JP3089785B2 - 染料熱転写画像受容シート - Google Patents

染料熱転写画像受容シート

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JP3089785B2 JP04009992A JP999292A JP3089785B2 JP 3089785 B2 JP3089785 B2 JP 3089785B2 JP 04009992 A JP04009992 A JP 04009992A JP 999292 A JP999292 A JP 999292A JP 3089785 B2 JP3089785 B2 JP 3089785B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、染料熱転写画像受容シ
ートに関するものである。更に詳しく述べるならば本発
明は、プリント画像の耐光性に優れた染料熱転写画像受
容シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、熱転写方式の高画質のカラーハー
ドコピー、特に染料熱転写型プリンターの開発が急速に
進んでいる。染料熱転写型プリンターでは、3色(イエ
ロー、マゼンタ、シアン)の昇華性染料層を、サーマル
ヘッドの加熱エネルギーを連続的に制御しながら加熱
し、それぞれの色の染料の転写量を変化させることによ
って、濃度階調のフルカラー画像の形成を可能にしてい
る。
【0003】染料熱転写画像受容シート上に高品位の画
像を得るためには、染料の転写速度が速く、染着量が大
きく、保存性が良好な画像受容層用の染着樹脂が要求さ
れる。従来、このような転写速度と染着量が大きく、か
つ保存性の優れた染着樹脂としては、各種のポリエステ
ル樹脂が使用されていた。
【0004】例えば、特開昭57−107885号に
は、飽和ポリエステル樹脂を用いることが開示されてお
り、特開昭61−3796号には、スルホン化フタル酸
変性ポリエステル樹脂を用いることが提案されている。
また、特開昭63−7971号には、フェニル基を含有
するポリオールと、ジカルボン酸からなり、分子量が1
0000〜30000のポリエステル樹脂の使用が提案
されている。しかし、これら先行技術の染料熱転写方式
で得られた画像の耐光性は必ずしも十分ではなく、画像
の耐光性の一層の向上が望まれていた。
【0005】画像の耐光性を向上させるために、例え
ば、特開昭61−32789号、および特開昭61−2
29594号には、300〜400nmの紫外線を吸収す
る紫外線吸収剤を含有させる方法および、光安定剤を含
有させる方法が開示されている。しかし、紫外線吸収剤
の添加により退色防止の効果は見られるものの、画像や
色調変化や非プリント部の黄変を伴い、従って、実用上
十分満足できるレベルに達していない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術の
上記欠点を解消し、インクシートから熱転写された染料
画像の光に対する画像保存性がすぐれている染料熱転写
画像受容シートを提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、耐光性の
優れた転写画像を形成し得る染料熱転写画像受容シート
を得るべく鋭意研究した結果、画像受容層を形成する樹
脂として、活性エネルギー線を照射することにより硬化
する、いわゆる活性エネルギー線硬化樹脂を用い、さら
に特定の可塑剤を特定量添加することにより、染料熱転
写画像受容シートの前記課題を解決し得ることを見出
し、本発明を完成した。
【0008】すなわち、本発明の染料熱転写画像受容シ
ートは、シート状支持体と、前記支持体の少なくとも一
方の表面上に形成され、かつインクシートから加熱によ
り移行する染料を受容する画像受容層とを有し、前記画
像受容層が、(1)活性エネルギー線硬化樹脂と、
