保持した各タイヤTをタイヤ保管台
15に移載する。即ち、タイヤ保持ポール76の上昇位
置で各タイヤTをタイヤ保管台15の上方に位置された
状態で、タイヤ保持ポール76を下降して各タイヤTを
タイヤ保管台15上に下ろしてから、タイヤ保持ポール
76後退移動して各タイヤTの孔内から抜き取ることで
複数のタイヤTをタイヤ保管台15に移載する。
【0057】このとき、第2タイヤ搬送装置14は通
常、図2に示すように、タイヤ保持ポール76が左側に
突出して移動フレーム68の左側で複数のタイヤTを保
持しており、この保持したタイヤTを保管するタイヤ保
管台15がタイヤ保管ステーションの通路Pを挟んで右
側にあった場合には、タイヤ保持ポール76を180度
水平旋回することで、移動フレーム68の右側で複数の
タイヤTを保持して右側のタイヤ保管台15にタイヤT
を移載すればよい。
【0058】このように第2タイヤ搬送装置14による
タイヤ保管台15へのタイヤTの移載が完了すると、ス
テップS39にて、移動フレーム68が第2、第3ガイ
ドレール61,63に沿って移動し、第2タイヤ搬送装
置14は待機位置に復帰する。この繰り返しにより、バ
ッファ装置13に仮保持されたタイヤTを第2タイヤ搬
送装置14が所定番地のタイヤ保管台15へ順次移載し
ていく。
【0059】上述したように本実施形態の本実施形態の
タイヤ搬送システムにあっては、タイヤ搬出コンベヤ1
1と、第1タイヤ搬送装置12と、タイヤ保管ステーシ
ョンS1 ,S2 ,S3 ,S4 ・・・とを具え、この各タ
イヤ保管ステーションS1 ,S2 ,S3 ,S4 ・・・
に、バッファ装置13と、第2タイヤ搬送装置14と、
複数のタイヤ保管台15とを設けたことで、タイヤTの
サイズによる区分けから搬送して所定位置へ保管するま
で処理を連続して自動的に行うことができ、作業者のよ
るタイヤ積込み作業が不要となって作業者にかかる負担
が軽減する。また、タイヤを自動的に区分けして起立状
態で搬送することで、従来から使用していた振り分けコ
ンベヤや段積み装置やフォークリフトなどを不要として
低コスト化が図れる。
【0060】また、第1タイヤ搬送装置12と第2タイ
ヤ搬送装置14との間にバッファ装置13を設けたこと
で、タイヤ搬出コンベヤ11から同サイズのタイヤTが
連続して搬出された場合であっても、タイヤTをこのバ
ッファ装置13に仮保持することで、第1タイヤ搬送装
置12による区分搬送作業を停止されることはなく、タ
イヤ搬送システムをスムースに作動できる。そして、こ
のバッファ装置13を搬送ベルト46に複数の保持片4
7を取付けて構成したことで、タイヤTを起立状態で安
定して保持できる。
【0061】更に、第2タイヤ搬送装置14において、
タイヤTを保持するタイヤ保持ポール76を昇降自在
で、且つ、水平旋回自在としたことで、タイヤ保持台1
5の向きがどの方向を向いて配置されていても、タイヤ
保持ポール76が保持したタイヤTを容易にタイヤ保持
台15に移載できる。そして、このタイヤ保持ポール7
6を所定長さとし、且つ、軸方向に移動自在としたこと
で、一度に複数のタイヤTを簡単に受け取り、あるい
は、受け渡しすることができ、作業効率がよい。
【0062】また、タイヤ保管台15を2本の支持軸9
2によって構成したことで、構造が簡素化されて低コス
ト化が図れ、且つ、タイヤの受け渡しが容易となる。そ
して、このタイヤ保管台15を第2タイヤ搬送装置14
の第2、第3ガイドレール61,63の上方に配置した
ことで、移動フレーム68とタイヤ保管台15とが干渉
することはない。
【0063】図11に本発明の第2実施形態に係る環状
部材の搬送装置としてのタイヤ搬送システムの要部平面
概略、図12に本実施形態における第2タイヤ搬送装置
とタイヤ保管コンベヤとの関係を表す正面視、図13に
タイヤ保管コンベヤの側面視を示す。なお、前述した実
施形態で説明したものと同様の機能を有する部材には同
一の符号を付して重複する説明は省略する。
【0064】本実施形態のタイヤ搬送システムは、図1
1に示すように、タイヤTを搬出するタイヤ搬出コンベ
ヤ11と、タイヤTをサイズ情報に基づいて区分けして
搬送する第1タイヤ搬送装置12と、同サイズのタイヤ
Tを保管する複数(図示では一つ)のタイヤ保管ステー
ションS1 とから構成され、このタイヤ保管ステーショ
ンS1 には、タイヤTを起立状態で複数並設して一時的
