JPS63134285A - 熱又は光印刷用透明フイルム - Google Patents

熱又は光印刷用透明フイルム

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JPS63134285A
JPS63134285A JP61279757A JP27975786A JPS63134285A JP S63134285 A JPS63134285 A JP S63134285A JP 61279757 A JP61279757 A JP 61279757A JP 27975786 A JP27975786 A JP 27975786A JP S63134285 A JPS63134285 A JP S63134285A
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JP
Japan
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transparent film
meth
film
component
thermochromogenic
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JP61279757A
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English (en)
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Kiyoshi Ono
清 小野
Yasuo Sakurai
康雄 櫻井
Yoshio Kishimoto
芳男 岸本
Hideyuki Tamura
田村 秀之
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Nichiban Co Ltd
Original Assignee
Nichiban Co Ltd
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Publication date
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/30Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used using chemical colour formers

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  • Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、熱や光を印刷手段として用い1文字や図形等
を容易に印刷することが可能な透明フィルムに関し、さ
らに詳しくはオーバーへノドプロジェッタ−(以下、r
OHP」と略す)やスライド投影機等に適用可能な熱又
は光印刷用透明フィルムに関する。
[従来の技術] 近年、プラスチック表面に文字等を印刷したものが各種
の用途に供されており、かかる用途の1つとしてOHP
用フィルムがある。現在市販されているOHP用フィル
ムにはポリエチレンテレフタレートフィルムの厚手のも
のが使用されている。かかる透明フィルムに文字や図形
等を印刷する場合には、静電複写装置で透明フィルム表
面にトナーを付着させたのち、熱ローラーにより高い温
度でトナーを融着させる方法が一般的である。したがっ
て、かかる方法では高価な静電複写装置が必要となり、
また熱変形しないようにフィルムを厚くする必要がある
。このような理由 。
から従来のOHP用透明フィルムは、高価格にならざる
を得ないという問題がある。さらに、静電複写装置を用
いる場合は、装置の性能により複写できるフィルムの大
きさが制限されるという問題もある。また、これら以外
にも1例えば従来は白ぬき文字のフィルム印刷物を得る
場合には1M稿を一旦写真撮影する工程が必要となり、
印刷操作が煩雑になる問題もある。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は、従来透明フィルムに文字や図形等を印刷する
場合において高価な装置を必要とすることや該装着の性
能により複写できる透明フィルムの大きさが制限される
こと、さらには印刷操作が煩雑であることなどの問題点
を解決し、熱や光により簡単に、かつ短時間で文字や図