(2)可塑剤とを含み、前記活性エネルギー線硬化樹脂
(1)が、 (a)ポリエステルポリオールと、イソシアネートと、
水酸基含有(メタ)アクリル酸化合物から得られる(メ
タ)アクリレート化合物、 (b)ロジン残基を有する(メタ)アクリレート、 (c)脂肪族、脂環族、芳香脂肪族の1〜6価のアルコ
ールとアルキレンオキサイドとの付加物の(メタ)アク
リレート、 (d)ポリ(メタ)アクリロイルアルキルリン酸エステ
ル、 (e)エポキシ化合物、ポリオール、(メタ)アクリル
酸の反応生成物、および (f)メラミンと(メタ)アクリル酸の反応生成物、か
ら選ばれた少なくとも1種の活性エネルギー線硬化体で
あり、前記可塑剤(2)が、ジシクロヘキシルフタル酸
エステル、ジアリルフタル酸エステル、アジピン酸ジオ
クチル、および燐酸トリフェニルから選ばれた少なくと
も1種からなり、かつ前記可塑剤(2)の含有量が、上
記活性エネルギー線硬化樹脂(1)100重量部に対し
て5〜40重量部であることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】特開昭61−164893号には、ポリエステ
ル樹脂等の画像受容層形成用樹脂に可塑剤を添加し、画
像受容層内部に微細多孔質な構造を形成させ感度を改善
する方法が開示されている。しかし、上記先行技術には
画像受容層樹脂に、特定の可塑剤を特定量配合させて耐
光性を向上させることについては全く開示がない。ま
た、従来の画像受容層樹脂に使用されているポリエステ
ル樹脂のような熱可塑性樹脂に可塑剤を添加すると、塗
工乾燥後の巻取にブロッキングを生じたり、あるいは、
プリント時にインクシートと画像受容層が融着するとい
う問題を発生する。さらに、可塑剤を添加しても本発明
の画像受容層の内部には、微細多孔質構造は全く形成さ
れない。
【0010】本発明は、画像受容層形成樹脂として特定
の活性エネルギー線硬化樹脂を用いることより、従来技
術におけるブロッキング、および融着の問題を解消し、
更にこれに特定の可塑剤を特定量添加することより、プ
リント画像の耐光性を向上させたものである。
【0011】本発明において必須の成分として用いられ
る可塑剤はジシクロヘキシルフタル酸エステル、ジアリ
ルフタル酸エステル、アジピン酸ジオクチルおよび燐酸
トリフェニルから選ばれた少なくとも1種からなるもの
である。これらの可塑剤を活性エネルギー線硬化樹脂1
00重量部に対し、5〜40重量部の割合で配合するこ
とより、プリント画像の耐光性が顕著に向上する。可塑
剤の含有量が5重量部未満、および40重量部より多い
場合には、プリント画像の耐光性向上の効果が見られな
い。前記4種の可塑剤はそれぞれ単独で用いてもよく、
或はその2種以上を、混合して用いてもよい。
【0012】本発明において、特定の活性エネルギー線
硬化樹脂に特定構造の可塑剤を特定量配合することによ
りプリントされた画像の耐光性が著しく向上する理由は
未だ明確には判明していないが、下記のように推定され
る。すなわち、インクシートから転移される染料が、本
発明の画像受容層に配合されている可塑剤に溶け込むこ
とによって、着色部が画像受容層の厚さ方向に均一に分
布され、染料分布部分の厚さが増大するために、プリン
ト画像が紫外光などで照射されたとき、画像受容層の表
面部分に存在している染料のみが分解されるだけで、画
像受容層内部、又は底部に存在する染料は分解されずに
残るためと思われる。一方、従来の合成樹脂を主体とし
て形成された画像受容層では、転移された染料は画像受
容層の表面部分のみに存在するだけで、画像受容層内部
又は、底部にはほとんど分布していないものと推定され
る。このため、紫外光をプリント画像に照射した場合に
は、受容層表面部分の染料が分解するためプリント画像
の耐光性が低いものと考えられる。
【0013】本発明の画像受容層の形成に使用すること
