JP3775209B2 - 自動倉庫設備の入庫システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、同一種類の荷を所定個数まとめて入出庫するのに好都合な自動倉庫設備の入庫システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
棚と入出庫用走行クレーンとの組み合わせから成る自動倉庫ユニットの前記入出庫用走行クレーンとして、昇降キャレッジ上に、それぞれ棚との間で荷を移載する複数の荷移載手段をクレーン走行方向に並設したものが知られている。このような入出庫用走行クレーンを備えた自動倉庫ユニットが複数並設されている自動倉庫設備に於いて、製造ラインや入荷ラインから送り込まれるいろいろな種類の荷を保管する場合、出来る限り同一種類の荷を前記入出庫用走行クレーンが同時に入出庫し得る数(荷移載手段の並設数)だけまとめて入庫した方が、同一種類の荷を複数づつ出庫する場合に前記入出庫用走行クレーンの機能を発揮させて能率良く出庫作業が行える。
【0003】
しかしながら、各自動倉庫ユニットに専用の入庫ラインを設けて、送り込まれる荷の種類毎に使用する入庫ライン(自動倉庫ユニット)を選択する方法では、種類によって取り扱う荷の数に大きなばらつきがある場合、全ての自動倉庫ユニットを効率良く使用することが出来ないし、入庫ラインの数も多くなって設備コストも高くつく。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記のような従来の問題点を解消し得る自動倉庫設備の入庫システムを提供することを目的とするものであって、その手段を後述する実施形態の参照符号を付して示すと、一つの入庫ライン2に対し複数並設された自動倉庫ユニット1A〜1Nと制御装置とを備え、各自動倉庫ユニット1A〜1Nは、棚4、入出庫用走行クレーン5、及び入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nの組み合わせから成り、入出庫用走行クレーン5は、入庫用バッファコンベヤ3A〜3N及び棚4との間で荷を移載する複数の荷移載手段8a〜8dがクレーン走行方向に並設された昇降キャレッジ7を備え、入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nは、送り込まれた複数の荷を入出庫用走行クレーン5の各荷移載手段8a〜8dに対応するようにクレーン走行方向に順番に位置決め停止させるものであり、入庫ライン2には、各入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nへ荷を仕分ける仕分け手段14A〜14Nが配設された自動倉庫設備であって、
前記制御装置は、入庫ライン2に送り込まれてくる荷毎の種類情報と各入庫用バッファ コンベヤ3A〜3N上の荷の在席情報及び種類情報に基づいて自動実行される入庫プロ グラムを備え、この入庫プログラムによって、
入庫ライン2に送り込まれた荷が、先に当該荷と同一種類の荷の仕分け先に割り当て られ且つその荷が未だ入出庫用走行クレーン5側に移載されていない入庫用バッファ コンベヤ3A〜3Nに仕分けられるように前記仕分け手段14A〜14Nが制御され ると共に、
入庫用バッファコンベヤ3A〜3N上に前記荷移載手段8a〜8dの並列数と同一数だけ同一種類の荷が位置決め停止されたときに当該複数個の荷が前記荷移載手段8a〜8dにより昇降キャレッジ7上にまとめて移載され、この昇降キャレッジ7上の荷が棚4に入庫されるように入出庫用走行クレーン5が制御される構成となっている。
【0005】
上記構成の本発明システムを実施するについて、入庫用バッファコンベヤ3A〜3N上に 1 番目の荷が到着した後の経過時間を計測するタイマーを設けると共に入庫用バッファコンベヤ3A〜3N上に荷移載手段8a〜8dの並列数と同一数の荷がまとまるまでの待ち時間を設定しておき、前記制御装置の入庫プログラムにより、前記タイマーの計測時間が前記設定時間を経過したとき、入庫用バッファコンベヤ3A〜3N上の荷の数に関係なくこの入庫用バッファコンベヤ3A〜3N上の荷を入出庫用走行クレーン5へ移載して入庫作業を行うように入出庫用走行クレーン5を制御させることが出来る。
【0006】