形の印刷が可能な透明フィルムを提供することを目的と
する。
[問題点を解決するための手段] 本発明は2合成高分子化合物からなる透明フィルム、特
に下記のポリウレタン(メタ)アクリレート樹脂を主構
成材料とする透明フィルムが、優れた耐熱性や透明性を
有するところから文字や図形等の印刷用として最適であ
るという点に着目して本発明を完成するに到った。
すなわち本発明の光又は熱印刷用透明フィルムは、合成
高分子化合物からなる透明フィルムに、熱発色性化合物
及び/又は光発色性化合物が含有されていることを特徴
とし、好ましくは。
(A)(イ)ジフェニルメタンジイソシアネート。
カルボジイミドで変性されたジフェニルメタンジイソシ
アネート及びジフェニルメタン構造を有するポリイソシ
アネートからなる群より選ばれる少なくとも1種;(ロ
)1分子中に少なくとも2個以上の活性水素を含有する
低分子量化合物、酸無水物及び2官能性以上のグリシジ
ル化合物からなる群より選ばれる少なくとも1種;並び
に (ハ)(メタ)アクリル酸又はイソシアネート基と反応
しうる官能基を有する(メ タ)アクリル酸誘導体; の反応生成物であるポリウレタン(メタ)アクリレート
樹脂、と(B)必要に応じて光増感剤及び/又は熱増感
剤を構成材料とする透明フィルムであって、前記透明フ
ィルムに(C)熱発色性化合物及び/又は光発色性化合
物が含有されていることを特徴とする。
以下において本発明を詳述する。
本発明のi!i11フィルムの好ましい構成材料である
(A)成分のポリウレタン(メタ)アクリレート樹脂は
、下記の(イ)〜(ハ)成分から製造することができる
(A)成分の製造原料である(イ)成分は、カルボジイ
ミドで変性されたジフェニルメタンジイソシアネート、
ジフェニルメタンジイソシアネート及びジフェニルメタ
ン構造を有するポリイソシアネートからなる群から選ば
れる少なくとも1種である。したがって、これらの化合
物は、2種以上を併用して(イ)成分とすることができ
る。
かかる(イ)成分であるカルボジイミドで変性されたジ
フェニルメタンジイソシアネートとしては、例えば、 0CR)QcH2((防N=c=N((防c)1.−<
防NGO等を挙げることができ; ジフェニルメタン構造を有するポリイソシアネートとし
ては、例えば、 等を挙げることができ、具体的には、ミリオネー)MT
、  ミリオネートMTL及びミリオネートMR(商品
名;日本ポリウレタン工業製)を挙げることができる。
(ロ)成分は、1分子中に少なくとも2個以上の活性水
素を含有する低分子量化合物、酸無水物及び2官能性以
上のグリシジル化合物からなる群より選ばれる少なくと
も1種である。したがって、これらの各化合物は、2種
以上を併用して(ロ)成分とすることができる。
かかる(口)成分中、1分子中に少なくとも2個以上の
活性水素を含有する化合物としては、例えば、メチレン
グリコール、エチレングリコール、1,4−ブタンジオ
ール、1.3−ブタンジオール、2.3−ブタンジオー
ル、1.5−ベンタンジオール、1,8−オクタンジオ
ール及び1.10−デカンジオールなどの2価のアルコ
ール:コハク酸、グルタル酸、アジピン醸、ピメリン酸
、スペリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、フタル酸、
マレイン醜及びイタコン酸などの2価のカルボン酸;並
びに、1.2−エチレンジアミン、1.2−プロパンジ
アミン、1.4−ブタンジアミン、1.5−ペンタンジ
アミン、1.6−ヘキサンジアミンなどの2価のアミン
;などを挙げることができ、さらには、1分子中に活性
水素を3個以上有するポリオール、ポリカルボン酸及び
ポリアミンなども挙げることができる。
酸無水物としては1例えば、無水コハク酸、無水マレイ
ン酸、無水トリメリット酸、無水ハイミック酸、無水ピ
ロメリット醜、無水フタル酸などを挙げることができる
。また、2官能性以上のグリシジル化合物としては、例
えば、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、
ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテル、ネオ
ペンチルグリコールジグリシジルエーテル、グリセロー
ルポリグリシジルエーテル、トリメチロールプロパンポ
リグリシジルエーテルなどを挙げることができる。
(ハ)成分は、メタクリル酸もしくはアクリル酸又はイ
ソシアネート基と反応しうる官能基を有するメタクリル