のできる樹脂としては、アクリロイル基、またはメタア
クリロイル基を有し、活性エネルギー線により硬化する
樹脂であり、具体的には、 (a)ポリエステルポリオールと、イソシアネートと、
水酸基含有(メタ)アクリル酸化合物から得られる(メ
タ)アクリレート化合物、 (b)ロジン残基を有する(メタ)アクリレート、 (c)脂肪族、脂環族、芳香脂肪族の1〜6価のアルコ
ールとアルキレンオキサイドとの付加物の(メタ)アク
リレート、 (d)ポリ(メタ)アクリロイルアルキルリン酸エステ
ル、 (e)エポキシ化合物、ポリオール、(メタ)アクリル
酸の反応生成物、および (f)メラミンと(メタ)アクリル酸の反応生成物、な
どをあげることができる。
【0014】本発明で使用される活性エネルギー線とし
ては、電子線、紫外線、γ線等の電離性放射線があげら
れる。なかでも、比較的安価で大出力が得られるカーテ
ンビーム方式の電子線加速器から得られる電子線を、活
性エネルギー線として用いることが好ましい。このカー
テンビーム方式においては、加速電圧が100〜300
Kvであり、吸収線量が0.5〜10Mradであることが好
ましい。また照射雰囲気中の酸素濃度は、500ppm 以
下であることが好ましい。
【0015】本発明において、画像受容層には、酸化防
止、紫外線吸収、増感等の目的で置換フェノール、テル
ペンなどの低分子有機化合物をブレンドしてもよい。一
般に塗料の白色度、および不透明度の向上に用いられる
白色顔料、画像受容層の色調を調節する蛍光染料、およ
びブルー、バイオレットなどの染料も必要に応じて画像
受容層に添加可能である。上記の白色顔料、紫外線吸収
剤、架橋剤などの添加剤は、画像受容層の主成分である
画像受容層樹脂と混合して塗工するのが便利であるが、
紫外線吸収剤を、別の被覆層として画像受容層の上、又
は下に塗工してもよい。
【0016】更に、加熱印画の際の、インクシートと、
画像受容層との耐熱融着性を高めるために、画像受容層
中に離型剤を含有させることが出来る。このような離型
剤としてパラフィン、ポリエチレンワックスなどのワッ
クス類、金属石鹸、シリコーンオイル、シリコーン系樹
脂、フッ素系界面活性剤、フッ素系樹脂などを用いるこ
とが可能であり、その添加量は15重量%以下であるこ
とが好ましい。
【0017】受容シートのプリンター内での走行時に、
静電気が発生し、走行トラブルとなることを防ぐため
に、受容シートの少なくともいずれかの面に帯電防止剤
を塗布するか、画像受容層内に添加するか、又はバック
コートするなどの方法で含有させることができる。帯電
防止剤としてはカチオン系親水性高分子が広く用いられ
ている。
【0018】本発明に用いられるシート状支持体として
は、用途に応じて、上質紙、コート紙、ポリエステルフ
ィルム、ポリオレフィンと無機顔料を主成分とした1軸
ないし2軸延伸フィルムからなる合成紙など、各種プラ
スチックフィルム、またはそれらを複合させた積層シー
ト、ポリオレフィン樹脂、および顔料を主成分とする樹
脂を押し出しラミネートして得られるラミネート紙など
を用いることが出来る。本発明に用いられる支持体の厚
さは、20〜250μmであることが好ましく、その坪
量は20〜250g/m2 であることが好ましい。
【0019】一般に画像受容層の重量は、1〜20g/
2 であることが好ましく、より好ましくは4〜10g
/m2 である。画像受容層が薄過ぎると、画像の濃度及
び感度が低下し、また塗工精度が低下するため画像の均
一性が悪くなる。また、それが厚過ぎると、効果が飽和
し不経済であるばかりでなく画像受容層の強度が低下す
る。
【0020】
【実施例】本発明を下記実施例によって更に詳細に説明
する。しかし本発明の範囲はこれら実施例によって制限
されるものではない。
【0021】画像受容層樹脂の合成例1 下記のジカルボン酸成分とジオール成分とを、微量の酢
酸カルシウム及び3酸化アンチモンの触媒とともに、窒