に仮保持するバッファ装置13と、バッファ装置13に
て仮保持されているタイヤTを保持して自走して搬送す
る第2タイヤ搬送装置201と、第2タイヤ搬送装置201に
よって搬送された同サイズのタイヤTを受け取って起立
状態で且つ複数並設して保管する複数のタイヤ保管コン
ベヤ202とが配設されている。
【0065】本実施形態のタイヤ搬送システムでは、第
2タイヤ搬送装置201とタイヤ保管コンベヤ202のみが前
述した本実施形態のものと相違しており、その他の構成
はほぼ同様となっている。
【0066】即ち、図11及び図12、図13に示すよ
うに、タイヤ保管ステーションS1の第2タイヤ搬送装
置201において、第2ガイドレール211はタイヤ保管ステ
ーションS1 の中央部に位置し、複数の支持脚212によ
って支持されている。この第2ガイドレール211には移
動フレーム213が移動自在に支持され、移動フレーム213
に搭載された走行用モータ214の図示しない駆動ギヤが
第2ガイドレール211に付設されたラック215に噛み合っ
ている。この移動フレーム213にはフレームガイド216に
よって昇降フレーム217が上下移動自在に支持され、移
動フレーム213に搭載された昇降用エアシリンダ218の駆
動ロッドの先端部がこの昇降フレーム217に連結されて
いる。そして、この昇降フレーム217の上端部には旋回
用モータ219が搭載され、この旋回用モータ219によって
旋回駆動する旋回軸220にはタイヤ保持具221が装着され
ている。このタイヤ保持具221はタイヤTの中央部の孔
に挿入してこのタイヤTを保持するものである。
【0067】従って、走行用モータ214を駆動すること
で移動フレーム217を第2ガイドレール211に沿って移動
することができ、昇降用エアシリンダ218を駆動するこ
とで昇降フレーム217を上下移動することができ、旋回
用モータ219を駆動することでタイヤ保持具221を水平旋
回することができる。
【0068】また、タイヤ保管コンベヤ202において、
このタイヤ保管コンベヤ202はタイヤ保管ステーション
1 の中央部に設けられた通路Pを挟んでその両側に複
数並設されている。架台231の各端部には駆動ローラ232
と従動ローラ233がそれぞれ回転自在に装着されてお
り、この駆動ローラ232と従動ローラ233との間には取付
ブラケット234によって3列の搬送ローラ235,236,237
群がそれぞれ回転自在に装着されている。この3列の搬
送ローラ235,236,237のうち、中央部の搬送ローラ235
は水平をなしているが、その両側の搬送ローラ236,237
は搬送ローラ235に対して所定角度傾斜している。そし
て、架台231の下部には駆動モータ238が装着され、その
駆動軸239と駆動ローラ232と従動ローラ233と中継ロー
ラ240との間にはチェーン241が掛け回されている。ま
た、各搬送ローラ235,236,237群の搬送方向下流側に
は架台231にタイヤストッパ242が固定されている。
【0069】従って、駆動モータ238の駆動軸239を駆動
するとチェーン241を介して駆動ローラ235及び従動ロー
ラ233が回転駆動すると共に、搬送ローラ235が回転駆動
することができる。
【0070】このように構成された本実施形態のタイヤ
搬送システムにおいて、図11に示すように、タイヤ検
出器16が搬出コンベヤ11の下流端部にてタイヤTを
検出すると、第1タイヤ搬送装置12の移動フレーム2
3が第1ガイドレール21に沿って移動し、タイヤ保持
具31によって搬出コンベヤ11上のタイヤTを保持す
る。そして、この第1タイヤ搬送装置12はタイヤサイ
ズ信号に基づいて所定のタイヤ保管ステーションのバッ
ファ装置13へ移動し、バッファ装置13にタイヤTを
移載し、その後、この第1タイヤ搬送装置12の移動フ
レーム23は待機位置に復帰する。一方、バッファ装置
13に所定数のタイヤTが移載されると、第2タイヤ搬
送装置12の移動フレーム213が第2ガイドレール211に
沿ってバッファ装置13の下流端部まで移動し、タイヤ
保持具221によってこのバッファ装置13上のタイヤT
を保持する。そして、第2タイヤ搬送装置12はタイヤ
Tを保管するためのタイヤ保管番地信号に基づいて所定
のタイヤ保管コンベヤ202まで移動し、保持したタイヤ
Tをタイヤ保管コンベヤ202へ移載する。すると、タイ