又、前記制御装置の入庫プログラムにより、入庫ライン2に送り込まれてくる荷の仕分け先に割り当てる入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nが無いときは、空き状態の入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nに、この空き状態の入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nも無いときは、入庫用バッファコンベヤ3A〜3N上で待機している荷の数が最も多いものから選択した入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nに、当該荷を仕分けるように前記仕分け手段を制御させることも出来る。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の好適実施形態を添付図に基づいて説明すると、図1に於いて、1A〜1Nは並設された複数の自動倉庫ユニットであり、一つの入庫ライン2にそれぞれ入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nを介して接続されている。各自動倉庫ユニット1A〜1Nは、棚4と入出庫用走行クレーン5との組み合わせから成る。
【0008】
各入出庫用走行クレーン5は、図2及び図3に示すように、昇降ガイド支柱6に沿って昇降する一つの昇降キャレッジ7上に、複数(図示例は4つ)の荷移載手段8a〜8dがクレーン走行方向に並設されたもので、図示のものは、床側に敷設された支持用ガイドレール9と天井側に架設された振れ止め用ガイドレール10とに案内されて、棚4に沿って走行することが出来る。図示される各荷移載手段8a〜8dは、図2B及び図2Cに示すように、昇降キャレッジ7の左右巾方向に荷を支持して搬送するベルトコンベヤやローラーコンベヤ等から成る荷移載用コンベヤ11と、当該荷移載用コンベヤ11の左右両側に配設されて互いに接近離間移動可能で且つ荷移載用コンベヤ11の搬送方向に出退移動自在な左右一対の荷挟持引き込み送り出し具12との組み合わせから構成されている。
【0009】
棚4は、立体的に荷収納区画13を備えたものが入出庫用走行クレーン5の走行通路の左右両側に立設されており、各荷収納区画13は、荷の底面全体を支持するフラットな荷支持面を備えたもの(必要に応じて荷移載時の荷の滑動を円滑にする手段(滑動助長面材やフリーローラーコンベヤ等)を併設したものであっても良い)で、クレーン走行方向に昇降キャレッジ7上の荷移載手段8a〜8dの並設数及び間隔と同一条件で複数の荷を支持し得る長さを有する。
【0010】
入庫用バッファコンベヤ3A〜3N上(又は棚4上)の荷Wを昇降キャレッジ7側へ移載するときは、図2B,Cに示すように、左右一対の荷挟持引き込み送り出し具12を入庫用バッファコンベヤ3A〜3N側(又は棚4側)へ一定距離だけ進出移動させた状態で互いに接近移動させることにより、当該左右一対の荷挟持引き込み送り出し具12の先端部分で荷Wの端部を左右両側から挟持させ、次に当該左右一対の荷挟持引き込み送り出し具12を昇降キャレッジ7上のホームポジションまで引き込み移動させることにより、荷Wの端部が荷移載用コンベヤ11上に移載される。このとき、荷移載用コンベヤ11を荷挟持引き込み送り出し具12の引き込み移動速度と同一速度で荷引き込み方向に駆動させておくと、ホームポジションに戻った左右一対の荷挟持引き込み送り出し具12を互いに離間移動させて荷Wを開放させると、端部が荷移載用コンベヤ11上に乗り移っている荷Wが当該コンベヤ11により昇降キャレッジ7上に完全に乗り移る所定位置まで搬入される。
【0011】
昇降キャレッジ7上の荷Wを出庫用コンベヤ20A〜20N(図3参照)(又は棚4側)へ移載するときは、上記と逆の手順で荷移載用コンベヤ11及び左右一対の荷挟持引き込み送り出し具12を作動させれば良い。前記出庫用コンベヤ20A〜20Nは、各自動倉庫ユニット1A〜1N毎に入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nの下側(又は上側)に配設され、入庫ライン2の下側(又は上側)の出庫ライン21に接続するものであるが、ホームポジションに於ける入出庫用走行クレーン5の左右両側に振り分け状に配設することも出来る。
【0012】
尚、上記の棚4及び入出庫用走行クレーン5の構成は、一例を示すもので、これに限定されるものでないことは勿論である。
【0013】
図1に示すように入庫ライン2には、これに直角に接続されている各入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nに対し荷を仕分けるための仕分け手段14A〜14Nが配設されている。しかして、入庫ライン2の入口近傍位置には、通過する荷Wの種類を判別するセンサー15が配設されている。当該センサー15は、荷Wに表示されている種類判別用マーク(バーコード等も含む)を読み取ったり、荷Wの形状から当該荷Wの種類を識別するもの等が使用される。勿論、このような荷種類判別用センサー15を使用しないで、入庫ライン2に送り込まれる荷Wと同期するトラッキングデータに当該荷Wの種類判別用データを持たせ、このトラッキングデータを利用してソフト的に入庫ライン2に送り込まれる荷Wの種類が判別出来るように構成することも出来る。