素雰囲気中で加熱し、150℃まで昇温した後に、この
温度を1時間保持して、両成分を反応させた。更にこの
反応系を0.1mmHg以下の真空に保ちながら、250℃
で3時間重縮合反応させながら、未反応のエチレングリ
コールを除去し、ポリエステルポリオールを製造した。
この合成ポリエステルポリオール1モルに、イソホロン
ジイソシアネート1モルと、2−ヒドロキシエチルアク
リレート2モルと、希釈剤としてトルエン/MEK混合
溶液と、重合禁止剤として4−メトキシフェノールの痕
跡量とを仕込み、この混合物を攪拌しながら徐々に加熱
して、75℃まで昇温し、75〜80℃で2時間反応さ
せた。さらに、この反応混合物にウレタン化触媒として
痕跡量のオクチル酸第一スズを添加し、75〜80℃で
5時間反応させ、活性エネルギー線硬化性樹脂を製造し
た。
【0022】 ジカルボン酸成分 成 分 テレフタル酸 60モル%(99.7g) イソフタル酸 40モル%(66.5g) ジオール成分 成 分 エチレングリコール 80モル%(49.7g) ネオペンチルグリコール 30モル%(34.8g) ビスフェノールAの 40モル%(160.0g) エチレンオキサイド付加物
【0023】実施例1 坪量150g/m2 の上質紙の両面に、各30μmのポ
リエチレンフィルムをラミネートしたものを基材として
用い、その片面上に昇華性染料の画像受容層を形成する
ために、下記組成の画像受容層用塗料1を固形分で5g
/m2 の塗布量になるように塗工乾燥し、さらに、この
塗布層に電子線を3Mradの吸収線量になるように照射し
て塗布層を硬化させて、画像受容層を形成し、染料熱転
写画像受容シートを作製した。
【0024】 画像受容層用塗料1の調製 成 分 重量部 合成例1記載の活性エネルギー線硬化性樹脂 100 ジシクロヘキシルフタル酸エステル 5 活性エネルギー線硬化性シリコン 5 (商標:EBECRYL1360、 ダイセルユーシービー社製) トルエン/MEK=4/1混液 400
【0025】上記のようにして得られた染料熱転写画像
受容シートを、市販の昇華染料転写カラービデオプリン
ター(商標:VP7100、富士フィルム社製)にカラ
バー発生器(商標:CB11A1、シバゾク製)を接続
したものを用い、STEP1の信号を入力してプリント
を行ない、得られた画像の耐光性について性能を評価し
た。耐光性の測定には印画画像をキセノン・フェードメ
ーターで50℃、63%RHの条件下に48時間曝露
し、印画画像濃度が1.0の部分について、その耐光性
試験前後の色調変化および濃度変化を、色差計(商標:
TC1600MC、東京電色製)、およびマクベス濃度
計(商標:No. RD-914, Kollmorgen Corp.製)を用いて
測定した。テスト結果を表1に示す。
【0026】実施例2 実施例1と同一の方法で画像受容シートを作成し、テス
トした。但し、塗料1の代りに、下記組成を有する塗料
2を用いた。テスト結果を表1に示す。 画像受容層用塗料2の調製 成 分 重量部 合成例1の活性エネルギー線硬化性樹脂 100 ジシクロヘキシルフタル酸エステル 25 活性エネルギー線硬化性シリコン 5 (商標:EBECRYL1360、 ダイセルユーシービー社製) トルエン/MEK=4/1混液 400
【0027】実施例3 実施例1と同一の方法で画像受容シートを作成し、テス
トした。但し、塗料1の代りに、下記組成の塗料3を用
いた。テスト結果を表1に示す。 画像受容層用塗料3の調製 成 分 重量部 合成例1の活性エネルギー線硬化性樹脂 100 ジシクロヘキシルフタル酸エステル 40 活性エネルギー線硬化性シリコン 5 (商標:EBECRYL1360、 ダイセルユーシービー社製) トルエン/MEK=4/1混液 400
【0028】実施例4 実施例1と同一の方法で画像受容シートを作成し、テス
トした。但し、塗料1の代りに、下記組成の塗料4を用