ヤ保管コンベヤ202において、駆動モータ238によって各
搬送ローラ235が回転駆動することで、この各搬送ロー
ラ235上のタイヤTが起立状態でストッパ242に当接する
まで移動する。
【0071】このように第2タイヤ搬送装置201による
タイヤ保管コンベヤ202へのタイヤTの移載が完了する
と、移動フレーム213が第2ガイドレール211に沿って移
動し、第2タイヤ搬送装置213は待機位置に復帰する。
この繰り返しにより、バッファ装置13に仮保持された
タイヤTを第2タイヤ搬送装置201が所定番地のタイヤ
保管コンベヤ202へ順次移載していく。なお、このと
き、各搬送ローラ235はアキュムレート機能を有してお
り、すでに保管コンベヤ202上にタイヤTが載置されて
いる状態で、この第2タイヤ搬送装置201に新しくタイ
ヤTが搬送され、このタイヤTが搬送ローラ235上を移
動しても、この搬送ローラ235とストッパ242に当接して
いるタイヤTとの間でスリップすることはない。
【0072】上述したように本実施形態の本実施形態の
タイヤ搬送システムにあっては、タイヤ搬出コンベヤ1
1と、第1タイヤ搬送装置12と、タイヤ保管ステーシ
ョンS1 ,S2 ,S3 ,S4 ・・・とを具え、この各タ
イヤ保管ステーションS1 ,S2 ,S3 ,S4 ・・・
に、バッファ装置13と、第2タイヤ搬送装置201と、
タイヤ保管コンベヤ202とを設けたことで、タイヤTの
サイズによる区分けから搬送して所定位置へ保管するま
で処理を連続して自動的に行うことができ、作業者のよ
るタイヤ積込み作業が不要となることで作業者にかかる
負担が軽減する。また、タイヤを自動的に区分けして起
立状態で搬送することで、従来から使用していた振り分
けコンベヤや段積み装置やフォークリフトなどを不要と
して低コスト化が図れる。
【0073】また、タイヤTを起立状態で複数並設して
保管する保管手段をタイヤ保管コンベヤ202としたこと
で、第2タイヤ搬送装置201における移動フレーム213の
移動方向を一方向とし、構造を簡素化して低コスト化が
図れると共に、タイヤ搬送作業を迅速に行うことができ
る。
【0074】図14に第2実施形態のタイヤ搬送システ
ムにおけるタイヤ保管コンベヤの変形例を表す正面視、
図15にタイヤ保管コンベヤの側面視、図16にタイヤ
保管コンベヤの別の変形例を表す側面視を示す。なお、
前述した実施形態で説明したものと同様の機能を有する
部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
【0075】図14及び図15に示す本実施形態のタイ
ヤ搬送システムにおけるタイヤ保管コンベヤ250におい
て、架台251の各端部には駆動ローラ252と従動ローラ25
3がそれぞれ回転自在に装着されており、この駆動ロー
ラ252と従動ローラ253との間には取付ブラケット254に
よって3列の搬送ローラ255,256,257群がそれぞれ回
転自在に装着されている。この3列の搬送ローラ255,2
56,257のうち、中央部の搬送ローラ255は水平をなして
いるが、その両側の搬送ローラ256,257は搬送ローラ23
5に対して所定角度傾斜している。そして、駆動ローラ2
52と従動ローラ253と各搬送ローラ255,256,257群と中
継ローラ258と連結ローラ259との間には搬送ベルト260
が掛け回されている。また、架台251の下部には駆動モ
ータ261が装着され、その駆動軸262と連結ローラ259と
の間にはチェーン263が掛け回されている。また、搬送
ベルト260の搬送方向下流側には架台251にタイヤストッ
パ264が固定されている。
【0076】従って、駆動モータ261の駆動軸262を駆動
するとチェーン263を介して連結ローラ259が回転駆動
し、更に、駆動ローラ252と従動ローラ253と各搬送ロー
ラ255,256,257群と中継ローラ258と連結ローラ259と
の間に掛け回された搬送ベルト260が図14にて矢印方
向に移動することができる。
【0077】また、図16に示す本実施形態のタイヤ搬
送システムにおけるタイヤ保管コンベヤ270において、
架台271の上部には取付ブラケット272によって2列の搬
送ローラ273,274群がそれぞれ回転自在に装着されてい
る。この2列の搬送ローラ273,274はそれぞれ異なる角
度で傾斜している。そして、各搬送ローラ273,274のう