【0014】
各入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nは、図2に示すように、移載待機エリア16とこれより上手(入庫ライン2)側のストレージエリア17とから成り、移載待機エリア16には、当該入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nから荷を受け取るためのホームポジションに停止している入出庫用走行クレーン5の昇降キャレッジ7上の各荷移載手段8a〜8dに対応する位置に荷Wを停止待機させるための固定ストッパー18a及び出退自在なストッパー18b〜18dと、各ストッパー18a〜18dで停止された荷Wの有無を検出する荷在席センサー19a〜19dとが配設され、ストレージエリア17は、移載待機エリア16が荷Wで満杯になったときに閉じて後続の荷Wをストレージし、移載待機エリア16が空になったとき、ストレージしている荷Wを一つづつ移載待機エリア16に送り出すことが出来るものである。勿論、入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nは、ストレージエリア17を省いて、移載待機エリア16のみから構成することも出来る。
【0015】
上記構成の自動倉庫設備には、各自動倉庫ユニット1A〜1Nの入出庫用走行クレーン5、入庫ライン2上の仕分け手段14A〜14N、各入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nのストッパー18a〜18d等を、入庫ライン2に送り込まれる荷W毎の種類情報、即ち、荷種類判別用センサー15等で得られる荷W毎の種類情報や、荷在席センサー19a〜19dから得られる検出情報等に基づいて自動制御するために、プログラマブルシーケンサーやコンピューター等から成る制御装置が併設される。
【0016】
前記制御装置によって実行される入庫プログラムを図4及び図5に示すフローチャートに基づいて説明すると、入庫ライン2には荷Wが種類別に分けてではなく不規則に送り込まれる。このように入庫ライン2に送り込まれる荷Wの種類が荷種類判別用センサー15によって読み取られる(S1)と、全ての入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nが空き状態である(その日の作業開始時等)か否かが判別され(S2)、全ての入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nが空き状態であるときは、最も近い位置にある入庫用バッファコンベヤ3N又は最も遠い位置にある入庫用バッファコンベヤ3A等、予め設定されたルールに従って選択された一つの入庫用バッファコンベヤに当該荷Wが仕分けられるように、仕分け手段14A〜14Nの一つがタイミングを計って作動せしめられる(S3)。
【0017】
仕分け手段14A〜14Nによって入庫ライン2から一つの入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nに仕分けられた荷Wは、ストレージエリア17を経由して移載待機エリア16に入り、1番目の固定ストッパー18aで停止せしめられ、荷在席センサー19aがオンになる(S8)。この荷在席センサー19aのオンにより、リセットされていたタイマーによる経過時間の計測が開始される(S9)。尚、1番目の荷在席センサー19aがオンになると、2番目のストッパー18bが作用位置に切り換えられ、次にこの入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nに仕分けられた荷Wは、2番目のストッパー18bで停止せしめられ、荷在席センサー19bがオンになる。以下同様にして、次々に同一入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nに仕分けられた荷Wは、順次ストッパー18a〜18dで受け止められる。移載待機エリア16が満杯になると、この後の荷Wは、先に説明したようにストレージエリア17でストレージされる。
【0018】