酸もしくはアクリル酸誘導体である。(ハ)成分中、イ
ソシアネート基と反応しうる官能基を有するメタクリル
酸もしくはアクリル酸誘導体としては1例えば、グリシ
ジル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリ
レート、(メタ)アクリルアミド及びN−メチロール(
メタ)アクリルアミドなどを挙げることができる。かか
る、(ハ)成分の各化合物は、2種以上を併用すること
もできる。
(A)成分は、上記の(イ)〜(ハ)成分を原料として
製造するが、その製造方法は、例えば次のとおりである
(イ)〜(ハ)の各成分を、非活性溶剤1例えばトルエ
ン、キシレン、酢酸エチル、シクロヘキサノンなどに、
約1.2〜1.6g/aZの濃度になるように溶解させ
1次いで、約60〜80℃で約5〜10時間反応させる
0反応終了後、減圧下で加熱しながら非活性溶剤を除去
して、(A)成分のポリウレタン(メタ)アクリレート
樹脂を得ることができる。かかる(A)成分の製造に使
用する(イ)〜(ハ)成分の量は、(イ)成分100重
量部に対して、(ロ)成分は10〜250重量部、好ま
しくは5〜150重量部であり、(ハ)成分は55〜2
00重量部、好ましくは80−150重量部である。ま
た、(A)成分の製造時においては、必要に応じて、ジ
ラウリン酸ジーn−ブチル錫などの重合開始剤やメタノ
ールなどの重合停止剤を使用することもできる。
本発明の透明フィルムの好ましい構成材料である(B)
成分は、光増感剤及び/又は熱増感剤である。かかる(
B)成分は、(A)成分を硬化させる手段に応じて必要
となる成分である。
すなわち光増感剤は、(A)成分を紫外線硬化型にする
場合にのみ必要な成分である。かかる光増感剤としては
、例えば、芳香族炭化水素、ベンゾフェノン及びその誘
導体、0−ベンゾイル安息香酸エステル、アセトフェノ
ン及びその誘導体、ベンゾイン並びにベンゾインエーテ
ル及びその誘導体、キノン系化合物及びアミン類等を挙
げることができる。かかる光増感剤中、芳香族炭化水素
としては、例えば、フエナントラセン、クリセン、アン
トラセン等を挙げることができ;ベンゾフェノン及びそ
の誘導体としては、例えば、ベンゾフェノン、2.4−
ジメチルベンゾフェノン、2.4−ジクロロベンゾフェ
ノン、 及ヒ4 、4 ”−ビスベンゾフェノン等を挙
げることができ;0−ベンゾイル安息香酸エステルとし
ては、例えば、・O−ベンゾイル安息香酸エステル、O
−ベンゾイル安息香酸メチルエステル、0−ベンゾイル
安息香酸エチルエステル及びO−ベンゾイル安幻、香酸
フェニルエステル等を挙げることができ;アセトフェノ
ン及びその誘導体としては1例えば、アセトフェノン、
4−メチルアセトフェノン、3−メチルアセトフェノン
及び3−メトキシアセトフェノン等を挙げることができ
;ベンゾイン並びにベンゾインエーテル及びその誘導体
としては、例えば、ベンゾイン、ベンゾインメチルエー
テル、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインイソプロ
ピルエーテル、ベンゾインn−ブチルエーテル及びベン
ゾイントリフェニルエーテル等を挙げることができ;キ
ノン系化合物としては、例えば、ベンゾキノン、ナフト
キノン、アントラキノン及び5,12−ナフタセンジオ
ン等を挙げることができ;アミン類としては、例えば、
ジフェニルアミン、カルバゾール及びトリフェニルアミ
ン等を挙げることができ;これらの光増感剤は、1種以
上で使用することができる。
かかる光増感剤の配合割合は、(A)成分100重量部
に対して、1〜7重屋部、好ましくは2〜5重量部であ
る。光増感剤の配合割合が1重量部未満の場合は、硬化
が不充分となり。
7重量部を超える場合であっても、もはや硬化速度等の
向上は望めず、かえって製造コストの上昇を招来するた
めに好ましくない、また、(B)成分として熱増感剤を
配合することにより、(A)成分を加熱硬化型にするこ
とができる。この熱増感剤としては1例えば、無機過酸
化物、有機過酸化物及びアゾ化合物等を挙げることがで
きる。
かかる熱増感剤中、無機過酸化物としては、例えば、過
1i&mカリウム、過硫酸アンモニウム等を挙げること
ができ;有機過酸化物としては1例えば、ベンゾイルペ
ルオキシド、パラクロロベンゾイルペルオキシド、ラウ
ロイルペルオキシド、アセチルペルオキシド、メチルエ
チルケトンペルオキシド、クメンヒドロペルオキシド、