ちの一方の搬送ローラは図示しない駆動手段によって回
転駆動できるようになっている。
【0078】このように上述した各変形例において、各
タイヤ保管コンベヤ250,270にあっては、タイヤTを搬
送する搬送ローラ(搬送面)236,237,273,274が傾斜
して配設されているため、タイヤTを起立状態で安定し
て搬送できる。
【0079】なお、上述した第1実施形態では、第2搬
送装置14の保持ポール76が複数のタイヤTを保持す
るように、また、第2実施形態では、第2搬送装置201
の保持具221が一つのタイヤTを保持するようにした
が、本発明の環状部材の搬送装置は保持する環状部材(
タイヤT) の数に限定されるものではなく、タイヤ保持
具やタイヤ保持ポールの長さを変えることで保持するタ
イヤの数を設定することができ、これらは適用する設備
に応じて適宜設定すればよいものである。
【0080】また、第1搬送装置12において、第1ガ
イドレール21を1つの移動フレーム23を移動自在と
したが、処理するタイヤTの数に応じて移動フレーム2
3を2つ、あるいは3つとしてもよい。そして、第2搬
送装置14,201において、各移動フレーム23,216の
一側にタイヤ保持ポール76,タイヤ保持具221を設け
たが、両側に設けてもよい。
【0081】また、バッファ装置13において、搬送ベ
ルト46によって平らな搬送面を形成したが、図11乃
至図16に示したタイヤ保管コンベヤ202,250,270の
ように、複数の傾斜した搬送面を設けてもよく、この場
合であっても、前述と同様の作用効果を奏することがで
きる。
【0082】更に、第1搬送装置12をサイズ情報に基
づいてタイヤTを区分けして搬送する区分手段として構
成したが、タイヤ搬出コンベヤ11を予めサイズ情報に
基づいてタイヤ製造ラインから区分け搬出された同サイ
ズのタイヤTを搬出するものとし、第1搬送装置12を
このタイヤ搬出コンベヤ11からバッファ装置13にタ
イヤTを搬送する単なる搬送手段としてもよく、且つ、
各タイヤ保管ステーションS1 ,S2 ,S3 ,S4 ・・
・に同サイズのタイヤTを保管するするようにしてもよ
い。
【0083】本発明の環状部材の搬送装置は、タイヤ搬
送システムに限らず、環状部材を搬送設備に適用するこ
とができる。更に、本発明の環状部材の搬送装置は、本
発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能であ
る。
【0084】
【発明の効果】以上、実施形態において詳細に説明した
ように請求項1の発明の環状部材の搬送装置によれば、
複数の環状部材を連続して搬送する搬送手段と、複数の
保管ステーションに設けられて搬送手段によって搬送さ
れた環状部材を起立状態で且つ複数並べて一時的に保持
する仮保持手段と、仮保持手段の環状部材を保持して所
定位置に自走可能な移送手段と、移送手段によって移送
された環状部材を受け取って起立状態で且つ複数平面状
に並べて保管可能な保管手段とを設けたので、環状部材
の搬送保管処理を連続して自動的に行うことができ、作
業者にかかる負担を軽減することができると共に、各サ
イズごとの振り分けコンベヤや段積み装置やフォークリ
フトなどを不要とすることで低コスト化を図ることがで
き、また、環状部材を複数平面状に保管することでこの
環状部材の受渡しと取出しを容易とすることができる。
【0085】また、請求項2の発明の環状部材の搬送装
置によれば、搬送手段に連続して搬出される異なるサイ
ズの複数の環状部材をサイズ情報に基づいて区分けする
区分手段を設けたので、異なるサイズの複数の環状部材
をこの区分手段によって事前にサイズごとに区分けして
各保管ステーションの仮保持手段に搬送することとな
り、搬送される環状部材のサイズがばらばらであって
も、異なるサイズの環状部材を自動的に区分することが
できる。
【0086】また、請求項3の発明の環状部材の搬送装
置によれば、仮保持手段を、ベルトコンベヤと、このベ
ルトコンベヤに取付けられて環状部材を起立状態で保持
する複数の保持片と、受取位置と受渡位置に設けられて
環状部材の有無を検出する検出器とで構成したので、検
出器が受取位置で環状部材を検出するとこのベルトコン
ベヤを作動し、環状部材はベルトコンベヤ上で保持片に
よって起立状態で一時的に安定して仮保持され、検出器
が環状部材を受渡位置で検出すると、移送手段を作動し