いた。テスト結果を表1に示す。 画像受容層用塗料4の調製 成 分 重量部 合成例1の活性エネルギー線硬化性樹脂 100 ジアリルフタル酸エステル 25 活性エネルギー線硬化性シリコン 5 (商標:EBECRYL1360、 ダイセルユーシービー社製) トルエン/MEK=4/1混液 400
【0029】実施例5 実施例1と同一の方法で画像受容シートを作成し、テス
トした。但し、塗料1の代りに、下記組成の塗料5を用
いた。テスト結果を表1に示す。 画像受容層用塗料5の調製 成 分 重量部 合成例1の活性エネルギー線硬化性樹脂 100 アジピン酸ジオクチル 25 活性エネルギー線硬化性シリコン 5 (商標:EBECRYL1360、 ダイセルユーシービー社製) トルエン/MEK=4/1混液 400
【0030】実施例6 実施例1と同一の方法で画像受容シートを作成し、テス
トした。但し、塗料1の代りに、下記組成の塗料6を用
いた。テスト結果を表1に示す。 画像受容層用塗料6の調製 成 分 重量部 合成例1の活性エネルギー線硬化性樹脂 100 燐酸トリフェニル 25 活性エネルギー線硬化性シリコン 5 (商標:EBECRYL1360、 ダイセルユーシービー社製) トルエン/MEK=4/1混液 400
【0031】比較例1 実施例1と同一の方法で画像受容シートを作成し、テス
トした。但し、塗料1の代りに、下記組成の塗料7を用
いた。テスト結果を表1に示す。 画像受容層用塗料7の調製 成 分 重量部 合成例1の活性エネルギー線硬化性樹脂 100 活性エネルギー線硬化性シリコン 5 (商標:EBECRYL1360、 ダイセルユーシービー社製) トルエン/MEK=4/1混液 400
【0032】比較例2 実施例1と同一の方法で画像受容シートを作成し、テス
トした。但し、塗料1の代りに、下記組成の塗料8を用
いた。テスト結果を表1に示す。 画像受容層用塗料8の調製 成 分 重量部 合成例1の活性エネルギー線硬化性樹脂 100 ジシクロヘキシルフタル酸エステル 45 活性エネルギー線硬化性シリコン 5 (商標:EBECRYL1360、 ダイセルユーシービー社製) トルエン/MEK=4/1混液 400
【0033】比較例3 実施例1と同一の方法で画像受容シートを作成し、テス
トした。但し、塗料1の代りに、下記組成を有する塗料
9を使用した。テスト結果を表1に示す。 画像受容層用塗料9の調製 成 分 重量部 合成例1の活性エネルギー線硬化性樹脂 100 ジアリルフタル酸エステル 45 活性エネルギー線硬化性シリコン 5 (商標:EBECRYL1360、 ダイセルユーシービー社製) トルエン/MEK=4/1混液 400
【0034】比較例4 実施例1と同一の方法で画像受容シートを作成し、テス
トした。但し、塗料1の代りに、下記組成を有する塗料
10を使用した。テスト結果を表1に示す。 画像受容層用塗料10の調製 成 分 重量部 合成例1の活性エネルギー線硬化性樹脂 100 燐酸トリフェニル 45 活性エネルギー線硬化性シリコン 5 (商標:EBECRYL1360、 ダイセルユーシービー社製) トルエン/MEK=4/1混液 400
【0035】比較例5 実施例1と同一の方法で画像受容シートを作成し、テス
トした。但し、塗料1の代りに、下記組成の塗料11を
使用した。テスト結果を表1に示す。 画像受容層用塗料11の調製 成 分 重量部 合成例1の活性エネルギー線硬化性樹脂 100 ジオクチルフタル酸エステル 5 活性エネルギー線硬化性シリコン 5 (商標:EBECRYL1360、 ダイセルユーシービー社製) トルエン/MEK=4/1混液 400
【0036】比較例6 実施例1と同一の方法で画像受容シートを作成し、テス
トした。但し、塗料1の代りに、下記組成の塗料12を