t−ブチルヒドロペルオキシド、t−ブチルペルオキシ
イソブチレート等を挙げることができ;アゾ化合物とし
ては、例えば、アゾビスイソブチロニトリル、アゾビス
プロピオニトリル、ジアゾアミノベンセン、p−ニトロ
ベンゼンジアゾニウム塩等ヲ挙げることができ;これら
は1種以上を使用することができる。かかる熱増感剤の
配合割合は、(A)成分100重量部に対して0.1〜
1重量部、好ましくは0.2〜0.7重量部である。
熱増感剤の配合割合が、上記範囲外である場合は、光増
感剤を配合する場合と同様の理由で好ましくない、また
、本発明においては、かかる光増感剤と熱増感剤の両方
を配合することができる。
また、本発明の透明フィルムの好ましい構成材料として
は、上記の(A)及び(B)成分以外にも必要に応じて
、アクリル酸もしくはメタクリル酸又はこれらのエステ
ル、さらにはこれの混合物を用いることができる。この
アクリル酸等を配合することにより、透明フィルムの可
撓性や機械的強度を高めることができる。かかるアクリ
ル酸及び/メタクリル酸のエステルとしては、ヒドロキ
シエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(
メタ)アクリレート、ヒドロキシブチルメタクリレート
、4−ヒドロキシシクロへキシルアクリレート、アクリ
ルアミド、ダイア七トンアクリルアミド、グリシジルメ
タクリレート、N−メチロールアクリルアミド、ジエチ
レングリコールジアクリレート、1.4−ブタンジオー
ルジアクリレート、1.6−ヘキサンジオール、ジアク
リレート、トリメチロールプロパントリアクリレート等
を挙げることができ、これらの化合物は単独で用いるか
、又は2種以上を併用することができる。これらのアク
リル酸等の配合量は、(A)成分及び必要に応じて(B
)成分の合計量100重量部に対して5〜400重量部
、好ましくは100〜300重量部である。
本発明の透明フィルムは、好ましくは上記の各成分を構
成材料として製造するが、該透明フィルムを印刷用原稿
に対してポジティブな透明フィルムにするか、又はネガ
ティブな透明フィルムにするかによって製造工程が異な
る。
ポジティブな透明フィルムを得るためには。
上記の(A)成分並びに必要に応じて(B)成分及び(
メタ)アクリルモノマーからなる混合物を用いて透明フ
ィルムを製造したのち、適当な方法で前記透明フィルム
に(C)成分の熱発色性化合物もしくは光発色性化合物
を含有させる。また、ネガティブな透明フィルムを得る
ためには、(A)成分、必要に応じて(B)成分及び上
記(C)成分を配合した混合物を用いて、好ましくは冷
却しながら透明フィルムを製造する。以下、本発明の透
明フィルムの製造方法について、その−例を掲げて説明
する。
ポジティブな透明フィルムを得るためには、まず必要に
応じて(B)成分を配合した(A)成分を加熱して液状
にする。ネガティブな透明フィルムを得るためには、該
液状物に所定量の(C)成分の熱発色性化合物又は光発
色性化合物を配合する。
かかる(C)成分の熱発色性化合物又は光発色性化合物
とは、各々加熱するか又は光を照射することにより発色
性を有する化合物であれば如何なるものであってもよく
、かかる熱発色性化合物としては、例えば、トリフェニ
ルメタンフタリド系、フルオラン系、フェノチアジン系
、インドリルフタリド系、ロイコオーラミン系、スピロ
ラン系及びローダミンラクタム系などの色素化合物を挙
げることかできるが、これらの中で代表的なものとして
、トリフェニルメタンフタリド系の色素化合物としては
、青色に発色するクリスタルバイオレットラクトン(商
品名:三井東圧染料輛製)を挙げることができ、フェノ
チアジン系の色素化合物としては、ベンゾイルロイコメ
チレンブルー(商品名:三井東圧染料■製)を挙げるこ
とができる。
光発色性化合物としては、例えば、MSレッドEX−2
8、MSイzo−ExsO1MSL/、ドEX−15,
MSブルーEX−9及びMSL/、ドEX−49(商品
名、三井東圧化学■製)等を挙げることができる。
(C)成分の配合割合は、(A)成分及び必要に応じて
(B)成分からなる混合物の合計量100重量部に対し
て、0.01〜3重量部、好ましくは0.1〜1重量部
である。
かかる(C)成分の配合量があまり少なすぎる場合は、
印刷後の文字等が不鮮明になり、またあまり多量に配合
した場合でも実用上の利点はなく、かえって不経済であ
る。
次いで、得られた液状物を例えばポリエチレンテレフタ