てこの受渡位置にある環状部材をこの移送手段に受け渡
すこととなり、環状部材の搬送処理を停止させずに同サ
イズの環状部材を連続して処理することができ、搬送作
業効率の向上を図ることができる。
【0087】また、請求項4の発明の環状部材の搬送装
置によれば、ベルトコンベヤに搬送方向に対して平行な
少なくとも2つの搬送面を設け、この各搬送面を互いに
向き合うように所定角度傾斜させたので、環状部材の外
周部を確実に保持することで安定した仮保持や移動を可
能とすることができる。
【0088】また、請求項5の発明の環状部材の搬送装
置によれば、保管手段を各保管ステーション内に載置さ
れた複数の保管台とし、移送手段を各保管ステーション
内にほぼ水平に直交する2方向に沿って移動自在に支持
された1つの移動体とし、この移動体が移動することで
複数の保管台のうちの所定の保管台に保持した環状部材
を移載するようにしたので、保管台の構造の簡素化を図
ることができると共に、低コスト化を図ることができ、
また、環状部材の積込みを自動的に行うことで作業者に
かかる負担を軽減することができる。
【0089】また、請求項6の発明の環状部材の搬送装
置によれば、保管手段を各保管ステーション内に並設さ
れた複数のコンベヤとし、移送手段を各保管ステーショ
ン内にコンベヤの移動方向に直交する方向に沿って移動
自在な1つの移動体とし、この移動体が移動することで
複数のコンベヤのうちの所定のコンベヤに環状部材を移
載するようにしたので、移送手段の簡素化を図ることが
できると共に、移送手段が搬送した環状部材を連続して
受け取ることができ、環状部材の搬送保管処理を停止さ
せることがなく、搬送作業効率の向上を図ることができ
る。
【0090】また、請求項7の発明の環状部材の搬送装
置によれば、各保管ステーション内に並設された各コン
ベヤに搬送方向に対して平行な少なくとも2つの搬送面
を設け、各搬送面を互いに向き合うように所定角度傾斜
したので、この2つの搬送面で環状部材の外周部を確実
に保持することで安定して移動することができる。
【0091】また、請求項8の発明の環状部材の搬送装
置によれば、移送手段を各保管ステーション内を移動自
在に支持された移動体と、移動体に軸方向移動自在に取
付けられて環状部材の孔に挿脱自在な保持ポールと、保
持ポールを昇降するポール昇降手段とで構成したので、
移動体が移動するかまたは保持ポールが軸方向に移動す
ることで、仮保持手段に保持されている環状部材の孔に
この保持ポールを挿入し、この保持ポールを昇降手段に
よって上昇することで、保持ポールが環状部材を保持す
ることができ、一方、移動体が保管手段の近傍まで移動
して保持ポールを昇降手段によって下降することで、環
状部材を保管手段に載置し、移動体が移動するかまたは
保持ポールが軸方向に移動して環状部材の孔から保持ポ
ールを抜き取ることで、環状部材を保管手段に受け渡す
ことができ、複数の環状部材を容易に搬送して保管する
ことができる。
【0092】また、請求項9の発明の環状部材の搬送装
置によれば、保持ポールを水平方向に沿って旋回自在に
支持したので、移動体の移動方向の一側に仮保持手段が
配置され、他側に保管手段が配置されている場合であっ
ても、保持ポールを水平旋回させて向きを変えること
で、環状部材を容易に搬送することができる。
【0093】また、請求項10の発明の環状部材の搬送
装置によれば、保管手段を各保管ステーション内に載置
された複数の保管台とし、この保管台に環状部材を起立
状態で複数並べて保持するほぼ平行な少なくとも2つの
支持軸を設け、この支持軸を移送手段からの環状部材の
受取位置前方を下方に傾斜させたので、保管台の構造の
簡素化を図ることができると共に、複数の環状部材を斜
めに安定して保持することができる。
【0094】また、請求項11の発明の環状部材の搬送
装置によれば、所定のステーション内を移動自在に支持
された移動体と、移動体に軸方向移動自在に支持されて
環状部材を保持可能で保持ポールと、保持ポールを移動
するポール移動手段と、保持ポール昇降するポール昇降
手段とを設けたので、移動体がステーション内の所定位
置に停止しているとき、保持ポールをポール移動手段に
よって軸方向に移動して環状部材の孔にこの保持ポール
が挿入してから、この保持ポールをポール昇降手段によ
って上昇することで、保持ポールががこの環状部材を保