使用した。テスト結果を表1に示す。 画像受容層用塗料12の調製 成 分 重量部 合成例1の活性エネルギー線硬化性樹脂 100 ジオクチルフタル酸エステル 25 活性エネルギー線硬化性シリコン 5 (商標:EBECRYL1360、 ダイセルユーシービー社製) トルエン/MEK=4/1混液 400
【0037】比較例7 実施例1と同一の方法で画像受容シートを作成し、テス
トした。但し、塗料1の代りに、下記組成を有する塗料
13を使用した。テスト結果を表1に示す。 画像受容層用塗料13の調製 成 分 重量部 合成例1の活性エネルギー線硬化性樹脂 100 ジカルビトールフタル酸エステル 25 活性エネルギー線硬化性シリコン 5 (商標:EBECRYL1360、 ダイセルユーシービー社製) トルエン/MEK=4/1混液 400
【0038】比較例8 実施例1と同一の方法で画像受容シートを作成し、テス
トした。但し、塗料1の代りに、下記組成の塗料14を
使用した。テスト結果を表1に示す。 画像受容層用塗料14の調製 成 分 重量部 合成例1の活性エネルギー線硬化性樹脂 100 メトキシエチルオレイン酸エステル 25 活性エネルギー線硬化シリコン 5 (商標:EBECRYL1360、 ダイセルユーシービー社製) トルエン/MEK=4/1混液 400
【0039】参考例1 昇華染料転写カラービデオプリンター(前記VP710
0)専用受容シートとして市販されているものについ
て、実施例1と同じテストを施した。その結果を表1に
示す。
【0040】
【表1】
【0041】
【発明の効果】本発明の染料熱転写画像受容シートは、
染料画像を受容固定する画像受容層を、活性エネルギー
線硬化樹脂と、特定構造および特定配合量の可塑剤から
形成することより、画像の耐光性を格段に向上させるこ
とに成功したものであり、実用的に優れたものである。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−224794(JP,A) 特開 平2−57388(JP,A) 特開 昭61−274990(JP,A) 特開 昭64−5886(JP,A) 特開 平3−126582(JP,A) 特開 平5−32067(JP,A) 特開 平4−5085(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41M 5/38 - 5/40

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状支持体と、前記支持体の少なく
    とも一方の表面上に形成され、かつインクシートから加
    熱により移行する染料を受容する画像受容層とを有し、 前記画像受容層が、(1)活性エネルギー線硬化樹脂
    と、(2)可塑剤とを含み、 前記活性エネルギー線硬化樹脂(1)が、 (a)ポリエステルポリオールと、イソシアネートと、
    水酸基含有(メタ)アクリル酸化合物から得られる(メ
    タ)アクリレート化合物、 (b)ロジン残基を有する(メタ)アクリレート、 (c)脂肪族、脂環族、芳香脂肪族の1〜6価のアルコ
    ールとアルキレンオキサイドとの付加物の(メタ)アク
    リレート、 (d)ポリ(メタ)アクリロイルアルキルリン酸エステ
    ル、 (e)エポキシ化合物、ポリオール、(メタ)アクリル
    酸の反応生成物、および (f)メラミンと(メタ)アクリル酸の反応生成物、 から選ばれた少なくとも1種の活性エネルギー線硬化体
    であり、 前記可塑剤(2)が、ジシクロヘキシルフタル酸エステ
    ル、ジアリルフタル酸エステル、アジピン酸ジオクチル
    および燐酸トリフェニルから選ばれた少なくとも1種か
    らなり、かつ前記可塑剤(2)の含有量が、上記活性エ
    ネルギー線硬化樹脂(1)100重量部に対して、5〜
    40重量部であることを特徴とする染料熱転写画像受容
    シート。
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