尚、入庫ライン2の入口の荷種類判別用センサー15の位置を通過した後の各荷Wの種類情報は、その荷Wの移動と同期するトラッキングデータにより荷Wの位置情報とセットになって管理される。従って、荷種類判別用センサー15で種類が判別された荷Wをその種類に応じて決定された仕分け先の入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nに仕分けるための仕分け手段14A〜14Nの作動タイミングは、前記トラッキングデータに基づいて決定され、目的の入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nに仕分けられると共に、各入庫用バッファコンベヤ3A〜3N上での各荷Wの種類及び位置も前記トラッキングデータにより判別出来る。勿論、後述のように、各入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nから入出庫用走行クレーン5に移され、当該入出庫用走行クレーン5で棚4に入庫される各荷Wの棚4での保管位置も、その種類情報と共に、前記トラッキングデータに基づいて管理される。
【0019】
しかして、全ての入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nが空き状態でない場合は、センサー15によって判別された種類と同一種類の荷Wが移載待機エリア16に在席する入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nが検索される(S4)。この検索の結果、同一種類の荷Wが移載待機エリア16に在席する入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nがあるときは、当該入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nにその荷Wを仕分けるように、仕分け手段14A〜14Nの一つがタイミングを計って作動せしめられる(S5)。
【0020】
検索結果が、同一種類の荷Wが移載待機エリア16に在席する入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nがないときは、空き状態の入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nが有るか否かの二次検索が行われ(S6)、なければ、移載待機エリア16が空き状態になる時期が早いと考えられる入庫用バッファコンベヤ、即ち、移載待機エリア16が満杯かそれに近い入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nにその荷Wを仕分けるように、仕分け手段14A〜14Nの一つがタイミングを計って作動せしめられる(S7)。そして、前記二次検索の結果、空き状態の入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nが有るときは、その空き状態の入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nから予め設定されたルールに従って選択された一つの空き状態の入庫用バッファコンベヤにその荷Wを仕分けるように、仕分け手段14A〜14Nの一つがタイミングを計って作動せしめられる(S3)。
【0021】
上記の仕分け先決定の制御は、入庫ライン2に送り込まれた荷Wの種類に基づいて仕分け先が決定された時点(上記実施形態では、荷種類判別用センサー15により読み取られた種類に基づいて仕分け先が決定された時点)を基準に行われ、実際に入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nに仕分けられた結果に基づくものではない。即ち、仕分け先が決定されているが未だ入庫ライン2上にある全ての荷Wが仕分けられたものとして制御される。
【0022】
しかして、上記実施形態では、全ての入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nが、そのストレージエリア17も含めて完全に満杯になることはないと仮定して制御しているが、このような状況も予想されるときは、全ての入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nが満杯であるとき(当然、仕分け先が決定されているが未だ入庫ライン2上にある全ての荷Wが仕分けられたものと仮定してのこと)は、仕分け先決定位置(上記実施形態では、荷種類判別用センサー15の位置)で一つの入庫用バッファコンベヤが空くまで停止待機させるように構成することも出来る。
【0023】