レート樹脂透明フィルムなどの適当な大村上に、アプリ
ケーターなどを使用して均一な厚さになるように塗布す
る。その後、活性エネルギー線を照射するか、又は加熱
することによって、該塗布物を硬化させ、透明フィルム
を得ることができる。
かかる透明フィルムの製造方法において、塗布後の厚さ
は透明フィルムの用途に応じて適宜決定することができ
る。また、活性エネルギー線の照射により硬化させる場
合は、例えば、電子線、X線、α線、β線、γ線及び紫
外線等を使用することができる。照射条件は、使用する
活性エネルギー線の種類や透明フィルム厚及び透明フィ
ルムの組成によって異なるが、例えば、電子線を使用す
る場合は、照射強度は、約1〜20Mradである。照
射強度がIMrad未膚の場合は、一般に硬化が不充分
となり、得られた透明フィルムに粘着性が残留する。2
0Mradを超える場合であっても、硬化性や、得られ
る透明フィルムの物性には、はとんど差が認められない
、また、例えば、紫外線を使用する場合は、通常は、1
kW(80w/c+w)高圧水銀ランプから垂直下に距
離15cmの位置に、被照射物が載置された条件では、
数秒の照射時間で充分である。加熱により硬化させる場
合は、通常、100℃以上の温度で、約10分間、加熱
すれば充分である。また、透明フィルムの製造時におい
ては、かかる活性エネルギー線の照射による硬化と、加
熱による硬化方法を組み合わせることができる0例えば
、まず、電子線や紫外線で予備硬化させたのち、次に加
熱することによって、完全に硬化させるか、又はこの逆
の操作順序で硬化させることができる。かかる硬化方法
は、作業性や得ようとする透明フィルムの物性などに応
じて適宜選択することができる。
なお、予め(C)成分を配合した混合物を製造原料とす
る場合(すなわち、ネガティブフィルムの原料)におい
ては、被照射物の温度が高くなりすぎないように、例え
ば水で冷却しながら行うことが好ましい。
また、かかる透明フィルムの製造時においては、必要に
応じて、例えば染料、顔料、ガラスピーズなどの各種無
機質充填剤、帯電防止剤、磁性粉末、香料、抗菌剤、酵
素、難燃剤、プラスチック粉末、木粉等を配合すること
ができる。
ネガティブフィルムの場合は、このようにして得られた
透明フィルムをそのまま熱又は光印刷用の透明フィルム
として用いることができるが、ポジティブフィルムの場
合は、得られた透明フィルムに上記した(C)成分を含
有させる必要がある。透明フィルムに(C)成分を含有
させる方法としては、特に制限されないが1例えば(C
)成分を溶解もしくは分散させた液中に透明フィルムを
浸漬する方法又は前記溶解(分散)液を透明フィルム表
面に刷毛塗りやスプレー塗りなどの方法で塗布する方法
等を適用することができる。また、この方法においても
含有させる(C)成分の量は上記と同様である。
このようにして得られる本発明の透明フィルムは、上記
したように透明フィルムの構成材料として染料又は顔料
を配合することにより、!i明な着色透明フィルムにす
ることができるが、この着色透明フィルムは、無色透明
フィルムを製造後、該透明フィルムを単に染料水溶液中
に浸漬することによっても得ることができる。また、本
発明の透明フィルムは、そのまま熱又は光印刷用透明フ
ィルムとして供することができるが、必要に応シて、ポ
リエチレンテレフタレートフィルム、ポリプロピレンフ
ィルム、離融セルロースフィルム、ポリ塩化ビニルフィ
ルム、ポリ離融ビニルフィルム、ポリ塩化ビニリデンフ
ィルム及びポリカーボネートフィルムなどの透明基板上
に透明フィルムを積層した2層以上の積層構造にするこ
ともできる。
本発明の透明フィルムを用いて文字や図形等を印刷する
方法は1例えば次のとおりである。
まず、印刷しようとする文字等を記載した原稿上に、本
発明の透明フィルムを載置する0次いで、該透明フィル
ムに対して熱を加えるか、又は光を照射することにより
印刷を行うが1通常は熱発色性化合物を含有させた透明
フィルムに対して、光源として写真用フラッシュパルプ
を用い、閃光を照射して瞬間的に加熱することによって
行うことができる。このようにしてポジティブフィルム
の場合は、透明フィルム上の原稿の文字等に対応する部
分のみを発色させることにより、原稿に対してポジティ
ブな印刷物を得ることができ。
またネガティブフィルムの場合は文字等に対応する部分
のみが発色せず、それ以外の部分が発色することから原