持することができ、一方、移動体が所定の位置まで移動
して保持ポールをポール昇降手段によって下降すると、
保持した環状部材を所定位置に載置し、この保持ポール
をポール移動手段によって軸方向に移動することで、環
状部材の孔から保持ポールを抜き取って移載することが
でき、複数の環状部材の搬送を短時間で容易に行うこと
ができる。
【0095】また、請求項12の発明の環状部材の搬送
装置によれば、保持ポールを水平方向に沿って旋回可能
に支持したので、移動体の移動方向の一側から他側に環
状部材を搬送する場合であっても、環状部材を保持した
保持ポールを水平旋回させて保持ポールの向きを変える
ことで、容易に環状部材の搬送が可能とすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る環状部材の搬送装
置としてのタイヤ搬送システムの平面概略図である。
【図2】タイヤ搬送システムにおけるタイヤ保管ステー
ションの平面概略図である。
【図3】第1タイヤ搬送装置の正面図である。
【図4】第1タイヤ搬送装置の側面図である。
【図5】第2タイヤ搬送装置の正面図である。
【図6】第2タイヤ搬送装置の平面図である。
【図7】タイヤ保管台の概略図である。
【図8】タイヤ搬送システムの制御ブロック図である。
【図9】第1タイヤ搬送装置の動作を表すフローチャー
トである。
【図10】第2タイヤ搬送装置の動作を表すフローチャ
ートである。
【図11】本発明の第2実施形態に係る環状部材の搬送
装置としてのタイヤ搬送システムの要部平面概略図であ
る。
【図12】本実施形態における第2タイヤ搬送装置とタ
イヤ保管コンベヤとの関係を表す正面図である。
【図13】タイヤ保管コンベヤの側面図である。
【図14】第2実施形態のタイヤ搬送システムにおける
タイヤ保管コンベヤの変形例を表す正面図である。
【図15】タイヤ保管コンベヤの側面図である。
【図16】タイヤ保管コンベヤの別の変形例を表す側面
図である。
【図17】従来のタイヤ搬送保管システムを表す概略図
である。
【符号の説明】
11 タイヤ搬出コンベヤ 12 第1タイヤ搬送装置(搬送手段、区分手段) 13 バッファ装置(仮保持手段) 14 第2タイヤ搬送装置(移送手段) 15 タイヤ保管台(保管手段) 21 第1ガイドレール 23 移動フレーム(移動体) 24 走行用モータ 28 昇降用エアシリンダ 29 旋回用モータ 31 タイヤ保持具 46 搬送ベルト 48 駆動モータ 61 第2ガイドレール 63 第3ガイドレール 67 走行用モータ 68 移動フレーム 69 走行用モータ 73 昇降用エアシリンダ(ポール昇降手段) 74 旋回用モータ 76 タイヤ保持用ポール 77 スライド用モータ(ポール移動手段) 101,102,103 コントローラ 201 第2タイヤ搬送装置(移送手段) 202 タイヤ保管コンベヤ(保管手段) 211 第2ガイドレール 213 移動フレーム(移動体) 215 走行用モータ 218 昇降用エアシリンダ 219 旋回用モータ 221 タイヤ保持具 235,236,237 搬送ローラ 250 タイヤ搬送コンベヤ 255,256,257 搬送ローラ 273,274 搬送ローラ S1 ,S2 ,S3 ,S4 タイヤ保管ステーション T タイヤ(環状部材)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の環状部材を連続して搬送する搬送
    手段と、複数の保管ステーションに設けられて前記搬送
    手段によって搬送された前記環状部材を起立状態で且つ
    複数並べて一時的に保持する仮保持手段と、該仮保持手
    段によって保持されている前記環状部材を保持して所定
    位置に自走可能な移送手段と、前記各保管ステーション
    に設けられて前記移送手段によって移送された前記環状
    部材を受け取って起立状態で且つ複数平面状に並べて保
    管可能な保管手段とを具えたことを特徴とする環状部材
    の搬送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の環状部材の搬送装置にお
    いて、前記搬送手段は、連続して搬出される異なるサイ
    ズの複数の環状部材をサイズ情報に基づいて区分けする
    区分手段を有することを特徴とする環状部材の搬送装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の環状部材の搬送装置にお