上記の仕分け先決定制御によって、各入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nには、原則として同一種類の荷Wが連続するように仕分けされるが、入庫用バッファコンベヤ3A〜3N毎に仕分けされる荷Wの種類が特定されるわけではなく、同一種類の荷Wが多く入庫ライン2に送り込まれるときは、複数の入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nに分けるように仕分けされることになり、この場合に原則に則って仕分け出来ないときは、他の種類の荷Wが仕分けされている入庫用バッファコンベヤに仕分けされることもある。
【0024】
しかして、各入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nに順次荷Wが仕分けされ、その移載待機エリア16に先頭のものから順番にストッパー18a〜18dで停止せしめられるが、1番目の荷Wが荷在席センサー19aで検出されたときから設定時間を経過するまでに(S10)、所定個数、即ち、4つの荷Wが移載待機エリア16に貯められて全ての荷在席センサー19a〜19dの全てがオンする(S11)と、入出庫用走行クレーン5が、入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nの移載待機エリア16に昇降キャレッジ7が隣接する入庫作業待機状態にあるか又は当該入庫作業待機状態になったとき(S12)、昇降キャレッジ7上で並列する4つの荷移載手段8a〜8dが作動して、先に説明したように入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nの移載待機エリア16で待機する4つの荷Wが同時に昇降キャレッジ7上に移載される(S13)。
【0025】
この後、入出庫用走行クレーン5の走行と昇降キャレッジ7の昇降運動とにより、棚4の荷収納区画13の内、予め決定された入庫対象の荷収納区画13に昇降キャレッジ7が隣接せしめられ、当該昇降キャレッジ7上の4つの荷移載手段8a〜8dが作動して、先に説明したように昇降キャレッジ7上の4つの荷Wが同時に一つの荷収納区画13に移載入庫される(S14)。この場合、原則的には、一つの荷収納区画13に4つの荷Wが並列するように移載入庫されるが、そのような空き状態の荷収納区画13がないときは、昇降キャレッジ7上の4つの荷Wは複数の荷収納区画13に分けて移載入庫される。この場合は、荷移載手段8a〜8dは、各別に作動することになる。この入庫作業が完了すると、入出庫用走行クレーン5は元のホームポジションまで復帰する。
【0026】
尚、入庫作業が完了したとき、入出庫用走行クレーン5をホームポジションまで復帰させないで、出庫作業を引き続いて行わせることも出来る。勿論、ホームポジションで待機している入出庫用走行クレーン5は、出庫作業指令に従って出庫作業も行う。
【0027】
若し、入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nに仕分けられた1番目の荷Wが荷在席センサー19aで検出されたときから4番目の荷Wが荷在席センサー19dで検出されるまで(全ての荷在席センサー19a〜19dがオンするまで)に設定時間が経過すると(S10)、入出庫用走行クレーン5が入庫作業待機状態にあるか又は当該入庫作業待機状態になったとき(S12)に直ちに入庫作業が行われる。即ち、所定個数(4つ)未満であっても、待ち時間が設定時間を越えると棚4に入庫されることになる。この場合は、4つの荷移載手段8a〜8dの内、荷在席位置に対応するものだけを作動させれば良い。
【0028】
尚、待ち時間の計時を行うタイマーは、入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nの移載待機エリア16に於ける1番目の荷在席センサー19aがオフしたとき、即ち、入庫用バッファコンベヤ3A〜3Nの移載待機エリア16から入出庫用走行クレーン5の昇降キャレッジ7上に荷Wが移載されたときにリセットする(S16)ことが出来る。
【0029】
【発明の効果】
本発明の自動倉庫設備の入庫システムは以上のように実施し得るものであって、係る本発明の入庫システムによれば、一つの入庫ラインに複数の自動倉庫ユニットが接続され、各自動倉庫ユニットの入出庫用走行クレーンが、その昇降キャレッジ上に複数の荷移載手段をクレーン走行方向に並設したものである自動倉庫設備に於いて、前記入庫ライン上で複数種類の荷が不規則に搬送されてくる状況であるにもかかわらず、各自動倉庫ユニットに、原則として同一種類の荷を前記荷移載手段の並設数と同一数一まとめにして入庫することが出来る。
【0030】