稿に対してネガティブな印刷物(すなわち、白ぬき文字
等)を得ることができる。
本発明の透明フィルムは、OHP、スライド投影機、劇
画アニメーション用原稿等に用いる透明フィルムとして
有用である。
[発明の実施例] 以下、実施例を掲げ本発明をさらに詳述する。
なお、実施例中において「部」は全て「重量部」を表す
実施例1 (CH2) 、 NGO υ トルエン              800gジラウ
リン酸ジーn−ブチル錫      tgl、6−ヘキ
サンジオール      472gメタクリル酸−2−
ヒドロキシエーテ 1040 gル メタノール             300 g上記
のトリイソシアネート化合物、トルエン及びジラウリン
酸ジーn−ブチル錫を、温度計、攪拌装置、冷却管、窒
素ガス導入管及び滴下器を備えた。容量5文の反応容器
中に投入し、次いで攪拌しながら60℃まで昇温して、
液状物を得た。
その後、液温を60℃に保持しながら、約4時間に亘っ
て1,6−ヘキサンジオールを滴下した。
次いで、液温を80℃以下に保持しながら、メタクリル
酸−2−とドロキシエチルを、約1時間に亘って滴下し
、滴下終了後、液温を70℃で約3時間保持した。その
後、メタノールを添加し、約1時間攪拌したのち、減圧
下で加熱しながら溶剤を除去して、下記式で示され、分
子量が1452であるlOO%固形分のポリウレタンメ
タクリレート樹脂的5,700gを得た。
    C 11本 (CHz ) a −NC−083 1M ON   0 0     C CH。
本            1 −CH2CH20(:0C=CH2 このようにして得られた樹脂を用いて、下記組成の混合
物を製造した。
ポリウレタンメタクリレート樹脂    50部1.6
−ヘキサンシオールジアクリレー 40部ト トリメチロールプロパントリアクリレ−5部ト ジメチルアクリルアミド        20部グロキ
ュア1173(メルク社製)    3部かかる混合物
を使用して、透明フィルムを製造した。まず、この混合
物を60〜70℃で加熱して、低粘度の液状物を得た0
次いで、この液状物を、ポリエチレンテレフタレート樹
脂透明フィルム上に、均一な厚さになるようにアプリケ
ーターで塗布した。その後、窒素気流中において、1k
W(80w/am)の高圧水銀ランプ下、15cmの距
離から約2秒間紫外線を照射して、厚さ120%の透引
フィルムを得た。
次いで得られた透明フィルムをフルオラン系感熱染料の
3重量%のへキサン分散液に約5分間浸漬したのち、乾
燥して本発明の透明フィルムを得た。
得られた透明フィルムを新聞紙上に、載置したのち、光
源として写真用フラッシュバルブを用い閃光を照射する
ことにより、新聞紙面の文字等をそのまま透明フィルム
上に鮮明に印刷することができた。この印刷した透明フ
ィルムは、OHPの原稿として用いた場合に極めて鮮明
な映像が得られた。
実施例2 実施例1で用いた樹脂を含有する混合物中に。
さらに熱発色性化合物としてMSブルーEX−9を0.
5部配合した。
この混合物を用いて実施例1と同様にしてポリエチレン
テレフタレート樹脂透明フィルム上に塗布した0次いで
、アイキュアライトコールドミラータイプの水冷却式紫
外線照射装置(岩崎電機株)を用い、透明フィルムを冷
却しながら波長365μの紫外線を約3秒間照射して厚
さ130μ層の透明フィルムを得た。
得られた透明フィルムを用いて実施例1と同様にして、
透明フィルムに印刷を行った。その結果、文字等が無色
透明であり、それ以外の部分が11色に着色した新聞紙
面と全く同一の極めて鮮明な透明フィルム印刷物を得た
。この印刷した透明フィルムは、OHPの原稿として用
いた場合に極めて鮮明な映像が得られた。
実施例3〜9 それぞれ厚さ80戸のポリエチレンテレフタレートフィ
ルム、ホリプロピレンフィルム、酢酸セルロースフィル
ム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリ酢酸ビニルフィルム
、ポリ塩化ビニリデンフィルム及びポリカーボネートフ
ィルムを、黒発色性のフルオラン系感熱染料を3重量%
になるように分散したポバール水溶液中に浸漬したのち
、引き上げ、乾燥して無色透明フィルムを得た。
得られた透明フィルムを新聞紙上に載置したのち、光源
として写真用フラッシュバルブを用い閃光を照射するこ
とにより、新聞紙面の文字等をそのまま透明フィルム上
に鮮明に印刷することができた。この印刷した透明フィ
ルムは、OHPの原稿として用いた場合に極めて鮮明な