    いて、前記仮保持手段は、前記搬送手段の環状部材搬送
    方向とほぼ平行な方向に移動するベルトコンベヤと、該
    ベルトコンベヤに取付けられて前記環状部材を起立状態
    で保持する複数の保持片と、受取位置と受渡位置にそれ
    ぞれ設けられて前記環状部材の有無を検出する検出器と
    を有することを特徴とする環状部材の搬送装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の環状部材の搬送装置にお
    いて、前記ベルトコンベヤは、搬送方向に対して平行な
    少なくとも2つの搬送面を有し、該各搬送面は互いに向
    き合うように所定角度傾斜したことを特徴とする環状部
    材の搬送装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の環状部材の搬送装置にお
    いて、前記保管手段は前記各保管ステーション内に載置
    された複数の保管台であって、前記移送手段は前記各保
    管ステーション内にほぼ水平に直交する2方向に沿って
    移動自在に支持された1つの移動体であり、該移動体が
    移動することで前記複数の保管台のうちの所定の保管台
    に前記環状部材を移載することを特徴とする環状部材の
    搬送装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の環状部材の搬送装置にお
    いて、前記保管手段は前記各保管ステーション内に並設
    された複数のコンベヤであって、前記移送手段は前記各
    保管ステーション内に該コンベヤの移動方向に直交する
    方向に沿って移動自在に支持された1つの移動体であ
    り、該移動体が移動することで前記複数のコンベヤのう
    ちの所定のコンベヤに前記環状部材を移載することを特
    徴とする環状部材の搬送装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の環状部材の搬送装置にお
    いて、前記各保管ステーション内に並設された各コンベ
    ヤは、搬送方向に対して平行な少なくとも2つの搬送面
    を有し、該各搬送面は互いに向き合うように所定角度傾
    斜したことを特徴とする環状部材の搬送装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の環状部材の搬送装置にお
    いて、前記移送手段は、前記各保管ステーション内を移
    動自在に支持された移動体と、該移動体に軸方向移動自
    在に取付けられて前記環状部材の孔に挿脱自在な保持ポ
    ールと、該保持ポールを昇降するポール昇降手段とを有
    することを特徴とする環状部材の搬送装置。
  9. 【請求項9】 請求項6記載の環状部材の搬送装置にお
    いて、前記保持ポールは水平方向に沿って旋回自在に支
    持されたことを特徴とする環状部材の搬送装置。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の環状部材の搬送装置に
    おいて、前記保管手段は前記各保管ステーション内に載
    置された複数の保管台であって、該保管台は前記環状部
    材を起立状態で複数並べて保持するほぼ平行な少なくと
    も2つの支持軸を有し、該支持軸は前記移送手段からの
    前記環状部材の受取位置前方が下方に傾斜していること
    を特徴とする環状部材の搬送装置。
  11. 【請求項11】 所定の保管ステーション内を移動自在
    に支持された移動体と、該移動体に軸方向に沿って移動
    自在に支持された環状部材を保持可能な保持ポールと、
    該保持ポールを移動するポール移動手段と、前記保持ポ
    ール昇降するポール昇降手段とを具えたことを特徴とす
    る環状部材の搬送装置。
  12. 【請求項12】 請求項8記載の環状部材の搬送装置に
    おいて、前記保持ポールは水平方向に沿って旋回可能に
    支持されたことを特徴とする環状部材の搬送装置。
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