従って、入庫作業時に於ける入出庫用走行クレーンの稼働効率を高めることが出来ると共に、出庫時にも同一種類の荷を前記荷移載手段の並設数と同一数一まとめにして出庫することが出来るので、出庫作業時に於ける入出庫用走行クレーンの稼働効率も高めることが出来る。換言すれば、昇降キャレッジ上に複数の荷移載手段をクレーン走行方向に並設した入出庫用走行クレーンの機能を十分発揮させることが出来るのであるが、このために各自動倉庫ユニット毎に入庫ラインを併設し、各入庫ライン毎に種類分けして荷を送り込む必要がなく、設備コストも削減出来る。
【0031】
尚、請求項2に記載の構成によれば、数の少ない種類の荷を仕分け先に割り当てられた自動倉庫ユニットの稼働効率が極端に低下することを防止出来る。又、請求項3に記載の構成によれば、荷の仕分け先に割り当てる入庫用バッファコンベヤ、即ち同一種類の荷が先に仕分け先に割り当てられ且つその荷を未だ入出庫用走行クレーン側に移載していない入庫用バッファコンベヤが無いときに、該当する入庫用バッファコンベヤ(自動倉庫ユニット)が現出するまで入庫を待たせることがなくなり、効率良く入庫作業を行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自動倉庫設備全体の概略平面図である。
【図2】 A図は一つの自動倉庫ユニットの要部を示す平面図であり、B図及びC図は荷移載手段の荷移載作用を説明する平面図である。
【図3】 一つの自動倉庫ユニットの要部を示す立面図である。
【図4】 入庫システム全体の流れを説明するフローチャートである。
【図5】 入庫システムの入庫用バッファコンベヤから入出庫用走行クレーンへの移載の流れを説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1A〜1N 自動倉庫ユニット
2 入庫ライン
3A〜3N 入庫用バッファコンベヤ
4 棚
5 入出庫用走行クレーン
7 昇降キャレッジ
8a〜8d 荷移載手段
11 荷移載用コンベヤ
12 左右一対の荷挟持引き込み送り出し具
13 棚の荷収納区画
14A〜14N 仕分け手段
15 荷種類判別用センサー
16 入庫用バッファコンベヤの移載待機エリア
17 ストレージエリア
18a〜18d ストッパー
19a〜19d 荷在席センサー

Claims (3)

  1. 一つの入庫ラインに対し複数並設された自動倉庫ユニットと制御装置とを備え、各自動倉庫ユニットは、棚、入出庫用走行クレーン、及び入庫用バッファコンベヤの組み合わせから成り、入出庫用走行クレーンは、入庫用バッファコンベヤ及び棚との間で荷を移載する複数の荷移載手段がクレーン走行方向に並設された昇降キャレッジを備え、入庫用バッファコンベヤは、送り込まれた複数の荷を入出庫用走行クレーンの各荷移載手段に対応するようにクレーン走行方向に順番に位置決め停止させるものであり、入庫ラインには、各入庫用バッファコンベヤへ荷を仕分ける仕分け手段が配設された自動倉庫設備であって、
    前記制御装置は、入庫ラインに送り込まれてくる荷毎の種類情報と各入庫用バッファコ ンベヤ上の荷の在席情報及び種類情報に基づいて自動実行される入庫プログラムを備え 、この入庫プログラムによって、
    入庫ラインに送り込まれた荷が、先に当該荷と同一種類の荷の仕分け先に割り当てら れ且つその荷を未だ入出庫用走行クレーン側に移載していない入庫用バッファコンベ ヤに仕分けられるように前記仕分け手段が制御されると共に、
    入庫用バッファコンベヤ上に前記荷移載手段の並列数と同一数だけ同一種類の荷が位 置決め停止されたときに当該複数個の荷が前記荷移載手段により昇降キャレッジ上に まとめて移載され、この昇降キャレッジ上の荷が棚に入庫されるように入出庫用走行 クレーンが制御される、
    自動倉庫設備の入庫システム。
  2. 入庫用バッファコンベヤ上に 1 番目の荷が到着した後の経過時間を計測するタイマーが設けられると共に入庫用バッファコンベヤ上に荷移載手段の並列数と同一数の荷がまとまるまでの待ち時間が設定され、前記制御装置の入庫プログラムは、前記タイマーの計測時間が前記設定時間を経過したとき、入庫用バッファコンベヤ上の荷の数に関係なくこの入庫用バッファコンベヤ上の荷を入出庫用走行クレーンへ移載して入庫作業を行うように入出庫用走行クレーンを制御する、請求項1に記載の自動倉庫設備の入庫システム。
  3. 前記制御装置の入庫プログラムは、入庫ラインに送り込まれてくる荷の仕分け先に割り当てる入庫用バッファコンベヤが無いときは、空き状態の入庫用バッファコンベヤに、この空き状態の入庫用バッファコンベヤも無いときは、入庫用バッファコンベヤ上で待機している荷の数が最も多いものから選択した入庫用バッファコンベヤに、当該荷を仕分けるように前記仕分け手段を制御する、請求項1又は2に記載の自動倉庫設備の入庫システム。
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