映像が得られた。
[発明の効果] 以上に説明したとおり本発明の透明フィルムは、熱又は
光により極めて簡単に、かつ鮮明に文字や図形等を印刷
することができるところから下記の優れた効果を有する
すなわち、(1)印刷しようとする原稿上に透明フィル
ムを載置したのち、単に加熱するか又は光照射すること
により原稿の文字等を透明フィルムに印刷することがで
きるため、従来のように高価な静電複写装置が不要とな
る。したがって、製造コストを引き下げることができる
。(2)従来は、白ぬき文字の印刷物を得るために、一
旦原稿を写真撮影するという操作が必要であることから
、非常に煩雑であった。しかしながら本発明の透明フィ
ルムを用いれば、白ぬき文字の印刷であっても上記(1
)と同様にして簡単に行うことができる。(3)本発明
の透明フィルムを用いれば静電複写装置を用いた場合の
ように、複写可能な透明フィルムの大きさや形状が制限
されることがなく、所望の大きさや形状の透明フィルム
に印刷が可能である。(4)本発明の透明フィルムのう
ち、ポリウレタン(メタ)アクリレート樹脂からなる透
明フィルムは易染色性であり、特に、染料水溶液中に、
単に無色の透明フィルムを浸漬するだけで堅牢な染色が
可能である。これは、公知のポリエチレン、ポリプロピ
レン又はポリエチレンテレフタレート等が染料水溶液で
は染色が不可能であることに比べて、極めて大きな意義
を有する。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)合成高分子化合物からなる透明フィルムに、熱発
    色性化合物及び/又は光発色性化合物が含有されている
    ことを特徴とする熱又は光印刷用透明フィルム。
  2. (2)(A)(イ)ジフェニルメタンジイソシアネート
    、カルボジイミドで変性されたジフェニルメタンジイソ
    シアネート及びジフェニルメタン構造を有するポリイソ
    シアネートからなる群より選ばれる少なくとも1種; (ロ)1分子中に少なくとも2個以上の活性水素を含有
    する低分子量化合物、酸無水物及び2官能性以上のグリ
    シジル化合物からなる群より選ばれる少なくとも1種;
    並びに (ハ)(メタ)アクリル酸又はイソシアネート基と反応
    しうる官能基を有する(メタ)アクリル酸誘導体; の反応生成物であるポリウレタン(メタ)アクリレート
    樹脂、と(B)必要に応じて光増感剤及び/又は熱増感
    剤を構成材料とする透明フィルムであって、 前記透明フィルムに(C)熱発色性化合物及び/又は光
    発色性化合物が含有されている特許請求の範囲第1項記
    載の熱又は光印刷用透明フィルム。
  3. (3)透明フィルムが着色されている特許請求の範囲第
    1項又は第2項記載の熱又は光印刷用透明フィルム。
  4. (4)透明フィルムが2層構造である特許請求の範囲第
    1項又は第2項記載の熱又は光印刷用透明フィルム。
  5. (5)オーバーヘッドプロジェッター用として使用され
    る特許請求の範囲第1項〜第4項のいずれか1項に記載
    の熱又は光印刷用透明フィルム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008303255A (ja) * 2007-06-06 2008-12-18 Toyo Ink Mfg Co Ltd 剥離シート用感エネルギー線重合性組成物、剥離シート、および剥離シートの製造方法
JP2009013317A (ja) * 2007-07-06 2009-01-22 Toyo Ink Mfg Co Ltd 剥離シート用感エネルギー線重合性組成物、剥離シート、および剥離シートの製造方法

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JP2008303255A (ja) * 2007-06-06 2008-12-18 Toyo Ink Mfg Co Ltd 剥離シート用感エネルギー線重合性組成物、剥離シート、および剥離シートの製造方法
JP2009013317A (ja) * 2007-07-06 2009-01-22 Toyo Ink Mfg Co Ltd 剥離シート用感エネルギー線重合性組成物、剥離シート、および剥離シートの製造方法

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